JP2990873B2 - 斜板式圧縮機における斜板支持構造 - Google Patents
斜板式圧縮機における斜板支持構造Info
- Publication number
- JP2990873B2 JP2990873B2 JP3192349A JP19234991A JP2990873B2 JP 2990873 B2 JP2990873 B2 JP 2990873B2 JP 3192349 A JP3192349 A JP 3192349A JP 19234991 A JP19234991 A JP 19234991A JP 2990873 B2 JP2990873 B2 JP 2990873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- swash plate
- stress
- rotating shaft
- sectional
- region
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転軸に止着された斜板
の回転によってピストンを往復動させる斜板式圧縮機に
おける斜板支持構造に関するものである。
の回転によってピストンを往復動させる斜板式圧縮機に
おける斜板支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の斜板式圧縮機として例えば特開平
3−92587号公報記載のものが知られている。この
種の圧縮機では図17に示すように回転軸1に支持され
た斜板2の回転はシュー3を介して両頭ピストン4の往
復動に変換され、シュー3は斜板2の前後両摺接面に接
する。両頭ピストン4の復動によって吸入室5内の冷媒
ガスが吸入弁6を押し退けて圧縮室7へ入り、両頭ピス
トン4の往動によって圧縮室7内の冷媒ガスが吐出弁8
を押し退けて吐出室9へ吐出される。
3−92587号公報記載のものが知られている。この
種の圧縮機では図17に示すように回転軸1に支持され
た斜板2の回転はシュー3を介して両頭ピストン4の往
復動に変換され、シュー3は斜板2の前後両摺接面に接
する。両頭ピストン4の復動によって吸入室5内の冷媒
ガスが吸入弁6を押し退けて圧縮室7へ入り、両頭ピス
トン4の往動によって圧縮室7内の冷媒ガスが吐出弁8
を押し退けて吐出室9へ吐出される。
【0003】斜板2の前後の摺接面を形成する板状部1
0は斜板中心部の筒状部11に対して傾斜している。回
転軸1と斜板2との結合は圧入方式が一般的であり、回
転軸1が斜板中心部の筒状部11に圧入される。回転軸
1と斜板2との結合は回転軸1に対する斜板2の応力作
用によって維持される。斜板2の回転によって両頭ピス
トン4を往復動させる場合の斜板2に対する反力は大き
く、そのために回転軸1と斜板2とを結合するための前
記応力は強力でなければならない。
0は斜板中心部の筒状部11に対して傾斜している。回
転軸1と斜板2との結合は圧入方式が一般的であり、回
転軸1が斜板中心部の筒状部11に圧入される。回転軸
1と斜板2との結合は回転軸1に対する斜板2の応力作
用によって維持される。斜板2の回転によって両頭ピス
トン4を往復動させる場合の斜板2に対する反力は大き
く、そのために回転軸1と斜板2とを結合するための前
記応力は強力でなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回転軸1と斜板2とを
強固に結合するための応力は筒状部11の内周面、即ち
回転軸1に対する接合周面全体に分布し、筒状部11の
内周面全体に分布する応力の総和が回転軸1と斜板2と
の結合強度となる。
強固に結合するための応力は筒状部11の内周面、即ち
回転軸1に対する接合周面全体に分布し、筒状部11の
内周面全体に分布する応力の総和が回転軸1と斜板2と
の結合強度となる。
【0005】斜板2の板状部10は筒状部11に対して
傾いているため、斜板2の半径方向における肉厚は周方
向の位置毎に異なり、回転軸1方向の位置毎においても
異なる。斜板2の半径方向における肉厚の最も大きい所
は斜板2が最大に傾く位置(図17において回転軸1の
軸線Cに対して角度αとなる位置)である。図17で矢
印Pで示す領域が肉厚最大部であり、この肉厚最大部に
対して回転軸1を挟んで対向する領域(矢印Qで示す)
は肉厚最小部となる。
傾いているため、斜板2の半径方向における肉厚は周方
向の位置毎に異なり、回転軸1方向の位置毎においても
異なる。斜板2の半径方向における肉厚の最も大きい所
は斜板2が最大に傾く位置(図17において回転軸1の
軸線Cに対して角度αとなる位置)である。図17で矢
印Pで示す領域が肉厚最大部であり、この肉厚最大部に
対して回転軸1を挟んで対向する領域(矢印Qで示す)
は肉厚最小部となる。
【0006】斜板2に回転軸1を圧入した際の斜板2上
の応力は図17に破線矢印で示すように斜板1の半径方
向における肉厚に略比例する。従って、領域Pにおける
応力と領域Qにおける応力とでは強さが異なるが、この
ような応力不均衡が生じた場合にはこの不均衡を緩和す
る方向に斜板2が変形する。この変形によって斜板2の
傾角αが小さくなるが、斜板2の傾角減少は両頭ピスト
ン4のストローク量の減少に繋がり、体積効率が低下す
る。
の応力は図17に破線矢印で示すように斜板1の半径方
向における肉厚に略比例する。従って、領域Pにおける
応力と領域Qにおける応力とでは強さが異なるが、この
ような応力不均衡が生じた場合にはこの不均衡を緩和す
る方向に斜板2が変形する。この変形によって斜板2の
傾角αが小さくなるが、斜板2の傾角減少は両頭ピスト
ン4のストローク量の減少に繋がり、体積効率が低下す
る。
【0007】本発明は斜板と回転軸との圧入結合に伴う
応力に起因する斜板傾角の減少を回避し得る斜板支持構
造を提供することを目的とする。
応力に起因する斜板傾角の減少を回避し得る斜板支持構
造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
圧入結合に伴って発生する斜板上の応力を低減するため
の空隙部を斜板及び回転軸の少なくとも一方に設け、回
転軸を挟んで対向する斜板上の半径方向の厚みの異なる
領域上の応力の強度を前記空隙部の介在によって均衡さ
せた。
圧入結合に伴って発生する斜板上の応力を低減するため
の空隙部を斜板及び回転軸の少なくとも一方に設け、回
転軸を挟んで対向する斜板上の半径方向の厚みの異なる
領域上の応力の強度を前記空隙部の介在によって均衡さ
せた。
【0009】
【作用】圧入結合に伴って発生する斜板上の応力の強さ
は回転軸と斜板の筒状部との結合面から半径方向へ向か
ったときの最初の空間領域までの距離に略比例する。従
って、前記空隙部は応力を遮断し、空隙部の存在によっ
て応力分布が変えられる。回転軸を挟んで対向する斜板
上の半径方向の厚みの異なる領域上の応力の強度を均衡
させるように前記空隙部を設けることによって応力不均
衡に起因する斜板変形を回避することができ、この変形
回避によって斜板傾角が所望の傾角に維持される。
は回転軸と斜板の筒状部との結合面から半径方向へ向か
ったときの最初の空間領域までの距離に略比例する。従
って、前記空隙部は応力を遮断し、空隙部の存在によっ
て応力分布が変えられる。回転軸を挟んで対向する斜板
上の半径方向の厚みの異なる領域上の応力の強度を均衡
させるように前記空隙部を設けることによって応力不均
衡に起因する斜板変形を回避することができ、この変形
回避によって斜板傾角が所望の傾角に維持される。
【0010】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図5に基づいて説明するが、斜板式圧縮機全体の構成は
図17と同一であるので、その図示は省略する。
図5に基づいて説明するが、斜板式圧縮機全体の構成は
図17と同一であるので、その図示は省略する。
【0011】図1に示すように回転軸1に圧入された斜
板2の筒状部11の両端面には空隙部S11,S12が切り
欠き形成されている。空隙部S11,S12は側面から見れ
ば三角形状、図2及び図3に示すように正面から見れば
三日月形状である。図2は図1のA−A線断面図であ
り、図3は図1のB−B線断面図である。空隙部S11,
S12は筒状部11の内周面と交差しており、図2及び図
3に示すように空隙部S 11,S12の弧面T1 ,T2 の両
端縁は筒状部11の内周面の180°の角度間隔をおい
た位置に設定されている。弧面T1 ,T2 の頂点t1 ,
t2 は斜板2の板状部10が回転軸1の軸線Cに対して
傾角αとなる最大傾き位置α1 ,α2 上に設定されてい
る。
板2の筒状部11の両端面には空隙部S11,S12が切り
欠き形成されている。空隙部S11,S12は側面から見れ
ば三角形状、図2及び図3に示すように正面から見れば
三日月形状である。図2は図1のA−A線断面図であ
り、図3は図1のB−B線断面図である。空隙部S11,
S12は筒状部11の内周面と交差しており、図2及び図
3に示すように空隙部S 11,S12の弧面T1 ,T2 の両
端縁は筒状部11の内周面の180°の角度間隔をおい
た位置に設定されている。弧面T1 ,T2 の頂点t1 ,
t2 は斜板2の板状部10が回転軸1の軸線Cに対して
傾角αとなる最大傾き位置α1 ,α2 上に設定されてい
る。
【0012】斜板2に対する回転軸1の圧入によって生
じる応力は空隙部S11,S12の存在によって図1〜図5
に破線矢印で示すように分布する。図4は図1のM−M
線断面図であり、図5は図1のD−D線断面図である。
じる応力は空隙部S11,S12の存在によって図1〜図5
に破線矢印で示すように分布する。図4は図1のM−M
線断面図であり、図5は図1のD−D線断面図である。
【0013】図1に示すように回転軸1に沿った応力分
布は斜板2の半径方向における斜板肉厚に略比例する
が、斜板2の半径方向における肉厚が最も大きい領域
(図1〜図5においてW1 ,W2 で示す)には空隙部S
11,S12が介在しており、領域W 1 ,W2 における応力
発生が阻止されている。空隙部S11,S12の介在による
応力発生阻止によって応力分布は図1〜図5の鎖線矢印
で示すようになり、斜板2の板状部10の傾きを変える
斜板2の変形の要因である応力分布が空隙部S11,S12
の存在によって斜板2の傾角方向への変形をもたらさな
い分布となる。
布は斜板2の半径方向における斜板肉厚に略比例する
が、斜板2の半径方向における肉厚が最も大きい領域
(図1〜図5においてW1 ,W2 で示す)には空隙部S
11,S12が介在しており、領域W 1 ,W2 における応力
発生が阻止されている。空隙部S11,S12の介在による
応力発生阻止によって応力分布は図1〜図5の鎖線矢印
で示すようになり、斜板2の板状部10の傾きを変える
斜板2の変形の要因である応力分布が空隙部S11,S12
の存在によって斜板2の傾角方向への変形をもたらさな
い分布となる。
【0014】板状部10を傾かせない応力分布は領域H
1 における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に
対向する筒状部11の領域(図1〜図5においてh1 で
示す)における応力の総和とが略均衡すると共に、領域
H2 における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H2
に対向する筒状部11の領域(図1〜図5においてh 2
で示す)における応力の総和とが略均衡する場合であ
り、空隙部S11,S12がこのような応力均衡をもたら
す。従って、斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜
板2の傾角αが変わることはなく、傾角変化に起因する
体積効率の低下は生じない。
1 における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に
対向する筒状部11の領域(図1〜図5においてh1 で
示す)における応力の総和とが略均衡すると共に、領域
H2 における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H2
に対向する筒状部11の領域(図1〜図5においてh 2
で示す)における応力の総和とが略均衡する場合であ
り、空隙部S11,S12がこのような応力均衡をもたら
す。従って、斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜
板2の傾角αが変わることはなく、傾角変化に起因する
体積効率の低下は生じない。
【0015】なお、空隙部S11,S12の存在は斜板2の
軽量化に寄与し、さらにはシューと斜板との焼きつき防
止に寄与する斜板2の冷却に有利な表面積増大をもたら
す。本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えば図6〜図10に示す実施例、図11〜図1
3に示す実施例及び図14〜図16に示す実施例も可能
である。
軽量化に寄与し、さらにはシューと斜板との焼きつき防
止に寄与する斜板2の冷却に有利な表面積増大をもたら
す。本発明は勿論前記実施例にのみ限定されるものでは
なく、例えば図6〜図10に示す実施例、図11〜図1
3に示す実施例及び図14〜図16に示す実施例も可能
である。
【0016】図6〜図10の実施例では円孔状の空隙部
S21,S22が斜板2の板状部10の最大傾き位置α1 ,
α2 と筒状部11の外周面との交差部から筒状部11の
内周面にかけて斜めに貫設されている。図7は図6のE
−E線断面図であり、図8は図6のF−F線断面図であ
る。図9は図6のG−G線断面図であり、図10は図6
のH−H線断面図である。応力は図6〜図10に破線矢
印で示すように分布する。
S21,S22が斜板2の板状部10の最大傾き位置α1 ,
α2 と筒状部11の外周面との交差部から筒状部11の
内周面にかけて斜めに貫設されている。図7は図6のE
−E線断面図であり、図8は図6のF−F線断面図であ
る。図9は図6のG−G線断面図であり、図10は図6
のH−H線断面図である。応力は図6〜図10に破線矢
印で示すように分布する。
【0017】空隙部S21,S22は、斜板2の半径方向に
おける肉厚が最も大きい領域W1 ,W2 内における最大
傾き位置α1 ,α2 付近に介在しており、領域W1 ,W
2 の一部における応力発生が抑制されている。領域H1
における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に対
向する筒状部11の領域h1 における応力の総和とが略
均衡すると共に、領域H2 における応力の総和と、回転
軸1を挟んで領域H1 に対向する筒状部11の領域h2
における応力の総和とが略均衡しており、空隙部S11,
S12がこのような応力均衡をもたらす。即ち、空隙部S
21,S22の介在による応力発生抑制によって応力分布は
斜板2の傾角方向への変形をもたらさない分布となり、
斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜板2が傾くこ
とはない。
おける肉厚が最も大きい領域W1 ,W2 内における最大
傾き位置α1 ,α2 付近に介在しており、領域W1 ,W
2 の一部における応力発生が抑制されている。領域H1
における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に対
向する筒状部11の領域h1 における応力の総和とが略
均衡すると共に、領域H2 における応力の総和と、回転
軸1を挟んで領域H1 に対向する筒状部11の領域h2
における応力の総和とが略均衡しており、空隙部S11,
S12がこのような応力均衡をもたらす。即ち、空隙部S
21,S22の介在による応力発生抑制によって応力分布は
斜板2の傾角方向への変形をもたらさない分布となり、
斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜板2が傾くこ
とはない。
【0018】図11〜図13の実施例では円孔状の空隙
部S31,S32が斜板2の板状部10の最大傾き位置
α1 ,α2 に対応する筒状部11の端面部位から回転軸
1方向に穿設されている。図12は図11のI−I線断
面図であり、図13は図11のJ−J線断面図である。
応力は図11〜図13に破線矢印で示すように分布す
る。
部S31,S32が斜板2の板状部10の最大傾き位置
α1 ,α2 に対応する筒状部11の端面部位から回転軸
1方向に穿設されている。図12は図11のI−I線断
面図であり、図13は図11のJ−J線断面図である。
応力は図11〜図13に破線矢印で示すように分布す
る。
【0019】空隙部S31,S32は、斜板2の半径方向に
おける肉厚が最も大きい領域W1 ,W2 内における最大
傾き位置α1 ,α2 付近に介在しており、領域W1 ,W
2 の一部における応力発生が抑制されている。領域H1
における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に対
向する筒状部11の領域h1 における応力の総和とが略
均衡すると共に、領域H2 における応力の総和と、回転
軸1を挟んで領域H2 に対向する筒状部11の領域h2
における応力の総和とが略均衡しており、空隙部S31,
S32がこのような応力均衡をもたらす。即ち、空隙部S
31,S32の介在による応力発生抑制によって応力分布は
斜板2の変形をもたらさない分布となり、斜板2に対す
る回転軸1の圧入によって斜板2が傾くことはない。
おける肉厚が最も大きい領域W1 ,W2 内における最大
傾き位置α1 ,α2 付近に介在しており、領域W1 ,W
2 の一部における応力発生が抑制されている。領域H1
における応力の総和と、回転軸1を挟んで領域H1 に対
向する筒状部11の領域h1 における応力の総和とが略
均衡すると共に、領域H2 における応力の総和と、回転
軸1を挟んで領域H2 に対向する筒状部11の領域h2
における応力の総和とが略均衡しており、空隙部S31,
S32がこのような応力均衡をもたらす。即ち、空隙部S
31,S32の介在による応力発生抑制によって応力分布は
斜板2の変形をもたらさない分布となり、斜板2に対す
る回転軸1の圧入によって斜板2が傾くことはない。
【0020】図14〜図16の実施例では環状の空隙部
S41,S42が斜板2の筒状部11の内周面に形成されて
いる。空隙部S41,S42の溝幅は筒状部11の端面から
回転軸1方向へ所定距離入り込んでおり、この入り込み
位置は斜板2の半径方向における肉厚が領域H1 ,h1
間及び領域H2 ,h2 間でアンバランスとなっている範
囲にわたる。図15は図14のK−K線断面図であり、
図16は図14のL−L線断面図である。応力は図14
に破線矢印で示すように分布する。即ち、斜板2の傾角
を変えるような応力発生部位である領域X1 ,X2 では
応力発生が空隙部S41,S42の存在によって阻止され、
斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜板2が傾くこ
とはない。
S41,S42が斜板2の筒状部11の内周面に形成されて
いる。空隙部S41,S42の溝幅は筒状部11の端面から
回転軸1方向へ所定距離入り込んでおり、この入り込み
位置は斜板2の半径方向における肉厚が領域H1 ,h1
間及び領域H2 ,h2 間でアンバランスとなっている範
囲にわたる。図15は図14のK−K線断面図であり、
図16は図14のL−L線断面図である。応力は図14
に破線矢印で示すように分布する。即ち、斜板2の傾角
を変えるような応力発生部位である領域X1 ,X2 では
応力発生が空隙部S41,S42の存在によって阻止され、
斜板2に対する回転軸1の圧入によって斜板2が傾くこ
とはない。
【0021】図6〜図10の実施例、図11〜図13の
実施例及び図14〜図16の実施例のいずれにおいても
空隙部の存在が斜板の軽量化及び斜板の冷却に寄与す
る。又、本発明では図14〜図16の環状の空隙部
S41,S42の代わりに環状の空隙部を回転軸1の周面に
設けたり、筒状部11の内周面あるいは回転軸1の周面
に複数の小孔あるいは線状の環状スリットを設けて所望
の応力分布を得るようにしてもよい。
実施例及び図14〜図16の実施例のいずれにおいても
空隙部の存在が斜板の軽量化及び斜板の冷却に寄与す
る。又、本発明では図14〜図16の環状の空隙部
S41,S42の代わりに環状の空隙部を回転軸1の周面に
設けたり、筒状部11の内周面あるいは回転軸1の周面
に複数の小孔あるいは線状の環状スリットを設けて所望
の応力分布を得るようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、斜板及び
回転軸の少なくとも一方に空隙部を設け、回転軸を挟ん
で対向する斜板上の半径方向の厚みの異なる領域上の応
力の強度を前記空隙部の介在によって均衡させたので、
回転軸を挟んで対抗する応力の不均衡が略解消され、応
力不均衡に起因する斜板変形を回避して斜板傾角を所望
の傾角に維持し得るという優れた効果を奏する。
回転軸の少なくとも一方に空隙部を設け、回転軸を挟ん
で対向する斜板上の半径方向の厚みの異なる領域上の応
力の強度を前記空隙部の介在によって均衡させたので、
回転軸を挟んで対抗する応力の不均衡が略解消され、応
力不均衡に起因する斜板変形を回避して斜板傾角を所望
の傾角に維持し得るという優れた効果を奏する。
【図1】 本発明の第1実施例を示す要部縦断面図であ
る。
る。
【図2】 図1のA−A線断面図である。
【図3】 図1のB−B線断面図である。
【図4】 図1のM−M線断面図である。
【図5】 図1のD−D線断面図である。
【図6】 第2実施例を示す要部縦断面図である。
【図7】 図6のE−E線断面図である。
【図8】 図6のF−F線断面図である。
【図9】 図6のG−G線断面図である。
【図10】 図6のH−H線断面図である。
【図11】 第3実施例を示す要部縦断面図である。
【図12】 図11のI−I線断面図である。
【図13】 図11のJ−J線断面図である。
【図14】 第4実施例を示す要部縦断面図である。
【図15】 図14のK−K線断面図である。
【図16】 図14のL−L線断面図である。
【図17】 従来の斜板式圧縮機全体を示す側断面図で
ある。
ある。
1…回転軸、2…斜板、10…板状部、11…筒状部、
H1 ,H2 ,h1 ,h 2 …領域、S11,S12,S21,S
22,S31,S32,S41,S42…空隙部。
H1 ,H2 ,h1 ,h 2 …領域、S11,S12,S21,S
22,S31,S32,S41,S42…空隙部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 了 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (56)参考文献 特開 平1−240779(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 27/08
Claims (1)
- 【請求項1】筒状部に対して板状部を傾斜させた斜板の
筒状部に回転軸を圧入止着し、斜板の回転によってピス
トンを往復動させる斜板式圧縮機において、圧入結合に
伴って発生する斜板上の応力を低減するための空隙部を
斜板及び回転軸の少なくとも一方に設け、回転軸を挟ん
で対向する斜板上の半径方向の厚みの異なる領域上の応
力の強度を前記空隙部の介在によって均衡させた斜板式
圧縮機における斜板支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3192349A JP2990873B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 斜板式圧縮機における斜板支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3192349A JP2990873B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 斜板式圧縮機における斜板支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0533761A JPH0533761A (ja) | 1993-02-09 |
| JP2990873B2 true JP2990873B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=16289799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3192349A Expired - Fee Related JP2990873B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 斜板式圧縮機における斜板支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2990873B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102014209894A1 (de) * | 2014-05-23 | 2015-11-26 | Mahle International Gmbh | Axialkolbenmaschine |
| JP6390655B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-09-19 | 株式会社豊田自動織機 | 両頭斜板式圧縮機、および斜板と回転軸との固定方法 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3192349A patent/JP2990873B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0533761A (ja) | 1993-02-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0167365B1 (ko) | 피스톤형 압축기 | |
| JP3094720B2 (ja) | 斜板式圧縮機 | |
| JP3102292B2 (ja) | 往復ピストン式圧縮機 | |
| JPH11173282A (ja) | スクロール圧縮機 | |
| JP2990873B2 (ja) | 斜板式圧縮機における斜板支持構造 | |
| US5456158A (en) | Reciprocating compressor | |
| JP2001295757A (ja) | 可変容量圧縮機 | |
| JP2004293388A (ja) | 揺動斜板型ポンプ | |
| JP2003035373A (ja) | 軸封装置及び該軸封装置を備えた圧縮機、軸封方法 | |
| JPS628417Y2 (ja) | ||
| US6544006B2 (en) | Piston type compressor | |
| JP3417047B2 (ja) | 両頭斜板式圧縮機 | |
| KR100248706B1 (ko) | 회전형 압축기의 압축부 결합장치 | |
| JP2000205136A (ja) | 密閉型電動圧縮機 | |
| JPH021995B2 (ja) | ||
| JP2002242838A (ja) | 圧縮機 | |
| KR20250175779A (ko) | 전동 압축기 | |
| JPH0477157B2 (ja) | ||
| JPH08109878A (ja) | 往復動型圧縮機 | |
| JP3099508B2 (ja) | 斜板型可変容量圧縮機 | |
| JPH07286579A (ja) | ピストン式圧縮機における振動騒音抑制構造 | |
| JPS6251776A (ja) | 斜板式圧縮機 | |
| JPH09264254A (ja) | ピストン式圧縮機及びその組付方法 | |
| JP2002242839A (ja) | 圧縮機 | |
| JP3438468B2 (ja) | ピストン式圧縮機 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |