JP2989646B2 - 原稿自動循環装置 - Google Patents

原稿自動循環装置

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JP2989646B2 JP2242074A JP24207490A JP2989646B2 JP 2989646 B2 JP2989646 B2 JP 2989646B2 JP 2242074 A JP2242074 A JP 2242074A JP 24207490 A JP24207490 A JP 24207490A JP 2989646 B2 JP2989646 B2 JP 2989646B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複写機に付設される原稿自動循環装置に関
し、特にその原稿搬送時間の短縮化を図った原稿自動循
環装置に関する。
〔従来の技術〕 複写原稿を複写機のコンタクトガラス上に自動給送す
るとともに、露光済み原稿を原稿テーブル上の原稿束の
上に返送する原稿自動循環装置が知られている。
従来のこの種の原稿自動循環装置としては、例えば原
稿テーブル上に積載された原稿束を最下の原稿から順次
一枚ずつコンタクトガラス上の露光位置まで給送し、露
光された一枚の原稿を次の原稿の給送動作とほぼ同時に
返送経路へ送って、必要に応じ前記原稿テーブル上の原
稿束の上に排出するようにしたものがあり、この装置の
返送経路には、返送原稿の紙面を上下反転させて排出口
へ送り出す反転機構が設けられている。
また、近時、原稿サイズにより返送経路の出口位置を
変え得るようこの出口部を移動可能にして、原稿のスタ
ック性を向上の図ったものがあり、この装置では、返送
経路の途中に搬送用中間ベルトを設け、この搬送用中間
ベルトと排紙口近傍の排紙ローラ対とを別々の駆動源に
よって駆動するようにしている。そして、排出口に到達
した排出直前の原稿を一時停止させ、到達速度より低速
の排紙速度で原稿テーブル側に排出するようにし、前記
排出口の移動と相俟って、原稿のスタック性を向上させ
るとともに、他の搬送を高速化して効率向上を図ってい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の原稿自動循環装置に
あっては、原稿サイズによって、排出口付近で一時停止
状態にある原稿が搬送用中間ベルトとその上流の反転機
構とに跨る場合があり、このような場合、排紙を始める
際に搬送用中間ベルトと反転機構の速度差によって原稿
にシワが発生したり原稿が破損したりすることがあっ
た。
また、このような排紙時の不具合を防止するために、
搬送用中間ベルトの搬送速度を低速にすることが考えら
れるが、そうすると原稿搬送時間が長くなってしまい、
原稿自動循環装置の高速化、すなわち複写作業効率の向
上を図るのが困難になっていた。
さらに、原稿テーブル上に排出する原稿が、少数枚の
原稿うちの第1枚目である場合、排出している原稿が給
紙原稿の後端部に衝突したり重なったりしてジャムが発
生し、スタック性が低下するという問題があった。
〔発明の目的〕
そこで、請求項1記載の発明は、排出前の一時停止中
に原稿が中間ベルトと反転部に跨らないようして排出時
に搬送用中間ベルトと反転部を共に高速駆動し、スタッ
ク性の確保とともに高速化を図り、しかも、返送原稿の
シワや破損を確実に防止することのできる原稿自動循環
装置を提供することを目的とし、 請求項2記載の発明は、前記一時停止位置からから排
出口まで距離が一定になるようにして、原稿排紙時の搬
送性及びスタック性をより向上させるを目的とし、 請求項3記載の発明は、特に第1枚目の排紙時には給
紙原稿と排出原稿が接触しないようにして、原稿のスタ
ック性を向上させるとともに、先出し給紙による高速化
を図ることを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1記載の発明は、上記目的達成のため、複数の
原稿を積載可能な原稿テーブルと、原稿テーブル上の原
稿束の最下の原稿を順次給紙する給紙部と、給紙された
原稿を所定の露光位置に搬送し、露光済み原稿を該露光
位置外に搬送する搬送部と、前記原稿テーブルに対して
給紙方向後方側に設けられ、搬送部からの露光済み原稿
を前記原稿テーブル側に排出する排出部と、を備えた原
稿自動循環装置において、給紙枚数が1枚目の原稿を前
記排出部によって排出するとき、該1枚目の原稿を、前
記排出部の所定位置で前記給紙部の給紙動作まで待機さ
せ、前記給紙部の給紙動作が開始されてから前記原稿テ
ーブル側に排出させるよう、前記排出部を制御する制御
部を設けたことを特徴とするものであり、請求項2記載
の発明のように、前記制御部は、給紙枚数が2枚目以降
の原稿を前記排出部によって排出するときには、前記搬
送部からの露光済み原稿を前記給紙部の給紙動作が開始
されるまで待機することなく前記原稿テーブル側に排出
させるようにするのがよい。また、請求項3記載の発明
のように、前記原稿のサイズを検知するサイズ検知手段
を設け、前記制御部が、該サイズ検知手段により検知さ
れた原稿サイズに応じて前記原稿の待機位置を変化させ
るようにするのがより好ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
第1、2図は本発明に係る原稿自動循環装置の第1実
施例を示す図である。
まず、その構成について説明する。
第1、2図において、10は複写機の本体(詳細は図示
していない)、11は複写機本体10のコンタクトガラス12
上を覆うように配設された原稿自動循環装置であり、こ
の原稿自動循環装置11は、複数の原稿を積載する原稿ケ
ーブル21と、原稿テーブル21上にセットされた原稿束の
最下の原稿を順次コンタクトガラス12上(所定の露光位
置)に送り出す給紙部22と、給紙部22から送り出された
原稿をコンタクトガラス12上に搬入・搬出する搬送部23
と、搬送部23によって搬出された原稿の上下面を反転さ
せる反転部24と、反転部24からの原稿を原稿テーブル21
上の原稿束の上に戻すリターン部25(排出部)と、これ
らを制御する図示しない制御部とを具備している。
原稿テーブル21には一対のサイドフェンス31と切欠部
を有する複数の呼出コロ32A、32Bとが設けられており、
この原稿テーブル21上に載置された原稿束の上面には原
稿ストッパ33の先端部が自重により軽く当接する。スト
ッパ33は後述する循環経路を一巡して後方から返送され
る原稿を前記先端部で衝止し、最初に原稿テーブル21上
にセットされたままの原稿束とリターン部25により先の
原稿束の上に返送された返送原稿束とを仕切るととも
に、これらの原稿のスキューを矯正する。また、呼出コ
ロ32A、32Bの前方には原稿セットセンサ34が設けられて
おり、原稿テーブル21上の原稿セットの有無がこの原稿
セットセンサ34によって検知される。なお、ストッパ33
はそれぞれ原稿自動循環装置11の図示しない側板部に上
下揺動可能に支持されており、複写機本体10から送信さ
れるスタート信号に応じて制御部のコントローラが図示
しないソレノイドを作動(ON)させるとき、このソレノ
イドによってストッパ33が上方へ駆動され、原稿テーブ
ル21上の原稿束の上に反転・返送された原稿の再給送が
可能になる。
給紙部22は、ストッパ33の近傍からコンタクトガラス
12の一側端まで湾曲して延在する搬送ガイド41と、その
ガイドに沿って配置された阻止ベルト42と、ワンウェイ
クラッチ(図示していない)を内蔵し阻止ベルト42に圧
接した分離ローラ43と、阻止ベルト42及び分離ローラ43
により分離された原稿をコンタクトガラス12側に引き出
すプルアウトローラ44、45と、原稿ストッパ33より前方
で原稿を検知することによって、前記原稿束の最上に載
置されていた最終原稿が給紙されたか否かを検知する原
稿仕切り検知センサ46と、搬送原稿の先端及び後端を検
知するレジストセンサ47とを有している。阻止ベルト42
及び分離ローラ43は、両者の速度差及び原稿紙との摩擦
係数の違いにより最下の原稿のみを分離してプルアウト
ローラ44、45まで搬送するようになっており、分離ロー
ラ43の駆動は図示しないクラッチにより断接される。ま
た、給紙部22から搬送部23への排出側に設けられたレジ
ストセンサ47が原稿先端を検知すると、前記クラッチが
OFFして分離ローラ43への駆動力が遮断される。また、
プルアウトローラ44、45のうちローラ45はローラ44に付
勢されながら従動するローラであり、このローラ45には
ロータリーエンコーダ48が接続されている。このロータ
リーエンコーダ48及びレジストセンサ47は原稿のサイズ
を検知するサイズ検知手段を構成している。
搬送部23は、一対のローラ51、52に巻き掛けられた無
端搬送ベルト53と、搬送ベルト53の下走部をコンタクト
ガラス12に押し付ける複数の加圧コロ54とを有してお
り、この搬送部23は図示しないベルト搬送モータの作動
により給紙部22からの原稿をコンタクトガラス12上の所
定の露光位置に搬入するとともに、露光済み原稿をコン
タクトガラス12上から反転部24に搬出する。ここで、露
光位置とは、例えば原稿後端が第1図におけるコンタク
トガラス12の左端側にほぼ一致する位置であり、レジス
トセンサ47が原稿後端を検知した後、プルアウトローラ
45の回転を検知するエンコーダ48のカウント数に基づ
き、無端搬送ベルト53が逆転駆動されるようになってい
る。
反転部24は、コンタクトガラス12の他側端から上方に
湾曲して延在する反転ガイド61と、そのガイドに沿って
設けられた反転ローラ62と、反転ローラ62に加圧する加
圧コロ63と、反転ローラ62の下流側で図中の実線位置と
仮想線位置とに変位可能な切換爪64と、前記反転搬送通
路内の原稿を検知する反転センサ65と、反転ローラ62を
駆動する図示しない反転モータとを有している。反転ガ
イド61は内部の反転搬送通路に沿って原稿が移動(Uタ
ーン)するとき、この原稿の上下面を反転させることが
できる。反転ローラ62及び加圧コロ63は、無端搬送ベル
ト53とは別個に単独のモータで駆動され、無端搬送ベル
ト53の作動に連動するよう反転センサ65の検知情報等に
基づいて回転制御される。また、切換爪64は、図中の実
線位置に切換えられたとき、露光済みの原稿(例えば、
片面原稿又は両面露光済みの両面原稿)をリターン部25
側に案内する一方、図中の破線位置に切換えられたと
き、露光済みの原稿(例えば片面露光済みの両面原稿)
を反転してこの反転原稿をコンタクトガラス12側に送り
出すことができる。
リターン部25は、原稿テーブル21上で原稿搬送方向に
移動可能な排紙ユニット71と、排紙ユニット71の排紙方
向後側に連結され、排紙ユニット71の移動に伴って伸縮
する伸縮ガイド部を構成するガイド板72,73,74と、反転
部24から排出された原稿を排紙ユニット71まで搬送する
中間ベルト75とを有しており、排紙ユニット71は中間ベ
ルト75側から原稿テーブル21の原稿載置部側への排紙経
路を形成するガイド76と、ガイド76に沿って設けられた
複数組の排紙ローラ77A,77Bと、排紙ローラ77A,77Bを駆
動する図示しない排紙モータ78と、外装カバー79とを有
している。このリターン部25は、原稿が原稿ストッパ33
に当接する位置にセットされると、図示しない移動手段
によって原稿の後端位置まで移動されて位置決めされ
る。
なお、81は、リターン部25に設けられた原稿押出し板
であり、原稿押出し板81はリターン部25の位置決めと同
時に原稿を分離ローラ43側に押し出すようになってい
る。また、82は、リターン部25の出口付近に設置された
排紙センサであり、リターン部25から返送される原稿を
検知して排紙情報を出力する。この排紙情報は他の各種
センサ情報と共に前記制御部に与えられる。この制御部
は、ROMに予め格納した制御プログラムに従い、複写機
本体10からの司令信号と各種センサ34,46,65,82からの
情報とに基づいて前記各駆動モータやソレノイド等のア
クチュエータを制御する。
一方、中間ベルト75より下流側の排紙経路には、排紙
原稿を検知する光センサ90が設けられている。このセン
サ90は原稿の後端を検知し、中間ベルト75によって所定
速度で下流側へ搬送された排紙原稿の後端がこのセンサ
90によって検知されたとき、排紙ローラ77A、77Bが一時
停止され、この排出ローラ77A、77Bが次の排出司令によ
って前記所定速度より低速の搬送速度で排紙を行なうよ
うになっている。そして、このとき、中間ベルト75及び
反転ローラ62は一様な高速(前記所定速度)で駆動され
る。
次に、その作用について説明する。
まず、予め画像面を上向きにして重ねた原稿束とその
先端が原稿ストッパ33に当接するよう原稿テーブル21上
に載置し、両側のサイドフェンス31を接近させて原稿束
の両側をガイドする。次いで、複写機本体10のコピース
タートキーを押下すると、前記制御部によって前記各駆
動系が適宜駆動され、原稿ケーブル21上にセットされた
原稿束の最下の原稿が給紙部22及び搬送部23によってコ
ンタクトガラス12上に給送される。また、レジストセン
サ47及びエンコーダ48からなるサイズ検知手段によって
給送原稿のサイズが検知され、その検知情報に基づき、
排紙ユニット71が移動されて排紙口が適宜位置に移動す
る。
具体的には、複写機本体10側からの制御信号に従っ
て、原稿束の下面に当接する呼出コロ32A、32Bが駆動さ
れ、原稿束の最下部の原稿がエンドレスベルト42及び分
離ローラ43からなる分離部に搬送され、この分離部によ
って最下の一枚がプルアウトローラ44、45側へ分離・搬
送される。このとき、ストッパ33は上方に揺動してお
り、プルアウトローラ44、45の間に搬送された原稿は、
プルアウトローラ44、45及び搬送ベルト53によってコン
タクトガラス12上の露光位置まで搬送されながら前記サ
イズ検知手段によりサイズ検知される。
次いで、複写機本体10の走査照明動作によって露光位
置の原稿の原稿面が露光される。
次いで、反転部24及びリターン部25が、露光された原
稿の上下(原稿)面を反転させながらこの原稿を原稿ケ
ーブル21上の原稿束の上に排出する。すなわち、露光完
了後の原稿は、無端搬送ベルト53によって反転部24へ搬
送された後、反転ローラ62及び加圧コロ63より反転ガイ
ド61に沿って送られながら上下面を反転させ、この反転
状態でリターン部25に搬送される。
次いで、この反転原稿は中間ベルト75によってガイド
板72、73、74に沿って搬送され、ガイド76に沿って排紙
ローラ77A、77Bのニップに進入する。そして、この原稿
が中間ベルト75を通過し、その後端が光センサ90を通過
すると、排紙ローラ77A、77Bが一時停止され、次の排出
司令があるまでこの位置で原稿が待機する。このように
待機位置まで搬送された排紙原稿は、制御部内の給紙枚
数カウンタ(枚数検知部)によるカウント値が1枚目の
ときには、給紙部22の次の給紙動作が開始されるまで一
時停止状態で待機する。なお、前記カウント値が2枚目
以降のときには、次の給紙動作を待つことなくそのまま
(或は所定時間後に)前記所定速度より低速の排出速度
で排出することができ、そのような制御については後述
の第3実施例において詳述する。一方、このとき、一時
停止した原稿は、その後端が中間ベルト75を抜けてしま
っている。そして、例えば次の排出司令によって排紙ロ
ーラ77A、77Bが再駆動されるまでの間に、中間ベルト75
及び反転ローラ62が一様に高速駆動されて次の原稿の反
転及び排紙動作が開始され、原稿一枚当りの循環(入れ
替え)時間が短縮され、ロスタイムを無くすことによっ
て単位時間当りの搬送原稿枚数が増加される。一方、排
紙ローラ77A、77Bは低速で駆動され、排出原稿がゆっく
りと原稿ケーブル21上の原稿束の上に排出される。ま
た、原稿束上に排出された原稿は、先端がストッパ33に
突き当り、この原稿ストッパ33により露光前の原稿束と
は仕切られた状態でその原稿束の上に順次積載される。
このように、本実施例においては、排紙ローラ77A、7
7Bに所定速度で到達した排紙原稿を、その後端位置が中
間ベルト75より下流側に達した位置で一時停止させ、排
紙原稿をこの所定速度より低速で原稿テーブル21側に排
出するとともに、一時停止中の原稿が中間ベルト75及び
反転部24に跨らないようした状態で、反転部24と中間ベ
ルト75を一様に駆動し、次の原稿の反転及び排紙動作を
開始している。また、給紙枚数1枚目の原稿を排紙する
に際しては、排紙ローラ77A,77Bに到達したその排紙原
稿を次の給紙動作まで所定位置で待機させる。したがっ
て、原稿テーブル21上の給紙原稿の上に直接排紙される
給紙枚数1枚目の排紙原稿が原稿テーブル上21の給紙原
稿束の後端に突き当たることはなく、原稿排出動作が安
定化するのに加えて、原稿1枚当りの給紙及び搬送の時
間が大幅に短縮される。さらに、このとき搬送速度が比
較的高速であっても、従来のような反転部と中間ベルト
との速度差がないから、返送原稿のシワや破損が確実に
防止される。この結果、原稿のスタック性が良く、高速
で信頼性の高い原稿自動循環装置となる。
第3〜5図は本発明に係る原稿自動循環装置の第2実
施例を示す図である。
なお、本実施例においては、上述例の後端検知用光セ
ンサ90を設けていない他は、上述例とほぼ同一の構成で
あるので、第3図においては第1図と同一の符号を用
い、その異なる構成部分と作用について説明する。
まず、第3図において、排紙センサ82によって排紙原
稿の先端を検知すると、この検知信号を入力した図示し
ない制御部(上述例の制御部とほぼ同様なもの)が、第
4、5図に示す処理を所定時間毎に実行する。
第4図に示す原稿サイズ検知処理では、まず、ステッ
プP11で給紙を開始した否か判別し、結果がYESであれ
ば、ステップP12でレジストセンサ47がONか否か判別す
る。このとき、レジストセンサ47がONであれば、ステッ
プP13でエンコーダ48が動作しているか否か判別し、YES
であれば、ステップP14に進んでパルスカウントをイン
クリメントした後、NOであればそのまま、ステップP15
でサイズフラグを“1"にセットして、今回の処理を終了
する。また、ステップP12でレジストセンサ47がOFFであ
れば、ステップP16に進んでサイズフラグが“1"にセッ
トされているか否か判別し、“1"にセットされていれ
ば、ステップP17で原稿サイズを確定した後、ステップP
18で一時停止データをセットし、次いで、ステップP19
でサイズフラグをリセットして今回の処理を終了する。
すなわち、レジストセンサ47がONしてエンコーダ48が回
転している間、所定時間毎にパルスカウント値がインク
リメントされ、最終カウント値から原稿サイズが検知さ
れる。
第5図に示す排紙一時停止処理においては、ステップ
P21で排紙停止フラグが“1"にセットされているか否か
判別され、このフラグがセットされていれば、ステップ
P22で排紙センサ82がONか否か判別される。このとき、
排紙センサ82がONであれば、ステップP23で制御部内の
タイマーをカウントアップした後、ステップP24でデー
タ比較を行う。なお、このデータ比較とは、タイマーカ
ウント値と、予め制御部内のROMに格納してある原稿サ
イズ毎のデータとが、一致したか否かをチエックする作
業であり、サイズ毎のデータとは、例えば原稿後端が中
間ベルト75を抜けて下流側に搬送されて一時停止され、
かつ、その一時停止位置から排出されるまでの搬送距離
が各サイズとも同じになるような搬送量を決定するデー
タであり、実験により決定された値である。次いで、こ
のカウント値とデータのチェックの結果がYESであれ
ば、ステップP25で排紙モータ78を停止(OFF)させた
後、NOであればそのまま、ステップP26に進み、排紙停
止フラグをリセットして今回の処理を終了する。また、
ステップP21、又はステップP23での判別結果がNOであっ
た場合には、そのまま今回の処理を終了する。すなわ
ち、排紙センサ82によって排紙原稿の先端を検知してか
らタイマーカウント値が原稿サイズに対応する所定の記
憶データと一致するまで排紙ローラ77A、77Bを駆動し、
原稿がそのサイズ毎の最適停止位置に達したとき、搬送
を一時停止して、次の排出司令まで待機する。
このように本実施例においては、排紙ローラ77A、77B
に所定速度で到達した排紙原稿を、中間ベルト75より下
流側で、その排紙原稿のサイズに応じた最適な位置に一
時停止させ、次の排出司令を受けたとき前記所定速度よ
り低速で排出するようにしており、原稿の一時停止位置
がサイズ検知手段の検知サイズに応じて変化する。した
がって、上述例と同様な効果を得ることができ、さら
に、原稿サイズの違いに拘らず、例えば一時停止位置か
ら排出までの排紙搬送距離を一定にして原稿のスタック
性及び搬送性をより向上させることができる。
第6〜9図は本発明に係る原稿自動循環装置の第3実
施例を示す図である。
なお、本実施例において上述例と同一の構成について
は、第6図に同一符号を付してその説明を省略する。
同図において、36は、ストッパ33と同様に図示しない
ソレノイドにより上下駆動される原稿押え板であり、こ
の原稿押え板36は下降時に原稿上面を所定圧で押圧す
る。また、38は回動可能な仕切板であり、その先端部が
原稿束の上に載置されている。この仕切板38は原稿枚数
の減少とともに先端部を最下位まで下降させるようにな
っており、この先端部の変位を仕切板センサ39が検知す
ることにより原稿が一巡したことが検知される。
第7図において、26は、給紙部22、搬送部23、反転部
24及びリターン部25を制御する制御部である。この制御
部26は、CPU101、モータサーボ回路102〜104、ドライバ
ー回路105、入力バッファ106等を有しており、CPU101は
図示しない給紙枚数カウンタ(枚数検知部)と原稿搬送
時間を計測するタイマーとを含んでなる。このCPU101
は、内部メモリに予め格納した制御プログラムに従い、
複写機本体10からの司令信号と各種センサ(原稿セット
センサ34,仕切板センサ39,原稿仕切り検知センサ46,レ
ジストセンサ47、反転センサ65,排紙センサ82等)から
の情報、更にエンコーダ107〜109の検知情報に基づい
て、後述する処理を実行し、各サーボモータ回路102〜1
04及びドライバー回路105に制御信号を出力し、これら
によって給紙モータ(図示せず)、搬送モータ55、反転
及び中間搬送モータ66、排紙モータ78、図示しない各種
ソレノイドおよび表示器等を制御する。具体的には、サ
ーボモータ回路102は搬送系のモータ55を、サーボモー
タ回路103は反転ローラ62及び中間ベルト75を駆動する
モータ66を、サーボモータ回路104は排紙モータ78をそ
れぞれ駆動制御し、ドライバ回路105は各種ソレノイド
や表示器(LED等)、さらに図示しない分離モータ等を
駆動する。なお、制御部26の構成要素のそれぞれについ
ては公知であり、各々の詳細な説明は省略する。
次に、上述例と異なる動作について説明する。
本実施例においては、CPU101内のタイマーによって原
稿搬送時間を計測し、排紙ローラ77A、77Bの間に進入し
た原稿は、このタイマーの設定時間だけ下流側に搬送さ
れて中間ベルト75を抜け、そこから先は低速に速度切替
えされて排出されるようになっている。また、原稿束の
うち1頁目の原稿が給紙され、この原稿がプルアウトロ
ーラ44、45によってコンタクトガラス12上に搬送された
後、2頁目の原稿は、プルアウトローラ44、45によって
原稿先端がレジストセンサ47に検知される位置まで搬送
される。すなわち、1頁目の原稿がコンタクトガラス12
上で露光されているとき、2頁目の原稿が搬送ベルト53
の手前の位置まで先出し搬送される。さらに、3頁以降
も同様に行われ、この先出し動作によって原稿の入れ換
え時間が短縮されるようになっている。
なお、原稿枚数が少ないときにこの先出し動作を行う
と、第8図(a)に示すように、露光済みの原稿P1を排
出するときにその原稿の先端がこれから給紙される先出
しされた原稿Pnの後端に当ってしまい、スタック性が悪
くなるおそれがある。このため、反転部24から中間ベル
ト75に送られた後に排紙ローラ77A、77Bに所定速度で到
達した排紙原稿は、前記給紙枚数カウンタによるカウン
ト値が1枚目のとき、給紙部22の次の給紙動作が開始さ
れるまで一時停止状態で待機する。一方、前記カウント
値が2枚目以降のとき、前記一時停止位置まで搬送され
た原稿は、次の給紙動作を待つことなくそのまま(或は
所定時間後に)前記所定速度より低速の排出速度で排出
され、このとき、給紙部22が、次に給紙する原稿を所定
位置まで先出し給紙する。
具体的には、例えば第9図に示すような処理を所定時
間毎に実施する。
同図において、まず、ステップP31で原稿を排出する
か否かを判別し、その判別結果がYESであれば、ステッ
プP32で排紙モータ78をONさせ、次いでステップP33で排
紙センサ82がONか否か判別する。このとき、排紙センサ
82がONであれば、ステップP34で原稿が1頁目か否かを
判別し、1頁目であれば、ステップP35で第8図(b)
に示す原稿P1の位置で原稿が停止するよう予めセットし
た前記タイマーを、スタートし、このタイマー値に基づ
いてステップP36で排紙モータ78を停止(OFF)させる。
次いで、ステップP37で原稿テーブル21上の次の原稿の
給紙が開始されたか否か判別し、原稿が給紙されていれ
ば、ステップP38で一時停止させた排紙原稿をこの位置
に達するまでより低速で排出させる。一方、ステップP3
4で排紙センサ82に検知された原稿が2頁目以降の原稿
であった場合には、そのままステップP38に進み、その
原稿を次の原稿給紙を待つことなく、前記所定速度より
低速の排出速度に速度切替えするだけで、すぐに排出さ
せる(第8図(c)参照)。
このように、本実施例においては、排出原稿が第1頁
目である場合、排紙ローラ77A、77Bに到達した後タイマ
ーにより設定した時間だけ搬送した原稿を、この下流側
の位置で一時停止させ、このとき原稿が中間ベルト75及
び反転部24に跨ることがないから、上述例と同様な効果
をうることができる。また、1頁目の原稿を次の給紙動
作の開始直後に行うので、給紙原稿と排出原稿の衝突が
回避できる。さらに、先だし給紙と短時間の速度切替え
によって、2枚目以降の原稿入れ替え時間を大幅に短縮
することができ、原稿自動循環装置をより高速化するこ
とができる。
〔効果〕
請求項1記載の発明によれば、排出原稿が給紙枚数の
1枚目であるとき、排出部に到達した原稿を、所定位置
でその後の給紙動作開始まで待機させるようにしている
ので、少数枚の原稿の1枚目であてもその排出時に給紙
原稿と排出原稿が突き当たるのを防止することができ
る。
また、請求項2記載の発明によれば、2枚目以降の原
稿を排紙するときには給紙動作まで待機させることなく
排紙できるようにするので、原稿の循環による入れ替え
時間を大幅に短縮することができ、原稿自動循環装置を
より高速化することができる。
さらに、請求項3記載の発明によれば、排紙原稿をそ
のサイズに応じた最適な位置で待機させるようにしてい
るので、原稿サイズの違いに関係なく、待機位置からの
排紙搬送距離をほぼ一定にして原稿のスタック性及び搬
送性をより向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1、2図は本発明に係る原稿自動循環装置の第1実施
例を示す図であり、 第1図はその原稿自動循環装置の概略構成を示す側断面
図、 第2図はその作用説明図、 第3〜5図は本発明に係る原稿自動循環装置の第2実施
例を示す図であり、 第3図はその原稿自動循環装置の概略構成を示す側断面
図、 第4図はその原稿サイズ検知処理を示すフローチャー
ト、 第5図はその排紙一時停止処理を示すフローチャート、 第6〜9図は本発明に係る原稿自動循環装置の第3実施
例を示す図であり、 第6図はその原稿自動循環装置の概略構成を示す側断面
図、 第7図はその制御部の構成を示すブロック図、 第8図はその作用説明図 第9図はその排出制御処理のフローチャートである。 11……原稿自動循環装置、 12……コンタクトガラス(露光位置)、 21……原稿テーブル、 22……給紙部、 23……搬送部、 24……反転部、 25……リターン部(排出部)、 26……制御部、 34……原稿セットセンサ、 46……原稿仕切り検知センサ、 47……レジストセンサ(サイズ検知手段)、 48……エンコーダ(サイズ検知手段)、 53……搬送ベルト、 62……反転ローラ、 71……排紙ユニット、 75……中間ベルト(中間搬送部)、 77A、77B……排紙ローラ部、 82……排紙センサ、 90……後端検知用光センサ、 101……CPU(枚数検知部)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 兵藤 文孝 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 ヨコ タビル リコーエレメックス株式会社内 (72)発明者 石崎 博幸 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 ヨコ タビル リコーエレメックス株式会社内 (72)発明者 魚谷 都浩 愛知県名古屋市東区泉2―28―24 ヨコ タビル リコーエレメックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−52850(JP,A) 特開 平1−294153(JP,A) 特開 平3−8674(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 107 G03G 21/00 370 - 520 G03G 21/14 B65H 83/00 - 85/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の原稿を積載可能な原稿テーブルと、
    この原稿テーブル上の原稿束の最下の原稿を順次給紙す
    る給紙部と、給紙された原稿を所定の露光位置に搬送
    し、露光済み原稿を該露光位置外に搬送する搬送部と、
    前記原稿テーブルに対して給紙方向後方側に設けられ、
    搬送部からの露光済み原稿を前記原稿テーブル側に排出
    する排出部と、を備えた原稿自動循環装置において、 給紙枚数が1枚目の原稿を前記排出部によって排出する
    とき、該1枚目の原稿を、前記排出部の所定位置で前記
    給紙部の給紙動作まで待機させ、前記給紙部の給紙動作
    が開始されてから前記原稿テーブル側に排出させるよ
    う、前記排出部を制御する制御部を設けたことを特徴と
    する原稿自動循環装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、給紙枚数が2枚目以降の原
    稿を前記排出部によって排出するときには、前記搬送部
    からの露光済み原稿を前記給紙部の給紙動作が開始され
    るまで待機することなく前記原稿テーブル側に排出させ
    ることを特徴とする請求項1記載の原稿自動循環装置。
  3. 【請求項3】前記原稿のサイズを検知するサイズ検知手
    段を設け、 前記制御部が、該サイズ検知手段により検知された原稿
    サイズに応じて前記原稿の待機位置を変化させることを
    特徴とする請求項1記載の原稿自動循環装置。
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