JP2985670B2 - 遊技機の球発射装置 - Google Patents

遊技機の球発射装置

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JP2985670B2
JP2985670B2 JP6152172A JP15217294A JP2985670B2 JP 2985670 B2 JP2985670 B2 JP 2985670B2 JP 6152172 A JP6152172 A JP 6152172A JP 15217294 A JP15217294 A JP 15217294A JP 2985670 B2 JP2985670 B2 JP 2985670B2
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博之 春日井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパチンコ等の遊技機の球
発射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】磁力を用いた遊技機の球発射装置は図5
に示すように構成されていた。
【0003】すなわち、所定間隔をおいて異なる磁極
4,5を対向させたヨーク1と、このヨーク1に巻き付
けたコイル2,3と、前記磁極4,5間に球6を案内す
る案内手段(図示せず)とを備えていた。
【0004】そしてコイル2,3に通電すると磁極4,
5間に磁力が発生し、この磁力によって後方の球6が勢
い良く吸引され、球6が磁極4,5間にまで吸引移動さ
れた状態でコイル2,3への通電を断つと球6は慣性に
より前方に発射されるようになっているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例で問題とな
るのは、球6が磁力を受けて発射されることにより着磁
され、その結果として球6の発射距離にバラツキが生じ
るということであった。
【0006】すなわち、発射時に一度着磁された球6が
回収され、再び磁極4,5間に案内されると自らが着磁
されていることにより、磁極4,5間で受ける磁力は前
回とは異なり、その結果として発射距離にバラツキが生
じるのである。
【0007】また着磁された個々の球6は、夫々磁極
4,5間に案内される状態、つまり回動状態は定まらぬ
ものであるので、この点からも球6の発射距離にバラツ
キが生じてしまうものであった。
【0008】そこで本発明は、球の発射距離のバラツキ
を小さくすることを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明はコイルにコンデンサを並列接続すると
ともに、前記コイルと前記コンデンサの並列接続体にダ
イオードを介して接続されたスイッチング素子を設けた
ものである。
【0010】
【作用】以上の構成とすると、スイッチング素子によ
り、コイルへの通電を断った時にコイルの自己誘導によ
り生ずる電圧でコンデンサへの充放電、つまり並列共振
が生じ、これにより磁極には交流的なパルス状磁力が生
じ、この磁力により球は減磁作用を受けるので、この結
果として球の発射距離のバラツキは小さくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図1、図2
を用いて説明する。図1、図2において、7は磁性体か
らなるパチンコ球などの球である。8,9は磁力を発生
させるための第1、第2の電磁石で、夫々第1、第2の
コイル8a,9aを有し、これらの第1、第2のコイル
8a,9aへの通電電流値は制御器10を介して制御さ
れる。11は磁性体からなるヨークで第1、第2の電磁
石8,9の磁路を形成している。
【0012】また第1、第2の電磁石8,9の対向する
磁極8bはS極、9bはN極と異なるようになってい
る。12は非磁性からなるレールで、球7を円滑に定め
られた方向に打ち出すべく、上記対向する磁極8b,9
b間に設けられている。13は遊技者が操作するハンド
ルで、機械的に連動された角度センサ14によりその回
転角を制御器10に伝え、その回転角が大きければ第
1、第2のコイル8a,9aへの通電電流値を増加させ
るようになっている。
【0013】つまり、このような構成でハンドル13を
介して角度センサ14を遊技者(操作者)が所定角度回
転させると、その回転角度に応じた信号が制御器10に
伝達され、その信号に基づいて制御器10から第1、第
2のコイル8a,9aへの通電電流値が決められる。こ
の通電によって第1、第2の電磁石8,9に磁力が発生
し、これにより第2の電磁石9の磁極9bから第1の電
磁石8の磁極8bに磁束が流れ、これにより図1の
(b)のごとく磁界が発生する。これによりレール12
に1個ずつ供給された球7には図1の(c)のごとく磁
力が働く。この結果球7はレール12を磁極8b,9b
間に向けて吸引され、球7が磁極8b,9bの中心部ま
できたときにそれをセンサ15で検出し、第1、第2の
コイル8a,9aへの通電を制御器10で遮断する。す
ると球7は慣性でレール12上を図1(a)の左方へ走
行し、発射されることになる。なお図1の(d)は球
速、(e)は第1、第2のコイル8a,9aへの通電電
流を示す。
【0014】図3は第1、第2のコイル8a,9aへの
通電回路を示し、第1、第2のコイル8a,9aには、
コンデンサ16と抵抗17の直列接続体が並列接続され
ている。またこの並列接続体のアース側には、スイッチ
ング手段としてトランジスタ18が介在され、このトラ
ンジスタ18と前記並列接続体との間には、ダイオード
19がそのアノード側を前記並列接続体側にして介在さ
せられている。
【0015】この構成において制御器10からトランジ
スタ18のベースに図4のAのごとく電流が流れると、
トランジスタ18がオンする。
【0016】すると第1、第2のコイル8a,9aには
図4のBの電流が流れ、これにより球7が発射される。
【0017】球7が磁極8b,9b間の中心部に移動す
るとそれをセンサ15で検出し、図4のAのごとくトラ
ンジスタ18への電流を断つ。
【0018】すると第1、第2のコイル8a,9aでは
自己誘導による電圧が発生し、それによりコンデンサ1
6への充電が行われ、次にはコンデンサ16からの放電
が行われ、つまりこのコンデンサ16と第1、第2のコ
イル8a,9aとの並列回路で共振作用が起きる。これ
により磁極8b,9b間においても図4のBで示す電流
と同様なパルス状で交互に波立ち、徐々に減衰する磁界
が生ずることとなる(ここで、この減衰する度合いは、
抵抗17により任意に変えることができる)。この時球
7は磁極8b,9b間の中心から図1の左方に移動して
おり、よってこの左方に移動する球7はこのパルス状磁
界を受けながら移動することになる。
【0019】この結果磁極8b,9b間へ図1の右方か
ら中心部に移動時に磁化作用を受けた球7はこの中心部
から左方へ移動する時に減磁作用を受けることとなる。
【0020】したがって、発射後回収され、再び図1の
ごとくレール12上にセットされた球7は磁化をほとん
ど受けていないものとなっており、よって球7の発射距
離のバラツキの小さいものとなる。
【0021】なお、図3のダイオード19は、トランジ
スタ18からの逆方向の電流の流れ込みを防止し、第
1、第2のコイル8a,9aとコンデンサ16との共振
を安定して発生させるために設けたものである。
【0022】又、図4のBに示す減衰が速過ぎると減磁
に対する効果が少なく又、逆に減衰を遅くし過ぎると、
磁極8b,9bの中心部から左方へ移動する時にブレー
キとなり発射距離が小さくなるという問題が生じる。
【0023】本発明では、この減磁効果と発射距離の両
方を確保する為に、減衰時間を約6msec、この減衰
時間内での交流の波形を約3〜6サイクルに設定してい
る。なお、本実施例では第1、第2のコイル8a,9a
をプラス電源側、トランジスタ18をアース側に接続し
たが、逆にトランジスタ18をプラス電源側、第1、第
2のコイル8a,9aをアース側に接続しても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明は、コイルにコンデ
ンサを並列接続するとともに、前記コイルと前記コンデ
ンサの並列接続体にダイオードを介して接続されたスイ
ッチング素子を設けたものであり、以上の構成とする
と、スイッチング素子により、コイルへの通電を断った
時にコイルの自己誘導により生ずる電圧でコンデンサへ
の充放電、つまり並列共振が生じ、これにより磁極には
交流的なパルス状磁力が生じ、この磁力により球は減磁
作用を受けるので、この結果として球の発射距離のバラ
ツキは小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施例の正面断面図 (b)はその波形図 (c)はその波形図 (d)はその波形図 (e)はその波形図
【図2】その側面断面図
【図3】その回路図
【図4】その波形図
【図5】従来例の断面図
【符号の説明】
7 球 8a 第1のコイル 8b 磁極 9a 第2のコイル 9b 磁極 12 レール 16 コンデンサ 17 抵抗 18 トランジスタ 19 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 喜多村 茂樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 実開 平1−176476(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて異なる磁極を対向させ
    たヨークと、このヨークに巻き付けられたコイルと、前
    記異なる磁極間に球を案内する案内手段とを備え、前記
    コイルにはコンデンサを並列接続するとともに、前記
    イルと前記コンデンサの並列接続体にダイオードを介し
    て接続されたスイッチング素子を設けた遊技機の球発射
    装置。
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