JP2987905B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 半導体装置、特にチップ内の金属配線とリードとの接
続部分の構造に関し、 信頼性が高く且つ製造工程における管理条件の緩和が
可能な半導体装置を提供することを目的とし、 [1]シリサイドからなる電極と、該電極と同じ層から
なるパッドと、金属または金属合金からなるチップ内配
線と、該チップ内配線上に形成された絶縁膜とを有し、
該パッド表面の一部分で該チップ内配線と該パッドがコ
ンタクトし、該絶縁膜は該チップ内配線を覆うとともに
該パッド表面の他の一部分に開口を有し、該パッド上に
は該開口内に形成された多層金属膜を介してバンプが形
成されている半導体装置とする。
[2]前記のシリサイドはタングステン・シリサイドで
あり、前記の多層金属膜は前記のパッド側がタングステ
ン、前記のバンプ側がパラジウムであるように構成す
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体装置、特にチップ内の金属配線とリ
ードとの接続部分の構造に関する。
〔従来の技術〕
従来の半導体装置ではチップとリードとの接続は通
常、チップ上に設けたボンディングパッドとリードとを
金等のワイヤで接続するワイヤボンディング方式が採用
されており、そのボンディングパッドは、ウェーハプロ
セスにおいてアルミニウム又はアルミニウム合金のチッ
プ内配線と同一材料でこれと同時に形成していた。チッ
プ内配線はその後保護絶縁膜(パッシベーション膜)を
被着して保護するが、ボンディングパッドに絶縁膜を被
着するわけには行かないから、このアルミニウム又はア
ルミニウム合金のボンディングパッドの表面は、第2図
に示すようにパッケージに封止されるまでの間は露出す
ることになる。
第2図は従来の半導体装置のチップの一例を示す模式
断面図である。多層配線構造を有する集積回路の例であ
る。図中、1はシリコン基板であり、図示はないがその
内部に素子が形成されている。2は酸化膜(SiO2)、23
はポリシリコンの電極、24はポリシリコンのパッド、25
はバリアメタル(TiW等)である。26は第一のチップ内
配線、28は第二のチップ内配線であり、共にアルミニウ
ム又はアルミニウム合金(この例では前者がAl−Cu、後
者がAl−Si)である。第二のチップ内配線28の一部はパ
ッド24表面を覆っており、ボンディングパッド28Aとな
っている。27は層間絶縁膜(PSG等)であり、29は保護
絶縁膜(PSG+Si3N4等)である。ボンディングパッド28
A上で保護絶縁膜29は開孔している。
上記のワイヤボンディング方式の他に、TAB(tape au
tomated bonding)方式のようにバンプで接続する方法
があるが、この場合には上記のボンディングパッド28A
上に多層金属膜を介してバンプを形成していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところがこのような半導体装置は、その製造過程にお
いてアルミニウム又はアルミニウム合金のパッドが露出
している時期に大気や洗浄用の純水等に曝されて吸湿等
を生じ、これがコンタクト不良や断線、或いはデバイス
特性の変動等を引き起こす事があるという問題があっ
た。又、これらを防止するためには製造条件や保管条件
を厳しく管理せざるを得なかった。
本発明は、このような問題を解決して、信頼性が高く
且つ製造工程における管理条件の緩和が可能な半導体装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 この目的は、本発明によれば、[1]シリサイドから
なる電極と、該電極と同じ層からなるパッドと、金属ま
たは金属合金からなるチップ内配線と、該チップ内配線
上に形成された絶縁膜とを有し、該パッド表面の一部分
で該チップ内配線と該パッドがコンタクトし、該絶縁膜
は該チップ内配線を覆うとともに該パッド表面の他の一
部分に開口を有し、該パッド上には該開口内に形成され
た多層金属膜を介してバンプが形成されている半導体装
置とすることで、[2]前記のシリサイドはタングステ
ン・シリサイドであり、前記の多層金属膜は前記のパッ
ド側がタングステン、前記のバンプ側がパラジウムであ
るように構成することで、達成される。
〔作用〕
シリサイドはアルミニウムやアルミニウム合金より比
抵抗がやや高いものの、耐酸化性、耐湿性、耐水性等が
遙かに優れている。従ってボンディング用のパッドをシ
リサイドで形成しておけば、製造過程においてその表面
が露出している時期に大気や洗浄用の純水等に曝されて
も殆ど問題を生じない。但しワイヤボンディング性に問
題があるため、バンプによるボンディングとする。シリ
サイドとしてはSiO2との密着性の良いタングステン・シ
リサイド(WSi2)を採用し、多層金属膜としてはパッド
側(コンタクトメタル)をWSi2との密着性が良く接触抵
抗の低いタングステン(W)とし、金(Au)のバンプ側
(バリアメタル)を金との密着性の良いパラジウム(P
d)とすることにより、信頼性の高いバンプが得られ
る。
尚、チップ内配線そのものは従来通りアルミニウムや
アルミニウム合金であるが、シリサイドのパッドのバン
プ形成部以外の部分にコンタクトさせ、層間絶縁膜や保
護絶縁膜で被覆するから露出部分はなくなり、且つボン
ディングには直接関与しない。
〔実施例〕
本発明に基づく半導体装置の一実施例を第1図を参照
しながら説明する。
第1図は本発明の実施例の半導体装置のチップを示す
模式断面図である。多層配線構造を有する集積回路に適
用した例である。図中、1はシリコン基板であり、図示
はないがその内部に素子が形成されている。2は酸化膜
(SiO2)、3はポリシリコンの電極(但し上面はシリサ
イド(WSi3)化している)、4はタングステン・シリサ
イド(WSi2)のバッド、5はバリアメタル(TiW)であ
る。6は第一のチップ内配線、8は第二のチップ内配線
であり、共にアルミニウム又はアルミニウム合金(この
例では前者がAl−Cu、後者がAl−Si)である。7は層間
絶縁膜(PSG)であり、9は保護絶縁膜(PSG−Si3N4
である。10は多層金属膜(Pd+W)、11はバンプ(Au)
であり、このバンプ11の上面は保護絶縁膜9より突出し
ている。
第二のチップ内配線8はパッド4表面の一部分でコン
タクトしているが、周囲を層間絶縁膜7と保護絶縁膜9
で覆われており、露出箇所はない。一方、パッド4表面
の前記第二のチップ内配線8とのコンタクト部分を含ま
ない部分で保護絶縁膜9が開孔しており、ここには多層
金属膜10を介してバンプ11が形成されている。従って、
パッド4表面も露出箇所はない。
このような構造のチップを本発明者は次のようにして
作成した。先ずシリコン基板1(ウェーハ)表面に酸化
膜2にコンタクトホールを設けた後、この上にポリシリ
コンをCVD法で成長させ(厚さ約0.1μm)、これをパタ
ーニングする。次に全面にタングステンをスパッタリン
グ法で被着した後、加熱するとポリシリコン上のタング
ステンはポリシリコンと化合してタングステン・シリサ
イド(WSi2)となる。その後タングステンをウェットエ
ッチング法で除去すると、所望のパッド4が得られる。
この際、電極3の上部もタングステン・シリサイド化す
る。次にTiWをスパッタリング法で被着(厚さ約0.3μ
m)した後、更にAl−Cuをスパッタリング法で被着(厚
さ約1.0μm)し、これらをパターニングしてバリアメ
タル5と第一のチップ内配線6を形成する。次にPSGをC
VD法で成長(厚さ約1.0μm)させて層間絶縁膜7を形
成し、これに接続孔を設けた後、Al−Siをスパッタリン
グ法で被着し(厚さ約1.0μm)、これをパターニング
して第二のチップ内配線8を形成する。更にPSG(厚さ
約1.0μm)とSi4N4(厚さ約0.3μm)をCVD法で成長し
て保護絶縁膜9を形成する。この保護絶縁膜9のバンプ
形成個所を開孔した後、この開孔部のパッド4上に先ず
タングステンをCVD法で選択的に成長させ(厚さ約0.1μ
m)、次にパラジウムをスパッタリング法で被着(厚さ
約0.3μm)して多層金属膜10を形成する。更にこれを
電極としてこの上に金をメッキし、高さ約30μmのバン
プ11を形成する。
以上の製造工程ではバンプ4が露出している期間であ
っても特に保管方法や保管時間を厳しく制限する必要は
なくなり、又、デバイス特性の変化を見込んでプロセス
マージンを狭くする必要もなくなった。
本発明は以上の実施例に限定されることなく、更に種
々変形して実施出来る。例えば第一のチップ内配線6と
パッド4とのコンタクトの場合でも本発明は有効であ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、信頼性が高く
且つ製造工程における管理条件の緩和が可能な半導体装
置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の半導体装置のチップを示す模
式断面図、 第2図は従来の半導体装置のチップの一例を示す模式断
面図、である。 図中、1はシリコン基板、 2は酸化膜、 4はパッド、 6,26は第一のチップ内配線、 7,27は層間絶縁膜、 8,28は第二のチップ内配線、 9,29は保護絶縁膜、 10は多層金属膜、 11はバンプ、 28Aはボンディングパッド、である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリサイドからなる電極と、該電極と同じ
    層からなるパッドと、金属または金属合金からなるチッ
    プ内配線と、該チップ内配線上に形成された絶縁膜とを
    有し、 該パッド表面の一部分で該チップ内配線と該パッドがコ
    ンタクトし、 該絶縁膜は該チップ内配線を覆うとともに該パッド表面
    の他の一部分に開口を有し、 該パッド上には該開口内に形成された多層金属膜を介し
    てバンプが形成されていることを特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】前記のシリサイドはタングステン・シリサ
    イドであり、 前記の多層金属膜は前記のパッド側がタングステン、前
    記のバンプ側がパラジウムであることを特徴とする請求
    項1記載の半導体装置。
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