JPH07314392A - 合成樹脂成形品のトリミング方法および装置 - Google Patents

合成樹脂成形品のトリミング方法および装置

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JPH07314392A
JPH07314392A JP11001794A JP11001794A JPH07314392A JP H07314392 A JPH07314392 A JP H07314392A JP 11001794 A JP11001794 A JP 11001794A JP 11001794 A JP11001794 A JP 11001794A JP H07314392 A JPH07314392 A JP H07314392A
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JP
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sheet
trimming
product
unseparated
scraps
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JP11001794A
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Yuichiro Arai
裕一郎 荒井
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Akebono Machine Industries Co Ltd
Original Assignee
Akebono Machine Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】製品間に星クズ部分dが残るように成形されて
ある成形後の製品付シートSに対してトリミングと、星
クズ部分dの抜き落し除去を行ない、その後製品aとシ
ート周囲のトリミングクズbとの分離を確実に行なえる
ようにできること。 【構成】移動台20は、製品毎に対応した吸着機構21
と、星クズ部分dを抜き落し除去できるクズ落し部材2
5とを有していて、トリミング後の未分離シートS′に
対して製品a毎を吸着したまま降下させて分離部Dでシ
ート周囲のトリミングクズbと完全に分離させるように
してある。 【効果】製品付シートSや未分離シートS′の移送が安
定化することと、星クズ部分dの抜き落し除去や製品a
とシート周囲のトリミングクズbとの分離がスムーズで
トリミング作業の効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成形品のトリ
ミング方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、発泡シート等の合成樹脂シートに対してプレス成
形やその他によるシート成形をして、多数の成形品であ
る製品をシートに形成したものを個々の製品毎に分離で
きるようカットを行なう必要があった。上記の製品毎の
分離のためのカットをトリミングと称しているが、トム
ソン刃等を有する切刃台を用いてプレスしてトリミング
を行なうが、トリミング直後に製品がばらけることは自
動化の妨げとなるゆえ、製品以外のシートの残屑である
トリミングクズとどこまで随伴してどこで分離するかが
トリミング方法を自動化する上で非常に重要なことであ
った。
【0003】なぜなら、途中で製品の一部でも分離して
バラつくとトリミング後の製品のスタックに支障を来た
すばかりか他の製品の搬送にも支障を来たし自動化がス
ムーズに行かず、また製品の分離作業が確実でないと、
トリミング作業のサイクルアップもできないという問題
点があった。そこで本発明ではトリミング前の製品付シ
ートの移送やトリミングカット後の未分離シートの移送
を確実に行なえるようにすると共にトリミングクズとの
製品分離が的確に行なえることを目的として改良したト
リミング方法とトリミング装置とを提供すべく発明され
たものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成できる本
発明によるトリミング方法については、請求項1では製
品付シートの供給が手動で行なえるようにしてあり、製
品間に星クズ部分が残るように成形されたシート成形後
の製品付シートを抜刃台へ供給セットを行ない、セット
された製品付シートは抜刃台にてカットプレス部へ移送
されて抜刃によってトリミングカットを行ない、トリミ
ングカット後の未分離シートを抜刃台にて原状位置へ戻
るようなし、抜刃台上にあるトリミングカット後の未分
離シートを移動台の製品毎に対応する吸着機構で吸着し
た後、製品間の星クズ部分をクズ落し部材の降下にて抜
き落し、星クズ除去後は未分離シートを吸着機構にて吸
着したまま分離部へと移動台にて移送し、分離部では移
動台の吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させて
シート周囲のトリミングクズから分離させて回収し、分
離されたトリミングクズは搬送手段にて排出させること
を特徴としている。そして、請求項2では、製品間に星
クズ部分が残るように成形されたシート成形後の製品付
シートを吸着機構にて吸着して抜刃台へ第1の移動台に
て移送して抜刃台への供給セットを行ない、セットされ
た製品付シートは抜刃台にてカットプレス部へ移送され
て抜刃によってトリミングカットを行ない、トリミング
カット後の未分離シートを抜刃台にて原状位置へ戻るよ
うなし、抜刃台上にあるトリミングカット後の未分離シ
ートを第2の移動台の製品毎に対応する吸着機構で吸着
した後、製品間の星クズ部分をクズ落し部材の降下にて
抜き落し、星クズ除去後は未分離シートを吸着機構にて
吸着したまま分離部へと第2の移動台にて移送し、分離
部では移動台の吸着機構にて製品のみを吸着したまま降
下させてシート周囲のトリミングクズから分離させて回
収し、分離されたトリミングクズは搬送手段にて排出さ
せることを特徴としている。
【0005】次に、トリミング装置については、請求項
3のように、製品付シートを受取って移送できる抜刃台
と、抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共に
トリミングカットする刃受盤を有するカットプレス部
と、トリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応
して吸着する吸着機構と、製品間の星クズ部分を抜き落
すクズ落し部材とを上下動できるよう設けた移動台と、
移動台にて移送された未分離シートを受ける分離台と、
未分離シートの周囲に対するクランプ枠と、クランプ解
除後にシート周囲のトリミングクズを排出する搬送手段
とを有し、上記移動台は分離部へ移送した未分離シート
に対して吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させ
てシート周囲のトリミングクズから分離できるようにし
てあることを特徴として、請求項1の方法に対応した装
置としている。請求項4では、シート成形後の製品付シ
ートを上下動できる吸着機構にて吸着して移送できる第
1の移動台と、第1の移動台から移送された製品付シー
トを受取って移送できる抜刃台と、抜刃台にて移送され
た製品付シートを抜刃台と共にトリミングカットする刃
受盤を有するカットプレス部と、トリミングカット後の
未分離シートを製品毎に対応して吸着する吸着機構と、
製品間の星クズ部分を抜き落すクズ落し部材とを上下動
できるよう設けた第2の移動台と、第2の移動台にて移
送された未分離シートを受ける分離台と、未分離シート
の周囲に対するクランプ枠と、クランプ解除後にシート
周囲のトリミングクズを排出する搬送手段とを有し、上
記第2の移動台は分離部へ移送した未分離シートに対し
て吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてシー
ト周囲のトリミングクズから分離できるようにしてある
ことを特徴として、請求項2の方法に対応させている。
【0006】さらに、請求項4の装置において、上記ト
リミング装置中、第1の移動台と第2の移動台とは請求
項5のように、同時に移送できるよう連結してあり、そ
れぞれに有するシリンダ機構にてそれぞれの吸着機構を
上下動可能に設けてあることが好ましい。また、請求項
3又は4の装置において、上記トリミング装置中、クラ
ンプ枠は、請求項6のように分離台より外方に設けた上
下動できる枠の内側に設けた複数のローラと、このロー
ラに対して接離自在なローラとからなるものが好まし
い。また、請求項3又は4の装置において、上記トリミ
ング装置中、トリミングクズを排出する搬送手段として
は、請求項7のように、分離台より外方に設けた上下動
できる枠の一部に未分離シートの幅方向に渡して設けた
ロールと、このロールに対して接離自在に上下動できる
ロールとを組合せたロール式のものからなるものが好ま
しい。
【0007】
【作用】上記した本発明のトリミング方法の作用を一枚
のシートだけの動きについて述べると、製品間に星クズ
部分が残るように成形されてあるシート成形後の製品付
シートは手動による供給か、吸着機構にて吸着した第1
の移動台による供給にて抜刃台上に置かれる。
【0008】この抜刃台にて製品付シートはカットプレ
ス部へ移送されて刃受台と抜刃台とで挟圧されることに
よってトリミングカットされ、原状位置の抜刃台部へ抜
刃台と共に戻る。そして、トリミングカット後の未分離
シートは製品毎に対応する吸着機構で吸着した後、4個
の製品間の星クズ部分をクズ落し部材の降下にて抜き落
して除去し、除去後は未分離シートを吸着機構にて吸着
したまま分離部へと移動台(第2移動台)にて移送さ
れ、分離部のところで未分離シートは上記吸着機構が製
品のみを吸着したまま降下させてシート周囲のトリミン
グクズから分離させて回収させ、分離されて分離台に残
ったシート周囲のトリミングクズは搬送手段にて排出さ
れる。
【0009】上記の作用説明は1枚の製品付シートを順
次追っての説明であるが、製品付シートは順次吸着され
て供給されるので、新たな製品付シートを供給する前に
は、既に抜刃台と共に原状位置へ戻っているトリミング
カット後の未分離シートを製品毎に対応する吸着機構で
吸着した移動台(第2移動台)にて分離部へと未分離シ
ートを移送させている。
【0010】また、カットプレス部で抜刃によるトリミ
ングカットが行なわれている間に、分離部にある未分離
シートに対しては製品とトリミングクズとの分離を製品
毎に対応した移動台(第2移動台)の吸着機構の降下に
て済ませることができる。このように、移動台による移
送タイミングは抜刃台が原状位置にあるときであり、抜
刃台が製品付シートをカットプレス部へ移送している間
に、移動台(第2移動台)による未分離シートに対する
製品とシート周囲のトリミングクズとの分離を行なうも
ので、全体的にタイミングロスが少なくなるように作用
できることになる。
【0011】さらに請求項3や4のトリミング装置によ
ると、抜刃台からトリミングカット後の未分離シートを
移送する移動台(第2移動台)は製品の個々に対応する
吸着機構と、製品間の星クズ部分を抜き落して除去する
クズ落し部材とを上下動できるよう有していて、星クズ
除去後の未分離シートに対して製品毎に吸着して分離部
へ移送して、その吸着状態のまま吸着機構を降下できる
ようにしているので、製品をシート周囲のトリミングク
ズと的確に分離できる装置となり、トリミング作業を確
実にできる。
【0012】また、請求項4のように第1および第2の
移動台とを使用する場合には、請求項5のように両者を
連結して同時移動できるようにして、吸着機構だけ別個
に上下動作用できるようにしておくと、製品付シートと
未分離シートの移送タイミングが同時となり、作動し易
く、各シートの吸着および離脱はそれぞれ自由となり、
吸着タイミングの選択がし易いものとなる。
【0013】また、装置中、クランプ部が請求項6のよ
うなローラの組合せによるものではシート周囲のトリミ
ングクズの排出のための搬送に対しても対応し易いもの
で、クランプ枠が搬送を妨げるおそれのないものとな
る。さらに、シート周囲のトリミングクズの排出のため
の搬送手段としては、請求項7のような、ロール式のも
のにしておくと、分離部付近での組込みもし易く、かつ
クランプ枠との連係もとり易くてトリミングクズの排出
作用がスムーズに行なえることになる。
【0014】
【実施例】次いで、本発明の実施例について図を参照し
ながら以下に説明する。図1〜図2の場合は、図9のよ
うに4個の製品間に星クズ部分が残るように成形されて
ある成形後の製品付シートSを手動で抜刃台へ供給して
いる場合であり、図3〜図5の場合は上記製品付シート
の供給を自動化させるべく移動台を追加使用した場合で
あるので、便宜上後者の場合から説明する。なお、図6
以下は共通の例示である。
【0015】先ず、図3は装置各部の配置を示す平面図
であって、Aはシート成形後の製品付シートSを積載し
てある供給部、Bは製品付シートSが順次供給されるト
ムソン刃による抜刃台部、Cは抜刃台が移動してトリミ
ングカットを行なうカットプレス部、Dはトリミングカ
ット後の未分離シートS′が順次供給される分離部を示
している。
【0016】図4は装置の正面図であり、10は第1の
移動台、20は第2の移動台で上方の機枠にあるガイド
60に沿って双方が水平移動できるようになっており、
図の場合、第1の移動台10と第2の移動台20とは連
結されていて同時に横移動できるようになっている。図
5は、第1の移動台10と第2の移動台20とを図2か
ら横移動させた状態を示している。
【0017】そして、第1の移動台10には供給部Aか
ら製品付シートSの要所を真空吸着できる吸着機構11
をシリンダ機構12にて上下動できるように設け、第2
の移動台20には抜刃台部Bにあるトリミングカット後
の未分離シートS′を製品毎に真空吸着できる吸着機構
21をシリンダ機構22にて上下動できるように設ける
ほか、製品間にできる星クズ部分を抜き落して除去でき
るクズ落し部材25をも吸着機構21とは別に上下動で
きるよう設けている。
【0018】第1の移動台10は供給部Aと抜刃台部B
との間を往復し、第2の移動台20は抜刃台部Bと分離
部Dとの間を往復し得るように設けてある。また、製品
付シートSを第1の移動台10から受ける抜刃台30は
正面から見て背後にあるカットプレス部Cと抜刃台部B
との間を往復できるように設けてあり、カットプレス部
Cの上方にある刃受盤40(図6参照)との間で抜刃台
30上の製品付シートSを抜刃台30のシリンダ機構3
1で上昇させて挟圧して抜刃台30の抜刃にてトリミン
グカットを行ない、カット後、元の抜刃台部Bの位置へ
戻るようにしてある。このトリミングカット後の未分離
シートS′としては、カット後も積極的な分離作業をし
ない限り製品毎に分離しないような状態にあるか或いは
部分的にカットされていない部分(図示せず)を残して
あるものを言う。そして、4個の製品間にある星クズ部
分はクズ落し部材25の降下にて製品付シートから抜き
落とされるもので、詳しく述べると、4個の製品間に星
クズdができるような成形が行なわれた製品付シート、
即ち図9のようにシート周囲にトリミングクズbがあっ
て、製品aの縦横間の何れにもトリミングクズが発生せ
ずに、4個の製品a間には星クズdだけができたものに
対して、抜刃台30にトリミングカット後の未分離シー
トS′が存していて第2の移動台20の吸着機構21に
て製品毎に安定よく吸着している状態時(分離部Dへの
移動前)に星クズdに対するクズ落し部材25を星クズ
位置に降下させて星クズdをトムソン刃35の間隙33
から抜刃台30の孔34を通過落下させて除去するよう
にしてある。
【0019】図9には、クズ落し部材25が作用する位
置25′と、製品a毎に対する吸着機構21による吸着
位置21′を示してある。星クズ除去後の未分離シート
S′に対する処理については以下に説明する。なお、上
記刃受盤40は一時的に真空吸着できるようにしておく
のが好ましい。次に分離部Dでは、第2の移動台20に
て抜刃台部Bから送給されてくる星クズ除去後の未分離
シートS′を受ける製品区画数に応じた縦横の仕切区画
板による分離台50と、その周囲にあって上下動できる
クランプ枠51とを有している。
【0020】クランプ枠51には両サイド内側に位置固
定した2個以上のローラ52と、このローラ52に対し
て接離自在に支持部54を回動できるローラ53とを有
している。そして、第2の移動台20で分離部Dへ送給
されてきた未分離シートS′を分離台50で受け、シー
トの両サイドをローラ52と、ローラ53とでクランプ
させた状態で第2の移動台20の吸着機構21の降下押
込みにて製品aの個々に分離できるようにしてある。製
品分離後のトリミングクズbについては、クランプ枠5
1のうち後続側にてシートの幅方向に渡してある搬送用
ロール55と、クランプ枠51より上方から降下してく
るロール56とで挟み込んで搬送排出できるようにして
ある。このとき、シート周囲のトリミングクズbが分離
台50に引っ掛からないようにクランプ枠51は若干上
方へ瞬間的に移動できるようにしてある。以上の装置を
用いてトリミングを行なう方法を具体的に順を追って説
明する。供給部Aにある積載されたシート成形後の製品
付シートSのうち最上にあるシートを第1移動台10の
吸着機構11にて吸着して抜刃台部Bへ横移動して抜刃
台30上へ移送する。移送された製品付シートSは抜刃
台30の移動にてカットプレス部Cへ移送され(図6参
照)、シリンダ機構31で上昇する抜刃台30と刃受盤
31との挟圧にて抜刃でトリミングカットを行ない、ト
リミングカット後の未分離シートS′を抜刃台にて原状
の抜刃台部Bへ戻るようにしている。
【0021】抜刃台上にあるトリミングカット後の未分
離シートS′は製品毎に対応する第2の移動台20の吸
着機構21で吸着され(図5参照)、吸着している間に
クズ落し部材25にて4個の製品間の星クズ部分dを抜
き落して除去させる。星クズ部分dは下方に落ちて排出
されるようになっている。そして、星クズ除去後、製品
付の未分離シートS′は分離部へと移送され、分離部で
は分離台で受けられた未分離シートS′のうち両サイド
がクランプ枠のロール55と回動式のロール56とでク
ランプされた後、製品毎に吸着した吸着機構21を押し
下げて(図7参照)、製品毎に分離させて下方の積載台
上に積載する。そして、シート周囲のトリミングクズb
だけを残し、このトリミングクズを分離台に引っ掛から
ない上方位置へクランプ枠51で上昇させると共にトリ
ミングクズbに対するクランプを解除させロール55と
ロール56との間からトリミングクズbを排出させる
(図8参照)。
【0022】上記のトリミング説明は、装置の駆動と共
に1枚の製品付シートを順次追っての説明であるが、製
品付シートは順次吸着されて移送されるので、新たな製
品付シートを第1移動台10で移送している間に、第2
移動台20はトリミングカット後の未分離シートS′を
抜刃台30から吸着して(図4参照)、分離部へ移送し
ており、また、トリミングカットがされる間に分離部D
では未分離シートS′が第2移動台20の吸着機構21
にて製品a個々に分離されてトリミングクズbからも分
離されて製品aは回収され(図7参照)、トリミングク
ズbはクランプ枠51から回収箇所へとコンベア100
で排出されることになる。
【0023】なお、回収された製品は分離台50の下方
にある製品回収台70上に積載され、製品回収台70は
積載に応じてシリンダ機構71等にて徐々に降下するよ
うになっていて、所要の積載量になると、背後にある押
出排出板80によって前方のコンベア90へ排出される
ようになっているが、この製品回収台70に代え、ベル
トコンベアを装備するか、静止しているベルトコンベア
上に順次積載して所定量になるとベルトコンベアを作動
して包装部へと移送させて自動包装させるようにしても
よい。
【0024】また、製品付シートの供給部Aについて
も、成形ラインから所定の積載量が自動補給されるよう
に連結して実施してもよい。上記した説明は、成形後の
製品付シートSを第1移動台10で自動的に供給する場
合であるが、上記製品付シートSを第1移動台10を用
いず、例えば手動にて供給する場合を図1と図2とに図
示してあり、この場合、第1移動台10が省略されてい
る以外装置上の変動はなく、第2移動台を請求項1や請
求項4にいう移動台として用いている場合である。
【0025】即ち、製品付シートSが積載された供給部
Aから作業員Mが手動にて製品付シートSを抜刃台30
へ供給するものであり、他の作動については前記と全く
同様のものである。即ち、抜刃台30にてカットプレス
部Cへ移送されてのトリミングカットや、トリミングカ
ット後の未分離シートを抜刃台30にて原状位置へ戻し
て後の移動台20(第2移動台)による製品毎の吸着
と、星クズ部分dの抜き落し除去や吸着移送後のシート
周囲のトリミングクズbからの製品毎の分離については
全く同様のことが行なわれる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のトリミング方法
によると、製品間にできる星クズ部分の抜き落しやシー
ト周囲のトリミングクズと製品との分離が非常に確実に
行なえると共に、各シートの移送が安定化してトリミン
グ作業の効率を向上させることができる。
【0027】そして、実施に用いる本発明装置として
は、抜刃台上にあって、トリミングカット後の未分離シ
ートを吸着している間にクズ落し部材にて星クズ部分の
抜き落し除去を果たせるので、抜き落しが安定よく行な
い得るほか、製品毎に吸着したままで移動台にてトリミ
ングカット後の未分離シートの移送を確実に行ない、し
かもシート周囲のトリミングクズとの製品分離が製品毎
に対応した吸着機構にて無理なく的確に行なえるので、
本発明トリミング方法の実施上非常に効率向上に役立つ
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】装置各部の配置を示す平面図である。
【図2】装置の正面図である。
【図3】製品付シート供給のための移動台を加えた装置
各部の配置平面図である。
【図4】図3の装置に対する正面図である。
【図5】第1および第2の移動台を次工程へ移動させた
正面図である。
【図6】カットプレス部の断面図である。
【図7】分離部での製品分離時の側断面図である。
【図8】トリミングクズ排出時のクランプ枠上昇時の正
面図である。
【図9】(1) は製品付シートの一部の平面図である。
(2) は抜刃台の一部を示す斜視図である。(3) は星クズ
を除去する部分を示す上記(2) の III− III′断面図で
ある。
【符号の説明】
A 供給部 B 抜刃台部 C カットプレス部 D 分離部 10 第1の移動台 11 吸着機構 20 移動台(第2の移動台) 21 吸着機構 25 クズ落し部材 30 抜刃台 40 刃受盤 50 分離台 51 クランプ枠 52,53 ローラ 55,56 ロール 70 製品回収台
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年6月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】製品間に星クズ部分が残るように成形され
    たシート成形後の製品付シートを抜刃台へ供給セットを
    行ない、セットされた製品付シートは抜刃台にてカット
    プレス部へ移送されて抜刃によってトリミングカットを
    行ない、トリミングカット後の未分離シートを抜刃台に
    て原状位置へ戻るようなし、抜刃台上にあるトリミング
    カット後の未分離シートを移動台の製品毎に対応する吸
    着機構で吸着した後、製品間の星クズ部分をクズ落し部
    材の降下にて抜き落し、星クズ除去後は未分離シートを
    吸着機構にて吸着したまま分離部へと移動台にて移送
    し、分離部では移動台の吸着機構にて製品のみを吸着し
    たまま降下させてシート周囲のトリミングクズから分離
    させて回収し、分離されたトリミングクズは搬送手段に
    て排出させることを特徴とする合成樹脂成形品のトリミ
    ング方法。
  2. 【請求項2】製品間に星クズ部分が残るように成形され
    たシート成形後の製品付シートを吸着機構にて吸着して
    抜刃台へ第1の移動台にて移送して抜刃台への供給セッ
    トを行ない、セットされた製品付シートは抜刃台にてカ
    ットプレス部へ移送されて抜刃によってトリミングカッ
    トを行ない、トリミングカット後の未分離シートを抜刃
    台にて原状位置へ戻るようなし、抜刃台上にあるトリミ
    ングカット後の未分離シートを第2の移動台の製品毎に
    対応する吸着機構で吸着した後、製品間の星クズ部分を
    クズ落し部材の降下にて抜き落し、星クズ除去後は未分
    離シートを吸着機構にて吸着したまま分離部へと第2の
    移動台にて移送し、分離部では移動台の吸着機構にて製
    品のみを吸着したまま降下させてシート周囲のトリミン
    グクズから分離させて回収し、分離されたトリミングク
    ズは搬送手段にて排出させることを特徴とする合成樹脂
    成形品のトリミング方法。
  3. 【請求項3】製品付シートを受取って移送できる抜刃台
    と、 抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共にトリ
    ミングカットする刃受盤を有するカットプレス部と、 トリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応して
    吸着する吸着機構と、製品間の星クズ部分を抜き落すク
    ズ落し部材とを上下動できるよう設けた移動台と、 移動台にて移送された未分離シートを受ける分離台と、 未分離シートの周囲に対するクランプ枠と、 クランプ解除後にシート周囲のトリミングクズを排出す
    る搬送手段とを有し、 上記移動台は分離部へ移送した未分離シートに対して吸
    着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてシート周
    囲のトリミングクズから分離できるようにしてあること
    を特徴とする合成樹脂成形品のトリミング装置。
  4. 【請求項4】シート成形後の製品付シートを上下動でき
    る吸着機構にて吸着して移送できる第1の移動台と、 第1の移動台から移送された製品付シートを受取って移
    送できる抜刃台と、 抜刃台にて移送された製品付シートを抜刃台と共にトリ
    ミングカットする刃受盤を有するカットプレス部と、 トリミングカット後の未分離シートを製品毎に対応して
    吸着する吸着機構と、製品間の星クズ部分を抜き落すク
    ズ落し部材とを上下動できるよう設けた第2の移動台
    と、 第2の移動台にて移送された未分離シートを受ける分離
    台と、 未分離シートの周囲に対するクランプ枠と、 クランプ解除後にシート周囲のトリミングクズを排出す
    る搬送手段とを有し、 上記第2の移動台は分離部へ移送した未分離シートに対
    して吸着機構にて製品のみを吸着したまま降下させてシ
    ート周囲のトリミングクズから分離できるようにしてあ
    ることを特徴とする合成樹脂成形品のトリミング装置。
  5. 【請求項5】第1の移動台と、第2の移動台とは同時に
    移送できるよう連結してあり、それぞれに有するシリン
    ダ機構にてそれぞれの吸着機構を上下動可能に設けてあ
    ることを特徴とする請求項4記載の合成樹脂成形品のト
    リミング装置。
  6. 【請求項6】クランプ枠は、分離台より外方に設けた上
    下動できる枠の内側に設けた複数のローラと、このロー
    ラに対して接離自在なローラとからなることを特徴とす
    る請求項3又は4記載の合成樹脂成形品のトリミング装
    置。
  7. 【請求項7】トリミングクズを排出する搬送手段は、分
    離台より外方に設けた上下動できる枠の一部に未分離シ
    ートの幅方向に渡して設けたロールと、このロールに対
    して接離自在に上下動できるロールとを組合せたロール
    式のものからなることを特徴とする請求項3又は4記載
    の合成樹脂成形品のトリミング装置。
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