JPH0983676A - 無線電話システム - Google Patents

無線電話システム

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JPH0983676A
JPH0983676A JP7263691A JP26369195A JPH0983676A JP H0983676 A JPH0983676 A JP H0983676A JP 7263691 A JP7263691 A JP 7263691A JP 26369195 A JP26369195 A JP 26369195A JP H0983676 A JPH0983676 A JP H0983676A
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prepaid
mobile station
wireless
radio
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JP7263691A
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Hiroshi Yamura
太史 八村
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 公衆電話局からの請求がくるまで、無線移動
局で行った通話の総課金を容易に確認することができな
い上に、無線移動局をその所有者に無断で第三者が故意
に使用した場合や、無線移動局に割り当てられている無
線移動局特定用の番号を無断複製し、全く別の無線移動
局にて当該番号を用いて発信通話を行った場合等におい
ても、無線移動局の所有者が当該課金を請求されてしま
う。 【解決手段】 無線移動局1a…1nの制御部110
は、無線基地局2からの制御情報を受信した場合に無線
移動局1a…1nで使用可能な機能の一部または全部を
制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線基地局と無線
移動局とからなる無線電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、公衆電話回線またはPBX内線に
接続される無線基地局と、この無線基地局と無線で接続
可能な無線移動局とからなる無線電話システムが公知で
ある。
【0003】このような無線電話システムでは、規格で
定められた周波数の上りチャンネル(無線移動局から無
線基地局への情報の伝達チャンネル)と、下りチャンネ
ル(無線基地局から無線移動局への情報の伝達チャンネ
ル)とを、呼に関する情報が発生したときに無線リンク
を張り、両者間のデータ及び通話音声の伝送を行う。
【0004】ところで、前記のような無線電話システム
の場合の通話にかかった課金は、各無線移動局を特定で
きる番号(電話番号等)毎に公衆電話局で管理され、あ
る一定の期間で積算されて、各々の番号の所有者に請求
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、公衆電話局からの請求がくるま
で、無線移動局で行った通話の総課金を容易に確認する
ことができない上に、無線移動局をその所有者に無断で
第三者が故意に使用した場合や、無線移動局に割り当て
られている無線移動局特定用の番号を無断複製し、全く
別の無線移動局にて当該番号を用いて発信通話を行った
場合等においても、無線移動局の所有者が当該課金を請
求されてしまうという問題点があった。
【0006】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、無線移動局をその所有者に無断で
第三者が故意に使用した場合における課金の被害を最小
限にと止めることができる無線電話システムを提供しよ
うとするものである。
【0007】また、本発明の第2の目的とするところ
は、無線移動局において予め納入した先払い料金情報の
残量を使用者が確実に認識し得る無線電話システムを提
供しようとするものである。
【0008】また、本発明の第3の目的とするところ
は、無線移動局において予め納入した先払い料金の不足
が生じた場合に、容易に復旧することができる無線電話
システムを提供しようとするものである。
【0009】更に、本発明の第4の目的とするところ
は、無線移動局において通話の総課金を確認することが
できる無線電話システムを提供しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の無線電話システムは、無線基地
局と無線移動局とからなる無線電話システムにおいて、
前記無線基地局は、前記無線移動局で使用可能な機能の
一部または全部を制限する制御情報を前記無線移動局に
送信する送信手段を有し、前記無線移動局は、前記無線
基地局からの制御情報を受信した場合に前記無線移動局
で使用可能な機能の一部または全部を制限する制限手段
を有することを特徴とするものである。
【0011】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の無線電話システムは、請求項1の無線電話
システムにおいて、前記無線移動局は、予め納入した先
払い料金情報を前記無線基地局に転送する先払い料金情
報転送手段を有し、前記無線基地局は、前記無線移動局
から通知された先払い料金情報を蓄積しておく先払い料
金情報蓄積手段と、前記無線移動局が通話に関わった料
金を前記先払い料金情報蓄積手段によって蓄積されてい
る先払い料金情報から差し引く先払い料金情報差し引き
手段と、前記無線移動局が通話するために前記先払い料
金情報が不足するか否かを判定する先払い料金情報判定
手段と、前記先払い料金情報判定手段によって前記先払
い料金情報が不足すると判定された場合に前記無線移動
局に当該判定結果によって前記制御情報を前記無線移動
局に送信する送信手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために請
求項3記載の無線電話システムは、請求項1または2記
載の無線電話システムにおいて、前記無線移動局は、前
記無線基地局からの前記制御情報を受信した場合に警告
を発生する警告発生手段を有することを特徴とするもの
である。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために請
求項4記載の無線電話システムは、請求項1、2または
3記載の無線電話システムにおいて、前記無線基地局
は、前記先払い料金情報の残量が所定値以下になったこ
とを検知する先払い料金情報残量検知手段と、前記先払
い料金情報残量検知手段によって前記先払い料金情報の
残量が所定値以下になったことが検知された場合にその
旨の情報を前記無線移動局に通知する先払い料金情報残
量通知手段とを有し、前記無線移動局は、前記無線基地
局からの先払い料金情報残量の通知情報を受信した場合
に警告を発生する警告発生手段を有することを特徴とす
るものである。
【0014】また、上記第3の目的を達成するために請
求項5記載の無線電話システムは、請求項1〜3または
4記載の無線電話システムにおいて、前記無線移動局
は、前記先払い料金情報を分割して蓄積する先払い料金
情報分割蓄積手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0015】また、上記第4の目的を達成するために請
求項6記載の無線電話システムは、請求項1〜4または
5記載の無線電話システムにおいて、前記無線移動局
は、前記先払い料金情報の残量状態を表示する先払い料
金情報残量表示手段を有することを特徴とするものであ
る。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の無線電話システムは、請求項1記載の無線
電話システムにおいて、前記先払い料金情報蓄積手段
は、先払い料金情報を蓄積する際に前記無線移動局を特
定できる識別情報と相互に関係付けて蓄積することが可
能であることを特徴とするものである。
【0017】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の無線電話システムは、請求項7記載の無線
電話システムにおいて、前記識別情報は、電話番号であ
ることを特徴とするものである。
【0018】更に、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の無線電話システムは、請求項7記載の無線
電話システムにおいて、前記識別情報は、識別番号であ
ることを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0020】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図5に基づき説明する。図1は、
本発明の第1の実施の形態に係る無線電話システムの構
成を示すブロック図であり、この無線電話システムは、
無線移動局としての複数台(n台)の携帯電話機(以
下、子機という)1a…1nと、公衆電話回線またはP
BX内線に接続された無線基地局(以下、親機という)
2とから構成されている。
【0021】子機1a…1nは全て同一構成であって、
この子機の制御を司り且つタイマ機能等を有する制御部
110と、先払い料金処理121,警告音処理122,
機能制限処理123等を格納するメモリ120と、主に
無線回線の制御を司る無線部130と、ダイヤル入力等
を受け付けるキー入力部140と、警告音等を利用者に
聞かせる音声出力部150と、先払いの料金情報等を表
示するLCD(液晶表示器)表示部160と、先払い料
金情報の入ったカード(プリペイドカード等)の処理を
行うカード処理部170とを有する。
【0022】尚、メモリ120、無線部130、キー入
力部140、音声出力部150、LCD表示部160及
びカード処理部170は、各々制御部110と制御線等
により接続されているが、その接続状態は、図が複雑に
なるため図示していない。
【0023】親機2は、この親機2の制御を司る制御部
210と、先払い料金処理221,通話課金処理22
2,制御信号処理223,課金額224及び先払い料金
情報等を格納したメモリ220と、主に無線回線の制御
を司る無線部230とを有する。
【0024】尚、メモリ220、無線部230は、各々
制御部210と制御線等により接続されているが、その
接続状態は、図が複雑になるため図示していない。
【0025】次に、上記構成の無線電話システムの動作
を、図2〜図5を用いて説明する。図2は、第1の実施
の形態に係る無線電話システムの動作を示すシーケンス
チャートであり、図3〜図5は、第1の実施の形態に係
る無線電話システムの動作を示すフローチャートであ
る。
【0026】初めに、子機1aに先払い料金情報の入っ
たカードを挿入し、転送ボタンを押下する(図2のステ
ップS201及び図3のステップS301)。すると子
機1aの制御部110は、先払い料金処理121をメモ
リ120から読み出し、以下のことを実行する。カード
処理部170に、挿入されたカードから先払い料金情報
を読み出させ、一度メモリ120に格納した後、無線部
130を起動して親機2との無線リンクを確立し、親機
2に先払い料金情報(先払い料金通知信号)を送る(図
2のステップS202及び図3のステップS302)。
【0027】子機1aから転送された先払い料金情報を
受信した親機2の無線部230は、制御部210に当該
受信を通知し、この制御部210は、メモリ220から
先払い料金処理221を読み出し、以下のことを実行す
る。無線部230に送られてきた先払い料金情報を、送
信元の子機1aの識別番号及び電話番号と対応させて、
メモリ220に格納する(図2のステップS203及び
図3のステップS303)。これにより、先払い料金情
報格納処理が終了する。
【0028】そして、子機1aが通話等を行うことによ
って課金が発生すると(図2のステップS204)、親
機2の制御部210は、通話課金処理222を読み出
し、当該通話の課金額224を算出する(図4のステッ
プS401)。
【0029】その後、親機2の制御部210は、メモリ
220から先払い料金処理221を読み出し、以下のこ
とを実行する。メモリ220に格納されている先払い料
金情報225から前記課金額224を差し引いて、当該
結果をメモリ220に格納した後、以下の判定を実行す
る(図2のステップS205、ステップS207及び図
4のステップS402)。
【0030】先払い料金情報225がある一定額より少
ないか否かを判定する(図4のステップS403)。そ
して、先払い料金情報225がある一定額より少ないと
判定された場合には、親機2の制御部210は、メモリ
220から制御信号処理223を読み出し、先払い料金
情報残量少警告通知制御信号を無線部230を通じて子
機1aに送信する(図4のステップS404)。一方、
先払い料金情報225がある一定額以上と判定された場
合には、親機2の制御部210は課金処理を継続して行
う(図4のステップS405)。
【0031】また、前記図4のステップS404の処理
を実行後、親機2の制御部210は、先払い料金情報残
量が通話の用に足りるか否かを判定する(図4のステッ
プS406)。そして、先払い料金情報残量が通話の用
に足りないと判定された場合には、親機2の制御部21
0は、メモリ220から制御信号処理223を読み出
し、先払い料金情報不足警告通知制御信号を無線部23
0を通じて子機1aに送信する(図4のステップS40
7)。一方、先払い料金情報残量が通話の用に足りると
判定された場合には、親機2の制御部210は、課金処
理を継続して行う(図4のステップS408)。
【0032】親機2からの先払い料金情報残量少警告通
知制御信号を無線部130にて受信した子機1aの制御
部110は、メモリ120から警告音処理122を読み
出し、音声出力部150から先払い料金情報残量少警告
音を出力させ、LCD表示部160に先払い料金情報残
量少警告表示を行う(図2のステップS206及び図4
のステップS409)。
【0033】また、親機2からの先払い料金情報残量不
足警告通知制御信号を無線部130にて受信した子機1
aの制御部110は、メモリ120から警告音処理12
2を読み出し、音声出力部150から先払い料金情報残
量不足警告音を出力させ、LCD表示部160に先払い
料金情報残量不足警告表示を行うと共に、警告音出力タ
イマを起動する(図2のステップS208及び図5のス
テップS410)。
【0034】子機1aの制御部110は、警告音出力タ
イマのタイムアウトが発生したか否かを判定する(図5
のステップS411)。そして、タイムアウトが発生し
たと判定された場合には、制御部110は、メモリ12
0から機能制限処理123を読み出し、機能制限処理と
して、例えばキー入力部140からの入力の受け付けを
制限する処理等を実行して、機能を停止した後(図2の
ステップS209及び図5のステップS412)、本処
理動作を終了する。
【0035】以上のような第1の実施の形態に係る無線
電話システムによれば、子機1aの所有者の意図にそぐ
わない発信等が第三者によって行われ、先払い料金情報
が無くなって子機1aの使用制限が起こり、所有者が異
常に気ずき、公衆電話局に連絡した場合に、子機1aの
電源が入っていれば、当該子機1aへ着信させて子機1
aの位置を大まかに特定することができる。
【0036】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態を図6〜図10に基づき説明する。尚、本
発明の第2の実施の形態に係る無線電話システムの基本
的な構成は、上述した第1の実施の形態における図1と
同一であるから、同図を流用して説明する。
【0037】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
無線電話システムの動作を示すシーケンスチャートであ
り、図7〜図10は、第2の実施の形態に係る無線電話
システムの動作を示すフローチャートである。
【0038】初めに、子機1aに先払い料金情報の入っ
たカードを挿入し、転送ボタンを押下する(図6のステ
ップS601及び図7のステップS701)。すると子
機1aの制御部110は、先払い料金処理121をメモ
リ120から読み出し、以下のことを実行する。カード
処理部170に、挿入されたカードから先払い料金情報
を読み出させ、一度メモリ120に格納した後、無線部
130を起動して親機2との無線リンクを確立し、親機
2に先払い料金情報(先払い料金通知信号)を送る(図
6のステップS602及び図7のステップS702)。
【0039】子機1aから転送された先払い料金情報を
受信した親機2の無線部230は、制御部210に当該
受信を通知し、この制御部210は、メモリ220から
先払い料金処理221を読み出し、以下のことを実行す
る。無線部230に送られてきた先払い料金情報を、送
信元の子機1aの識別番号及び電話番号と対応させて、
メモリ220に格納する(図6のステップS603及び
図7のステップS703)。これにより、先払い料金情
報格納処理が終了する。
【0040】そして、子機1aが通話等を行うことによ
って課金が発生すると(図6のステップS604)、親
機2の制御部210は、通話課金処理222を読み出
し、当該通話の課金額224を算出する(図8のステッ
プS801)。
【0041】その後、親機2の制御部210は、メモリ
220から先払い料金処理221を読み出し、以下のこ
とを実行する。メモリ220に格納されている先払い料
金情報225から前記課金額224を差し引いて、当該
結果をメモリ220に格納した後、以下の判定を実行す
る(図6のステップS605、ステップS607及び図
8のステップS802)。
【0042】先払い料金情報225がある一定額より少
ないか否かを判定する(図8のステップS803)。そ
して、先払い料金情報225がある一定額より少ないと
判定された場合には、親機2の制御部210は、メモリ
220から制御信号処理223を読み出し、先払い料金
情報残量少警告通知制御信号を無線部230を通じて子
機1aに送信する(図8のステップS804)。一方、
先払い料金情報225がある一定額以上と判定された場
合には、親機2の制御部210は課金処理を継続して行
う(図8のステップS805)。
【0043】また、前記図8のステップS804の処理
を実行後、親機2の制御部210は、先払い料金情報残
量が通話の用に足りるか否かを判定する(図8のステッ
プS806)。そして、先払い料金情報残量が通話の用
に足りないと判定された場合には、親機2の制御部21
0は、メモリ220から制御信号処理223を読み出
し、先払い料金情報不足警告通知制御信号を無線部23
0を通じて子機1aに送信する(図8のステップS80
7)。一方、先払い料金情報残量が通話の用に足りると
判定された場合には、親機2の制御部210は、課金処
理を継続して行う(図8のステップS808)。
【0044】親機2からの先払い料金情報残量少警告通
知制御信号を無線部130にて受信した子機1aの制御
部110は、メモリ120から警告音処理122を読み
出し、音声出力部150から先払い料金情報残量少警告
音を出力させ、LCD表示部160に先払い料金情報残
量少警告表示を行う(図6のステップS606及び図8
のステップS809)。
【0045】また、親機2からの先払い料金情報残量不
足警告通知制御信号を無線部130にて受信した子機1
aの制御部110は、メモリ120から警告音処理12
2を読み出し、音声出力部150から先払い料金情報残
量不足警告音を出力させ、LCD表示部160に先払い
料金情報残量不足警告表示を行うと共に、警告音出力タ
イマを起動する(図6のステップS608及び図9のス
テップS810)。
【0046】子機1aの制御部110は、警告音出力タ
イマのタイムアウトが発生したか否かを判定する(図9
のステップS811)。そして、タイムアウトが発生し
たと判定された場合には、制御部110は、メモリ12
0から機能制限処理123を読み出し、機能制限処理と
して、例えばキー入力部140からの入力の受け付けを
制限する処理等を実行し(図9のステップS817)、
その後、本処理動作を終了する。
【0047】一方、タイムアウトが発生する前に、子機
1aで先払い料金情報が入ったカードが挿入されて、転
送ボタンが押下された場合(図6のステップS609)
には、以下の処理が実行される。即ち、子機1aで、警
告音送出中に追加の先払い料金情報の入った(図9のス
テップS814)カード等が挿入され(図9のステップ
S813)、キー入力部140から転送ボタンが押され
た(図9のステップS812)ことを認識した子機1a
の制御部110は、警告音出力タイマを停止し、前記図
7のステップS702のように先払い料金情報(先払い
料金通知信号)を親機2に転送した場合(図6のステッ
プS610及び図9のステップS815)には、親機2
は、前記図7のステップS703のようにして先払い料
金処理を実行して先払い料金情報をメモリ220に格納
する(図6のステップS611及び図9のステップS8
16)。
【0048】その後、親機2の制御部210は、先払い
料金情報225が通話の用に足りるか否かを判定する
(図6のステップS612及び図10のステップS81
8)。そして、先払い料金情報225が通話の用に足り
ないと判定された場合には、本処理動作を終了する。ま
た、先払い料金情報225が通話の用に足りると判定さ
れた場合には、親機2の制御部210は、メモリ220
から制御信号処理223を読み出し、先払い料金情報充
足通知制御信号を無線部230を通じて子機1aに転送
する(図10のステップS819)。
【0049】先払い料金情報充足通知制御信号を無線部
230を通じて受信した子機1aの制御部110は、メ
モリ120から警告音処理122を読み出し、音声出力
部150の警告音出力を停止させ、LCD表示部160
の表示を元に戻し(図6のステップS613及び図10
のステップS820)、その後、本処理動作を終了す
る。
【0050】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態を図11〜図16に基づき説明する。図6
は、本発明の第3の実施の形態に係る無線電話システム
の構成を示すブロック図であり、同図において、上述し
た第1の実施の形態における図1と同一部分には、同一
符号が付してある。図11において図1と異なる点は、
図1の親機2のメモリ220に、副先払い料金情報22
6及び先払い料金予備処理227を付加したことであ
る。
【0051】次に、上記構成になる第3の実施の形態に
係る無線電話システムの動作を、図12〜図16を用い
て説明する。
【0052】図12は、第3の実施の形態に係る無線電
話システムの動作を示すシーケンスチャートであり、図
13〜図16は、同無線電話システムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【0053】初めに、子機1aに先払い料金情報の入っ
たカードを挿入し、転送ボタンを押下する(図12のス
テップS1201及び図13のステップS1301)。
すると子機1aの制御部110は、先払い料金処理12
1をメモリ120から読み出し、以下のことを実行す
る。カード処理部170に、挿入されたカードから先払
い料金情報を読み出させ、一度メモリ120に格納した
後、無線部130を起動して親機2との無線リンクを確
立し、親機2に先払い料金情報(先払い料金通知信号)
を送る(図12のステップS1202及び図13のステ
ップS1302)。
【0054】子機1aから転送された先払い料金情報を
受信した親機2の無線部230は、制御部210に当該
受信を通知し、この制御部210は、メモリ220から
先払い料金処理221を読み出し、以下のことを実行す
る。無線部230に送られてきた先払い料金情報を、送
信元の子機1aの識別番号及び電話番号と対応させて、
2分割して先払い料金情報225と副先払い料金情報2
26としてメモリ220に格納する(図12のステップ
S1203及び図13のステップS1303)。これに
より、先払い料金情報格納処理が終了する。
【0055】そして、子機1aが通話等を行うことによ
って課金が発生すると(図12のステップS120
4)、親機2の制御部210は、通話課金処理222を
読み出し、当該通話の課金額224を算出する(図14
のステップS1401)。
【0056】その後、親機2の制御部210は、メモリ
220から先払い料金処理221を読み出し、以下のこ
とを実行する。メモリ220に格納されている先払い料
金情報225から前記課金額224を差し引いて、当該
結果をメモリ220に格納した後、以下の判定を実行す
る(図12のステップS1205、ステップS1207
及び図14のステップS1402)。
【0057】先払い料金情報225がある一定額より少
ないか否かを判定する(図14のステップS140
3)。そして、先払い料金情報225がある一定額より
少ないと判定された場合には、親機2の制御部210
は、メモリ220から制御信号処理223を読み出し、
先払い料金情報残量少警告通知制御信号を無線部230
を通じて子機1aに送信する(図14のステップS14
04)。一方、先払い料金情報225がある一定額以上
と判定された場合には、親機2の制御部210は課金処
理を継続して行う(図14のステップS1405)。
【0058】また、前記図14のステップS1404の
処理を実行後、親機2の制御部210は、先払い料金情
報残量が通話の用に足りるか否かを判定する(図14の
ステップS1406)。そして、先払い料金情報残量が
通話の用に足りないと判定された場合には、親機2の制
御部210は、メモリ220から制御信号処理223を
読み出し、先払い料金情報不足警告通知制御信号を無線
部230を通じて子機1aに送信する(図14のステッ
プS1407)。一方、先払い料金情報残量が通話の用
に足りると判定された場合には、親機2の制御部210
は、課金処理を継続して行う(図14のステップS14
08)。
【0059】親機2からの先払い料金情報残量少警告通
知制御信号を無線部130にて受信した子機1aの制御
部110は、メモリ120から警告音処理122を読み
出し、音声出力部150から先払い料金情報残量少警告
音を出力させ、LCD表示部160に先払い料金情報残
量少警告表示を行う(図12のステップS1206及び
図14のステップS1409)。
【0060】また、親機2からの先払い料金情報残量不
足警告通知制御信号を無線部130にて受信した子機1
aの制御部110は、メモリ120から警告音処理12
2を読み出し、音声出力部150から先払い料金情報残
量不足警告音を出力させ、LCD表示部160に先払い
料金情報残量不足警告表示を行うと共に、警告音出力タ
イマを起動する(図12のステップS1208及び図1
5のステップS1410)。
【0061】子機1aの制御部110は、警告音出力タ
イマのタイムアウトが発生したか否かを判定する(図1
5のステップS1411)。そして、タイムアウトが発
生したと判定された場合には、制御部110は、メモリ
120から機能制限処理123を読み出し、機能制限処
理として、例えばキー入力部140からの入力の受け付
けを制限する処理等を実行し(図15のステップS14
15)、その後、本処理動作を終了する。
【0062】一方、タイムアウトが発生する前に、子機
1aで先払い料金予備使用ボタン(予備ボタン)が押下
された場合(図12のステップS1209)には、以下
の処理が実行される。即ち、子機1aで、キー入力部1
40から予備ボタンが押された(図15のステップS1
412)ことを認識した子機1aの制御部110は、警
告音出力タイマを停止し、先払い料金情報予備使用通知
信号を親機2に転送しする(図12のステップS121
0及び図15のステップS1413)。
【0063】子機1aからの先払い料金情報予備使用通
知信号を無線部230を通じて受信した親機2の制御部
210は、先払い料金予備処理を実行して先払い料金情
報225としての参照アドレスを副先払い料金情報22
6のアドレスに変更する(図12のステップS1211
及び図15のステップS1414)。
【0064】その後、親機2の制御部210は、先払い
料金情報225が通話の用に足りるか否かを判定する
(図12のステップS1212及び図16のステップS
1416)。そして、先払い料金情報225が通話の用
に足りないと判定された場合には、図14のステップS
1407から再実行する。また、先払い料金情報225
が通話の用に足りると判定された場合には、親機2の制
御部210は、メモリ220から制御信号処理223を
読み出し、先払い料金情報充足通知制御信号を無線部2
30を通じて子機1aに転送する(図16のステップS
1417)。
【0065】先払い料金情報充足通知制御信号を無線部
230を通じて受信した子機1aの制御部110は、メ
モリ120から警告音処理122を読み出し、音声出力
部150の警告音出力を停止させ、LCD表示部160
の表示を元に戻し(図12のステップS1213及び図
16のステップS1418)、その後、本処理動作を終
了する。
【0066】このような第3の実施の形態に係る無線電
話システムによれば、先払い料金情報が不足して警告音
が鳴っても、副先払い料金情報に予備の先払い料金情報
があれば、予備ボタンを押下することにより切り換えら
れて、子機1aの継続使用ができる。
【0067】(その他の実施の形態)尚、本発明は上述
した各実施の形態に限定されるものではなく、更に以下
のような変形が可能である。
【0068】例えば、図1及び図11において、タイマ
が制御部110の内部にあるように図示しているが、制
御部110の外部にタイマがあってもよい。
【0069】また、LCD表示部160は、EL表示部
や電子線ディスプレイ等を用いてもよい。
【0070】また、図1及び図11において、親機と子
機が1対1の様に図示されているが、親機1台に複数の
子機が接続出来る構成であってもよい。
【0071】また、上記各実施の形態では、先払い料金
情報不足等により警告音を発生するようにしたが、音声
案内、音楽、メロディー等を用いてもよい。
【0072】また、先払い料金情報の入ったカードとし
ては、先払いの料金が電子的な情報として読み出せるも
のであればどのようなものでもよく、例えば、プラスチ
ックや紙等からなる磁気カード、ICカード、メモリカ
ード等が考えられる。
【0073】また、上記各実施の形態では、機能制限の
ための制御情報として、先払い料金情報不足警告制御信
号を用いて、子機1aで警告音を鳴らすようにしたが、
警告音を鳴らさずに機能制限を行ってもよい。
【0074】また、上記各実施の形態では、先払い料金
情報がある一定額より少なくなった場合に警告音を鳴ら
すようにしたが、警告音を鳴らさなくてもよく、その場
合は警告音の代わりにランプ情報等で所有者に知らせる
ようにしてもよい。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1の
無線電話システムによれば、何等かの不具合によって無
線移動局の使用を禁止したい場合に、無線移動局の使用
可能な機能を制限することができるという効果を奏す
る。
【0076】また、本発明の請求項2及び請求項7〜9
の無線電話システムによれば、先払い料金情報を無線移
動局から無線基地局に通知し、無線移動局が使用した料
金が無線基地局に蓄積されている先払い料金情報から差
し引かれ、当該先払い料金情報が通話の用には不足する
と判定された場合に、無線移動局に制御信号を送ること
によって、当該無線移動局の使用を禁止することがで
き、識別符号盗用等による料金被害を先払い分の料金情
報に止めることができるという効果を奏する。
【0077】また、本発明の請求項3の無線電話システ
ムによれば、無線移動局において、先払い料金情報が通
話には不足する状態になった場合に、その旨を使用者に
知らせることができるという効果を奏する。
【0078】また、本発明の請求項4の無線電話システ
ムによれば、無線移動局において、先払い料金情報の残
量が所定値以下になった場合に、その旨を使用者に知ら
せることができるという効果を奏する。
【0079】また、本発明の請求項5の無線電話システ
ムによれば、無線移動局において、先払い料金情報の予
備を備えていて、先払い料金情報の残量が所定値以下に
なっても、もう1つの先払い料金情報を使用することが
できるという効果を奏する。
【0080】更に、本発明の請求項6の無線電話システ
ムによれば、先払い料金情報の残量を視覚的に確認する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る無線電話シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】同無線電話システムの動作を示すシーケンスチ
ャートである。
【図3】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図4】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図5】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る無線電話シス
テムの動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図8】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図9】同無線電話システムの動作を示すフローチャー
トである。
【図10】同無線電話システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る無線電話シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図12】同無線電話システムの動作を示すシーケンス
チャートである。
【図13】同無線電話システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図14】同無線電話システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図15】同無線電話システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【図16】同無線電話システムの動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1a 子機(無線移動局) 1n 子機(無線移動局) 2 無線基地局 110制御部(機能制限手段) 120メモリ(先払い料金情報分割蓄積手段) 130無線部(先払い料金情報転送手段、) 150音声出力部(警告手段) 160LCD表示部(表示手段) 210制御部(先払い料金情報差し引き手段、先払い料
金情報判定手段、先払い料金情報残量検知手段) 220メモリ(先払い料金情報蓄積手段) 230無線部(制御情報送信手段、制限情報送信手段、
先払い料金情報残量警告通知手段、)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線基地局と無線移動局とからなる無線
    電話システムにおいて、前記無線基地局は、前記無線移
    動局で使用可能な機能の一部または全部を制限する制御
    情報を前記無線移動局に送信する送信手段を有し、前記
    無線移動局は、前記無線基地局からの制御情報を受信し
    た場合に前記無線移動局で使用可能な機能の一部または
    全部を制限する制限手段を有することを特徴とする無線
    電話システム。
  2. 【請求項2】 前記無線移動局は、予め納入した先払い
    料金情報を前記無線基地局に転送する先払い料金情報転
    送手段を有し、前記無線基地局は、前記無線移動局から
    通知された先払い料金情報を蓄積しておく先払い料金情
    報蓄積手段と、前記無線移動局が通話に関わった料金を
    前記先払い料金情報蓄積手段によって蓄積されている先
    払い料金情報から差し引く先払い料金情報差し引き手段
    と、前記無線移動局が通話するために前記先払い料金情
    報が不足するか否かを判定する先払い料金情報判定手段
    と、前記先払い料金情報判定手段によって前記先払い料
    金情報が不足すると判定された場合に前記無線移動局に
    当該判定結果によって前記制御情報を前記無線移動局に
    送信する送信手段とを有することを特徴とする請求項1
    記載の無線電話システム。
  3. 【請求項3】 前記無線移動局は、前記無線基地局から
    の前記制御情報を受信した場合に警告を発生する警告発
    生手段を有することを特徴とする請求項1または2記載
    の無線電話システム。
  4. 【請求項4】 前記無線基地局は、前記先払い料金情報
    の残量が所定値以下になったことを検知する先払い料金
    情報残量検知手段と、前記先払い料金情報残量検知手段
    によって前記先払い料金情報の残量が所定値以下になっ
    たことが検知された場合にその旨の情報を前記無線移動
    局に通知する先払い料金情報残量通知手段とを有し、前
    記無線移動局は、前記無線基地局からの先払い料金情報
    残量の通知情報を受信した場合に警告を発生する警告発
    生手段を有することを特徴とする請求項1、2または3
    記載の無線電話システム。
  5. 【請求項5】 前記無線移動局は、前記先払い料金情報
    を分割して蓄積する先払い料金情報分割蓄積手段を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3または4記載の無線電
    話システム。
  6. 【請求項6】 前記無線移動局は、前記先払い料金情報
    の残量状態を表示する先払い料金情報残量表示手段を有
    することを特徴とする請求項1〜4または5記載の無線
    電話システム。
  7. 【請求項7】 前記先払い料金情報蓄積手段は、先払い
    料金情報を蓄積する際に前記無線移動局を特定できる識
    別情報と相互に関係付けて蓄積することが可能であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の無線電話システム。
  8. 【請求項8】 前記識別情報は、電話番号であることを
    特徴とする請求項7記載の無線電話システム。
  9. 【請求項9】 前記識別情報は、識別番号であることを
    特徴とする請求項7記載の無線電話システム。
JP7263691A 1995-09-19 1995-09-19 無線電話システム Pending JPH0983676A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010057717A (ko) * 1999-12-23 2001-07-05 박종섭 개인휴대통신 시스템의 선불 서비스 기능처리장치 및 방법
US7080405B2 (en) 2002-01-16 2006-07-18 International Business Machines Corporation Limiting device function

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