JP2993298B2 - 電話機の拡声受話用増幅器 - Google Patents

電話機の拡声受話用増幅器

Info

Publication number
JP2993298B2
JP2993298B2 JP4299422A JP29942292A JP2993298B2 JP 2993298 B2 JP2993298 B2 JP 2993298B2 JP 4299422 A JP4299422 A JP 4299422A JP 29942292 A JP29942292 A JP 29942292A JP 2993298 B2 JP2993298 B2 JP 2993298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mos transistor
amplifier
current
telephone
loudspeaker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4299422A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06152722A (ja
Inventor
良之 上島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP4299422A priority Critical patent/JP2993298B2/ja
Publication of JPH06152722A publication Critical patent/JPH06152722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2993298B2 publication Critical patent/JP2993298B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電話機の拡声受話用増幅
器に関し、特に拡声受話用スピーカから通話相手の音声
を出力するための拡声機能を有する電話機において、ス
ピーカと増幅器とからなる拡声受話回路の、消費電力の
制御が可能で集積回路に適した拡声受話用増幅器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3を参照して、電話機の拡声受話回路
について説明する。電話機の受話回路では、通話相手の
音声や呼出音・確認音等の各種トーンを出力するための
スピーカ74に、スピーカのように低インピーダンスな
負荷を駆動可能な増幅器71が接続され、この増幅器7
1に音声処理回路75またはトーン発生回路76からの
信号を入力することにより、スピーカ74から音声やト
ーン信号を聞かせるようになっている。また、大きな出
力を得るために、増幅器71は、2つの増幅器72,7
3からなる差動出力型の増幅器とすることが多い。
【0003】音声処理回路75,トーン発生回路76の
出力の切り換えは、スイッチ78で行う。増幅器71
は、一対の増幅器72,73と、2個の抵抗77とを有
する。増幅器72,73の出力は、それぞれのマイナス
(−)入力即ち反転入力にフィードバックされている。
【0004】スピーカ74から適当な音圧レベルの音を
出力するには大きな電力が必要である。例えば、電話機
の拡声受話用スピーカ74として、次記の規格のものを
使用するとする。
【0005】〈スピーカの規格〉出力音圧レベル:9
2dB(SPL)/W/0.5m,インピーダンス:
32Ω。
【0006】このとき、スピーカ74から50cmの距
離で76dB(SPL)の音圧レベルを得るためには、
スピーカ74への入力を25mWとする必要がある。ス
ピーカ入力を25mWとするには、増幅器71の出力振
幅を253V(P−P)、出力電流を79mAとしな
ければならない。従って、増幅器71の出力段に流れる
電流も79mA必要である。増幅器71の電源電圧を5
Vとすると、増幅器71の消費電力は約400mWとな
る。
【0007】次に、図2を参照して説明する。図3の従
来の拡声受話用スピーカ増幅器72,73の一例を示す
図2において、MOSトランジスタ11,12,13,
14,15からなる差動増幅段の出力は、MOSトラン
ジスタ21,22からなる増幅段を駆動し、この増幅段
の出力はMOSトランジスタ31,32からなる出力段
を駆動する。電流源42の電流に対して、MOSトラン
ジスタ41とMOSトランジスタ11とのW/L比によ
って決まる(W11/L11)/(W41/L41)倍
の電流が差動段に流れ、同様にMOSトランジスタ41
とMOSトランジスタ21とのW/L比によって決まる
(W21/L21)/(W41/L41)倍の電流が増
幅段に流れる。またMOSトランジスタ41とMOSト
ランジスタ51とのW/L比によって決まる(W51/
L51)/(W41/L41)倍の電流が、MOSトラ
ンジスタ52に流れ、MOSトランジスタ52とMOS
トランジスタ32のW/L比で決まる(W32/L3
2)/(W52/L52)倍の電流が、MOSトランジ
スタ52と32の電流ミラーによって出力段に流れる。
【0008】ここで、WはMOSトランジスタのチャネ
ル幅、LはMOSトランジスタのチャネル長である。ま
た、MOSトランジスタ11,21,51,32は電流
を供給する電流源としての働きをする。尚、位相補償回
路43は、抵抗とコンデンサとからなる。
【0009】出力段に流れる電流は、前述のように79
mA必要であるとすると、図3のような差動出力型の回
路構成をとった場合、増幅器72,73の1つ当たりで
はそれぞれ1/2の約40mAとする必要がある。ただ
し、電話機としては増幅器2つ分であり、消費電力は4
00mWと変わらない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
スピーカから50cmの距離で76dB(SPL)の音
圧レベルを得るには、増幅器の消費電力が約400mW
となり、例えばISDN(サービス統合デジタル網:I
ntegrated Services Digita
l Network)においては、ISDN端末(T
E)として局から供給される電力は380mWと規定さ
れているので、電話機のDC−DCコンバータの効率を
80%とした場合、電話機として使用可能な電力は約3
00mW程度しかなく、拡声受話用増幅器の消費電力だ
けでも、ISDNの規格を越えてしまうことになる。
【0011】本発明の目的は、前記問題点を解決し、拡
声受話機能を有する電話機において電話機への給電が制
限されているような場合、拡声受話用増幅器の消費電力
を制御し、場合によっては出力音圧レベルを制限して
も、電話機としての消費電力の低減を行うことを可能に
した電話機の拡声受話増幅器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、音声処
理回路又はトーン発生回路から送出される信号が入力さ
れ増幅して負荷を駆動する電話機の拡声受話用増幅器に
おいて、前記信号が入力される差動対と前記差動対の動
作点バイアス電流を供給するための第1の電流源とから
なる入力差動増幅段と、前記負荷を駆動するための出力
段と、前記出力段に動作点バイアス電流を供給するため
の互いに並列接続された第2及び第3の電流源と、前記
第2又は第3の電流源の何れか一方の活性化を制御する
活性化手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の電話機の拡声受話
増幅器を示す回路図である。図1において、図2と同様
の構成要素に対しては、同一の参照番号を付し、説明を
省略する。
【0014】図1において、本実施例の拡声受話用スピ
ーカ増幅器は、図2の従来の拡声受話用スピーカ増幅器
に対して、MOSトランジスタ61,62,63,6
4,65が追加されている。
【0015】本実施例によれば、拡声受話機能を有する
電話機の拡声受話用スピーカ駆動用増幅器において、増
幅器の出力段に電流を流すための電流源として、通常使
用時の電流源と低消費電力時の電流源と、これらの電流
源を切り替えて使用するためのスイッチを有し、本増幅
器の外部からの信号のレベルにより電流源を切り替え、
増幅器の出力段に流れる電流を制御することにより、増
幅器の消費電力を制御することを可能にし、電話機とし
ての消費電力も制御可能とすることを特徴とする。
【0016】スイッチの機能をするMOSトランジスタ
62のゲートに加えられる電圧により、MOSトランジ
スタ62がON/OFFする。MOSトランジスタ62
のゲート電圧が増幅器の電源電圧レベル(VDD)のと
き、MOSトランジスタ62はOFFし、ゲート電圧が
グランドレベル(GND)のときのMOSトランジスタ
62はONする。
【0017】同様に、MOSトランジスタ63もスイッ
チの機能をしており、MOSトランジスタ63のゲート
電圧がVDDレベルのとき、MOSトランジスタ63は
OFFし、ゲート電圧がGNDレベルのときMOSトラ
ンジスタ63はONする。
【0018】MOSトランジスタ64,65はインバー
タを構成しており、MOSトランジスタ64,65のゲ
ート即ちモード(MODE)端子66にVDDレベルの
電圧が加えられたとき、MOSトランジスタ64がOF
Fし、MOSトランジスタ65がONして、MOSトラ
ンジスタ64,65のドレイン電圧はGNDレベルとな
る。
【0019】逆に、MOSトランジスタ64,65のゲ
ートにGNDレベルの電圧が加えられたとき、MOSト
ランジスタ64がONし、MOSトランジスタ65がO
FFして、MOSトランジスタ64,65のドレイン電
圧はVDDレベルとなる。従って、MOSトランジスタ
62とMOSトランジスタ63のゲートに加えられる電
圧は相反するレベルとなり、それらのスイッチの動作は
まったく逆になるので、同時にONまたはOFFするこ
とはない。
【0020】低消費電力動作時には、MOSトランジス
タ62はOFFさせ、MOSトランジスタ63はONさ
せる。このとき、MOSトランジスタ52に流れる電流
はMOSトランジスタ51に流れる電流に等しい。ま
た、MOSトランジスタ63がONすることにより、M
OSトランジスタ61のゲート電圧はVDDレベルとな
り、MOSトランジスタ61をOFFさせることにな
る。
【0021】通常動作時には、MOSトランジスタ62
はONさせ、MOSトランジスタ63はOFFさせる。
このとき、MOSトランジスタ52には、電流源を構成
するMOSトランジスタ51とMOSトランジスタ61
との電流を加算したものが流れる。MOSトランジスタ
51とMOSトランジスタ61のディメンジョンの比
(両トランジスタのW/Lの比)が等しいとすると、M
OSトランジスタ52には、低消費電力動作時の2倍の
電流が流れることになる。
【0022】MOSトランジスタ31,32で構成され
る出力段に流れる電流は、MOSトランジスタ52と3
2のW/Lの比で決まり、MOSトランジスタ52に流
れる電流が(W32/L32)/(W52/L52)倍
されて、MOSトランジスタ32に流れることになる。
従って、MOSトランジスタ52に流れる電流が、通常
動作時に比べ低消費電力動作時では1/2倍になると、
出力段に流れる電流も1/2倍になることになる。
【0023】拡声受話用スピーカ増幅器71では、出力
段に流れる電流が大きため、その消費電力もほとんど
出力段に流れる電流で決定されるため、出力段に流れる
電流が1/2倍になれば、消費電力も約1/2倍にな
る。例えば、通常動作時に電流を80mA流して消費電
力が約400mWとすると、低消費電力動作時には電流
40mA流して消費電力は約200mWとなる。
【0024】ただし、低消費電力動作時には、増幅器7
1の出力段に流す電流を1/2にするため、スピーカ7
4の特性として前述のものを使用するものとし、電流を
40mA流すとすると、スピーカ74への入力電圧振幅
は最大1.25V(P−P)となり、スピーカへの入力
は6.25mWとなる。このとき、スピーカ74から5
0cmの距離での音圧レベルは70dB(SPL)であ
り、通常動作時の最大音圧レベルに比べて−6dB(約
1/2)になる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、拡声受
話機能を有する拡声受話用増幅回路において、増幅回路
の出力段の電流を制御することにより、拡声受話用増幅
器の消費電力を制御できるようにした結果、特にISD
Nのように局から端末への供給電力が380mWと規定
されている場合に電話機としてその供給電力内で動作さ
せるため拡声受話用増幅回路の出力段の電流を小さくす
るように制御することによりスピーカからの最大出力音
圧レベルは下がってしまう場合にも、電話機としての消
費電力を低減させ、規格を満足させることができるとい
う効果が得られ、また局からの給電でなく供給能力の大
きい電源から電話機に給電できるときは、スピーカから
の最大音圧レベルも大きくすることができるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電話機の拡声受話用増幅器
を示すブロック図である。
【図2】従来の拡声受話用スピーカ増幅器の一例を示す
ブロック図である。
【図3】電話機の拡声受話回路のブロック図である。
【符号の説明】
11〜15 増幅器の差動段のMOSトランジスタ 21,22 増幅器の増幅段のMOSトランジスタ 31,32 増幅器の出力段のMOSトランジスタ 42 電流源 43 位相補償回路 41 MOSトランジスタ 51,52 MOSトランジスタ 61 MOSトランジスタ 62,63 スイッチを構成するMOSトランジスタ 64,65 インバータを構成するMOSトランジス
タ 71 差動出力型拡声受話用増幅器 72,73 拡声受話用増幅器 74 拡声受話用スピーカ 75 音声処理回路 76 トーン発生回路 77 抵抗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声処理回路又はトーン発生回路から送
    出される信号が入力され増幅して負荷を駆動する電話機
    の拡声受話用増幅器において、前記信号が入力される差
    動対と前記差動対の動作点バイアス電流を供給するため
    の第1の電流源とからなる入力差動増幅段と、前記負荷
    を駆動するための出力段と、前記出力段に動作点バイア
    ス電流を供給するための互いに並列接続された第2及び
    第3の電流源と、前記第2又は第3の電流源の何れか一
    方の活性化を制御する活性化手段とを備えることを特徴
    とする電話機の拡声受話用増幅器。
JP4299422A 1992-11-10 1992-11-10 電話機の拡声受話用増幅器 Expired - Lifetime JP2993298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299422A JP2993298B2 (ja) 1992-11-10 1992-11-10 電話機の拡声受話用増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4299422A JP2993298B2 (ja) 1992-11-10 1992-11-10 電話機の拡声受話用増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06152722A JPH06152722A (ja) 1994-05-31
JP2993298B2 true JP2993298B2 (ja) 1999-12-20

Family

ID=17872364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4299422A Expired - Lifetime JP2993298B2 (ja) 1992-11-10 1992-11-10 電話機の拡声受話用増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2993298B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06152722A (ja) 1994-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3360501B2 (ja) 増幅回路及び携帯電話用半導体集積回路装置
JP3459109B2 (ja) 自己構成可能な二元的ブリッジパワー増幅器
US9906196B2 (en) Hybrid switched mode amplifier
JPH07118666B2 (ja) 携帯無線装置
US9973156B2 (en) Generation of voltage reference signals in a hybrid switched mode amplifier
US4096443A (en) Balanced source follower amplifier
KR0140917B1 (ko) 상보적 캐스코드 푸쉬-풀 증폭기
US7463743B2 (en) Electronic driving circuit for directing an audio signal selectively to one of two speakers
US5825244A (en) Low power class AB integrated circuit amplifier having improved linearity when driving high impedance loads
JP4281962B2 (ja) 共通制御装置を有するデュアル・モード・パワー増幅器
JP2993298B2 (ja) 電話機の拡声受話用増幅器
JP2009094635A (ja) 音声出力装置及び音声出力方法
JPS59207712A (ja) 増幅器
US6697612B2 (en) Receiving section of a telephone
KR880010566A (ko) 증폭기의 이득 제어 회로
JP2006262264A (ja) 電流制御回路、それを用いた信号増幅装置ならびに電子機器。
US6967530B2 (en) Circuit and semiconductor device for reducing the generation of shock noise of a power amplifier outputting amplified audio signals
GB2561930A (en) Control of switches in a variable impedance element
JP2001046969A (ja) スピーカの駆動方法及び携帯電話
JP3260098B2 (ja) Btl増幅装置
KR930012083B1 (ko) 키폰 전화기와 페이징 스피커간의 인터페이스 회로
KR100714524B1 (ko) 호환형 음성 증폭장치 및 그 증폭장치를 갖는이동통신단말기
JPH07115381A (ja) 携帯電話端末の送信電力制御回路
EP1177619A1 (en) Signal treating circuit with a class a/b output stage connectable to a source of multiple supply voltages
JP2001016322A (ja) 電話機の受信部

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990921