JP2987026B2 - 周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機 - Google Patents
周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機Info
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- JP2987026B2 JP2987026B2 JP5129723A JP12972393A JP2987026B2 JP 2987026 B2 JP2987026 B2 JP 2987026B2 JP 5129723 A JP5129723 A JP 5129723A JP 12972393 A JP12972393 A JP 12972393A JP 2987026 B2 JP2987026 B2 JP 2987026B2
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- Japan
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- furnace
- nozzle
- spraying
- cleaning
- wall
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- Blast Furnaces (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉その他の竪型炉の
炉内壁面の耐火材吹き付け補修に際して使用される周回
ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機に関する。
炉内壁面の耐火材吹き付け補修に際して使用される周回
ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、この炉内壁面吹付け装置は、
特公昭６１−４８８５号公報、特開昭６２−１７０４０
６号公報、特開昭６３−２０７９８６号公報、実開昭６
３−１６８７９７号公報等に記載されているように、炉
頂部の中心を対称とした２つの開口から引き出した１０
〜２０ｍの２本の懸索体によって吹き付け機を旋回可能
に吊り下げた構造となっている。
特公昭６１−４８８５号公報、特開昭６２−１７０４０
６号公報、特開昭６３−２０７９８６号公報、実開昭６
３−１６８７９７号公報等に記載されているように、炉
頂部の中心を対称とした２つの開口から引き出した１０
〜２０ｍの２本の懸索体によって吹き付け機を旋回可能
に吊り下げた構造となっている。
【０００３】そして、その吹き付け施工操作は、操作者
が耐火物層形成状況を目視判断しながら壁面凹部の特定
範囲にノズルを周回・上下動させて耐火材を吹き付ける
ことにより行なわれる。
が耐火物層形成状況を目視判断しながら壁面凹部の特定
範囲にノズルを周回・上下動させて耐火材を吹き付ける
ことにより行なわれる。
【０００４】吹き付け作業において、炉内壁面に耐火物
を確実に定着させるために、吹き付けに先立ち炉内壁面
をクリーニングすることが効果的で、このため、従来吹
き付け機の吹き付けノズルから圧縮空気を吹き出す操作
によって炉内壁面のクリーニングが行われている。
を確実に定着させるために、吹き付けに先立ち炉内壁面
をクリーニングすることが効果的で、このため、従来吹
き付け機の吹き付けノズルから圧縮空気を吹き出す操作
によって炉内壁面のクリーニングが行われている。
【０００５】このような炉内壁面のクリーニングを効率
良く行うためには、高い圧力の空気を噴出させることが
必要であるが、元来耐火物の吹き付け用として構成され
たノズルを兼用しているため充分な高圧を得ることがで
きない。
良く行うためには、高い圧力の空気を噴出させることが
必要であるが、元来耐火物の吹き付け用として構成され
たノズルを兼用しているため充分な高圧を得ることがで
きない。
【０００６】この対策として、クリーニング専用のノズ
ルを設けることも考えられるが、これに伴ってクリーニ
ング専用ノズルの検索装置等も必要となり、コストアッ
プの原因となる。
ルを設けることも考えられるが、これに伴ってクリーニ
ング専用ノズルの検索装置等も必要となり、コストアッ
プの原因となる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決すべき課
題は、従来の耐火物吹き付けノズルを用い、炉内壁面の
効果的なクリーニングが可能な手段を得ることにある。
題は、従来の耐火物吹き付けノズルを用い、炉内壁面の
効果的なクリーニングが可能な手段を得ることにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題は、炉頂部の中
心を対称にして設けた複数の開口を通じて炉外から吊り
下げた懸索体によって回転自在に吊り下げた吹き付け機
を有する炉内壁面吹き付け装置において、吹き付けしよ
うとする炉内壁面の事前クリーニングのための吹き付け
ノズル先端絞り部分を着脱可能な構造とした周回ノズル
を有する炉内懸垂型吹き付け機によって解決できる。
心を対称にして設けた複数の開口を通じて炉外から吊り
下げた懸索体によって回転自在に吊り下げた吹き付け機
を有する炉内壁面吹き付け装置において、吹き付けしよ
うとする炉内壁面の事前クリーニングのための吹き付け
ノズル先端絞り部分を着脱可能な構造とした周回ノズル
を有する炉内懸垂型吹き付け機によって解決できる。
【０００９】
【作用】吹き付け施工面に対する吹き付け前のクリーニ
ング操作については、 イ．ノズルからの圧縮縮空気吐出速度を可及的に上昇さ
せること、 ロ．吹き付け用の給水を圧縮空気に一定量添加するこ
と、 ハ．吹き付け用の材料供給経略を使用してテスト材を圧
縮縮空気に添加してやること等がクリーニングの効果向
上に有効であり、また、吹き付けノズル先端に断面絞り
構造を付加すること、更には吹き付けノズルを延長して
ノズル先端から吹き付け面までの距隔を少なくすること
がクリーニング効果に寄与する。
ング操作については、 イ．ノズルからの圧縮縮空気吐出速度を可及的に上昇さ
せること、 ロ．吹き付け用の給水を圧縮空気に一定量添加するこ
と、 ハ．吹き付け用の材料供給経略を使用してテスト材を圧
縮縮空気に添加してやること等がクリーニングの効果向
上に有効であり、また、吹き付けノズル先端に断面絞り
構造を付加すること、更には吹き付けノズルを延長して
ノズル先端から吹き付け面までの距隔を少なくすること
がクリーニング効果に寄与する。
【００１０】本発明においては、クリーニング時のみに
取り付けられ、止ピン構造によって炉内に懸垂された吹
き付け機ノズルから容易に取外し可能な吹き付けノズル
先端絞り部分を備えることによって、クリーニング時に
は高圧の空気を噴出することができ、また本来の耐火材
吹き付け操作時には、先端絞り部分を取り外して通常通
り使用できる。
取り付けられ、止ピン構造によって炉内に懸垂された吹
き付け機ノズルから容易に取外し可能な吹き付けノズル
先端絞り部分を備えることによって、クリーニング時に
は高圧の空気を噴出することができ、また本来の耐火材
吹き付け操作時には、先端絞り部分を取り外して通常通
り使用できる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明を高炉の内壁面の吹き付け施工
に適用した装置の全体構成を示す図である。
に適用した装置の全体構成を示す図である。
【００１２】同図において、１は高炉本体、３は吹き付
け機２の懸索体であり、懸索体３を形成する懸索用チェ
ーン４には炉内ガンの懸垂高さ位置等を認識するマーキ
ングが施されている。５は枠体に取付けられた懸索体を
駆動する電動ウインチで、それぞれ単独駆動と連動が可
能である。６は吹き付け機２に付設されている吹き付け
ノズル、７はノズル旋回用モーター回転数、ノズルに供
給される給水量、各懸索体ウインチ等を制御する制御
盤、８はこれらを操作する首掛操作盤を示す。
け機２の懸索体であり、懸索体３を形成する懸索用チェ
ーン４には炉内ガンの懸垂高さ位置等を認識するマーキ
ングが施されている。５は枠体に取付けられた懸索体を
駆動する電動ウインチで、それぞれ単独駆動と連動が可
能である。６は吹き付け機２に付設されている吹き付け
ノズル、７はノズル旋回用モーター回転数、ノズルに供
給される給水量、各懸索体ウインチ等を制御する制御
盤、８はこれらを操作する首掛操作盤を示す。
【００１３】この制御盤７に予め制御データーを入力し
ておくことによって、上記の諸機能を自動化することが
可能となる。９はユーティリティホースを示し、このユ
ーティリティホース９には給水タンク１０からの給水パ
イプ１１によって冷却水が供給される。
ておくことによって、上記の諸機能を自動化することが
可能となる。９はユーティリティホースを示し、このユ
ーティリティホース９には給水タンク１０からの給水パ
イプ１１によって冷却水が供給される。
【００１４】この全体装置の操作に際しては、先ず、高
炉本体ｌ内の上部開口より吹き付け機２を取込み、懸索
体３によって炉内に懸垂する。
炉本体ｌ内の上部開口より吹き付け機２を取込み、懸索
体３によって炉内に懸垂する。
【００１５】次に、吹き付け機２を懸垂する各懸索体３
の長さを懸索用チェーン４に設けられたマーキング（図
示せず）によって一定に合わせることにより炉内中心位
置にセットする。
の長さを懸索用チェーン４に設けられたマーキング（図
示せず）によって一定に合わせることにより炉内中心位
置にセットする。
【００１６】次に予め設定してある炉内壁面吹き付け位
置に相当する図面上の懸索チェーン長さに対して、懸索
用チェーン４のマーキングを利用して、電動ウインチ５
を連動操作し、吹き付け機２を所定の高さにセットす
る。その際、吹き付け機２の吹付けノズル６の先端に絞
りノズルを予めセットしておく。
置に相当する図面上の懸索チェーン長さに対して、懸索
用チェーン４のマーキングを利用して、電動ウインチ５
を連動操作し、吹き付け機２を所定の高さにセットす
る。その際、吹き付け機２の吹付けノズル６の先端に絞
りノズルを予めセットしておく。
【００１７】図２は、絞りノズル１２の吹付けノズル６
への取付け状態を示す図である。
への取付け状態を示す図である。
【００１８】絞りノズル１２は、高炉本体１の内壁吹き
付け部Ａをクリーニングするためのもので、吹き付け前
に、吹き付け材を伴わない圧縮空気が吹き付けられ、そ
の吹き付け圧を大きくするためにノズル６よりも内部孔
径を絞った構造を有し、その基部はノズル６の先端に嵌
合する大きさに形成された嵌合部１３を有する。そし
て、同図に示すように、ノズル６の先端のピン孔１４に
取付けピン１５を挿入あるいは取り外すことによって、
吹き付けノズル６から簡単に、取付け、取外し可能に形
成されている。
付け部Ａをクリーニングするためのもので、吹き付け前
に、吹き付け材を伴わない圧縮空気が吹き付けられ、そ
の吹き付け圧を大きくするためにノズル６よりも内部孔
径を絞った構造を有し、その基部はノズル６の先端に嵌
合する大きさに形成された嵌合部１３を有する。そし
て、同図に示すように、ノズル６の先端のピン孔１４に
取付けピン１５を挿入あるいは取り外すことによって、
吹き付けノズル６から簡単に、取付け、取外し可能に形
成されている。
【００１９】これによって、圧縮空気を絞りノズル１２
から吐出しながら吹き付け予定面に対して周回上下寸動
することにより事前処理としてのクリーニングを行う。
この際、吹き付け用の添加水あるいはブラスト材を添加
することによりクリーニング効果を高めることが可能で
ある。
から吐出しながら吹き付け予定面に対して周回上下寸動
することにより事前処理としてのクリーニングを行う。
この際、吹き付け用の添加水あるいはブラスト材を添加
することによりクリーニング効果を高めることが可能で
ある。
【００２０】クリーニング終了後、吹き付け機２を一旦
炉頂まで上昇させて、吹き付け機２のノズル６の先端に
収り付けた絞りノズル１２の取付ピンを引き抜いて絞り
ノズル１２を除去し、再度所定の吹き付け位置へセット
する。
炉頂まで上昇させて、吹き付け機２のノズル６の先端に
収り付けた絞りノズル１２の取付ピンを引き抜いて絞り
ノズル１２を除去し、再度所定の吹き付け位置へセット
する。
【００２１】次に、図３に示すように、吹き付けノズル
６より吹き付け材を吐出しながら、予め設定したノズル
周回・上下寸動スケジュールに従って、ノズル装置をｄ
1,ｄ2 に周回・寸動させながら、高炉本体１の内面に所
定の吹き付け層Ｂを形成する。
６より吹き付け材を吐出しながら、予め設定したノズル
周回・上下寸動スケジュールに従って、ノズル装置をｄ
1,ｄ2 に周回・寸動させながら、高炉本体１の内面に所
定の吹き付け層Ｂを形成する。
【００２２】以上の操作において、吹き付け材ホースに
吹き付け材あるいはブラスト材が流通している時間帯以
外は、各ホースに流通している圧搾空気に水滴を懸濁さ
せてホースの冷却効果を高めることができる。
吹き付け材あるいはブラスト材が流通している時間帯以
外は、各ホースに流通している圧搾空気に水滴を懸濁さ
せてホースの冷却効果を高めることができる。
【００２３】
【発明の効果】本発明の吹き付け機によって以下の効果
を奏する。
を奏する。
【００２４】（１）クリーニング時には高圧の空気を噴
出し、また本来の耐火材吹き付け操作時には、先端絞り
部分を取り外して通常通り使用することによって、従来
の耐火物吹き付けノズルを用いた炉内壁面のクリーニン
グより格段に効果的なクリーニングが可能となる。
出し、また本来の耐火材吹き付け操作時には、先端絞り
部分を取り外して通常通り使用することによって、従来
の耐火物吹き付けノズルを用いた炉内壁面のクリーニン
グより格段に効果的なクリーニングが可能となる。
【００２５】（２）先端絞りノズルの止めピンを炉外よ
り抜き取って先端絞りノズルを取り外すことにより、吹
き付け機を炉外へ取り出す必要がなくなり、作業工程の
大幅な時間短縮が可能となった。
り抜き取って先端絞りノズルを取り外すことにより、吹
き付け機を炉外へ取り出す必要がなくなり、作業工程の
大幅な時間短縮が可能となった。
【図１】 本発明を高炉の内壁面の吹き付け施工に適用
した装置の全体構成を示す。
した装置の全体構成を示す。
【図２】 吹き付け面の事前クリーニング用に吹き付け
ノズル先端に付設する絞りノズルを示す。
ノズル先端に付設する絞りノズルを示す。
【図３】 本発明により形成した耐火物吹き付け層の状
態を示す。
態を示す。
１ 高炉本体 ２ 吹き付け機 ３ 吹き付け機の懸索体 ４ 吹き付け機
の懸索用チェーン ５ 吹き付け機の懸索チェーン用電動ウインチ ６ 吹き付けノズル ７ 制御盤 ８ 首掛操作盤 ９ ユーティリ
ティホース １０ 給水タンク １１ 給水パイ
プ １２ 絞りノズル １３ 絞りノズ
ルの嵌合部 １４ ピン孔 １５ 取付けピ
ン
の懸索用チェーン ５ 吹き付け機の懸索チェーン用電動ウインチ ６ 吹き付けノズル ７ 制御盤 ８ 首掛操作盤 ９ ユーティリ
ティホース １０ 給水タンク １１ 給水パイ
プ １２ 絞りノズル １３ 絞りノズ
ルの嵌合部 １４ ピン孔 １５ 取付けピ
ン
フロントページの続き (72)発明者 関 和典 福岡県北九州市八幡西区東浜町１番１号 黒崎窯業株式会社内 (72)発明者 小島 昭 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 佐藤 高芳 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)発明者 安西 修 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特公 昭59−47005（ＪＰ，Ｂ２) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F27D 1/16 B05D 3/12 C21B 7/06 303 C21B 7/14 B22D 11/10 310 B22D 41/02
Claims (1)
- 【請求項１】 炉頂部の中心を対称にして設けた複数の
開口を通じて炉外から吊り下げた懸索体によって回転自
在に吊り下げた吹き付け機を有する炉内壁面吹き付け装
置において、吹き付けしようとする炉内壁面の事前クリ
ーニングのための吹き付けノズル先端絞り部分を着脱可
能な構造とした周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け
機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129723A JP2987026B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5129723A JP2987026B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06341766A JPH06341766A (ja) | 1994-12-13 |
| JP2987026B2 true JP2987026B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=15016610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5129723A Expired - Lifetime JP2987026B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | 周回ノズルを有する炉内懸垂型吹き付け機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2987026B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100627463B1 (ko) * | 1999-12-28 | 2006-09-22 | 주식회사 포스코 | 수직 소성로의 소성도 및 온도 제어장치 |
| CN104776719A (zh) * | 2015-03-14 | 2015-07-15 | 浙江立鑫高温耐火材料有限公司 | 用于修补耐火材料的喷枪 |
| CN105113796B (zh) * | 2015-08-05 | 2018-10-12 | 李艮 | 一种斜喷式推链式混凝土喷射机 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5129723A patent/JP2987026B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06341766A (ja) | 1994-12-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990827 |