JP2989275B2 - 伝熱管閉止栓の除去装置 - Google Patents

伝熱管閉止栓の除去装置

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JP2989275B2 JP2409038A JP40903890A JP2989275B2 JP 2989275 B2 JP2989275 B2 JP 2989275B2 JP 2409038 A JP2409038 A JP 2409038A JP 40903890 A JP40903890 A JP 40903890A JP 2989275 B2 JP2989275 B2 JP 2989275B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、損傷した熱交換器伝熱
管を介して一次冷却材及び二次冷却材が混合するのを防
止するため同伝熱管に取り付けられるメカニカルプラグ
即ち閉止栓を同伝熱管から除去する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所において、蒸気発生器内の
伝熱管の端部に取り付けられて伝熱管内部を閉塞する閉
止栓を同伝熱管から除去するには、一般に、マンドレル
を回転させて閉止栓に螺合させてから、中子押上棒を前
進させて閉止栓内に既に装着されている中子を閉止栓の
奥に押し込むことにより、閉止栓を伝熱管より引き抜き
可能状態にして、次いでマンドレルを後退させれば、閉
止栓を引き抜くことができる。
【0003】このような作業を自動的に又は手動により
行う閉止栓除去装置は、従来から様々なものが提案され
てきた。そのような閉止栓除去装置のうち代表的なもの
として、本出願人により特願平1ー160710号とし
て出願された閉止栓除去装置がある。
【0004】この閉止栓除去装置では、中子押上力と閉
止栓引抜力の切り換えに空圧式ロータリアクチュエータ
を使用した中子押上ロック機構を有し、中子押上棒を介
して中子の押し上げを行い、マンドレルを介して伝熱管
内の閉止栓を引き抜くようになっている。そして、中子
の押し上げは、中子が閉止栓に固縛された状態で行われ
ている。
【0005】この中子の押し上げを容易にする技術は、
本願と同日に「伝熱管閉止栓の除去装置」として本出願
人により特許出願された出願に開示されており、この同
日出願の発明に従って中子をTIG加熱して伝熱管に対
するその楔作用を解除することにより、中子の押し上げ
が容易になる。
【0006】しかし、中子を上述のように押し上げた後
でも、閉止栓は伝熱管の内周面に対して比較的強く固着
しており、従来は、この閉止栓をそのまま引き抜いてい
たので、この際にも、非常に大きな力が必要とされてい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そのため、上述したよ
うな従来の閉止栓引抜動作においては、伝熱管とそれを
閉塞している閉止栓との固着力により大きな引抜力が必
要で、その結果、装置の大型化を招くので、蒸気発生器
の水室最外周等の狭隘部において動作可能な信頼性のあ
る装置の製作が難しかった。また、中子解放後に、閉止
栓を大きな力で無理に引き抜いた場合には、閉止栓が薄
肉部で引きちぎれてしまうといった不具合が起きる可能
性がある。このような不具合が起きると、後処置とし
て、切削工具を使用した抜栓作業が付加的に必要とな
り、原子力設備の悪環境内での作業員の労力負担を増す
だけでなく、被曝線量が多くなるといった問題があっ
た。
【0008】従って、本発明の目的は、狭隘部において
も使用可能であり、且つ閉止栓を伝熱管から容易に引き
抜くことができる閉止栓除去装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、内部に中子を有し、 該中子の楔作用により伝熱管
の内周面に封止状態で密接した閉止栓の除去装置は、
本発明によると、閉止栓のねじ部に螺着可能な頭部を有
すると共に、軸心に沿って延びる貫通穴を有するマンド
レルと、該マンドレルの外周に配設され同マンドレルを
昇降させる閉止栓引抜シリンダと、前記マンドレルに結
合され同マンドレルを回動させる可逆式マンドレル回動
装置と、前記マンドレルの前記貫通穴に昇降可能に保持
されると共に、前記マンドレルの上端面から突出した電
極部を有する電極棒と、該電極棒を所定ストロークに亙
って螺旋状に昇降させる電極昇降装置と、前記電極棒の
電極部に不活性ガスを供給する不活性ガス供給装置とを
備えている。
【0010】また、閉止栓除去装置の長手方向の寸法を
可及的に短縮するように、マンドレル回動装置は閉止栓
引抜シリンダの下部側方に配設され、電極昇降装置は電
極棒の下部側方に配設されている
【0011】
【作用】伝熱管からの閉止栓の引き抜き除去に先立って
中子を押し上げた後も、閉止栓は伝熱管に嵌着してい
る。従って、先ずこの閉止栓のねじ部にマンドレルの頭
部が螺着されるように、マンドレル引抜シリンダを作動
して、マンドレルを上昇させると共に、マンドレル回動
装置を作動して、マンドレルを順方向に回動させその頭
部を閉止栓に螺合させる。
【0012】電極棒は、外部の直流TIG溶接機にケー
ブルを介して接続可能であり、不活性ガス供給装置から
不活性ガスの供給を受けながら、電極部において発熱で
きるようになっている。電極棒は、電極昇降装置により
所定ストロークに亙って螺旋状に所定回数昇降される。
発熱したこの電極棒の螺旋状昇降により、閉止栓の内周
壁が加熱され、熱応力歪みにより、伝熱管に対する閉止
栓の固着が解除される。
【0013】閉止栓引抜シリンダの下部側方へのマンド
レル回動装置の配設と、電極棒の下部側方への電極昇降
装置の配設とにより、閉止栓除去装置の長手方向の寸法
は可及的に短縮する。
【0014】
【実施例】次に、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して詳細に説明するが、図中、同一符号は同一
又は対応部分を示すものとする。
【0015】図7は、原子力発電所の蒸気発生器内の伝
熱管5を閉塞するため同伝熱管5内に挿入されたメカニ
カルプラグ即ち閉止栓cを示している。この閉止栓c内
には上下動可能な中子dが配設されると共に、閉止栓c
の下端内周部にねじ部cが形成されている。伝熱管5
は、その端部が蒸気発生器の水室内の管板Aに固設され
ている。
【0016】図1〜6並びに図1において鎖線で囲まれ
た各領域A、B、C、Dの拡大断面図を示す図8〜11
は、このような閉止栓cを取り扱って伝熱管4から除去
する本発明の閉止栓除去装置1の全体構造を断面(図1
では外形)で示しており、同閉止栓除去装置1は、蒸気
発生器の水室内の管板Aに沿って遠隔制御下に移動する
ロボットの一種である走行アタッチメント(図示せず)
に搭載される。このような走行アタッチメントは周知で
ある。
【0017】図1〜6及び図8〜11において、閉止栓
除去装置1は、フレーム構造10を有し、同フレーム構
造10に、伝熱管5内に固着している閉止栓cに係合す
るマンドレル20と、該マンドレル20を昇降させる閉
止栓引抜シリンダ30と、マンドレル20を回動させる
後述の可逆転型マンドレル回動モータ40(駆動装置)
等とが支持される。また、マンドレル20の軸心に沿っ
て延びる貫通穴20aには電極棒50が絶縁体55を介
して昇降可能に保持されており、同電極棒50は、電極
昇降装置60により螺旋状に所定ストロークに亙って昇
降しうる。マンドレル20の上端面から突出した電極棒
50の先端のタングステン電極部51には、外部の図示
しないTIG溶接機に付設される不活性ガス供給装置
(図示せず)よりアルゴンガスのような不活性ガスが供
給される。このようなTIG溶接機も不活性ガス供給装
置も周知である。
【0018】更に、閉止栓除去装置1は、本体昇降シリ
ンダ70によりフレーム構造10に対し昇降可能な除去
装置本体2を含むと共に、引き抜いた閉止栓cを回収す
る閉止栓回収装置80と、後述する諸動作を制御するた
めの制御装置(図示せず)とを含んでいる。
【0019】閉止栓cは、図7に関連して説明したよう
に、蒸気発生器内の伝熱管5を閉塞するために管板A近
くにおいて伝熱管5内に挿入されている。そして、同閉
止栓の内部下方にテーパを有して形成された中空部に沿
って上下動する中子dの楔作用によって、同中空部が拡
開することにより、閉止栓cは伝熱管5内に固着されて
いる。
【0020】この閉止栓cを引き抜くために、閉止栓除
去装置1のTIG加熱装置を有する中子加熱・押上機構
(ここでは図示しないが、本願と同日に「伝熱管閉止栓
の除去装置」として本出願人により特許出願されてい
る)によって中子dをTIG加熱してその楔作用を解除
してから、本発明の閉止栓除去装置1が適用される。
【0021】この閉止栓除去装置1について更に詳しく
説明すると、フレーム構造10は、図4に最も良く示す
ように、マンドレル回動モータ40を支持すると共に、
垂直に上方に延びる同モータ40の出力軸41を軸受4
2を介して支持するようになっている。また、同フレー
ム構造10には、上述の除去装置本体2が上端に装着さ
れた出力軸71を有する本体昇降シリンダ70と、閉止
栓回収装置80とが装着されている。更に、フレーム構
造10は、上述の走行アタッチメントに連結されるブラ
ケット16、17と、除去装置本体2を上下に摺動可能
に案内する1対の案内レール14(図2、図5参照)
と、管板Aに当接して作動基準面となる頂端面を有する
ガイド棒15(図3、図4参照)と、マンドレル20を
所定の伝熱管5の中心に整列させるための所定本数のガ
イド16(図3、図4参照)とを備えている。
【0022】マンドレル20は、図1及び図8から諒解
されるように、閉止栓cの雌ねじ部cに螺合しうる雄
ねじ部21(頭部)を上方外周部に有する中空筒体であ
り、下方部において、取付金具25及び歯車伝達アセン
ブリ45を介してマンドレル回動モータ40の出力軸4
1に連動可能に接続されている(図9、図11参照)。
また、マンドレル20は、閉止栓引抜シリンダ30のピ
ストン31に下端部で連結された先細の中空引抜部材2
7を介して大きな引抜力を受けることができるように、
引抜部材27の球面座28に当接して自動調心機能を有
する球面状のフランジ22を有している。この自動調心
機能は、若干傾斜して伝熱管5内に嵌着された閉止栓c
に対してもマンドレル20が追従することを許容する。
【0023】閉止栓引抜シリンダ30は、除去装置本体
2の大部分を占めており、その環状作動室内にピストン
31を上下動可能に収容すると共に、図示しない外部の
圧力発生源から、上部の高圧ポート35に水のような高
圧流体が供給され、下部の低圧ポート36に低圧流体が
供給されるようになっている。
【0024】マンドレル回動モータ40は、シリンダ3
0の下部側方に位置するようにフレーム構造10に取着
されていて、除去装置本体2の重量を軽減すると共に、
除去装置1が水室最外周の狭隘部へ容易に接近しうるよ
うに、シリンダ30の下端よりの出代寸法を極力短くす
るために歯車伝達アセンブリ45を介して順方向もしく
は逆方向の回転力をマンドレル20に伝達するようにな
っている。尚、マンドレル20は、回動モータ40によ
り4〜6 ppmで回転されるのが好ましく、また、歯
車伝達アセンブリ45は、その第1歯車45aの被動角
穴が角形の出力軸41を緩く受け入れていて、摺動可能
であり、除去装置本体2と共に上下動できる。
【0025】電極棒50は、先端にある上述の電極部5
1と、中間の通電軸52と、下端のコネクタ部53とか
らなり、絶縁体55を介してマンドレル20の貫通穴2
0a内に昇降可能に収容され、且つ電極昇降装置60の
支持台63に軸受64を介して回転可能に通電部52の
下方に支持されている。また、上記コネクタ53におい
て、図示しない外部の直流TIG溶接機から70〜90
アンペアの電流とアルゴンのシールドガス(5〜6リッ
トル/分)の供給を受けるようになっている。
【0026】電極昇降装置60は、電極棒50を螺旋状
に昇降させるもので、除去装置本体2に固定された昇降
用モータ61、昇降用ねじ棒62及び上述の支持台63
からなる昇降部と、同支持台63に固定された回動用モ
ータ65及び歯車伝達アセンブリ66からなる回動部と
から構成されている。そして、電極昇降装置60は、電
極棒50の下端よりの出代寸法を極力小さくするため
に、電極棒50の下部側方に配置されている。
【0027】昇降用モータ61は、可逆転型であって、
図示しないがパルスエンコーダと減速機とを有してお
り、出力軸61aの下端に設けられた歯車61b、62
bを介してピッチ約3mmの台形ねじを有した昇降用ね
じ棒62を順方向又は逆方向に回動するようになってい
る。昇降用ねじ棒62は、上下1対の軸受62aを介し
て回転可能に除去装置本体2の下部ブラケットに支持さ
れている。
【0028】この昇降用ねじ棒62に、支持台63に連
結されたナット64が螺合されており、ねじ棒62がモ
ータ61によって回動されると回動方向に応じて支持台
63と共に昇降するようになっている。回動モータ65
は、昇降用モータ61と同一形式のものでよく、出力軸
65aの上端に設けられた歯車対65b、50bを介し
て電極棒50を順方向及び逆方向に回動するようになっ
ている。
【0029】本体昇降シリンダ70は、引き抜いた閉止
栓cを回収する際に管板と除去装置本体2との間に閉止
栓回収アーム85が(図3〜図5)水平面内で揺動でき
る空間を提供するために、除去装置本体2を下動させる
もので、上述のようにフレーム構造10に固定された空
圧シリンダから構成されている。この本体昇降シリンダ
70は閉止栓引抜作動時には除去装置本体2を上昇保持
している。
【0030】閉止栓回収装置80は、フレーム構造10
に固定されたアーム旋回用空圧シリンダ81と、該シリ
ンダ81のピストン出力軸に固定されたガイド82の往
復動を旋回揺動に転換するスライド回転リンク機構(図
示せず)と、その揺動軌跡を一定にするローラ式ガイド
(図示せず)と、上述の旋回揺動を行う閉止栓回収アー
ム85と、該アーム85に設けられ把持部87を開閉駆
動する閉止栓クランプ用空圧シリンダ86と、アーム8
5の待機位置において把持部の下方に開口した閉止栓回
収シュート88とから構成されている。
【0031】次に、本発明による閉止栓除去装置1の制
御下の動作について説明すると、先ず、マンドレル20
が閉止栓cに螺合していない待機状態から、マンドレル
回動モータ40を順方向(上昇方向)に回転させ且つ閉
止栓引抜シリンダ30の下部低圧ポート36から低圧流
体を供給して、マンドレル21の雄ねじ部21が閉止栓
cの雌ねじ部cに螺合したマンドレル捩込み状態とす
る。
【0032】次いで、電極昇降用モータ61を順方向に
回動させて上限位置まで電極部51を上昇させ、電極最
上昇位置にしてから、更に電極回動用モータ65を順逆
両方向に交互に回動して、電極部51を閉止栓cの内周
壁に対して螺旋状に昇降させると共に、TIG溶接機を
作動させて、アルゴンガスを供給しながらアークを発生
させ、閉止栓cの内周壁を約 600℃前後まで加熱す
る。これにより伝熱管5に対する閉止栓cの固着力がか
なり低下する。しかる後、TIG加熱状態から電極昇降
用モータ61を逆回動させて、TIG溶接機を不作動に
し、電極棒50を内部に収納する。
【0033】その後、閉止栓引抜シリンダ30の上部高
圧ポート35から水のような高圧流体を供給して、約3
トン程度の力で閉止栓cを伝熱管5内から引き抜く。続
いて本体昇降シリンダ30を下動させて、除去装置本体
2を管板面から引き離してから、閉止栓引抜シリンダ3
0の低圧ポート36から低圧流体を供給すると、閉止栓
cは上昇状態となる。
【0034】次に閉止栓回収アーム旋回シリンダ81を
往動してからクランプシリンダ86を往動して閉止栓把
持状態とする。この把持状態においてマンドレル回動モ
ータ40を逆回動させて閉止栓cからマンドレル20を
離し、閉止栓回収アーム旋回シリンダ81を復動し、ク
ランプシリンダ86を復動して、閉止栓cを回収シュー
ト87内に落下させれば、閉止栓回収完了状態となる。
このようにして最初の閉止栓cの引き抜き作業が完了し
たら、走行アタッチメントを作動して、次の引き抜き対
象の閉止栓に除去装置1を位置合わせし、上述した工程
を繰り返す。尚、図示しないが、各作動部材の作動完了
の確認は、ホールICやリミットスイッチ等によって従
来通りの公知技術により行いうることは言うまでもな
い。
【0035】尚、図1に示されたほぼL字形の支持部材
59は、閉止栓引抜作業前に押上済みの中子が閉止栓加
熱範囲内に落下している場合、その中子を下方から押し
上げながら加熱できるように、電極部51の上方に位置
するものであり、必要に応じて装着することができる。
更に、前述の説明から諒解されるように、閉止栓cにマ
ンドレル20が捩込まれた状態で電極部51が閉止栓c
と整列するように調心機構を有した構造とし、閉止栓内
部を半径方向において一定距離内で加熱できるようにな
っている。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、閉止栓
除去装置は、マンドレルの上端面から突出した電極部を
有する電極棒と、該電極棒を所定ストロークに亙って螺
旋状に昇降させる電極昇降装置とを有するだけでなく、
マンドレル回動装置を閉止栓引抜シリンダの下部側方に
配設し、電極昇降装置を電極棒の下部側方に配設してい
るので、閉止栓がその引き抜きに先立って加熱されるた
め、閉止栓の固着力が弱化して、引き抜きが極めて容易
になる。また、装置自体の縦方向の寸法が小さくなり、
蒸気発生器の水室における狭隘部においても効率的に作
動可能となるため、作業者の労働を軽減し、被曝を低減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による閉止栓除去装置の全体構造の外形
を示す概要図。
【図2】図1のIIーII線に沿った断面図。
【図3】図1の閉止線除去装置のフレーム構造に装着さ
れる諸部材を示す正面図。
【図4】フレーム構造への除去装置本体の装着状態を示
す図3の右側面図。
【図5】図3のVーV線に沿った断面図。
【図6】図3のVIーVI線に沿った断面図。
【図7】原子力発電所の蒸気発生器内の伝熱管を閉塞す
るため同伝熱管内に挿入された閉止栓の断面図。
【図8】線8Aー8Aにおいて図9の線9Aー9Aに接
続する図1の鎖線領域Aの拡大断面図。
【図9】線9Aー9Aにおいて図8の線8Aー8Aに、
線9Bー9Bにおいて図10の線10Aー10Aに、線
9Cー9Cにおいて図11の線11Aー11Aにそれぞ
れ接続する図1の鎖線領域Bの拡大断面図。
【図10】線10Aー10Aにおいて図9の線9Bー9
Bに、線10Bー10Bにおいて図11の線11Bー1
1Bにそれぞれ接続する図1の鎖線領域Cの拡大断面
図。
【図11】線11Aー11Aにおいて図9の線9Cー9
Cに、11Bー11Bにおいて図10の線10Bー10
Bにそれぞれ接続する図1の鎖線領域Dの拡大断面図。
【符号の説明】
c 閉止栓 c ねじ部 d 中子 1 閉止栓除去装置 5 伝熱管 20 マンドレル 20a マンドレルの貫通穴 21 マンドレルの頭部(雄ねじ部) 30 閉止栓引抜シリンダ 40 マンドレル回動装置(マンドレル回動モー
タ) 50 電極棒 51 電極部 60 電極昇降装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に中子を有し、該中子の楔作用により
    伝熱管の内周面に封止状態で密接した閉止栓の除去装置
    であって、前記閉止栓のねじ部に螺着可能な頭部を上方
    外周部に有すると共に軸心に沿って延びる貫通穴を有す
    るマンドレルと、該マンドレルの外周に配設され同マン
    ドレルを昇降させる閉止栓引抜シリンダと、前記マンド
    レルに結合され同マンドレルを回動させる可逆式マンド
    レル回動装置と、前記マンドレルの前記貫通穴に昇降可
    能に保持されると共に前記マンドレルの上端面から突出
    した電極部を有する電極棒と、該電極棒を所定ストロー
    クに亙って螺旋状に昇降させる電極昇降装置と、前記電
    極棒の前記電極部に不活性ガスを供給する不活性ガス供
    給装置とを備え、前記マンドレル回動装置は前記閉止栓
    引抜シリンダの下部側方に配設され、前記電極昇降装置
    は前記電極棒の下部側方に配設されている、伝熱管閉止
    栓の除去装置。
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