JP2988408B2 - 高所設置用空気調和機 - Google Patents
高所設置用空気調和機Info
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Description
調和機に関し、さらに詳しくはファンおよびファンモー
タを容易に着脱できる構造の高所設置用空気調和機に関
するものである。
空気調和機)は、空気吸込口と空気吹出口とを有するケ
ーシング内を、仕切板を介してファンを配設したファン
室と熱交換器を配設した熱交換室とに区画して構成され
ている。
ける部品のうちファン組立品(即ち、ファンおよびファ
ンモータ)は最も重量のある部品であり、しかもメンテ
ナンスを要する部品でもある。特に、厨房のように汚れ
易い環境で使用される高所設置用空気調和機の場合、メ
ンテナンス頻度が高くなるおそれがある。
良否は、高所設置用空気調和機におけるメンテナンスの
し易さに大きく関わることとなっている。
構造の空気調和機としては、実開平3−67917号公
報に開示されているように、ケーシング天板に形成した
引掛け片を、ファンおよびファンモータを固定した垂直
基板上端の当接片に形成された係合孔に係合した後、前
記引掛け片の下位に位置する支持板に前記垂直基板を載
置固定するようにしたもの、あるいは特開平1−222
120号公報に開示されているように、ケーシング内を
ファン室と熱交換室に区画する仕切板を、ファンおよび
ファンモータが取り付けられた可動板と該可動板の案内
部材となる固定板とにより構成し、可動板を固定板に沿
ってスライドさせるようにしたものがある。
術の前者の場合、重いファン組立品を支えた状態で係合
孔と引掛け片との位置合わせを行わなければならず、高
所での作業が難しいという問題がある。一方、上記従来
技術の後者の場合、ファン組立品を水平に保ったままの
状態でスライドさせないと、スライド溝部で引っ掛かる
とスライド不能となるおそれがある。
も、高所での作業性において容易性と確実性に問題があ
る。
ので、ファン組立品の脱着作業を容易かつ確実に行い得
るようにすることを目的とするものである。
は、上記課題を解決するための手段として、空気吸込口
2と空気吹出口3とを有するケーシング1内を、仕切板
4によりファン7を配設したファン室5と熱交換器9を
配設した熱交換室6とに区画してなる高所設置用空気調
和機において、前記仕切板4に、その一部を切除して形
成された開口18を覆う支持板19を着脱可能に取り付
け且つ該支持板19に、前記ファン7および該ファン7
の駆動源であるファンモータ8を固定するとともに、前
記ケーシング1の天板1aに、前記支持板19の上端を
係止する下向きの係止溝17を設ける一方、前記仕切板
4における開口18の下部口縁に、前記支持板19の下
部に形成された係合穴25に仮止めされる係止部材24
を設けている。
7およびファンモータ8を固定した支持板19上端をケ
ーシング天板1aの係止溝17に係合させた状態で仕切
板4の係止部材24を支持板19の係合穴25に仮止め
すれば、支持板19が垂直姿勢で確実に仮止めできるこ
ととなり、ファン組立品(即ち、ファン7、ファンモー
タ8および支持板19)の取付が極めて容易且つ確実に
行える。また、ファン組立品を取り外す際においても、
係止部材24と係合穴25との係合による仮止めが維持
されているので、該係合の解除により容易且つ確実にフ
ァン組立品の取り外しが行える。
19の上端に、前記係止溝17に係合するとともに補強
作用を有するリブ20を一体に形成した場合、支持板1
9上端の係合が確実となるとともに支持板19自体の剛
性も向上することとなり、ファン組立品の脱着性がより
一層向上する。
板4に対して下方からのビス止めにより固定される取付
片23を一体に形成した場合、ファン組立品(具体的に
は、支持板19)の固定あるいは取り外しが下方からの
ビス止めあるいはビス取り外し作業により行えることと
なり、ファン組立品の脱着性がより一層向上する。
板4に対して固定されたボルトを採用した場合、ボルト
の取付により係止部材24の形成が得られることとな
り、コストダウンを図ることができる。
願発明の好適な実施の形態について詳述する。
うに汚れ易い環境において天井下面に吊り下げ支持され
て使用されるものであり、図1および図2に示すよう
に、下面に空気吸込口2を、前面に空気吹出口3を有す
る直方体形状のケーシング1内を、仕切板4を介してフ
ァン室5と熱交換室6とに区画して構成されている。
7および該ファン7の駆動源であるファンモータ8(図
2参照)が配設される一方、前記熱交換室6には、前記
空気吹出口3に対向するように熱交換器9が配設されて
いる。
ンハウジング10と該ファンハウジング10内にあって
回転駆動されるロータ11とを備えて構成されており、
2個一連で使用されている。
された吸込グリル12が設けられる一方、前記空気吹出
口3には、吹出グリル13および風向調整羽根14が設
けられている。符号15は吸込グリル12の閉止状態を
保持するための止めネジである。
前記仕切板4の上端と略対向する位置に幅方向に延びる
補強部材16が付設されており、該補強部材16には、
後述する支持板19の上端が係合される係止溝17が幅
方向に延びて一体に形成されている。
から下方に延びる第1垂直仕切部4aと、該第1垂直仕
切部4aの下端から前記熱交換室6側に向かって水平に
延びる水平仕切部4bと、該水平仕切部4bの先端から
前記ケーシング1の底板1bに向かって延びる第2垂直
仕切部4cとからなっている。前記仕切板4には、前記
第1垂直仕切部4aと水平仕切部4bとの一部を切除し
てなる所定大きさ(例えば、ファン組立品を取り付ける
に足る大きさ)の開口18(即ち、垂直開口18aおよ
び水平開口18b)が形成されており、該開口18にお
ける垂直開口18aを覆う支持板19が着脱可能に取り
付けられている。そして、該支持板19には、前記ファ
ン7およびファンモータ8が固定されている。符号2
0,21は前記支持板19の上下端においてファン室5
側に向かって一体に形成されたリブ、22はファンモー
タ8を固定するための固定台、23は前記支持板19の
下端両側において熱交換室6側に向かって一体に形成さ
れた取付片である。
部4bを設けた理由は、ファン7におけるファンハウジ
ング10の吐出口10aから熱交換器9に至る距離を十
分に確保する方が熱交換器9の風上側における風速分布
が良好となることからケーシング1の前後寸法を大きく
することなく前記距離を確保する必要があるという要求
と、後述するように電装品ボックス26を配設するに足
るスペースをファン7の吐出側下方に確保したいという
要求とを満たしたいがためである。
に形成された垂直開口18aの下部口縁両側には、前記
支持板19の下部両側に形成された係合穴25に仮止め
される係止部材として作用するボルト24が取り付けら
れている。なお、前記係合穴25の口径は、前記ボルト
24の頭部よりやや大きくされている。
は、該水平仕切部4bに形成された水平開口18bを覆
うようにして電装品ボックス26が取り付けられてい
る。該電装品ボックス26は、下方が開放した直方体形
状とされており、前記仕切板4の水平仕切部4bに形成
された水平開口18bの口縁両側に対して下方からのビ
ス止めにより取り付けられている。また、この電装品ボ
ックス26の開口部は、該開口部口縁両側に突設された
取付リブ27に対して下方からのビス止めにより取り付
けられる蓋カバー28によって覆蓋されている。
すように、プリント基板組立品29、電源ユニット3
0、コンデンサー31、端子台32等が取り付けられて
いる。
持板19を固定するためのビス、35は電装品ボックス
26を固定するためのビス、36は蓋カバー28を固定
するためのビスである。
和機においては、空気吸込口2から吸い込まれた室内空
気Wが熱交換器9を通過する際に冷却あるいは加熱され
て調和空気とされ、空気吹出口3から室内へ吹き出され
る。
けるファン組立品(即ち、ファン7、ファンモータ8お
よび支持板19)の着脱は次のようにして行われる。
吸込グリル12を開操作した状態で、ファン組立品を構
成する支持板19を持ち上げて、その上端に形成された
リブ20をケーシング天板1a側の係止溝17に係合さ
せた後、仕切板4側のボルト24を支持板19側の係合
穴25に仮止めすると、支持板19(即ち、ファン組立
品)は、リブ20と係止溝17との係合と、ボルト24
と係合穴25との仮止めとにより垂直姿勢を保持された
状態で確実に仮支持されることとなる。そこで、仕切板
4に対してビス34により取付片23を下方から固定す
れば、ファン組立品の固定が完了する。一方、ファン組
立品を取り外す際には、前記と逆の作業により行われ
る。
ファンモータ8および支持板19)の取付が極めて容易
且つ確実に行えるとともに、ファン組立品を取り外す際
においても、ボルト24と係合穴25との係合による仮
止めが維持されているので、該係合の解除により容易且
つ確実にファン組立品の取り外しが行えるのである。
ックス26は、仕切板4における水平仕切部4bに形成
された水平開口18bを覆うようにして取り付けられて
いるため、ファン7の吐出側下方に形成される余剰スペ
ースを有効に利用できる。しかも、ファン組立品および
電装品ボックス26を取り外せば、仕切板4の第1垂直
仕切部4aおよび水平仕切部4bにかけて形成された開
口18が全開状態となり、熱交換器9の汚れ具合等を開
口18から容易に点検することができる。
吹出口3とを有するケーシング1内を、仕切板4により
ファン7を配設したファン室5と熱交換器9を配設した
熱交換室6とに区画してなる高所設置用空気調和機にお
いて、前記仕切板4に、その一部を切除して形成された
開口18を覆う支持板19を着脱可能に取り付け且つ該
支持板19に、前記ファン7および該ファン7の駆動源
であるファンモータ8を固定するとともに、前記ケーシ
ング1の天板1aに、前記支持板19の上端を係止する
下向きの係止溝17を設ける一方、前記仕切板4におけ
る開口18の下部口縁に、前記支持板19の下部に形成
された係合穴25に仮止めされる係止部材24を設け
て、支持板19上端を係止溝17に係合させた状態で係
止部材24を係合穴25に仮止めすることにより、支持
板19を垂直姿勢で確実に仮止めできるようにしたの
で、ファン組立品(即ち、ファン7、ファンモータ8お
よび支持板19)の取付・取り外しが極めて容易且つ確
実に行えるという優れた効果がある。
調和機の縦断面図である。
調和機の吸込グリルを省略した斜視図である。
調和機の吸込グリルを省略した分解斜視図である。
調和機における電装品ボックスの下面図である。
気吹出口、4は仕切板、4aは第1垂直仕切部、4bは
水平仕切部、4cは第2垂直仕切部、5はファン室、6
は熱交換室、7はファン、8はファンモータ、9は熱交
換器、10はファンハウジング、10aは吐出口、17
は係止溝、18は開口、18aは垂直開口、18bは水
平開口、19は支持板、20,21はリブ、23は取付
片、24は係止部材(ボルト)、25は係合穴、34は
ビス。
Claims (4)
- 【請求項1】 空気吸込口(2)と空気吹出口(3)と
を有するケーシング(1)内を、仕切板(4)によりフ
ァン(7)を配設したファン室(5)と熱交換器(9)
を配設した熱交換室(6)とに区画してなる高所設置用
空気調和機であって、前記仕切板(4)には、その一部
を切除して形成された開口(18)を覆う支持板(1
9)を着脱可能に取り付け且つ該支持板(19)には、
前記ファン(7)および該ファン(7)の駆動源である
ファンモータ(8)を固定するとともに、前記ケーシン
グ(1)の天板(1a)には、前記支持板(19)の上
端を係止する下向きの係止溝(17)を設ける一方、前
記仕切板(4)における開口(18)の下部口縁には、
前記支持板(19)の下部に形成された係合穴(25)
に仮止めされる係止部材(24)を設けたことを特徴と
する高所設置用空気調和機。 - 【請求項2】 前記支持板(19)の上端には、前記係
止溝(17)に係合するとともに補強作用を有するリブ
(20)を一体に形成したことを特徴とする前記請求項
1記載の高所設置用空気調和機。 - 【請求項3】 前記支持板(19)の下端には、前記仕
切板(4)に対して下方からのビス止めにより固定され
る取付片(23)を一体に形成したことを特徴とする前
記請求項1および請求項2のいずれか一項記載の高所設
置用空気調和機。 - 【請求項4】 前記係止部材(17)として、前記仕切
板(4)に対して固定されたボルトを採用したことを特
徴とする前記請求項1ないし請求項3のいずれか一項記
載の高所設置用空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350330A JP2988408B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高所設置用空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8350330A JP2988408B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高所設置用空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10196991A JPH10196991A (ja) | 1998-07-31 |
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Family
ID=18409759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8350330A Expired - Fee Related JP2988408B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 高所設置用空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2988408B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2006349310A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 空気調和機 |
CN110398164B (zh) * | 2019-06-27 | 2024-05-24 | 中国船舶重工集团公司第七一九研究所 | 一种换热器 |
JP2021096021A (ja) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 空気調和機用部品の固定機構及び空気調和機用部品の固定方法 |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP8350330A patent/JP2988408B2/ja not_active Expired - Fee Related
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