JP2993601B2 - 光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造 - Google Patents

光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造

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JP2993601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信用機器に接
続される光ケーブルの余長処理用の光ケーブル余長処理
具を、収納架に取り付けるための光ケーブル余長処理具
の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、光ケーブルを利用した光通信用機
器が小型化され、収納架内に複数の光通信用機器が収納
されるようになってきており、これに伴い、収納架内に
取り付けられ、光ケーブルの余長処理を行う光ケーブル
余長処理具が開発されている。
【0003】図12は、このような光ケーブル余長処理
具が収納架に取り付けられ、光ケーブルの余長処理が行
われている状態を示しており、符号1は収納架である。
収納架1の上部には、ケーブル処理部1aが形成され、
ケーブル処理部1aの下方には、収納部1bが形成され
ている。この収納部1bには、光通信機能を有する複数
のプリント配線板2が立設して収納されている。
【0004】また、収納架1の側壁側には、ケーブル導
入部1cが形成されている。そして、ケーブル処理部1
aには、光ケーブル余長処理具3が配置されている。こ
の光ケーブル余長処理具3は、図13に示すように、板
状をしており、中心から同一平面上の4方向に向けて突
出する4つの突出部3a,3b,3c,3dにより、十
字形形状に形成されている。
【0005】突出部3aの先端には、取付部3eが形成
され、この取付部3eには、収納架1への係止用の取付
穴3fが形成されている。また、突出部3b,3c,3
dの先端には、光ケーブル余長処理具3を収納架1に載
置するための当接部3g,3h,3jが形成されてい
る。さらに、突出部3a,3b,3c,3dの上面に
は、それぞれ光ケーブル余長処理具3の中心から所定距
離を置いて、樹脂製のケーブルクリップ5が配置されて
いる。
【0006】以上のように構成された光ケーブル余長処
理具3は、以下に述べるよう収納架1に取り付けられ、
余長処理が行われる。先ず、図12に示すように、取付
部3eの取付穴3fにねじ部材7が挿通され、光ケーブ
ル余長処理具3が、ケーブル処理部1aに固定される。
次に、複数の光ケーブル11が、ケーブル導入部1cか
らケーブル処理部1aに導入される。
【0007】導入された複数の光ケーブル11は、環状
に束ねられて、光ケーブル余長処理具3のケーブルクリ
ップ5に固定される。さらに、光ケーブル11の先端
が、収納部1bに導入され、プリント配線板2に接続さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の光ケーブル余長処理具3は、ねじ部材7によ
り収納架1に取り付けられているため、光ケーブル11
の余長処理を、光ケーブル余長処理具3の取付位置に合
わせて行わなければならず、余長処理された光ケーブル
11に膨らみ部11aができる等、光ケーブル11を所
定の曲率半径に保持することが困難であるという問題が
あった。
【0009】また、光ケーブル余長処理具3の構造が複
雑で、大きさが大きいため、光ケーブル余長処理具3を
収納架1に多数配置することができず、複数の光ケーブ
ル11の余長処理を、一つの光ケーブル余長処理具3で
行わなくてはならないという問題があった。このため、
作業性が悪く、余長処理に多大な工数を要するという問
題があった。
【0010】さらに、回線の入れ替え,遮断の際には、
光ケーブル余長処理具3に束ねられている光ケーブル1
1から所定の光ケーブル11のみを容易に脱着すること
が困難であるという問題があった。本発明は、かかる従
来の問題点を解決するためになされたもので、収納架に
複数の光ケーブル余長処理具を、容易かつ確実に取り付
けることができる光ケーブル余長処理具の取付構造を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の光ケーブル余
長処理具の収納架への取付構造は、所定の曲率半径で光
ケーブルが巻回される光ケーブル余長処理具を、複数の
プリント配線板が立設して収納される収納架に取り付け
るための光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造に
おいて、前記収納架に、前記プリント配線板の立設間隔
と同一の間隔で棒状の支持部材を固定するとともに、前
記光ケーブル余長処理具に、前記光ケーブルを巻回する
該光ケーブル余長処理具の本体部に沿って係止穴を形成
し、前記係止穴を前記支持部材に挿抜自在に挿通するこ
とで、前記光ケーブル余長処理具を前記収納架内に支持
してなることを特徴とする。
【0012】請求項2の光ケーブル余長処理具の収納架
への取付構造は、請求項1記載の光ケーブル余長処理具
収納架への取付構造において、前記本体部の外周に突
出部を形成するとともに、この突出部の両端に、互いに
対向する一対の係止爪を形成し、この係止爪に前記係止
穴を形成してなることを特徴とする。請求項3の光ケー
ブル余長処理具の収納架への取付構造は、請求項1また
は請求項2記載の光ケーブル余長処理具の収納架への
付構造において、前記係止穴を多角形形状に形成すると
ともに、前記支持部材の横断面形状を前記係止穴に対応
する形状に形成してなることを特徴とする。
【0013】請求項4の光ケーブル余長処理具の収納架
への取付構造は、請求項3記載の光ケーブル余長処理具
収納架への取付構造において、前記支持部材の外周
に、前記光ケーブル余長処理具が回動可能な細径部を形
成してなることを特徴とする。
【0014】(作用) 請求項1の光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造
では、収納架には、プリント配線板の立設間隔と同一の
間隔で棒状の支持部材が固定される。光ケーブル余長処
理具には、光ケーブルを巻回する本体部に沿って係止穴
が形成されている。そして、係止穴を支持部材に挿抜自
在に挿通することで、光ケーブル余長処理具が収納架内
に支持される。このため、プリント配線板毎に光ケーブ
ルの余長処理を行うことが可能になる。また、光ケーブ
ル余長処理具を支持部材から外して、光ケーブルの余長
処理を行うことが可能なり、余長処理の作業工数が大幅
に低減される。
【0015】請求項2の光ケーブル余長処理具の収納架
への取付構造では、光ケーブル余長処理具の本体部の外
周に、互いに対向する一対の係止爪が形成され、この係
止爪に形成される係止穴が収納架の支持部材に挿通さ
れ、複数の光ケーブル余長処理具が隣接して収納架内に
係止される。請求項3の光ケーブル余長処理具の収納架
への取付構造では、互いに対向する一対の係止爪に、多
角形形状の係止穴が形成され、この係止穴に対応する横
断面形状を有する支持部材に、係止爪が挿通される。
【0016】そして、光ケーブル余長処理具が、収納架
内で所定の傾きを保って係止される。請求項4の光ケー
ブル余長処理具の収納架への取付構造では、支持部材に
係止した光ケーブル余長処理具の係止穴を、支持部材に
形成される細径部まで移動することで、光ケーブル余長
処理具が回動自在にされる。そして、光ケーブル余長処
理具を所定の傾きまで回動した後、光ケーブル余長処理
具を元の位置まで移動することで、光ケーブル余長処理
具が新たな傾きを保って係止される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
用いて詳細に説明する。図1は、本発明の光ケーブル余
長処理具の収納架への取付構造の第1の実施形態(請求
項1および請求項2に対応する)を示しており、図1に
おいて、符号21は収納架である。
【0018】収納架21の上部にはケーブル処理部21
aが形成され、ケーブル処理部21aの下方には、収納
部21bが形成されている。この収納部21bには、光
通信機能を有する複数のプリント配線板23が立設して
収納されている。また、ケーブル処理部21aには、支
持板21cが配置され、この支持板21cには、支持棒
25が、複数並列に配置されている。
【0019】この支持棒25は、例えば、ステンレス等
の金属で形成され、収納部21bに収納されるプリント
配線板23の立設間隔と同一の間隔に配置されている。
また、支持棒25の先端側には、上方に向けて緩やかに
屈曲する屈曲部25aが形成され、支持棒25の先端に
は、外れ防止用キャップ26が着脱自在に配置されてい
る。
【0020】そして、それぞれの支持棒25には、光ケ
ーブル余長処理具27が係止されている。この光ケーブ
ル余長処理具27は、図2に示すように、例えば、ポリ
エステルフィルム等の薄板状の樹脂からなり、薄型軽量
に形成されている。この光ケーブル余長処理具27に
は、四角形形状をした本体部27aが形成され、この本
体部27aの外周上の1辺には、突出部27bが形成さ
れている。
【0021】この突出部27bの両端には、係止爪27
cが形成され、この係止爪27cと突出部27bとの間
に形成される折曲部27dにより、係止爪27cが折曲
自在にされている。また、係止爪27cには、四角形形
状の係止穴27eが形成されている。さらに、本体部2
7aには、中心から所定距離を置いて、切込成形部27
fが形成されている。
【0022】この切込成形部27fは、本体部27aの
中心から外側へ向かう放射方向に沿って形成される折曲
部27gにより、折曲自在に本体部27aに接続されて
いる。また、切込成形部27fの折曲部27g側には、
放射方向に直角に光ケーブル巻回部27hが形成されて
いる。この光ケーブル巻回部27hの先端には、本体部
27aの外周に向けて光ケーブル保持部27jが形成さ
れている。
【0023】さらに、この光ケーブル保持部27jの先
端には、光ケーブル巻回部27hに対向して、光ケーブ
ル外れ防止部27kが形成されている。また、本体部2
7aの外周上の他の3辺には、それぞれ間隔を開けて一
対の切込部27mが形成され、この切込部27mによ
り、膨らみ防止爪27nが形成されている。
【0024】そして、膨らみ防止爪27nの本体部27
a側に、折曲部27pが形成され、膨らみ防止爪27n
が折曲自在にされている。以上のように構成された光ケ
ーブル余長処理具27は、以下に述べるようにして光ケ
ーブル29が巻回された後、収納架21に係止される。
【0025】すなわち、先ず、図1に示すように、光ケ
ーブル29が、光ケーブル余長処理具27の光ケーブル
巻回部27hに沿って巻回される。次に、光ケーブル余
長処理具27の係止穴27eが支持棒25に挿通され、
光ケーブル余長処理具27が、支持棒25にぶら下がる
状態で係止される。そして、支持棒25の先端に、外れ
防止用キャップ26が装着される。
【0026】さらに、巻回された光ケーブル29の先端
が、収納部21bに導入され、収納部21bに収納され
ているプリント配線板23に接続される。以上のように
構成された光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造
では、光ケーブル余長処理具27に係止穴27eを形成
し、この係止穴27eを収納架21の支持棒25に挿通
したので、収納架21に複数の光ケーブル余長処理具2
7を、容易かつ確実に取り付けることができる。
【0027】また、光ケーブル余長処理具27を支持棒
25から外して、光ケーブル29の余長処理を行うこと
ができるので、余長処理の作業工数を大幅に低減するこ
とができる。そして、光ケーブル余長処理具27の本体
部27aの外周に、互いに対向する一対の係止爪27c
を形成し、この係止爪27cに形成する係止穴27eを
支持棒25に挿通したので、収納架21に複数の光ケー
ブル余長処理具27を隣接して係止することができ、光
ケーブル29の余長処理を容易かつ最適な曲率半径を保
持して行うことができる。
【0028】また、光通信回線の入れ替え,遮断の際に
は、所定の光ケーブル29のみを容易に脱着することが
できる。そして、支持棒25をプリント配線板23の立
設間隔と同一の間隔に配置し、それぞれの支持棒25
に、光ケーブル余長処理具27を係止できる構造にした
ので、プリント配線板23毎に光ケーブル29の余長処
理を行うことができる。
【0029】さらに、光ケーブル余長処理具27を、支
持棒25に回動自在にぶら下げて係止できる構造にした
ので、未接続の光ケーブル29を巻回した光ケーブル余
長処理具27を、予め回線毎に支持棒25に係止してお
くことが容易にでき、回線の増設等に迅速に対応するこ
とができる。また、光ケーブル29を巻回していない光
ケーブル余長処理具27を、予め支持棒25に係止して
おくことで、光ケーブル余長処理具27を保管しておく
ことができる。
【0030】そして、薄型軽量の光ケーブル余長処理具
27を、収納架21内に隣接して多数係止できる構造に
したので、ケーブル処理部21aを大きくすることな
く、多数の光ケーブル余長処理具27を配置することが
できる。図3は、本発明の光ケーブル余長処理具の収納
架への取付構造の第2の実施形態(請求項3対応する)
を示しており、符号21は、第1の実施形態と同一の収
納架である。
【0031】収納架21のケーブル処理部21aには、
支持板21cが配置され、この支持板21cには、第1
の実施形態の光ケーブル余長処理具27の係止穴27e
に対応する横断面形状を有する四角柱形状の支持棒31
が複数並列に配置されている。この支持棒31は、例え
ば、ステンレス等の金属で形成され、収納部21bに収
納されるプリント配線板23の立設間隔と同一の間隔で
配置されている。
【0032】この実施形態においては、先ず、図4に示
すように、収納架21に導入される光ケーブル29が、
光ケーブル余長処理具27に巻回される。この光ケーブ
ル余長処理具27は第1の実施形態と同一のものであ
る。次に、光ケーブル余長処理具27の係止穴27e
が、係止棒31に挿通され、光ケーブル余長処理具27
が、鉛直方向に対して傾けて係止される。
【0033】そして、係止棒31付近の光ケーブル29
が、光ケーブル余長処理具27に向けて緩やかに屈曲さ
れ、所定の曲率半径を保って保持される。この実施形態
の光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造において
も、第1の実施形態と略同様の効果を得ることができる
が、この実施形態では、支持棒31を光ケーブル余長処
理具27の係止穴27eに対応する四角柱形状に形成し
たので、光ケーブル余長処理具27を鉛直方向に対して
傾けて係止することができ、収納架21に導入される光
ケーブル29を、所定の曲率半径を保って保持すること
ができる。
【0034】図5は、本発明の光ケーブル余長処理具の
収納架への取付構造の第3の実施形態(請求項4に対応
する)を示しており、符号21は、第1の実施形態と同
一の収納架である。収納架21のケーブル処理部21a
には、支持板21cが配置され、この支持板21cに
は、第1の実施形態の光ケーブル余長処理具27の係止
穴27eに対応する横断面形状の四角柱部33aを有す
る支持棒33が複数並列に配置されている。
【0035】この支持棒33は、例えば、ステンレス等
の金属で形成され、収納部21bに収納されるプリント
配線板23の立設間隔と同一の間隔で配置されている。
また、支持棒33の外周には、円柱形状の細径部33b
が、長尺方向に間隔を開けて、2箇所形成されている。
この細径部33bの間隔は、図6に示すように、第1の
実施形態の光ケーブル余長処理具27の一対の係止爪2
7cの間隔Lと同一にされている。
【0036】そして、図7に示すように、前述した第2
の実施形態と同様に、光ケーブル余長処理具27の係止
穴27eが、係止棒33の四角柱部33aに挿通され、
光ケーブル余長処理具27が、鉛直方向に対して傾けて
係止される。さらに、この実施形態の取付構造では、以
下のようにして係止された光ケーブル余長処理具27の
傾斜角度の変更が可能である。
【0037】先ず、図8に示すように、光ケーブル余長
処理具27の係止爪27cを、四角柱部33aから細径
部33bまで移動させる。次に、光ケーブル余長処理具
27を所定の斜めの位置まで回動する。そして、図9に
示すように、光ケーブル余長処理具27を、再び四角柱
部33aまで移動させ、光ケーブル余長処理具27が新
たな傾斜角度を保って係止される。
【0038】この実施形態の光ケーブル余長処理具の収
納架への取付構造においても、第1および第2の実施形
態と略同様の効果を得ることができるが、この実施形態
では、支持棒33に細径部33bを形成したので、光ケ
ーブル余長処理具27を支持棒33から外すことなく、
ケーブル処理部21a内の光ケーブル29が最適な曲率
半径になるように、傾斜角度を変更することができる。
【0039】なお、上述した第1の実施形態では、光ケ
ーブル余長処理具27の係止爪27cを折曲部27dで
折曲して形成した例について述べたが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものでなく、例えば、図10に示
すように、折曲部27dを形成せずに、係止爪27cと
突出部27bとを可撓性を持たせて形成しても良く、こ
の場合、係止爪27cのばね作用により係止穴27eの
内周が支持棒25を押圧し、光ケーブル余長処理具27
を動くことなく支持棒25に係止することができる。
【0040】また、上述した第2の実施形態では、支持
棒31を四角柱形状に形成した例について述べたが、本
発明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例え
ば、三角柱形状あるいは六角柱形状に形成しても良く、
六角柱形状に形成した場合、光ケーブル余長処理具27
を60度刻みに傾斜させることができる。そして、上述
した第3の実施形態では、支持棒33に細径部33bを
間隔を開けて2箇所形成した例について述べたが、本発
明はかかる実施形態に限定されるものでなく、例えば、
図11に示すように、細径部33bを、対向する係止爪
27cの間隔以上の長さに形成しても良い。
【0041】この場合、係止爪27cが支持棒33の長
尺方向に直角に折曲していない場合にも、係止爪27c
を細径部33bに来るまで移動することで、容易に光ケ
ーブル余長処理具27を回動することができる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の光ケーブ
ル余長処理具の収納架への取付構造では、収納架にプリ
ント配線板の立設間隔と同一の間隔で棒状の支持部材を
固定し、光ケーブル余長処理具に光ケーブルを巻回する
本体部に沿って係止穴を形成したので、この係止穴を収
納架の支持部材に挿通することで、収納架に複数の光ケ
ーブル余長処理具を、容易かつ確実に取り付けることが
できる。係止穴を支持部材に挿抜自在に挿通し、光ケー
ブル余長処理具を収納架内に支持することで、プリント
配線板毎に光ケーブルの余長処理を行うことができる。
【0043】そして、光ケーブル余長処理具を支持部材
から外して、光ケーブルの余長処理を行うことができる
ので、余長処理の作業工数を大幅に低減することができ
る。請求項2の光ケーブル余長処理具の収納架への取付
構造では、光ケーブル余長処理具の本体部の外周に、互
いに対向する一対の係止爪を形成し、この係止爪に形成
する係止穴を支持部材に挿通したので、収納架に複数の
光ケーブル余長処理具を隣接して係止することができ、
光ケーブルの余長処理を容易かつ最適な曲率半径を保持
して行うことができる。
【0044】また、光通信回線の入れ替え,遮断の際に
は、所定の光ケーブルのみを容易に脱着することができ
る。請求項3の光ケーブル余長処理具の収納架への取付
構造では、支持部材を光ケーブル余長処理具の係止穴に
対応する多角形形状に形成したので、光ケーブル余長処
理具を鉛直方向に対して傾けて係止することができ、収
納架に導入される光ケーブルを、所定の曲率半径を保っ
て保持することができる。
【0045】請求項4の光ケーブル余長処理具の収納架
への取付構造では、支持棒に細径部を形成したので、光
ケーブル余長処理具を支持棒から外すことなく、ケーブ
ル処理部内の光ケーブルが最適な曲率半径になるよう
に、傾斜角度を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ケーブル余長処理具の収納架への
付構造の第1の実施形態を示す斜視図である。
【図2】光ケーブル余長処理具を示す斜視図である。
【図3】本発明の光ケーブル余長処理具の収納架への
付構造の第2の実施形態を示す斜視図である。
【図4】図3の取付構造を用いて、光ケーブルの余長処
理を行っている状態を示す側面図である。
【図5】本発明の光ケーブル余長処理具の収納架への
付構造の第3の実施形態を示す斜視図である。
【図6】支持棒の細径部の間隔を示す説明図である。
【図7】光ケーブル余長処理具を支持棒に係止している
状態を示す断面図である。
【図8】支持棒に係止した光ケーブル余長処理具を回動
する状態を示す断面図である。
【図9】図8の回動の後、光ケーブル余長処理具を再度
支持棒に係止する状態を示す断面図である。
【図10】係止爪に可撓性を持たせた例を示す斜視図で
ある。
【図11】細径部を長尺方向に長く形成した例を示す斜
視図である。
【図12】従来の光ケーブル余長処理具の取付構造を示
す斜視図である。
【図13】図12の光ケーブル余長処理具の詳細を示す
斜視図である。
【符号の説明】
21 収納架 27 光ケーブル余長処理具 27a 本体部 27b 突出部 27c 係止爪 27e 係止穴 29 光ケーブル 25,31,33 支持棒(支持部材) 33b 細径部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の曲率半径で光ケーブルが巻回され
    る光ケーブル余長処理具を、複数のプリント配線板が立
    設して収納される収納架に取り付けるための光ケーブル
    余長処理具の収納架への取付構造において、前記収納架に、前記プリント配線板の立設間隔と同一の
    間隔で棒状の支持部材を固定するとともに、 前記光ケーブル余長処理具に、前記光ケーブルを巻回す
    る該光ケーブル余長処理具の本体部に沿って係止穴を形
    成し、 前記係止穴を前記支持部材に挿抜自在に挿通すること
    で、前記光ケーブル余長処理具を前記収納架内に支持
    てなることを特徴とする光ケーブル余長処理具の収納架
    への取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ケーブル余長処理具の
    収納架への取付構造において、 前記本体部の外周に突出部を形成するとともに、この突
    出部の両端に、互いに対向する一対の係止爪を形成し、
    この係止爪に前記係止穴を形成してなることを特徴とす
    る光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の光ケーブ
    ル余長処理具の収納架への取付構造において、 前記係止穴を多角形形状に形成するとともに、前記支持
    部材の横断面形状を前記係止穴に対応する形状に形成し
    てなることを特徴とする光ケーブル余長処理具の収納架
    への取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光ケーブル余長処理具の
    収納架への取付構造において、 前記支持部材の外周に、前記光ケーブル余長処理具が回
    動可能な細径部を形成してなることを特徴とする光ケー
    ブル余長処理具の収納架への取付構造。
JP9022885A 1997-02-05 1997-02-05 光ケーブル余長処理具の収納架への取付構造 Expired - Fee Related JP2993601B2 (ja)

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