JP3518782B2 - 軟水機の交互運転制御システム - Google Patents
軟水機の交互運転制御システムInfo
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- JP3518782B2 JP3518782B2 JP14012595A JP14012595A JP3518782B2 JP 3518782 B2 JP3518782 B2 JP 3518782B2 JP 14012595 A JP14012595 A JP 14012595A JP 14012595 A JP14012595 A JP 14012595A JP 3518782 B2 JP3518782 B2 JP 3518782B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- control system
- softener
- water softener
- operation control
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、軟水機の運転制御シス
テムに係り、特に、並列に接続された軟水機を交互に運
転するための制御システムに関する。
テムに係り、特に、並列に接続された軟水機を交互に運
転するための制御システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボイラ等の冷熱機器類への給水ラ
インには、冷熱機器内でのスケールの付着を防止する必
要から、給水に含まれる硬度分を除去するための装置が
接続されており、なかでも、イオン交換樹脂を用いて硬
度分を除去する方式の自動再生式軟水機が常用され、こ
のような装置では除去能力を失った場合に再生処理する
必要から複数台を並列に設置して交互に運転している。
従来の軟水機の交互運転制御を図３を用いて説明する。
２台の軟水機の片方の軟水機Ａを採水工程にし、もう片
方の軟水機Ｂを待機状態にして、軟水機Ａに原水を通し
軟水化して軟水を供給する。
インには、冷熱機器内でのスケールの付着を防止する必
要から、給水に含まれる硬度分を除去するための装置が
接続されており、なかでも、イオン交換樹脂を用いて硬
度分を除去する方式の自動再生式軟水機が常用され、こ
のような装置では除去能力を失った場合に再生処理する
必要から複数台を並列に設置して交互に運転している。
従来の軟水機の交互運転制御を図３を用いて説明する。
２台の軟水機の片方の軟水機Ａを採水工程にし、もう片
方の軟水機Ｂを待機状態にして、軟水機Ａに原水を通し
軟水化して軟水を供給する。
【０００３】イオン交換樹脂を用いた軟水機は、ある採
水量まで達すると交換能力が低下し、再生を行ってやる
必要が出てくる。このため、採水量が設定値に達する
と、いままで採水工程の軟水機Ａに再生指令Ａを出力し
再生工程に移行させ、待機状態の軟水機Ｂを採水工程に
移行させて軟水の供給を継続する（図３ア点）。再生工
程に入った軟水機Ａは、イオン交換能力回復のための再
生処理を行い、再生が完了すると次に来る採水工程に備
えて待機状態になる（図３イ点）。以上の動作を繰り返
し行い、軟水を継続して供給する。イオン交換樹脂は経
年的に劣化したり（鉄分コーティング、摩耗等）、再生
時の食塩水の濃度不足等により、硬度もれを起こすこと
がある。このため軟水機の２次側（採水側）には硬度も
れ検出器が取付けられており、軟水器が硬度もれを起こ
すとアラームが出るようになっている。このアラームが
出ると、いままで採水していた軟水機は飽和状態であ
り、これ以上採水を続けることができないため、採水終
了設定値に達していなくとも、もう一方の軟水機に切り
換える（図３のウ点）。
水量まで達すると交換能力が低下し、再生を行ってやる
必要が出てくる。このため、採水量が設定値に達する
と、いままで採水工程の軟水機Ａに再生指令Ａを出力し
再生工程に移行させ、待機状態の軟水機Ｂを採水工程に
移行させて軟水の供給を継続する（図３ア点）。再生工
程に入った軟水機Ａは、イオン交換能力回復のための再
生処理を行い、再生が完了すると次に来る採水工程に備
えて待機状態になる（図３イ点）。以上の動作を繰り返
し行い、軟水を継続して供給する。イオン交換樹脂は経
年的に劣化したり（鉄分コーティング、摩耗等）、再生
時の食塩水の濃度不足等により、硬度もれを起こすこと
がある。このため軟水機の２次側（採水側）には硬度も
れ検出器が取付けられており、軟水器が硬度もれを起こ
すとアラームが出るようになっている。このアラームが
出ると、いままで採水していた軟水機は飽和状態であ
り、これ以上採水を続けることができないため、採水終
了設定値に達していなくとも、もう一方の軟水機に切り
換える（図３のウ点）。
【０００４】従来のこのような方式では次のような問題
点があった。即ち、硬度もれを検出してアラームが出て
も、その点の採水量を記録していないため、採水終了設
定値を変えようとしても軟水機が切り換っているため、
採水量のカウンターはリセットされており、設定値を設
定できなかった。また、流量計の積算量からその値を求
めようとすると、採水開始の値を書類等にメモしておか
なくてはならず、また、そのつど設定を変更するのは非
常に繁雑で煩しい仕事であった。このためアラームが出
てもそのつど設定を変更しない場合が多く、軟水に一時
的に硬水が混ってしまう問題があった。
点があった。即ち、硬度もれを検出してアラームが出て
も、その点の採水量を記録していないため、採水終了設
定値を変えようとしても軟水機が切り換っているため、
採水量のカウンターはリセットされており、設定値を設
定できなかった。また、流量計の積算量からその値を求
めようとすると、採水開始の値を書類等にメモしておか
なくてはならず、また、そのつど設定を変更するのは非
常に繁雑で煩しい仕事であった。このためアラームが出
てもそのつど設定を変更しない場合が多く、軟水に一時
的に硬水が混ってしまう問題があった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解消し、硬度もれの際に自動的に設定値を
変更して、新たに採水終了設定値を設定できる軟水機の
交互運転制御システムを提供することを課題とする。
術の問題点を解消し、硬度もれの際に自動的に設定値を
変更して、新たに採水終了設定値を設定できる軟水機の
交互運転制御システムを提供することを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、並列に接続された軟水機を交互に運転
する制御システムにおいて、軟水機からの軟水の採水側
に硬度もれ検出器と流量計を取り付け、硬度もれを検出
した場合、その時までの採水量に基き、採水終了設定値
を前記採水量又はその値より少ない値に自動的に変更す
ることを特徴とする軟水機の交互運転制御システムとし
たものである。前記制御システムにおいて、軟水機は、
複数台を各々個別に採水終了設定値を設定するのがよ
い。
に、本発明では、並列に接続された軟水機を交互に運転
する制御システムにおいて、軟水機からの軟水の採水側
に硬度もれ検出器と流量計を取り付け、硬度もれを検出
した場合、その時までの採水量に基き、採水終了設定値
を前記採水量又はその値より少ない値に自動的に変更す
ることを特徴とする軟水機の交互運転制御システムとし
たものである。前記制御システムにおいて、軟水機は、
複数台を各々個別に採水終了設定値を設定するのがよ
い。
【０００７】
【作用】本発明によれば、硬度もれ検出器で硬度もれを
検出した場合に、それまでの採水量を記録しておくた
め、次回以降の採水量を記録しておいた採水量に基づい
て、その値又はその値より少ない量に採水終了設定値を
設定変更でき、手動によらず自動的に軟水機の状態を把
握して個々の軟水機に別個に採水終了設定値を設定する
ことができるようになった。
検出した場合に、それまでの採水量を記録しておくた
め、次回以降の採水量を記録しておいた採水量に基づい
て、その値又はその値より少ない量に採水終了設定値を
設定変更でき、手動によらず自動的に軟水機の状態を把
握して個々の軟水機に別個に採水終了設定値を設定する
ことができるようになった。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例１ 図１に、本発明の制御システムに用いる装置の概略構成
図を示す。図１において、１Ａ、１Ｂは軟水機で、２
Ａ、２Ｂは電磁弁、３は硬度もれ検出器、４は流量計で
あり、原水５は、自動交互運転制御装置７の指令によ
り、５Ａか５Ｂのいずれかから軟水機１に入り、流量計
４を通って軟水６として採水することにある。まず、片
方の軟水機１Ａを採水工程とし、他方の軟水機１Ｂを待
機状態にし、軟水機１Ａ側の電磁弁２Ａを開にして原水
５を５Ａから軟水機１Ａに通して軟水化して軟水６とし
て供給する。軟水機は一般的にイオン交換樹脂を使って
おり、ある採水量に達すると交換能力が低下し、再生を
行う必要が出てくるため、採水量が設定値に達すると再
生工程機に移行させる。
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例１ 図１に、本発明の制御システムに用いる装置の概略構成
図を示す。図１において、１Ａ、１Ｂは軟水機で、２
Ａ、２Ｂは電磁弁、３は硬度もれ検出器、４は流量計で
あり、原水５は、自動交互運転制御装置７の指令によ
り、５Ａか５Ｂのいずれかから軟水機１に入り、流量計
４を通って軟水６として採水することにある。まず、片
方の軟水機１Ａを採水工程とし、他方の軟水機１Ｂを待
機状態にし、軟水機１Ａ側の電磁弁２Ａを開にして原水
５を５Ａから軟水機１Ａに通して軟水化して軟水６とし
て供給する。軟水機は一般的にイオン交換樹脂を使って
おり、ある採水量に達すると交換能力が低下し、再生を
行う必要が出てくるため、採水量が設定値に達すると再
生工程機に移行させる。
【０００９】図２に図１を用いた本発明の制御システム
の制御図を示す。図２において、軟水機１Ａ及び１Ｂに
は各々の採水終了設定値ａが設定されており、採水して
いる軟水機１Ａが硬度もれを検出した場合（硬度もれ検
出器がアラーム出力）、その採水量をｘを記録してお
く、軟水機１Ａの採水終了設定値をｘより少ないｂに自
動的に変更（ａ→ｂ）する。設定値ｂは採水量ｘと同じ
か、それより低い値に設定する。したがって、これ以降
は再設定された設定値で採水を行うため、硬度もれを起
こすことなく、安定した軟水供給ができる。また軟水機
１Ｂが採水量ｙで硬度もれを起こした場合は、前記と同
様にｙと同じか、より低い値ｃに採水終了設定値を変更
（ａ→ｃ）する。上記の例は、硬度もれを起こした場合
にすぐその時の採水量に基づいて設定値を変更している
が、操作方法としては、何回かの硬度もれ時の採水量を
平均化して、それに基づいて設定値を変更することも可
能である。
の制御図を示す。図２において、軟水機１Ａ及び１Ｂに
は各々の採水終了設定値ａが設定されており、採水して
いる軟水機１Ａが硬度もれを検出した場合（硬度もれ検
出器がアラーム出力）、その採水量をｘを記録してお
く、軟水機１Ａの採水終了設定値をｘより少ないｂに自
動的に変更（ａ→ｂ）する。設定値ｂは採水量ｘと同じ
か、それより低い値に設定する。したがって、これ以降
は再設定された設定値で採水を行うため、硬度もれを起
こすことなく、安定した軟水供給ができる。また軟水機
１Ｂが採水量ｙで硬度もれを起こした場合は、前記と同
様にｙと同じか、より低い値ｃに採水終了設定値を変更
（ａ→ｃ）する。上記の例は、硬度もれを起こした場合
にすぐその時の採水量に基づいて設定値を変更している
が、操作方法としては、何回かの硬度もれ時の採水量を
平均化して、それに基づいて設定値を変更することも可
能である。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように手動によ
らず自動的に極く簡単な操作により採水終了設定値が変
更できるので、硬度もれを度々起こすことなく安定して
軟水供給ができる。
らず自動的に極く簡単な操作により採水終了設定値が変
更できるので、硬度もれを度々起こすことなく安定して
軟水供給ができる。
【図１】本発明の制御システムを実施するための装置の
概略構成図。
概略構成図。
【図２】本発明の制御システムを行うための各機器の制
御図。
御図。
【図３】従来の制御システムを行うための各機器の制御
図。
図。
１Ａ、１Ｂ：軟水機、２Ａ、２Ｂ：電磁弁、３：硬度も
れ検出器、４：流量計、５：原水、６：軟水、７：自動
交互運転制御装置、８Ａ、８Ｂ：再生指令
れ検出器、４：流量計、５：原水、６：軟水、７：自動
交互運転制御装置、８Ａ、８Ｂ：再生指令
Claims (2)
- 【請求項１】 並列に接続された軟水機を交互に運転す
る制御システムにおいて、軟水機からの軟水の採水側に
硬度もれ検出器と流量計を取り付け、硬度もれを検出し
た場合、その時までの採水量に基き、採水終了設定値を
前記採水量又はその値より少ない値に自動的に変更する
ことを特徴とする軟水機の交互運転制御システム。 - 【請求項２】 前記軟水機は、複数台を各々個別に採水
終了設定値を設定することを特徴とする請求項１記載の
軟水機の交互運転制御システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14012595A JP3518782B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 軟水機の交互運転制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14012595A JP3518782B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 軟水機の交互運転制御システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309346A JPH08309346A (ja) | 1996-11-26 |
| JP3518782B2 true JP3518782B2 (ja) | 2004-04-12 |
Family
ID=15261487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14012595A Expired - Lifetime JP3518782B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 軟水機の交互運転制御システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3518782B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4756759B2 (ja) * | 2001-03-28 | 2011-08-24 | アサヒ飲料株式会社 | 水処理装置 |
| JP2002361244A (ja) * | 2001-06-08 | 2002-12-17 | Hitachi Electric Systems Ltd | 水道水軟水化装置 |
| JP4507270B2 (ja) * | 2001-06-26 | 2010-07-21 | 三浦工業株式会社 | 軟水化装置およびその再生制御方法 |
| JP2005169365A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-06-30 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 流動床流通式イオン交換装置 |
| US8231791B2 (en) * | 2010-01-14 | 2012-07-31 | Culligan International Company | System and method for controlling multiple sized water softening tanks |
| JP5089720B2 (ja) * | 2010-03-19 | 2012-12-05 | アサヒ飲料株式会社 | 水処理装置 |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP14012595A patent/JP3518782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08309346A (ja) | 1996-11-26 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040123 |
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