JP2994367B1 - 湿式画像形成装置およびスクイーズローラの表面改善方法 - Google Patents
湿式画像形成装置およびスクイーズローラの表面改善方法Info
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/06—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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Abstract
【要約】
【課題】 本発明は、感光体から現像液中のキャリアや
余剰の現像材を除去するスクイーズローラの表面粗さを
極力均一に保持することのできる湿式画像形成装置およ
びスクイーズローラの表面改善方法を提供することを目
的とする。。 【解決手段】 感光体1に圧接させられて、余剰の現像
液6を搾り取るスクイーズローラ10と、前記スクイー
ズローラに付着した現像液を除去するブレード11とを
備えた湿式画像形成装置12であって、前記スクイーズ
ローラを微発泡ゴムローラによって形成したことを特徴
とする。
余剰の現像材を除去するスクイーズローラの表面粗さを
極力均一に保持することのできる湿式画像形成装置およ
びスクイーズローラの表面改善方法を提供することを目
的とする。。 【解決手段】 感光体1に圧接させられて、余剰の現像
液6を搾り取るスクイーズローラ10と、前記スクイー
ズローラに付着した現像液を除去するブレード11とを
備えた湿式画像形成装置12であって、前記スクイーズ
ローラを微発泡ゴムローラによって形成したことを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湿式画像形成装置
に係わり、特に、感光体上に付着させられた余剰の現像
液あるいは現像液中に含まれるキャリアを搾り取るスク
イーズローラを備えた湿式画像形成装置、および、この
スクイーズローラの表面改善方法に関するものである。
に係わり、特に、感光体上に付着させられた余剰の現像
液あるいは現像液中に含まれるキャリアを搾り取るスク
イーズローラを備えた湿式画像形成装置、および、この
スクイーズローラの表面改善方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、湿式画像形成装置は、図2に符号
12で示すように、起動に伴って一方向へ向けて移動さ
せられる感光体1の記録面に帯電器2によって電位を与
えた後に、露光器3から照射される光4によって露光し
て画像の潜像を形成し、ついで、現像液供給装置5から
供給される、現像材7とキャリア8とからなる現像液6
を現像ローラ9によって感光体の記録面に塗布して現像
を行い、ついで、現像液6中に含まれるキャリア8ある
いは余剰の現像材7をスクイーズローラ10によって搾
り取るようになっており、さらに、このスクイーズロー
ラ10に付着したキャリア8あるいは余剰の現像材7を
ブレード11によって除去して、前記スクイーズローラ
10の表面を浄化するようになっている。
12で示すように、起動に伴って一方向へ向けて移動さ
せられる感光体1の記録面に帯電器2によって電位を与
えた後に、露光器3から照射される光4によって露光し
て画像の潜像を形成し、ついで、現像液供給装置5から
供給される、現像材7とキャリア8とからなる現像液6
を現像ローラ9によって感光体の記録面に塗布して現像
を行い、ついで、現像液6中に含まれるキャリア8ある
いは余剰の現像材7をスクイーズローラ10によって搾
り取るようになっており、さらに、このスクイーズロー
ラ10に付着したキャリア8あるいは余剰の現像材7を
ブレード11によって除去して、前記スクイーズローラ
10の表面を浄化するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
湿式画像形成装置においては、余剰の現像材7やキャリ
ア8を搾り取るために、スクイーズローラ10の表面に
粗面加工を施すことにより、ある程度の粗さが与えられ
ているが、このスクイーズローラ10の表面からキャリ
ア8や余剰の現像材7をブレード11によって除去する
際に、スクイーズローラ10の表面が削られて平滑化さ
れてしまい、前述したキャリア8や余剰の現像材7の除
去能力が低下してしまうといった問題点がある。
湿式画像形成装置においては、余剰の現像材7やキャリ
ア8を搾り取るために、スクイーズローラ10の表面に
粗面加工を施すことにより、ある程度の粗さが与えられ
ているが、このスクイーズローラ10の表面からキャリ
ア8や余剰の現像材7をブレード11によって除去する
際に、スクイーズローラ10の表面が削られて平滑化さ
れてしまい、前述したキャリア8や余剰の現像材7の除
去能力が低下してしまうといった問題点がある。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、感光体から現像液中のキャリアや余
剰の現像材を除去するスクイーズローラの表面粗さを極
力均一に保持することのできる湿式画像形成装置および
スクイーズローラの表面改善方法を提供することを目的
とする。
てなされたもので、感光体から現像液中のキャリアや余
剰の現像材を除去するスクイーズローラの表面粗さを極
力均一に保持することのできる湿式画像形成装置および
スクイーズローラの表面改善方法を提供することを目的
とする。
【0005】本発明の請求項に記載の湿式画像形成装置
は、前述した目的を達成するために、感光体上に潜像を
形成する露光器と、前記感光体にキャリアを含んだ現像
液を付着させることによって現像を行う現像ローラと、
前記感光体に圧接させられて、余剰の現像液を搾り取る
スクイーズローラと、前記スクイーズローラに付着した
現像液を除去するブレードとを備えた湿式画像形成装置
であって、前記スクイーズローラを微発泡ゴムローラに
よって形成するとともに、前記スクイーズローラに圧接
させられて、このスクイーズローラの表面を切削する補
助ブレードを設けたことを特徴とするものである。本発
明の請求項2に記載の湿式画像形成装置は、請求項1に
記載の前記スクイーズローラを、天然ゴムあるいは合成
ゴムの微発泡ゴムローラによって形成したことを特徴と
するものである。本発明の請求項3に記載の湿式画像形
成装置は、請求項1に記載の前記スクイーズローラを、
有機ハロゲン系エラストマーによって形成したことを特
徴とするものである。本発明の請求項4に記載の湿式画
像形成装置は、請求項1に記載の前記補助ブレードを、
前記スクイーズローラの回転方向後方で、前記ブレード
に近接して設けたことを特徴とするものである。本発明
の請求項5に記載の湿式画像形成装置は、請求項1また
は請求項4に記載の前記補助ブレードを金属製薄板によ
って形成したことを特徴とするものである。また、本発
明の請求項6に記載の湿式画像形成装置は、請求項1ま
たは請求項4に記載の前記補助ブレードを、樹脂製薄板
によって形成したことを特徴とするものである。さら
に、本発明の請求項7に記載のスクイーズローラの表面
改善方法は、感光体上に潜像を形成する露光器と、前記
感光体にキャリアを含んだ現像液を付着させることによ
って現像を行う現像ローラと、前記感光体に圧接させら
れて、余剰の現像液を搾り取るスクイーズローラと、前
記スクイーズローラに付着した現像液を除去するブレー
ドとを備えた湿式画像形成装置におけるスクイーズロー
ラの 表面改善方法であって、前記スクイーズローラを微
発泡ゴムローラによって形成しておき、このスクイーズ
ローラの回転に伴ってその表面を切削することにより、
摩耗した表面を除去して常に所定の表面粗さに保持する
ことを特徴とするものである。
は、前述した目的を達成するために、感光体上に潜像を
形成する露光器と、前記感光体にキャリアを含んだ現像
液を付着させることによって現像を行う現像ローラと、
前記感光体に圧接させられて、余剰の現像液を搾り取る
スクイーズローラと、前記スクイーズローラに付着した
現像液を除去するブレードとを備えた湿式画像形成装置
であって、前記スクイーズローラを微発泡ゴムローラに
よって形成するとともに、前記スクイーズローラに圧接
させられて、このスクイーズローラの表面を切削する補
助ブレードを設けたことを特徴とするものである。本発
明の請求項2に記載の湿式画像形成装置は、請求項1に
記載の前記スクイーズローラを、天然ゴムあるいは合成
ゴムの微発泡ゴムローラによって形成したことを特徴と
するものである。本発明の請求項3に記載の湿式画像形
成装置は、請求項1に記載の前記スクイーズローラを、
有機ハロゲン系エラストマーによって形成したことを特
徴とするものである。本発明の請求項4に記載の湿式画
像形成装置は、請求項1に記載の前記補助ブレードを、
前記スクイーズローラの回転方向後方で、前記ブレード
に近接して設けたことを特徴とするものである。本発明
の請求項5に記載の湿式画像形成装置は、請求項1また
は請求項4に記載の前記補助ブレードを金属製薄板によ
って形成したことを特徴とするものである。また、本発
明の請求項6に記載の湿式画像形成装置は、請求項1ま
たは請求項4に記載の前記補助ブレードを、樹脂製薄板
によって形成したことを特徴とするものである。さら
に、本発明の請求項7に記載のスクイーズローラの表面
改善方法は、感光体上に潜像を形成する露光器と、前記
感光体にキャリアを含んだ現像液を付着させることによ
って現像を行う現像ローラと、前記感光体に圧接させら
れて、余剰の現像液を搾り取るスクイーズローラと、前
記スクイーズローラに付着した現像液を除去するブレー
ドとを備えた湿式画像形成装置におけるスクイーズロー
ラの 表面改善方法であって、前記スクイーズローラを微
発泡ゴムローラによって形成しておき、このスクイーズ
ローラの回転に伴ってその表面を切削することにより、
摩耗した表面を除去して常に所定の表面粗さに保持する
ことを特徴とするものである。
【0006】本発明の請求項1または請求項2に記載の
湿式画像形成装置、および、請求項7に記載のスクイー
ズローラの表面改善方法によれば、スクイーズローラを
微発泡ゴムローラによって形成することにより、その内
部組織が適度な空隙率を有する均一な組織であることか
ら、補助ブレードによってスクイーズローラの表面を積
極的に切削することにより、スクイーズローラの表面
が、付着した現像液によって目詰まりを生じた場合にあ
っても、これを完全に除去して、その表面を切削して得
られる新しい表面を常に一定の粗さに保持することがで
きる。これによって、スクイーズローラの余剰現像液の
除去機能の低下を防止することができる。そして、請求
項3に記載の発明のように、有機ハロゲン系エラストマ
ーによってスクイーズローラを形成することにより、そ
の分子間結合エネルギーの高さと耐溶剤性に優れた特性
を利用して、適切なスクイーズローラを得ることができ
る。そして、請求項5に記載の発明のように、前記補助
ブレードを金属薄板によって形成したり、あるいは、請
求項6に記載の発明のように、補助ブレードを樹脂製薄
板によって形成することにより、補助ブレードのしなり
等の変形を防止して、スクイーズローラの表面切削を確
実に行うことができる。
湿式画像形成装置、および、請求項7に記載のスクイー
ズローラの表面改善方法によれば、スクイーズローラを
微発泡ゴムローラによって形成することにより、その内
部組織が適度な空隙率を有する均一な組織であることか
ら、補助ブレードによってスクイーズローラの表面を積
極的に切削することにより、スクイーズローラの表面
が、付着した現像液によって目詰まりを生じた場合にあ
っても、これを完全に除去して、その表面を切削して得
られる新しい表面を常に一定の粗さに保持することがで
きる。これによって、スクイーズローラの余剰現像液の
除去機能の低下を防止することができる。そして、請求
項3に記載の発明のように、有機ハロゲン系エラストマ
ーによってスクイーズローラを形成することにより、そ
の分子間結合エネルギーの高さと耐溶剤性に優れた特性
を利用して、適切なスクイーズローラを得ることができ
る。そして、請求項5に記載の発明のように、前記補助
ブレードを金属薄板によって形成したり、あるいは、請
求項6に記載の発明のように、補助ブレードを樹脂製薄
板によって形成することにより、補助ブレードのしなり
等の変形を防止して、スクイーズローラの表面切削を確
実に行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】ついで、本発明の一実施形態につ
いて図1を参照して説明する。なお、以下の説明中、図
2と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
いて図1を参照して説明する。なお、以下の説明中、図
2と共通する部分については同一符号を用いて説明す
る。
【0008】図1に符号14で示す本実施形態に係わる
湿式画像形成装置は、感光体1の記録面に電位を与える
帯電器2と、感光体1の記録面へ向けて光4を照射する
ことにより、画像の潜像を形成する露光器3と、現像液
供給装置5から供給される現像液6を、感光体1の記録
面に塗布する現像ローラ9と、感光体1の記録面に接触
して、この記録面に現像された現像液6の余剰分や現像
液中のキャリア8を搾り取るスクイーズローラ10と、
このスクイーズローラ10に当接させられて、このスク
イーズローラ10に付着している現像液6やキャリア8
を掻き落とすブレード11と、このブレード11に近接
して設けられ、前記スクイーズローラ10の表面を微少
量ずつ削り取る補助ブレード13とを備えた基本構成と
なっている。
湿式画像形成装置は、感光体1の記録面に電位を与える
帯電器2と、感光体1の記録面へ向けて光4を照射する
ことにより、画像の潜像を形成する露光器3と、現像液
供給装置5から供給される現像液6を、感光体1の記録
面に塗布する現像ローラ9と、感光体1の記録面に接触
して、この記録面に現像された現像液6の余剰分や現像
液中のキャリア8を搾り取るスクイーズローラ10と、
このスクイーズローラ10に当接させられて、このスク
イーズローラ10に付着している現像液6やキャリア8
を掻き落とすブレード11と、このブレード11に近接
して設けられ、前記スクイーズローラ10の表面を微少
量ずつ削り取る補助ブレード13とを備えた基本構成と
なっている。
【0009】前記現像ローラ9には電位が与えられて、
前記感光体1との間に電界を形成するようになってい
る。
前記感光体1との間に電界を形成するようになってい
る。
【0010】前記スクイーズローラ10は、微発泡ゴム
によって構成されており、その表面から中心部に至るま
で、均一な空隙率を有しており、この微発泡ゴムとして
は天然ゴム、合成ゴムの何れかから選択されるもので、
好ましい具体的な材料としては、有機ハロゲン系エラス
トマーが挙げられる。その理由は、この有機ハロゲン系
エラストマーが、分子結合エネルギーが高く耐久性があ
り、かつ、耐溶剤性に優れていることである。
によって構成されており、その表面から中心部に至るま
で、均一な空隙率を有しており、この微発泡ゴムとして
は天然ゴム、合成ゴムの何れかから選択されるもので、
好ましい具体的な材料としては、有機ハロゲン系エラス
トマーが挙げられる。その理由は、この有機ハロゲン系
エラストマーが、分子結合エネルギーが高く耐久性があ
り、かつ、耐溶剤性に優れていることである。
【0011】一方、前記補助ブレード13は、金属製薄
板あるいは樹脂製薄板によって形成されており、前記ブ
レード11に対してスクイーズローラ10の回転方向後
方の近接した位置において、その先端のエッジ部分がス
クイーズローラ10の表面に圧接させられるとともに、
このスクイーズローラ10の回転に伴って、スクイーズ
ローラ10の表面を微少量ずつ切削するようになってい
る。
板あるいは樹脂製薄板によって形成されており、前記ブ
レード11に対してスクイーズローラ10の回転方向後
方の近接した位置において、その先端のエッジ部分がス
クイーズローラ10の表面に圧接させられるとともに、
このスクイーズローラ10の回転に伴って、スクイーズ
ローラ10の表面を微少量ずつ切削するようになってい
る。
【0012】ついで、このように構成された本実施形態
に係わる湿式画像形成装置14の作用について説明す
る。まず、装置が起動されて画像データが入力される
と、感光体1が定速で移動させられ、この感光体1の記
録面に帯電器2によって電位が与えられた後に、露光器
3によって前記画像データに基づいて、感光体1の記録
面上に画像の潜像が形成される。
に係わる湿式画像形成装置14の作用について説明す
る。まず、装置が起動されて画像データが入力される
と、感光体1が定速で移動させられ、この感光体1の記
録面に帯電器2によって電位が与えられた後に、露光器
3によって前記画像データに基づいて、感光体1の記録
面上に画像の潜像が形成される。
【0013】ついで、現像液供給装置5から現像ローラ
9の表面に現像液6が供給されるとともに、この現像ロ
ーラ9と感光体1に形成された潜像との電位差に基づい
て前記潜像が現像され、この後に、感光体1の記録面上
の現像液中に含まれるキャリア8や余剰の現像液6中の
現像材7がスクイーズローラ10によって搾り取られ
る。
9の表面に現像液6が供給されるとともに、この現像ロ
ーラ9と感光体1に形成された潜像との電位差に基づい
て前記潜像が現像され、この後に、感光体1の記録面上
の現像液中に含まれるキャリア8や余剰の現像液6中の
現像材7がスクイーズローラ10によって搾り取られ
る。
【0014】さらに、このスクイーズローラ10によっ
て搾り取られた現像液6やキャリア8は、スクイーズロ
ーラ10の回転に伴ってブレード11へ向けて搬送さ
れ、このブレード11の設置位置に搬送された時点で、
このブレード11によってスクイーズローラ10から掻
き落とされる。ここで、ブレード11による現像液6の
掻き落とし動作に伴って、スクイーズローラ10の表面
がブレード11によって微少量切削されて、新規な表面
が形成されるが、スクイーズローラ10が微発泡ゴムに
によって形成されて、内部組織が均一な空隙率を有する
組織となされていることから、前述した切削によって形
成された新たな表面が一定した粗さに保持される。した
がって、常に一定した粗さの表面が感光体1へ接触させ
られることとなり、この感光体1からの現像液6やキャ
リア8の掻き取りが確実に安定して行われる。
て搾り取られた現像液6やキャリア8は、スクイーズロ
ーラ10の回転に伴ってブレード11へ向けて搬送さ
れ、このブレード11の設置位置に搬送された時点で、
このブレード11によってスクイーズローラ10から掻
き落とされる。ここで、ブレード11による現像液6の
掻き落とし動作に伴って、スクイーズローラ10の表面
がブレード11によって微少量切削されて、新規な表面
が形成されるが、スクイーズローラ10が微発泡ゴムに
によって形成されて、内部組織が均一な空隙率を有する
組織となされていることから、前述した切削によって形
成された新たな表面が一定した粗さに保持される。した
がって、常に一定した粗さの表面が感光体1へ接触させ
られることとなり、この感光体1からの現像液6やキャ
リア8の掻き取りが確実に安定して行われる。
【0015】そして、本実施形態においては、ブレード
11の後方に補助ブレード13が設置されていることか
ら、この補助ブレード13によって前記スクイーズロー
ラ10の表面がさらに切削されて、このスクイーズロー
ラ10の表面がより一層確実に清浄化されてその目詰ま
り等が除去され、粗度が均一なものとなされる。ここ
で、前方に位置するブレード11のスクイーズローラ1
0の表面切削時においては、このブレード11とスクイ
ーズローラ10との間に現像液6やキャリア8が介在す
ることから、切削効率が悪く、現像液6やキャリア8が
残存して、これらによって目詰まりを起こす可能性が残
されているが、本実施形態のように、補助ブレード13
を設けることによって、その不具合が解消される。
11の後方に補助ブレード13が設置されていることか
ら、この補助ブレード13によって前記スクイーズロー
ラ10の表面がさらに切削されて、このスクイーズロー
ラ10の表面がより一層確実に清浄化されてその目詰ま
り等が除去され、粗度が均一なものとなされる。ここ
で、前方に位置するブレード11のスクイーズローラ1
0の表面切削時においては、このブレード11とスクイ
ーズローラ10との間に現像液6やキャリア8が介在す
ることから、切削効率が悪く、現像液6やキャリア8が
残存して、これらによって目詰まりを起こす可能性が残
されているが、本実施形態のように、補助ブレード13
を設けることによって、その不具合が解消される。
【0016】このように、本実施形態においては、スク
イーズローラ10の表面の常に一定の粗さに保持して、
感光体1からの余剰現像液6やキャリア8の除去を安定
して行うことができ、湿式画像形成装置14において形
成される画像の品質を長期にわたって維持することがで
きる。
イーズローラ10の表面の常に一定の粗さに保持して、
感光体1からの余剰現像液6やキャリア8の除去を安定
して行うことができ、湿式画像形成装置14において形
成される画像の品質を長期にわたって維持することがで
きる。
【0017】なお、前期実施形態において示した各構成
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。
部材の諸形状や寸法等は一例であって、設計要求等に基
づき種々変更可能である。
【0018】本発明の請求項1または請求項2に記載の
湿式画像形成装置、および、請求項7に記載のスクイー
ズローラの表面改善方法によれば、スクイーズローラを
微発泡ゴムローラによって形成することにより、その内
部組織が適度な空隙率を有する均一な組織であることか
ら、補助ブレードによってスクイーズローラの表面を積
極的に切削することにより、スクイーズローラの表面
が、付着した現像液によって目詰まりを生じた場合にあ
っても、これを完全に除去して、その表面を切削して得
られる新しい表面を常に一定の粗さに保持することがで
きる。これによって、スクイーズローラの余剰現像液の
除去機能の低下を防止することができる。そして、請求
項3に記載の発明のように、有機ハロゲン系エラストマ
ーによってスクイーズローラを形成することにより、そ
の分子間結合エネルギーの高さと耐溶剤性に優れた特性
を利用して、適切なスクイーズローラを得ることができ
る。そして、請求項5に記載の発明のように、前記補助
ブレードを金属薄板によって形成したり、あるいは、請
求項6に記載の発明のように、補助ブレードを樹脂製薄
板によって形成することにより、補助ブレードのしなり
等の変形を防止して、スクイーズローラの表面切削を確
実に行うことができる。
湿式画像形成装置、および、請求項7に記載のスクイー
ズローラの表面改善方法によれば、スクイーズローラを
微発泡ゴムローラによって形成することにより、その内
部組織が適度な空隙率を有する均一な組織であることか
ら、補助ブレードによってスクイーズローラの表面を積
極的に切削することにより、スクイーズローラの表面
が、付着した現像液によって目詰まりを生じた場合にあ
っても、これを完全に除去して、その表面を切削して得
られる新しい表面を常に一定の粗さに保持することがで
きる。これによって、スクイーズローラの余剰現像液の
除去機能の低下を防止することができる。そして、請求
項3に記載の発明のように、有機ハロゲン系エラストマ
ーによってスクイーズローラを形成することにより、そ
の分子間結合エネルギーの高さと耐溶剤性に優れた特性
を利用して、適切なスクイーズローラを得ることができ
る。そして、請求項5に記載の発明のように、前記補助
ブレードを金属薄板によって形成したり、あるいは、請
求項6に記載の発明のように、補助ブレードを樹脂製薄
板によって形成することにより、補助ブレードのしなり
等の変形を防止して、スクイーズローラの表面切削を確
実に行うことができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す要部の概略構成図で
ある。
ある。
【図2】従来の一構造例を示す要部の概略構成図であ
る。
る。
1 感光体 2 帯電器 3 露光器 4 光 5 現像液供給装置 6 現像液 7 現像材 8 キャリア 9 現像ローラ 10 スクイーズローラ 11 ブレード 12 湿式画像形成装置 13 補助ブレード 14 湿式画像形成装置
Claims (7)
- 【請求項1】 感光体上に潜像を形成する露光器と、前
記感光体にキャリアを含んだ現像液を付着させることに
よって現像を行う現像ローラと、前記感光体に圧接させ
られて、余剰の現像液を搾り取るスクイーズローラと、
前記スクイーズローラに付着した現像液を除去するブレ
ードとを備えた湿式画像形成装置であって、前記スクイ
ーズローラを微発泡ゴムローラによって形成するととも
に、前記スクイーズローラに圧接させられて、このスク
イーズローラの表面を切削する補助ブレードを設けたこ
とを特徴とする湿式画像形成装置。 - 【請求項2】 前記スクイーズローラを、天然ゴムある
いは合成ゴムの微発泡ゴムローラによって形成したこと
を特徴とする請求項1に記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項3】 前記スクイーズローラを、有機ハロゲン
系エラストマーによって形成したことを特徴とする請求
項1に記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項4】 前記補助ブレードを、前記スクイーズロ
ーラの回転方向後方で、前記ブレードに近接して設けた
ことを特徴とする請求項1に記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項5】 前記補助ブレードを金属製薄板によって
形成したことを特徴とする請求項1または請求項4に記
載の湿式画像形成装置。 - 【請求項6】 前記補助ブレードを、樹脂製薄板によっ
て形成したことを特徴とする請求項1または請求項4に
記載の湿式画像形成装置。 - 【請求項7】 感光体上に潜像を形成する露光器と、前
記感光体にキャリアを含んだ現像液を付着させることに
よって現像を行う現像ローラと、前記感光体に圧接させ
られて、余剰の現像液を搾り取るスクイーズローラと、
前記スクイーズローラに付着した現像液を除去するブレ
ードとを備えた湿式画像形成装置におけるスクイーズロ
ーラの表面改善方法であって、前記スクイーズローラを
微発泡ゴムローラによって形成しておき、このスクイー
ズローラの回転に伴ってその表面を切削することによ
り、摩耗した表面を除去して常に所定の表面粗さに保持
することを特徴とするスクイーズローラの表面改善方
法。
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