JP2987801B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタ,
ファクシミリ等における静電記録部の画像形成装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来のレーザプリンタやファクシミリ等
において、帯電させた感光体を主走査方向にビームを照
射して静電潜像を得て、その静電潜像にトナーを付着さ
せて現像し、定着させることにより記録画像を得ること
はよく知られていることである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のレー
ザプリンタやファクシミリ等において、いわゆるネガ/
ポジ現像により現像を行う場合、感光体や現像材料の性
質により、主走査方向に複数画素を連続してレーザビー
ムにより走査した部分に比べて、孤立した1画素点また
は1画素幅のラインの部分、あるいは白黒白黒の1画素
幅のラインのペアの部分が薄れて、それらの部分を十分
に再現することができなかった。 【0004】本発明は、画像形成装置において、主走査
方向に、白画素連続部分に黒画素が孤立して存在する場
合、黒画素連続部分に白画素が孤立して存在する場合、
あるいは白黒白黒の交互の画素が存在する場合などに、
それらの孤立黒画素、孤立白画素あるいは白黒白黒交互
の画素を明瞭に印字し、1画素の点、1画素の幅の縦
線,横線,斜線あるいは1画素幅のラインのペアの縦
線,横線,斜線を十分に再現できる画像形成装置を提供
することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、2値の記録情報を着目画素を中心とする前
後の複数画素ずつ順次画素クロックに同期して格納する
記憶手段と、前記記憶手段中の着目画素が黒画素であ
り、その前2画素が白画素で、かつその後2画素がすべ
て白画素である黒孤立の画素パターンを判別する孤立黒
画素判別手段と、前記記憶手段中の着目画素が白画素で
あり、その前2画素が黒画素で、かつその後2画素がす
べて黒画素である白孤立の画素パターンを判別する孤立
白画素判別手段と、前記黒孤立の画素パターンの場合に
は、着目画素の記録信号を標準パルス幅より大きいもの
とし、前記白孤立の画素パターンの場合には、着目画素
の前後の画素のうちいずれか一方の黒画素の記録信号を
前記標準パルス幅より小さいものとし、前記黒孤立の画
素パターン及び前記白孤立の画素パターンのいずれでも
ない場合には、着目画素の記録信号を前記標準パルス幅
とする記録信号パルス幅設定手段とを備えたことを特徴
とするものであって、主走査方向の順に逐次供給される
記録すべき情報が、画素クロックに同期して順次記憶手
段中に入力される。記憶手段は着目画素とその前後の複
数画素を記憶する容量を持っており、記憶手段に格納さ
れる内容は、画素クロックにより順次シフトされること
により時々刻々変化しており、各画素クロックごとに孤
立黒画素判別手段および孤立白画素判別手段により着目
画素とその前後のそれぞれ2画素からなるパターンが監
視され、白画素連続部分に黒画素が孤立するパターンお
よび黒画素連続部分に白画素が孤立するパターンである
とき、その発生を示す信号が孤立黒画素判別手段あるい
は孤立白画素判別手段から出力される。この出力に応答
して、記録信号パルス幅設定手段により、黒孤立パター
ンが検出されたときは、着目画素の記録信号のパルス幅
を標準の記録信号のパルス幅(例えば1画素クロックの
周期Tの80%)より大きなパルス幅(例えば1画素ク
ロックの周期Tの100%)とする。また、白孤立パタ
ーンが検出されたときは、着目画素の記録信号のパルス
幅を標準の記録信号のパルス幅より小さなパルス幅(例
えば1画素クロックの周期Tの50%)とする。さら
に、前記黒孤立パターン及び白孤立パターンのいずれで
もないときには、着目画素の記録信号を前記標準の記録
信号のパルス幅とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態をレー
ザプリンタに適用した例を図面に基づいて説明する。 【0007】図4はレーザプリンタの外観を示す図であ
り、このレーザプリンタは、大きく分けてプリンタ上ユ
ニット1とプリンタ下ユニット2に分けられる。下ユニ
ット2には転写紙を載置保持する給紙トレイ3が取り外
し可能に取り付けられ、また排紙切換ツマミ4が備え付
けられている。上ユニット1には操作パネル5,フォン
トカートリッジ挿入口6,エミュレーションカード挿入
口7が設けられている。カバー8の上面には上部排紙ト
レイ9が設けられている。 【0008】操作パネル5には、転写紙サイズ、その他
の種々の印写条件を設定するためのスイッチ等が配置さ
れている。フォントカートリッジ挿入口6は、フォント
カートリッジ、すなわち、字体情報が記憶されているカ
ートリッジを差し込んでキャラクタコントローラへ字体
情報を送るものである。 【0009】エミュレーションカード挿入口7は、ホス
トコンピュータの種類に応じて、そのホストコンピュー
タと本レーザプリンタとの整合を図るためのエミュレー
ションカードをキャラクタコントローラと接続させるた
めのものである。 【0010】排紙切換ツマミ4は、レーザプリンタ内で
印写作業を終えた転写紙を上部排紙トレイ9へ排出する
か、あるいは直進して矢印Aの方向へ排出するかを切り
換えるものである。 【0011】プリンタ上ユニット1とプリンタ下ユニッ
ト2とは図の奥側でヒンジ結合されており、また手前側
でロック機構によって互いに固定保持されている。 【0012】カバー8の前面から突出するロックレバー
ツマミ10を押し上げて前記ロック機構を解除すれば、図
5に示すように、プリンタ上ユニット1をプリンタ下ユ
ニット2から回動して持ち上げることができ、この2分
割構成により保守作業を容易にするとともに、感光体,
現像剤その他の交換を容易にすることができる。 【0013】図6はプリンタ上ユニット1とプリンタ下
ユニット2とを互いに結合した状態のレーザプリンタの
側断面図であり、プリンタ下ユニット2のほぼ中央に配
置されたドラム状感光体11は正時計方向に駆動回転さ
れ、まず帯電チャージャ12による放電作用を受ける。 【0014】帯電チャージャ12のチャージワイヤ13は感
光体11と平行に張設されており、この放電により感光体
11の表面は軸方向一様に帯電される。 【0015】帯電された感光体11は、レーザ露光装置14
によって画像露光作用を受ける。レーザ露光装置14は、
図7に示すように、スキャナモータ15によって正時計方
向に回転させられるポリゴンミラー16と、レーザダイオ
ード(LD)ユニット17と、第1シリンドリカルレンズ18
と、第1ミラー19と、スフェリカルレンズ20と、第2ミ
ラー21とを有している。 【0016】LDユニット17には半導体のレーザダイオ
ード(LD)が内蔵されており、このレーザダイオード
(LD)が画像信号に基づいて画像信号書き込み用レーザ
ダイオードを発光する。このレーザビームは、図8に示
すように、第1シリンドリカルレンズ18、第1ミラー19
を経てスフェリカルレンズ20に入る。レーザビームは、
スフェリカルレンズ20で絞り込まれて上方にわずか屈折
させられ、ポリゴンミラー16の一面に照射される。 【0017】このように照射されたレーザビームは、第
2ミラー21で反射して第2シリンドリカルレンズ22を通
過し、感光体11上に導かれる。このとき、ポリゴンミラ
ー16の回転に応じてレーザビームが第2ミラー21上、従
って、感光体11上で主走査方向に走査される。この光走
査がポリゴンミラー16の一面ごとに繰り返され、同時に
感光体11が主走査方向と直交する方向、すなわち、副走
査方向に回転し、その結果、感光体11の表面の画像信号
に対応する静電潜像が形成される。 【0018】本例で使用されているレーザダイオード
は、単一波長の光であり、常温下では約780±10nmの波
長を有している。しかしながら、一般的に感光体の感度
域は、これに比べて相当低く、500nm以下にピークがあ
るものが殆どである。また、レーザ光は、コヒーレント
な単一波長光であるため、感光体ドラムのベース(例え
ばアルミニウム)で反射したものが影響して多重露光を
起こし、モアレと呼ばれる不具合が生じる。また、感光
体が受ける光エネルギでは、光量×時間できまるが、光
量を小さくして時間を長くした場合と、光量を大きくし
て時間を短くした場合とで、感度が変動するような相反
則を有する感光体では、本例のようなレーザダイオード
の光量を照射位置により変化させる制御方式では特に問
題となる。 【0019】本例の感光体は、有機材料を使用したOP
C感光体であり、ドラムベースとしてアルミニウムのド
ラムを用い、その上にアルコール可溶性ポリアミド樹脂
に白色顔料の二酸化チタンを加えたものからなり、約3
〜4μmの厚みを有するアンダレイヤ(下じき層)を有し
ている。さらに、その上に光を吸収し電荷担体を発生す
るための電荷発生層として、約0.2μmの厚みを有するト
リスアゾ顔料からなる層を有し、さらにその上には電荷
発生層で発生した電荷担体を輸送する電荷輸送層として
約22μmの厚みを有するα-フェニルスチルベン系化合物
からなる層を設けている。感度域のピークは750nm付近
にあるが、500nmから820nmの範囲でも十分な感度を有し
ている。α-フェニルスチルベン系化合物からなる電荷
輸送層を有しているドリフトモビリティ(応答性)が良好
で、相反則もなくすることに成功している。また、白色
顔料の二酸化チタンはモアレ層を防止するうえで重要な
効果をはたしている。 【0020】図示されていないが、同期パルスを発生す
るためにレーザビームが特定の位置を通過するのを、主
走査方向の各走査ごとに検知する同期検知センサが設け
られている。このセンサの出力パルスにより画像の書き
込み制御用その他の同期クロックパルスを生成する。図
6において、レーザ露光装置14によって感光体11上に形
成された静電潜像は、感光体11の回転に従って現像ロー
ラ26のところまで運ばれる。現像ローラ26は感光体11に
軽く接触しながら反時計方向に駆動回転される。現像ロ
ーラ26には、現像タンク28の底部に配設されていて反時
計方向に回転するトナー補給ローラ27により、現像タン
ク28内に収容されたトナー29が供給されている。よっ
て、現像ローラ26のところまで運ばれた感光体11上の静
電潜像は、現像ローラ26によって運ばれるトナーにより
現像されて可視像とされる。 【0021】このトナー像は、次いで転写チャージャ30
に対向する位置である転写位置へと運ばれる。64はトナ
ー層厚規制ブレード、65はトナーカートリッジである。 【0022】以上のプロセスが実行されている間、給紙
トレイ3上に積載された転写紙31のうち最も上の位置の
転写紙1枚が、正時計方向に駆動回転される給紙ローラ
32およびそれに圧接するフリクションパッド33によっ
て、他の紙から分離されて上・下搬送ローラ34,35のニ
ップ部へ送られ、更にそれら搬送ローラ34,35によって
感光体11の転写位置へと搬送される。 【0023】搬送された転写紙は、転写位置において、
感光体11上のトナー像と重ね合わされ、転写チャージャ
30による放電を受ける。この放電により感光体11上のト
ナー像が転写紙に転写される。転写が終わると転写チャ
ージャ30の隣に配置された除電ランプ54からの光が、転
写紙を通して感光体11上に照射され、感光体11の表面電
位および転写紙通過時の帯電電位の両方を除電する。 【0024】電位を弱められた転写紙は自重により感光
体11から分離し、加熱ローラ36および加圧ローラ37を備
えた加熱定着装置へ送られる。転写紙およびその上に転
写されたトナー像は、加熱ローラ36によって加熱されな
がら両ローラ36,37によって上下から圧力を受け、その
結果、トナー像が転写紙上に溶融定着される。加熱ロー
ラ36を加熱するため、加熱ローラ36の内部にヒータ38が
設けられる。 【0025】定着後の転写紙は、剥離爪39によって加熱
ローラ36から剥離され、排紙ローラ40へと送られる。排
紙ローラ40の後流位置には排紙切換爪41が設けられてお
り、この切換爪41は、排紙切換ツマミ4を回すことによ
り、図6の実線位置と破線位置とで切り換えられる。切
換爪41が実線位置にあるとき、排紙ローラ40から出た転
写紙は、排紙ガイド部材42と排紙ガイド板43,44とによ
って形成される搬送路を通り、上排紙ローラ45によって
上部排紙トレイ9へ排出される。一方、切換爪41が破線
位置にあると、排紙ローラ40から出た転写紙は矢印Aの
方向に直線的にプリンタ外へ排出される。 【0026】転写終了後の感光体11上に残留した転写に
寄与しなかったトナーは、除電ランプ54によって除電さ
れ、クリーニングブレード55によって感光体11から掻き
落とされる。掻き落とされたトナーは、トナー回収ロー
ラ56によってトナー回収タンク57内へ送られる。クリー
ニングブレード55によって清掃された感光体11は、再び
帯電チャージャ12により帯電される。 【0027】定着ローラは、その表面を導電性とされて
おり、転写紙上の電荷をその導電性表面を介して除電さ
れる。なお、定着ローラに導電性を与えるには、例えば
テフロン等のローラ下地にカーボンを混ぜる方法を用い
ることができる。 【0028】給紙トレイ3はプリンタ下ユニット2に対
して着脱自在である。また、この給紙トレイ3は、押圧
レバー152を設けてある張り出し部153が下方向に張り出
し、その後方の底面には突出部154が設けられている。
これにより、給紙トレイ3のすわりが良くなって紙のず
れ落ちが解消される。インナーカバー170は、装着され
た状態で図6に示すように、給紙ローラ32を覆い、給紙
ローラ32にゴミ等が付着するのを防止し、更に上ユニッ
ト1を持ち上げた時の給紙ローラ32の保護をする。 【0029】図9はこのレーザプリンタの制御回路を示
す図である。 【0030】電源入力部160は、ACプラグ161を介して
商用電源に接続され、この中にはメインスイッチ162、
ノズルフィルタ163が含まれている。電源入力部160から
の電力は、一方がインターロックスイッチ164を介して
メインコントローラ用電力供給部165に供給され、他の
一方がキャラクタコントローラ用電力供給部166に供給
される。 【0031】メインコントローラ用電力供給部165は、
ノイズフィルタ167,定電圧回路168,半導体リレー169
を有している。定電圧回路168は、主にAC/DC変換
を行い、メインコントローラ176,帯電チャージャ12,
現像バイアス用パワーパック177,転写チャージャ用パ
ワーパック178,メインモータ92,各種動作機器179(給
紙クラッチ212,紙搬送クラッチ213,トータルカウンタ
ソレノイド214,ラッチングソレノイド217)等を駆動す
る。半導体リレー169は加熱ローラ36内のヒータ38の温
度制御のための給電のオン・オフを行う。 【0032】ヒータ38には温度制御用のサーミスタ235
が付設され、そのサーミスタ235は、封筒等の最小幅転
写材が通過するであろう位置に最も近く配設して、正確
な温度制御を行う。 【0033】インターロックスイッチ164は、プリンタ
上ユニット1を持ち上げたときオフとなり、メインコン
トローラ用電力供給部165に給電を停止するものであ
る。 【0034】キャラクタコントローラ用電力供給部166
は、ノイズフィルタ174,定電圧回路175を有し、キャラ
クタコントローラ180を駆動する。 【0035】メインコントローラ176は、図6に示すよ
うに、プリンタ上ユニット1内の電装シャーシ181に取
り付けられるものであり、図6に関連して説明した帯
電,露光,現像,転写等のプリンタプロセス全般の制御
を行う。また、メインコントローラ176は、CPU186,
ゲートアレイで構成される位相同期部187,表示駆動部1
88,スキャナ同期検知部189,スキャナモータドライバ1
90,ビデオインターフェース部191、および記録信号制
御部200を有している。この記録信号制御部200が、本発
明の核心をなす部分であり、後で詳細に説明する。 【0036】キャラクタコントローラ180は、メインコ
ントローラ176と同様に電装シャーシ181に取り付けられ
るものであり、ホストコンピュータ182から送られるキ
ャラクタ情報をインターフェース183を介してCPU184
へ送り、ここでそのキャラクタ情報に応じたキャラクタ
信号を形成する。 【0037】表示駆動部188は、操作パネル5を駆動す
るものである。操作パネル5には、図4にも示すよう
に、給紙トレイ3に載置された転写紙のサイズをCPU
186に指示するロータリタイプのスイッチ192,キャラク
タコントローラ180に対して種々の指示を行うためのボ
タンスイッチ193,各種表示をするLED群194が設けら
れている。 【0038】位相同期部187は、CPU186によって実行
されるプリントプロセスとの同期をとってレーザ光学装
置14内のレーザダイオードLDを駆動する。また、同期
検知部189を介して光ファイバ25からの同期検知信号を
受信してレーザダイオードLDの発光タイミングを制御
する。さらに、スキャナモータドライバ190を介してス
キャナモータ15を制御する。 【0039】ビデオインタフェース部191は、キャラク
タコントローラ180との間で制御データの授受を行い、
また制御の基準となるクロック信号をキャラクタコント
ローラ180へ伝送する。 【0040】メインコントローラ176内には、3端子レ
ギュレータ,DC/DCコンバータ等からなる2つの電
圧変換部210,211が設けられていて、これらの電圧変換
部により各機器の駆動用モータ,ソレノイド等を制御す
る各電圧が作られている。 【0041】メインコントローラ176のCPU186にプロ
セスの基準となる信号を送る入力装置として、レジスト
センサ219,排紙センサ220,トナーオーバーセンサ22
1,ペーパエンドセンサ222,ラッチセンサ223,トナー
エンドセンサ224が設けられている。 【0042】図1は本発明の核心をなす部分である記録
信号制御部200の概略の構成を示す図であり、入力画像
情報は画素クロックに同期してシフトレジスタ251に順
次入力され、入力されたシフトレジスタ251中の画像情
報のある画素(着目画素)とそれに隣接する前後それぞれ
2画素の関係を孤立黒画素判別回路252および孤立白画
素判別回路253により調べ、白画素群に挾まれた黒画素
を孤立黒画素判別回路252で判別し、黒画素群に挾まれ
た白画素を孤立白画素判別回路253で判別する。そして
その判別結果に応じて、白画素群に挾まれた黒画素の場
合には記録信号のパルス幅を記録信号パルス幅設定回路
254により大きく設定し、黒画素群に挾まれた白画素の
場合には記録信号のパルス幅を記録信号パルス幅設定回
路254により小さく設定するものである。 【0043】図2は図1の記録信号制御部の具体的構成
の一例を示すものである。シフトレジスタ251は、5個
のDフリップフロップK−2,K−1,K,K+1,K
+2からなり、入力される画像情報の1ライン中の連続
する5画素が、画素クロックによりシフトして順次入力
されるものである。孤立黒画素判別回路252はアンド回
路からなり、アンド回路の入力は、中央のフリップフロ
ップKの反転Q出力およびそれ以外の残りのフリップフ
ロップK−2,K−1,K+1,K+2のQ出力にそれ
ぞれ接続され、それらのアンド演算がなされることによ
り、中央のフリップフロップKに黒画素情報、他のフリ
ップフロップK−2,K−1,K+1,K+2に白画素
情報が入っている状態のとき、図3に示す孤立黒画素情
報パルスが出力される。この孤立黒画素情報パルスは、
入力画像情報の1画素に対するパルス幅に相当する幅
(画素クロックの周期Tの100%パルス幅T)を持ってい
る。 【0044】孤立白画素判別回路253はアンド回路から
なり、そのアンド回路の入力は、中央のフリップフロッ
プKのQ出力、およびそれ以外の残りのフリップフロッ
プの反転Q出力にそれぞれ接続され、それらのアンド演
算がなされることにより、中央のフリップフロップKに
白画素情報、他のフリップフロップK−2,K−1,K
+1,K+2に黒画素情報が入っている状態のとき、図
3に示す孤立白画素情報パルスが出力される。 【0045】記録信号パルス幅設定回路254は、前記孤
立白画素情報パルスの得られた場合に1画素クロック遅
れて反転6Q出力をローレベルとするためのDフリップ
フロップ255と、画素クロックを所定の期間遅延させる
遅延回路256と、シフトレジスタ251中の画素情報のパタ
ーンが、白画素群中に黒画素があるパターンおよび黒画
素群中に白画素があるパターン以外のパターンのときの
黒画素の記録信号のパルス幅(すなわち、標準のパルス
幅。これは1画素クロックの周期Tの80%パルス幅、す
なわち0.8T)を設定するためのアンド回路257、フリッ
プフロップKの反転Q出力と画素クロックとから50%パ
ルス幅(0.5T)信号を設定するためのナンド回路258、お
よび前記アンド回路252,257並びにナンド回路258の出
力に基づき記録信号を生成するノア回路259からなって
いる。 【0046】以上のように構成された記録信号制御部の
動作について図3のタイムチャートをも参照して説明す
る。 【0047】本例においては、シフトレジスタ251中の
データパターンに応じて、フリップフロップKの情報に
対応する記録信号の幅を3種の幅の1つに設定される。
すなわち、シフトレジタ251中の画像情報のパターン
が、フリップフロップKに黒、他のフリップフロップK
−2,K−1,K+1,K+2に白が入力されたパター
ンであるとき、パルス幅の大きな記録信号(前記100%記
録信号)が生成され、フリップフロップKの黒情報の記
録が行われる。また、シフトレジスタ251中の画像情報
のパターンが、フリップフロップKに白、フリップフロ
ップK−2,K−1,K+1,K+2に黒が入力された
パターンであるとき、パルス幅の小さな記録信号(前記5
0%記録信号)が1クロック遅れて生成され、フリップフ
ロップK+1の黒情報の記録が行われる。また、シフト
レジスタ251中の画像情報のパターンが、前記2つのパ
ターン以外のとき、標準のパルス幅(前記80%記録信号)
が生成され、フリップフロップKの黒情報の記録が行わ
れる。このように、白画素群中に黒画素が孤立したパタ
ーンにおける黒画素の記録は、パルス幅を標準より増大
させ、黒画素群中に白画素が孤立したパターンにおける
白画素に隣接する1つの黒画素の記録は、パルス幅を標
準より減少させて記録するものである。 【0048】シフトレジスタ251のクロック端子に画素
クロック(図3第1行)が与えられ、このクロックに同期
して、画像情報がシフトしながら入力される。画像情報
が「白白白黒白白黒白黒黒白黒黒黒白黒白黒黒」の順
(図3第3行目)に入力された場合を例にとる。シフトレ
ジスタの3番目のフリップフロップKのQ出力3Q(図
3第4行目)が記録の対象となる情報(以下、着目画素情
報という)の出力部となるものである。そのフリップフ
ロップKに隣接するフリップフロップK−2,K−1,
K+1,K+2の内容は、着目画素に先行する、あるい
は後続するところの近傍画素情報である。 【0049】孤立黒画素の記録信号の生成 画像情報例(図3第3行)の最初の黒画素aがフリップフ
ロップKにシフトされた状態のとき、残りのフリップフ
ロップK−2,K−1,K+1,K+2の内容は、すべ
て白画素となっているので、孤立黒画素判別回路252の
出力はハイレベルのパルスbとなる(図3第5行)。その
パルスbのパルス幅は1画素クロックの時間幅Tと同じ
であり、この黒孤立情報がノア回路259に入力され、時
間幅Tの孤立した黒画素の記録信号c(図3最下行)が出
力される。 【0050】孤立白画素に後続する黒画素の記録信号
の生成 フリップフロップKに白画素d、残りのフリップフロッ
プK−2,K−1,K+1,K+2はすべて黒画素とな
っている場合、孤立白画素判別回路253の出力にはパル
スeが出力される(図3第6行)。フリップフロップ255
はそのパルスeの入力された後の最初の画素クロックで
反転し、その反転Q出力反転6Qにはローレベルのパル
スfが出力され(図3第7行)、従って、このパルスfの
持続期間の間では、アンド回路257の出力は他の入力の
如何にかかわらずローレベルとなる(図3第8行)。一
方、ナンド回路258は画素クロックとフリップフロップ
の3Q出力が入力されるので、フリップフロップKに黒
画素があり、かつ画素クロックの後半のレベルの半サイ
クルであるときに、ハイレベルとなる(図3第9行)。こ
の孤立白画素に後続する黒画素の記録においては、孤立
黒画素判別回路252とアンド回路257の出力はいずれもロ
ーレベルであり、ナンド回路258のみが画素クロックの
後半の0.5T期間(本例では画素クロックのデューティ比
は0.5Tに設定している)にハイレベルとなるので、ノア
回路259の出力である記録信号はパルス幅が0.5Tの小さ
なものhとなっている。従って、そのように孤立白画素
dに後続する黒画素gの記録幅を小さくすることによ
り、その孤立白画素dの記録は結果として標準より強調
されたものiとなる。 【0051】前記孤立黒画素,孤立白画素以外のパタ
ーンにおける記録信号の生成 シフトレジスタ251中の画素パターンが上記孤立白画素
パターンおよび孤立黒画素パターン以外の場合には、孤
立黒画素判別回路252には出力を生じない。 【0052】また、孤立白画素判別回路253も出力を生
じないので、フリップフロップ255は反転せず、反転6
Q出力はハイレベルである。遅延回路256は画素クロッ
クを一定期間(本例では0.2T)遅延させるものであり、
その遅延出力(図3第2行)がアンド回路257に入力され
る。アンド回路257による、フリップフロップKの出力
反転3Qとフリップフロップ255の反転6Q出力(図3第
7行)と遅延画素クロック(図3第2行)との論理積出力
は、フリップフロップKの内容が黒画素であるときの反
転3Q出力(図3第4行k,l,m,n,o,pに対応
する反転出力)がハイレベルであり、遅延画素クロック
の正の半サイクルの間、アンド回路257の出力はハイレ
ベルとなる(図3第8行)。 【0053】一方、ナンド回路258の出力は、フリップ
フロップKが黒画素であるときに、画素クロックの後半
の半サイクルの期間にハイレベルとなる(図3第9行)。 【0054】孤立黒画素判別回路252,アンド回路257お
よびナンド回路258の出力はノア回路259に入力され、こ
のノア回路259により重畳され反転された形の記録信号
が形成される。すなわち、図3の第8行の波形と第9行
の波形とが重ね合わされて反転されて、図3の第10行の
記録信号の波形となる。孤立黒画素ではない画素情報k
を例にとると、アンド回路257の出力qとナンド回路258
の出力rとは若干のずれがあるので、これらを重畳する
ことによりノア回路259の出力sは、本例における標準
のパルス幅である0.8Tが得られる。 【0055】以上の説明においては、白画素孤立パター
ンの検出を行った場合に、着目画素の直後の黒画素の記
録信号のパルス幅を低減させているが、着目画素の直前
の黒画素の記録信号のパルス幅を低減させるようにして
もよい。 【0056】 【発明の効果】本発明によれば、主走査方向における白
連続部分に黒画素が孤立している場合には、それを検出
してその黒画素の記録信号のパルス幅を大きくすること
により、1画素の点や1画素幅を持つ線(縦線,斜線)を
十分に再現することができる。 【0057】また、本発明によれば、主走査方向におけ
る黒連続部分に白画素が孤立している場合には、それを
検出してその白画素の直前または直後の黒画素の記録信
号のパルス幅を小さくすることにより、1画素の点や1
画素幅を持つ線(縦線,斜線)を十分に再現することがで
きる。 【0058】また、前記黒孤立パターンまたは白孤立パ
ターン以外の場合において、着目画素の記録信号を標準
パルス幅に設定した態様においては、白黒白黒というよ
うな1画素幅のラインのペアの縦線,横線,斜線を十分
に再現することができる。
ファクシミリ等における静電記録部の画像形成装置に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来のレーザプリンタやファクシミリ等
において、帯電させた感光体を主走査方向にビームを照
射して静電潜像を得て、その静電潜像にトナーを付着さ
せて現像し、定着させることにより記録画像を得ること
はよく知られていることである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】このような従来のレー
ザプリンタやファクシミリ等において、いわゆるネガ/
ポジ現像により現像を行う場合、感光体や現像材料の性
質により、主走査方向に複数画素を連続してレーザビー
ムにより走査した部分に比べて、孤立した1画素点また
は1画素幅のラインの部分、あるいは白黒白黒の1画素
幅のラインのペアの部分が薄れて、それらの部分を十分
に再現することができなかった。 【0004】本発明は、画像形成装置において、主走査
方向に、白画素連続部分に黒画素が孤立して存在する場
合、黒画素連続部分に白画素が孤立して存在する場合、
あるいは白黒白黒の交互の画素が存在する場合などに、
それらの孤立黒画素、孤立白画素あるいは白黒白黒交互
の画素を明瞭に印字し、1画素の点、1画素の幅の縦
線,横線,斜線あるいは1画素幅のラインのペアの縦
線,横線,斜線を十分に再現できる画像形成装置を提供
することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、2値の記録情報を着目画素を中心とする前
後の複数画素ずつ順次画素クロックに同期して格納する
記憶手段と、前記記憶手段中の着目画素が黒画素であ
り、その前2画素が白画素で、かつその後2画素がすべ
て白画素である黒孤立の画素パターンを判別する孤立黒
画素判別手段と、前記記憶手段中の着目画素が白画素で
あり、その前2画素が黒画素で、かつその後2画素がす
べて黒画素である白孤立の画素パターンを判別する孤立
白画素判別手段と、前記黒孤立の画素パターンの場合に
は、着目画素の記録信号を標準パルス幅より大きいもの
とし、前記白孤立の画素パターンの場合には、着目画素
の前後の画素のうちいずれか一方の黒画素の記録信号を
前記標準パルス幅より小さいものとし、前記黒孤立の画
素パターン及び前記白孤立の画素パターンのいずれでも
ない場合には、着目画素の記録信号を前記標準パルス幅
とする記録信号パルス幅設定手段とを備えたことを特徴
とするものであって、主走査方向の順に逐次供給される
記録すべき情報が、画素クロックに同期して順次記憶手
段中に入力される。記憶手段は着目画素とその前後の複
数画素を記憶する容量を持っており、記憶手段に格納さ
れる内容は、画素クロックにより順次シフトされること
により時々刻々変化しており、各画素クロックごとに孤
立黒画素判別手段および孤立白画素判別手段により着目
画素とその前後のそれぞれ2画素からなるパターンが監
視され、白画素連続部分に黒画素が孤立するパターンお
よび黒画素連続部分に白画素が孤立するパターンである
とき、その発生を示す信号が孤立黒画素判別手段あるい
は孤立白画素判別手段から出力される。この出力に応答
して、記録信号パルス幅設定手段により、黒孤立パター
ンが検出されたときは、着目画素の記録信号のパルス幅
を標準の記録信号のパルス幅(例えば1画素クロックの
周期Tの80%)より大きなパルス幅(例えば1画素ク
ロックの周期Tの100%)とする。また、白孤立パタ
ーンが検出されたときは、着目画素の記録信号のパルス
幅を標準の記録信号のパルス幅より小さなパルス幅(例
えば1画素クロックの周期Tの50%)とする。さら
に、前記黒孤立パターン及び白孤立パターンのいずれで
もないときには、着目画素の記録信号を前記標準の記録
信号のパルス幅とするものである。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態をレー
ザプリンタに適用した例を図面に基づいて説明する。 【0007】図4はレーザプリンタの外観を示す図であ
り、このレーザプリンタは、大きく分けてプリンタ上ユ
ニット1とプリンタ下ユニット2に分けられる。下ユニ
ット2には転写紙を載置保持する給紙トレイ3が取り外
し可能に取り付けられ、また排紙切換ツマミ4が備え付
けられている。上ユニット1には操作パネル5,フォン
トカートリッジ挿入口6,エミュレーションカード挿入
口7が設けられている。カバー8の上面には上部排紙ト
レイ9が設けられている。 【0008】操作パネル5には、転写紙サイズ、その他
の種々の印写条件を設定するためのスイッチ等が配置さ
れている。フォントカートリッジ挿入口6は、フォント
カートリッジ、すなわち、字体情報が記憶されているカ
ートリッジを差し込んでキャラクタコントローラへ字体
情報を送るものである。 【0009】エミュレーションカード挿入口7は、ホス
トコンピュータの種類に応じて、そのホストコンピュー
タと本レーザプリンタとの整合を図るためのエミュレー
ションカードをキャラクタコントローラと接続させるた
めのものである。 【0010】排紙切換ツマミ4は、レーザプリンタ内で
印写作業を終えた転写紙を上部排紙トレイ9へ排出する
か、あるいは直進して矢印Aの方向へ排出するかを切り
換えるものである。 【0011】プリンタ上ユニット1とプリンタ下ユニッ
ト2とは図の奥側でヒンジ結合されており、また手前側
でロック機構によって互いに固定保持されている。 【0012】カバー8の前面から突出するロックレバー
ツマミ10を押し上げて前記ロック機構を解除すれば、図
5に示すように、プリンタ上ユニット1をプリンタ下ユ
ニット2から回動して持ち上げることができ、この2分
割構成により保守作業を容易にするとともに、感光体,
現像剤その他の交換を容易にすることができる。 【0013】図6はプリンタ上ユニット1とプリンタ下
ユニット2とを互いに結合した状態のレーザプリンタの
側断面図であり、プリンタ下ユニット2のほぼ中央に配
置されたドラム状感光体11は正時計方向に駆動回転さ
れ、まず帯電チャージャ12による放電作用を受ける。 【0014】帯電チャージャ12のチャージワイヤ13は感
光体11と平行に張設されており、この放電により感光体
11の表面は軸方向一様に帯電される。 【0015】帯電された感光体11は、レーザ露光装置14
によって画像露光作用を受ける。レーザ露光装置14は、
図7に示すように、スキャナモータ15によって正時計方
向に回転させられるポリゴンミラー16と、レーザダイオ
ード(LD)ユニット17と、第1シリンドリカルレンズ18
と、第1ミラー19と、スフェリカルレンズ20と、第2ミ
ラー21とを有している。 【0016】LDユニット17には半導体のレーザダイオ
ード(LD)が内蔵されており、このレーザダイオード
(LD)が画像信号に基づいて画像信号書き込み用レーザ
ダイオードを発光する。このレーザビームは、図8に示
すように、第1シリンドリカルレンズ18、第1ミラー19
を経てスフェリカルレンズ20に入る。レーザビームは、
スフェリカルレンズ20で絞り込まれて上方にわずか屈折
させられ、ポリゴンミラー16の一面に照射される。 【0017】このように照射されたレーザビームは、第
2ミラー21で反射して第2シリンドリカルレンズ22を通
過し、感光体11上に導かれる。このとき、ポリゴンミラ
ー16の回転に応じてレーザビームが第2ミラー21上、従
って、感光体11上で主走査方向に走査される。この光走
査がポリゴンミラー16の一面ごとに繰り返され、同時に
感光体11が主走査方向と直交する方向、すなわち、副走
査方向に回転し、その結果、感光体11の表面の画像信号
に対応する静電潜像が形成される。 【0018】本例で使用されているレーザダイオード
は、単一波長の光であり、常温下では約780±10nmの波
長を有している。しかしながら、一般的に感光体の感度
域は、これに比べて相当低く、500nm以下にピークがあ
るものが殆どである。また、レーザ光は、コヒーレント
な単一波長光であるため、感光体ドラムのベース(例え
ばアルミニウム)で反射したものが影響して多重露光を
起こし、モアレと呼ばれる不具合が生じる。また、感光
体が受ける光エネルギでは、光量×時間できまるが、光
量を小さくして時間を長くした場合と、光量を大きくし
て時間を短くした場合とで、感度が変動するような相反
則を有する感光体では、本例のようなレーザダイオード
の光量を照射位置により変化させる制御方式では特に問
題となる。 【0019】本例の感光体は、有機材料を使用したOP
C感光体であり、ドラムベースとしてアルミニウムのド
ラムを用い、その上にアルコール可溶性ポリアミド樹脂
に白色顔料の二酸化チタンを加えたものからなり、約3
〜4μmの厚みを有するアンダレイヤ(下じき層)を有し
ている。さらに、その上に光を吸収し電荷担体を発生す
るための電荷発生層として、約0.2μmの厚みを有するト
リスアゾ顔料からなる層を有し、さらにその上には電荷
発生層で発生した電荷担体を輸送する電荷輸送層として
約22μmの厚みを有するα-フェニルスチルベン系化合物
からなる層を設けている。感度域のピークは750nm付近
にあるが、500nmから820nmの範囲でも十分な感度を有し
ている。α-フェニルスチルベン系化合物からなる電荷
輸送層を有しているドリフトモビリティ(応答性)が良好
で、相反則もなくすることに成功している。また、白色
顔料の二酸化チタンはモアレ層を防止するうえで重要な
効果をはたしている。 【0020】図示されていないが、同期パルスを発生す
るためにレーザビームが特定の位置を通過するのを、主
走査方向の各走査ごとに検知する同期検知センサが設け
られている。このセンサの出力パルスにより画像の書き
込み制御用その他の同期クロックパルスを生成する。図
6において、レーザ露光装置14によって感光体11上に形
成された静電潜像は、感光体11の回転に従って現像ロー
ラ26のところまで運ばれる。現像ローラ26は感光体11に
軽く接触しながら反時計方向に駆動回転される。現像ロ
ーラ26には、現像タンク28の底部に配設されていて反時
計方向に回転するトナー補給ローラ27により、現像タン
ク28内に収容されたトナー29が供給されている。よっ
て、現像ローラ26のところまで運ばれた感光体11上の静
電潜像は、現像ローラ26によって運ばれるトナーにより
現像されて可視像とされる。 【0021】このトナー像は、次いで転写チャージャ30
に対向する位置である転写位置へと運ばれる。64はトナ
ー層厚規制ブレード、65はトナーカートリッジである。 【0022】以上のプロセスが実行されている間、給紙
トレイ3上に積載された転写紙31のうち最も上の位置の
転写紙1枚が、正時計方向に駆動回転される給紙ローラ
32およびそれに圧接するフリクションパッド33によっ
て、他の紙から分離されて上・下搬送ローラ34,35のニ
ップ部へ送られ、更にそれら搬送ローラ34,35によって
感光体11の転写位置へと搬送される。 【0023】搬送された転写紙は、転写位置において、
感光体11上のトナー像と重ね合わされ、転写チャージャ
30による放電を受ける。この放電により感光体11上のト
ナー像が転写紙に転写される。転写が終わると転写チャ
ージャ30の隣に配置された除電ランプ54からの光が、転
写紙を通して感光体11上に照射され、感光体11の表面電
位および転写紙通過時の帯電電位の両方を除電する。 【0024】電位を弱められた転写紙は自重により感光
体11から分離し、加熱ローラ36および加圧ローラ37を備
えた加熱定着装置へ送られる。転写紙およびその上に転
写されたトナー像は、加熱ローラ36によって加熱されな
がら両ローラ36,37によって上下から圧力を受け、その
結果、トナー像が転写紙上に溶融定着される。加熱ロー
ラ36を加熱するため、加熱ローラ36の内部にヒータ38が
設けられる。 【0025】定着後の転写紙は、剥離爪39によって加熱
ローラ36から剥離され、排紙ローラ40へと送られる。排
紙ローラ40の後流位置には排紙切換爪41が設けられてお
り、この切換爪41は、排紙切換ツマミ4を回すことによ
り、図6の実線位置と破線位置とで切り換えられる。切
換爪41が実線位置にあるとき、排紙ローラ40から出た転
写紙は、排紙ガイド部材42と排紙ガイド板43,44とによ
って形成される搬送路を通り、上排紙ローラ45によって
上部排紙トレイ9へ排出される。一方、切換爪41が破線
位置にあると、排紙ローラ40から出た転写紙は矢印Aの
方向に直線的にプリンタ外へ排出される。 【0026】転写終了後の感光体11上に残留した転写に
寄与しなかったトナーは、除電ランプ54によって除電さ
れ、クリーニングブレード55によって感光体11から掻き
落とされる。掻き落とされたトナーは、トナー回収ロー
ラ56によってトナー回収タンク57内へ送られる。クリー
ニングブレード55によって清掃された感光体11は、再び
帯電チャージャ12により帯電される。 【0027】定着ローラは、その表面を導電性とされて
おり、転写紙上の電荷をその導電性表面を介して除電さ
れる。なお、定着ローラに導電性を与えるには、例えば
テフロン等のローラ下地にカーボンを混ぜる方法を用い
ることができる。 【0028】給紙トレイ3はプリンタ下ユニット2に対
して着脱自在である。また、この給紙トレイ3は、押圧
レバー152を設けてある張り出し部153が下方向に張り出
し、その後方の底面には突出部154が設けられている。
これにより、給紙トレイ3のすわりが良くなって紙のず
れ落ちが解消される。インナーカバー170は、装着され
た状態で図6に示すように、給紙ローラ32を覆い、給紙
ローラ32にゴミ等が付着するのを防止し、更に上ユニッ
ト1を持ち上げた時の給紙ローラ32の保護をする。 【0029】図9はこのレーザプリンタの制御回路を示
す図である。 【0030】電源入力部160は、ACプラグ161を介して
商用電源に接続され、この中にはメインスイッチ162、
ノズルフィルタ163が含まれている。電源入力部160から
の電力は、一方がインターロックスイッチ164を介して
メインコントローラ用電力供給部165に供給され、他の
一方がキャラクタコントローラ用電力供給部166に供給
される。 【0031】メインコントローラ用電力供給部165は、
ノイズフィルタ167,定電圧回路168,半導体リレー169
を有している。定電圧回路168は、主にAC/DC変換
を行い、メインコントローラ176,帯電チャージャ12,
現像バイアス用パワーパック177,転写チャージャ用パ
ワーパック178,メインモータ92,各種動作機器179(給
紙クラッチ212,紙搬送クラッチ213,トータルカウンタ
ソレノイド214,ラッチングソレノイド217)等を駆動す
る。半導体リレー169は加熱ローラ36内のヒータ38の温
度制御のための給電のオン・オフを行う。 【0032】ヒータ38には温度制御用のサーミスタ235
が付設され、そのサーミスタ235は、封筒等の最小幅転
写材が通過するであろう位置に最も近く配設して、正確
な温度制御を行う。 【0033】インターロックスイッチ164は、プリンタ
上ユニット1を持ち上げたときオフとなり、メインコン
トローラ用電力供給部165に給電を停止するものであ
る。 【0034】キャラクタコントローラ用電力供給部166
は、ノイズフィルタ174,定電圧回路175を有し、キャラ
クタコントローラ180を駆動する。 【0035】メインコントローラ176は、図6に示すよ
うに、プリンタ上ユニット1内の電装シャーシ181に取
り付けられるものであり、図6に関連して説明した帯
電,露光,現像,転写等のプリンタプロセス全般の制御
を行う。また、メインコントローラ176は、CPU186,
ゲートアレイで構成される位相同期部187,表示駆動部1
88,スキャナ同期検知部189,スキャナモータドライバ1
90,ビデオインターフェース部191、および記録信号制
御部200を有している。この記録信号制御部200が、本発
明の核心をなす部分であり、後で詳細に説明する。 【0036】キャラクタコントローラ180は、メインコ
ントローラ176と同様に電装シャーシ181に取り付けられ
るものであり、ホストコンピュータ182から送られるキ
ャラクタ情報をインターフェース183を介してCPU184
へ送り、ここでそのキャラクタ情報に応じたキャラクタ
信号を形成する。 【0037】表示駆動部188は、操作パネル5を駆動す
るものである。操作パネル5には、図4にも示すよう
に、給紙トレイ3に載置された転写紙のサイズをCPU
186に指示するロータリタイプのスイッチ192,キャラク
タコントローラ180に対して種々の指示を行うためのボ
タンスイッチ193,各種表示をするLED群194が設けら
れている。 【0038】位相同期部187は、CPU186によって実行
されるプリントプロセスとの同期をとってレーザ光学装
置14内のレーザダイオードLDを駆動する。また、同期
検知部189を介して光ファイバ25からの同期検知信号を
受信してレーザダイオードLDの発光タイミングを制御
する。さらに、スキャナモータドライバ190を介してス
キャナモータ15を制御する。 【0039】ビデオインタフェース部191は、キャラク
タコントローラ180との間で制御データの授受を行い、
また制御の基準となるクロック信号をキャラクタコント
ローラ180へ伝送する。 【0040】メインコントローラ176内には、3端子レ
ギュレータ,DC/DCコンバータ等からなる2つの電
圧変換部210,211が設けられていて、これらの電圧変換
部により各機器の駆動用モータ,ソレノイド等を制御す
る各電圧が作られている。 【0041】メインコントローラ176のCPU186にプロ
セスの基準となる信号を送る入力装置として、レジスト
センサ219,排紙センサ220,トナーオーバーセンサ22
1,ペーパエンドセンサ222,ラッチセンサ223,トナー
エンドセンサ224が設けられている。 【0042】図1は本発明の核心をなす部分である記録
信号制御部200の概略の構成を示す図であり、入力画像
情報は画素クロックに同期してシフトレジスタ251に順
次入力され、入力されたシフトレジスタ251中の画像情
報のある画素(着目画素)とそれに隣接する前後それぞれ
2画素の関係を孤立黒画素判別回路252および孤立白画
素判別回路253により調べ、白画素群に挾まれた黒画素
を孤立黒画素判別回路252で判別し、黒画素群に挾まれ
た白画素を孤立白画素判別回路253で判別する。そして
その判別結果に応じて、白画素群に挾まれた黒画素の場
合には記録信号のパルス幅を記録信号パルス幅設定回路
254により大きく設定し、黒画素群に挾まれた白画素の
場合には記録信号のパルス幅を記録信号パルス幅設定回
路254により小さく設定するものである。 【0043】図2は図1の記録信号制御部の具体的構成
の一例を示すものである。シフトレジスタ251は、5個
のDフリップフロップK−2,K−1,K,K+1,K
+2からなり、入力される画像情報の1ライン中の連続
する5画素が、画素クロックによりシフトして順次入力
されるものである。孤立黒画素判別回路252はアンド回
路からなり、アンド回路の入力は、中央のフリップフロ
ップKの反転Q出力およびそれ以外の残りのフリップフ
ロップK−2,K−1,K+1,K+2のQ出力にそれ
ぞれ接続され、それらのアンド演算がなされることによ
り、中央のフリップフロップKに黒画素情報、他のフリ
ップフロップK−2,K−1,K+1,K+2に白画素
情報が入っている状態のとき、図3に示す孤立黒画素情
報パルスが出力される。この孤立黒画素情報パルスは、
入力画像情報の1画素に対するパルス幅に相当する幅
(画素クロックの周期Tの100%パルス幅T)を持ってい
る。 【0044】孤立白画素判別回路253はアンド回路から
なり、そのアンド回路の入力は、中央のフリップフロッ
プKのQ出力、およびそれ以外の残りのフリップフロッ
プの反転Q出力にそれぞれ接続され、それらのアンド演
算がなされることにより、中央のフリップフロップKに
白画素情報、他のフリップフロップK−2,K−1,K
+1,K+2に黒画素情報が入っている状態のとき、図
3に示す孤立白画素情報パルスが出力される。 【0045】記録信号パルス幅設定回路254は、前記孤
立白画素情報パルスの得られた場合に1画素クロック遅
れて反転6Q出力をローレベルとするためのDフリップ
フロップ255と、画素クロックを所定の期間遅延させる
遅延回路256と、シフトレジスタ251中の画素情報のパタ
ーンが、白画素群中に黒画素があるパターンおよび黒画
素群中に白画素があるパターン以外のパターンのときの
黒画素の記録信号のパルス幅(すなわち、標準のパルス
幅。これは1画素クロックの周期Tの80%パルス幅、す
なわち0.8T)を設定するためのアンド回路257、フリッ
プフロップKの反転Q出力と画素クロックとから50%パ
ルス幅(0.5T)信号を設定するためのナンド回路258、お
よび前記アンド回路252,257並びにナンド回路258の出
力に基づき記録信号を生成するノア回路259からなって
いる。 【0046】以上のように構成された記録信号制御部の
動作について図3のタイムチャートをも参照して説明す
る。 【0047】本例においては、シフトレジスタ251中の
データパターンに応じて、フリップフロップKの情報に
対応する記録信号の幅を3種の幅の1つに設定される。
すなわち、シフトレジタ251中の画像情報のパターン
が、フリップフロップKに黒、他のフリップフロップK
−2,K−1,K+1,K+2に白が入力されたパター
ンであるとき、パルス幅の大きな記録信号(前記100%記
録信号)が生成され、フリップフロップKの黒情報の記
録が行われる。また、シフトレジスタ251中の画像情報
のパターンが、フリップフロップKに白、フリップフロ
ップK−2,K−1,K+1,K+2に黒が入力された
パターンであるとき、パルス幅の小さな記録信号(前記5
0%記録信号)が1クロック遅れて生成され、フリップフ
ロップK+1の黒情報の記録が行われる。また、シフト
レジスタ251中の画像情報のパターンが、前記2つのパ
ターン以外のとき、標準のパルス幅(前記80%記録信号)
が生成され、フリップフロップKの黒情報の記録が行わ
れる。このように、白画素群中に黒画素が孤立したパタ
ーンにおける黒画素の記録は、パルス幅を標準より増大
させ、黒画素群中に白画素が孤立したパターンにおける
白画素に隣接する1つの黒画素の記録は、パルス幅を標
準より減少させて記録するものである。 【0048】シフトレジスタ251のクロック端子に画素
クロック(図3第1行)が与えられ、このクロックに同期
して、画像情報がシフトしながら入力される。画像情報
が「白白白黒白白黒白黒黒白黒黒黒白黒白黒黒」の順
(図3第3行目)に入力された場合を例にとる。シフトレ
ジスタの3番目のフリップフロップKのQ出力3Q(図
3第4行目)が記録の対象となる情報(以下、着目画素情
報という)の出力部となるものである。そのフリップフ
ロップKに隣接するフリップフロップK−2,K−1,
K+1,K+2の内容は、着目画素に先行する、あるい
は後続するところの近傍画素情報である。 【0049】孤立黒画素の記録信号の生成 画像情報例(図3第3行)の最初の黒画素aがフリップフ
ロップKにシフトされた状態のとき、残りのフリップフ
ロップK−2,K−1,K+1,K+2の内容は、すべ
て白画素となっているので、孤立黒画素判別回路252の
出力はハイレベルのパルスbとなる(図3第5行)。その
パルスbのパルス幅は1画素クロックの時間幅Tと同じ
であり、この黒孤立情報がノア回路259に入力され、時
間幅Tの孤立した黒画素の記録信号c(図3最下行)が出
力される。 【0050】孤立白画素に後続する黒画素の記録信号
の生成 フリップフロップKに白画素d、残りのフリップフロッ
プK−2,K−1,K+1,K+2はすべて黒画素とな
っている場合、孤立白画素判別回路253の出力にはパル
スeが出力される(図3第6行)。フリップフロップ255
はそのパルスeの入力された後の最初の画素クロックで
反転し、その反転Q出力反転6Qにはローレベルのパル
スfが出力され(図3第7行)、従って、このパルスfの
持続期間の間では、アンド回路257の出力は他の入力の
如何にかかわらずローレベルとなる(図3第8行)。一
方、ナンド回路258は画素クロックとフリップフロップ
の3Q出力が入力されるので、フリップフロップKに黒
画素があり、かつ画素クロックの後半のレベルの半サイ
クルであるときに、ハイレベルとなる(図3第9行)。こ
の孤立白画素に後続する黒画素の記録においては、孤立
黒画素判別回路252とアンド回路257の出力はいずれもロ
ーレベルであり、ナンド回路258のみが画素クロックの
後半の0.5T期間(本例では画素クロックのデューティ比
は0.5Tに設定している)にハイレベルとなるので、ノア
回路259の出力である記録信号はパルス幅が0.5Tの小さ
なものhとなっている。従って、そのように孤立白画素
dに後続する黒画素gの記録幅を小さくすることによ
り、その孤立白画素dの記録は結果として標準より強調
されたものiとなる。 【0051】前記孤立黒画素,孤立白画素以外のパタ
ーンにおける記録信号の生成 シフトレジスタ251中の画素パターンが上記孤立白画素
パターンおよび孤立黒画素パターン以外の場合には、孤
立黒画素判別回路252には出力を生じない。 【0052】また、孤立白画素判別回路253も出力を生
じないので、フリップフロップ255は反転せず、反転6
Q出力はハイレベルである。遅延回路256は画素クロッ
クを一定期間(本例では0.2T)遅延させるものであり、
その遅延出力(図3第2行)がアンド回路257に入力され
る。アンド回路257による、フリップフロップKの出力
反転3Qとフリップフロップ255の反転6Q出力(図3第
7行)と遅延画素クロック(図3第2行)との論理積出力
は、フリップフロップKの内容が黒画素であるときの反
転3Q出力(図3第4行k,l,m,n,o,pに対応
する反転出力)がハイレベルであり、遅延画素クロック
の正の半サイクルの間、アンド回路257の出力はハイレ
ベルとなる(図3第8行)。 【0053】一方、ナンド回路258の出力は、フリップ
フロップKが黒画素であるときに、画素クロックの後半
の半サイクルの期間にハイレベルとなる(図3第9行)。 【0054】孤立黒画素判別回路252,アンド回路257お
よびナンド回路258の出力はノア回路259に入力され、こ
のノア回路259により重畳され反転された形の記録信号
が形成される。すなわち、図3の第8行の波形と第9行
の波形とが重ね合わされて反転されて、図3の第10行の
記録信号の波形となる。孤立黒画素ではない画素情報k
を例にとると、アンド回路257の出力qとナンド回路258
の出力rとは若干のずれがあるので、これらを重畳する
ことによりノア回路259の出力sは、本例における標準
のパルス幅である0.8Tが得られる。 【0055】以上の説明においては、白画素孤立パター
ンの検出を行った場合に、着目画素の直後の黒画素の記
録信号のパルス幅を低減させているが、着目画素の直前
の黒画素の記録信号のパルス幅を低減させるようにして
もよい。 【0056】 【発明の効果】本発明によれば、主走査方向における白
連続部分に黒画素が孤立している場合には、それを検出
してその黒画素の記録信号のパルス幅を大きくすること
により、1画素の点や1画素幅を持つ線(縦線,斜線)を
十分に再現することができる。 【0057】また、本発明によれば、主走査方向におけ
る黒連続部分に白画素が孤立している場合には、それを
検出してその白画素の直前または直後の黒画素の記録信
号のパルス幅を小さくすることにより、1画素の点や1
画素幅を持つ線(縦線,斜線)を十分に再現することがで
きる。 【0058】また、前記黒孤立パターンまたは白孤立パ
ターン以外の場合において、着目画素の記録信号を標準
パルス幅に設定した態様においては、白黒白黒というよ
うな1画素幅のラインのペアの縦線,横線,斜線を十分
に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明するためのレーザプ
リンタにおける記録信号制御部の概略の構成を示す図で
ある。 【図2】図1の記録信号制御部の具体的構成の一例を示
すものである。 【図3】記録信号制御部の動作を説明するための各部の
波形およびタイミングを示す図である。 【図4】本発明の実施形態を適用したレーザプリンタの
外観を示す斜視図である。 【図5】図4のプリンタ上ユニットを開いた状態を示す
斜視図である。 【図6】プリンタ上ユニットとプリンタ下ユニットとを
互いに結合した状態のレーザプリンタの側断面図であ
る。 【図7】図6のレーザ露光装置の平面図である。 【図8】図6のレーザ露光装置の光路図である。 【図9】図6のレーザプリンタの制御回路を示す図であ
る。 【符号の説明】 1…プリンタ上ユニット、 2…プリンタ下ユニット、
3…給紙トレイ、 4…排紙切換ツマミ、 5…操作
パネル、 6…フォントカートリッジ挿入口、7…エミ
ュレーションカード挿入口、 8…カバー、 9…上部
排紙トレイ、10…ロックレバーツマミ、 11…ドラム状
感光体、 12…帯電チャージャ、 13…チャージワイ
ヤ、 14…レーザ露光装置、 15…スキャナモータ、
16…ポリゴンミラー、 17…レーザダイオード(LD)ユ
ニット、 18…第1シリンドリカルレンズ、 19…第1
ミラー、 20…スフェリカルレンズ、 21…第2ミラ
ー、22…第2シリンドリカルレンズ、 26…現像ロー
ラ、 27…トナー補給ローラ、 28…現像タンク、 29
…トナー、 30…転写チャージャ、 31…転写紙、32…
給紙ローラ、 33…フリクションパッド、 34,35…上
・下搬送ローラ、36…加熱ローラ、 37…加圧ローラ、
38…ヒータ、 39…剥離爪、 40…排紙ローラ、 41
…排紙切換爪、 42…排紙ガイド部材、 43,44…排紙
ガイド板、45…上排紙ローラ、 54…除電ランプ、 55
…クリーニングブレード、 56…トナー回収ローラ、
64…トナー層厚規制ブレード、 65…トナーカートリッ
ジ、 152…押圧レバー、 153…張り出し部、 154…
突出部、 160…電源入力部、161…ACプラグ、 162
…メインスイッチ、 163…ノズルフィルタ、 164…イ
ンターロックスイッチ、 165…メインコントローラ用
電力供給部、 166…キャラクタコントローラ用電力供
給部、 167…ノイズフィルタ、 168…定電圧回路、
169…半導体リレー、 170…インナーカバー、 174…
ノイズフィルタ、175…定電圧回路、 176…メインコン
トローラ、 177…現像バイアス用パワーパック、 178
…転写チャージャ用パワーパック、 179…各種動作機
器、180…キャラクタコントローラ、 181…電装シャー
シ、 182…ホストコンピュータ、 183…インターフェ
ース、 184,186…CPU、 187…位相同期部、188…
表示駆動部、 189…同期検知部、 190…スキャナモー
タドライバ、191…ビデオインターフェース部、 192…
ロータリタイプのスイッチ、 193…ボタンスイッチ、
194…各種表示をするLED群、 200…記録信号制御
部、210,211…電圧変換部、 212…給紙クラッチ、 2
13…紙搬送クラッチ、214…トータルカウンタソレノイ
ド、 217…ラッチングソレノイド、 219…レジストセ
ンサ、 220…排紙センサ、 221…トナーオーバーセン
サ、 222…ペーパエンドセンサ、 223…ラッチセン
サ、 224…トナーエンドセンサ温度、235…制御用のサ
ーミスタ、 251…シフトレジスタ、 252…孤立黒画素
判別回路、 253…孤立白画素判別回路、 254…記録信
号パルス幅設定回路、255…フリップフロップ、 256…
遅延回路、 257…アンド回路、 258…ナンド回路、
259…ノア回路。
リンタにおける記録信号制御部の概略の構成を示す図で
ある。 【図2】図1の記録信号制御部の具体的構成の一例を示
すものである。 【図3】記録信号制御部の動作を説明するための各部の
波形およびタイミングを示す図である。 【図4】本発明の実施形態を適用したレーザプリンタの
外観を示す斜視図である。 【図5】図4のプリンタ上ユニットを開いた状態を示す
斜視図である。 【図6】プリンタ上ユニットとプリンタ下ユニットとを
互いに結合した状態のレーザプリンタの側断面図であ
る。 【図7】図6のレーザ露光装置の平面図である。 【図8】図6のレーザ露光装置の光路図である。 【図9】図6のレーザプリンタの制御回路を示す図であ
る。 【符号の説明】 1…プリンタ上ユニット、 2…プリンタ下ユニット、
3…給紙トレイ、 4…排紙切換ツマミ、 5…操作
パネル、 6…フォントカートリッジ挿入口、7…エミ
ュレーションカード挿入口、 8…カバー、 9…上部
排紙トレイ、10…ロックレバーツマミ、 11…ドラム状
感光体、 12…帯電チャージャ、 13…チャージワイ
ヤ、 14…レーザ露光装置、 15…スキャナモータ、
16…ポリゴンミラー、 17…レーザダイオード(LD)ユ
ニット、 18…第1シリンドリカルレンズ、 19…第1
ミラー、 20…スフェリカルレンズ、 21…第2ミラ
ー、22…第2シリンドリカルレンズ、 26…現像ロー
ラ、 27…トナー補給ローラ、 28…現像タンク、 29
…トナー、 30…転写チャージャ、 31…転写紙、32…
給紙ローラ、 33…フリクションパッド、 34,35…上
・下搬送ローラ、36…加熱ローラ、 37…加圧ローラ、
38…ヒータ、 39…剥離爪、 40…排紙ローラ、 41
…排紙切換爪、 42…排紙ガイド部材、 43,44…排紙
ガイド板、45…上排紙ローラ、 54…除電ランプ、 55
…クリーニングブレード、 56…トナー回収ローラ、
64…トナー層厚規制ブレード、 65…トナーカートリッ
ジ、 152…押圧レバー、 153…張り出し部、 154…
突出部、 160…電源入力部、161…ACプラグ、 162
…メインスイッチ、 163…ノズルフィルタ、 164…イ
ンターロックスイッチ、 165…メインコントローラ用
電力供給部、 166…キャラクタコントローラ用電力供
給部、 167…ノイズフィルタ、 168…定電圧回路、
169…半導体リレー、 170…インナーカバー、 174…
ノイズフィルタ、175…定電圧回路、 176…メインコン
トローラ、 177…現像バイアス用パワーパック、 178
…転写チャージャ用パワーパック、 179…各種動作機
器、180…キャラクタコントローラ、 181…電装シャー
シ、 182…ホストコンピュータ、 183…インターフェ
ース、 184,186…CPU、 187…位相同期部、188…
表示駆動部、 189…同期検知部、 190…スキャナモー
タドライバ、191…ビデオインターフェース部、 192…
ロータリタイプのスイッチ、 193…ボタンスイッチ、
194…各種表示をするLED群、 200…記録信号制御
部、210,211…電圧変換部、 212…給紙クラッチ、 2
13…紙搬送クラッチ、214…トータルカウンタソレノイ
ド、 217…ラッチングソレノイド、 219…レジストセ
ンサ、 220…排紙センサ、 221…トナーオーバーセン
サ、 222…ペーパエンドセンサ、 223…ラッチセン
サ、 224…トナーエンドセンサ温度、235…制御用のサ
ーミスタ、 251…シフトレジスタ、 252…孤立黒画素
判別回路、 253…孤立白画素判別回路、 254…記録信
号パルス幅設定回路、255…フリップフロップ、 256…
遅延回路、 257…アンド回路、 258…ナンド回路、
259…ノア回路。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
B41J 2/44
B41J 2/485
H04N 1/409
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.2値の記録情報を着目画素を中心とする前後の複数
画素ずつ順次画素クロックに同期して格納する記憶手段
と、 前記記憶手段中の着目画素が黒画素であり、その前2画
素が白画素で、かつその後2画素がすべて白画素である
黒孤立の画素パターンを判別する孤立黒画素判別手段
と、 前記記憶手段中の着目画素が白画素であり、その前2画
素が黒画素で、かつその後2画素がすべて黒画素である
白孤立の画素パターンを判別する孤立白画素判別手段
と、 前記黒孤立の画素パターンの場合には、着目画素の記録
信号を標準パルス幅より大きいものとし、前記白孤立の
画素パターンの場合には、着目画素の前後の画素のうち
いずれか一方の黒画素の記録信号を前記標準パルス幅よ
り小さいものとし、前記黒孤立の画素パターン及び前記
白孤立の画素パターンのいずれでもない場合には、着目
画素の記録信号を前記標準パルス幅とする記録信号パル
ス幅設定手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19647296A JP2987801B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19647296A JP2987801B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 画像形成装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62126034A Division JPS63290752A (ja) | 1987-05-25 | 1987-05-25 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09295429A JPH09295429A (ja) | 1997-11-18 |
JP2987801B2 true JP2987801B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=16358378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19647296A Expired - Lifetime JP2987801B2 (ja) | 1996-07-25 | 1996-07-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2987801B2 (ja) |
-
1996
- 1996-07-25 JP JP19647296A patent/JP2987801B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09295429A (ja) | 1997-11-18 |
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