JP2992525B1 - 軸用立体搬送装置 - Google Patents

軸用立体搬送装置

Info

Publication number
JP2992525B1
JP2992525B1 JP34062498A JP34062498A JP2992525B1 JP 2992525 B1 JP2992525 B1 JP 2992525B1 JP 34062498 A JP34062498 A JP 34062498A JP 34062498 A JP34062498 A JP 34062498A JP 2992525 B1 JP2992525 B1 JP 2992525B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
vertical
roller
shaft
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34062498A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000168934A (ja
Inventor
基 柘植
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmei Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinmei Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmei Industry Co Ltd filed Critical Shinmei Industry Co Ltd
Priority to JP34062498A priority Critical patent/JP2992525B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2992525B1 publication Critical patent/JP2992525B1/ja
Publication of JP2000168934A publication Critical patent/JP2000168934A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chain Conveyers (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 簡易電車や方向変換器を用いることなく、こ
れら機器の駆動源および制御装置等の装置数を削減して
安価にし、設置スペースを縮小し、狭い場所でも容易に
曲線搬送でき、中間待機ワークを削減して生産効率を向
上し、生産ラインを自由自在にレイアウトし、安全性を
向上する。 【解決手段】 上下および左右方向に屈曲可能な立体搬
送用チェーン20を、直線搬送経路Y,上下方向と左右
方向の湾曲搬送経路U,Z,Dおよび戻り経路Rを備え
たフレーム18の搬送始端から搬送終端にわたって回動
可能に巻回し、チェーン20に所定の間隔を隔ててワー
ク搬送方向に回倒可能にワーク受具Wを枢着する一方、
ワーク受具Wをワーク搬送姿勢に起立させるガイドレー
ル38を搬送経路Yに配置し、ワーク受具Wを傾斜した
状態に保持する保持部材41を戻り経路Rに配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、離れた位
置に設置されたワーク受台間にわたって、軸を三次元方
向に搬送する軸用立体搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の搬送装置は、例えば、図9に示す
ような構成になっている。同図において、1は第一加工
処理部であり、この処理部1の出口1aに第一搬送器2
が隣接して設けられ、処理部1の内部に設けられたワー
ク受台(図示せず)に軸Jが載置されている。3は床面
Yに横方向に敷設された走行レールであり、走行レール
3の中間に角鋼4が敷設され、走行レール3,角鋼4の
一端部が第一搬送器2に隣接している。5は走行レール
3および角鋼4に沿って移動自在に設けられた簡易電車
であり、第一中間搬送器5aが搭載され、走行レール3
および角鋼4の周囲に安全柵6a,6bが設けられ、安
全柵6aに囲まれたエリアAおよび安全柵6bに囲まれ
たエリアBにそれぞれエリアセンサ7a,7bが配設さ
れ、走行レール3の中央部に通路Tが設けられている。
8は方向変換器9が搭載された第二中間搬送器であり、
一側に走行レール3および角鋼4の他端部が隣接してい
る。10は高速トラバーサであり、縦方向に設けられた
レール本体10aの一端部が第二中間搬送器8に隣接
し、レール本体10aの一端部に移動受台10bが位置
し、レール本体10aの他端部に第二搬送器11が隣接
して設けられ、第二搬送器11の一側に第二加工処理部
12の入口12aが隣接し、この処理部12の内部にワ
ーク受台(図示せず)が設けられている。
【0003】前記各搬送器2,5,8,11はリフトア
ンドキャリー方式によるものであり、各搬送器2,5,
8,11には、仮置部13が形成された仮置台14が装
着され、各搬送器2,5,8,11の内部にアームユニ
ット15が設けられ、図10(B)に示すように、この
アームユニット15は、一方に駆動手段(図示せず)が
連結された一対のスプロケット15a,15bにわたっ
て搬送チェーン15cが巻回され、上下方向の支持板1
5dと,二枚の水平方向の受板15eとからなり、支持
板15dの下端部が搬送チェーン15cに連結され、両
受板15eの一端部あるいは両端部に軸Jを受け渡しす
る受部15fが形成されている。そして、図10(B)
の鎖線に示すように、搬送チェーン15cの一回転駆動
に伴って、前記受板15eが楕円軌跡を描いて一往復す
る間に、各搬送器2,5,8,11の一方の仮置部13
上の軸Jを他方の仮置部13に仮置きする。この動作を
繰り返すことにより、軸Jを第一加工処理部1のワーク
受台から各搬送器2,5,8,11を経て第二加工処理
部11のワーク受台に順次受け渡してゆく。
【0004】つぎに、軸Jの搬送動作について図9から
図12を参照して説明する。まず、図9および図12
(A)の状態において、第一搬送器2のアームユニット
15の駆動手段を駆動すると、上述したように、受板1
5eの一方の受部15fが図10(A)の一点鎖線に示
す楕円軌跡を描いて一往復し、この間に、第一加工処理
部1のワーク受台に載置された軸Jが受板15eの一方
の受部15fに載せ掛けられ、この軸Jが第一搬送器2
の仮置台14の仮置部13に載せ換えられる。そして、
図10(A)の二点鎖線に示すように、再度アームユニ
ット15が往復移動する間に、仮置台14の仮置部13
に載置された軸Jが受板15eの他方の受部15fに載
せ掛けられ、この軸Jが仮置台14の第一中間仮置部1
30aに載せ換えられる。つぎに、簡易電車5の第一中
間搬送器5aにおいて、図10(A)の三点鎖線に示す
ように、アームユニット15を正方向に往復移動させ、
第一搬送器2の第一中間仮置部130aに載置された軸
Jを第一中間搬送器5aの仮置部13に載せ換える。そ
の後、図12(C)に示すように、簡易電車5を第二中
間搬送器8に隣接する位置まで移動し、第一中間搬送器
5aにおいて、アームユニット15を逆方向に往復移動
すると、図11(A)の一点鎖線に示すように、アーム
ユニット15が往復移動する間に、第一中間搬送器5a
の仮置部13から第二中間仮置部130bに載せ換えら
れる。つぎに、第二中間搬送器8において、図11
(A)の二点鎖線に示すように、アームユニット15を
正方向に往復移動させ、第二中間仮置部130bに載置
された軸Jを第二中間搬送器8の仮置部13に載せ換え
る。そして、シリンダ16により第二中間搬送器8の方
向を90°回転する。すなわち、第二中間仮置部130
b側から高速トラバーサ10の移動受台10b側に位置
させる。この状態で、第二中間搬送器8のアームユニッ
ト15を逆方向に往復移動させ、第二中間仮置部130
bに載置された軸Jを移動受台10bの仮置部13に載
せ換える。そして、駆動モータ10cを駆動し、移動受
台10bを第二中間搬送器8から第二搬送器11に隣接
する位置に移動させる。つぎに、第二搬送器11におい
て、アームユニット15を二回にわたって往復移動し、
移動受台10bの仮置部13に載置された軸Jを第二加
工処理部12のワーク受台に載せ換える。
【0005】なお、図12(A)に示すように、前記簡
易電車5が第一加工処理部1に隣接して位置する場合、
エリアAのエリアセンサ7aが通電されて検知可能状態
になり、図12(C)に示すように、簡易電車4が第二
中間搬送器8に隣接して位置する場合、エリアBのエリ
アセンサ7bが通電されて検知可能状態になり、センサ
7a又は7bが検知可能状態になっているエリアAまた
はB内に人あるいは物が入った時、センサ7a又は7b
により簡易電車5の第一中間搬送器5aを停止させてい
る。また、図12(B)に示すように、簡易電車5が両
エリアA,B間に位置する場合、すなわち簡易電車5が
走行中の場合、両センサ7a,7bは通電されていな
い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、軸J
を搬送する場合、簡易電車5,方向変換器9および複数
台の搬送器2,5,8,11を用いているため、これら
機器の駆動源やエリアセンサ7a,7b等の制御装置も
別途必要になるため、コスト高になるとともに、設置ス
ペースも大きくなり、狭い場所での搬送が非常に困難に
なり、生産ラインのレイアウトが制限されるという問題
がある。しかも、軸Jを搬送する際、第一搬送器2から
第一中間搬送器5a、第一中間搬送器5aから第二中間
搬送器8、第二中間搬送器8から移動受台10b、移動
受台10bから第二搬送器11に受け渡すため、中間待
機ワークが多くなり、両加工処理部1,11のワーク受
台間の搬送に多大の時間を要し、生産効率が低下すると
いう問題がある。さらに、床面Yに走行レール3,角鋼
4が敷設されているため、作業者が通路Tを通行する
際、走行レール3,角鋼4につまずく危険性があるとい
う問題がある。
【0007】本発明は、前記の点に留意して成されたも
のであり、その目的は、簡易電車や方向変換器を用いる
ことなく、これら機器の駆動源および制御装置等の装置
数を削減して安価にし、設置スペースを縮小し、狭い場
所でも容易に曲線搬送でき、中間待機ワークを削減して
生産効率を向上し、生産ラインを自由自在にレイアウト
でき、安全性を向上できる軸用立体搬送装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の軸用立体搬送装置は、所定の間隔を
おいて第一連結体が配設されるとともに,前記各第一連
結体間に複数個の第二連結体が連結された,上下および
左右方向に屈曲可能な立体搬送用チェーンを、直線搬送
経路,上下方向と左右方向の湾曲搬送経路および戻り経
路を備えたフレームの搬送始端から搬送終端にわたって
回動可能に巻回し、このチェーンに所定の間隔を隔てて
ワーク搬送方向に回倒可能にワーク受具を枢着する一
方、このワーク受具をワーク搬送姿勢に起立させるガイ
ドレールを、前記搬送経路に沿わせてワーク搬送始端部
から搬送終端部にわたって配置し、前記ワーク受具を傾
斜した状態に保持する保持部材を、前記戻り経路に沿わ
せて戻り始端部から戻り終端部にわたって配置して成る
ものである。
【0009】また、前記立体搬送用チェーンの前記第一
連結体は、両側に連結部が設けられ,中央の端縁部に支
持部が突設されたT字形状の連結板を対向させて配置
し、前記両連結板の前記両連結部間に二個の筒体を並設
し、前記両筒体に挿通された横軸の両端部を前記両連結
部に貫通させ、前記両連結板の両側にそれぞれ連結リン
クを設け、一方の横軸の一端部に一側の前記連結リンク
を連結し、その連結リンクの一方の連結部の上,下に横
方向の支持片を設け、前記両支持片を貫通した縦軸に横
ローラを設け、他側の前記連結リンクの他方の連結部を
貫通した前記一方の横軸の他端部に縦ローラを設け、他
方の横軸には,前記縦ローラ,前記横ローラを前記一方
の横軸とは逆に取り付けるようにしたものである。
【0010】これらの発明によれば、ワークの搬送時、
ワーク受具からワークが逸脱することなく、安定した状
態で容易に曲線搬送できるとともに、中間待機ワークな
しで、ワークを連続して搬送することができ、生産効率
を大幅に向上することができる。しかも、戻り経路にお
いて、保持部材により、ワーク受具が傾斜した状態に保
持されて移動するため、その分装置を小型化することが
できる。また、簡易電車や方向変換器を組み合わせる必
要がなく、これら機器の駆動源および制御装置等の装置
数を削減することができ、安価になる。しかも、生産ラ
インを自由自在にレイアウトすることができ、狭い場所
での設置,通路確保を容易に行うことができる。さら
に、従来のように、床面に走行レール,角鋼を敷設する
必要がなく、作業者が通路を通行する際、走行レール,
角鋼につまずく危険性がなく、安全性を向上することが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態につき図1〜図8を参
照して説明する。
【0012】まず、軸用立体搬送装置17の構成を示し
た図1において、18は装置17における樋状のフレー
ムであり、第一直線部Y1 ,横方向湾曲部X,第二直線
部Y 2 ,立ち上がり湾曲部U,立ち上がり傾斜部UK,
第一縦方向湾曲部Z1 ,第三直線部Y3 ,立ち下がり湾
曲部D,立ち下がり傾斜部DK,第二縦方向湾曲部
2 ,第四直線部Y4 が3次元方向に連接されてなり、
第一直線部Y1 ,横方向湾曲部X,第二直線部Y2 およ
び第四直線部Y4 に小支柱19aが設けられ、立ち上が
り傾斜部UKおよび立ち下がり傾斜部DKに大支柱19
bが設けられ、フレーム18が各支柱19a,19bに
より支持され、このフレーム18のさらに搬送始端から
搬送終端にわたって立体搬送用チェーン20が回動自在
に設けられ、第一直線部Y1 に立体搬送用チェーン20
の従動装置21が、第四直線部Y4 に駆動装置22がそ
れぞれ配設され、両直線部Y1 ,Y4 の近傍にそれぞれ
ワーク受台(図示せず)が配置される。なお、床面Y
と,立ち上がり湾曲部U,立ち上がり傾斜部UK,第一
縦方向湾曲部Z1 ,第三直線部Y3 ,立ち下がり湾曲部
D,立ち下がり傾斜部DK,第二縦方向湾曲部Z2 に囲
まれた空間は作業者の通路Tとなる。
【0013】前記立体搬送用チェーン20は、所定の間
隔をおいて配設された複数個の第一連結体23,第一連
結体23に回倒可能に枢着されたワーク受具W,各第一
連結体23間に連結された複数個の第二連結体31,各
第二連結体31に固着された平板37等から構成されて
おり、この立体搬送用チェーン20の構成につき、図2
および図3を参照して詳細に説明する。それらの図にお
いて、前記第一連結体23は一対の連結板24,二個の
筒体25,二本の横軸26からなり、二枚のT字形状の
連結板24が対向して配置され、連結板24の両側に連
結部24aが設けられ,中央の端縁部に支持部24bが
突設されている。25は両連結板24の両連結部24a
間に並設された二個の筒体であり、図3(A)に示すよ
うに、両筒体25に軸受け25aを介して挿通された横
軸26の両端部が両連結部24aを貫通し、両連結板2
4の両側にそれぞれ連結リンク27が設けられ、一方の
横軸26の一端部に一側の連結リンク27が連結され、
その連結リンク27の一方の連結部27aの上,下に横
方向の支持片27bが突設され、両支持片27bを貫通
した縦軸28に横ローラ29が設けられ、他側の連結リ
ンク27の他方の連結部27aを貫通した一方の横軸2
6の他端部に縦ローラ30が設けられている。そして、
横軸26の他端部に挿通された環状の押さえ板30a,
この他端部を貫通したピン30bにより他側の連結リン
ク27の他方の連結部27aが横軸26に連結され、他
方の横軸26には、縦ローラ30,横ローラ29が一方
の横軸26とは逆に取り付けられている。
【0014】前記ワーク受具Wは、支持杆31,移動体
32,ガイドローラ33,支持体34からなり、前記支
持杆31は、基部が第一連結体23の支持部24bに回
転自在に支持され、前記移動体32は、図2に示すよう
に、支持杆31の先端部に固着された基板32aと,基
板32aの両端部に折曲して形成された折曲片32bと
からなり、両折曲片32bの外側端部にガイドローラ3
3が設けられている。34は移動体32に立設された支
持体であり、先端部に軸Jが載置される軸受部34aが
形成されるとともに、前記先端部の両側に上下および左
右方向にテーパ34b,34cが形成されている。
【0015】前記第二連結体35は一対の折曲板36,
二個の筒体25,二本の横軸26からなり、前記折曲板
36は縦板部36aと横板部36bを有し、図3に示す
ように、両縦板部36aが対向し,かつ,横板部36b
が外側に位置して配置され、両縦板部36a間に二個の
筒体25が並設され、両筒体25に軸受け25aを介し
て挿通された横軸26の両端部が両縦板部32aを貫通
し、各第二連結体35の両横板部25bに複数個の平板
37の一面が固着されている。そして、前記第一連結体
23と同様に、各第二連結体35間の両側に連結リンク
27が設けられ、一側の連結リンク27の支持片27b
の縦軸28に横ローラ29が設けられ、一方の横軸26
の他端部に縦ローラ30が設けられ、他方の横軸26に
は,縦ローラ30,横ローラ29が一方の横軸26とは
逆に取り付けられている。
【0016】つぎに、軸用立体搬送装置17における立
体搬送用チェーン20の実装状態の構成につき、図1,
図4および図5を参照して説明する。前記フレーム18
は、二枚の補助受け板180a,湾曲用受け板180b
と,湾曲用受け板180bの上面の中央部に固着された
固定板18bと,固定板18bの両側に立設された立設
板18cと,両立設板18cの上縁部に装着された支持
板18dとから構成されている。なお、前記補助受け板
180aは第一直線部Y1 および第四直線部Y 4 の端部
に配設されて小支柱19aに支持され、前記湾曲用受け
板180bは、第一直線部Y1 ,横方向湾曲部X,第二
直線部Y2 ,立ち上がり湾曲部U,立ち上がり傾斜部U
K,第一縦方向湾曲部Z1 ,第三直線部Y3 ,立ち下が
り湾曲部D,立ち下がり傾斜部DK,第二縦方向湾曲部
2 ,第四直線部Y4 にわたって配設され、前記両傾斜
部UK,DKに位置した湾曲用受け板180bが各支柱
19a,19bに支持されている。
【0017】そして、前記両支持板18dの内面の上
部、すなわち搬送経路Hに、前記ワーク受具Wのガイド
ローラ33が移動するガイドレール38が設けられ、両
ガイドレール38の下方に固着された支持金具18eに
より二本のレール本体39が支持されている。このレー
ル本体39は、基板39aと,基板39aの両側縁部に
立設された縦レール39bと,両縦レール39bの端部
に内側方向に折曲された横レール39cとからなり、両
縦レール39bに各連結体23,35の二個の横ローラ
29が摺接し、基板39aの両側および横レール39c
に各連結体23,35の二個の縦ローラ30が摺接し、
レール本体39に立体搬送用チェーン20が回動自在に
設けられている。40は前記駆動装置22に連結された
スプロケットであり、スプロケット40のギヤ40aが
立体搬送用チェーン20の各筒体25間に挿通されてい
る。40bは円板状のワーク受具用支持体であり、スプ
ロケット40の支軸40cにベアリング(図示せず)に
より回転自在に支持され、ワーク受具Wがスプロケット
40の周面を移動する際、移動体32の基板32aの内
面がワーク受具用支持体40bの周面に当接し、ワーク
受具Wがスプロケット40の周面の接線に対して垂直に
移動するように支持する。そして、前記駆動装置22と
同様に、従動装置21にもスプロケットおよび円板状の
ワーク受具用支持体(図示せず)が連結されており、駆
動装置22のスプロケット40および従動装置21のス
プロケットに立体搬送用チェーン20が巻回されている
とともに、ワーク受具Wは、前記と同様に、従動装置2
1側のスプロケットの周面を移動する際、ワーク受具用
支持体によりスプロケットの周面の接線に対して垂直に
なるように支持する。なお、前記レール本体39は駆動
装置22および従動装置21の部分を除いては、図4に
示すように、二本のレール本体39の基板39aが接合
され、接合された両レール本体39の横レール39cが
両支持金具18eにより支持され、立体搬送用チェーン
20が両レール本体39に沿って3次元方向に回動す
る。
【0018】41はフレーム18の下部、すなわち戻り
経路Rに設けられた保持部材であり、両端部が立体搬送
用チェーン20の駆動部分および従動部分に位置し、図
4に示すように、前記両端部に傾斜部42が形成され、
その先端部がワーク受具用支持体40bの下方に位置し
ている。そして、上述したように、ワーク受具Wがスプ
ロケット40の周面を移動する際、ワーク受具用支持体
40bによりワーク受具Wがスプロケット40の外側周
面の接線に対して垂直に移動するように支持されている
ため、ワーク受具Wが前記傾斜部42を移動する際、支
持体34の先端部が移動方向とは逆方向に位置した状態
で前記傾斜部42を摺動し、ワーク受具Wはこの状態を
保持部材41により保持されながら戻り経路Rを通過す
る。
【0019】つぎに軸Jを搬送する動作について図1,
図4,図5,図6〜図8を参照して説明する。軸Jが、
第一加工処理部のワーク受台(図示せず)から第一直線
部Y 1 に位置した一対のワーク受具Wの軸受部34aに
受け渡され、軸受部34aに軸Jの支持溝Mが載置さ
れ、駆動装置22が駆動し、駆動装置22のスプロケッ
ト40を介して立体搬送用チェーン20が回動し、軸J
が図示の矢印方向(従動側から駆動側の方向)に搬送さ
れる。すなわち、軸Jは、第一加工処理部のワーク受台
(図示せず)から第一直線部Y1 ,横方向湾曲部X,第
二直線部Y2 ,立ち上がり湾曲部U,立ち上がり傾斜部
UK,第一縦方向湾曲部Z1 ,第三直線部Y3 ,立ち下
がり湾曲部D,立ち下がり傾斜部DK,第二縦方向湾曲
部Z2 ,第四直線部Y4 を通って第二加工処理部のワー
ク受台(図示せず)に搬送される。
【0020】そして、軸Jが前記第一直線部Y1 を通過
する場合、図6に示すように、一対のワーク受具Wのガ
イドローラ33が第一直線部Y1 のガイドレール38を
移動するため、一対のワーク受具Wが直立した状態に保
持されるとともに、一対の支持体34の先端部が軸Jの
支持溝Mの中心に位置し、軸Jが水平に保持された状態
で搬送され、第一直線部Y1 から横方向湾曲部Xを通過
する場合、一対のワーク受具Wのガイドローラ33が横
方向湾曲部Xに沿って移動するため、一対の支持体34
の先端部が軸Jの支持溝Mの外側端に移動する。この
際、横方向湾曲部Xの曲率半径が大きいため、一対の支
持体34はほぼ平行移動した状態で支持溝Mの外側端に
移動する。また、前記先端部のテーパ34cにより軸J
の支持溝Mが支持体34の軸受部34aから逸脱するこ
となく、軸Jが水平に保持された状態で搬送され、横方
向湾曲部Xから第二直線部Y2 を通過する場合、前記第
一直線部Y1 を通過する場合と同様に搬送される。
【0021】つぎに、第二直線部Y2 から立ち上がり湾
曲部Uを通過する場合、図7に示すように、一対のワー
ク受具Wのガイドローラ33が立ち上がり湾曲部Uに沿
って移動するため、一対の支持体34がほぼ平行移動し
た状態で軸Jの支持溝Mの内側端に移動するとともに、
前記先端部のテーパ34bにより軸Jの支持溝Mが支持
体34の軸受部34aから逸脱することなく搬送され、
立ち上がり湾曲部Uから立ち上がり傾斜部UKを通過す
る場合、一対のワーク受具Wが立ち上がり傾斜部UKの
傾斜面に対して直立した状態で移動する一方、軸Jが自
重で従動側に落下し、駆動側の支持体34が軸Jの支持
溝Mの外側端に当接し、従動側の支持体34が軸Jの支
持溝Mの内側端に当接し、軸Jはこの状態で斜め上方に
搬送され、立ち上がり傾斜部UKから第一縦方向湾曲部
1 を通過する場合、図8に示すように、一対のワーク
受具Wが第一縦方向湾曲部Z1 に沿って移動するため、
一対の支持体34の先端部が軸Jの支持溝Mの外側端に
移動し、前記先端部のテーパ34bにより軸Jの支持溝
Mが支持体34の軸受部34aから逸脱することなく、
軸Jが搬送され、第一縦方向湾曲部Z1 から第三直線部
3 を通過する場合、前記第一および第二直線部Y2
場合と同様に、直線方向に搬送される。
【0022】つぎに、第三直線部Y3 から立ち下がり湾
曲部Dを通過する場合、前記第一縦方向湾曲部Z1 の場
合と同様、一対の支持体34の先端部が軸Jの支持溝M
の外側端に移動して軸Jが搬送され、立ち下がり湾曲部
Dから立ち下がり傾斜部DKを通過する場合、一対のワ
ーク受具Wが立ち下がり傾斜部DKの傾斜面に対して直
立した状態で移動する一方、軸Jが自重で駆動側に落下
し、従動側の支持体34が軸Jの支持溝Mの外側端に当
接し、駆動側の支持体34が軸Jの支持溝Mの内側端に
当接し、軸Jはこの状態で斜め下方に搬送され、立ち下
がり傾斜部DKから第二縦方向湾曲部Z2 を通過する場
合、前記立ち上がり湾曲部Uと同様に、一対の支持体3
4が軸Jの支持溝Mの内側端に移動して軸Jが搬送さ
れ、第二縦方向湾曲部Z2 から第四直線部Y4 を通過す
る場合、前記第一,第二,第三直線部Y1 ,Y2 ,Y3
の場合と同様に搬送され,第四直線部Y4 に搬送された
軸Jは、図5に示すように、アームユニットAにより第
二加工処理部の軸受台(図示せず)に受け渡される。
【0023】そして、搬送経路Hを従動側から駆動側へ
移動したワーク受具Wは、戻り経路Rを駆動側から従動
側へ移動する。まず、駆動側において、図4の鎖線に示
すように、ワーク受具Wのガイドローラ33がガイドレ
ール38から外れ、ワーク受具Wの基板32aの内面が
ワーク受具用支持体40bの周面に当接し、ワーク受具
Wがスプロケット40の周面の接線に対してほぼ垂直に
支持された状態で移動する。そして、ワーク受具Wがス
プロケット40の鉛直方向の中心線の延長線Xを越えた
とき、前記基板32aの内面からワーク受具用支持体4
0bの周面が離脱し、ワーク受具Wの前記支持状態が解
除されると同時に、ワーク受具Wの支持体34の先端部
が移動方向とは逆方向に位置した状態、すなわち、ワー
ク受具Wは図4の鎖線に示す傾斜状態で、保持部材41
の傾斜部42を摺動して下側のレール本体39側へ移動
する。そして、ワーク受具Wは保持部材41により前記
傾斜状態を保持されながら戻り経路Rを駆動側から従動
側へ移動する。つぎに、従動側において、ワーク受具W
は、保持部材41の従動側の傾斜部42を通過し、前記
と同様に、従動側のワーク受具用支持体に支持されなが
らスプロケットの周面の接線に対してほぼ垂直に移動
し、上側のレール本体39側へ移動するとともに、ワー
ク受具Wのガイドローラ33がガイドレール38に遊嵌
され、ワーク受具Wが直立した状態で搬送経路Hに戻
る。このように、戻り経路Rにおいて、ワーク受具Wが
傾斜した状態で移動するため、その分フレーム18を小
型化することができる。
【0024】以上説明したように、本発明の軸用立体搬
送装置17は、中間待機ワークなしで、一方のワーク受
台から他方のワーク受台に連続して搬送できるため、生
産効率が大幅に向上する。
【0025】なお、前記形態の立体搬送用チェーン20
は、第一連結体23の連結部24aおよび支持部24
b、第二連結体35の折曲板36の縦板部36aおよび
横板部36bが一体に形成され、支持片27bが連結リ
ンク27に一体に形成されているため、立体搬送用チェ
ーン20の量産効果は大きい。
【0026】また、前記形態の場合、一対のワーク受具
Wにより軸Jを搬送しているため、湾曲部を通過する
際、安定した状態で搬送することができる。さらに、移
動体32の移動部材にガイドローラ33を用いたが、ピ
ンであってもよく、前記移動部材はガイドレール38を
移動でき,かつ,軸Jの搬送姿勢を保持できるものであ
ればよい。また、支持溝Mが形成された軸Jを用いた
が、両側部に、支持体34の先端部に当接する環状の当
接体が形成された軸であってもよい。
【0027】さらに、立体搬送用チェーン20がレール
本体39に沿って3次元方向に回動するため、従来のよ
うに、簡易電車や方向変換器を用いる必要がなく、これ
ら機器の数を削減でき、設置スペースを縮小でき、これ
により、生産ラインを自由自在にレイアウトでき、容易
に通路を確保することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の箱体用立
体搬送装置は、フレームの搬送経路に上下および左右方
向に屈曲可能な立体搬送用チェーンを回動可能に巻回
し、このチェーンに所定の間隔を隔ててワーク搬送方向
に回倒可能にワーク受具を枢着すとともに、フレームの
搬送経路に、ワーク受具をワーク搬送姿勢に起立させる
ガイドレールを配置し、フレームの戻り経路に、ワーク
受具を傾斜した状態に保持する保持部材を配置したた
め、ワークの搬送時、ワーク受具からワークが逸脱する
ことなく、安定した状態で容易に曲線搬送できるととも
に、中間待機ワークなしで、ワークを連続して搬送する
ことができ、生産効率を大幅に向上することができる。
しかも、戻り経路において、保持部材により、ワーク受
具が傾斜した状態に保持されて移動するため、その分装
置を小型化することができる。また、簡易電車や方向変
換器を組み合わせる必要がなく、これら機器の駆動源お
よび制御装置等の装置数を削減することができ、安価に
なる。しかも、生産ラインを自由自在にレイアウトする
ことができ、狭い場所での設置,通路確保を容易に行う
ことができる。さらに、従来のように、床面に走行レー
ル,角鋼を敷設する必要がなく、作業者が通路を通行す
る際、走行レール,角鋼につまずく危険性がなく、安全
性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】軸用立体搬送装置の斜視図である。
【図2】図1の立体搬送用チェーンの斜視図である。
【図3】(A)は図2の第一連結体の断面図、(B)は
図3(A)の正面図である。
【図4】図1の駆動部分の正面図である。
【図5】図4の切断側面図である。
【図6】軸Jが第一直線部Y1 を通過する状態を示した
正面図である。
【図7】軸Jが立ち上がり湾曲部Uを通過する状態を示
した側面図である。
【図8】軸Jが第一縦方向湾曲部Z1 を通過する状態を
示した側面図である。
【図9】従来例の搬送装置の斜視図である。
【図10】(A)は図9の第一搬送器から簡易電車に軸
を受け渡す動作説明図、(B)は図10(A)のアーム
ユニットの動作説明図である。
【図11】(A)は図9の簡易電車から第二中間搬送器
に軸を受け渡す動作説明図、(B)は第二中間搬送器お
よび高速トラバーサの正面図である。
【図12】(A),(B),(C)はそれぞれ図9の簡
易電車が移動する状態およびエリアセンサの検知動作の
説明図である。
【符号の説明】
17…軸用立体搬送装置、18…フレーム、20…立体
搬送用チェーン、23…第一連結体、24…連結板、2
4a…連結部、24b…支持部、25…筒体、26…横
軸、27…連結リンク、27a…連結部、27b…支持
片、28…縦軸、29…横ローラ、30…縦ローラ、3
5…第二連結体、38…ガイドレール、41…保持部
材、J…軸、Y…直線搬送経路、D,U,Z…湾曲搬送
経路、R…戻り経路、W…ワーク受具。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をおいて第一連結体が配設さ
    れるとともに,前記各第一連結体間に複数個の第二連結
    体が連結された,上下および左右方向に屈曲可能な立体
    搬送用チェーンを、直線搬送経路,上下方向と左右方向
    の湾曲搬送経路および戻り経路を備えたフレームの搬送
    始端から搬送終端にわたって回動可能に巻回し、このチ
    ェーンに所定の間隔を隔ててワーク搬送方向に回倒可能
    にワーク受具を枢着する一方、このワーク受具をワーク
    搬送姿勢に起立させるガイドレールを、前記搬送経路に
    沿わせてワーク搬送始端部から搬送終端部にわたって配
    置し、前記ワーク受具を傾斜した状態に保持する保持部
    材を、前記戻り経路に沿わせて戻り始端部から戻り終端
    部にわたって配置して成ることを特徴とする軸用立体搬
    送装置。
  2. 【請求項2】 前記立体搬送用チェーンの前記第一連結
    体は、 両側に連結部が設けられ,中央の端縁部に支持部が突設
    されたT字形状の連結板を対向させて配置し、 前記両連結板の前記両連結部間に二個の筒体を並設し、 前記両筒体に挿通された横軸の両端部を前記両連結部に
    貫通させ、 前記両連結板の両側にそれぞれ連結リンクを設け、 一方の横軸の一端部に一側の前記連結リンクを連結し、 その連結リンクの一方の連結部の上,下に横方向の支持
    片を設け、 前記両支持片を貫通した縦軸に横ローラを設け、 他側の前記連結リンクの他方の連結部を貫通した前記一
    方の横軸の他端部に縦ローラを設け、 他方の横軸には,前記縦ローラ,前記横ローラを前記一
    方の横軸とは逆に取り付けたことを特徴とする請求項1
    記載の軸用立体搬送装置。
JP34062498A 1998-11-30 1998-11-30 軸用立体搬送装置 Expired - Fee Related JP2992525B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34062498A JP2992525B1 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 軸用立体搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34062498A JP2992525B1 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 軸用立体搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2992525B1 true JP2992525B1 (ja) 1999-12-20
JP2000168934A JP2000168934A (ja) 2000-06-20

Family

ID=18338767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34062498A Expired - Fee Related JP2992525B1 (ja) 1998-11-30 1998-11-30 軸用立体搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2992525B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111687360A (zh) * 2020-06-09 2020-09-22 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种扭杆轴镦粗用保温装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111687360A (zh) * 2020-06-09 2020-09-22 株洲时代新材料科技股份有限公司 一种扭杆轴镦粗用保温装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000168934A (ja) 2000-06-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101234701B (zh) 物品输送装置和物品位置误差检测方法
JP3436334B2 (ja) 物品搬送設備
CN102795454B (zh) 汽车组装作业线中的车体搬送台车
JP2010070328A (ja) 被搬送物仕分け装置及び被搬送物仕分け方法
WO2003105216A1 (ja) 容器搬送システム
JPH02503172A (ja) 組立部品用搬送装置
JP2992525B1 (ja) 軸用立体搬送装置
JPH0523931A (ja) 部品供給設備
KR20110072138A (ko) 이송롤러 유닛 및 이를 이용한 이송장치
JP4835535B2 (ja) 板状体検査設備
KR20220094913A (ko) 컨베이어용 이송방향 교차변환장치
JP4052173B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP2008169015A (ja) 板状体搬送設備
JPH0899711A (ja) 搬送装置
JP3058596U (ja) 立体搬送用チェーンおよびそれを用いた立体搬送装置
JP2003285229A (ja) ワーク搬送組立装置
KR100619222B1 (ko) 글라스의 직립이송장치
JP3931837B2 (ja) 移動体使用の搬送設備
JP4835443B2 (ja) コンベヤ装置
JP2002293402A (ja) 物品供給設備
JP4075337B2 (ja) 搬送設備
JP3468595B2 (ja) 建物ユニットの組立方法及び装置
JPH0899232A (ja) 走行架台装置
JPH0723485Y2 (ja) 住宅用枠体組付け装置
JPH04209104A (ja) ハンガ装置の搬送保管設備

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees