JP2993537B2 - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JP2993537B2
JP2993537B2 JP3290671A JP29067191A JP2993537B2 JP 2993537 B2 JP2993537 B2 JP 2993537B2 JP 3290671 A JP3290671 A JP 3290671A JP 29067191 A JP29067191 A JP 29067191A JP 2993537 B2 JP2993537 B2 JP 2993537B2
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浩二 江場
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータを使用した
モータ制御装置で使用する電流検出装置に関し、特に電
流検出値をディジタル量に変換してフィードバックする
用途に適する電流検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電流検出装置の一例を示す
ブロック図であり、図中では簡単のたU相に関するブロ
ック及び信号を中心に表記しV相に関する電流検出装置
は省略する。PWM回路6は、モータ5に対する印加電
圧指令に比例したパルス幅の信号sigtrl,sig
tr2(図2の,参照)を、インバータのU相アー
ムのベース駆動回路1,2に送出する。ベース駆動回路
1,2は、それぞれの対応するパワー素子Trl,Tr
2をPWM回路6から送出された信号sigtr1,s
igtr2に従ってオンオフさせ、U相の電圧を図2の
に示すようにインバータの入力電位VH,VLに交互
に変化させる。
【0003】モータ5には、U,V,W相の電位差に応
じて図2のに示すU相電流が流れ、この電流に比例し
た電圧降下が検出抵抗3の両端に発生する。この電圧は
絶縁増幅器10に入力され、発振器12の周波数でスイ
ッチSW1によって周期的に断続することにより絶縁用
トランスT2を通過する。絶縁用トランスT2の出力信
号はスイッチSW2によってサンプリングされ復調され
た後、バッファ増幅器11で増幅されA/D(アナログ
ディジタル)変換器7に送出される(図2のに絶縁増
幅器10の出力波形を示す)。絶縁増幅器10の出力
は、A/D変換器7によってディジタル値に変換され制
御に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電流検出装置で
は、図2のに示す波形のようにU相電圧が急峻に変化
する瞬間に絶縁増幅器の出力にスパイク状のノイズが出
現してしまうという問題があった。これは主として絶縁
増幅器に使用されているトランスT2の入出力間の容量
結合によるもので、相電圧の変化が微分されて出力に重
畳されるものである。一方、絶縁増幅器の出力はA/D
変換器によってサンプリングされるためにスパイク状の
ノイズ部分をサンプリングした場合には検出値が大きく
狂うことになる。
【0005】この対策としてまず考えられることはトラ
ンスの改良であるが、一般に相電圧の変化は数百V/μ
sであるのに対して検出したい最小電圧が数mVである
ため、トランスを小型にしたままで結合容量を影響の無
い値に抑えるのは難しい。次にスパイク成分をフィルタ
ーによって除去する方法があるが、この場合には検出に
位相遅れが発生してしまい、電流検出値をフィードバッ
ク制御に使用した場合に周波数特性が低下してしまう。
このように従来の電流検出装置においては、検出遅れを
最小限に押えたままで、相電圧変化により発生するノイ
ズを除去する有効な手段が無かった。本発明は上述した
事情より成されたものであり、本発明の目的は、電流の
検出遅れを最小限に留めたままで、相電圧変化により発
生するノイズを除去できる電流検出装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、インバータに
より駆動されるモータの相電流をモータ線に直列に挿入
した検出抵抗と絶縁増幅器を用いて検出する電流検出装
置に関するものであり、本発明の上記目的は、測定対象
となる相のモータ線に接続されたインバータアームのそ
れぞれのパワー素子に対するオンオフ指令信号と前記相
の電流の極性信号に基づいて、前記相のインバータの出
力電位が変化する期間のみ絶縁増幅器のトランスの2次
側電圧のサンプリング動作を停止するホールド信号発生
手段を備えることによって達成される。
【0007】
【作用】本発明の電流検出装置によれば、相電圧が変化
する期間に限定して絶縁増幅器の出力がホールドされる
ため、電流検出値にスパイクの影響が現れない。
【0008】
【実施例】図1は本発明の電流制御装置の一例を図5に
対応させて示すブロック図であり、同一構成箇所は同符
号を付して説明を省略する。本実施例では、従来の電流
検出装置に対してホールド信号発生回路20と絶縁増幅
器10内のゲート回路13が付加されている。ホールド
信号発生回路20は、相電圧の変化を予測してその変化
に同期したパルスであるホールド信号holduを発生
する回路であり、まず、この相電圧の変化を予測する方
法についてU相を例として述べる。図2において、U相
電圧()とU相の各パワー素子Tr1,Tr2に対す
る信号sigtr1,sigtr2(,)を見る
と、U相電流の方向がインバータからモータ5に向う場
合にはU相電圧()の変化点とパワー素子Tr1の信
号sigtr1()の変化点がほぼ一致し、逆の場合
にはU相電圧()の変化点とパワー素子Tr2の信号
sigtr2()の変化点がほぼ一致していることが
分る。本発明では、この性質を利用してパワー素子Tr
1,Tr2に対する信号sigtr1,sigtr2及
び電流の極性信号signuよりU相電圧の変化を予測
している。
【0009】図3はホールド信号発生回路20の一例を
示すブロック図であり、図4はこの回路内の各信号のタ
イムチャートを示している。PWM回路6から送出され
たパワー素子Tr1,Tr2への信号sigtr1,s
igtr2は、ホールド信号発生回路20内のディジタ
ルディレイ回路21,22によって発振器23の指定ク
ロック数分(図4の例では3クロック分)遅れた信号d
eltr1(),deltr2()となる。ディジ
タルディレイ回路21とディジタルディレイ回路22の
入出力信号deltr1,sigtr1とdeltr
2,sigtr2は排他論理和回路24,25に送出さ
れ、変化点に同期したパルスchgtr1(),ch
gtr2()となりセレクター回路26に送出され
る。
【0010】セレクター回路26によって、電流の極性
信号signu()が+の場合にはパルスchgtr
1が選択され、−の場合にはパルスchgtr2が選択
されてホールド信号holdu()としてゲート回路
13に送出される。そしてゲート回路13を使用して、
絶縁増幅器10内の発振器12が2次側のサンプリング
用に出力している信号chop2を、ホールド信号ho
lduがオンの期間停止させる。以上のようにしてU相
電圧の変化がある期間、絶縁増幅器10のサンプリング
が停止するため、絶縁増幅器10の出力は図2のに示
すようにスパイククイズを含まない出力となる。なお、
本実施例では電流の極性信号signuをA/D変換器
の出力から得ている(前回の変換結果によって決定す
る)が、これを電流制御の電流指令値の極性から得る事
も可能である。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明の電流検出装置によ
れば、測定対象となる相の電圧の変化による電流検出値
の誤差(絶縁増幅器の同相電圧除去性能不足による誤
差)を無くす事ができ、更に、サンプリングを停止させ
るのは特定のタイミングに限られるために測定の時間遅
れの影響も少ない。このため本電流検出装置を電流制御
のフィードバックループに使用した場合、応答周波数の
高い良好な電流制御性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電流検出装置の一例を示すブロック図
である。
【図2】本発明装置及び従来の電流検出装置における絶
縁増幅器入出力信号のタイムチャートの一例を示す図で
ある。
【図3】図1のホールド信号発生回路の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】図1のホールド信号発生回路における各信号の
タイムチャートの一例を示す図である。
【図5】従来の電流検出装置の一例を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
13 ゲート回路 20 ホールド信号発生回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インバータにより駆動されるモータの相
    電流をモータ線に直列に挿入した検出抵抗と絶縁増幅器
    を用いて検出する電流検出装置において、測定対象とな
    る相のモータ線に接続されたインバータアームのそれぞ
    れのパワー素子に対するオンオフ指令信号と前記相の電
    流の極性信号に基づいて、前記相のインバータの出力電
    位が変化する期間のみ絶縁増幅器のトランスの2次側電
    圧のサンプリング動作を停止するホールド信号発生手段
    を備えたことを特徴とする電流検出装置。
JP3290671A 1991-10-09 1991-10-09 電流検出装置 Expired - Lifetime JP2993537B2 (ja)

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JPH05111261A JPH05111261A (ja) 1993-04-30
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