JP2994289B2 - 無線選択呼出受信機 - Google Patents

無線選択呼出受信機

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JP2994289B2
JP2994289B2 JP8332445A JP33244596A JP2994289B2 JP 2994289 B2 JP2994289 B2 JP 2994289B2 JP 8332445 A JP8332445 A JP 8332445A JP 33244596 A JP33244596 A JP 33244596A JP 2994289 B2 JP2994289 B2 JP 2994289B2
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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線選択呼出受
信機に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、無線選択呼出受信機についての課
金制度が見直される動きがある。すなわち、今までは無
線選択呼出受信機の携帯者は一定の料金を支払えば、後
は無線選択呼出受信機を呼出す発呼者が各呼出し時に電
話料金を支払う制度となっていたが、今後は、無線選択
呼出受信機の携帯者に対しても呼出回数に応じた追加料
金が課されるような従量課金制度に変更される、という
ものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に呼出回数に応じた追加料金が無線選択呼出受信機の携
帯者に課されることになった場合、携帯者は、呼出回数
を一々数えたりせず、また、そのような計数は一般的に
困難であるため、どれ程の追加料金が請求されるかを予
測することができない。従って、時には携帯者が全く予
想すらしなかった高額の追加料金を請求されることも有
り得るという問題がある。特に１日に何十件もの呼出し
を受けるユーザにとっては深刻な問題である。
【０００４】この発明は以上説明した事情に鑑みてなさ
れたものであり、新たな従量課金制度となった場合に追
加料金の予測が可能な無線選択呼出受信機を提供するこ
とを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、呼出回数を計数する呼出回数計数手段
と、計数を行う期間を計測する計時手段と、前記計時手
段の計測結果に基づき月の繰り上がりを検知する毎に前
記呼出回数計数手段の計数結果である呼出回数をリセッ
トするリセット制御部と、前記呼出回数計数手段の計数
結果である呼出回数を表示する表示手段とを具備するこ
とを特徴とする。また、本発明は、前記呼出回数計数手
段の計数結果である呼出回数に基づいて追加金額データ
を算出する算出手段と、前記追加金額データを表示する
金額表示手段とを具備することを特徴とする。
【０００６】
【０００７】
【０００８】
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施の形態について説明する。図１はこの発明の一実施形
態である無線選択呼出受信機の構成を示すブロック図で
ある。図１において、アンテナ１により受信された無線
信号は、無線部２によって増幅された後、復調される。
復調された信号は、波形整形回路３により、制御部４が
読み取り可能な波形に変換される。
【００１０】制御部４は、この無線選択呼出受信機の各
部を制御する手段である。なお、１２は電源、１３はク
ロックである。
【００１１】制御部４は、書込み可能なＲＯＭ（Read O
nly Memory；読み出し専用メモリ）５に予め書き込まれ
ている当該無線選択呼出受信機の呼出番号と波形整形回
路３の出力信号を比較する。そして、両者が一致した場
合、制御部４は、増幅回路６および８を各々介してスピ
ーカ７およびＬＥＤ９を各々駆動し、音と光による受信
報知を行う。また、波形整形回路３の出力信号中に受信
メッセージが含まれている場合、制御部４は、表示部ド
ライバ１０を介して表示部１１を駆動し、表示部１１に
よる受信メッセージの表示を行う。
【００１２】本実施形態に係る無線選択呼出受信機は、
以上の各要素の他、呼出回数のカウントのための手段お
よび追加料金の演算のための手段を有している。すなわ
ち、図１における計数部１５、記憶部１６、スイッチ１
４、比較部１７、計時部１８およびリセット制御部１９
である。
【００１３】制御部４は、呼出しのあったことを認識す
ると、計数部１５へ信号を送出することにより計数部１
５による呼出回数の計数を進め、記憶部１６は計数部１
５の計数値である呼出回数を記憶する。ユーザが呼出回
数を確認するためのスイッチ１４の操作を行うと、制御
部４は、記憶部１６から呼出回数を読み込み、これを表
示部ドライバ１０を介して表示部１１に表示する。
【００１４】また、制御部４内の計時部１８は現在時刻
を表す時刻情報を出力する。リセット制御部１９は、こ
の時刻情報に基づいて月の繰り上がりを検知すると、計
数部１５および記憶部１６の呼出回数をリセットする。
【００１５】比較部１７は、計数部１５から出力される
当月の呼出回数と、予め制御部４のメモリ（図示略）内
に記憶されている追加料金が必要となる一定呼出回数と
の比較を行い、その結果（追加金額のデータ）を記憶部
１６に格納する。ユーザが追加金額表示のためのスイッ
チ１４の操作を行うと、この追加金額のデータが制御部
４によって読み出され、表示部１１に表示される。
【００１６】図２および図３は本実施形態の動作を示す
フローチャートである。以下、このフローチャートを参
照し、本実施形態の動作について説明する。
【００１７】この無線選択呼出受信機が待ち受け状態に
おいて呼出しを受けると、制御部４は報知動作を行い
（ステップ１０１，１０２，１０６，１０７）、さらに
呼出しがあったことを計数部１５に知らせることにより
計数部１５による呼出回数のカウントを行い（ステップ
１０８）、呼出回数Ｃを記憶部１６に格納する（ステッ
プ１０９）。
【００１８】次に比較部１７により、呼出回数Ｃと、予
め制御部４に記憶された追加料金の対象となる呼出回数
Ｐ１，Ｐ２，…，Ｐｎとを比較する（ステップ１１０〜
１１３）。そして、比較の結果に基づいて呼出回数Ｃに
対応した追加料金のデータを記憶部１６に格納する（ス
テップ１１２，１１４）。
【００１９】次に、待ち受け状態（ステップ１０１）に
おいて、ユーザが呼出回数を確認するスイッチ操作をす
ると、呼出し回数を確認する動作モードとなる（ステッ
プ１０２，１０６，１１５，１１６）。ユーザは、さら
に確認の対象の選択、すなわち、呼出し回数を確認する
か、追加料金を確認するかの選択を行う。
【００２０】ユーザが呼出回数の確認を選択すると、制
御部４は、記憶部１６から呼出回数を読み出し（ステッ
プ１１７）、この呼出回数を表示部１１に表示する（ス
テップ１１８）。一方、ユーザが追加料金の確認を選択
すると、制御部４は、記憶部１６から追加料金のデータ
を読み出し（ステップ１１９，１２０）、この追加料金
を表示部１１に表示する（ステップ１２１）。ユーザ
は、これらの表示により呼出回数または追加料金を確認
することができる。
【００２１】さて、従量課金は１ヵ月の呼出回数に対し
て適用される。このため、本実施形態における呼出回数
の計数は、１ヵ月単位で行われる。
【００２２】すなわち、例えば８月から９月へと月が替
るときには、計時部１８からリセット制御部１９に制御
信号が送出される（ステップ１０１，１０２，１０
３）。リセット制御部１９は、計数部１５および記憶部
１６にリセット信号を送出し（ステップ１０４）、計数
部１５および記憶部１６をリセットする（ステップ１０
５）。
【００２３】図４（ａ）および（ｂ）は本実施形態にお
ける表示部１１の表示例を示すものである。まず、図４
（ａ）は、呼出回数の表示例である。ユーザのスイッチ
操作により、図示のように該当月の現時点までの呼出回
数の累積値が表示される。図４（ｂ）は、追加料金の金
額表示の例を示している。これもユーザのスイッチ操作
により、図示のように該当月の現時点までの呼出回数に
応じた追加料金額が表示されるのである。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る無
線選択呼出受信機によれば、呼出回数が計数されるた
め、ユーザは呼出回数に応じた追加料金を予測すること
ができ、また、当月の支払時に予想外の出費をせずに済
むという効果がある。すなわち、ユーザは、追加料金が
増加しそうになったときには、発呼者に呼出しを極力抑
えてもらうように注意を促すことができるため、呼出回
数の抑制が可能になり、支払金額の増加を防止すること
ができるのである。また、このように呼出回数の抑制が
行われる結果、トラフィックの過密化を抑制し、無線選
択呼出受信機への接続が不可能になる事態を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態である無線選択呼出受信
機の構成を示すブロック図である。
【図２】同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図３】同実施形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図４】同実施形態における表示部１１の表示例を示す
ものである。
【符号の説明】
４ 制御部 １５ 計数部 １６ 記憶部 １７ 比較部 １１ 表示部 １８ 計時部 １９ リセット制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04M 15/00 - 15/38 H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38 H04M 3/42 - 3/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 呼出回数を計数する呼出回数計数手段
    と、 計数を行う期間を計測する計時手段と、 前記計時手段の計測結果に基づき月の繰り上がりを検知
    する毎に前記呼出回数計数手段の計数結果である呼出回
    数をリセットするリセット制御部と、 前記呼出回数計数手段の計数結果である呼出回数を表示
    する表示手段と を具備することを特徴とする無線選択呼
    出受信機。
  2. 【請求項２】 前記呼出回数計数手段の計数結果である
    呼出回数に基づいて追加金額データを算出する算出手段
    と、 前記追加金額データを表示する金額表示手段とを具備す
    ることを特徴とする請求項１記載の無線選択呼出受信
    機。
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