JP2989119B2 - 軟水機の交互運転制御システム - Google Patents
軟水機の交互運転制御システムInfo
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Description
テムに係り、特に、並列に接続された2台の軟水機を交
互に運転するための制御システムに関する。
インには、冷熱機器内でのスケールの付着を防止する必
要から、給水に含まれる硬度分を除去するための装置が
接続されており、なかでも、イオン交換樹脂を用いて硬
度分を除去する方式の自動再生式軟水機が常用され、こ
のような装置では除去能力を失った場合に再生処理する
必要から、2台並列に設置して交互に運転している。従
来の軟水機の交互運転制御を図4を用いて説明する。2
台の軟水機の片方の軟水機Aを採水工程にし、もう片方
の軟水機Bを待機状態にして、軟水機Aに原水を通し軟
水化して軟水を供給する。イオン交換樹脂を用いた軟水
機は、ある採水量まで達すると交換能力が低下し、再生
を行ってやる必要が出てくる。このため、採水量が設定
値に達すると、いままで採水工程の軟水機Aに再生指令
Aを出力し再生工程に移行させ、待機状態の軟水機Bを
採水工程に移行させて軟水の供給を継続する(図4a
点)。再生工程に入った軟水機Aは、イオン交換能力回
復のための再生処理を行い、再生が完了すると次に来る
採水工程に備えて待機状態になる(図4b点)。
て供給している。しかし、従来のこの方式では次のよう
な問題点があった。即ち、軟水機が再生指令を受けて再
生工程に入ると、軟水機は約1〜2時間の間は軟水機内
部のバルブが切り換り、電磁弁を開けても原水は軟水機
の2次側(採水側)には出てこない。このため、採水を
軟水機Aから軟水機Bに切り換え、すぐ軟水機Aが再生
工程に入ると、軟水機Bの機器が正常であれば問題ない
が、仮に故障したとすると(例えば、電磁弁が開かない
とか、軟水機Bの内部バルブがロックして軟水が2次側
に流れない等)、軟水は全く供給されなくなってしま
う。そして、緊急で手動で軟水機A側に応急的に軟水を
供給しようとしても、軟水機Aはすでに再生工程に入っ
ているため内部のバルブが切り換っており、電磁弁Aを
開けても軟水は軟水機Aから出てこない。このため、供
給側に水が全く流れないことになり、特にボイラ等では
水の供給が停止すると全く運転が継続できなくなり、供
給側の機器が異常停止してしまう問題があった。
術の問題点を解消し、供給側への軟水の供給が停止しな
い軟水機の交互運転制御システムを提供することを課題
とする。
に、本発明では、並列に接続された2台の軟水機を交互
に運転するための制御システムにおいて、採水する軟水
機を切り換える際、切り換えられた軟水機から軟水が供
給されるのを確認してから、切り換え前の軟水機に再生
指令を出すことを特徴とする軟水機の交互運転制御シス
テムとしたものである。また、前記システムにおいて、
切り換えられた軟水機から軟水が供給されるのが確認で
きない場合は、異常と判断して採水する軟水機を元の軟
水機に戻すこととしたものである。前記システムにおい
て、軟水機からの軟水の供給確認は、軟水機の通水側又
は採水側に取付けられた流量計又はフロースイッチから
の信号によるか、軟水機の採水側に取付けられた圧力セ
ンサーからの信号によることができる。
り換えにおいて、切り換え先の軟水機が正常に作動する
か、異常かを確認して、正常な場合のみ前の軟水機を再
生処理すべく指令し、異常と判断した場合は再生指令を
出さずに、前の軟水機を用いて採水することとしたた
め、切り換え先の軟水機が異常の場合でも供給側への軟
水の供給が停止することなく、供給側の機器の運転の停
止等のトラブルを失くすことができた。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1に、本発明の制御システムに用いる装置の概略構成
図を示す。図1において、1A、1Bは軟水機で、2
A、2Bは電磁弁、3は流量計であり、原水4は、自動
交互運転制御装置6の指令により、4Aか4Bのいずれ
かから軟水機1に入り、流量計3を通って軟水5として
採水することになる。まず、片方の軟水機1Aを採水工
程とし、他方の軟水機1Bを待機状態にし、軟水機1A
側の電磁弁2Aを開にして原水4を4Aから軟水機1A
に通して軟水化して軟水5として供給する。軟水機は一
般的にイオン交換樹脂を使っており、ある採水量に達す
ると交換能力が低下し、再生を行う必要が出てくるた
め、採水量が設定値に達すると再生工程に移行させる。
す制御図である。本発明では、採水量が設定値に達して
もすぐには軟水機Aを再生には入れず、採水だけを軟水
機1Bに切り換える(図2c点)。そして、軟水機 か
ら軟水が供給されるのを確認してから、軟水機1Aに再
生指令7Aを出す(図2d点)。軟水が供給されるのを
確認する手段としては、軟水機出口側に取付けられてい
る流量計3からの信号により、ある流量が流れている場
合か、採水量がある設定値(図2x点)に達した場合、
供給が正常と判断する。そして、軟水機1Bで採水する
が、採水しても前記したように軟水が供給されるのが確
認できない場合は、所定時間後、軟水機1B側の装置は
異常と判断して採水を軟水機1Aに戻す。この時アラー
ムも出力する(図3e点)。
前に設定するため、一次的に設定値を越えて少しの間採
水しても軟水供給は可能であり、特に問題にはならな
い。また、仮に硬度漏れを起こしたとしても、水の供給
を完全に止めるよりも運転上、供給した方が有効であ
る。このように軟水機からの採水を1Aから1Bに切換
えたときは、軟水機1Bからの採水が確認されてからし
か軟水機1Aは再生動作に入らないため、いつでも軟水
機1Aに採水を戻すことができ、軟水の供給を完全に停
止することが防げる。
に異常が生じたとしても、水の供給が停止することがな
く、供給側の機器の異常停止を防止することができる。
概略構成図。
図。
図。
図。
計、4:原水、5:軟水、6:自動交互運転制御装置、
7A、7B:再生指令
Claims (4)
- 【請求項1】 並列に接続された2台の軟水機を交互に
運転するための制御システムにおいて、採水する軟水機
を切り換える際、切り換えられた軟水機から軟水が供給
されるのを確認してから、切り換え前の軟水機に再生指
令を出すことを特徴とする軟水機の交互運転制御システ
ム。 - 【請求項2】 前記システムにおいて、切り換えられた
軟水機から軟水が供給されるのが確認できない場合は、
異常と判断して採水する軟水機を元の軟水機に戻すこと
を特徴とする請求項1記載の軟水機の交互運転制御シス
テム。 - 【請求項3】 前記軟水機からの軟水の供給確認は、軟
水機の通水側又は採水側に取付けられた流量計又はフロ
ースイッチからの信号によることを特徴とする請求項1
又は2記載の軟水機の交互運転制御システム。 - 【請求項4】 前記軟水機からの軟水の供給確認は、軟
水機の採水側に取付けられた圧力センサーからの信号に
よることを特徴とする請求項1又は2記載の軟水機の交
互運転制御システム。
Priority Applications (1)
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JP7140124A JP2989119B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 軟水機の交互運転制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08309345A JPH08309345A (ja) | 1996-11-26 |
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Family
ID=15261463
Family Applications (1)
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JP7140124A Expired - Fee Related JP2989119B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 軟水機の交互運転制御システム |
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Families Citing this family (3)
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-
1995
- 1995-05-16 JP JP7140124A patent/JP2989119B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08309345A (ja) | 1996-11-26 |
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