JP4629999B2 - 水処理システム及び燃料電池発電システム - Google Patents

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Description

本発明は水処理システム及び燃料電池発電システムに関し、特に被処理水をイオン交換樹脂で浄化する水処理システム及びこの水処理システムで処理した水を使用する燃料電池発電システムに関するものである。
水素に富む燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスとを導入し、電気化学的反応により発電し水を発生する燃料電池を高効率で長時間運転するためには燃料電池本体の温度を所定の温度(例えば固体高分子型燃料電池の場合は約90℃)に保つことが必要である。所定の温度に保つ方法として、一般に、燃料電池本体内部に所定間隔をあけて積層した冷却板を配置し、この冷却板に冷却水を循環させる方法が用いられている。この循環冷却水の電気伝導度が高いと冷却板の間に短絡電流が流れて燃料電池に不都合が生じる。このような不都合の対策として、イオン交換樹脂を用いた水処理システムに冷却水を通して、冷却水の電気伝導度を所定の値以下に維持している。
ところで、イオン交換樹脂を用いて冷却水を浄化し続けると冷却水の電気伝導度が所定の値まで下がらなくなる、すなわちイオン交換樹脂が寿命に達する。寿命が尽きたイオン交換樹脂は交換する必要があるが、従来は、交換するには水処理システムの運転を停止していた(例えば図3(a)参照)。又は水処理システムの運転を停止させずに交換するには、イオン交換樹脂を並列に接続し、一方のイオン交換樹脂で冷却水を浄化してそのイオン交換樹脂が寿命に達したら冷却水の流れを切り替え、他方のイオン交換樹脂で冷却水を浄化しつつ寿命が尽きたイオン交換樹脂の交換を行なっていた(例えば図3(b)参照)。
しかし、イオン交換樹脂を交換するために水処理システムの運転を停止すると燃料電池への冷却水の供給ができなくなり、燃料電池を連続運転することができない。また、イオン交換樹脂を並列に接続し、使用するイオン交換樹脂を切り替えて水処理を行なうと、使用されていなかったイオン交換樹脂塔内の水がよどんでいるため、切り替え直後の水を燃料電池へ供給することができず、燃料電池を連続運転することができなかった。
本発明は上述の課題に鑑み、水処理システムの運転を停止することなく寿命が尽きたイオン交換樹脂の交換をすることができ、また交換初期においても適切な電気伝導度の処理水を供給することができる水処理システム及びこの水処理システムで処理した水を使用する燃料電池発電システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、必要量の被処理水67wを処理する水処理システム60であって;被処理水67wを浄化する第1のイオン交換樹脂61Aと;第1のイオン交換樹脂61Aと並列に配置された、被処理水67wを浄化する第2のイオン交換樹脂61Bと;第1のイオン交換樹脂61Aと第2のイオン交換樹脂61Bの、いずれか一方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水67wの大部分を流し、他方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水67wの残りを流す被処理水67wの流れと、他方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水67wの大部分を流し、一方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水67wの残りを流す被処理水67wの流れとを切り替える切替手段63と;イオン交換樹脂への被処理水67wの導入を開始してから、イオン交換樹脂から導出された処理水68wの電気伝導度を所定の値以下に維持することができる所定の累積時間経過後に、切替手段63における被処理水67wの流れを切り替える制御装置69とを備えるまた、請求項6に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、請求項1に記載の水処理システムにおいて、イオン交換樹脂から導出された処理水68wの電気伝導度を検出する電気伝導度検出手段66を備え;制御装置69が、イオン交換樹脂への被処理水67wの導入を開始してから、イオン交換樹脂から導出された処理水68wの電気伝導度を所定の値以下に維持することができる所定の累積時間経過後に、切替手段63における被処理水67wの流れを切り替えることに代えて、電気伝導度検出手段66により検出される電気伝導度が所定の値以上のときに切替手段63における被処理水67wの流れを切り替えるように構成されている。
このように構成すると、複数のイオン交換樹脂が並列に配置されるので、水処理システムの運転を停止せずに寿命が尽きたイオン交換樹脂の交換ができ、かつ、並列に配置された複数のイオン交換樹脂のうち、いずれか一方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水の大部分を流し、他方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水の残りを流すので、イオン交換樹脂付近の水がよどむことがなく、イオン交換樹脂の交換初期においても適切な電気伝導度の処理水を供給することができる。なお「必要量」とは要求される処理水の量、換言すれば並列に配置されたイオン交換樹脂でそれぞれ浄化された処理水の合流後の流量を意味する。また「被処理水」とはイオン交換樹脂で浄化する前の水をいい、「処理水」とはイオン交換樹脂で浄化した後の水をいう。
また、請求項2に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、被処理水67wを処理する水処理システムにおいて;被処理水を浄化する第1のイオン交換樹脂ユニット61Aと;第1のイオン交換樹脂ユニット61Aと並列に配置された、被処理水67wを浄化する第2のイオン交換樹脂ユニット61Bと;第1のイオン交換樹脂ユニット61Aに、被処理水67wを導入し導出する第1の流路62Aと;第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに、被処理水67wを導入し導出する第2の流路62Bと;第1の流路62Aと第2の流路62Bとに配設された切替手段63であって、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aと第2のイオン交換樹脂ユニット61Bのいずれか一方への被処理水67wの流れを許し、他方への流れを閉止する切替手段63と;第1と第2のイオン交換樹脂ユニット61A、61Bと、切替手段63との間の、第1の流路62Aと第2の流路62Bに配設された連通管64と;連通管64に配設され、切替手段63により流れを許されたイオン交換樹脂への流れの一部であって流れを許されたイオン交換樹脂への流量よりも少ない流量を、切替手段63により流れの閉止されたイオン交換樹脂ユニットに通過させる絞り機構65とを備える。
このように構成すると、絞り機構を用いてイオン交換樹脂に流れる被処理水の量に差を設けることができる。
また、請求項3に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、請求項2に記載の水処理システムにおいて、絞り機構65はボール弁又はオリフィスである。
このように構成すると、簡便な絞り機構を用いて各イオン交換樹脂に所定の割合で被処理水を流すことができる。
また、請求項4に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、請求項2又は請求項3に記載の水処理システムにおいて、切替手段63を制御する制御装置69であって、流れを許されたイオン交換樹脂ユニットへの被処理水67wの導入を開始してから所定の累積時間経過後に切替手段63の流れの閉止を切り替える制御装置69を備える。
このように構成すると、必要量の処理水の大部分を流すイオン交換樹脂の寿命が尽きる前に必要量の処理水の大部分を流すイオン交換樹脂を切り替えることができるので、水処理システムの運転を停止する必要がない。
また、請求項5に記載の発明に係る水処理システムは、例えば図1に示すように、請求項2又は請求項3に記載の水処理システムにおいて、イオン交換樹脂ユニットから導出された処理水68wの電気伝導度を検出する電気伝導度検出手段66と;切替手段63を制御する制御装置69であって、電気伝導度検出手段66により検出される電気伝導度が所定の値以上のときに切替手段63の流れの閉止を切り替える制御装置69とを備える。
このように構成すると、処理水の電気伝導度を検出して電気伝導度が所定の値以上のときに必要量の処理水の大部分を流すイオン交換樹脂を切り替えることができるので、電気伝導度が所定の値以上の処理水を要求先に供給することがない。
また、請求項に記載の発明に係る燃料電池発電システムは、例えば図1に示すように、水素に富む燃料ガスgと酸素を含有する酸化剤ガスaとが供給され、電気化学的反応により発電する燃料電池30と;燃料電池30から排出される燃料ガスp及び酸化剤ガスqを冷却し、水分を分離する気水分離部50と;気水分離部50で分離された水分53wを被処理水67wとして浄化する請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の水処理システム60とを備える。
このように構成すると、連続運転が可能な水処理システムを備えるので、燃料電池への処理水の供給が途絶えることがなく、連続運転が可能な燃料電池発電システムとなる。
本発明によれば、複数のイオン交換樹脂が並列に配置されるので水処理システムの運転を停止せずに寿命が尽きたイオン交換樹脂の交換ができ、かつ、並列に配置された複数のイオン交換樹脂のうち、いずれか一方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水の大部分を流し、他方のイオン交換樹脂に必要量の被処理水の残りを流すので、イオン交換樹脂付近の水がよどむことがなく、イオン交換樹脂の交換初期においても適切な電気伝導度の処理水を供給することができるため、連続運転が可能な水処理システムとなる。また、このような水処理システムを備える燃料電池発電システムを構築した場合は、燃料電池への処理水の供給が途絶えることがなく、連続運転が可能な燃料電池発電システムとなる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、互いに同一又は相当する装置には同一符号を付し、重複した説明は省略する。なお、図1及び図2中、破線は制御信号を表す。
図1を参照して本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システム1を説明するブロック図である。燃料電池発電システム1は、改質装置10と、気液接触塔20と、燃料電池30と、冷却系統40と、気水分離部50と、水処理システム60とを備えている。
改質装置10は、改質に必要な改質熱を得るための燃焼部11を有する。また、改質装置10は、天然ガス、ナフサ、メタノール、灯油のような原料燃料m1を導入するノズル(不図示)と、水処理システム60から送出される改質用水sを導入するノズル(不図示)と、改質反応により生成される燃料ガスとしての改質ガスgを導出するノズル(不図示)とを有する。さらに、燃焼部11に、燃料電池30から排出されるアノードオフガスpを導入するノズル(不図示)と、支燃剤ガスとしての酸素含有ガスである燃焼用空気a2を導入するノズル(不図示)と、燃焼排ガス(燃焼ガス)eを排出するノズル(不図示)とを有し、さらに、改質装置10は、起動時や改質反応に必要な改質熱が不足するときの補助燃料として燃焼用に供給される燃焼燃料m2を導入するノズル(不図示)とを有する。改質装置10で生成された改質ガスgを導出するノズル(不図示)は、燃料電池30の燃料極31と接続されている。
気液接触塔20は、その下部に、気水分離器51から送出された回収水53wが入る回収水入口201と、導入された回収水を貯留する貯液部24と、ポンプ88によって回収水が導出される回収水導出口202と、酸化剤ガスaを導入する酸化剤ガス導入口204とを有する。なお、本実施の形態で例示する酸化剤ガス導入口204は、大気開放されており、大気中の空気を酸化剤ガスaとして用いる。気液接触塔20は、その上部に、酸化剤ガスaを燃料電池30の空気極32に向けて導出する酸化剤ガス導出口205と、水処理システム60から戻った処理水68wが、加湿用水として注入される加湿用水注入口206と、加湿用水注入口206に注入された処理水68wを細かい水滴として気液接触塔20内に散布する水分散器21とを有する。気液接触塔20は、その上部と下部の間に、注入された処理水68wと酸化剤ガスaとの気液接触を促進するための充填物を充填した充填部22と、充填部22を支持する充填物支持板23と、貯液部24の水位を所定水位に保つために補給水Lを導入する補給水導入口203とを有する。補給水Lは、典型的には水道水が用いられる。
気液接触塔20の酸化剤ガス出口205に、酸化剤ガスaを燃料電池30に圧送するブロワ98が接続される。ブロワ98により気液接触塔20内の酸化剤ガスaが吸引される。酸化剤ガス入口205から吸引された酸化剤ガスaと、加湿用水注入口206から注入された処理水68wは、充填部22にて向流接触する。ブロワ98の出口は、燃料電池30の空気極32に接続される。酸化剤ガスaは、ブロワ98にて昇圧され、燃料電池30の空気極32に供給される。
燃料電池30は、固体高分子形燃料電池であり、燃料極31と空気極32と冷却水流路33とを有する。燃料極31には、改質装置10で生成され供給される改質ガスgを導入するノズル(不図示)と、アノードオフガスpを排出するノズル(不図示)が配置される。空気極32には、気液接触塔20から送出される酸化剤ガスaを導入するノズル(不図示)と、カソードオフガスqを排出するノズル(不図示)が配置される。冷却水流路33には、ポンプ48から圧送される冷却流体としての冷却水42wを導入するノズル(不図示)と、冷却水42wを導出するノズル(不図示)が配置される。
燃料電池30は、改質ガスgと酸化剤ガスaとの電気化学的反応により電力を出力し、水を発生する。この電気化学的反応は発熱反応であり、燃料電池30を冷却するために冷却水流路33に冷却水42wを導入するように構成されている。ここで発生した熱が主に排熱となり、冷却水42w又は排出される排ガス(アノードオフガスp、カソードオフガスq)により燃料電池30から搬出される。燃料電池30の空気極32から排出されたカソードオフガスqを搬送する配管35と、改質装置10の燃焼部11から排出された燃焼排ガスeを搬送する配管15とは分岐管にて合流し、排熱及び水分を保有するガスとしての混合排ガスcを搬送する配管55となる。配管55は、混合排ガス熱交換器52を経て気水分離器51に至る。
冷却系統40は、燃料電池30で発生する熱を冷却水42wを媒体として燃料電池30から取り去り、取り去った熱を冷却水熱交換器49を介して系外に放出し、放熱した冷却水42wを再び燃料電池の冷却水流路33に供給するように構成されている。冷却水流路33から排出される冷却水42wが流れる流路には、冷却水タンク41とポンプ48と冷却水熱交換器49とが配置され、冷却水42wの流路は、冷却流体流路として、これらの機器を経由して冷却水流路33に戻る循環経路とされる。
冷却水熱交換器49は、冷却水42wが保有する燃料電池30から取り去った熱と冷却水42wより温度が低い外部流体43wの熱とを熱交換するように構成され、典型的にはプレート型熱交換器が用いられる。外部流体43wは貯湯タンク(不図示)に導かれるように構成されていてもよい。この場合は、燃料電池30で放出された熱が貯湯タンク(不図示)に温水として蓄えられ有効利用される。
気水分離部50は、水分を含んだ混合排ガスcから凝縮水を分離するように構成され、気水分離器51と混合排ガス熱交換器52とを備えている。気水分離器51は、混合排ガス熱交換器52により冷却された混合排ガスcから、凝縮水を分離する。気水分離器51には分離された回収水53wを気液接触塔20に導入する配管が接続され、回収水53wは回収水導入口201から気液接触塔20に導入されるように構成されている。さらに気水分離器51には、凝縮水53wが分離した後の混合排ガスである排出ガスc2を大気(系外)に放出する配管58が接続される。なお、気水分離部50は、気水分離器51と混合排ガス熱交換器52とを備えているが、これらの機器の代わりに、水蒸気を透過する水蒸気透過膜を用いた水分並びに熱の交換器、すなわち、全熱交換形熱交換器を用いてもよい。全熱交換形熱交換器では、水蒸気透過膜を挟んだ2流体の間で、水蒸気透過膜を介した熱の交換と、水蒸気分圧の高い流体から低い流体への水分の移動が行なわれる。そこで、高温でかつ水分を含む混合排ガスcを冷却すると共に、水分を回収することができる。
水処理システム60は、被処理水を浄化するイオン交換樹脂ユニット61A、61Bと、被処理水及び処理水を流す流路62A、62Bと、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bの水の流れを切り替える切替手段63と、並列に配置された流路62A、62B間を連通する連通管64と、連通管64を流れる水の流路を絞る絞り機構65と、処理水の電気伝導度を検出する電気伝導度検出手段66と、切替手段63の動作の制御及び電気伝導度検出手段66で検出された処理水の電気伝導度の値を受け取る制御装置69とを備える。
イオン交換樹脂ユニット61A、61Bは、気水分離器51で回収した水分や気液接触塔20で酸化剤ガスaの加湿に使われた水及び補給された水を被処理水として導入し、イオン交換樹脂ユニット61A、61B内のイオン交換樹脂に被処理水に含まれる汚染物質を吸着させ、浄化した処理水68wを燃料電池30の冷却水流路33に供給するように構成されている。処理水68wは、酸化剤ガスaを前処理するために気液接触塔20に導入されるように構成されていてもよく、改質用水sとして改質装置10に導入されるように構成されていてもよい。本実施の形態では、配管95が分岐され、燃料電池30の冷却水流路33と気液接触塔20と改質装置10とに処理水68wを供給している。この場合、冷却水流路33と気液接触塔20と改質装置10とに供給する水量の合計が、水処理システム60が被処理水67wを処理することとなる「必要量」になる。イオン交換樹脂ユニット61A、61Bには、それぞれ被処理水を導入し浄化後の処理水を導出する流路62A、62Bが接続されている。
流路62A、62Bは、イオン交換樹脂ユニット61A、61Bに被処理水を導入し、浄化後の処理水を導出するように構成されている。流路62A、62Bは、並列に配置され、イオン交換樹脂ユニット61A、61Bを挟んでそれぞれの上流側同士及び下流側同士が接続されている。本実施の形態では、イオン交換樹脂ユニット61A、61Bの下流側の流路62A、62Bに仕切弁96A、96Bがそれぞれ設けられている。仕切弁96A、96Bは、寿命が尽きたイオン交換樹脂を交換する際に、イオン交換樹脂ユニット61A、61Bへの処理水の流入を遮断し、イオン交換樹脂の交換を容易にする。
切替手段63は、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bより上流側の流路62A、62B同士が接続される箇所に配置され、被処理水の流れをいずれか一方(例えば、第1のイオン交換樹脂ユニット61A側)へ許し、他方(例えば、第2のイオン交換樹脂ユニット61B側)への流れを閉止するように構成されている。切替手段63は、典型的には三方弁が用いられる。切替手段63には、制御装置69から送信される切替信号i1を受け取るためのケーブルが配線され、切替手段63は切替信号i1を受信して被処理水の流れを切り替えるように構成されている。なお、切替手段63は、三方弁以外に、並列に配置された流路62A、62Bにそれぞれ二方弁を設けて被処理水の流れをいずれか一方(例えば、第1のイオン交換樹脂ユニット61A側)へ許し他方(例えば、第2のイオン交換樹脂ユニット61B側)への流れを閉止するように構成してもよい。
連通管64は、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bの上流側かつ切替手段63の下流側に、並列に配置された流路62A、62B間を連通するように構成されている。連通管64は、切替手段63により流れを許されなかった側のイオン交換樹脂ユニットに、水を流すことが可能なように構成されている。連通管64には、絞り機構65が配設されている。
絞り機構65は、連通管64を流れる水量を絞り、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bを流れる被処理水の流量に大小の差をつけることができるように構成されている。絞り機構65は、典型的には、流れ方向が変わっても絞られる流量に差を生じないオリフィス又はボール弁が用いられる。絞り機構65としてオリフィスが用いられる場合は、寿命が尽きたイオン交換樹脂を交換する際に連通管64を流れる水を遮断することができるように、絞り機構65とは別に連通管64に仕切弁(不図示)を設けることが好ましい。絞り機構65としてボール弁を用いる場合は、弁を閉止して連通管64を流れる水を遮断することが可能であるから別途仕切弁を設けなくても寿命が尽きたイオン交換樹脂を交換することが容易になり、またボール弁の開度を調整することにより連通管64を流れる水量を調節できるため好適である。絞り機構65を交換可能にするという観点にたてば、絞り機構65の両側にフランジを介して仕切弁を設けることが好ましい。
電気伝導度検出手段66は、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bから導出された浄化後の処理水68wであって、合流後の処理水68wの電気伝導度を検出することができるように構成されている。電気伝導度検出手段66には、検出した処理水68wの電気伝導度の値を電気伝導度信号i2として制御装置69に送信するためのケーブルが配線され、電気伝導度検出手段66は、検出した処理水68wの電気伝導度の値を電気伝導度信号i2として制御装置69に送信するように構成されている。
制御装置69は、電気伝導度検出手段66から電気伝導度信号i2を受信し、電気伝導度信号i2に基づいて切替手段63に切替信号i1を送信するように構成されている。また、制御装置69はタイマーを内蔵し、流れを許されたイオン交換樹脂ユニットへの被処理水67wの導入を開始してから所定の累積時間経過後に切替手段63に切替信号i1を送信するように構成されていてもよい。
引き続き図1を参照して本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システム1の作用について説明する。
改質装置10では、原料燃料m1と改質剤sとが導入されて改質反応が行なわれ、燃料電池30の燃料極31に供給される水素に富む燃料ガスとしての改質ガスgが生成される。水蒸気改質方式における改質反応は吸熱反応であり、反応に必要な熱は、燃焼用空気a2と燃焼燃料m2又はアノードオフガスpが導入されて燃焼される燃焼部11から供給されている。燃焼部11からは、燃焼に伴い燃焼排ガスeが排出される。燃焼排ガスeは、配管15を流れて配管55に流入する。
気液接触塔20では、燃料電池30の空気極32に供給される酸化剤ガスaが加湿される。水処理システム60で浄化された処理水68wが水分散器21から散布され、散布水と気液接触塔20の下部から導入された酸化剤ガスaとが向流接触して酸化剤ガスaが加湿される。水分散器21から散布される水は水処理システム60のイオン交換樹脂ユニット61A、61Bで浄化された処理水68wが利用されるので、酸化剤ガスaに含まれる不純物は非常に少ない。酸化剤ガスaに触れても気化しなかった処理水は、貯液部24に貯留され、気水分離器51から回収された回収水53wと共にポンプ88により水処理システム60へ送液される。気液接触塔20で加湿された酸化剤ガスaは、ブロワ98により燃料電池30の空気極32へと送られる。
改質装置10で生成された燃料ガスとしての改質ガスgと気液接触塔20で加湿された酸化剤ガスaとは燃料電池30に導入される。燃料電池30では、燃料極31に導入された改質ガスgと空気極32に導入された酸化剤ガスaとの電気化学的反応により発電し、水が生成される。一般に、炭化水素の改質ガスを燃料とする燃料電池発電の場合、改質ガス中の水素の70〜80%が消費され、残りの水素がアノードオフガスpとして排出される。燃料極31から排出されたアノードオフガスpは改質装置10の燃焼部11に導かれ、バーナー燃料として用いられる。空気極52からは水分を含んだカソードオフガスqが排出され、カソードオフガスqは、配管35を流れて配管55に流入し、燃焼排ガスeと合流する。
燃料電池30における電気化学的反応は発熱を伴うため、冷却水流路33を流れる冷却水42wを介して燃料電池30外に熱が搬出される。搬出された熱は冷却水熱交換器49にて外部流体43wと熱交換されることにより放出される。燃料電池30の排熱の有効利用の観点から、外部流体43wに放出された熱は、貯湯槽(不図示)に貯留されて利用されるのが好ましい。
冷却水42wは、冷却水タンク41に貯留されている水がポンプ48により冷却水流路33へ送られている。冷却水42wは、所定の電気伝導度を維持するために冷却水タンク41から適宜ブローされる。ブローにより不足した冷却水42wは、水処理システム60のイオン交換樹脂ユニット61A、61Bで浄化された処理水68wが補充される。処理水68wは所定の値以下の電気伝導度なので、冷却水42wに補充しても冷却水42wの電気伝導度が高くなりすぎることはない。したがって、燃料電池30を構成するセル間に冷却水42wを介して燃料電池30に不具合が生じるほどの短絡電流が流れることがない。冷却水42wの電気伝導度の値としては1μS/cm以下であることが好ましい。
燃料電池30の空気極32から排出されるカソードオフガスqと改質装置10の燃焼部11から排出される燃焼排ガスeとの混合排ガスcは、配管55を流れて気水分離部50へ導入される。気水分離部50では、まず混合排ガス熱交換器52において混合排ガスcと外部流体59wとの間で熱交換が行なわれ、混合排ガスcが冷却される。冷却された混合排ガスcは気水分離器51に導かれ、水分が分離回収される。水分が分離された排出ガスc2は配管58を流れて系外に放出される。一方、気水分離器51で回収された水分は、回収水53wとして気液接触塔20の貯液部24に導かれ、酸化剤ガスaと接触した後の散布水及び補給された水道水と混合される。
気水分離器51で回収された回収水53w、酸化剤ガスaと接触した後の散布水及び補給された水道水とで混合された水は、被処理水67wとして気液接触塔20の貯液部24から水処理システム60へポンプ88で圧送される。水処理システム60へ導入された被処理水67wは、切替手段である三方弁63に流入し、全流量が第1の流路62A側へ流れ、第2の流路62B側へは流れない。第1の流路62Aを流れる被処理水67wは、大部分が第1のイオン交換樹脂ユニット61Aへ流入し、残りの流量が連通管64を通って第2のイオン交換樹脂ユニット61Bへ流入する。この場合においては、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aに流れる流量が第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに流れる流量よりも多いため、両ユニットに同じ量のイオン交換樹脂が充填されている場合は、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aに充填されているイオン交換樹脂が早く寿命に達する。
充填されたイオン交換樹脂が寿命に達するまでに要する時間をあらかじめ把握しておけば、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aに被処理水67wの大部分が流れ始めてから所定時間経過後に制御装置69からの切替信号i1を三方弁63が受信して流れ方向を切り替え、第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに被処理水67wの大部分が流れるようにすることにより、処理水68wの電気伝導度を所定の値以下に維持することができる。ここで処理水68wの電気伝導度の所定の値は1μS/cm未満であることが好ましい。
このとき、被処理水67wの大部分を流すイオン交換樹脂ユニットを第1のイオン交換樹脂ユニット61Aから第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに切り替えても、切り替える前の第2のイオン交換樹脂ユニット61Bへの被処理水67w・処理水68wの流れが継続してあったから、第2のイオン交換樹脂ユニット61B内の水がよどんでいることはなく、切り替え直後においても適切な電気伝導度を有する処理水68wを導出することができる。したがって、寿命が尽きたイオン交換樹脂を交換する際にも水処理システム60の運転を停止する必要がなく、ひいては燃料電池発電システム1を停止する必要もない。
三方弁63を切り替えるタイミングは、制御装置69内のタイマーで所定の累積時間を計測して決定する以外に、混合された処理水68wの電気伝導度を電気伝導度検出手段66で検出して随時電気伝導度信号i2として制御装置69に送信し、送信する電気伝導度信号i2が所定の値になったら制御装置69から切替信号i1を三方弁63に送信して三方弁63を切り替えてもよい。混合した処理水68wの電気伝導度の値に基づいて三方弁63を切り替える場合は、安定した電気伝導度を有する処理水68wを冷却系統40や気液接触塔20等へ供給することができる。
寿命が尽きた第1のイオン交換樹脂ユニット61Aのイオン交換樹脂を交換するときは、連通管64に設置された絞り機構であるボール弁65と仕切弁96Aとを閉止する。ボール弁65と仕切弁96Aとを閉止すると第1のイオン交換樹脂ユニット61Aには被処理水67w・処理水68wが流入してこないため、第1のイオン交換樹脂ユニット61A内のイオン交換樹脂の詰め替え、又はイオン交換樹脂ユニット本体の交換を容易に行なうことができる。
以下、第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに被処理水の大部分が流れている状態において、三方弁63を切り替えてから所定の累積時間が経過するか、合流した処理水68wの電気伝導度が所定の値に達した場合は、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aから第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに被処理水67wの大部分の流れを切り替えたときと同様の動作を行ない、被処理水67wの大部分の流れを切り替えてイオン交換樹脂の交換を行なう。これにより水処理システム60の連続運転、ひいては燃料電池発電システム1の連続運転が可能になる。
水処理システム60で浄化された処理水68wは、配管95を通って、冷却系統40と気液接触塔20と改質装置10とに分配・供給される。冷却系統40に流入した処理水68wは冷却水タンク41に貯留されていた冷却水42wと混合され、冷却水流路33に流入して燃料電池30を冷却する。気液接触塔20に流入した処理水68wは水分散器21から散布され、酸化剤ガスaと向流接触して酸化剤ガスaを加湿する。改質装置10に流入した処理水68wは改質用水sとして原料燃料m1と混合され、改質装置10内での改質反応により改質ガスgが生成される。
図2は、本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システム1を構成する水処理システム60の変形例を説明するブロック図である。図2に示す変形例では、切替手段63が、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bより下流側の流路62A、62B同士が接続される箇所に配置され、切替手段63は、イオン交換樹脂ユニット61A、61Bを通過し浄化された処理水68wのいずれか一方からの流れを許し、他方からの流れを閉止するように構成されている。また、連通管64は、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bの下流側かつ切替手段63の上流側に、並列に配置された流路62A、62B間を連通するように構成されている。すなわち、連通管64は、切替手段63がイオン交換樹脂ユニットの上流側又は下流側のいずれに配置されていても、切替手段63とイオン交換樹脂ユニット61A、61Bとの間の流路62A、62B間を連通するように配置される。
上記のように構成される本発明の実施の形態に係る水処理システムの変形例では、以下のような水の流れで被処理水67wが浄化される。気液接触塔20(図1参照)の貯液部24(図1参照)からポンプ88(図1参照)で圧送され、水処理システム60に導入された被処理水67wは、並列に配置されたイオン交換樹脂ユニット61A、61Bに略同じ流量が流れ込み、処理水68wが流路62A、62Bにそれぞれ導出される。導出された処理水68wは合流して配管95に流れ込もうとするが、第2の流路62B側の三方弁63が閉止されているため、処理水68wはここを通過することができない。したがって、第2のイオン交換樹脂ユニット61Bから導出された処理水68wは連通管64を流れ、絞り機構65を通過して第1の流路62Aに合流し、配管95に流れ込む。これにより、被処理水67wの大部分が第1のイオン交換樹脂ユニット61Aを流れ、残りの被処理水67wが第2のイオン交換樹脂ユニット61Bを流れる。
第1のイオン交換樹脂ユニット61Aに被処理水の大部分が流れている状態において、所定の累積時間が経過するか、合流した処理水68wの電気伝導度が所定の値に達した場合は、三方弁63は、制御装置69から切替信号i1を受信して、被処理水67wの大部分の流れを第1のイオン交換樹脂ユニット61Aから第2のイオン交換樹脂ユニット61Bへ切り替える。被処理水67wの大部分の流れを切り替えた後、ボール弁65と仕切弁96Aを閉止して第1のイオン交換樹脂ユニット61A内のイオン交換樹脂の交換を行なう。その後、第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに被処理水の大部分が流れている状態において、三方弁63を切り替えてから所定の累積時間が経過するか、合流した処理水68wの電気伝導度が所定の値に達した場合は、第1のイオン交換樹脂ユニット61Aから第2のイオン交換樹脂ユニット61Bに被処理水67wの大部分の流れを切り替えたときと同様の動作を行ない、被処理水67wの大部分の流れを切り替えてイオン交換樹脂の交換を行なう。
以上の説明では、イオン交換樹脂ユニットは2台を並列に設置されるものとして説明したが3台以上並列に設置してもよい。この場合も、1台のイオン交換樹脂ユニットとこれ以外のイオン交換樹脂ユニットに流れる水量に大小の差をつけることはいうまでもない。
以上で説明した本発明の実施の形態に係る水処理システム60によれば、水処理システム60の運転を停止することなく寿命が尽きたイオン交換樹脂を交換することができる。また、本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システム1によれば、連続運転が可能な水処理システム60を備えるので燃料電池発電システム1を連続運転することができる。
本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システムを説明するブロック図である。 本発明の実施の形態に係る燃料電池発電システムを構成する水処理システムの変形例を説明するブロック図である。 従来の水処理システムを説明するブロック図である。
符号の説明
1 燃料電池発電システム
10 改質装置
20 気液接触塔
30 燃料電池
40 冷却系統
50 気水分離部
60 水処理システム
61A、61B イオン交換樹脂ユニット
62A、62B 流路
63 切替手段
64 連通管
65 絞り機構
66 電気伝導度検出手段
67w 被処理水
68w 処理水
69 制御装置
a 酸化剤ガス
g 改質ガス
p アノードオフガス
q カソードオフガス

Claims (7)

  1. 必要量の被処理水を処理する水処理システムであって;
    前記被処理水を浄化する第1のイオン交換樹脂と;
    前記第1のイオン交換樹脂と並列に配置された、前記被処理水を浄化する第2のイオン交換樹脂と;
    前記第1のイオン交換樹脂と第2のイオン交換樹脂の、いずれか一方のイオン交換樹脂に前記必要量の被処理水の大部分を流し、他方のイオン交換樹脂に前記必要量の被処理水の残りを流す前記被処理水の流れと、前記他方のイオン交換樹脂に前記必要量の被処理水の大部分を流し、前記一方のイオン交換樹脂に前記必要量の被処理水の残りを流す前記被処理水の流れとを切り替える切替手段と
    前記イオン交換樹脂への前記被処理水の導入を開始してから、前記イオン交換樹脂から導出された処理水の電気伝導度を所定の値以下に維持することができる所定の累積時間経過後に、前記切替手段における前記被処理水の流れを切り替える制御装置とを備える;
    水処理システム。
  2. 被処理水を処理する水処理システムにおいて;
    前記被処理水を浄化する第1のイオン交換樹脂ユニットと;
    前記第1のイオン交換樹脂ユニットと並列に配置された、前記被処理水を浄化する第2のイオン交換樹脂ユニットと;
    前記第1のイオン交換樹脂ユニットに、前記被処理水を導入し導出する第1の流路と;
    前記第2のイオン交換樹脂ユニットに、前記被処理水を導入し導出する第2の流路と;
    前記第1の流路と第2の流路とに配設された切替手段であって、前記第1のイオン交換樹脂ユニットと第2のイオン交換樹脂ユニットのいずれか一方への前記被処理水の流れを許し、他方への流れを閉止する切替手段と;
    前記第1と第2のイオン交換樹脂ユニットと、前記切替手段との間の、前記第1の流路と第2の流路に配設された連通管と;
    前記連通管に配設され、前記切替手段により流れを許されたイオン交換樹脂への流れの一部であって前記流れを許されたイオン交換樹脂への流量よりも少ない流量を、前記切替手段により流れの閉止されたイオン交換樹脂ユニットに通過させる絞り機構とを備える;
    水処理システム。
  3. 前記絞り機構はボール弁又はオリフィスである;
    請求項2に記載の水処理システム。
  4. 前記切替手段を制御する制御装置であって、前記流れを許されたイオン交換樹脂ユニットへの前記被処理水の導入を開始してから所定の累積時間経過後に前記切替手段の流れの閉止を切り替える制御装置を備える;
    請求項2又は請求項3に記載の水処理システム。
  5. 前記イオン交換樹脂ユニットから導出された処理水の電気伝導度を検出する電気伝導度検出手段と;
    前記切替手段を制御する制御装置であって、前記電気伝導度検出手段により検出される電気伝導度が所定の値以上のときに前記切替手段の流れの閉止を切り替える制御装置とを備える;
    請求項2又は請求項3に記載の水処理システム。
  6. 前記イオン交換樹脂から導出された処理水の電気伝導度を検出する電気伝導度検出手段を備え;
    前記制御装置が、前記イオン交換樹脂への前記被処理水の導入を開始してから、前記イオン交換樹脂から導出された処理水の電気伝導度を所定の値以下に維持することができる所定の累積時間経過後に、前記切替手段における前記被処理水の流れを切り替えることに代えて、前記電気伝導度検出手段により検出される電気伝導度が所定の値以上のときに前記切替手段における前記被処理水の流れを切り替えるように構成された;
    請求項1に記載の水処理システム。
  7. 水素に富む燃料ガスと酸素を含有する酸化剤ガスとが供給され、電気化学的反応により発電する燃料電池と;
    前記燃料電池から排出される前記燃料ガス及び前記酸化剤ガスを冷却し、水分を分離する気水分離部と;
    前記気水分離部で分離された水分を被処理水として浄化する請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の水処理システムとを備える;
    燃料電池発電システム。
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