JP2990697B2 - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2990697B2
JP2990697B2 JP1163093A JP16309389A JP2990697B2 JP 2990697 B2 JP2990697 B2 JP 2990697B2 JP 1163093 A JP1163093 A JP 1163093A JP 16309389 A JP16309389 A JP 16309389A JP 2990697 B2 JP2990697 B2 JP 2990697B2
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は表示装置、特に、ドットマトリクス表示部と
セグメント表示部との双方を備えた表示装置の制御に関
するものである。
従来の技術 最近、多種多様の情報を表示する表示装置が知られて
いる。例えば、2次元的に配列された多数の小さいドッ
トの集合により文字や記号等を表示するドットマトリク
ス表示装置や、比較的少数の大きな、そして多くの場
合、ある形状を有するように予め形成された、セグメン
トにより、文字、記号等を表示するセグメント表示装置
が知られている。
このうち、ドットマトリクス表示装置は、定められた
領域内で多種の文字や図形をかなり自由に表現すること
ができるため、表示すべき情報量が多い場合に有利であ
る。一方、セグメント表示装置は、限られた領域内での
表示文字・記号等の数は少ないが、制御が簡単であると
いう特長がある。
このような両方式の特長を考慮して、表示装置に両表
示部を備え、各々に適した情報を各表示部に表示させる
という方法も用いられている。
発明が解決しようとする課題 表示装置は本来、そのドット又はセグメント数に応じ
た数の端子を必要とするが、それらの数が増えると端子
数と配線数が増加し、表示装置自身とそれを駆動する回
路の配線上の困難性が増し、コストが上昇する。そのた
め、少ない端子を用いて、その端子に乗せる信号を時間
的に分割するデューティ制御が行われる。デューティ制
御においては、ドット又はセグメント数が増大し、ある
いは逆に端子数を減らそうとするにつれ、このデューテ
ィ制御のデューティ比を小さくする必要がある。しか
し、駆動信号のデューティ比が小さくなるほど、コント
ラスト(表示が明瞭に見える度合)が低くなる(表示が
見えにくくなる)。
従って、ドットマトリクス表示装置とセグメント表示
装置との双方を備えた表示装置を用いた場合、表示が見
づらくなり、特に重要な情報(必要なときに、迅速かつ
確実に視認する必要のある情報。例えば、カメラにおい
ては、シャッター速度や絞り値、フィルムカウンタ等)
に関して問題がある。
本発明はこのような問題を解決し、ドットマトリクス
表示装置とセグメント表示装置との双方を備えた表示装
置を用いた場合であっても、重要な情報は視認性良く表
示することのできる表示装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明に係る表示装置では、
共に時分割駆動により駆動され、2次元に配列された多
数の小さいドットにより表示を行う第1の表示部と、所
定の形状を表示するように形成され配置された表示素子
により表示を行う第2の表示部と、前記第2の表示部の
駆動信号のデューティ比を前記第1の表示部の駆動信号
のデューティ比よりも大きい信号として駆動制御を行う
制御手段と、を備え、前記第2の表示部において撮影枚
数やフィルムのイニシャルロードに関する情報を表示す
ることを特徴とする。この場合、撮影枚数やフィルムの
イニシャルロードに関する情報の表示は、カメラのメイ
ンスイッチがオフのときでも表示するものとする。尚、
第2表示部において、撮影枚数やフィルムのイニシャル
ロードに関する情報でなく、撮影モードの表示や、カメ
ラに接続されるカードの使用状態を示す表示を行うよう
にしてもよい。
作 用 第1の表示部(例えばドットマトリクス表示部)、第
2の表示部(例えばセグメント表示部)共に時分割され
た信号により駆動されるが、このうち、第2の表示部を
駆動する信号のデューティ比が比較的大きくなり、その
表示のコントラストが高くなるので、第2の表示部に表
示される撮影枚数やフィルムのイニシャルロードに関す
る情報、撮影モード、又はカメラに接続されたカードの
使用状態を示す表示が見やすくなる。従って、カメラに
とって重要な撮影枚数やフィルムのイニシャルロードに
関する情報、撮影モード、又はカメラに接続されたカー
ドの使用状態が迅速かつ確実に視認できる。一方、第1
の表示部駆動用信号のデューティ比は比較的小さくな
り、多数のドットを有する表示部であっても比較的少な
い信号線で駆動することができる。従って、第1の表示
部は自由な形式で表示したい情報の表示に好適である。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
<ハード構成> 第1図は本実施例のカメラ表示システム全体のブロッ
ク図である。この表示システム全体を制御するのが、マ
イコンで構成される制御部1である。制御部1には、フ
ラッシュ回路4、測光回路5、それに、マイコンを内蔵
するカード回路6等が接続され、制御部1は、フラッシ
ュ回路4からはガイドナンバーのデータ、測光回路5か
らは測光データ、そして、カード回路6からはカードデ
ータを受け取る。
制御部1には表示IC2が接続され、制御部1はこの表
示IC2に対して各種表示データを送る。表示IC2は液晶表
示部7に対する表示を制御するものであり、マイコンを
中心に構成されている。液晶表示部7は、第3図に示す
ようにカメラ本体15の右側上面に設けられ、第4図に示
すように、縦横に多数配列された小さなドットの集合に
より表示を行うドットマトリクス表示部(DOT−LCD)16
と小数の比較的大きなセグメント単位で表示を行うセグ
メント表示部(SEG−LCD)17とから成る。
第1図に戻り、表示IC2は液晶ドライバを内蔵し、こ
の内蔵ドライバを介して、それに接続された液晶表示部
7のセグメント表示部17を制御する。一方、表示IC2は
外部の液晶ドライバIC3とも接続され、この外部液晶ド
ライバIC3を用いて表示部7のドットマトリクス表示部1
6の表示を制御する。
両表示部16、17は同一パネル内に隣接して設けられる
が、表示部7をこのように2種類の部分に分割した理由
は次の通りである。ドットマトリクス液晶表示(LCD)
は、小さなドットを自由に制御することにより、自由な
絵柄を表示することができるという特長を有するが、一
般的に自由な絵柄を表現するために表示面積が広く、駆
動電圧も高いことから、消費電力が大きいという欠点を
有し、電池の容量がそれほど大きくない場合には常時表
示しておくことは好ましくない。このため、一定時間
(これを表示保持時間という)カメラが操作されずに放
置されたときには表示を停止させることも考えられる
が、フィルムカウンタ等、やはり常時表示しておくこと
が望ましい情報もある。そこで、細かい絵柄で表示する
ことが必要な場合にはドットマトリクスLCDを用い、常
時表示することが必要な情報についてはドットマトリク
スLCDに比べて消費電力の少ないセグメントLCDを用い
る、という使い分けをするために、両表示装置を並列に
用いているのである。
ドットマトリクスLCDとセグメントLCDの特性上の違い
からも、この使い分けによる有利な効果がある。ドット
マトリクスLCDは、上述の通り、多くの表示要素(ドッ
ト)を有するため、本来はそれに応じた数の端子を必要
とするが、コスト及び配線上の困難性のため、少ない端
子を用いて、その端子に乗せる信号を時間的に分割する
デューティ制御が行われる。ドット数が増大し、あるい
は逆に端子数を減らそうとするにつれ、このデューティ
制御のデューティ比を小さくする必要がある。駆動信号
のデューティ比が小さくなるほど、コントラスト(表示
が明瞭に見える度合)が低くなる(表示が見にくくな
る)。したがって、撮影時に素早くかつ明瞭に視認する
必要のあるシャッター速度や絞り値の表示は、デューテ
ィ比が小さく、コントラストの低いドットマトリクスLC
Dではなく、デューティ比を大きくしたセグメントLCDで
表示する方が好ましい。
このため、第5図に示す通り、セグメント表示部17は
1/4デューティ・1/3バイアスのLCD駆動信号(a)で駆
動され、ドットマトリクス表示部16は1/16デューティ・
1/5バイアスの駆動信号(b)で駆動される。この図に
おいて、Aで示した範囲が選択信号(LCDの表示駆動信
号)であり、Bで示した範囲が非選択波形(LCDの非表
示駆動信号)である。
第5図に示す各信号波形の電圧レベル((a)ではV0
〜V3、(b)はV0〜V5)は、第2図(a)に示すLCD駆
動電圧発生部14の出力電圧V5を抵抗R1〜R5で分割して取
り出したものである。表示IC2の内蔵液晶ドライバへ
は、セグメント表示部駆動のためにV0〜V3が供給され、
外部液晶ドライバIC3へは、ドットマトリクス表示部16
駆動のためにV0〜V5が供給される。なお、LCD駆動電圧
発生部14は、本実施例においては、負の温度特性を持っ
た温度補償用のサーミスタTh1、補正係数調整用の抵抗R
6、R7、及びDC/DCコンバータから構成されている。液晶
は作動温度が上昇すると最適駆動電圧が低くなるため、
このような負の温度補償回路を設けるのである。また、
DC/DOコンバータは他の回路系の消費電力の変動等によ
る電源電圧VDDの変動に対して液晶駆動電圧V0〜V5を一
定に保つために設けられるものである。
第6図に示すように、液晶表示部7の上面には透明パ
ネルスイッチ8が配置されている。透明パネルスイッチ
8は上面板8aと下面板8bとを重ね合わせて構成され、液
晶表示部7のドットマトリクス表示部16の上面を6つの
領域に分割し、各領域に接点(第1図のSA〜SF(8)
参照)を設けて6個のパネルスイッチSA〜SFとしてい
る。
第1図に戻り、制御部1には、その他にカメラを制御
するための多数のスイッチが接続される。次にこれらの
スイッチを、第3図を参照しつつ説明する。
SM=メインスイッチ21。撮影者がカメラの使用を開
始するときに操作する。左へスライドさせるとONにな
る。
S1=測光開始用スイッチ。シャッターボタン20を少し
押した状態でONとなる。
S2=シャッターレリーズスイッチ。シャッターボタン
20を深く押すとONとなる。
SSET=セットスイッチ18。各種設定作業を開始する
ときに操作する。押している間のみONとなる。
SUP=アップスイッチ。各種設定作業時に、設定値の
増加等、設定値の変更に用いる。
SDN=ダウンスイッチ。SUPと逆の変更動作を行う。
スライドスイッチ19を右側(b方向)に押すとアップス
イッチSUPがONとなり、左側(a方向)に押すとダウン
スイッチSDNがONとなる。手を離すと、バネによりスラ
イドスイッチ19は中間位置に戻る。
SRC=裏蓋スイッチ。カメラ本体の裏蓋を閉めたとき
にOFFとなる。
SPAT=フィルムカートリッジ(パトローネ)検出ス
イッチ。フィルムカートリッジがカメラ本体内にセット
されているときにONとなる。
SCAS=DXコード(フィルム感度)入力用スイッチ。
フィルムカートリッジ上のDXコード接点によりフィルム
感度を自動的に入力する。
SREW=フィルム巻戻スイッチ。撮影者がフィルムを
巻戻すときに操作する。
SSLS=フィルム巻取状態検出スイッチ。フィルムが
スプールに巻付くとOFFとなる。
制御部1には時計機能用の発振子9が接続され、この
発振子9によるクロック信号は液晶駆動タイミング用と
して表示IC2及びドットマトリクス表示部用ドライバIC3
へ供給される。制御部1には更に、システムクロック発
生用発振子10も接続され、このクロック信号も表示IC2
及びドライバIC3にシステムクロック用として供給され
る。
これらの回路に対する電源VDDは、第2図(b)に示
す電池11から供給されるが、この電池11を交換するとき
にも本システムの時計機能を継続させるために、一時的
補助電池12も備えられている。電池11が外されたときの
み、この補助電池12からの電気がダイオード13を通して
供給される。
<制御部の動作> 次に、上記の制御部1により行われる各種動作を、表
示に関する処理を中心に、第7図及び第10図〜第17図の
フローチャートと第8図(a)〜(x)及び第9図の表
示例を参照しつつ説明する。
第7図は制御部1により実行される表示関係ルーチン
のフローチャートであり、電池11がカメラ本体15に装着
される(♯1)と本ルーチンが開始する。最初にステッ
プ♯2でメインスイッチSMの状態をチェックする。こ
こでメインスイッチSMがOFFの場合、ステップ♯3へ進
み、メインスイッチがOFFであることを示すデータ及び
撮影枚数データを表示IC2へ送信する。これらのデータ
を受信した表示IC2は、内部のRAMに記憶している文字デ
ータ及び現時刻データを外部液晶ドライバIC3に送ると
ともに、受信した撮影枚数データを内部ドライバを介し
てセグメント表示部17に表示する。外部液晶ドライバIC
3は、受け取った文字データ及び時刻データに従い、ド
ットマトリクス表示部16にこれらのデータを表示する。
このときの表示の例を第8図(a)に示す。文字データ
「M.JACKSON」は予め撮影者により入力されたものであ
り、自分の名前等を表示しておくことができる。現時刻
「16:35:24」は、クロック信号を内部カウンタによりカ
ウントして得られたものである。右側のセグメント表示
部17では、フィルムが装填されていること、及び、フィ
ルムカウンタが「8」、すなわち、次の撮影が8コマ目
であることを示している。
なお、ドットマトリクス表示部16を直接駆動している
のは外部ドライバIC3であるが、そのドライバIC3に表示
データを与えるのは表示IC2である。表示IC2はセグメン
ト表示部17も直接駆動しているのであるが、この表示IC
2自身も、すべて制御部1から受け取るデータに基づい
て作動している。従って、以後、本ルーチンの説明に際
しては、これらの関係を簡略化して、「制御部が表示を
行う」という表現を用いる。
メインスイッチSMがOFFである間は、処理はステップ
♯2と♯3の間でループし、第8図(a)の表示が継続
する。メインスイッチSMがONとなったときには、ステ
ップ♯2からステップ♯4へ進み、測光開始スイッチS1
をチェックする。測光開始スイッチS1がONであるときに
はステップ♯5へ進み、各種データの入力を行う。具体
的には、測光回路5から測光データ、フラッシュ回路4
からはガイドナンバーデータ、そしてカード回路6から
はカードデータを入力する。その後、選択されている露
出制御モード(後述)に応じた露出演算をステップ♯6
で行い、シャッター速度(Tv)、絞り値(Av)を求め
る。そして、その演算結果に基づいてステップ♯7で撮
影モードを自然光撮影又はフラッシュ撮影のいずれとす
べきかを決定する。自然光撮影の場合にはステップ♯8
へ進み、各種設定内容の表示に関するデータを表示IC2
に送信する。このときの表示例を第8図(b)、
(c)、(d)に示す。ドットマトリクス表示部16の上
部のエリアAR−Aに露出補正量の表示(第8図(b)の
「+/−:−2.0」、(d)の「+/−0.0」。但し、設
定フィルム感度がスイッチSCASにより読み込んだDXコ
ードによる感度から変更されている場合には、第8図
(c)のように設定フィルム感度「ISO200」を表示す
る。)が、下部左側のエリアAR−8にはAF(オートフォ
ーカス)ゾーン(焦点検出ゾーン)の設定モードの表示
((b)ではスポットAFモード、(c)、(d)ではワ
イドAFモード)、下部中央のエリアAR−Cにはフィルム
巻き上げドライブモードの表示((b)は連写モード、
(c)は単写モード、(d)はセルフタイマーモー
ド)、下部右側のエリアAR−Dにはカード機能選択スイ
ッチの表示を行っている。このカード機能選択スイッチ
の表示は、カメラにカードが装着されているときのみ行
われる。すなわち、第8図(c)、(d)がカードが装
着されている場合を示しており、第8図(b)はカード
が装着されていない場合を示している。なお、このカー
ド機能選択スイッチの表示は、文字が白抜きのネガティ
ブ表示となっているが、これは、他のエリアの表示(IS
O値、ドライブモード、AFゾーン等)との違いを際だた
せ、スイッチに関する表示であることを連想させるため
である。
第7図に戻り、ステップ♯7でフラッシュ撮影である
と判定された場合には、ステップ♯9で、この撮影モー
ドに関するデータを表示部7に表示する。この場合の表
示例を第8図(e)に示す。ドットマトリクス表示部16
を上下2つのエリアAR−E及びAR−Fに分け、上部AR−
Eにはフラッシュ撮影が可能な範囲をメートル単位で表
示「0.7−5.0m」し、下部AR−Fにはフィート単位で表
示「2.3−16ft」する。この距離値のデータは、ステッ
プ♯5においてフラッシュ回路4から入力したガイドナ
ンバー値及びレンズから入力した開放絞り値、最大絞り
値に基づいて算出される。すなわち、表示の左側の最短
撮影可能距離は、最小発光ガイドナンバーを最大絞り値
で除したものであり、右側の最長撮影可能距離は最大発
光ガイドナンバーを開放絞り値で除したものである。
ステップ♯8又は♯9の表示を行うとステップ♯10へ
進み、第8図(b)〜(e)に示すように、表示部7の
右側のセグメント表示部17の上から2段目のエリアAR−
Gにシャッター速度(TV)、3段目のエリアAR−Hに絞
り値(AV)を表示する。
次にステップ♯11へ進み、現在の露出制御モードをセ
グメント表示部16の最上段のエリアAR−Jに表示する。
これは、第4図に示される同エリアに用意された4文字
「P」(プログラムモード)「A」(絞り優先モード)
「M」(マニュアルモード)「S」(シャッター速度優
先モード)のうちのいずれか1つが、選択されている露
出制御モードに応じて表示される。
次のステップ♯12では、セグメント表示部17の最下段
エリアAR−Iにフィルムカウンタとフィルムマークを表
示する。このフィルムマークは2つのセグメントSEG−
A及びSEG−Bから成るが、フィルムが装填されていな
いときには、両セグメント共表示されない。
そして、ステップ♯13でカード機能データを確認し、
カード機能がONの場合のみ、第8図(c)に示すよう
に、セグメント表示部17の左側にあるセグメントSEG−
C「CARD」を表示する。カードが装着されていないとき
(第8図(b))やカードが装着されていてもカード機
能がOFFのとき(第8図(d))は、このセグメントSEG
−Cの表示はされない。その後、処理はステップ♯2に
戻る。
ステップ♯4で測光開始スイッチS1がOFFの場合には
ステップ#14へ進み、カメラ本体に装填されたフィルム
の最初の巻き上げ(イニシャルロード)を行うか否かの
判断を行う。ここでは、裏蓋スイッチSRCが前回のチェ
ック時にON(裏蓋開)であったのが今回OFF(閉)とな
っており、かつ、フィルムカートリッジ検出スイッチS
PATがONのときに、イニシャルロード条件が満足された
とする。この条件が満足されたときにはステップ♯17へ
進み、イニシャルロード関連処理を行う。この処理につ
いては第10図のフローチャートにより説明する。
まずステップ♯17−1でフィルム巻き上げモータ等を
駆動して、フィルムの最初の巻き上げ(イニシャルロー
ド)を行う。ステップ♯17−2では、巻取状態検出スイ
ッチSSLSによりフィルムの巻取が成功したか否かをチ
ェックする。巻取りが成功したときにはステップ♯17−
3で第8図(f)の表示を行い、操作者に巻取り成功を
知らせると共に、フィルムカウンタを「1」にする(セ
グメントSEG−A及びSEG−Bも表示)。そして、ステッ
プ♯17−4で、5秒計時タイマTMAをスタートさせ、第
7図のステップ♯2に戻る。このタイマTMAは、メイン
スイッチSMがOFFあるいは測光開始スイッチS1がONにな
ると、カウンタ動作を停止する。このタイマTMAの機能
については、後にステップ♯39のところで詳しく述べ
る。
ステップ♯17−2でイニシャルロード失敗と判断され
ると、ステップ♯17−5で第8図(g)の表示を行い、
操作者に巻取り失敗を知らせると共に、フィルムカウン
タを「0」とし、このカウンタとセグメントSEG−Aを
点滅させる(セグメントSEG−Bは表示しない)。ドッ
トマトリクス表示部16の矢印は、操作者に裏蓋を開ける
ことを促すためのものである。ステップ♯17−6では操
作者が裏蓋を開るまで待ち、裏蓋が開けられると(すな
わち、スイッチSRCがONとなると)、第7図のステップ
♯2へ戻る。
第7図のステップ♯14でイニシャルロード開始条件が
成立していない場合にはステップ♯15へ進み、巻戻しス
イッチSREWの状態をチェックする。このスイッチのSR
EWがONされており、かつ、フィルムカートリッジ検出ス
イッチSPATがON(すなわち、フィルムが装填されてい
る)のときは、ステップ♯18でフィルム巻戻し処理を行
う。この処理は第11図のフローチャートにより説明す
る。
まずステップ♯18−1でフィルム巻戻しモータ等を駆
動して、フィルムの巻戻しを開始する。ステップ♯18−
2ではフィルム巻戻し中であることを示す表示を第8図
(h)のように行い、ステップ♯18−3では巻取状態検
出スイッチSSLSにより、フィルムがスプールから離れ
たか否かをチェックする。スイッチSSLSがOFFのときに
は、ステップ♯18−4で裏蓋スイッチSRCをチェック
し、スイッチSRCもOFFのとき(すなわち、フィルムが
未だスプールに巻き付いており、しかも、裏蓋は閉じら
れているとき)は、ステップ♯18−3へ戻って、巻戻し
を継続する。ステップ♯18−3でスイッチSSLSがONで
あるときには、ステップ♯18−5で巻戻し動作を停止
し、ステップ♯18−6で巻戻し完了の表示を行う(第8
図(i))。次にステップ♯18−8で裏蓋が開けられる
まで待ち、開けられると(ステップSRCがON)第7図の
ステップ♯2に戻る。ステップ♯18−3でスイッチSSL
SがOFFで、かつ、ステップ♯18−4でスイッチSRCがON
のとき(巻戻し途中に裏蓋が開けられたとき)は、ステ
ップ♯18−7へ進んで巻戻しを停止して、ステップ♯2
に戻る。
第7図のステップ♯15で巻戻し条件が成立していない
ときには、ステップ♯16でセットスイッチSSETの状態
をチェックする。セットスイッチSSETがONのときはス
テップ♯19で上述の5秒タイマTMAを再スタートさせ、
ステップ♯20で、第8図(j)に示すように、パネルス
イッチSA〜SFの機能を示すための表示を行う。すなわ
ち、第6図に示す透明パネル8の6つのスイッチSA〜
SFの位置と1:1に対応するようにドットマトリクス表示
部16を6つの領域AR−K、AR−L、AR−M、AR−B、AR
−C、AR−Dに分け、各スイッチの機能を表示する。
そして、ステップ♯21〜♯26で各パネルスイッチSA
〜SFが押されているか否かをチェックし、押された(O
Nとなった)スイッチに対応する設定処理(ステップ♯3
6、♯32、♯37、♯33、♯38、♯34、♯35)を行う。こ
れらのスイッチSA〜SFがすべてOFFの場合には、ステ
ップ♯27で測光開始スイッチS1をチェックし、このスイ
ッチS1がONされているときにはステップ♯2に戻る。ス
イッチS1がOFFのときにはステップ♯28でメインスイッ
チSMをチェックする。メインスイッチSMがOFFのとき
にはステップ♯2へ戻り、ONのときにはステップ♯29で
5秒タイマTMAをチェックする。タイマTMAがカウント中
(すなわち、ステップ♯19のスタート時から5秒以内)
の場合はステップ♯21へ戻り、5秒カウントが終了した
ときはステップ♯2に戻る。これらのステップ♯27以降
の処理は、セットスイッチSSETがONされてから5秒間
はステップ♯21〜♯26を繰り返し、いずれかのパネルス
イッチSA〜SFが操作されるのを待つが、その間に測光
開始スイッチS1がONされたとき、あるいはメインスイッ
チがOFFされたときにはステップ♯2に戻るということ
である。
ここで各パネルスイッチが押されたときのステップ♯
36、♯32、♯37、♯33、♯38、♯34、♯35の表示処理に
ついて、以下に個別に説明する。
・フィルム感度設定 まず、スイッチSBが押されたときの処理(ステップ
♯32)について、第12図のフローチャートと第8図
(k)の表示例を参照して説明する。このステップはフ
ィルム感度(ISO値)設定に対応するものであり、最初
にステップ♯32−1で、ドットマトリクス表示部16の左
下のエリアAR−Nにダウンスイッチを表すマーク、ステ
ップ♯32−2で右下のエリアAR−Qにアップスイッチを
表すマークの表示を行う。これらのマークの上を押すこ
とにより、透明パネル8のパネルスイッチSD又はSFが
ONとなり、フィルム感度を手動で設定することができ
る。なお、フィルム感度の設定はカメラ本体15のスライ
ドスイッチ19(右方向スライドでアップスイッチSUP、
左方向スライドでダウンスイッチSDN)によっても行う
ことができる。次にステップ♯32−3で5秒計時タイマ
TMAをスタートさせ、ステップ♯32−4でドットマトリ
クス表示部16の下段中央のエリアAR−Pに現在設定され
ているフィルム感度値を表示する。更にステップ♯32−
5で中段部の横長のエリアAR−Sに指針マーク、ステッ
プ♯32−6で上段部の横長のエリアAR−Rに横方向のス
ケールを表示する。これはフィルム感度のスケールであ
り。中央上の「□」マークがフィルムカートリッジのDX
コードから読み取ったフィルム感度値(自動設定値)を
表し、下の指針マーク が現在設定されているフィルム感度値を表す。設定フィ
ルム感度値がDXコードによるフィルム感度値と同じであ
れば、指針はスケール中心の「□」マークと一致し、手
動によりフィルム感度値がDXコード値よりもプラス側に
設定されると、指針が右の方に移動する。エリアAR−R
のスケールの大目盛りが1Evに相当し、小目盛りが1/3Ev
に相当する。従って、例えば第8図(1)のように、DX
コードによるフィルム感度値が100のときにフィルム感
度値が200に設定されると、指針は右方向に1Evだけ移動
することになる。従って、「□」マークと指針マークと
の間の長さが自動設定感度値と手動設定感度値との差の
絶対値を示し、また、指針マークが「□」マークよりも
右にあるときは、その差がプラス、左にあるときは、マ
イナスを示すことになる。設定フィルム感度値を更に上
昇させてゆくと、指針は右端の2+1/3Evのところで停
止し、今度はスケールの方が逆の左の方向に移動してゆ
く、という表示方法に切り換わる。例えば、フィルム感
度値を1600に設定すると、第8図(m)のような表示と
なる。
このように設定フィルム感度値がDXコードによるフィ
ルム感度値と大きく離れた場合の表示方法として、この
ほかにも種々のバリエーションが考えられる。例えば、
指針が右端(又は左端)まで行った後は、指針の表示を
点滅させる、あるいは指針の形を変えるというようにす
ると、プログラムが多少簡略化される。
また、フィルム感度手動設定の操作性を向上させるた
めに、次のような方法も考えられる。第9図(a)の下
の図に示すように、透明パネル8−1のスケール表示エ
リアAR−R上の部分を細かいパネルスイッチTS1〜15に
分割し、スケール上の任意の点を直接押すことにより、
フィルム感度の入力をダイレクトに素早く行うことがで
きる。例えば、スケールの最も左の大目盛りの位置を押
すことによりパネルスイッチTS2がONとなり、手動設定
感度値を200からダイレクトに50に変更することができ
る。第9図(a)の上の図のようにパネルスイッチ8−
2の分割をもう少し粗く、1Ev毎とし、1Evよりも細かい
(1/3Ev毎の)フィルム感度の設定は前記例と同様にア
ップスイッチSF又はダウンスイッチSDにより行うとい
うようにしてもよい。更に、第9図(b)に示すよう
に、透明パネル8−3のパネルスイッチを4つ用い、下
の段のパネルスイッチSD、SFで粗い(1Ev毎の)設定
を行い、上の段のパネルスイッチSA、SC(及びスライ
ドスイッチ19)で細かい(1/3毎の)設定を行うように
してもよい。このとき、粗い変更を行うスイッチSD、
SFに対応する表示エリアAR−N、AR−Qには速い移動
を示すマーク「<<」、「>>」を表示すると、わかり
やすい。
第12図に戻り、ステップ♯32−7でダウンスイッチ
(パネルスイッチSD又はスライドスイッチ19の左スラ
イド)がONとなっているか否かを調べ、いずれかがONと
なっていればステップ♯32−13で現在のフィルム感度値
から1/3Evを減じて新しいフィルム感度値とし、ステッ
プ♯32−3へ戻る。いずれのダウンスイッチもONされて
いなければ、ステップ♯32−8でアップスイッチ(パネ
ルスイッチSF又はスライドスイッチ19の右スライド)
をチェックし、いずれかがONとなっていればステップ♯
32−12でフィルム感度値を1/3Evだけ増加する。アップ
スイッチも操作されていなければ、ステップ♯32−9で
メインスイッチSMを、ステップ♯32−10で測光開始ス
イッチS1を各々チェックし、ステップ♯32−11で、この
フィルム感度設定処理に入ってから(第7図のステップ
♯22でパネルスイッチSBが押されてから)5秒経過し
たか否かをチェックする。これらのステップ♯32−9〜
♯32−11の処理は第7図のステップ♯27〜♯29の処理と
同じであるので、説明を省略する。
・フィルム巻き上げドライブモード設定 次に、ステップ♯24でパネルスイッチSDのONが検出
されたときの処理(ステップ♯33)を、第13図のフロー
チャートを参照して説明する。最初にステップ♯33−1
で5秒計時タイマTMAをスタートさせ、ステップ♯33−
2で、第8図(n)に示すように、ドットマトリクス表
示部16の下段左のエリアAR−Bに単写モードを表すマー
ク、中央のエリアAR−Cに連写モードを示すマーク、右
側のエリアAR−Dにセルフタイマーモードを示す時計マ
ークを表示し、現在のモードのマーク上に指針マーク
(第8図(n)では単写モード)を表示する。そして、
ステップ♯33−3、♯33−4、♯33−5で、各マークの
上のパネルスイッチSD、SE、SFをチェックする。い
ずれかのスイッチがONされている場合には、それぞれに
応じたモードに変更し、指針をそのモードの所に表示す
べく、ステップ♯33−9、♯33−10、♯33−11の処理を
行う。いずれのスイッチも押されていなければ、ステッ
プ♯33−6〜♯33−8で、第7図のステップ♯27〜♯29
と同様に、メインスイッチSMと測光開始スイッチS1の
チェック及び5秒待ちの処理を行う。
・露出値オーバーライド設定 ステップ♯21でパネルスイッチSAのONが検出された
ときの処理(ステップ♯36)を、第14図のフローチャー
トを参照して説明する。最初にステップ♯36−1で5秒
計時タイマTMAをスタートさせ、ステップ♯36−2で第
8図(o)の表示を行う。この場合のエリア分割及び表
示はフィルム感度設定の場合(第8図(k)〜(m))
と同様であるが、下段中央のエリアAR−Pには露出値の
オーバーライド量(ここでは「−2.0Ev」)を表示し、
スケールは左右に±4Evまでとなっている。従って、こ
こでは小目盛りは1/2Evを表す。オーバーライド量が0
のときは、エリアAR−Sの指針はスケールの中央
(「□」マークの箇所)にあり、パネルスイッチSD又
はSFを押すことにより(あるいはスライドスイッチ19
を左右にスライドさせることにより)、ステップ♯36−
3〜♯36−11の処理によりオーバーライド量が1/2Evず
つ−又は+方向に変更される。ここにおける処理は第12
図のステップ♯32−7〜32−13の処理と同様であるの
で、説明を省略する。
・露出制御モード設定 ステップ♯23でパネルスイッチSCのONが検出された
ときの処理(ステップ♯37)を、第15図のフローチャー
トを参照して説明する。最初にステップ♯37−1で5秒
計時タイマTMAをスタートさせ、ステップ♯37−2で第
8図(p)の表示を行う。この場合には、ドットマトリ
クス表示部16では、左右上下隅のエリアAR−K、AR−
M、AR−B、AR−D、それら4つのエリアの各々の中央
寄りに隣接する指針表示用の小さなエリアAR−O、それ
に中央部のエリアAR−Zを用いる。ステップ♯37−2で
は、左上のエリアAR−Kにはプログラムモードを表す
「P」、右上のエリアAR−Mでは絞り優先モードを表す
「A」、左下のエリアAR−Dにはシャッター速度優先モ
ードを表す「S」、そして右下のエリアAR−Dにはマニ
ュアルモードを表す「M」を表示し、現在のモードのエ
リアに隣接するエリアAR−Oに指針を表示する。中央の
エリアAR−Zには、露出制御モード設定を行っているこ
とを示すために、「MODE」と表示する。ステップ♯37−
3〜♯37−6で各モード表示エリアAR−K、AR−M、AR
−B、AR−Dに対応するパネルスイッチSA、SC、S
D、SFが押されているか否かをチェックし、ステップ♯
37−10〜♯37−13で、押されたスイッチに対応するモー
ドに変更を行い、そのモードの表示に隣接するエリアAR
−Oに指針の表示を行う。ステップ♯37−7、♯37−
8、♯37−9の処理は前述のステップ♯27、♯28、♯29
の処理と同じである。なお、現在のモードを表示する方
法としては、上記のように指針を用いるほかに、第8図
(q)に示すように現モードの表示を点滅させる方法、
第8図(r)に示すように現モードの表示を反転させる
方法、あるいは第8図(s)に示すように現モードを表
す文字を別の場所(図では中央)に表示させる方法等が
考えられる。
・AFゾーン設定 ステップ♯25でパネルスイッチSEのONが検出される
とステップ♯38に進み、第16図のフローチャートに示さ
れる処理を行う。最初にステップ♯38−1で5秒計時タ
イマTMAをスタートさせ、ステップ♯38−2で第8図
(t)の表示を行う。ここでは、中央のエリアAR−Tに
AFゾーンモードの設定を行っていることを示すために
「AF」の文字を表示し、左下のエリアAR−Bにはワイド
AFゾーンモードを示すマーク、右下のエリアAR−Dには
スポットAFゾーンモードを示すマークを表示して、現
在のモードの表示の上のエリアAR−AAに指針を表示す
る。その後、ステップ♯38−3及び♯38−4で、両マー
クに対応したパネルスイッチSD及びSFが押されている
か否かをチェックし、ステップ♯38−9又は♯38−10
で、押されたスイッチに応じたモードの設定を行い、指
針をその上のエリアAR−AAに表示する。パネルスイッチ
SD及びSFが共にOFFのときは、続いてステップ♯38−
5でアップスイッチ又はダウンスイッチ(スライドスイ
ッチ19)のチェックを行い、いずれかのスイッチがONの
ときには、両モードの間でモード変更を行う。これらの
スイッチがいずれも操作されていなければ、ステップ♯
38−6、♯38−7、♯38−8で、ステップ♯27〜♯29と
同様、メインスイッチSM、測光開始スイッチS1、タイ
マTMAをチェックする。なお、ここでも、現モードの表
示は前述の露出制御モードの表示と同様、点滅表示、反
転表示、別の場所への表示等で行うことができる。
・カード設定 第8図(j)の状態でパネルスイッチSFが押された
ときには、ステップ♯26からステップ♯34に進んでカー
ドの有無をチェックし、カードが装着されているときに
はステップ♯35でカード設定表示の処理を行う。カード
の有無はステップ♯5でカードとの間でデータ交信を行
う際に既に判明しており、フラグにより記憶されてい
る。カードが装着されていないときにはステップ♯27へ
戻る。ステップ♯35の処理を第17図のフローチャートを
参照して説明する。
最初にステップ♯35−1でカードとデータ交信を行
い、カードの種類、設定内容等のデータをカードから入
力する。そして、ステップ♯35−2、♯35−3、♯35−
4等でカードの種類の判断を行うが、ここでは、ポート
レートカード及びAEブラケットカードの2種類のカード
についてのみ説明を行い、他の種類のカード(ステップ
♯35−4以下)については説明を省略する。
ポートレートカードはポートレート撮影の主目的と
し、被写体と背景のボケ具合いがポートレート撮影に適
した状態となるように制御するためのカードである。ま
た、AEブラケットカードは、適正露出値を中心として、
+及び−両方向に、設定された枚数だけ、設定された値
(露出値ステップ)づつ、露出値をシフトさせて自動的
に撮影するためのカードである。このポートレートカー
ド及びAEブラケットカードについては特願昭63−131289
号に詳しい記載がある。
ステップ♯35−2で、装着されたカードがポートレー
トカードであると判断されると、ステップ♯35−5で、
第8図(u)に示すように、そのカード名「PORTRAIT」
をドットマトリクス表示部16に表示する。そして、ステ
ップ♯35−6で5秒計時タイマTMAをスタートさせ、ス
テップ♯35−7、♯35−8、♯35−9で第7図のステッ
プ♯27〜♯29と同様、メインスイッチSM、測光開始ス
イッチS1が操作されない限り5秒間表示を継続する。
ステップ♯35−2でポートレートカードでないと判断
されると、次にステップ♯35−3でAEブラケットカード
であるか否かが判断される。装着カードがAEブラケット
カードであるときには、ステップ♯35−10へ進んで、第
8図(v)に示すような表示を行う。ドットマトリクス
表示部16の左上から下段にかけてのL字形のエリアAR−
BBにはカードの種類「AE BRACKET」を表示し、右上の
領域AR−Uには設定開始スイッチの位置を示すために
「SET」の文字を表示する。このエリアAR−Uの位置は
パネルスイッチSCと同じ位置であり(第6図)、透明
パネル8のこの位置を押すことによりパネルスイッチS
CがONとなり、AEブラケット撮影に関する上記の設定値
(露出値ステップ、撮影枚数)の入力が可能となる。セ
グメント表示部17の3段目のエリアAR−H(通常は絞り
値を表示する箇所)には現在の露出値ステップの値「0.
3(Ev)」、その下のエリアAR−I(通常はフィルムカ
ウンタを表示する箇所)には撮影枚数「5」を表示す
る。そして、ステップ♯35−12でパネルスイッチSCが
押されているか否かを判定し、押されていなければ、上
記と同様、ステップ♯35−13〜♯35−15で5秒待処理を
行う。
第8図(v)の表示開始後5秒以内にスイッチSCが
押されるとステップ♯35〜16以降へ進み、カード設定内
容の変更の処理を行う。ステップ♯35−16では、第8図
(w)に示すように、パネルスイッチの位置と設定項目
との関連付けのための表示を行う。ドットマトリクス表
示部16の上段左の、スイッチSAに対応するエリアAR−
Vには、露出値ステップを示す「ΔEV」、上段中央のス
イッチSBに対応するエリアAR−Wには撮影枚数を示す
「FILM」、そして、他の設定操作とも共通するように、
下段左と右のスイッチSDとSFに対応するエリアAR−X
とAR−Yにはダウンスイッチマークとアップスイッチマ
ークが表示される。セグメント表示17の2段目のエリア
AR−Gには、ドットマトリクス表示部16での「AE BRAC
KET」の表示場所がなくなったため、それを意味する の文字をセグメントで表示する。3段目、4段目のエリ
アAR−H、AR−Iには、引続き露出ステップ値と撮影枚
数が表示される。
この状態で、ステップ♯35−17〜♯35−20でパネルス
イッチSA、SB、SC、SD、SFをチェックし、いずれ
かが押された場合には、そのスイッチに対応する処理を
ステップ♯35−24〜♯35−28で行う。詳しく述べると、
ステップ♯35−17でスイッチSAが押されたと判定され
ると、ステップ♯35−25で、第8図(w)に示すよう
に、エリアAR−VとAR−Hの表示を点滅させ、露出値ス
テップ量の設定を行うモードに入ったことを操作者に知
らせる。その後、ステップ♯35−16へ戻って、スイッチ
操作を待ち、ステップ♯35−19又は♯35−20でダウンス
イッチ(スイッチSD)又はアップスイッチ(スイッチ
SF)が操作されたことを検出すると、露出値ステップ
量を減少又は増加させ、それに応じてエリアAR−Hの表
示を変化させる(ステップ♯35−27又は♯35−28)。ス
テップ♯35−18でスイッチSBが押されたことを検出し
た場合にも、同様に、撮影枚数設定値の変更処理を行
う。なお、本実施例では、ダウンスイッチを押す毎に露
出値ステップ量は0.7→0.5→0.3(Ev)と切り換わり、
撮影枚数は7→5→3(枚)と切り換わる。アップスイ
ッチの場合には逆に切り換わる。
上段右上のエリアAR−Uの「SET」の文字は、ステッ
プ♯35−10から引続いてステップ♯35−16でも表示さ
れ、これに対応するスイッチSCが押されたときには
(ステップ♯35−21)、設定値をカードへ送信し(ステ
ップ♯35−24)、設定を終了する。
上記パネルスイッチSA、SB、SC、SD、SFがいず
れも押されないときには、ステップ♯35−22、♯35−23
でメインスイッチSM及び測光開始スイッチS1をチェッ
クし、メインスイッチSMがON、かつ、測光開始スイッ
チS1がOFFのときはステップ♯35−16に戻って設定操作
を待つ。なお、このときには5秒待タイマは作動せず、
スイッチSCの操作による設定終了(あるいは、メイン
スイッチSM及び測光開始スイッチS1による設定中断)
までステップ♯35−16〜♯35−23の処理を繰り返す。
以上で設定処理に関する説明を終わる。第7図に戻
り、ステップ♯16でセットスイッチSSETがOFFの場合に
は、ステップ♯39で、第7図ステップ♯17のイニシャル
ロード関連処理(第10図のステップ♯17−4)でスター
トさせた5秒計時タイマTMAをチェックし、未だカウン
ト中であればステップ♯2に戻る。すなわち、イニシャ
ルロード後、巻戻しスイッチSREW又はセットスイッチ
SSETが操作されなければ、第8図(f)の表示が5秒
間継続される。
イニシャルロード完了から5秒経過すると、ステップ
♯40で、ステップ♯8(第8図(b)、(c)、
(d))におけると同様、各種モードをドットマトリク
ス表示部16に表示し、ステップ♯41で、現在設定されて
いるシャッター速度及び絞り値をセグメント表示部17の
該当エリアAR−G、AR−Hに表示する。このとき、シャ
ッター速度はS(シャッター速度優先)モードとM(マ
ニュアル)モード時に、絞り値はA(絞り優先)モード
とMモード時に表示される。その後、ステップ♯11へ進
み、エリアAR−Jへの露出制御モードの表示、エリアAR
−Iへのフィルム関連表示(ステップ♯12)、及びセグ
メントSEG−Cでのカード表示(ステップ♯13)を行
い、ステップ♯2へ戻る。このときの表示例を第8図
(x)に示す。
<表示ICの動作> 次に、表示IC2が制御部1から受信したデータを基に
液晶表示部7のドットマトリクス表示部16及びセグメン
ト表示部17に表示を行うときの処理を、第18図(a)、
(b)のフローチャート及び第8図(a)〜(z)の表
示例を参照して説明する。
このルーチンでは、表示IC2は、最初にステップ♯40
−1で制御部1から表示に関するデータが送信されて来
るのを待つ。なんらかのデータを受信するとステップ♯
40−2へ進み、1時間計時タイマをチェックする。この
タイマのスタートは後述するステップ♯40−48で行われ
るが、このタイマは、使用者がカメラのスイッチ類をな
んら操作せずに一定時間(本実施例では1時間)経過し
たときには、消費電力低減のために、ドットマトリクス
表示部16の表示を消すという表示保持時間のカウントの
ために用いられている。従って、ステップ♯40−2でこ
のタイマが1時間のカウントを終了しているならば、ス
テップ♯40−8でドットマトリクス表示部用の液晶ドラ
イバIC3に動作停止コマンドを送信する。第8図(a)
の表示の状態(メインスイッチSMがOFFのとき)でこの
カウンタが1時間のカウントを終了したときは、第8図
(y)のように、消費電力の大きいドットマトリクス表
示部16の表示は消され、消費電力の小さいセグメント表
示部17のフィルムマーク(SEG−A及びSEG−B)とフィ
ルムカウンタの表示のみが残される。メインスイッチS
MがONであり、例えば露出制御モードがM(マニュア
ル)モードであるときにカウンタがカウントを終了する
と、第8図(z)に示すように、消費電力の大きいドッ
トマトリクス表示部16の表示が消されることは同様であ
るが、セグメント表示部17では、フィルムマークとフィ
ルムカウンタ以外に、モード「M」、シャッター速度
「250」及び絞り値「5.6」も引続き表示される。これら
の値は次回撮影しようとするときにはすぐに必要なデー
タであるので、撮影者がなんらのボタン操作をすること
なく直ちにこれらの値を読み取ることができるようにし
ているのである。表示保持時間経過後の残留表示として
は、P(プログラム)モードのときにはモードとフィル
ムマークとフィルムカウンタ、A(絞り優先)モードの
ときにはそれら3つ以外に設定絞り値、そしてS(シャ
ッター速度優先)モードのときにはモードとフィルムマ
ークとフィルムカウンタの3つと設定シャッター速度と
なる。なお、M、A、Sモードのときでも、フィルムマ
ークとフィルムカウンタのみ表示するようにしてもよ
い。
ステップ♯40−2で1時間タイマが未だカウント中あ
るいはタイマが作動していないときは、ステップ♯40−
3でドットマトリクス液晶ドライバIC3に動作開始コマ
ンド及び継続コマンドを送信する。ステップ♯40−3又
は♯40−8の後はステップ♯40−4以降へ進み、上記ス
テップ♯40−1で制御部1から受信した表示データを解
読し、データの内容に応じた表示をドットマトリクス表
示部16及びセグメント表示部17上に現すための処理を行
う。以下、各データ毎に表示処理を説明する。
・イニシャルロード成功 ステップ♯40−4で受信データがイニシャルロード成
功の表示に関するもの(第7図のステップ♯17=第10図
のステップ♯17−3で送信されるもの)であると判定す
ると、表示IC2はステップ♯40−5で、第8図(f)の
表示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液
晶ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−6
で、内部の液晶ドライバを用いてセグメント表示部17の
フィルムマーク(SEG−A及びSEG−B)とフィルムカウ
ンタ値表示「1」に対応するセグメントのみを点灯させ
る。
・イニシャルロード失敗 ステップ♯40−9で受信データがイニシャルロード失
敗の表示に関するもの(第7図のステップ♯17=第10図
のステップ♯17−5で送信されるもの)であると判定す
ると、表示IC2はステップ♯40−10で、第8図(g)の
表示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液
晶ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−11
で、内部の液晶ドライバを用いて、セグメント表示部17
のフィルムマークのうちのカートリッジマークSEG−A
とフィルムカウンタ値表示「0」を点滅表示させる。
・巻戻し中 ステップ♯40−12で受信データが巻戻し中の表示に関
するもの(第7図のステップ♯18=第11図のステップ♯
18−2で送信されるもの)であると判定すると、表示IC
2はステップ♯40−13で、第8図(h)の表示を行うよ
うに、各ドットの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC
3に送信する。そして、ステップ♯40−14で、セグメン
ト表示部17の表示をすべて消す。
・巻戻し完了 ステップ♯40−15で受信データが巻戻し中の表示に関
するもの(第7図のステップ♯18=第11図のステップ♯
18−6で送信されるもの)であると判定すると、表示IC
2はステップ♯40−16で、第8図(i)の表示を行うよ
うに、各ドットの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC
3に送信する。そして、ステップ♯40−17で、セグメン
ト表示部17の表示をすべて消す。
・フィルム感度設定 ステップ♯40−18で受信データがフィルム感度設定の
表示に関するもの(第7図のステップ♯32=第12図ステ
ップ♯32−1〜♯32−6で送信されるもの)であると判
定すると、表示IC2はステップ♯40−19で、第8図
(k)、(l)、(m)等の表示を行うように、各ドッ
トの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC3に送信す
る。そして、ステップ♯40−20で、セグメント表示部17
の表示をすべて消す。
・ドライブモード設定 ステップ♯40−21で受信データがドライブモード設定
の表示に関するもの(第7図のステップ♯33=第13図ス
テップ♯33−2で送信されるもの)であると判定する
と、表示IC2はステップ♯40−22で、第8図(n)の表
示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液晶
ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−23
で、セグメント表示部17の表示をすべて消す。
・露出値オーバーライド量設定 ステップ♯40−24で受信データが露出値オーバーライ
ド量設定の表示に関するもの(第7図のステップ♯36=
第14図ステップ♯36−2で送信されるもの)であると判
定すると、表示IC2はステップ♯40−25で、第8図
(o)の表示を行うように、各ドットの点灯・非点灯デ
ータを液晶ドライバIC3に送信する。そして、ステップ
♯40−26で、セグメント表示部17の表示をすべて消す。
・露出制御モード設定 ステップ♯40−27で受信データが露出値制御モード設
定の表示に関するもの(第7図のステップ♯37=第15図
ステップ♯37−2で送信されるもの)であると判定する
と、表示IC2はステップ♯40−28で、第8図(p)の表
示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液晶
ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−29
で、セグメント表示部17の最上段のエリアAR−Jに受信
したモード値(第8図(p)では「P」)に対応するセ
グメントの表示を行う。
・AFゾーンモード設定 ステップ♯40−30で受信データがAFゾーンモード設定
の表示に関するもの(第7図のステップ♯38=第16図ス
テップ♯38−2で送信されるもの)であると判定する
と、表示IC2はステップ♯40−31で、第8図(t)の表
示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液晶
ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−32
で、セグメント表示部17の表示をすべて消す。
・カード設定 上記いずれの表示データでもないと判定されると、第
18図(b)のフローへ進み、ステップ♯40−33で受信デ
ータがカード設定の表示に関するもの(第7図のステッ
プ♯35=第17図ステップ♯35−5、♯35−10、♯35−16
等で送信されるもの)であるか否かを判定する。そうで
あると判定すると、表示IC2はステップ♯40−34で、第
8図(u)、(v)、(w)等の表示を行うように、各
ドットの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC3に送信
し、設定状況に応じて、セグメント表示部17の表示を行
う。
・パネルスイッチ表示 ステップ♯40−35で、第7図のステップ♯20で送信さ
れるパネルスイッチ表示データであると判定すると、表
示IC2はステップ♯40−36で、第8図(j)の表示を行
うように、各ドットの点灯・非点灯データを液晶ドライ
バIC3に送信する。そして、ステップ♯40−37で、セグ
メント表示部17の表示をすべて消す。
・フラッシュ表示 ステップ♯40−38で、第7図のステップ♯9で送信さ
れるフラッシュ表示データであると判定すると、表示IC
2はステップ♯40−39で、第8図(e)の表示を行うよ
うに、各ドットの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC
3に送信する。
・撮影シャッター速度、絞り値表示 ステップ♯40−40で、第7図のステップ♯10で送信さ
れる撮影シャッター速度・絞り値表示データであると判
定すると、表示IC2はステップ♯40−41で、内部液晶ド
ライバを用いて、撮影を行うシャッター速度と絞り値の
表示第8図(b)等のように行うため、セグメント表示
部17の2段目及び3段目のエリアAR−G及びAR−Hの該
当セグメント端子を駆動する。
・露出制御モード表示 ステップ♯40−42で、第7図のステップ♯11で送信さ
れる露出制御モード表示データであると判定すると、表
示IC2はステップ♯40−43で、内部液晶ドライバを用い
て、現在設定されている露出制御モードの表示を第8図
(b)等のように行うため、セグメント表示部17の最上
段のエリアAR−Jの該当セグメント端子を駆動する。
・フィルム関連表示 ステップ♯40−44で、第7図のステップ♯12で送信さ
れるフィルム関連表示データであると判定すると、表示
IC2はステップ♯40−45で、内部液晶ドライバを用い
て、現在のフィルムの状況を示す表示を第8図(b)等
のように行うため、セグメント表示部17の最下段のエリ
アAR−Iの該当セグメント端子を駆動する。
・ドットマトリクス部通常表示 ステップ♯40−46で、第7図のステップ♯8又は♯40
で送信されるドットマトリクス部通常表示データである
と判定すると、表示IC2はステップ♯40−47で、第8図
(b)、(c)、(d)等の表示を行うように、各ドッ
トの点灯・非点灯データを液晶ドライバIC3に送信す
る。
・設定シャッター速度、絞り値表示 ステップ♯40−49で、第7図のステップ♯41で送信さ
れる設定シャッター速度・絞り値表示データであると判
定すると、表示IC2はステップ♯40−50で、内部液晶ド
ライバを用いて、設定されたシャッター速度又は絞り値
の表示を第8図(b)等のように行うため、セグメント
表示部17のエリアAR−G又はAR−Hの該当セグメント端
子を駆動する。ここでは、設定されない方(シャッター
速度又は絞り値)の該当セグメントの端子には駆動電圧
はかけられない。
・メインスイッチOFF表示 ステップ♯40−51で、第7図のステップ♯3で送信さ
れるメインスイッチOFF表示データであると判定する
と、表示IC2はステップ♯40−52で、第8図(a)の表
示を行うように、各ドットの点灯・非点灯データを液晶
ドライバIC3に送信する。そして、ステップ♯40−53
で、内部の液晶ドライバを用いてセグメント表示部17の
フィルムマーク(SEG−A及びSEG−B)とフィルムカウ
ンタ値表示(第8図(a)では「8」)に対応するセグ
メントのみを点灯させる。
・カード表示 ステップ♯40−54で、第7図のステップ♯13で送信さ
れるカード表示データであると判定すると、表示IC2は
ステップ♯40−55で、第8図(c)に示すセグメント表
示部17の該当セグメントSEG−Cの端子を駆動する。
ステップ♯40−54でカード表示データでないと判定す
ると、すなわち、受信データが各種表示データのいずれ
にもあてはまらない場合には、なんら処理を行うことな
く、第18図(a)のステップ♯40−7に進む。
以上が各種表示データに対する表示IC2の処理である
が、これらのデータ判定処理は、大きく分けて、ステッ
プ♯40−40以前の処理と♯40−42以降の処理の2種類に
分けられる。第7図の制御部1の行うルーチンを参照す
るとわかるように、前者のグループでは各種スイッチの
操作等によりカメラが作動しているときのみ表示IC2へ
送られるデータに関するものであり、後者はステップ♯
3のメインスイッチSMがOFFのときの表示や、ステップ
♯16でセットスイッチSSETがOFFと判定され、ステップ
♯39以降の全ての操作がなされていないときの処理ルー
チンで送られて来るデータに関するものである。従っ
て、前者のグループの表示処理(ステップ♯40−4〜♯
40−41)が行われた後は、ステップ♯40−7へ進んで1
時間タイマをリセットし、ストップさせる。これによ
り、表示は表示保持時間(1時間)に関係なく行われ、
ドットマトリクス表示部16の表示は消えることはない。
一方、後者のグループの表示処理(ステップ♯40−42〜
♯40−51)が行われた後は、ステップ♯40−7を実行せ
ず、♯40−48において1時間タイマをスタートさせる。
すでにこのタイマが作動中であれば、そのままタイマ動
作を継続させる。そして、ステップ♯40−1へ戻る。こ
れにより、1時間の表示保持を行った後は第8図(y)
又は(z)の表示に変わり、電力を節約する。
なお、上記実施例は、カメラ本体のの表示装置に付い
てのものであるが、カメラ本体以外にも、フラッシュ装
置、データバック、レンズ等の周辺機器の表示装置であ
っても本発明は同様に適用できるし、また、光測定機
器、複写機、野球その他のスポーツのスコアボード等、
ドットマトリクス表示部とセグメント表示部とを同時に
備えた表示装置であればいかなる表示装置であってもよ
い。たとえば、野球のスコアボードで、スコア、アウト
カウント、ヒット数等、試合の進行、記録に必要な情報
をセグメント表示部で表示し、応援のアニメーション
等、試合の進行、記録にはあまり必要でない情報をドッ
トマトリクス表示部で表示する場合、本発明を適用すれ
ば、試合の進行、記録に必要な情報の視認性を良くする
ことができる。
また、表示装置は液晶に限らず、プラズマディスプレ
イ(PDP)、エレクトロルミネセント表示装置(ELD)、
真空蛍光表示管(VFD)、発光ダイオード表示装置(LED
ディスプレイ)、エレクトロクロミック表示装置(EC
D)、電気泳動ディスプレイ(EPID)等、いかなる表示
装置であってもよい。
発明の効果 以上説明したとおり、本発明によると、2次元に配列
された多数の小さいドットにより表示を行う第1の表示
部と、所定の形状を表示するように形成され配置された
表示素子により表示を行う第2の表示部を有するカメラ
の表示装置において、両表示部の駆動信号のデューティ
比を、第1の表示部のデューティ比を第2の表示部より
小さいデューティ比としている。従って、第1の表示部
では多数のドットにより多様かつ自由な文字・図形の表
示を少ない信号線で行うことができる一方、第2の表示
部ではカメラにとって重要な撮影枚数やフィルムのイニ
シャルロードに関する情報、撮影モード、又はカメラに
接続されたカードの使用状態が迅速かつ確実に視認でき
る。また、撮影枚数やフィルムのイニシャルロードに関
する情報はカメラのメインスイッチがOFFのときにも表
示させておくが、この撮影枚数やフィルムのイニシャル
ロードに関する情報は第2の表示部で表示されるため、
消費電力を少なく保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のカメラの制御装置の構成を示
すブロック図、第2図(a)、(b)は同構成の一部の
回路図、第3図は実施例のカメラの上面図、第4図は液
晶表示部の平面図、第5図(a)、(b)は液晶駆動信
号のタイミングチャート、第6図は液晶表示部とその上
に設けられる透明パネルスイッチを示す分解斜視図、第
7図は制御部の行う表示関係の処理のフローチャート、
第8図(a)〜(z)は液晶表示部の表示例、第9図
(a)、(b)は液晶表示部の表示とパネルスイッチの
関係を示す説明図、第10図〜第17図は第7図のフローチ
ャートの一部を詳細に示すフローチャート、第18図
(a)、(b)は表示ICの行う表示のための処理のフロ
ーチャートである。 7……液晶表示部、8……パネルスイッチ 14……LCD用駆動電圧発生部 15……カメラ本体、16……ドットマトリクス表示部 17……セグメント表示部、18……セットスイッチ 19……スライドスイッチ(アップ・ダウンスイッチ) 20……シャッターボタン(測光開始スイッチS1、シャッ
ターレリーズスイッチS2) 21……メインスイッチSM
フロントページの続き (72)発明者 泉 修二 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭57−88491(JP,A) 特開 昭58−88786(JP,A) 特開 昭57−84494(JP,A) 特開 平2−226238(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G09G 3/36 G03B 17/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共に時分割駆動により駆動され、 2次元に配列された多数の小さいドットにより表示を行
    う第1の表示部と、 所定の形状を表示するように形成され配置された表示素
    子により表示を行う第2の表示部と、 前記第2の表示部の駆動信号のデューティ比を前記第1
    の表示部の駆動信号のデューティ比よりも大きい信号と
    して駆動制御を行う制御手段と、 を備え、 前記第2の表示部において撮影枚数に関する情報を表示
    する ことを特徴とするカメラの表示装置。
  2. 【請求項2】前記撮影枚数に関する情報の表示は、カメ
    ラのメインスイッチがオフのときでも表示することを特
    徴とする請求項1記載のカメラの表示装置。
  3. 【請求項3】共に時分割駆動により駆動され、 2次元に配列された多数の小さいドットにより表示を行
    う第1の表示部と、 所定の形状を表示するように形成され配置された表示素
    子により表示を行う第2の表示部と、 前記第2の表示部の駆動信号のデューティ比を前記第1
    の表示部の駆動信号のデューティ比よりも大きい信号と
    して駆動制御を行う制御手段と、 を備え、 前記第2の表示部においてフィルムのイニシャルロード
    に関する情報を表示する ことを特徴とするカメラの表示装置。
  4. 【請求項4】前記フィルムのイニシャルロードに関する
    情報の表示は、カメラのメインスイッチがオフのときで
    も表示することを特徴とする請求項1記載のカメラの表
    示装置。
  5. 【請求項5】共に時分割駆動により駆動され、 2次元に配列された多数の小さいドットにより表示を行
    う第1の表示部と、 所定の形状を表示するように形成され配置された表示素
    子により表示を行う第2の表示部と、 前記第2の表示部の駆動信号のデューティ比を前記第1
    の表示部の駆動信号のデューティ比よりも大きい信号と
    して駆動制御を行う制御手段と、 を備え、 前記第2の表示部において撮影モードの表示を行う ことを特徴とするカメラの表示装置。
  6. 【請求項6】共に時分割駆動により駆動され、 2次元に配列された多数の小さいドットにより表示を行
    う第1の表示部と、 所定の形状を表示するように形成され配置された表示素
    子により表示を行う第2の表示部と、 前記第2の表示部の駆動信号のデューティ比を前記第1
    の表示部の駆動信号のデューティ比よりも大きい信号と
    して駆動制御を行う制御手段と、 を備え、 前記第2の表示部においてカメラに接続されるカードの
    使用状態を示す表示を行う ことを特徴とするカメラの表示装置。
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