JPS6183092A - ポリ塩化ビニルとカチオン染料からなる装飾カバー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は装飾カバーに関し、特にポリ塩化ビニルおよび
カチオン染料から成る装飾カバーに関する。

ポリ塩化ビニルから成る基質（又は基板）は装飾カバー
、特に装飾床カバーとして広く使用さｎるようになって
き友。そのような材料？美学的に受は入れられるように
するためには、そｎらは着色模様を備えなければならな
い。そのような模様を提供するために、一般に２種類の
着色剤、すなわち染料と顔料が伝統的に利用されてきた
。ポリ塩化ビニルの百科事典は「染料」をビニル混合物
に可溶性の着色剤と定義し、一方「顔料」はビニル混合
物に不溶性の着色剤と定義している。染料は王として分
散染料と溶媒染料から成るが、七〇らの染料はポリ塩化
ビニル系に使用することを阻むという欠点をもつことが
示さｎている。かくして、七〇らの染料は良好な透明度
と色の強さくａさ）を有する製品を与えるポリ塩化ビニ
ル含有混合物に都合よく使用さｎるけｎども、色のにじ
み。

低色堅ろう度、低熱安定性等に関係した間駒がそｎらの
用途を少なくして、ポリ塩化ビニル組成物に色を提供す
るために一般に顔料が採用さｎてきた。

従来顔料は印刷インキによって、或いは着色粒子のステ
ンシル沈積によって付加される。にもかかわらず１着色
品は１例えば色の８折が限定さｎ貫通した色の画像が得
ら几ないため十分に満足なものではない。従って、ポリ
塩化ビニルを含む製品の業者はそのような製品の色特性
を改善する方法をずっとさがし求めてきた。

先行技術として最近ステトソン（Ｓｔｅｔｓｏｎ　ｅｔ
ａｌ）は米国特許第４．２３２．０７６号に昇華性の分
散染料を使用した転写印刷によって可塑化ポリ塩化ビニ
ル基質に色を浸透（貫通）さす方法を開示した。こちら
の方法は昇華性分散染料から成る模様を塗工さｎた転写
紙または他の剥離表面全ポリ塩化ビニル基質の表面に付
加する工程からなる。

その複合体を加熱すると５染料が基質の中へ昇華する。

次に転写紙を除去すると、ンヤープな貫通色画像を有し
た基質が後に残る。

この方法で調製さｎた床張り構造物の利点は細部が明確
なことでそｎが床カバーの有効寿命の間そのま＼維持さ
ｎることである。しかしながら、昇華性分散染料が熱を
受けたときに移染および模様の鮮明度の低下が加速され
ることがわかっている。

従って５本発明の目的はポリ塩化ビニルから成る基質が
時間と共に、或いは高温にさらされたとき色があせずま
たはにじまない基質を貫通した色画像（以下貫通色画像
と記す）を有する前記基質の鯛造法を提供することであ
る。

さらに、本発明のもう１つの目的は貫通色画像を有して
床張り材料、壁カバーなどとして使用さｎる装飾カバー
を提供することである。

さらに１本発明の目的は転写シートおよびポリ塩化ビニ
ルから成る装飾表面を調製するのに有用なカチオン染料
から成るインキ組成物を提供することである。

本発明のこｎらおよび他の目的は以下の望ましい実施態
様の詳細な記載から明白となるであろう。

本発明は、ポリ塩化ビニルから成り実質的に非移染１貫
通色画像を有する装飾用カバーがカチオン染料を使用し
て調製できるという我々の発見に関する。こ扛らのカバ
ーは１種々のポリ塩化ビニル含有基質にカチオン染料お
よび適当な結合剤から成る画像組成物を提供し１次にこ
ｎらの材料をカチオン染料が基質へ移行するように処理
することだよって調製される。実質的に非移行の貫通色
画像は苛酷な条件下でも得ら几る。

第１の実施態様における本発明は、裏張シ材および該裏
張り材に付着さ扛たポリ塩化ビニルと少なくとも１つの
カチオン染料から成る実質的に非移行性の画像から成る
基質から構成される装飾床カバーから成る。

第２の実施態様における本発明は、ポリ塩化ビニル基質
とインターフェースして加熱さｎ＊とき該基質に実質的
に非移行性で貫通色画ｒ象を提供子るのに適する画像組
成物から成り、該画像組成物は少なくとも１つのカチオ
ン染料と該染料の移行（又は移染）を実質的に妨げない
結合剤から成る。

種々の基質、特に繊維織物を染色する塩基性染料に長い
間興味かもたｎでき念。通常、こｎらの染料は基質を浸
漬する染浴に使用さｎた。しかしながら５分散染料用に
有用な付加方法としての転写印刷（なっせん）の出現と
共に、同じ技術′ｆ、塩基性染料に応用するために多く
の試みが行なわｎた。塩基性染料は、一般に大気圧下で
昇華せず。

減圧下でもわずかしか昇華しないで分散染料とは異なる
。従って、多くの塩基性染料の示す熱劣化傾向に関して
問題があった。こｎらの間吻は一般に塩基性染料の低融
点といっしようになって転写印刷（なっせん）への使用
を事実上阻んできた。

従って、これらの問題を解決する方法を見出す努力がか
なりはられｎｆｃつ こｎらの努力の結果として、塩基性染料の相対的な非転
写能を解決するとさｎている多くの添加物ま之は染料処
理が提案され、そｎによって増基性染料全繊維材料のな
っせんに有用にした。例えば、米国特許第３．９２２．
　ｕ　ｌｊ　５号（こｎはＭｉ　ｚｕｎ　。

らによる一連の特許の１つである）は、酸化剤を転写イ
ンキに添加すると低転写性の塩基性染料が転写性になる
ことを開示している。同（じような結果が米国特許第３
．９６９．０７１号に報告され、染料を化学的に変える
物質が印刷用インキに含有さｎてい石。米国特許第５．
９９２．１ｕ　ｏ号では、塩基性染料のカルビノール・
ベースがそｎらが米国特許第３．９９９．９３９号およ
び第４．　Ｏｕ　０．７７９号におけるように使用さｎ
た。他の方法が米国特許第５．９９５．９９２号、第’
１．０５７．３１１！　８号、第４、ｌ　３７．０１１
２号、第４．２５５．８３８号および第１４、５０６．
　Ｆ！　７５号にも開示された。

塩基性染料および分散染料に応用できる前記転写なっせ
ん法は合成繊維１例えばポリエステル繊維、アクリル繊
維、ナイロン繊維およびアセテート繊維のなっせんにほ
とんど向けらｎでいる。こｎらの材料は、多分繊維の体
積に対する表面積の比が大きい之め染料を繊維マトリッ
クス全体に容易に移行させる。逆に、シート製品は前記
の表面積／体積の比が小さいため異なる結果をもたらし
て、染料の移行を阻む傾向にある。そのような環境で移
染全改善する普通の方法は設定温度を上げることである
が、こｎは染料の分解をもたらしシート材料自身をも損
う。従って、カチオンの形の塩基性染料が移行促進剤を
使用することなくポリ塩化ビニルから成る基質内への移
行を促進できること、および得らｎた染色基質が長期に
渡ってまた強い加熱を受けたときにも鮮明な画像のま１
であることを見出したことは驚きと共に予助せざること
であった。これらの結果は１本発明の方法がポリエステ
ル、アクリル、ワレタン、ナイロンおよびエポキシ材の
場合に悪い結果を与えることがわかったのが特に驚きで
ある。

本発明を規定するため不明ａ書に使用した用語「カチオ
ン染料」はカチオンの形の塩基性染料から成る。そして
そのような染料は事実上いずｒも本発明と共に使用可能
であることがわかった。これらの染料は数百様が存在し
ており、そｎらの多くは「色指数」なる本（これはＴｈ
ｅ　５ｏｃｉｅｔｙｏｆ　　Ｄｙｅｒｓ　　ａｎｄ　　
Ｃｏ１ｏｕｒｉｓｔ、ｓ　　ｉｎ　　Ａｓｓｏｃｉａｔ
ｉｏｎｗｉｔ、ｈ　　ｔｈｅ　　Ａｍｅｒｉｃａｎ　　
Ａ、ｓ、５ｏｃｉａ、ｔｉｏｏ　　ｏｆ　　Ｔｅｘｔ、
ｉｌｅＣｈｅｍｉｓｔｓ　ａｎｄ　Ｃｏ１ｏｒｉｓｔｓ
によって出版さｎた本である）に記載さねている。しか
しながら、我々はカチオン染料のイオン電荷が非局在化
さｒると優ｎた結果が得らｎることを見出しｔｏかぐて
。

メチン染料、トリフェニルメタン染料、キサンチン染料
、シアニン染料などが９局在化イオン電荷を有するシン
プルなカチオン染料よりも鮮明な色を与える。

本発明は塩化ビニルから得た広範囲の繊維またシート基
質に利用できる。塩化ビニリデン、ビニル・アセテート
、アクリル酸または他の重合性材料との共重合体も良好
な結果全与えるけしども。

単独重合体の塩化ビニル基質が望ましい。現在使用さｎ
ている塩化ビニル含有共重合体の殆んどが少なくとも７
０％の塩化ビニルを含んでいる。便宜上、適用可能な種
々の基質を規定するために本明細書に使用し比用語「ポ
リ塩化ビニル」は塩化ビニルと他のモーマーとの共重合
体を含むものと見なす。

前述のように、　Ｍｉｚｕｎｏらの酸化剤の存在下でカ
チオン染料で転写なっせん性であると知ら几ている非塩
化ビニル含有材料では悪い結果が得らｎるので、塩化ビ
ニル単量体から誘導さｎ−ｐｃ重合材料が必須である。

カチオン染料は昇華＝！たは他の機構によってポリ塩化
ビニルから成る基質の中へ移行するとき、そ汎らはポリ
塩化ビニルと相互反応して本質的に非移行性となるよう
に、カチオン染料はポリ塩化ビニルに対して特別な親和
性をもっているようである。従って、溶媒にさらされた
　　　　　　、り長時間、苛酷な加熱条件にさらさｎた
ときでも。

本発明によって調装さｆｔ７’ｃ模様は鮮明な寸まであ
る。

ポリ塩化ビニル含有基質の物理的性質は特に重要である
とは思わ１ない。画像組成物とゲル化および非ゲル化プ
ラスチゾル（化学発ぼう剤の使用または無使用）、焼結
トライブレンド樹脂、溶融プラスチゾル、および可塑化
または非可塑化ポリ塩化ビニル・フィルムとで界面を作
ることによって適当な貫通色画像が侍らｎ７？：、。さ
らに、ポリ塩化ビニルの共重合体であるサラン・フィル
ム等のフィルムが同様に処理できることがわかった。基
質は、また本発明の目的と合致する熱および光安定剤１
発ぼう剤、抑炎剤などのような他の普通の添加物から成
る。

加熱さｎると０画像組成物中のカチオン染料はこｎらの
基質内へ移行して実質的に非移行性の貫退色画像を与え
る。しかしながら１重要なのは前記のように処理された
カチオン梁体が色合いを保ちそｎが印刷またはなっせん
工程全体に渡って本質的にそのま＼であることである。

従って１本発明は、染料が一時的に変色または退色する
ように処理さｎるカチオン染料を用いる先行技術のもの
に明らかに優れる。

こｎらの利点にもかかわらず１本発明に従って染色さｎ
る基質の選択は注意しなけｎばならない。

石灰石やシリカ充てん材のようなカチオン染料に対して
親和性を有するある種の材料を基質に含むと移行（移染
）が妨げらｎることがわかった。従って、そのような材
料の使用は良好な浸透深さが必要な場合には避けるべき
である。

本発明のカチオン染料は後で染料が基質へ移行するのを
妨げない結合剤と一緒に塗布さｎる。ポリビニル・アル
コールやポリビニル・アセテートのような結合剤はこの
妨害をもたらす。従って。

この作用をもたらさない結合剤を選択する必要がある。

優ｎた結果を与えた結合剤の例としては。

ポリビニル・ブチラールのようなポリビニル・アセター
ル、エチルセルロースおよびメチルセルロースのような
セルロース・エーテル、およびそ扛らの混合物がある。

本発明のカチオン染料および結合剤から成る組成物はこ
こでは「画像組成物」と呼ぶ。

画像組成物は、転写印刷（なっせん）、グラビア、フレ
キソグラフ、平版、スクリーン、インキジエッＩｆ用い
た通常の印刷および他の印刷法。

芸術家が用いるようなハンド塗布法、粉末分散法などの
ような実質的に全ての方法によって種々の表面に塗布ま
たはインターフェースされる。便宜上１画像組成物を塗
布（付加）する方法をここでは「イメージング（像を造
ること）」と記し、そして基質を画像組成物にさらすこ
とを「インター７エーシング」と記す。

画像をポリ塩化ビニル含有基質中へ移行さすのに特に望
ましい方法は転写印刷によるものである。

転写印刷は基本的に、転写シートにイメージングする工
程１画像が基質と接触するが望１しくは親密に接触する
ように転写シートを基質とインター７エーシングさせる
工程、および次に熱を与えて画像を転写する工程から成
る。

種々の転写シートが間約に入手できるが、こｎらの多く
が本発明の実施に適する。しかしながら。

転写印刷工程中にある種のシートは基質表面へ強く付着
するようになるので、適当なシートの選択には注意が必
要である。従って、適当な画像転写が生じても、基質へ
の転写紙の接着が望ましい製品の調製を妨げることにな
る。箔やポリエステル転写シート全使用して特に良好な
結果が得ら′ｎたが、最も満足な結果は熱基質からの転
写シートの剥離を促進する几めて粘土コーティングと画
像との間にコーティング材料から成る粘土コート・クラ
フト紙を使用して得ら扛た。そのようなコーテッド転写
シートの例はフランコーチ・カバー・プリストル［Ｆｒ
ａｎｋｏｔｅ　Ｃｏｖｅｒ　Ｂｒ１ｓｔ、ｏｌ〕紙であ
り。

こｎは市販さｎているカオリン粘土コート白色クラフト
紙であって使用前に１〜３ミル（０，０２５〜ｏ、ｏ７
５ｍ）厚さの層のポリビニルアルコール。

エチルセルロースまたはメチルセルロースでコートさｎ
ている。−！たこｎらのコート転写紙は画像に異常に平
滑な表面並びに画像と基質との優几た接触を提供する。

その上、そｎらは基質に細むけ。

あばた或いは他の損傷をもたらすことなく熱（約１１１
９℃）ビニル基質からすぐに剥離できる顕著な能力を示
した。

一度コート紙が調製さｎると、＃Ｊ述のような事実上す
べての方法によってイメージングさｎる。

転写印刷では、転写シートが基質から分離さｎるときに
結合剤が画像組成物を転写シートに密着したままにする
ことが望ましい。基質の表面に全体または部分的に密着
する画像組成物も実用性をもつけｎども、そｎらは一般
にプロセスの後の段階で除去するか或いは摩耗層で保護
しなけｎはならないので望ましくない。前述の望ましい
結合剤から成る画像組成物もこの望ましい性質を有する
ことがわかった。

乾燥粉末が転写シートにイメージングさｎるときは、そ
ｎは普通結合剤をシートに付着させる几め後で扁めるこ
とが望ましい模様として付加さｎる。画像組成物が付着
しない転写紙を作ることができるが、そｎらはしばしば
汚′ｎた画像の製品をもたらすので望ましくない。

画像組成物がインキとして塗布されるときは。

そのインキは通常染料および結合剤用の溶媒ｉ１棹類以
上含む。印刷用カチオン染料系に混合さ扛るとき広範囲
の溶媒が役立つ。こ扛らの例は米国特許第４．２７２．
２９２号および前記Ｍｉ　ｚｕｎｏらの文献に見らｎる
。しかしながら、この文献は開示さｎているカルビノー
ル・ベースと関係した安定性の問題のため使用さｎる溶
媒の割合にある制限を与えている。本発明にはそのよう
な制限はなく事実上所望の溶媒が使用できる。しかし必
ずしも望ましくはないが１選択さｆ′Ｌｆｃ溶媒は均一
な印刷組成物を得るために殆んど全ての結合剤および染
料を可溶化するのに適する。こｎらの組成物は他の両立
する成分１例えば乾燥剤、硬化剤、乳化剤。

分散剤、増粘剤、充てん剤なども含むことができる、そ
れらは全て技術的に周知であって所定の溶媒系に可溶性
または分散性である。

本発明のインキ組成物はそｎらが新しく調製されたとき
は容易に使用できることが認めら；ｎた。

しかしながら、数時間放置すると、ゲル化反応が生じて
インキの適用性を妨げる。ゲル化の理由は明らかでない
が、そ【は染料と結合剤との相互反応のためと考えらｎ
る。しかしゲル化は通常染料の色に影響を与えない。

我々は適当な塩基性安定剤（染料の色をすぐにまたは長
く放置しても実質的に変えないもの）をインキに含ませ
ることによってゲル化に対してインキを安定化させるこ
とができることを見出した。

アミン、％に第三アミンが良好な結果を与えｆｃうその
第三アミンの１つはＮ、Ｎ、Ｎ、Ｎ’−テトラメチルエ
チレン、ジアミンである。この化合物はインキ全重量の
約１〜５％インキに含有さｎたとき特に良好な結果を与
えた。アミンの量は多過ぎると結合剤の析出を生じさせ
るが決定的なものではない。

種々のカチオノ染料含有組成物の調製にアミンおよび塩
基が他の人々によって使用さｎてきたが。

こｎらの塩基を含有する目的は全く異なる。例えば、１
ｙｆｉＺｕｌ’ｌＯらは米国特許第４．２７２．．２９
２号においてカチオン染料なるカルビノール塩基の長期
の分解を防ぐために強塩基を使用した。また、米国特許
第４．ＯＩＩ　２，５ｕ　５号においてＤｅｆａｇｏ　
　らは有機または無機酸のアクセプターを使用してカチ
オン染料をそｎらの塩から遊離さす系を開示した。

アミンを含むとｎらの酸アクセプターは変色や退色をも
たらす、そしてＤｅ　ｆａｇｏらによって開示さｎた発
明はこの欠点をなくすべく指示薬染料の添加を教示し之
。かくして、　Ｍｉｚｕｎｏ　　らおよびＤａｆａｇ。

らによって開示さｆ′した塩基はそｎぞｎの発明の操作
に必要であった。

本願明紹書に開示した安定化用塩基の使用は純粋に任倉
である。カチオン染料は本発明のプロセスを通して本当
の色ｆｔ実質的に保ち、こｎらの色は安定剤の存在下ま
たは非存在下において一定のままである。従って０色を
顕著に変えることなくインキ組成物を安定化する限り１
本発明の実施には事実上音ての基塩性安定剤が使用可能
である。

しかし、アミン、特に第三アミンが望ましい安定剤であ
る。

５つの主要因が本発明の実施に適当な基質中への色の侵
透深に寄与すると思わｎる。そｎらはカチオン染料のイ
オン電荷の性質、基質中への画像の移行中の温度、およ
びその温度が適用さｎる間の時間長である。さらに、他
の５要因、すなわち加えらｎる圧力、移行に利用さｎる
染料の量、お、よび染料の色が考えらｎる。

前述の方法のいず牡かによってボ当なインキが転写紙に
塗布さｎる。そのインキは乾燥さ【１画像が基質と接触
するように転写シートが基質とインターフェースさ扛る
。次にインターフェースさ　・ｎた材料は加熱され、場
合によっては一定の時間加圧さｎる。温度およびその温
度におけるインターフェースさｎ−ｒｃ材料の滞留時間
が多分２つの最も重要な変数であって、圧力は主に基質
と転写さする画像との接触を良好に維持するために８襲
である。適当な温度および滞留時間はそｎぞｎ約８２６
〜　１９０　℃　（１８０″−３８ｏｐ）、　　約　１
　〜３　　’０　０秒である。望ましい範囲は約１１＋
５°〜１６０１：で約３０〜９０秒である。圧力ば０〜
約３５Ｋｆ／ｄ。

望ましくは約０．７〜３．５　（１０〜５０　Ａ！ｂｓ
／１ｎ２）である。

転写印刷によって最高の浸透が得らｎる。例えば、溶融
ポリ塩化ビニル・プラスチゾルのシートを中位の条件１
例えば約１’５＋１’ｃで３０秒の条件を与えるときは
、普通約００７５〜０．１２５　Ｍ（３〜５ｍ１ｌｓ）
の浸透がえらｎるが、さらに苛酷な条件では約０．２〜
０．２５ｓ＋ｍ（８〜ｌ　０ｍ１ｔｓ）の浸透が得らす
る。さらに、カチオン染料の使用量を多くすると、多分
０．５　Ｍ程度の浸透が得らｎる。しかし、染料の増量
は模様の鮮明度を下げるので避けるべきである。

一般に、染料の浸透は染料の色にもある程左右さｎるこ
とか知られている。例えば、約α７５ｍ厚さの溶融プラ
スチゾル上に種々の温度で種々の時間赤、黒、青および
黄色の染料全使用して行った実験は種々の結果を示した
。これらの染料から成る種々の試料を１２７℃および１
５１１℃で６０秒加熱したとき、赤、黒および青色の染
料はある深さまで浸透したが、黄色の染料は加熱が停止
する才で浸透し続けた。１７７℃において、赤および黒
色染料は加熱時間が６０秒から１２０秒へ長くなると浸
透がさらに深くなった。しかし青色染料はそれ以上浸透
しなかった。前のように、黄色染料は加熱の継続と共に
浸透し続は之（シかし余シ長い場合は事実上移行は止１
った）。こｎらの理由から、各染料の移行特性は本発明
全実施するときには職人（作業者）によって考慮さるべ
きである。

直接印刷に対して、転写印刷によって得らｎる良好な浸
透深さに加えて、もう１つの利点は得らｎる模様のシャ
ープな鮮明度と色の透明さである。

この理由は移行が生じるしかたのためと思わ扛る。

多分、染料は個々の分子が転写シートから基質のマトリ
ックスの中へ移行し、そこで本質的に非移行性となる。

そのプロセスは選択さｎｆｃ模様に従って生じる。従っ
て蓚めて鮮明な貫通色画像が可能である。さらに、以下
にさらに詳純に検討するように、明白な分子移動および
結合過程も加熱時間が長くなったり溶媒にさらさｎｆＣ
ときでもこ【ら製品の安定性の理由となると考えらｆる
。

種々の貫通色転写印刷製品の色堅ろう度は種々の方法で
評価した。１つの方法は、木目模様を転写印刷した溶融
ポリ塩化ビニル・シートのような試料を約７０℃および
８２℃で６週間熱安定性試験を行った。この期間中色の
移行や変色は見らｎず、染料の色は、鮮明であせなかっ
た。

安定性を試験する第２の方法は１種々の色で染めた数種
の基質の試料を種々の溶媒９例えばイングロビル・アル
コール、５％酢酸、５％水酸化ナトリウム、５％硫酸、
牛脂−ＡＳＴＭ＃１油、または綿実油に当てることを含
んだ。１１６時間の試験後でも色の抽出は見らｎなかっ
た。さらに、試料の表面をエチルアルコールや水を含ん
だ布でこすっても色落ちは観察さｎなかった。

第うの試験は数種の試料をキセノンーフェードオメータ
ー試験（試料をキセノン・ランプに少なくとも１００時
間あてる苛酷な試験）を行うことを含んだ。その試験は
、プラスチゾルを含む転写印刷ポリ塩化ビニルの試料が
１００時間後でもかなり良好な色の安定性を有すること
を示した。比較の基準として、Ｍやナイロンのような親
水性ポリマー系におけるカチオン染料はこｎらの条件下
で比較的悪い色の安定性を有することが知らｎている。

転写印刷に加えて０画像組成物を直接基質表面に塗布す
ることにより画像組成物と基質とをインターフェーシン
グさせることによってもイメージングを行うことができ
る。また、支持体表面に像を造って１次に中へ染料が移
行する役で付加さｎる基質とインターフェースさせるこ
とができる。

前に記載したいずｎの塗布法も使用可能である。

印刷インキが使用さｎる場合は、溶媒を蒸発させて模様
をもつ基質を前述の工うに加熱する。しかし、そのよう
な直接塗布法によっても貫通色画像が得らｎるけｎども
１画像が転写印刷によって得らｎるもの程鮮明でもなく
また深くないので、製品の性質はしばしば満足なもので
はない。こｎは以下に説明する。

面接印刷し定試料を約１５２′〜１８９℃の高度で３０
秒〜２分間加熱して、湿式および乾式の色落ち試験を行
ったとき０種々の結果が得らｆ′した。

その余り厳酷でない条件で、激しい色落ちおよび低浸透
が見らｎ友が、約１８９℃で２分間の加熱後はぼソ良か
ら棲めて良の結果が観察さｎた。しかし、模様の鮮明度
は転写印刷試料の場合程良くなかった。こｎは、基質ま
たは下の支持体の表面に残っている画像組成物に染料の
微少粒子が存在するためと思わｎる。こｎらの各粒子は
個々の染料分子が加熱さｎたとき全ての方向に移かでき
る源として役立つっかくして０画像組成物は加熱エージ
ング中に基質と接触したままであるので、染料分子はこ
ｎらの粒子から移動を続けることができる。そして模様
のぼやけ？もたらす。前に示唆したように、事実上こｎ
らの分子もポリ塩化ビニルと相互反応して、そこに実質
的に固定ζｎるようになる。

本発明の製品および方法には神々の用途がもくろまれる
。従って、構造物における基質或いは部分としてのポリ
塩化ビニル基質から成る壁カバー。

床カバー、装飾用フィルムおよび窓、額縁、おもちや１
等のような製品は本発明によって鮮明で長持ちする画像
を備えることができる。さらに、各分野内で広範囲の用
途が企図される。床カバーはこの多様性の特に良い例で
ある。溶融まだはゲル化ポリ塩化ビニル含有プラスチゾ
ルを塗工した裏張シ材から成る床構造物は貫通色画像を
与えるために転写印刷まだは直接印刷することができる
。

また、床張り材は裏張り材に個々に染めた複数のポリ塩
化ビニル含有層を順次付加して三次元の色効果を与える
ことによって作製することができる。

さらに別りの方法として９本発明の転写シー１転写０貫
通色画像を基質に提供するためにンートにポリ塩化ビニ
ル含有基質を付加することができる。この基質は次に続
いて床構造物に接着される摩耗層として使用できる。

これらのカチオン染料含有製品の光安定性にはさらに利
点がある。−例として１時化工程は普通組成物に含１れ
るカチオン染料の色には殆んど影ｙ−２与えないので２
貫通色組成物に紫外線または可視光硬化性磨耗層を付加
することができる。

以上の記載は説明のためであって本発明の範囲を限定す
るものではない。しかしながら１本発明の％ｌｊ点およ
び有用性にさらに知識を提供するために１次の実施例を
示す。

以下に記載する実施例に使用したプラスチゾルは（欠の
成分から成った。

分散グレードのＰＶＣ樹脂　　　　　　　　　１００ジ
オクチル・フタレート可塑剤　　　　　　　　２５表示
したプラスチゾルは標準の氷久床裏張り材の上に種々の
厚さに塗工し、約１９０℃で５〜５分間溶融した。この
種のプラスチ・ゾルはここでは「裏塗シ溶融プラスチゾ
ル」と呼ぶ。また、試料はガラス板上にプラスチゾルの
塗料全列き伸し。

同様にそれらを溶融し、得られた膜をガラス板から、除
去することによっても調製されたつこの種のプラスチゾ
ルはここでは「透明溶融プラスチゾル」と呼ぶ。

例Ｉ−Ｍ 例工〜Ｖは染料の浸透全測定するため種々の温度で各種
の染料で透明溶融プラスチゾルの転写印刷を示す。転写
印刷は、あらかじめ１２〜１５％水性ポリビニル・アル
コール金塗って０．０２５〜０．０７５ａｍ厚さのドラ
イ・コーティングをしたＦｒａｎｋｏｔｅ　Ｃｏｖｅｒ
　Ｂｒ１ｓｔｏｌ　（商品名）転写紙を使用して行った
。

２種のインキ・ベースは次のように調製された二重　　
量　　部 エチル・セル’　　２結合剤−−４，ｕキシレン　　　
　　　　　　　　　６６．９　　　　６８．５１−ブタ
ノール　　　　　　　　　２２，５　　　　　２２．９
肌小ゝ・Ｎ（＋″５″５″チ′−チＬ／フ−１゜シアミ
ン 例ＩＶｉインキ・ベースＡ１００部毎に塩基性黄色１３
染料６部からなり：例■はインキ・ベースＡ１００部毎
に塩基性青色２６染料６部からなり；例■はインキ・ベ
ース８１００部毎に塩基性赤色１２染料６．２部からな
シ；例■はインキ・イー２８１００ｍ毎にマキシロン・
スーパー・ブラックＯＬＮ染料６．２部からなった。例
Ｉおよび■のインキは数週間は安定であることがわかっ
たが、安定剤を含まない例■および■のインキは数時間
後にゲル化した。

前記インキの各々は前述の転写紙にグラビア印刷し、そ
れを下表に挙げた条件で透明な溶融プラスチゾルの転写
印刷片に使用された。浸透の深さは顕微鏡的に測定した
。各試料に加えた圧力は約０７〜ＬＩＩＫり／ｄであっ
た。

染料の浸透深さくｍｉ　ｌｓ） 例　　染　　料　　　時間（秒）　１２７℃　１５ｕｔ
ｌ’　　１７７℃工　塩基性黄色１３１０　　　１．０
　　２．０　　２．０２０　　　　Ｌｕ　　　　２．６
　　　２．０５０　　　１１＋　　　　５．３２．６１
１５　　　１１１　　　３．６　　　１＋、０６０　　
　１．７　　　１１．０　　　５．３１２０　　　　　
２．５　　　８．０　　　　７．０■　塩基性青色２Ｇ
　　　１０　　　０．５　　１３　　　ＬＯ２００，７
Ｌう　　　　１．５ ５０　　　　ＬＯＺ６　　　２．０ １に５　　　１３　　　　乙６５．５ ６０　　　１ｊ　　　　３．３　　　５．０１２０　　
　２．１１　　　４．０　　　５．０■　塩基性赤色１
２　　１０　　　０．７　　２．ＯＬ５２０　　　０．
７　　　２．５　　　１．３３０　　　　ＬＯ２，５２
，７ １＋５　　　　ＬＯ２，５２，７ ６０２，０２，５１１，０ １２０２−０３，５６，Ｏ Ｎ　　−ｒキシロ７黒色（ＬＮ　　　１０　　　０．７
　　　１ｊ　　　　Ｌ５２０　　　０．７　　　２．０
　　　１ｊ３０　　　　ＬＯ３，３２，０ １１５Ｌｌｌ　　　　′５．３　　　２．７６０　　　
　Ｌｉｔ　　　　５．３　　　１＋、０１２０　　　２
、ＯＩ４．０　　　６．６＊　：　１　ｍａｌキα０２
５ｍ 比較のため、マイラー・ポリエステル・フィルムの試料
を同一面像組成物で転写印刷した。そのフィルムは表面
のわずかな着色以外は事実上無着色であまた。この着色
は乾いた布でふくことによって容易に消えた。

例■−■ これらの例は、基板（基質）がカチオン染料から成る組
成物で直接印刷され９次に加熱して染料を移行さす場合
に得られる種類の結果を示す。例Ｖ−ＶＪｊにおいては
、約α７５　ｊｍ　（３０ｍｉＡ’ｓ）厚さのプラスチ
ゾル層ゲ有する裏塗り、溶融プラスチゾル片をそれぞれ
例ｒ、ｍ、ｍおよび■のインキ組成物で直接印刷した。

それらの試料は送風炉内に入れて１３２℃または１８９
℃の温度で５０〜１２０秒の時間保持した。各試料を冷
却した後。

その湿式（ウェット）および乾式ドライの色落ちを検査
し、浸透深さを測定した。乾式の色落ぢは白い布で激し
くこすることによって唄１１定した。湿式の色落ちは室
温の水溶液またはアンモニアとアニオン界面活性剤を含
む研究室の洗浄溶液で同様にこすることによって測定し
た。各々の場合の布は落ちた色を検査し、試料の外観の
変化を検査した。そして次の結果が得られた。

記号説明：ｖｇ＝極めて良＝倣量の色落ち、試料外観に
差なし。

Ｊ＝良−かなり色落ち、試料外膠に少し差あり。

ｐ＝悪い＝多量の色落ち、試料はこすった所が明るくみ
える。

Ｓ−激しい＝インキ全体の色落ち、試料はこすった所の
色が薄い。

ｌ　ＭｉＪ＝０．０２５ｍ＋ 例　　　■ 本例は本発明によって作製した色模様の熱安定性を示す
。試料は約１００部のインキ・ベースＢと約６部の塩基
性青２６．塩基性赤１２または塩基性黄１１をそれぞれ
含有するうつのインキ組成物を使用して調製した。それ
ぞれのインキは例ニー■で記載したように転写ソートに
グラビア印刷され、それらは次に裏糸シ溶融プラスチゾ
ルの異なる試料を０．７にり／Ｃ１ｌ　（ｌ　Ｏｐｓｉ
）の圧力下ｌｕ９℃の１度で６０秒間それぞれ転写印刷
するのに使用された。各試料は炉に入れて７０℃で６週
間保ち、その間色の堅ろう度を検査した。模様の鮮明度
の低下または退色は本質的に検出されなかった。

分散染料模様で転写印刷した裏塗り溶やプラスチゾルの
比較試料は次のように調製された。幾何学的模様金プリ
ントした市販の転写紙は米国の５ｕｂＬｉｓｔ、ａｔ、
ｉｃ社から得た。この転写ｔＦを裏塗シ溶融プラスチゾ
ル試料にインターフェースし、それを次に転写印刷して
黄、赤、オレンジ、緑および紫を含む数種の色からなる
貫通色模様を与えた。

印刷された試料は７０℃の炉内に入れたところ４日後に
変化があった。それらの変化は模様縁部の色のにじみお
よび色が互に混合して新しい色の組合せを含んだ。６週
間後、模様は著しく省化し数種の色は著しく退色した。

例Ｘ−窟 これらの例は１貫通色画像からなる裏塗シ溶融プラスチ
ゾル試料を種々の溶媒で処理〔裏張＃）ヲ有するビニル
床カバーの耐薬品性および耐油性に関する１９７１年９
月８日付の米国連邦仕様書Ｌ−Ｆ　−００１６１１１（
Ｇｅｎｅｒａｌ　ＳｅｒｖｉｃｅｓＡｄｍｉｎｉｓｔｒ
ａｔｉｏｎ−Ｆｉｘｅｄ　５ｅｒｖｉｃ＝　Ｓｔ、ｒｕ
ｅｔｕｖｅ）の第ヰ・４・１節に従った溶媒処理〕した
とき得られだ貫通色画像の安定性を示す。例Ｉ−Ｍに記
載したように、インキ・ベースＢの１００ｇ毎に約６部
の染料でなつ印した転写紙を使用して５種類の試料を転
写した。下表に示すように、各種の溶媒は室温でｕ６時
間後にいずれの試料にも影響を与えなかった（記号ＮＥ
で表示）。

Ｘ　　　　　ＸＩ　　　　　Ｘ［［ＸＯＩ　　　　ｆｆ
イソフ’ＯＺいアノｖ−ｚ−ル　　　　Ｎｔ　　ＮＥ　
　　　ＮＥ　　　　ＮＥ　　　　ＮＥ５％昨酸　　　　
　　　ＮＥ　　Ｎ’Ｅ　　ＮＥ　　　ＮＥ　　ＮＥ５％
水酸化ナトリウム　　　　ＮＥ　　　ＮＥ　　　ＮＥ　
　　ＮＥ　　　ＮＥ５％硫酸　　　　　　ＮＥ　　ＮＥ
　　ＮＥ　　ＮＥ　　ＮＥ牛脂　　　　　　　　　−Ｎ
Ｅ　　　−〜　　−ＡＳＴＭ　＃　ｌ鉱物油　　　　−
ＮＥ　　−−−綿実油　　　　　　　　−ＮＥ　　　−
−−ＮＦ＝影響なし 例　　　ＸＶ 本例は層状化または５次元的画像を有する試料の調製を
示す。床構造物に通常使用されているタイプの標準、永
久裏張り材に例Ｖ−■の例に記載した方法に従って模様
’ｋ［接なつ印した。インキ・ベースＢ１００部毎に塩
基性黄色１３染料的６重量部金含むインキを使用した。

溶媒が蒸発した後。

裏張り材を無圧力下、１９０℃で５分間溶融したプラス
チゾルの０．２５　ｗｍ厚さの層で被覆した。これによ
って、染料は上方のプラスチゾル内へ移行した。プラス
チゾルを冷却したとき、それはインキ・ベースＢＩ　Ｄ
ｏ部当シ塩基性資色２６染料約６部を含む画像組成物で
なつ印された転写紙を使用して温度１１１９℃で６０秒
間、圧力０．７Ｋｇ／ｍで転写印刷した。得られた構造
物は上が青い層そして下が黄い層となり、従って５次元
効果を与える。

例　　　■ 本例はポリ塩化ビニルを含むタイル・ベースに転写印刷
模様を付加することを示す。塩化ビニル−酢酸ビニル共
重合体３７部、炭化水素樹脂５部。

可塑剤１１１．５部、安定剤２．４部１石灰石２５５．
１部および繊維６部からなるタイフ・ベースを調製し２
例ｒ−ｙに記載のＦｒａｎｋｏｔｅ紙を使用して転写印
刷した。転写紙は例Ｉで説明したように塩基性黄色１５
インキでグラビア印刷された。圧カフ０Ｋｇ／ｃｄ、扁
度１９５℃で１０分間と苛酷な条件下でも、タイル内へ
の色の浸透は非常にわずかであった。運わるく、転写紙
はタイルから剥離するのが困却であった。本発明によっ
てタイル基質に貫通色画像を提供する望ましい方法上次
の２つの例に示す。

例　　　肩 本例は例Ｗのタイル・ベースにポリ塩化ビニル摩耗層の
同時の付加と転写印刷を示す。例茸に示しだ塩基性黄色
１３インキ組成物でグラビア印刷した転写シートにＯ，
ｌ　＋ａ＋　（ｕ　ｍ１ｌｓ）厚さのプラスチゾル層を
付加した。そのプラスチゾルｌ　１２１℃で５分間ゲル
化した後１倒立に示したようにタイル基質にインターフ
ェースした。次にインク−フェースした複合材料に１６
０℃で６０秒間０７に７／７の圧力を加え、その後転写
版ヲプラスチゾルから剥離した。貫通色溶融歴耗層を有
するタイルが得られた。

例　　　■ 本例は貫通色摩耗層を有するタイルを作るためニタイル
・ベース、ビニル・フィルムおよび転写Ｈｆ−にインタ
ーフ二一シングすることを示す。例Ｗで示したタイル・
ベースと、約２０％のフタル酸ブチル・ペノジル可塑剤
を含むＯ６１鵡厚さの市販ビニル・フイルムト全インタ
ーフェースした。次にビニル・フィルムの暴露表面と９
例Ｉ−ＩＶに記載のように調製された転写紙上の画像と
全インターフェースした。その転写紙上の画像は例ＸＶ
に示したインキ組成物を使用してグラビア印刷されたも
のである。インターフェースした材料は１４９℃で０．
７　Ｋｑ／ａｄの圧力を１分間加えた。転写紙を分離し
た後のタイルは溶融１貫通色、ビニル摩耗層を有した。

例　　　豆 本例は転写シートに画像を形成し１次に染料を基質内へ
移行さす粉末分散法の使用を説明する。

４６％のポリビニル・ブチラール結合剤、５％の塩基性
青色２６染料および５１％の無機材料からなる粉末画像
組成物を例工〜■に記載のように調製したＦｒａｎｋｏ
　ｔｅ紙片の表面上に不規則に数分した。その転写紙を
ｌ１１９℃に加熱して画像組仄物をシート表面へ粘着さ
せた。次に画像を形成した転写紙と、裏金シ溶融グラス
チゾルとをインターフェースし、約０．７に９／Ｃｄの
圧力下、１部９℃で３０秒間加熱した。転写舐ヲ分離し
１画像組成物を転写シートと共に除去した。得られた染
色基質は画は組成物の不規則分布に対応した貫通色画像
を有した。

本発明は以上の記載および説明のみに限定されず、特許
請求の範囲に包含された全ての改良および変化を含む。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、裏張り材と、 該裏張り材に接着され、ポリ塩化ビニルと 少なくとも１種類のカチオン染料からなる実質的に非移
   染性の画像からなる基材からなることを特徴とする装飾
   カバー。 ２、前記基材が実質的な貫通色画像からなることを特徴
   とする特許請求の範囲第１項に記載の装飾カバー。