JP2992038B2 - 赤色リボンおよび赤色ケアラベル - Google Patents
赤色リボンおよび赤色ケアラベルInfo
- Publication number
- JP2992038B2 JP2992038B2 JP23385189A JP23385189A JP2992038B2 JP 2992038 B2 JP2992038 B2 JP 2992038B2 JP 23385189 A JP23385189 A JP 23385189A JP 23385189 A JP23385189 A JP 23385189A JP 2992038 B2 JP2992038 B2 JP 2992038B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- red
- ribbon
- label
- printed
- care label
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Coloring (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は洋服等のケアラベルにワイヤードットプリン
ターでプリントするのに用いる赤色リボンおよび該リボ
ンで印字したケアラベルに関する。
ターでプリントするのに用いる赤色リボンおよび該リボ
ンで印字したケアラベルに関する。
従来の技術 洋服等に付着されるケアラベルには黒色と赤色でケア
マークを記すべきことが法律で定められており、従来、
かかるマークはオフセット印刷で印刷され、あるいはス
タンプ方式と軽印字器で印字されていた。しかるに、近
年、コンピューター信号を利用してプリンターでプリン
トする方式が普及してきたことに伴い、従来の印字方式
ではナンバリングが作業性に劣ること、コンピューター
方式だと管理が容易であることなどにより、ケアラベル
のマーキングは次第にこのコンピュータープリント方式
に移行してきた。
マークを記すべきことが法律で定められており、従来、
かかるマークはオフセット印刷で印刷され、あるいはス
タンプ方式と軽印字器で印字されていた。しかるに、近
年、コンピューター信号を利用してプリンターでプリン
トする方式が普及してきたことに伴い、従来の印字方式
ではナンバリングが作業性に劣ること、コンピューター
方式だと管理が容易であることなどにより、ケアラベル
のマーキングは次第にこのコンピュータープリント方式
に移行してきた。
しかしながら、ワイヤードットコンピュータープリン
ト方式では、作業性等の点が大い改善されたものの、従
来から使用されているプリント用赤色リボンでプリント
すると、ラベルが付着された洋服等のドライクリーニン
グ時にそこで使用されるパークロルエチレンにより印字
された部分が脱落するとか、あるいは退色してしまうと
いう問題が新たに持ち上がってきた。
ト方式では、作業性等の点が大い改善されたものの、従
来から使用されているプリント用赤色リボンでプリント
すると、ラベルが付着された洋服等のドライクリーニン
グ時にそこで使用されるパークロルエチレンにより印字
された部分が脱落するとか、あるいは退色してしまうと
いう問題が新たに持ち上がってきた。
発明が解決しようとする課題 従って、耐ドライクリーニング性が良好なプリント用
赤色リボンの出現が広く望まれている。
赤色リボンの出現が広く望まれている。
課題を解決するための手段 かかる事情に鑑み、本発明者らは鋭意研究を重ねた結
果、特定基本骨格構造を有する赤色モノアゾ系顔料であ
って、該基本骨格構造あるいはそれに結合した置換基が
有する塩素原子の合計数が特定数以下のものを含むイン
キを用いたリボンだと、意外にもパークロルエチレンに
対して耐性を示すことを見い出し、本発明を完成するに
至った。
果、特定基本骨格構造を有する赤色モノアゾ系顔料であ
って、該基本骨格構造あるいはそれに結合した置換基が
有する塩素原子の合計数が特定数以下のものを含むイン
キを用いたリボンだと、意外にもパークロルエチレンに
対して耐性を示すことを見い出し、本発明を完成するに
至った。
すなわち、本発明は、式I: [式中、R′1は水素であり; R″1は同一または異なるものであって、水素、また
は炭素数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキ
シ、トリフルオロメチル、−SO2N(C2H5)2、−CO−OC
4H9、塩素、 よりなる群から選択される1〜4個の置換基であり; R2は同一または異なるものであって、水素、または炭
素数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキシ、ニ
トロおよび塩素よりなる群から選択される1〜5個の置
換基、あるいは、相互にオルト位にある2個のR2は一緒
になって−NH−CO−NH−基を形成する] で示される基本骨格構造を有し、かつ置換基R″1およ
びR2の塩素原子合計数が0または1であるモノアゾ系顔
料を含有してなることを特徴とするケアラベルプリント
用の赤色リボンを提供するものである。
は炭素数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキ
シ、トリフルオロメチル、−SO2N(C2H5)2、−CO−OC
4H9、塩素、 よりなる群から選択される1〜4個の置換基であり; R2は同一または異なるものであって、水素、または炭
素数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキシ、ニ
トロおよび塩素よりなる群から選択される1〜5個の置
換基、あるいは、相互にオルト位にある2個のR2は一緒
になって−NH−CO−NH−基を形成する] で示される基本骨格構造を有し、かつ置換基R″1およ
びR2の塩素原子合計数が0または1であるモノアゾ系顔
料を含有してなることを特徴とするケアラベルプリント
用の赤色リボンを提供するものである。
本発明の赤色リボンでインキ成分として用いるモノア
ゾ系顔料は、式Iで示したごとく、ベンゼン環とナフタ
レン環が一個のアゾ基で結合され、ナフタレン環がヒド
ロキシ基とアミド基をもつ基本骨格構造を有する。
ゾ系顔料は、式Iで示したごとく、ベンゼン環とナフタ
レン環が一個のアゾ基で結合され、ナフタレン環がヒド
ロキシ基とアミド基をもつ基本骨格構造を有する。
まず、該ベンゼン環のR′1基は水素である。また、
該ベンゼン環の置換基R″1は炭素数1〜2のアルキ
ル、炭素数1〜2のアルコキシ、−SO2N(C2H5)2、塩
素、トリフルオロメチル、−CO−O−C4H9、よりなる群
から選択される置換基を1〜4個有していてもよい。該
置換基R″1は相互に同一または異なるものであってよ
く、上記のR′1基が結合する位置以外であればベンゼ
ン環に結合する位置は特に限定されるものではない。好
ましい該置換基R″1は、 である。
該ベンゼン環の置換基R″1は炭素数1〜2のアルキ
ル、炭素数1〜2のアルコキシ、−SO2N(C2H5)2、塩
素、トリフルオロメチル、−CO−O−C4H9、よりなる群
から選択される置換基を1〜4個有していてもよい。該
置換基R″1は相互に同一または異なるものであってよ
く、上記のR′1基が結合する位置以外であればベンゼ
ン環に結合する位置は特に限定されるものではない。好
ましい該置換基R″1は、 である。
一方、該ナフタレン環の基; における置換基R2は、水素、または炭素数1〜2のアル
キル、炭素数1〜2のアルコキシ、ニトロおよび塩素よ
りなる群から選択される1〜5個の置換基である。ある
いは、R2としては、相互にオルト位にある2個の基が一
緒になって−NH−CO−NH−基を形成するものであっても
よい。R2は同一または異なるものであってよく、結合位
置は特に限定されるものではない。好ましいR2置換基は である。
キル、炭素数1〜2のアルコキシ、ニトロおよび塩素よ
りなる群から選択される1〜5個の置換基である。ある
いは、R2としては、相互にオルト位にある2個の基が一
緒になって−NH−CO−NH−基を形成するものであっても
よい。R2は同一または異なるものであってよく、結合位
置は特に限定されるものではない。好ましいR2置換基は である。
今回、置換基R″1およびR2の塩素原子の合計数が1
個以下であるモノアゾ系赤色顔料を配合したインキは耐
ドライクリーニング性にすぐれ、それを用いたリボン、
ならびにそのリボンで印字したラベルも耐ドライクリー
ニング性に優れることが判明した。
個以下であるモノアゾ系赤色顔料を配合したインキは耐
ドライクリーニング性にすぐれ、それを用いたリボン、
ならびにそのリボンで印字したラベルも耐ドライクリー
ニング性に優れることが判明した。
かかる優れた耐ドライクリーニング性を発揮するのに
好ましいモノアゾ系顔料の例としては、以下の構造式を
有するものが挙げられる。
好ましいモノアゾ系顔料の例としては、以下の構造式を
有するものが挙げられる。
このようなモノアゾ系顔料を用いて、本発明のリボン
で使用するインキを製造するには、これらの顔料の外
に、ビヒクルとして植物油、動物油、鉱物油、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレン
−プロピレン共重合体等の液状成分とソルビタンエステ
ル系のノニオン活性剤やレシチン等の活性剤、また必要
に応じて樹脂を配合し、三本ロール、アトライター、サ
ンドミル等の分散機で顔料を分散させる。
で使用するインキを製造するには、これらの顔料の外
に、ビヒクルとして植物油、動物油、鉱物油、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレン
−プロピレン共重合体等の液状成分とソルビタンエステ
ル系のノニオン活性剤やレシチン等の活性剤、また必要
に応じて樹脂を配合し、三本ロール、アトライター、サ
ンドミル等の分散機で顔料を分散させる。
そして、該インキをロールコーターなどを用いてリボ
ン専用基布にコーティングすることによって本発明の赤
色リボンは製造される。
ン専用基布にコーティングすることによって本発明の赤
色リボンは製造される。
また、本発明はかかるリボンで印字したことを特徴と
するケアラベルを提供するものである。
するケアラベルを提供するものである。
本発明の赤色ラベルの被印字素材としての具体的な態
様としては、通常使用されているポリアミド、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
樹脂等のコーティング剤を基材の表面にポーラス層を設
け、または充填剤を混入することによってドットインキ
を吸収・保持する適性を付与せしめる。あるいは、T/
C、綿等の短繊維織物にバックコーティングし、かつ表
面を平滑とし、印字性能を付与して、織物の吸収保持性
を維持させる。
様としては、通常使用されているポリアミド、ポリウレ
タン、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル
樹脂等のコーティング剤を基材の表面にポーラス層を設
け、または充填剤を混入することによってドットインキ
を吸収・保持する適性を付与せしめる。あるいは、T/
C、綿等の短繊維織物にバックコーティングし、かつ表
面を平滑とし、印字性能を付与して、織物の吸収保持性
を維持させる。
表面層以外の基材の部分は、通常使用されているもの
いずれも使用でき、例えば、ナイロン、ポリエステル、
ビニロン、アクリル、アセテート等の合成繊維、フィラ
メント系繊維、綿、T/C、C/N等の短繊維織物および不織
布(スパンボンド;湿式法)などが挙げられる。
いずれも使用でき、例えば、ナイロン、ポリエステル、
ビニロン、アクリル、アセテート等の合成繊維、フィラ
メント系繊維、綿、T/C、C/N等の短繊維織物および不織
布(スパンボンド;湿式法)などが挙げられる。
このような被印字素材に赤色リボンで印字したものが
本発明のケアラベルである。
本発明のケアラベルである。
実施例 以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
実施例1 ビヒクルとして植物油30部、鉱物油45部、ピグメント
レッド208(顔料)25部を配合し、三本ロールで混練、
分散させてインキを調製した。ロールコーターを用い、
該インキをリボン専用基布に塗工し、インキド・リボン
を製造した。
レッド208(顔料)25部を配合し、三本ロールで混練、
分散させてインキを調製した。ロールコーターを用い、
該インキをリボン専用基布に塗工し、インキド・リボン
を製造した。
該インキド・リボンを用い、ワイヤー・ドットプリン
ターで、被印字素材として、ナイロンタフタの表面にポ
リアミド樹脂のポーラス層からなるインク吸収層を有す
るラベル用基布に印字してラベルを作り、耐ドライクリ
ーニング試験を行った。
ターで、被印字素材として、ナイロンタフタの表面にポ
リアミド樹脂のポーラス層からなるインク吸収層を有す
るラベル用基布に印字してラベルを作り、耐ドライクリ
ーニング試験を行った。
同様に、被印字素材として、ポリウレタンポーラス層
を設けたもので、および線織物にバックコーティングし
て表面を平滑にしたものを使用して、ラベルを作り、試
験した。
を設けたもので、および線織物にバックコーティングし
て表面を平滑にしたものを使用して、ラベルを作り、試
験した。
さらに、被印字素材として、ポリウレタン樹脂の非ポ
ーラス層塗膜を形成させたラベル用基布に印字してラベ
ルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
ーラス層塗膜を形成させたラベル用基布に印字してラベ
ルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
同様に、ポリアクリル層を設けた被印字素材を使用し
て、ラベルを作り、試験した。
て、ラベルを作り、試験した。
実施例2 ビヒクルとしてポリエチレングリコール#300を65
部、低分子量ニトロセルロースを10部、ピグメントレッ
ド170を25部配合し、三本ロールで混練、分散させイン
キを調製した。
部、低分子量ニトロセルロースを10部、ピグメントレッ
ド170を25部配合し、三本ロールで混練、分散させイン
キを調製した。
該インクド・リボンを用い、ワイヤードットプリンタ
ーで被印字素材ナイロンタフタの表面にポリアミド樹脂
のポーラス層形成させたラベル用基布に印字してラベル
を作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
ーで被印字素材ナイロンタフタの表面にポリアミド樹脂
のポーラス層形成させたラベル用基布に印字してラベル
を作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
同様に、被印字素材として、ポリウレタンポーラス層
を設けたもの、および綿織物にバックコーティングして
表面を平滑にしたものを使用して、ラベルを作り、試験
した。
を設けたもの、および綿織物にバックコーティングして
表面を平滑にしたものを使用して、ラベルを作り、試験
した。
さらに、被印字素材として、ポリウレタン樹脂の非ポ
ーラス層またはポリアクリル層塗膜を形成させたラベル
用基布に印字してラベルを各々作り、耐ドライクリーニ
ング試験を行った。
ーラス層またはポリアクリル層塗膜を形成させたラベル
用基布に印字してラベルを各々作り、耐ドライクリーニ
ング試験を行った。
比較例1 ビヒクルとして植物油30部、鉱物油45部、ピグメント
レッド2(顔料)25部を配合し、三本ロールで混練、分
散させてインキを調製した。ロールコーターを用い、該
インキをリボン専用基布に塗工し、インキド・リボンを
製造した。
レッド2(顔料)25部を配合し、三本ロールで混練、分
散させてインキを調製した。ロールコーターを用い、該
インキをリボン専用基布に塗工し、インキド・リボンを
製造した。
該インキド・リボンを用い、ワイヤー・ドットプリン
ターで、被印字素材として、ポリウレタン樹脂の非ポー
ラス層塗膜を形成させたラベル用基布に印字してラベル
を作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
ターで、被印字素材として、ポリウレタン樹脂の非ポー
ラス層塗膜を形成させたラベル用基布に印字してラベル
を作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
同様に、ポリアクリル層を設けた被印字素材を使用し
て、ラベルを作り、試験した。
て、ラベルを作り、試験した。
さらに、実施例1および2と同様に、被印字素材とし
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
比較例2 ピグメントレッド2の代わりにピグメント112を用い
る以外は比較例1と同様にしてインキを調製し、比較例
1に記載した5種の被印字素材に印字してラベルを作
り、耐ドライクリーニング試験を行った。
る以外は比較例1と同様にしてインキを調製し、比較例
1に記載した5種の被印字素材に印字してラベルを作
り、耐ドライクリーニング試験を行った。
比較例3 ビヒクルとしてポリエチレングリコール#300を65
部、低分子量ニトロセルロースを10部、ピグメントレッ
ド9を25部配合し、三本ロールで混練、分散させてイン
キを調製した。
部、低分子量ニトロセルロースを10部、ピグメントレッ
ド9を25部配合し、三本ロールで混練、分散させてイン
キを調製した。
該インキド・リボンを用い、ワイヤー・ドットプリン
ターで被印字素材ポリエステルタフタの表面にポリウレ
タン樹脂の非ポーラス層塗膜を形成させたラベル用基布
に印字してラベルを作り、耐ドライクリーニング試験を
行った。
ターで被印字素材ポリエステルタフタの表面にポリウレ
タン樹脂の非ポーラス層塗膜を形成させたラベル用基布
に印字してラベルを作り、耐ドライクリーニング試験を
行った。
同様に、ポリアクリル層を設けた被印字素材を使用し
て、ラベルを作り、試験した。
て、ラベルを作り、試験した。
さらに、実施例1および2と同様に、被印字素材とし
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
比較例4〜6 顔料として各々ピグメントレッド7、ピグメントレッ
ド3またはピグメントレッド53を用いる以外はこれまで
の比較例の手法に従い、重要な変形を行うことなく、ポ
リウレタン非ポーラス層またはポリアクリル層を設けた
2種の被印字素材に印字してラベルを作り、耐ドライク
リーニング試験を行った。
ド3またはピグメントレッド53を用いる以外はこれまで
の比較例の手法に従い、重要な変形を行うことなく、ポ
リウレタン非ポーラス層またはポリアクリル層を設けた
2種の被印字素材に印字してラベルを作り、耐ドライク
リーニング試験を行った。
さらに、実施例1および2と同様に、被印字素材とし
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
て、各々、ポリアミド樹脂のポーラス層もしくはポリウ
レタンのポーラス層からなるインク吸着層を有するラベ
ル用基布に印字してラベルを作り、または綿織物にバッ
クコーティングして表面を平滑にしたものを使用してラ
ベルを作り、耐ドライクリーニング試験を行った。
本発明の赤色リボンおよび比較例で得た対照赤色リボ
ンでプリントしたケアラベルの耐クリーニング性につい
ての試験結果を以下の表1に示す。
ンでプリントしたケアラベルの耐クリーニング性につい
ての試験結果を以下の表1に示す。
試験方法 耐ドライクリーニング試験は以下のごとくに行った。
日本工業規格(JIS)のドライクリーニングに対する
染色堅牢度試験方法JIS L−0860に準じ、洗濯試験機
(ラウンド・オ・メータ製)の試験ビンの中に、パーク
ロルエチレン1に対し、陰イオン、非イオン界面活性
剤(第一工業製薬株式会社製のゲンブPX)5gを溶解し、
水1mlを加えてよく掻き交ぜて均一透明として調製した
試験液100mlとステンレス鋼球20個を入れ、試験ビンを
予熱して試験機を40℃±2℃とした後、これに複合試験
片を入れて密閉し、洗濯試験機に取り付け、40℃±2℃
で30分間運転する。次に、運転を止め、試験ビンから該
複合試験片を取り出し、パークロルエチレン100mlで軽
くすすいだ後、濾紙の間に挟んで余分の液を除き、試験
片と添布白布とを縫い合わせたまま60〜65℃の乾燥機中
で乾燥する。
染色堅牢度試験方法JIS L−0860に準じ、洗濯試験機
(ラウンド・オ・メータ製)の試験ビンの中に、パーク
ロルエチレン1に対し、陰イオン、非イオン界面活性
剤(第一工業製薬株式会社製のゲンブPX)5gを溶解し、
水1mlを加えてよく掻き交ぜて均一透明として調製した
試験液100mlとステンレス鋼球20個を入れ、試験ビンを
予熱して試験機を40℃±2℃とした後、これに複合試験
片を入れて密閉し、洗濯試験機に取り付け、40℃±2℃
で30分間運転する。次に、運転を止め、試験ビンから該
複合試験片を取り出し、パークロルエチレン100mlで軽
くすすいだ後、濾紙の間に挟んで余分の液を除き、試験
片と添布白布とを縫い合わせたまま60〜65℃の乾燥機中
で乾燥する。
判定方法;堅牢度の判定はJIS LOSO1(堅牢度試験方
法通則)の10.(判定)により、グレースケールを用
い、級判定した。
法通則)の10.(判定)により、グレースケールを用
い、級判定した。
比較例として、本発明のモノアゾ系顔料とは異なる基
本骨格構造を有するもの、あるいは基本骨格構造が同じ
でも塩素原子が2個以上であるものについて、同様にイ
ンキを製造し、リボンとし、印字した場合についても示
す。
本骨格構造を有するもの、あるいは基本骨格構造が同じ
でも塩素原子が2個以上であるものについて、同様にイ
ンキを製造し、リボンとし、印字した場合についても示
す。
なお、比較例で用いたモノアゾ系顔料は以下の構造式
を有するものである。
を有するものである。
第1表より明らかなごとく、本発明の赤色リボンで印
字したラベルは、比較例よりも、耐ドライクリーニング
性に優れることがわかる。
字したラベルは、比較例よりも、耐ドライクリーニング
性に優れることがわかる。
発明の効果 本発明により耐ドライクリーニング性に優れたケアラ
ベルプリント用リボンおよび該リボンで印字された耐ド
ライクリーニング性に優れたケアラベルが提供される。
ベルプリント用リボンおよび該リボンで印字された耐ド
ライクリーニング性に優れたケアラベルが提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 11/00 - 11/20 B41J 31/00 C09B 67/20 C09B 29/20 D06P 5/00 D06P 1/44
Claims (4)
- 【請求項1】インキ成分として、式I: [式中、R′1は水素であり; R″1は同一または異なるものであって、水素、または
炭素数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキシ、
トリフルオロメチル、−SO2N(C2H5)2、−CO−OC
4H9、塩素、 よりなる群から選択される1〜4個の置換基であり; R2は同一または異なるものであって、水素、または炭素
数1〜2のアルキル、炭素数1〜2のアルコキシ、ニト
ロおよび塩素よりなる群から選択される1〜5個の置換
基、あるいは、相互にオルト位にある2個のR2は一緒に
なって−NH−CO−NH−基を形成する] で示される基本骨格構造を有し、かつ置換基R″1およ
びR2の塩素原子合計数が0または1であるモノアゾ系顔
料を含有してなることを特徴とするケアラベルプリント
用の赤色リボン。 - 【請求項2】該モノアゾ系顔料が、式II: で示されるPigment Red 208、または式III: で示されるPigment Red 170であることを特徴とする請
求項(1)記載のケアラベルプリント用の赤色リボン。 - 【請求項3】該ケアラベルの基布が、その表面に形成さ
れたポリアミド樹脂のポーラス層からなるインク吸収層
を有する基布、ポリウレタン樹脂のポーラス層からなる
インク吸収層を有する基布、および綿織物にバックコー
ティングして表面を平滑にした基布から選択されること
を特徴とする請求項(1)または(2)記載のケアラベ
ル用の赤色リボン。 - 【請求項4】請求項(1)ないし(3)いずれか1つに
記載の赤色リボンで印字したことを特徴とするケアラベ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23385189A JP2992038B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 赤色リボンおよび赤色ケアラベル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23385189A JP2992038B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 赤色リボンおよび赤色ケアラベル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0397768A JPH0397768A (ja) | 1991-04-23 |
JP2992038B2 true JP2992038B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=16961569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23385189A Expired - Fee Related JP2992038B2 (ja) | 1989-09-08 | 1989-09-08 | 赤色リボンおよび赤色ケアラベル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2992038B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-08 JP JP23385189A patent/JP2992038B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0397768A (ja) | 1991-04-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3707346A (en) | Sublimatory transfer dyeing with 2-cyano-1,4-diamino anthraquinones | |
JPH0890900A (ja) | インクジェット記録媒体および記録物 | |
CN101112808B (zh) | 一种水洗标识带及其制备方法 | |
JP3539882B2 (ja) | インクジェット記録用布帛 | |
US3792968A (en) | Halogenated diamino dihydroxy anthraquinones on a sublimation transfer member | |
US7141280B2 (en) | Macroporous ink receiving media | |
JP2992038B2 (ja) | 赤色リボンおよび赤色ケアラベル | |
JPH04270679A (ja) | インクジェットプリント用基材およびその製法 | |
JPS5845509B2 (ja) | ポリエステル成型物の転写捺染法 | |
JP3322980B2 (ja) | 布地の製造方法 | |
JPS6183092A (ja) | ポリ塩化ビニルとカチオン染料からなる装飾カバー | |
JP6034558B2 (ja) | 広告媒体およびその製造方法 | |
EP1138525B1 (de) | Phosphoreszierendes, bedruckbares Material | |
JP2989244B2 (ja) | リボンインキ | |
JPS61102488A (ja) | 繊維材料及び平面形成物上に顔料を固着する方法 | |
JPS6022115B2 (ja) | 昇華性染料を含むペ−スト状水性組成物 | |
JPH10251582A (ja) | 熱転写用樹脂組成物、熱転写シート、及び熱転写方法 | |
GB1591950A (en) | Heat transfer black dyestuff | |
KR100234885B1 (ko) | 공예염색용 전사지의 제조방법 | |
WO2000007821A1 (en) | Transferable colorants and method of applying an image to a receptor element | |
JPH07179048A (ja) | 熱変色性積層体 | |
JPH01275180A (ja) | インクジェット記録方法 | |
JPS6237150B2 (ja) | ||
JPS58113273A (ja) | スクリ−ン印刷用印刷インキ組成物 | |
JPS60184568A (ja) | 布帛用着色組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |