JP2994522B2 - 磁気抵抗素子用プリアンプ - Google Patents
磁気抵抗素子用プリアンプInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ヘッド用磁気抵抗
素子で検出した信号を増幅するプリアンプに関する。
素子で検出した信号を増幅するプリアンプに関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスクの高密度記録化に伴い、
磁気ヘッドの高性能化が進み、磁気ヘッドに磁気抵抗素
子を使用することが有望視されている。磁気抵抗素子で
検出した信号は微弱であるため、低雑音で高利得なプリ
アンプが要求される。
磁気ヘッドの高性能化が進み、磁気ヘッドに磁気抵抗素
子を使用することが有望視されている。磁気抵抗素子で
検出した信号は微弱であるため、低雑音で高利得なプリ
アンプが要求される。
【0003】図8は、従来の磁気抵抗素子用プリアンプ
を示す。
を示す。
【0004】磁気抵抗素子10で検出された信号は、差
動増幅回路20で増幅される。磁気抵抗素子10には直
流バイアス電流を流す必要があるので、その一端が定電
流源11を介してグランド線に接続されている。磁気抵
抗素子10の他端は、抵抗12を介して電源配線VCCに
接続されている。この抵抗12は、差動増幅回路20の
トランジスタ21のベースにバイアス電圧を印加するた
めのものである。これら抵抗12と、磁気抵抗素子10
と、定電流源11とで、磁気検出回路を構成している。
動増幅回路20で増幅される。磁気抵抗素子10には直
流バイアス電流を流す必要があるので、その一端が定電
流源11を介してグランド線に接続されている。磁気抵
抗素子10の他端は、抵抗12を介して電源配線VCCに
接続されている。この抵抗12は、差動増幅回路20の
トランジスタ21のベースにバイアス電圧を印加するた
めのものである。これら抵抗12と、磁気抵抗素子10
と、定電流源11とで、磁気検出回路を構成している。
【0005】差動増幅回路20は、トランジスタ21の
コレクタが負荷素子としての抵抗22を介して電源配線
VCCに接続され、トランジスタ21のベースが磁気抵抗
素子10の他端に接続され、トランジスタ21のエミッ
タが定電流源23を介してグランド線に接続されてい
る。同様に、トランジスタ24のコレクタが抵抗25を
介して電源配線VCCに接続され、トランジスタ24のベ
ースが磁気抵抗素子10の一端に接続され、トランジス
タ24のエミッタが定電流源26を介してグランド線に
接続されている。トランジスタ21のエミッタとトラン
ジスタ24のエミッタとの間は、コンデンサ27が接続
されて交流結合されている。トランジスタ21のコレク
タ及びトランジスタ24のコレクタから一対の出力電圧
*VO及び出力電圧VOが取り出され、これが不図示の差
動増幅回路でさらに増幅される。
コレクタが負荷素子としての抵抗22を介して電源配線
VCCに接続され、トランジスタ21のベースが磁気抵抗
素子10の他端に接続され、トランジスタ21のエミッ
タが定電流源23を介してグランド線に接続されてい
る。同様に、トランジスタ24のコレクタが抵抗25を
介して電源配線VCCに接続され、トランジスタ24のベ
ースが磁気抵抗素子10の一端に接続され、トランジス
タ24のエミッタが定電流源26を介してグランド線に
接続されている。トランジスタ21のエミッタとトラン
ジスタ24のエミッタとの間は、コンデンサ27が接続
されて交流結合されている。トランジスタ21のコレク
タ及びトランジスタ24のコレクタから一対の出力電圧
*VO及び出力電圧VOが取り出され、これが不図示の差
動増幅回路でさらに増幅される。
【0006】上記構成において、トランジスタ21及び
抵抗22の電流増幅率hFEは充分大きく、トランジスタ
21及び24のベース電流は定電流源11の引込み電流
I1に比し無視することができるので、磁気抵抗素子1
0には一定の電流I1が流れる。磁気抵抗素子10を透
過する磁束の変化により、磁気抵抗素子10の抵抗値が
ΔR変化し、これにより、磁気抵抗素子10の端子間電
圧がΔVi=I3ΔRだけ変化し、これが差動増幅回路2
0で増幅される。
抵抗22の電流増幅率hFEは充分大きく、トランジスタ
21及び24のベース電流は定電流源11の引込み電流
I1に比し無視することができるので、磁気抵抗素子1
0には一定の電流I1が流れる。磁気抵抗素子10を透
過する磁束の変化により、磁気抵抗素子10の抵抗値が
ΔR変化し、これにより、磁気抵抗素子10の端子間電
圧がΔVi=I3ΔRだけ変化し、これが差動増幅回路2
0で増幅される。
【0007】図8において、磁気抵抗素子10以外の構
成要素11〜26及び上記不図示の差動増幅回路は、半
導体集積回路で構成される。
成要素11〜26及び上記不図示の差動増幅回路は、半
導体集積回路で構成される。
【0008】磁気抵抗素子10の検出信号が微弱である
ため、外来雑音50が問題となる。この外来雑音50
は、寄生容量51を介して磁気抵抗素子10の一端に加
えられ、寄生容量52を介して磁気抵抗素子10の他端
に加えられる。寄生容量51と寄生容量52とは同一値
と考えられ、同相の外来雑音50がトランジスタ21及
び24のベースに加えられる。差動増幅回路20は、一
対の入力信号の差を増幅するので、同相信号を増幅しな
い。
ため、外来雑音50が問題となる。この外来雑音50
は、寄生容量51を介して磁気抵抗素子10の一端に加
えられ、寄生容量52を介して磁気抵抗素子10の他端
に加えられる。寄生容量51と寄生容量52とは同一値
と考えられ、同相の外来雑音50がトランジスタ21及
び24のベースに加えられる。差動増幅回路20は、一
対の入力信号の差を増幅するので、同相信号を増幅しな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気抵抗素子
10の一端と他端の入力インピーダンスが異なるので、
トランジスタ21のベースに加わる外来雑音とトランジ
スタ24のベースに加わる外来雑音とが同相とならず、
差動増幅回路20で増幅されてSN比が低下する。ま
た、定電流源11の電流入力端がトランジスタ24のベ
ースに接続されているため、定電流源11の雑音も差動
増幅回路20で増幅されて、SN比が低下する原因とな
る。
10の一端と他端の入力インピーダンスが異なるので、
トランジスタ21のベースに加わる外来雑音とトランジ
スタ24のベースに加わる外来雑音とが同相とならず、
差動増幅回路20で増幅されてSN比が低下する。ま
た、定電流源11の電流入力端がトランジスタ24のベ
ースに接続されているため、定電流源11の雑音も差動
増幅回路20で増幅されて、SN比が低下する原因とな
る。
【0010】本発明の目的は、このような問題点に鑑
み、SN比を向上させることができる磁気抵抗素子用プ
リアンプを提供することにある。
み、SN比を向上させることができる磁気抵抗素子用プ
リアンプを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
る磁気抵抗素子用プリアンプを、実施例図中の対応する
構成要素の符号を引用して説明する。
る磁気抵抗素子用プリアンプを、実施例図中の対応する
構成要素の符号を引用して説明する。
【0012】第1発明の磁気抵抗素子用プリアンプで
は、例えば図1に示す如く、磁気抵抗素子10の一端が
第1抵抗12を介して電源配線VCCに接続され、磁気抵
抗素子10の他端が第2抵抗13を介して定電流源11
の電流入力端に接続され、電源配線VCCと磁気抵抗素子
10の該他端との間にコンデンサ14が接続され、定電
流源11の電流出力端がグランド線に接続された磁気検
出回路と、磁気抵抗素子10の一端及び他端がそれぞれ
一対のトランジスタ21、24の一方及び他方のベース
に接続され、磁気抵抗素子10の端子間電圧の交流成分
を増幅した電圧を一対のトランジスタ21、24のコレ
クタから出力する差動増幅回路20とを備え、該第1抵
抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等しい。
は、例えば図1に示す如く、磁気抵抗素子10の一端が
第1抵抗12を介して電源配線VCCに接続され、磁気抵
抗素子10の他端が第2抵抗13を介して定電流源11
の電流入力端に接続され、電源配線VCCと磁気抵抗素子
10の該他端との間にコンデンサ14が接続され、定電
流源11の電流出力端がグランド線に接続された磁気検
出回路と、磁気抵抗素子10の一端及び他端がそれぞれ
一対のトランジスタ21、24の一方及び他方のベース
に接続され、磁気抵抗素子10の端子間電圧の交流成分
を増幅した電圧を一対のトランジスタ21、24のコレ
クタから出力する差動増幅回路20とを備え、該第1抵
抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等しい。
【0013】この第1発明によれば、磁気抵抗素子10
の一端と他端の入力インピーダンスが同一になるので、
寄生容量を介してトランジスタ21のベースに加わる外
来雑音と、寄生容量を介してトランジスタ24のベース
に加わる外来雑音とが同相になる。また、定電流源11
の雑音が第2抵抗13を介してトランジスタ24のベー
スに加わる信号と、定電流源11の雑音がコンデンサ1
4及び第1抵抗12を介してトランジスタ21のベース
に加わる信号とが同相になる。したがって、差動増幅回
路20の出力のSN比が向上する。
の一端と他端の入力インピーダンスが同一になるので、
寄生容量を介してトランジスタ21のベースに加わる外
来雑音と、寄生容量を介してトランジスタ24のベース
に加わる外来雑音とが同相になる。また、定電流源11
の雑音が第2抵抗13を介してトランジスタ24のベー
スに加わる信号と、定電流源11の雑音がコンデンサ1
4及び第1抵抗12を介してトランジスタ21のベース
に加わる信号とが同相になる。したがって、差動増幅回
路20の出力のSN比が向上する。
【0014】第2発明では、例えば図5に示す如く、磁
気抵抗素子10の一端が第1抵抗12を介して電源配線
VCCに接続され、磁気抵抗素子10の他端が第2抵抗1
3を介して定電流源11の電流入力端に接続され、定電
流源11の電流出力端がグランド線に接続され、磁気抵
抗素子10の該他端と該グランド線との間に第1コンデ
ンサ141が接続され、電源配線VCCと該グランド線と
の間に第2コンデンサ142が接続された磁気検出回路
と、磁気抵抗素子10の一端及び他端がそれぞれ一対の
トランジスタ21、24の一方及び他方のベースに接続
され、磁気抵抗素子10の端子間電圧の交流成分を増幅
した電圧を一対のトランジスタ21、24のコレクタか
ら出力する差動増幅回路20とを備え、該第1抵抗と該
第2抵抗の抵抗値が互いに等しく、該第1コンデンサと
該第2コンデンサの容量が同一である。
気抵抗素子10の一端が第1抵抗12を介して電源配線
VCCに接続され、磁気抵抗素子10の他端が第2抵抗1
3を介して定電流源11の電流入力端に接続され、定電
流源11の電流出力端がグランド線に接続され、磁気抵
抗素子10の該他端と該グランド線との間に第1コンデ
ンサ141が接続され、電源配線VCCと該グランド線と
の間に第2コンデンサ142が接続された磁気検出回路
と、磁気抵抗素子10の一端及び他端がそれぞれ一対の
トランジスタ21、24の一方及び他方のベースに接続
され、磁気抵抗素子10の端子間電圧の交流成分を増幅
した電圧を一対のトランジスタ21、24のコレクタか
ら出力する差動増幅回路20とを備え、該第1抵抗と該
第2抵抗の抵抗値が互いに等しく、該第1コンデンサと
該第2コンデンサの容量が同一である。
【0015】この第2発明によれば、第2抵抗13と第
1コンデンサ141との直列接続と、第1抵抗12と第
2コンデンサ142との直列接続により、磁気抵抗素子
10の一端と他端の入力インピーダンスが同一になる。
また、定電流源11の雑音の一部が第1コンデンサ14
1で吸収される。したがって、上記第1発明と同様に、
差動増幅回路20の出力のSN比が向上する。
1コンデンサ141との直列接続と、第1抵抗12と第
2コンデンサ142との直列接続により、磁気抵抗素子
10の一端と他端の入力インピーダンスが同一になる。
また、定電流源11の雑音の一部が第1コンデンサ14
1で吸収される。したがって、上記第1発明と同様に、
差動増幅回路20の出力のSN比が向上する。
【0016】上記第1発明又は第2発明の第1態様で
は、例えば図3又は図4に示す如く、第1抵抗12と電
源配線VCCとの間にスイッチ素子として、例えばトラン
ジスタ15が接続されている。
は、例えば図3又は図4に示す如く、第1抵抗12と電
源配線VCCとの間にスイッチ素子として、例えばトラン
ジスタ15が接続されている。
【0017】上記第1発明又は第2発明の第2態様で
は、例えば図6に示す如く、第2抵抗13Aと定電流源
11との間にスイッチ素子32Aが接続されている。
は、例えば図6に示す如く、第2抵抗13Aと定電流源
11との間にスイッチ素子32Aが接続されている。
【0018】第3発明では、例えば図6に示す如く、磁
気抵抗素子10Aの一端が第1抵抗12Aの一端に接続
され、第1抵抗12Aの他端が第1スイッチ素子31A
を介して電源配線VCCに接続され、磁気抵抗素子10A
の他端が第2抵抗13Aの一端に接続され、第2抵抗1
3Aの他端が第2スイッチ素子32Aを介して定電流源
11の電流入力端に接続され、電源配線VCCと該電流入
力端との間にコンデンサ14が接続され、定電流源11
の電流出力端がグランド線に接続された磁気検出回路
と、磁気抵抗素子10Aの一端及び他端がそれぞれ一対
のトランジスタ21A、24Aの一方及び他方のベース
に接続され、磁気抵抗素子10Aの端子間電圧の交流成
分を増幅した電圧を一対のトランジスタ21A、24A
のコレクタから出力する差動増幅回路20とを有し、該
第1抵抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等しく、第1ス
イッチ素子31A、第2スイッチ素子32A、第1抵抗
12A、第2抵抗13A、磁気抵抗素子10A及び一対
のトランジスタ21A、24Aを1組とするチャンネル
30A、30Bが複数並列に接続され、該第1スイッチ
素子及び該第2スイッチ素子がチャンネル単位でオン・
オフ制御される。
気抵抗素子10Aの一端が第1抵抗12Aの一端に接続
され、第1抵抗12Aの他端が第1スイッチ素子31A
を介して電源配線VCCに接続され、磁気抵抗素子10A
の他端が第2抵抗13Aの一端に接続され、第2抵抗1
3Aの他端が第2スイッチ素子32Aを介して定電流源
11の電流入力端に接続され、電源配線VCCと該電流入
力端との間にコンデンサ14が接続され、定電流源11
の電流出力端がグランド線に接続された磁気検出回路
と、磁気抵抗素子10Aの一端及び他端がそれぞれ一対
のトランジスタ21A、24Aの一方及び他方のベース
に接続され、磁気抵抗素子10Aの端子間電圧の交流成
分を増幅した電圧を一対のトランジスタ21A、24A
のコレクタから出力する差動増幅回路20とを有し、該
第1抵抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等しく、第1ス
イッチ素子31A、第2スイッチ素子32A、第1抵抗
12A、第2抵抗13A、磁気抵抗素子10A及び一対
のトランジスタ21A、24Aを1組とするチャンネル
30A、30Bが複数並列に接続され、該第1スイッチ
素子及び該第2スイッチ素子がチャンネル単位でオン・
オフ制御される。
【0019】この構成の場合、チャンネル単位で動作状
態となり、雑音に関しては、例えば図1の回路の場合と
同様になる。したがって、各チャンネルの出力のSN比
が向上する。
態となり、雑音に関しては、例えば図1の回路の場合と
同様になる。したがって、各チャンネルの出力のSN比
が向上する。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0021】[第1実施例]図1は、第1実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0022】定電流源23及び26に流れる電流をそれ
ぞれI2及びI3とする。磁気抵抗素子10の抵抗値が一
定のとき、トランジスタ21のエミッタ電流はI2とな
り、トランジスタ24のエミッタ電流はI3となる。透
過磁束の増加により磁気抵抗素子10の抵抗値が増加す
ると、トランジスタ21のベース電位が上昇して、トラ
ンジスタ21のエミッタ電流がI2+ΔIとなり、トラ
ンジスタ24のエミッタ電流がI3−ΔIとなり、コン
デンサ27にΔIの電流が図示矢印方向へ流れる。例え
ば、I2=I3で抵抗22と抵抗25の抵抗値が共にRの
とき、VO−*VO=2ΔIRとなる。差動増幅回路20
は、一対の入力信号の差の交流成分を増幅するので、同
相信号を増幅しない。
ぞれI2及びI3とする。磁気抵抗素子10の抵抗値が一
定のとき、トランジスタ21のエミッタ電流はI2とな
り、トランジスタ24のエミッタ電流はI3となる。透
過磁束の増加により磁気抵抗素子10の抵抗値が増加す
ると、トランジスタ21のベース電位が上昇して、トラ
ンジスタ21のエミッタ電流がI2+ΔIとなり、トラ
ンジスタ24のエミッタ電流がI3−ΔIとなり、コン
デンサ27にΔIの電流が図示矢印方向へ流れる。例え
ば、I2=I3で抵抗22と抵抗25の抵抗値が共にRの
とき、VO−*VO=2ΔIRとなる。差動増幅回路20
は、一対の入力信号の差の交流成分を増幅するので、同
相信号を増幅しない。
【0023】しかし、磁気抵抗素子10の一端と他端の
入力インピーダンスが異なると、トランジスタ21のベ
ースに加わる外来雑音とトランジスタ24のベースに加
わる外来雑音とが同相とならず、差動増幅回路20で増
幅されてSN比が低下する。また、定電流源11の雑音
についても同様である。
入力インピーダンスが異なると、トランジスタ21のベ
ースに加わる外来雑音とトランジスタ24のベースに加
わる外来雑音とが同相とならず、差動増幅回路20で増
幅されてSN比が低下する。また、定電流源11の雑音
についても同様である。
【0024】そこで、このプリアンプでは、磁気検出回
路において、磁気抵抗素子10の一端と定電流源11の
電流入力端との間に抵抗13を接続し、電源配線VCCと
定電流源11の電流入力端との間にコンデンサ14を接
続している。抵抗12と抵抗13の抵抗値は、互いに等
しい。
路において、磁気抵抗素子10の一端と定電流源11の
電流入力端との間に抵抗13を接続し、電源配線VCCと
定電流源11の電流入力端との間にコンデンサ14を接
続している。抵抗12と抵抗13の抵抗値は、互いに等
しい。
【0025】これにより、磁気抵抗素子10の一端と他
端の入力インピーダンスが同一になるので、寄生容量を
介してトランジスタ21のベースに加わる外来雑音と、
寄生容量を介してトランジスタ24のベースに加わる外
来雑音とが同相になる。また、定電流源11の雑音が抵
抗13を介してトランジスタ24のベースに加わる信号
と、定電流源11の雑音がコンデンサ14及び抵抗12
を介してトランジスタ21のベースに加わる信号とが同
相になる。したがって、差動増幅回路20の出力のSN
比が向上する。
端の入力インピーダンスが同一になるので、寄生容量を
介してトランジスタ21のベースに加わる外来雑音と、
寄生容量を介してトランジスタ24のベースに加わる外
来雑音とが同相になる。また、定電流源11の雑音が抵
抗13を介してトランジスタ24のベースに加わる信号
と、定電流源11の雑音がコンデンサ14及び抵抗12
を介してトランジスタ21のベースに加わる信号とが同
相になる。したがって、差動増幅回路20の出力のSN
比が向上する。
【0026】具体的には、抵抗12及び抵抗13の抵抗
値を共に40Ωとし、コンデンサ14の容量を0.1μ
Fとし、抵抗値が15Ωの磁気抵抗素子10を用い、同
相信号除去比(CMRR)を測定したところ、図2に示
す如くなり、周波数1MHzにおいて、同相信号除去比
を図8の回路よりも約30dB改善することができ、顕
著な効果が得られた。
値を共に40Ωとし、コンデンサ14の容量を0.1μ
Fとし、抵抗値が15Ωの磁気抵抗素子10を用い、同
相信号除去比(CMRR)を測定したところ、図2に示
す如くなり、周波数1MHzにおいて、同相信号除去比
を図8の回路よりも約30dB改善することができ、顕
著な効果が得られた。
【0027】[第2実施例]図3は、第2実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。
抵抗素子用プリアンプを示す。
【0028】このプリアンプは、磁気検出回路におい
て、磁気抵抗素子10に流れる電流をオン・オフするた
めに、抵抗12と電源配線VCCとの間にトランジスタ1
5を接続している。すなわち、トランジスタ15のコレ
クタを電源配線VCCに接続し、トランジスタ15のエミ
ッタを抵抗12の一端に接続し、トランジスタ15のベ
ースを、抵抗16を介して電源配線VCCに接続し、トラ
ンジスタ15のベースとグランド線との間にスイッチ素
子17を接続している。この場合、磁気抵抗素子10の
一端と他端の入力インピーダンスが同一になるように、
抵抗13の抵抗値をトランジスタ15のエミッタインピ
ーダンスだけ大きくする必要がある。
て、磁気抵抗素子10に流れる電流をオン・オフするた
めに、抵抗12と電源配線VCCとの間にトランジスタ1
5を接続している。すなわち、トランジスタ15のコレ
クタを電源配線VCCに接続し、トランジスタ15のエミ
ッタを抵抗12の一端に接続し、トランジスタ15のベ
ースを、抵抗16を介して電源配線VCCに接続し、トラ
ンジスタ15のベースとグランド線との間にスイッチ素
子17を接続している。この場合、磁気抵抗素子10の
一端と他端の入力インピーダンスが同一になるように、
抵抗13の抵抗値をトランジスタ15のエミッタインピ
ーダンスだけ大きくする必要がある。
【0029】他の点は、図1と同一である。
【0030】上記構成において、スイッチ素子17をオ
フにすると、トランジスタ15がオンになって磁気抵抗
素子10が動作状態となり、スイッチ素子17をオンに
すると、トランジスタ15がオフになって磁気抵抗素子
10が非動作状態となる。
フにすると、トランジスタ15がオンになって磁気抵抗
素子10が動作状態となり、スイッチ素子17をオンに
すると、トランジスタ15がオフになって磁気抵抗素子
10が非動作状態となる。
【0031】[第3実施例]図4は、第3実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。図3と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
抵抗素子用プリアンプを示す。図3と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0032】このプリアンプは、図3のトランジスタ1
5の代わりに、トランジスタ15と、オンのとき飽和状
態になるトランジスタ18とをダーリントン接続したも
のを用いている。
5の代わりに、トランジスタ15と、オンのとき飽和状
態になるトランジスタ18とをダーリントン接続したも
のを用いている。
【0033】この場合も、磁気抵抗素子10の一端と他
端の入力インピーダンスが同一になるように、抵抗13
の抵抗値をトランジスタ15のエミッタインピーダンス
だけ大きくする必要があるが、トランジスタ15のエミ
ッタインピーダンスは飽和トランジスタ18のオン抵抗
の1/hFEとなるのでこれを無視することができ、トラ
ンジスタ15及び18の特性のばらつきによらず抵抗1
2と抵抗13のサイズを同一にすればよい。
端の入力インピーダンスが同一になるように、抵抗13
の抵抗値をトランジスタ15のエミッタインピーダンス
だけ大きくする必要があるが、トランジスタ15のエミ
ッタインピーダンスは飽和トランジスタ18のオン抵抗
の1/hFEとなるのでこれを無視することができ、トラ
ンジスタ15及び18の特性のばらつきによらず抵抗1
2と抵抗13のサイズを同一にすればよい。
【0034】他の点は、図3と同一である。
【0035】[第4実施例]図5は、第4実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0036】このプリアンプは、磁気検出回路におい
て、図1のコンデンサ14の代わりに、定電流源11の
電流入力端とグランド線との間にコンデンサ141が接
続され、電源配線VCCとグランド線との間にコンデンサ
142が接続されている。コンデンサ141とコンデン
サ142の容量は、同一である。
て、図1のコンデンサ14の代わりに、定電流源11の
電流入力端とグランド線との間にコンデンサ141が接
続され、電源配線VCCとグランド線との間にコンデンサ
142が接続されている。コンデンサ141とコンデン
サ142の容量は、同一である。
【0037】他の点は、図1と同一である。
【0038】抵抗13とコンデンサ141との直列接続
と、抵抗12とコンデンサ142との直列接続により、
磁気抵抗素子10の一端と他端の入力インピーダンスが
同一になる。また、定電流源11の雑音の一部がコンデ
ンサ141で吸収される。したがって、上記第1実施例
と同様に、差動増幅回路20の出力のSN比が向上す
る。
と、抵抗12とコンデンサ142との直列接続により、
磁気抵抗素子10の一端と他端の入力インピーダンスが
同一になる。また、定電流源11の雑音の一部がコンデ
ンサ141で吸収される。したがって、上記第1実施例
と同様に、差動増幅回路20の出力のSN比が向上す
る。
【0039】[第5実施例]図6は、第4実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
抵抗素子用プリアンプを示す。図1と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0040】このプリアンプは、2個の磁気抵抗素子1
0Aと磁気抵抗素子10Bとを切り換えて使用するため
に、互いに同一構成の第1チャンネル30Aと第2チャ
ンネル30Bとを並列に接続している。図6では、第1
チャンネル30Aと第2チャンネル30Bの互いに対応
する構成要素に同一番号を付し、かつ、第1チャンネル
30Aの構成要素にAを付加し、第2チャンネル30B
の構成要素にBを付加している。また、第1チャンネル
30Aの一対の出力をVAO 、*VAO で表し、第2チ
ャンネル30Bの一対の出力をVBO 、*VBO で表し
ている。
0Aと磁気抵抗素子10Bとを切り換えて使用するため
に、互いに同一構成の第1チャンネル30Aと第2チャ
ンネル30Bとを並列に接続している。図6では、第1
チャンネル30Aと第2チャンネル30Bの互いに対応
する構成要素に同一番号を付し、かつ、第1チャンネル
30Aの構成要素にAを付加し、第2チャンネル30B
の構成要素にBを付加している。また、第1チャンネル
30Aの一対の出力をVAO 、*VAO で表し、第2チ
ャンネル30Bの一対の出力をVBO 、*VBO で表し
ている。
【0041】第1チャンネル30Aは、作動増幅回路を
構成する一対のトランジスタ21A及び24Aと、磁気
抵抗素子10Aと、磁気抵抗素子10Aの一端及び他端
に接続された抵抗12A及び抵抗13Aと、抵抗12A
と電源配線VCCとの間に接続されたスイッチ素子31A
と、抵抗13Aと定電流源11の入力端との間に接続さ
れたスイッチ素子32Aとを備えている。抵抗22、2
5、定電流源11、23、26及びコンデンサ27は、
第1チャンネル30Aと第2チャンネル30Bとで共通
に使用されている。
構成する一対のトランジスタ21A及び24Aと、磁気
抵抗素子10Aと、磁気抵抗素子10Aの一端及び他端
に接続された抵抗12A及び抵抗13Aと、抵抗12A
と電源配線VCCとの間に接続されたスイッチ素子31A
と、抵抗13Aと定電流源11の入力端との間に接続さ
れたスイッチ素子32Aとを備えている。抵抗22、2
5、定電流源11、23、26及びコンデンサ27は、
第1チャンネル30Aと第2チャンネル30Bとで共通
に使用されている。
【0042】上記構成において、スイッチ素子31A及
びスイッチ素子32Aが制御信号Cによりオンにされて
いるとき、スイッチ素子31B及びスイッチ素子32B
は、制御信号Cを反転した制御信号*Cによりオフにさ
れ、磁気抵抗素子10Aが動作状態、磁気抵抗素子10
Bが非動作状態となる。同様に、スイッチ素子31A及
びスイッチ素子32Aが制御信号Cによりオフにされて
いるとき、スイッチ素子31B及びスイッチ素子32B
は、制御信号*Cによりオンにされ、磁気抵抗素子10
Aが非動作状態、磁気抵抗素子10Bが動作状態とな
る。
びスイッチ素子32Aが制御信号Cによりオンにされて
いるとき、スイッチ素子31B及びスイッチ素子32B
は、制御信号Cを反転した制御信号*Cによりオフにさ
れ、磁気抵抗素子10Aが動作状態、磁気抵抗素子10
Bが非動作状態となる。同様に、スイッチ素子31A及
びスイッチ素子32Aが制御信号Cによりオフにされて
いるとき、スイッチ素子31B及びスイッチ素子32B
は、制御信号*Cによりオンにされ、磁気抵抗素子10
Aが非動作状態、磁気抵抗素子10Bが動作状態とな
る。
【0043】すなわち、第1チャンネル30Aと第2チ
ャンネル30Bのいずれか一方のみが動作状態となり、
雑音に関しては図1の回路の場合と同一になる。したが
って、第1チャンネル30A及び第2チャンネル30B
の出力のSN比が向上する。
ャンネル30Bのいずれか一方のみが動作状態となり、
雑音に関しては図1の回路の場合と同一になる。したが
って、第1チャンネル30A及び第2チャンネル30B
の出力のSN比が向上する。
【0044】[第6実施例]図7は、第6実施例の磁気
抵抗素子用プリアンプを示す。図6と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
抵抗素子用プリアンプを示す。図6と同一構成要素に
は、同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】このプリアンプは、2個の磁気抵抗素子1
0Aと磁気抵抗素子10Bとを切り換えて使用するため
に、互いに同一構成の第1チャンネル40Aと第2チャ
ンネル40Bとを並列に接続している。図7では、第1
チャンネル40Aと第2チャンネル40Bの互いに対応
する構成要素に同番号を付し、かつ、第1チャンネル4
0Aの構成要素にAを付加し、第2チャンネル40Bの
構成要素にBを付加している。また、第1チャンネル4
0Aの一対の出力をVAO 、*VAO で表し、第2チャ
ンネル40Bの一対の出力をVBO 、*VBO で表して
いる。
0Aと磁気抵抗素子10Bとを切り換えて使用するため
に、互いに同一構成の第1チャンネル40Aと第2チャ
ンネル40Bとを並列に接続している。図7では、第1
チャンネル40Aと第2チャンネル40Bの互いに対応
する構成要素に同番号を付し、かつ、第1チャンネル4
0Aの構成要素にAを付加し、第2チャンネル40Bの
構成要素にBを付加している。また、第1チャンネル4
0Aの一対の出力をVAO 、*VAO で表し、第2チャ
ンネル40Bの一対の出力をVBO 、*VBO で表して
いる。
【0046】第1チャンネル40Aは、図6のスイッチ
素子31A及びスイッチ素子32Aを、図3と同様に、
それぞれトランジスタ15A及びトランジスタ41Aで
構成し、トランジスタ15Aのベースを、抵抗16Aを
介して電源配線VCCに接続し、トランジスタ15Aのベ
ースとグランド線との間にスイッチ素子17Aを接続
し、トランジスタ41Aのベースにスイッチ素子42A
の一端を接続している。スイッチ素子42Aの他端は、
第1チャンネル40A及び第2チャンネル40Bに共通
の定電流源19を介して電源配線VCCに接続されてい
る。定電流源19は、トランジスタ41A又はトランジ
スタ41Bを飽和状態でオンにするためのベース電流を
供給する。
素子31A及びスイッチ素子32Aを、図3と同様に、
それぞれトランジスタ15A及びトランジスタ41Aで
構成し、トランジスタ15Aのベースを、抵抗16Aを
介して電源配線VCCに接続し、トランジスタ15Aのベ
ースとグランド線との間にスイッチ素子17Aを接続
し、トランジスタ41Aのベースにスイッチ素子42A
の一端を接続している。スイッチ素子42Aの他端は、
第1チャンネル40A及び第2チャンネル40Bに共通
の定電流源19を介して電源配線VCCに接続されてい
る。定電流源19は、トランジスタ41A又はトランジ
スタ41Bを飽和状態でオンにするためのベース電流を
供給する。
【0047】他の点は、図6と同一である。
【0048】上記構成において、スイッチ素子42A及
びスイッチ素子17Bが制御信号Cによりオンにされ、
スイッチ素子17A及びスイッチ素子42Bが制御信号
*Cによりオフにされると、トランジスタ15Aとトラ
ンジスタ41Aとが共にオンとなり、トランジスタ15
Bとトランジスタ41Bとが共にオフとなって、第1チ
ャンネル40Aが動作状態となり、第2チャンネル40
Bが非動作状態となる。同様に、スイッチ素子42A及
びスイッチ素子17Bが制御信号Cによりオフにされ、
スイッチ素子17A及びスイッチ素子42Bが制御信号
*Cによりオンにされると、トランジスタ15Aとトラ
ンジスタ41Aとが共にオフとなり、トランジスタ15
Bとトランジスタ41Bとが共にオンとなって、第1チ
ャンネル40Aが非動作状態となり、第2チャンネル4
0Bが動作状態となる。
びスイッチ素子17Bが制御信号Cによりオンにされ、
スイッチ素子17A及びスイッチ素子42Bが制御信号
*Cによりオフにされると、トランジスタ15Aとトラ
ンジスタ41Aとが共にオンとなり、トランジスタ15
Bとトランジスタ41Bとが共にオフとなって、第1チ
ャンネル40Aが動作状態となり、第2チャンネル40
Bが非動作状態となる。同様に、スイッチ素子42A及
びスイッチ素子17Bが制御信号Cによりオフにされ、
スイッチ素子17A及びスイッチ素子42Bが制御信号
*Cによりオンにされると、トランジスタ15Aとトラ
ンジスタ41Aとが共にオフとなり、トランジスタ15
Bとトランジスタ41Bとが共にオンとなって、第1チ
ャンネル40Aが非動作状態となり、第2チャンネル4
0Bが動作状態となる。
【0049】すなわち、第1チャンネル40Aと第2チ
ャンネル40Bのいずれか一方のみが動作状態となり、
雑音に関しては図1の回路の場合と同一になる。したが
って、第1チャンネル40A及び第2チャンネル40B
の出力のSN比が向上する。
ャンネル40Bのいずれか一方のみが動作状態となり、
雑音に関しては図1の回路の場合と同一になる。したが
って、第1チャンネル40A及び第2チャンネル40B
の出力のSN比が向上する。
【0050】
【発明の効果】以上説明した如く、第1発明及び第3発
明に係る磁気抵抗素子用プリアンプによれば、磁気抵抗
素子の一端と他端の入力インピーダンスが同一になるの
で、寄生容量を介して差動増幅回路の一対のトランジス
タのベースに加わる外来雑音が同相になり、また、磁気
検出回路の定電流源の雑音が第2抵抗を介して該一対の
トランジスタの一方のベースに加わる信号と、該定電流
源の雑音がコンデンサ及び第1抵抗を介して該一対のト
ランジスタの他方のベースに加わる信号とが同相になる
ので、差動増幅回路の出力のSN比が向上するという効
果を奏し、高密度記録媒体からの磁気ヘッドによるデー
タ読取りの正確化に寄与するところが大きい。
明に係る磁気抵抗素子用プリアンプによれば、磁気抵抗
素子の一端と他端の入力インピーダンスが同一になるの
で、寄生容量を介して差動増幅回路の一対のトランジス
タのベースに加わる外来雑音が同相になり、また、磁気
検出回路の定電流源の雑音が第2抵抗を介して該一対の
トランジスタの一方のベースに加わる信号と、該定電流
源の雑音がコンデンサ及び第1抵抗を介して該一対のト
ランジスタの他方のベースに加わる信号とが同相になる
ので、差動増幅回路の出力のSN比が向上するという効
果を奏し、高密度記録媒体からの磁気ヘッドによるデー
タ読取りの正確化に寄与するところが大きい。
【0051】第2発明に係る磁気抵抗素子用プリアンプ
によれば、第2抵抗と第1コンデンサとの直列接続と、
第1抵抗と第2コンデンサとの直列接続により、磁気抵
抗素子の一端と他端の入力インピーダンスが同一にな
り、また、定電流源の雑音が第1コンデンサで吸収され
るので、差動増幅回路の出力のSN比が向上するという
効果を奏し、高密度記録媒体からの磁気ヘッドによるデ
ータ読取りの正確化に寄与するところが大きい。
によれば、第2抵抗と第1コンデンサとの直列接続と、
第1抵抗と第2コンデンサとの直列接続により、磁気抵
抗素子の一端と他端の入力インピーダンスが同一にな
り、また、定電流源の雑音が第1コンデンサで吸収され
るので、差動増幅回路の出力のSN比が向上するという
効果を奏し、高密度記録媒体からの磁気ヘッドによるデ
ータ読取りの正確化に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の第1実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図2】周波数に対する同相信号除去比を、図1の回路
の場合と図8の回路の場合とで対比して示す線図であ
る。
の場合と図8の回路の場合とで対比して示す線図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図4】本発明の第3実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図5】本発明の第4実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図6】本発明の第5実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図7】本発明の第6実施例の磁気抵抗素子用プリアン
プの回路図である。
プの回路図である。
【図8】従来の磁気抵抗素子用プリアンプの回路図であ
る。
る。
10、10A、10B 磁気抵抗素子 11、19、23、26 定電流源 20 差動増幅回路 30A、40A 第1チャンネル 30B、40B 第2チャンネル
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 5/02 H03F 3/45
Claims (5)
- 【請求項1】 磁気抵抗素子(10)の一端が第1抵抗
(12)を介して電源配線(VCC)に接続され、該磁気
抵抗素子の他端が第2抵抗(13)を介して定電流源
(11)の電流入力端に接続され、該電源配線と該磁気
抵抗素子の該他端との間にコンデンサ(14)が接続さ
れ、該定電流源の電流出力端がグランド線に接続された
磁気検出回路と、 該磁気抵抗素子の一端及び他端がそれぞれ一対のトラン
ジスタ(21、24)の一方及び他方のベースに接続さ
れ、該磁気抵抗素子の端子間電圧の交流成分を増幅した
電圧を該一対のトランジスタのコレクタから出力する差
動増幅回路(20)と、 を有し、該第1抵抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等し
いことを特徴とする磁気抵抗素子用プリアンプ。 - 【請求項2】 磁気抵抗素子(10)の一端が第1抵抗
(12)を介して電源配線(VCC)に接続され、該磁気
抵抗素子の他端が第2抵抗(13)を介して定電流源
(11)の電流入力端に接続され、該定電流源の電流出
力端がグランド線に接続され、該磁気抵抗素子の該他端
と該グランド線との間に第1コンデンサ(141)が接
続され、該電源配線と該グランド線との間に第2コンデ
ンサ(142)が接続された磁気検出回路と、 該磁気抵抗素子の一端及び他端がそれぞれ一対のトラン
ジスタ(21、24)の一方及び他方のベースに接続さ
れ、該磁気抵抗素子の端子間電圧の交流成分を増幅した
電圧を該一対のトランジスタのコレクタから出力する差
動増幅回路(20)と、 を有し、該第1抵抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等し
く、該第1コンデンサと該第2コンデンサの容量が同一
であることを特徴とする磁気抵抗素子用プリアンプ。 - 【請求項3】 前記第1抵抗(12)と前記電源配線
(VCC)との間にスイッチ素子(15)が接続されてい
ることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気抵抗素子
用プリアンプ。 - 【請求項4】 前記第2抵抗(13A)と前記定電流源
(11)との間にスイッチ素子(32A)が接続されて
いることを特徴とする請求項1又は2記載の磁気抵抗素
子用プリアンプ。 - 【請求項5】 磁気抵抗素子(10A)の一端が第1抵
抗(12A)の一端に接続され、該第1抵抗の他端が第
1スイッチ素子(31A)を介して電源配線(VCC)に
接続され、該磁気抵抗素子の他端が第2抵抗(13A)
の一端に接続され、該第2抵抗の他端が第2スイッチ素
子(32A)を介して定電流源(11)の電流入力端に
接続され、該電源配線と該電流入力端との間にコンデン
サ(14)が接続され、該定電流源の電流出力端がグラ
ンド線に接続された磁気検出回路と、 該磁気抵抗素子の一端及び他端がそれぞれ一対のトラン
ジスタ(21A、24A)の一方及び他方のベースに接
続され、該磁気抵抗素子の端子間電圧の交流成分を増幅
した電圧を該一対のトランジスタのコレクタから出力す
る差動増幅回路(20)とを有し、該第1抵抗と該第2抵抗の抵抗値が互いに等しく、 該第1スイッチ素子、該第2スイッチ素子、該第1抵
抗、該第2抵抗、該磁気抵抗素子及び一対の該トランジ
スタを1組とするチャンネル(30A、30B)が複数
並列に接続され、該第1スイッチ素子及び該第2スイッ
チ素子がチャンネル単位でオン・オフ制御されることを
特徴とする磁気抵抗素子用プリアンプ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032284A JP2994522B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 磁気抵抗素子用プリアンプ |
US08/199,931 US5452148A (en) | 1993-02-22 | 1994-02-22 | Preamplifing circuit for a magnetoresistance device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5032284A JP2994522B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 磁気抵抗素子用プリアンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243405A JPH06243405A (ja) | 1994-09-02 |
JP2994522B2 true JP2994522B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=12354670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5032284A Expired - Lifetime JP2994522B2 (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 磁気抵抗素子用プリアンプ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5452148A (ja) |
JP (1) | JP2994522B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6118611A (en) * | 1993-12-14 | 2000-09-12 | Fujitsu Limited | Signal reproducing circuit adapted to head utilizing magneto-resistive effect |
US5831784A (en) * | 1996-09-05 | 1998-11-03 | Vtc, Inc. | Pseudo differential voltage sense MR preamplifier with improved bandwidth |
US5757566A (en) * | 1996-09-10 | 1998-05-26 | Vtc Inc. | Direct AC-coupled amplifier with improved common mode rejection for MR heads |
US5856891A (en) * | 1997-01-22 | 1999-01-05 | Vtc Inc. | MR resistive-biasing scheme providing low noise high common-mode rejection and high supply rejection |
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