JP2991554B2 - 広波長域ゴースト防止光学系 - Google Patents

広波長域ゴースト防止光学系

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、透光光学系のゴーストを広波長
域で防止するゴースト防止光学系に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】例えば写真レンズにおけ
るゴースト(ゴーストイメージ)は、画面内に強い光源
(例えば太陽)が入っていないにも拘らず、複数の構成
レンズ(透光光学素子)の表面(境界反射面)で反射し
た該強光源からの光線が画面上に種々の光源像を作るこ
とによって生じる。従ってゴーストは、レンズ表面での
反射がなければ生じることがなく、従来ゴースト対策
は、ゴーストの原因となるレンズ表面での反射率をでき
るだけ下げる方向に向けられてきた。しかし、広波長域
においてゴーストの発生を防止するには、広波長域で反
射防止効果の高い反射防止膜、例えばマルチコートを施
さねばならない。しかし、マルチコートは高価であり、
またマルチコートを施しても、広波長域でゴーストの発
生を防止することは必ずしも容易でなかった。すなわち
ゴーストの発生を防止する帯域幅が広くなればなる程、
ゴースト防止の困難性が増す。
【0003】
【発明の目的】本発明は、より安価に、かつより広い波
長域でゴーストの発生を防止できるようにすることを目
的とする。また本発明は、反射が生じる面における媒質
の屈折率と光の入射角を考慮して、より簡単確実にゴー
ストの発生を防止できる光学系を得ることを目的とす
る。
【0004】
【発明の概要】本発明は、ゴーストは複数の透光光学素
子の2面以上の反射境界面における反射で生じるという
事実に着目し、これらゴーストの原因となる2面以上の
反射境界面に施す反射防止コートの特性を適当に組み合
わせれば、より簡単にゴーストの防止ができるという着
眼によって完成されたものである。
【0005】すなわち本発明は、ゴーストの原因となる
2面以上の反射境界面に、それぞれ互いに相補する関係
の反射特性を有する反射防止コートを施したことを特徴
としている。
【0006】例えば、ゴーストが2面A、Bにおける反
射で起きるとき、A面での反射が比較的大きい波長域を
B面では反射しないようにする。その代わり、A面で十
分に反射を抑制してある波長域については、B面での反
射が生じても可とする。
【0007】『互いに相補する関係の反射特性』とは、
このように、ゴーストの原因となる2面に施す反射防止
コートの特性を互いに異ならせ、かつ、その一方が弱点
とする波長領域(反射率の比較的高い波長領域)を、他
方の優れた波長領域(反射率の比較的低い波長領域)で
補うことを言う。このような特性の反射防止コートは適
宜選択することができ、かつこのような反射防止コート
は、マルチコートに比して安価である。
【0008】また反射防止コートの反射防止特性は、媒
質の屈折率(n)および光の入射角度(θ)に大きく依
存し、n・sinθが大きくなると反射率が大きくなる
という性質がある。この性質をさらに調べると、n・s
inθが大で反射率大になるのは長波長側が主で短波長
側の反射率はそれほど大きくならない。そしてゴースト
の原因となる光は、n・sinθが大の場合であること
が多く、この場合、ゴーストの原因となる他の面におけ
るn・sinθは、一般的に、これより小さい。
【0009】この事実を踏まえて、本発明は、ゴースト
の原因となる2面以上の反射境界面に、それぞれ反射特
性が相補する関係の反射防止コートを施したゴースト防
止光学系においてさらに、ゴーストの原因となる光の、
上記2面以上の反射境界面に対する入射角を調べ、その
入射角の小さい方の面に、短波長域より長波長域での反
射防止特性に優れた反射防止コートを付したことを特徴
としている。これによると、入射角の大きい面の弱点、
つまり長波長側の反射率が大きいという特性を、入射角
の小さ面に施す反射防止コートにより補うことができ
る。
【0010】より正確には、本発明は、ゴーストの原因
となる2面以上の反射境界面における媒質の屈折率をそ
れぞれn、光の入射角をそれぞれθとして、n・sin
θの大きさを調べ、このn・sinθの小さい方の面
に、短波長域より長波長域での反射防止特性に優れた反
射防止コートを付したことを特徴としている。
【0011】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する。
図1〜3は、本発明の第一の実施例を説明する図であ
る。図3は、反射防止コートなし(実線)、単層反射防
止コート(破線)、およびマルチコート(一点鎖線)の
反射特性線図の一例を示す。この図から明らかなよう
に、写真フィルムの感度領域として通常考えられている
400〜700nm(カラーフィルムの感度は通常35
0〜700nmであるが、400nm以下はレンズによ
り吸収されることが多く、ゴーストの評価には400〜
700nmを考えれば十分である)において、マルチコ
ートは、単層コートに比して反射防止効果が高いことが
知られている。そして従来、ゴースト対策としては、こ
のマルチコートをゴーストの原因となる面すべてに施し
ていたのが実情であった。
【0012】他方、図1(a)は、2層コートによって
得られる、A、B2種類の異なる反射防止特性を示して
いる。このA、B2種類の2層コートの反射防止特性は
互いに相異なり、コートAでは約520nmに低反射率
のピークがあってその両側の波長領域では反射率が増加
する。これに対し、コートBでは、約450nmと約6
40nmの2か所に低反射率のピークがあり、この2つ
のピークの外側および中間において反射率が増加してい
る。このように、2層コートによって、特定の波長領域
における反射率を低くすることは、当業者が容易にでき
る。
【0013】本発明は、このような特性を持つ反射防止
コートBの、約450nmと約640nmの間の波長域
の反射率が高いという弱点を、反射防止コートAの優れ
た点、つまり約520nmの近傍(詳細には約450n
mと約640nmの間)における反射率が低いという性
質によって補う(相補する)ことにより、全波長域にお
いてゴースト防止効果の高い光学系をえたものである。
図1(b)は、ゴーストの原因となる2面に、それぞれ
同一の反射防止コートA(A×A)を施し、同一の反射
防止コートBを施し(B×B)、および反射防止コート
AとB(A×B)を施した場合の反射率特性を示したも
ので、この図における反射率の高さは、そのまま、ゴー
ストの生じやすさを示している。この図から、本発明
(A×B)によれば、非常に優れたゴースト防止効果が
得られることが分かる。実施例では、コートA、Bとも
2層コートであるが、単層コートの組み合わせでも、同
様の効果を得ることが可能である。
【0014】図2は、他の実施例を示す。この実施例
は、図2(a)に示すように、約400nmと約570
nmに低反射率のピークを持つ反射防止コートCと、約
460nmと約660nmに低反射率のピークを持つ反
射防止コートD(ともに2層コート)を組み合わせたも
ので、ゴーストの原因となる2面にこの反射防止コート
CとDを施すと、図2(b)に示すように、非常に広い
波長域における合成の反射率を低減させ、ゴーストの発
生を防止することができる。
【0015】次に図4ないし図5は、本発明の第二の実
施例のグループを示すものである。図5(a)、5
(b)は、媒質の屈折率と入射角(n・sinθ)によ
る反射率の変化を示す図で、図5(a)は単層コート、
図5(b)はマルチコートの例である。この両図から分
かるように、一般的傾向として、長波長域では、単層、
マルチの別なく、入射角n・sinθが大きくなる程、
反射率は高くなる。一方、短波長域(500nm前後)
では入射角の増加による反射率の増加は顕著ではなく、
これより短波長域では逆転する。
【0016】本発明は、この性質を捕らえ、ゴーストの
原因となる2面に入射角の大きい面と小さい面とが存在
するという前提の上で、n・sinθの小さい側の面の
反射防止コートとして、短波長域より長波長域での反射
防止特性に優れた反射防止コートを付したのである。こ
こに、媒質の屈折率nは、反射光が存在する領域の屈折
率である。つまり、空気中を通過してガラス表面で反射
する場合の媒質の屈折率は空気の屈折率、ガラス内を通
過してガラスの境界面で反射する場合の媒質の屈折率は
ガラスの屈折率を意味する。
【0017】図4(a)は、ゴーストの原因となる2面
のうちの入射角の大きい方(40°)の面に施す2種類
の反射防止コートの反射特性を示すもので、Eは単層コ
ート、Fはマルチコートを示している。また図4(b)
は、入射角の小さい方(10°)に同一の反射防止コー
トEとFを施した場合の反射特性を示している。この図
4(a)と図4(b)の組み合わせは、従来例に相当す
るもので、その合成の反射特性、つまりゴーストの防止
特性は、図4(d)にE×E、およびF×Fとして示さ
れている。
【0018】図4(c)は、n・sinθの小さい側の
面に施す、短波長域より長波長域での反射防止特性に優
れた反射防止コートGの特性例を示す。上述のように、
n・sinθの大きい側の面での反射防止特性は、長波
長域側において劣るため、これを相補するために、長波
長域での反射防止特性に優れたコートGを、n・sin
θの小さい側の面に施すのである。図から明らかなよう
に、この反射防止コートGは、約450nm以上の長波
長域における反射防止特性に優れるという性質を与えて
おり、その結果、約430nm以下では、反射率が急激
に上昇するという性質がある。
【0019】図4(d)には、n・sinθの大きい面
に単層コートEを施し、n・sinθの小さい面に、こ
の反射防止コートGを施した場合の合成の反射防止特性
(E×G)を合わせて描いている。このE×Gで示され
る本発明によるゴースト防止効果は、従来例として示し
たE×EおよびF×Fの特性に比し、より広波長域にお
けるゴースト防止効果が得られることが分かる。
【0020】ゴーストの原因となる面およびその面に対
する入射角は、対象とする光学系の光線追跡およびシュ
ミレーションによって容易に知ることができる。そして
ゴーストが3面以上の反射境界面によって生じている場
合には、これら各面に、互いに相補する関係の反射防止
特性を有する反射防止コートを施せばよい。
【0021】次に、具体的なレンズ系について、本発明
による反射防止コートを施すべき面の例を説明する。
【0022】図6、図7は、前群正レンズ群FL、後群
負レンズ群RLからなるテレフォトタイプのレンズに本
発明を適用する場合の具体例である。テレフォトタイプ
のレンズにおいては、固定焦点レンズ、ズームレンズを
問わず、経験的に、後群負レンズ群RL内に、ゴースト
の原因となる2面が存在することが多いことが分かって
いる。
【0023】また図8(a)は、第1(前群)、第2
(中間)、第3(後群)レンズ群FL、ML、RLから
なる3群タイプの(ズーム)レンズに本発明を適用する
場合の具体例である。
【0024】この図6、図7、および図8(a)の例で
はともに、後群レンズ群RLは、3枚のレンズR1、R
2、R3からなっていて、その第3レンズR3の前面1
0と、第2レンズR2の後面20における同一光線の反
射がゴーストの原因となる。従って、この2面の反射境
界面10と20に、本発明による上記組合せ反射防止コ
ーティングを施せばよい。
【0025】このレンズR3の前面10と第2レンズR
2の後面20は、ゴーストの原因となる光が最初に反射
する面10の曲率が大(光の入射角n・sinθが小)
で、次に反射する面20の曲率が小(光の入射角n・s
inθが大)という関係がある。別言すると、以上のレ
ンズ系では、後群レンズRL内の2面であって、このよ
うな関係にある2面がゴーストの原因となる場合が多
い。図6、図7、および図8(a)のレンズ系において
も、この点は共通している。従って、n・sinθの小
さい方の面10に、短波長域より長波長域での反射防止
特性に優れた反射防止コートを付すことが好ましい。
【0026】もっともレンズ系および光線によっては、
n・sinθの大きい方の面に、短波長域より長波長域
での反射防止特性に優れた反射防止コートを施すことが
有利な場合もある。図8(b)は、そのような組み合わ
せコーティングの例を示している。この図8(b)のレ
ンズ系の構成自体は、図8(a)と同一である。後群レ
ンズRLにおいては、第1レンズR1の前面40の方
が、第2レンズR2の前面30aよりn・sinθが大
きい面であるが、ゴーストの原因となる反射の第1面
は、この反射境界面40との組み合わせでは、上記反射
境界面30a以外にも、第1レンズR1の後面30b
と、第3レンズR3の前面10が考えられる。このよう
な場合、反射境界面10、30aおよび30bには、安
価な短波長域での反射防止特性に優れた単層コートを施
し、n・sinθの大きい反射境界面40に、長波長域
での反射防止特性に優れた複数層の反射防止コートを付
すことにより、全体としてはコスト的に安価な組合せコ
ーティングが得られる。
【0027】図9は、前群負レンズ群FL、後群正レン
ズ群RLからなるレトロフォーカスタイプのズームレン
ズに本発明を適用する場合の具体例である。レトロフォ
ーカスタイプのレンズ系は、基本的に、テレフォトタイ
プのレンズ系の像面側と物体側を逆にしたレンズ系に相
当する。
【0028】図示レトロフォーカスタイプのズームレン
ズにおいては、その前群負レンズ群FLが、第1、第
2、第3、第4レンズF1、F2、F3、F4からなっ
ている。そして図9(a)、(b)に示す望遠端におい
ては、光線入射位置によって、第3レンズF3の前面5
0と第2レンズF2の後面60における反射がゴースト
の原因となり(図9(a))、あるいは、第4レンズF
4の後面70と第3レンズF3の後面80における反射
がゴーストの原因となる(同(b))。
【0029】これに対し、図9(c)に示す広角端にお
いては、後群正レンズ群RL内に、ゴーストの原因とな
る2面が存在する。図示例では、後群正レンズ群RL
は、第1、第2、第3、第4レンズR1、R2、R3、
R4からなっており、同一の光線の第4レンズR4の前
面90と第3レンズR3の後面100における反射がゴ
ーストの原因となる。
【0030】従って、図9のレンズ構成例においては、
2面の反射境界面50と60、同70と80、および同
90と100にそれぞれ、本発明による組合せコーティ
ングを施せば、すべての焦点距離領域におけるゴースト
の発生を防止することができる。
【0031】このレトロフォーカスタイプでは、先のテ
レフォトタイプとは逆に、ゴーストの原因となる光が最
初に反射する面50、70、90の曲率が小(光の入射
角n・sinθが大)で、次に反射する面60、80、
100の曲率が大(光の入射角n・sinθが小)とい
う関係がある。従ってこの例では、n・sinθの小さ
い方の面60、80、100に、短波長域より長波長域
での反射防止特性に優れた反射防止コートを付すことが
好ましい。
【0032】以上は、具体的なレンズ系について、本発
明による組合せコーティングを施すベき面を例示したも
のであるが、勿論本発明は、これら具体例に限定される
ものではない。本発明は、レンズ設計技術者が経験的
に、あるいはシミュレーションによってゴーストの原因
となる反射を生ずる2面を知り、これに上記の組合せコ
ーティングを施すことにより成立する。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明のゴースト防止光学
系は、ゴーストの原因となる2面以上の反射境界面に、
それぞれ互いに相補する関係の反射特性を有する反射防
止コートを施すという簡単の構成により、従来のマルチ
コートによるゴースト防止より安価にかつ確実に、ゴー
ストの発生を防止することができる。
【0034】また請求項2のように、ゴーストの原因と
なる面の屈折率と入射角に着目し、n・sinθの小さ
い方の面に、短波長域より長波長域での反射防止特性に
優れた反射防止コートを施せば、n・sinθの大きい
方の反射防止コートには特別な改変を加えることなく、
より広い波長域において確実にゴーストを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゴースト防止光学系の第一の実施例を
示す、反射防止コートの特性を示すグラフ図である。
【図2】 本発明のゴースト防止光学系の第一の実施例を
示す、反射防止コートの特性を示すグラフ図である。
【図3】 本発明のゴースト防止光学系の第二の実施例を
示す、反射防止コートの特性を示すグラフ図である。
【図4】 本発明のゴースト防止光学系の第二の実施例を
示す、反射防止コートの特性を示すグラフ図である。
【図5】 複数の異なる反射防止コートの一般的な反射防
止特性を示すグラフ図である。
【図6】 光線の入射角を加味した本発明のゴースト防止
光学系および比較例を示す、反射防止コートの反射防止
特性のグラフ図である。
【図7】 光線の入射角を加味した本発明のゴースト防止
光学系および比較例を示す、反射防止コートの反射防止
特性のグラフ図である。
【図8】 光線の入射角を加味した本発明のゴースト防止
光学系および比較例を示す、反射防止コートの反射防止
特性のグラフ図である。
【図9】 光線の入射角を加味した本発明のゴースト防止
光学系および比較例を示す、反射防止コートの反射防止
特性のグラフ図である。
【図10】 光線の入射角と反射率の関係を示すグラフ図
である。
【図11】 光線の入射角と反射率の関係を示すグラフ図
である。
【図12】 本発明のゴースト防止光学系を適用するレン
ズ系の具体例を示すレンズ構成図である。
【図13】 本発明のゴースト防止光学系を適用するレン
ズ系の他の具体例を示すレンズ構成図である。
【図14】 本発明のゴースト防止光学系を適用するレン
ズ系のさらに別の具体例を示すレンズ構成図である。
【図15】 図15は、図14とは異なる焦点距離状態を
示すレンズ構成図である。
【図16】 本発明のゴースト防止光学系を適用するレン
ズ系の別の具体例を示すレンズ構成図である。
【図17】 図17は、図16とは異なる焦点距離状態を
示すレンズ構成図である。
【図18】 図18は、図16、図17とは異なる焦点距
離状態を示すレンズ構成図である。
【符号の説明】10 20 30 40 50 60
70 80 90 100 ゴーストの原因となる反射
境界面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の透光光学素子を備え、この透光光
    学素子の2面以上の反射境界面における反射でゴースト
    が生じる透光光学系において、 ゴーストの原因となる上記2面以上の反射境界面に、そ
    れぞれ互いに相補する関係の反射特性を有する反射防止
    コートを施したことを特徴とする広波長域ゴースト防止
    光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ゴーストの原因とな
    る上記2面以上の反射境界面における媒質の屈折率をそ
    れぞれn、光の入射角をそれぞれθとしたとき、n・s
    inθの小さい方の面に、短波長域より長波長域での反
    射防止特性に優れた反射防止コートを付した広波長域ゴ
    ースト防止光学系。
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