JP2988255B2 - 合成樹脂成形品のトリミング方法および装置 - Google Patents

合成樹脂成形品のトリミング方法および装置

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JP2988255B2
JP2988255B2 JP6110016A JP11001694A JP2988255B2 JP 2988255 B2 JP2988255 B2 JP 2988255B2 JP 6110016 A JP6110016 A JP 6110016A JP 11001694 A JP11001694 A JP 11001694A JP 2988255 B2 JP2988255 B2 JP 2988255B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形品のトリ
ミング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、発泡シート等の合成樹脂シートに対してプレス成
形やその他によるシート成形をして、多数の成形品であ
る製品をシートに形成したものを個々の製品毎に分離で
きるようカットを行なう必要があった。上記の製品毎の
分離のためのカットをトリミングと称しているが、トム
ソン刃等を有する切刃台を用いてプレスしてトリミング
を行なうが、トリミング直後に製品がばらけることは自
動化の妨げとなるゆえ、製品以外のシートの残屑である
トリミングクズとどこまで随伴してどこで分離するかが
トリミング方法を自動化する上で非常に重要なことであ
った。
【0003】なぜなら、途中で製品の一部でも分離して
バラつくとトリミング後の製品のスタックに支障を来た
すばかりか他の製品の搬送にも支障を来たし自動化がス
ムーズに行かず、また製品の分離作業が確実でないと、
トリミング作業のサイクルアップもできないという問題
点があった。そこで本発明ではトリミング前の製品付シ
ートの移送やトリミングカット後の未分離シートの移送
を確実に行なえるようにすると共にトリミングクズとの
製品分離が的確に行なえることを目的として改良したト
リミング方法とトリミング装置とを提供すべく発明され
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成できる本
発明によるトリミング方法については、請求項1では、
製品付シートの供給が手動で行なえるようにしてあり、
シート成形後の製品付シートを抜刃台へ供給セットを行
ない、セットされた製品付シートは抜刃台にてカットプ
レス部へ移送されて抜刃によってトリミングカットを行
ない、トリミングカット後の未分離シートを抜刃台にて
原状位置へ戻るようし、抜刃台上にあるトリミングカ
ット後の未分離シートを製品毎に対応する吸着機構で吸
着して分離部へと移動台にて移送し、分離部では移動台
の吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてトリ
ミングクズから分離させて製品を回収し、分離されたト
リミングクズは搬送手段にて排出させることを特徴とし
ている。
【0005】そして、請求項2では、製品付シートの供
給を吸着方式にて自動化してあり、シート成形後の製品
付シートを吸着機構にて吸着して抜刃台へ第1の移動台
にて移送すると共に、抜刃台上にあるトリミングカット
後の未分離シートを製品毎に対応する吸着機構で吸着し
て分離部へと第2の移動台にて移送し、次いで先の抜刃
台へ移送された製品付シートは抜刃台にてカットプレス
部へ移送されて抜刃によってトリミングカットを行な
い、トリミングカット後の未分離シートを抜刃台にて原
状位置へ戻るようし、上記トリミングカットがされる
間に分離部にある未分離シートは、第2の移動台の吸着
機構にて製品のみを吸着したまま降下させてトリミング
クズから分離させて製品を回収し、分離されたトリミン
グクズは搬送手段にて排出させることを特徴としてい
る。
【0006】特に、上記カットでのトリミングカットに
ついては、請求項3のように、シート外周部と製品間の
縦横方向の少なくとも一方でトリミングクズが接続する
ような形状で行なわれるのが好ましい。次にトリミング
装置については、請求項4のように、製品付シートを受
取って移送できる抜刃台と、抜刃台にて移送された製品
付シートを抜刃台と共にトリミングカットする刃受盤を
有するカットプレス部と、トリミングカット後の未分離
シートを製品毎に対応する吸着機構で吸着して移送でき
る移動台と、移動台にて移送された未分離シートを受け
とともに分離された製品を回収する分離台と、未分離
シートの周囲に配されたクランプ枠と、クランプ解除後
にトリミングクズを排出する排出手段とを有し、上記移
動台は分離部へ移送した未分離シートに対して吸着機構
にて製品のみを吸着したまま降下させてトリミングクズ
から分離できるようにしてあることを特徴として、請求
項1の方法に対応した装置としている。次いで、請求項
5では、シート成形後の製品付シートを吸着機構にて吸
着して移送できる第1の移動台と、第1の移動台から移
送された製品付シートを受取って移送できる抜刃台と、
抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共にトリ
ミングカットする刃受盤を有するカットプレス部と、ト
リミングカット後の未分離シートを製品毎に対応する吸
着機構で吸着して移送できる第2の移動台と、第2の移
動台にて移送された未分離シートを受けるとともに分離
された製品を回収する分離台と、未分離シートの周囲に
配されたクランプ枠と、クランプ解除後にトリミングク
ズを排出する排出手段とを有し、上記第2の移動台は分
離部へ移送した未分離シートに対して吸着機構にて製品
のみを吸着したまま降下させてトリミングクズから分離
できるようにしてあることを特徴として、請求項2の方
法に対応させている。
【0007】さらに、請求項5の装置において、上記ト
リミング装置中、第1の移動台と第2の移動台とは請求
項6のように、同時に移送できるよう連結してあり、そ
れぞれに有するシリンダ機構にてそれぞれの吸着機構を
上下動可能に設けてあることが好ましい。また、請求項
4又は5の装置において、上記トリミング装置中、クラ
ンプ枠は、請求項7のように分離台より外方に設けた上
下動できる枠の内側に設けた複数のローラと、このロー
ラに対して接離自在なローラとからなるものが好まし
い。また、請求項4又は5の装置において、上記トリミ
ング装置中、トリミングクズを排出する搬送手段として
は、請求項8のように、分離台より外方に設けた上下動
できる枠の一部に未分離シートの幅方向に渡して設けた
ロールと、このロールに対して接離自在に上下動できる
ロールとを組合せたロール式のものからなるものが好ま
しい。
【0008】
【作用】上記した本発明のトリミング方法の作用を一枚
のシートだけの動きについて述べると、シート成形後の
製品付シートは手動による供給か、吸着機構にて吸着し
た第1の移動台による供給にて抜刃台上に置かれる。こ
の抜刃台にて製品付シートはカットプレス部へ移送され
て刃受台と抜刃台とで挟圧されることによってトリミン
グカットされ、原状位置の抜刃台部へ抜刃台と共に戻
る。そして、トリミングカット後の未分離シートは製品
毎に対応する吸着機構で吸着して分離部へと移動台(第
2移動台)にて移送され、分離部のところで未分離シー
トは上記吸着機構が製品のみを吸着したまま降下させて
トリミングクズから分離させて回収させ、分離されて分
離台に残ったトリミングクズは搬送手段にて排出され
る。
【0009】上記の作用説明は1枚の製品付シートを順
次追っての説明であるが、製品付シートは順次吸着され
て供給されるので、新たな製品付シートを供給する前に
は、既に抜刃台と共に原状位置へ戻っているトリミング
カット後の未分離シートを製品毎に対応する吸着機構で
吸着した移動台(第2移動台)にて分離部へと未分離シ
ートを移送させている。
【0010】また、カットプレス部で抜刃によるトリミ
ングカットが行なわれている間に、分離部にある未分離
シートに対しては製品とトリミングクズとの分離を製品
毎に対応した移動台(第2移動台)の吸着機構の降下に
て済ませることができる。このように、移動台による移
送タイミングは抜刃台が原状位置にあるときであり、抜
刃台が製品付シートをカットプレス部へ移送している間
に、移動台(第2移動台)による未分離シートに対する
製品とトリミングクズとの分離を行なうもので、全体的
にタイミングロスが少なくなるように作用できることに
なる。
【0011】そして特に、カットプレス部での抜刃によ
るトリミングカットが、請求項3のように、シート外周
部と製品間の縦横方向の少なくとも一方でトリミングク
ズが接続するような形状で行なわれる場合には、製品の
4個間にいわゆる星クズができず、星クズ分離が不要と
なる利点がある。さらに請求項4や5のトリミング装置
によると、抜刃台からトリミングカット後の未分離シー
トを移送する移送台は製品の個々に対応する吸着機構を
有していて、未分離シートの製品毎に吸着して分離部へ
移送して、その吸着状態のまま吸着機構を降下できるよ
うにしているので、製品をトリミングクズと的確に分離
できる装置となり、トリミング作業を確実にできる。
【0012】また、請求項5のように第1および第2の
移動台とを使用する場合には、請求項6のように両者を
連結して同時移動できるようにして、吸着機構だけ別個
に上下動作用できるようにしておくと、製品付シートと
未分離シートの移送タイミングが同時となり、作動し易
く、各シートの吸着および離脱はそれぞれ自由となり、
吸着タイミングの選択がし易いものとなる。
【0013】また、装置中、クランプ部が請求項7のよ
うなローラの組合せによるものではトリミングクズの排
出のための搬送に対しても対応し易いもので、クランプ
枠が搬送を妨げるおそれのないものとなる。さらに、ト
リミングクズの排出のための搬送手段としては、請求項
8のような、ロール式のものにしておくと、分離部付近
での組込みもし易く、かつクランプ枠との連係もとり易
くてトリミングクズの排出作用がスムーズに行なえるこ
とになる。
【0014】
【実施例】次いで、本発明の実施例について図を参照し
ながら以下に説明する。図1〜図2の場合は、成形後の
製品付シートSを手動で抜刃台へ供給している場合であ
り、図3〜図5の場合は上記製品付シートの供給を自動
化させるべく移動台を追加使用した場合であるので、便
宜上後者の場合から説明する。なお、図6以下は共通の
例示である。
【0015】先ず、図3は装置各部の配置を示す平面図
であって、Aはシート成形後の製品付シートSを積載し
てある供給部、Bは製品付シートSが順次供給されるト
ムソン刃による抜刃台部、Cは抜刃台が移動してトリミ
ングカットを行なうカットプレス部、Dはトリミングカ
ット後の未分離シートS′が順次供給される分離部を示
している。
【0016】図4は装置の正面図であり、10は第1の
移動台、20は第2の移動台で上方の機枠にあるガイド
60に沿って双方が水平移動できるようになっており、
図の場合、第1の移動台10と第2の移動台20とは連
結されていて同時に横移動できるようになっている。図
5は、第1の移動台10と第2の移動台20とを図2か
ら横移動させた状態を示している。
【0017】そして、第1の移動台10には供給部Aか
ら製品付シートSの要所を真空吸着できる吸着機構11
をシリンダ機構12にて上下動できるように設け、第2
の移動台20には抜刃台部Bにあるトリミングカット後
の未分離シートS′を製品毎に真空吸着できる吸着機構
21をシリンダ機構22にて上下動できるように設けて
あり、第1の移動台10は供給部Aと抜刃台部Bとの間
を往復し、第2の移動台20は抜刃台部Bと分離部Dと
の間を往復し得るように設けてある。また、製品付シー
トSを第1の移動台10から受ける抜刃台30は正面か
ら見て背後にあるカットプレス部Cと抜刃台部Bとの間
を往復できるように設けてあり、カットプレス部Cの上
方にある刃受盤40(図6参照)との間で抜刃台30上
の製品付シートSを抜刃台30のシリンダ機構31で上
昇させて挟圧して抜刃台30の抜刃にてトリミングカッ
トを行ない、カット後、元の抜刃台部Bの位置へ戻るよ
うにしてある。このトリミングカット後の未分離シート
S′としては、カット後も積極的な分離作業をしない限
り製品毎に分離しないような状態にあるか或いは部分的
にカットされていない部分(図示せず)を残してあるも
のを言う。刃受盤40は一時的に製品付シートSを真空
吸着できるようにしておくのが好ましい。
【0018】次に分離部Dでは、第2の移動台20にて
抜刃台部Bから送給されてくる未分離シートS′を受け
る製品区画数に応じた縦横の仕切区画板による分離台5
0と、その周囲にあって上下動できるクランプ枠51と
を有している。クランプ枠51には両サイド内側に位置
固定した2個以上のローラ52と、このローラ52に対
して接離自在に支持部54を回動できるローラ53とを
有している。
【0019】そして、第2の移動台20で分離部Dへ送
給されてきた未分離シートS′を分離台50で受け、シ
ートの両サイドをローラ52と、ローラ53とでクラン
プさせた状態で第2の移動台20の吸着機構21の降下
押込みにて製品aの個々に分離できるようにしてある。
製品分離後のトリミングクズbについては、クランプ枠
51のうち後続側にてシートの幅方向に渡してある搬送
用ロール55と、クランプ枠51より上方から降下して
くるロール56とで挟み込んで搬送排出できるようにし
てある。このとき、トリミングクズが分離台50に引っ
掛からないようにクランプ枠51は若干上方へ瞬間的に
移動できるようにしてある。
【0020】なお、図9(1)(2)には未分離シートS′の
一例を示してあり、ところどころの未分離部分は省略し
て図示してあるが、カットプレス部での抜刃によるトリ
ミングカットは、シート外周部と製品間の縦横方向の少
なくとも一方(図では長手方向となる平面横方向)でト
リミングクズが接続するような形状で行なわれるのが好
ましいが、トリミングクズが縦横何れにも接続しない
で、製品間に星クズ丈が発生する場合には、後述する
が、カットプレス部で星クズを抜くことが必要となる。
しかし、前記したようにトリミングクズとして周囲部だ
けでなく、少なくとも製品間の縦横一方に接続している
と星クズの抜き作業が不要となる点からも好ましい実施
例となる。以上の装置を用いてトリミングを行なう方法
を具体的に順を追って説明する。供給部Aにある積載さ
れたシート成形後の製品付シートSのうち最上にあるシ
ートを第1移動台10の吸着機構11にて吸着して抜刃
台部Bへ横移動して抜刃台30上へ移送する。移送され
た製品付シートSは抜刃台30の移動にてカットプレス
部Cへ移送され(図6参照)、シリンダ機構31で上昇
する抜刃台30と刃受盤31との挟圧にて抜刃でトリミ
ングカットを行ない、トリミングカット後の未分離シー
トS′を抜刃台にて原状の抜刃台部Bへ戻るようにして
いる。
【0021】抜刃台上にあるトリミングカット後の未分
離シートS′は製品毎に対応する第2の移動台20の吸
着機構21で吸着されて(図5参照)、分離部へと移送
され、分離部では分離台で受けられた未分離シートS′
のうち両サイドがクランプ枠のロール55と回動式のロ
ール56とでクランプされた後、製品毎に吸着した吸着
機構21を押し下げて(図7参照)、製品毎に分離させ
て下方の積載台上に積載する。そして、トリミングクズ
bだけを残し、このトリミングクズを分離台に引っ掛か
らない上方位置へクランプ枠51で上昇させると共にト
リミングクズbに対するクランプを解除させロール55
とロール56との間からトリミングクズbを排出させる
(図8参照)。
【0022】上記のトリミング説明は、装置の駆動と共
に1枚の製品付シートを順次追っての説明であるが、製
品付シートは順次吸着されて移送されるので、新たな製
品付シートを第1移動台10で移送している間に、第2
移動台20はトリミングカット後の未分離シートS′を
抜刃台30から吸着して(図4参照)、分離部へ移送し
ており、また、トリミングカットがされる間に分離部D
では未分離シートS′が第2移動台20の吸着機構21
にて製品a個々に分離されてトリミングクズbからも分
離されて製品aは回収され(図7参照)、トリミングク
ズbはクランプ枠51から回収箇所へとコンベア100
で排出されることになる。
【0023】なお、回収された製品は分離台50の下方
にある製品回収台70上に積載され、製品回収台70は
積載に応じてシリンダ機構71等にて徐々に降下するよ
うになっていて、所要の積載量になると、背後にある押
出排出板80によって前方のコンベア90へ排出される
ようになっているが、この製品回収台70に代え、ベル
トコンベアを装備するか、静止しているベルトコンベア
上に順次積載して所定量になるとベルトコンベアを作動
して包装部へと移送させて自動包装させるようにしても
よい。
【0024】また、製品付シートの供給部Aについて
も、成形ラインから所定の積載量が自動補給されるよう
に連結して実施してもよい。上記した説明は、成形後の
製品付シートSを第1移動台10で自動的に供給する場
合であるが、上記製品付シートSを第1移動台10を用
いず、例えば手動にて供給する場合を図1と図2とに図
示してあり、この場合、第1移動台10が省略されてい
る以外装置上の変動はなく、第2移動台を請求項1や請
求項4にいう移動台として用いている場合である。
【0025】即ち、製品付シートSが積載された供給部
Aから作業員Mが手動にて製品付シートSを抜刃台30
へ供給セットするものであり、他の作動については前記
と全く同様のものである。即ち、抜刃台30にてカット
プレス部Cへ移送されてのトリミングカットや、トリミ
ングカット後の未分離シートを抜刃台30にて原状位置
へ戻して後の移動台20(第2移動台)による製品毎の
吸着と吸着移送後のトリミングクズからの製品毎の分離
については全く同様のことが行なわれる。
【0026】なお、4個の製品間に星クズdができるよ
うな成形が行なわれた製品付シート、即ち図10のよう
に製品aの縦横間の何れにもトリミングクズbが発生せ
ずに4個の製品a間には星クズdができるものに対して
は、抜刃台30にトリミングカット後の未分離シート
S′が存していて移動台20(第2移動台)にて製品毎
に安定よく吸着している状態時(分離部Dへの移動前)
に星クズdに対するクズ落し部材25を星クズ位置に降
下させて星クズdを除去するようにしておくと好ましい
ものである。
【0027】図11には、星クズdに対するクズ落し部
材25を付加し、このクズ落し部材25を降下させて星
クズdをトムソン刃35の間隙33から抜刃台30の孔
34を通過落下させて除去できるようにした装置を示
し、図10には、クズ落し部材25が作用する位置2
5′と、製品a毎に対する吸着機構21による吸着位置
21′を示してある。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明のトリミング方法
によると、トリミングクズと製品との分離が非常に確実
に行なえると共に、分離時、製品の回収を同時に行うこ
とができ、各シートの移送が安定化してトリミング作業
の効率を向上させることができる。そして、実施に用い
る本発明装置としては、抜刃台からトリミングカット後
の未分離シートを吸着できる移動台にて、トリミングカ
ット後の未分離シートの移送を確実に行ない、トリミン
グクズとの製品分離が製品毎に対応した吸着機構にて無
理なく的確に行なえ、かつ、分離時、製品の回収を同時
に行うことができるので、本発明トリミング方法の実施
上非常に効率向上に役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置各部の配置を示す平面図である。
【図2】装置の正面図である。
【図3】製品付シート供給のための移動台を加えた装置
各部の配置平面図である。
【図4】図3の装置に対する正面図である。
【図5】第1および第2の移動台を次工程へ移動させた
正面図である。
【図6】カットプレス部の断面図である。
【図7】分離部での製品分離時の側断面図である。
【図8】トリミングクズ排出時のクランプ枠上昇時の正
面図である。
【図9】(1) は未分離シートの一部の平面図である。
(2) は一部の断面図である。
【図10】(1) は製品付シートの別例を示す一部の平面
図である。(2) は抜刃台の一部を示す斜視図である。
(3) は星クズを除去する部分を示す上記(2) の III− I
II′断面図である。
【図11】星クズに対するクズ落し部材を備えた装置の
正面図である。
【符号の説明】
A 供給部 B 抜刃台部 C カットプレス部 D 分離部 10 第1の移動台 11 吸着機構 20 移動台(第2の移動台) 21 吸着機構 25 クズ落し部材 30 抜刃台 40 刃受盤 50 分離台 51 クランプ枠 52,53 ローラ 55,56 ロール 70 製品回収台
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−343699(JP,A) 特開 平7−314392(JP,A) 実開 平4−130198(JP,U) 実開 昭61−46198(JP,U) 実開 平4−128197(JP,U) 特公 平5−67400(JP,B2) 特公 平5−55280(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 7/18 B26D 7/32

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート成形後の製品付シートを抜刃台へ
    供給セットを行ない、セットされた製品付シートは抜刃
    台にてカットプレス部へ移送されて抜刃によってトリミ
    ングカットを行ない、トリミングカット後の未分離シー
    トを抜刃台にて原状位置へ戻るようし、抜刃台上にあ
    るトリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応す
    る吸着機構で吸着して分離部へと移動台にて移送し、分
    離部では移動台の吸着機構にて製品のみを吸着したまま
    降下させてトリミングクズから分離させて製品を回収
    し、分離されたトリミングクズは搬送手段にて排出させ
    ることを特徴とする合成樹脂成形品のトリミング方法。
  2. 【請求項2】 シート成形後の製品付シートを吸着機構
    にて吸着して抜刃台へ第1の移動台にて移送すると共
    に、抜刃台上にあるトリミングカット後の未分離シート
    を製品毎に対応する吸着機構で吸着して分離部へと第2
    の移動台にて移送し、次いで先の抜刃台へ移送された製
    品付シートは抜刃台にてカットプレス部へ移送されて抜
    刃によってトリミングカットを行ない、トリミングカッ
    ト後の未分離シートを抜刃台にて原状位置へ戻るよう
    し、上記トリミングカットがされる間に分離部にある未
    分離シートは、第2の移動台の吸着機構にて製品のみを
    吸着したまま降下させてトリミングクズから分離させて
    製品を回収し、分離されたトリミングクズは搬送手段に
    て排出させることを特徴とする合成樹脂成形品のトリミ
    ング方法。
  3. 【請求項3】カットプレス部での抜刃によるトリミング
    カットは、シート外周部と製品間の縦横方向の少なくと
    も一方でトリミングクズが接続するような形状で行なわ
    れることを特徴とする請求項1又は2記載の合成樹脂成
    形品のトリミング方法。
  4. 【請求項4】製品付シートを受取って移送できる抜刃台
    と、 抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共にトリ
    ミングカットする刃受盤を有するカットプレス部と、 トリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応する
    吸着機構で吸着して移送できる移動台と、 移動台にて移送された未分離シートを受けるとともに分
    離された製品を回収する分離台と、 未分離シートの周囲に配されたクランプ枠と、 クランプ解除後にトリミングクズを排出する排出手段と
    を有し、 上記移動台は分離部へ移送した未分離シートに対して吸
    着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてトリミン
    グクズから分離できるようにしてあることを特徴とする
    合成樹脂成形品のトリミング装置。
  5. 【請求項5】シート成形後の製品付シートを吸着機構に
    て吸着して移送できる第1の移動台と、 第1の移動台から移送された製品付シートを受取って移
    送できる抜刃台と、 抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共にトリ
    ミングカットする刃受盤を有するカットプレス部と、 トリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応する
    吸着機構で吸着して移送できる第2の移動台と、 第2の移動台にて移送された未分離シートを受けるとと
    もに分離された製品を回収する分離台と、 未分離シートの周囲に配されたクランプ枠と、 クランプ解除後にトリミングクズを排出する排出手段と
    を有し、 上記第2の移動台は分離部へ移送した未分離シートに対
    して吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてト
    リミングクズから分離できるようにしてあることを特徴
    とする合成樹脂成形品のトリミング装置。
  6. 【請求項6】第1の移動台と、第2の移動台とは同時に
    移送できるよう連結してあり、それぞれに有するシリン
    ダ機構にてそれぞれの吸着機構を上下動可能に設けてあ
    ることを特徴とする請求項5記載の合成樹脂成形品のト
    リミング装置。
  7. 【請求項7】クランプ枠は、分離台より外方に設けた上
    下動できる枠の内側に設けた複数のローラと、このロー
    ラに対して接離自在なローラとからなることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の合成樹脂成形品のトリミング装
    置。
  8. 【請求項8】トリミングクズを排出する搬送手段は、分
    離台より外方に設けた上下動できる枠の一部に未分離シ
    ートの幅方向に渡して設けたロールと、このロールに対
    して接離自在に上下動できるロールとを組合せたロール
    式のものからなることを特徴とする請求項4又は5記載
    の合成樹脂成形品のトリミング装置。
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