JP2986695B2 - 加熱炉用扉 - Google Patents
加熱炉用扉Info
- Publication number
- JP2986695B2 JP2986695B2 JP6297302A JP29730294A JP2986695B2 JP 2986695 B2 JP2986695 B2 JP 2986695B2 JP 6297302 A JP6297302 A JP 6297302A JP 29730294 A JP29730294 A JP 29730294A JP 2986695 B2 JP2986695 B2 JP 2986695B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- refractory
- heating furnace
- furnace
- solid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
に、連鋳鋳片等鋼材を熱間で圧延し、厚板、条鋼等を製
造するに際して、該熱間圧延の実施前に鋼材を所定温度
にする連続式加熱炉の扉構造に係わる。
で用いられる連続式加熱炉は、図2に示すように、プッ
シャーとかチャージャーなる装入装置で前工程から搬送
されてきた鋼材1の冷片、温片、熱片を炉入口2から装
入し、ウォーキングビーム3にて炉抽出口4へ搬送する
間に、該鋼材1を所定温度に加熱、均熱している。
常、外気側が鉄製で炉内側の全面を耐火物で構成し、該
外気側の鉄皮は冷却水配管をそわせて水冷する構造であ
る。そして、該扉5に内張されている耐火物には、以前
は固形式耐火物(キャスタブル等)が使用されていた
が、近年は扉5の軽量化あるいは断熱性向上のため、セ
ラミックファイバが利用されている。図3に、代表的な
所謂セラミックファイバ方式扉の耐火物構造を示す。
バ方式の扉は、確かに軽量化、断熱性改善には非常に効
果があり、最近ではほとんどの炉がこの方式の扉を使用
するようになった。しかしながら、図3の方式の扉5を
長期間使用すると、図4に示すように、該扉5は、その
内外温度差に起因して、炉内側に向けて変形してくるこ
とが判明した。そして、この変形が大きくなるにつれ、
該扉5の開閉時に扉外周枠10に張った固形耐火物6が
加熱炉入口2の所謂リンテル7(炉開口の上方に水平に
渡してある部材)及び炉端壁8と、図5(a)及び5
(b)の如く、接触し干渉し合うようになった。そのた
め、該扉5を吊っているチェーン9及び上記リンテル7
に多大な衝撃が作用し、リンテル7耐火物の脱落とかチ
ェーン9の切損を頻繁に招くことになっり、円滑な加熱
作業に支障が生じていた。
面の大部分がセラミックファイバ方式であっても昇降に
支障を起こさない加熱炉用扉を提供することを目的とし
ている。
成するため、セラミックファイバ方式扉の欠点を鋭意見
直し、本発明を想案するに至った。すなわち、本発明
は、加熱炉の被加熱材装入口を覆い、セラミックファイ
バ断熱層を内張した昇降扉において、上記昇降扉の周囲
枠内側を固形式耐火物にすることに加え、中央部上下方
向に少なくとも1列以上の固形式耐火物を配設したこと
を特徴とする加熱炉用扉である。また、本発明は、上記
固形式耐火物が、キャスタブル耐火物、プラスチック耐
火物及び耐火レンガから1種類選択したものであること
を特徴とする加熱炉用扉でもある。
ファイバ断熱材のように、繊維状の原材料を積層して製
作されたものではなく、粉粒状の原材料を所定量配合
し、混練し、施工後に固まる耐火物、あるいはレンガの
ように施工前から定形を有し固まっている耐火物を言
う。
セラミックファイバ断熱層を内張した昇降扉において、
上記昇降扉の周囲枠内側を固形式耐火物にすることに加
え、中央部上下方向に少なくとも1列以上の固形式耐火
物を配設するようにしたので、上記昇降扉が、その内外
温度差に起因した炉内側に向けての変形が起きようとし
ても、新たに設けた固形耐火物によってその変形が抑制
されるようになる。その結果、該昇降扉の開閉時に扉外
周枠に張った固形耐火物が加熱炉入口の所謂リンテル
や、炉端壁に接触することがなくなり、上記リンテル耐
火物の脱落とかチェーンの切損がなくなる。また、本発
明では、上記固形式耐火物がキャスタブル耐火物、プラ
スチック耐火物、及び耐火レンガから1種類選択したも
のであるので、ほぼ従来通りの製造コストで上記効果を
確実に達成でき、鋼材の円滑な加熱が行えるようになっ
た。以下、図1に基づき、本発明の内容を具体的に説明
する。
す。図1で明らかなように、本発明では、扉5の周囲枠
10以外の面の一部(ほぼ、正面から見て中央部近傍)
にセラミックファイバ11に換え、上下方向に固形耐火
物6を2列に配設してある。その配設は、この実施例で
は鉄皮内側の所定位置にアンカ12を多数本溶接し、そ
の上に混練されたキャスタブル耐火材の塊状物をスタン
プすることで行った。しかし、本発明では、配設方法は
考えられるいかなる方法を採用しても良い。また、本実
施例では、その固形耐火物6は、扉5内面のほぼ中央近
傍に2列に配置してあるが、その本数は扉5のサイズに
より1列あるいは3列以上として良い。つまり、該固形
耐火物6の幅や間隔は、扉5が受ける面圧にて決定され
るものであり、例えば図1の横6.5m、縦2.3mの
扉では幅0.3mで、2列の間隔は900mmであっ
た。そして、この扉構造の改良によって、図1の扉は、
約10年間はまったく補修なしで使用できると予想で
き、、勿論その間に扉5の外周枠10が所謂リンケル7
や炉端壁8と衝突するトラブルは皆無である。
1とする加熱炉で行ったが、本発明に係る扉5を適用す
る加熱炉が鋼材1を対象とするものに限らないことは言
うまでもない。
ミックファイバー式扉を有する加熱炉であっても、その
扉が、開閉時に炉入口の所謂リンケルや炉端壁との接触
が防止でき、チェーンの切損等のトラブル発生が解消さ
れた。その結果、加熱作業が途中で中断されることがな
く、厚板、条鋼等の生産が円滑に効率良く行えるように
なる。
(a)は扉正面の裏側、(b)は(a)のA−A矢視断
面、(c)は(a)の縦断面である。
図であり、(a)は扉正面の裏側、(b)は(a)のA
−A矢視断面、(c)は(a)の縦断面である。
は扉上昇時、(b)は扉下降時を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 加熱炉の被加熱材装入口を覆い、セラミ
ックファイバ断熱層を内張した昇降扉において、 上記昇降扉の周囲枠内側を固形式耐火物にすることに加
え、その中央部上下方向に少なくとも1列以上の固形式
耐火物を配設したことを特徴とする加熱炉用扉。 - 【請求項2】 上記固形式耐火物が、キャスタブル耐火
物、プラスチック耐火物、及び耐火レンガから1種類選
択したものであることを特徴とする請求項1記載の加熱
炉用扉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6297302A JP2986695B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 加熱炉用扉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6297302A JP2986695B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 加熱炉用扉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08159456A JPH08159456A (ja) | 1996-06-21 |
JP2986695B2 true JP2986695B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=17844758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6297302A Expired - Fee Related JP2986695B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | 加熱炉用扉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2986695B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010043229A1 (de) * | 2010-11-02 | 2012-05-03 | Eva Schwartz | Mehrlagenkammerofen |
CN105953261B (zh) * | 2016-06-24 | 2018-02-27 | 江苏太湖锅炉股份有限公司 | 余热锅炉的复合型炉门结构 |
-
1994
- 1994-11-30 JP JP6297302A patent/JP2986695B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08159456A (ja) | 1996-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2419542B1 (en) | Cooling plate for a metallurgical furnace | |
KR100333760B1 (ko) | 내화 벽, 내화 벽으로 구성되는 제련용 용기 및 내화 벽을 이용한 방법 | |
JP2986695B2 (ja) | 加熱炉用扉 | |
JP2002509189A5 (ja) | ||
KR20160114891A (ko) | 턴디쉬 커버 구조체 | |
US4892293A (en) | Brick casting method of making a stave cooler | |
JPS6037385B2 (ja) | 金属加工炉の冷却板 | |
JPS6154510B2 (ja) | ||
JPS5934880Y2 (ja) | セラミツクフアイバ−製カ−ブタイル | |
JP4340002B2 (ja) | 製鋼用転炉ウエアライニング構造 | |
JP2911688B2 (ja) | 竪型誘導加熱炉の炉壁 | |
CN214496367U (zh) | 用于冶金炉的壁板保护系统及冶金炉壁板体 | |
RU2802700C1 (ru) | Крышка промежуточного ковша | |
US3230682A (en) | Basic refractory brick unit | |
EP0053875B1 (en) | High temperature insulation panels | |
JPS6049834B2 (ja) | 複合ク−ラ− | |
JP2000026910A (ja) | 高炉炉体 | |
JPH0343219Y2 (ja) | ||
JPH05230513A (ja) | 高炉用鉱石受金物の支持煉瓦構造 | |
JPS5810960Y2 (ja) | 予熱用スクラツプバツグ | |
JPS638737Y2 (ja) | ||
EP0469230A1 (en) | Heat resistant alloy foil lining for kilns and method of lining kiln | |
SU1033556A1 (ru) | Крышка нагревательного колодца | |
JPS621753Y2 (ja) | ||
JPH06445Y2 (ja) | 連続式竪型熱処理炉のロールチャンバー用ヒートシールド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990914 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |