JP2985136B2 - ダイカストマシンの制御データ設定装置 - Google Patents
ダイカストマシンの制御データ設定装置Info
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Description
本発明は,複数のダイカストマシンの制御装置で使用す
る制御データを,通信機能を付加した1つのダイカスト
マシン制御・通信装置に設定することにより通信機能を
付加した他のダイカストマシン制御・通信装置に自動的
に通信して,通信された制御データによりダイカストマ
シンを同じ制御データのもとで総合的に制御させるダイ
カストマシンの制御データ設定装置,または,複数のダ
イカストマシン制御装置にそれぞれ設定されている制御
データを,あるダイカストマシンで使用した金型を他の
ダイカストマシンに使用する場合などに,ダイカストマ
シン制御装置に通信機能を付加し,あるダイカストマシ
ン制御装置に設定された制御データを上記他のダイカス
トマシン制御装置に通信路を介して自動設定するダイカ
ストマシンの制御データ設定装置に関する。
御装置により個別的に自動制御されている。
運転」,「通常運転」に区分される。
を連続的に製造するための運転条件を得るための運転で
ある。次いで,「捨打運転」は,ダイカストマシン始動
時または停止後などにダイカストマシンをウォーミング
アップさせるためにダイカストマシンを動作させる運転
である。その後,「試運転」で得られた運転制御データ
に基づいて,ダイカスト製品を連続的に製造するための
「通常運転」が行われる。
定される。その設定制御データは,ダイカストマシン,
金型などに依存するが,たとえば,二段射出型アルミダ
イカストマシンの場合,鋳巣を防止するため溶湯をキャ
ビティ内に充填するための低速区間におけるプランジャ
ーの臨界速度,プランジャーの低速から高速に切り換え
るプランジャー位置,そしてその場合のプランジャーの
高速速度,溶湯がキャビティに充填されたのちの増圧,
保圧圧力,保圧維持時間などがある。
ストマシン制御装置が設けられており,それぞれ個別的
に運転制御されているから,複数のダイカストマシンの
場合,それぞれ,対応するダイカストマシン制御装置に
作業者が上述した制御データを設定している。同じ形式
のダイカストマシンの運転制御データは金型に対応して
決定される場合が多い。
同じ条件で運転される場合がある。
ストマシンを運転する場合でも,作業者が,ダイカスト
マシン制御装置に同じ制御データを個々に設定しなけれ
ばならないという問題がある。ついで,複数台のダイカ
ストマシンが同じ制御データのもとで運転制御されるべ
きであるが,作業者の不注意により,誤設定がされるこ
とがあり,製造された製品にばらつきが生じて製品品質
上の問題が生ずることがある。
合,休止させた後,再び,他のダイカストマシンまたは
前と同じダイカストマシンに使用される。
する場合,他のダイカストマシンの制御装置に再び運転
制御データを設定しなおさなければならないという問題
がある。
と,制御データの設定とその確認に時間がかかり,作業
能率が低下しているという問題に遭遇している。
作業能率が低いという課題を解決するものである。
対して,誤りなく同じ制御データを設定することを可能
にし,上述した制御データの誤設定を解決するものであ
る。
装置に対する制御データの自動設定を可能にし,制御デ
ータの省力化ならびに迅速化を図ることにある。
装置に誤りなく同じ制御データを設定し,同じ制御条件
で複数のダイカストマシンを運転制御させることにあ
る。
ば、複数のダイカストマシンを制御する複数のダイカス
トマシン制御装置に対応して設けられ、前記ダイカスト
マシン制御装置において使用する制御データを送受信す
る複数のダイカストマシン通信装置と、複数のダイカス
トマシン送信装置相互間でオンライン・データ通信を行
うオンライン・データ通信手段とを有するダイカストマ
シンの制御データ設定装置であって、前記複数のダイカ
ストマシン通信装置の1のダイカストマシン通信装置
は、設定された制御データを受け入れ、当該設定された
制御データが所定の範囲内にあるか否かを判断し、正当
な制御データのみ当該1のダイカストマシン通信装置に
対応する1のダイカストマシン制御装置において使用可
能とする第1の制御データ判断手段と、前記設定された
制御データを送信すべき相手を指定する送信先データを
入力する送信先受け入れ手段と、前記送信先受け入れ手
段で受け入れた送信先に、当該送信先アドレスおよび前
記正常に設定された制御データを所定量一括して、前記
オンライン・データ通信手段と協働して、他のダイカス
トマシン通信装置にオンライン送信する第1の通信手段
とを有し、前記複数のダイカストマシン通信装置の他の
ダイカストマシン通信装置は、前記オンライン・データ
通信手段を伝送されてデータを受信する第2の通信手段
と、前記第2の通信手段で受信したデータのうち、前記
送信された送信先アドレスが自分であるか否かを判断す
るアドレス一致検出手段と、前記一致検出手段でアドレ
スが一致したとき、前記1のダイカストマシン通信装置
からオンライン送信され前記第2の通信手段で一括受信
した制御データが所定の範囲内にあるか否かを判断し、
正当な制御データのみ当該他のダイカストマシン通信装
置に対応する他のダイカストマシン制御装置において使
用可能とする第2の制御データ判断手段とを有するダイ
カストマシンの制御データ設定装置が提供される。
ーチエンバスを用いて前記複数の制御装置を順次接続す
るオンライン・データ通信手段である。
スとデータの上りバスとを有するISDNのバス形式のオン
ライン・データ通信手段であり、前記送信アドレスオン
ライン前記制御データは前記下りバスを用いて伝送され
る。
マシン通信装置をループ状に接続するループ回線であ
る。
信手段は前記オンライン・データ通信手段を介してデー
タを受信可能であり、前記他のダイカストマシン通信装
置内の前記第2の通信手段は前記オンライン・データ通
信手段を介して送信可能であり、前記1のダイカストマ
シン通信装置の前記第1の通信手段は、前記オンライン
・データ通信手段を介して前記他のダイカストマシン通
信装置から前記送出した制御データを受信し、前記1の
ダイカストマシン通信装置の前記第1の制御データ判断
手段は、当該他のダイカストマシン通信装置から受信し
た制御データが前記送信した制御データの一致している
か否かを判断する。
データ判断手段は、前記他のダイカストマシン通信装置
から受信した制御データが前記送信した制御データと一
致していたとき、前記第1の通信手段から前記他のダイ
カストマシン通信装置に起動信号を送出する。
するダイカストマシン制御装置とダイカストマシン通信
装置とでアクセス可能である。
し、この通信機能を用いて,あるダイカストマシン制御
・通信装置に設定した制御データが他のダイカストマシ
ン制御・通信装置に所定の通信方式を介して通信される
ように構成している。
御・通信装置に制御データを設定することにより他のダ
イカストマシン制御・通信装置にも制御データが設定さ
れることになり,制御データ設定の省力化ならびに迅速
化を図ることができる。
とで運転制御されることになり,制御データの設定の信
頼性を高めることができる。
・通信装置に記憶された制御データが他のダイカストマ
シン制御装置に通信でき,他のダイカストマシン制御・
通信装置において作業者が制御データが設定する必要が
なくなり,省力化を図ることができる。
べる。
第2のいずれの形態にも適用できる。
御データ設定装置の構成を示す図である。
装置は,複数のダイカストマシン30〜38のそれぞれを制
御するとともに通信機能を有する,複数のダイカストマ
シン制御・通信装置20〜28を有している。そして,これ
らのダイカストマシン制御・通信装置はデージィチェー
ンバス10を介して,デージィチェーン方式で通信接続さ
れている。
いて述べる。
・通信装置20にダイカストマシン運転制御のための制御
データが設定され,そこに設定された制御データが,他
のダイカストマシン制御・通信装置22〜28にデージィチ
ェーンバス10を介して通信され,これらのダイカストマ
シン制御・通信装置内に設定されるように構成されてい
る。
の構成を示す。このダイカストマシン制御・通信装置20
は,マイクロコンピュータ(MPU)で構成されたダイカ
ストマシン制御部210と,同じくマイクロコンピュータ
(MPU)で構成されたダイカストマシン通信部220との組
合せとして構成されている。
ダイカストマシン制御部210は,CPU211と,このCPU211で
行われるダイカストマシン30の制御を行う処理プログラ
ムを記憶しているROM213と,制御処理データを記憶する
RAM214と,ダイカストマシン30を制御するためのダイカ
ストマシン30の状態信号を入力する入力処理装置215
と,ダイカストマシン30に駆動させるための制御信号を
出力する出力処理装置216と,これらの機器間を相互に
接続するバス217を有している。これらのダイカストマ
シン制御部210の構成は,従来のダイカストマシン制御
装置と同様であり,その制御処理内容も,後述するもの
を除いて従来の同様である。
らに,ダイカストマシン通信部220との情報交換を行う
ためのシェアード・メモリ212を有している。
通信部220について述べる。
のCPU221で処理する通信制御プログラムを記憶している
ROM223と,通信制御データを記憶するRAM224と,制御デ
ータを設定入力する手段としてのキィボード(KB)222
と,通信を行うためのユニバーサル同期式通信装置(US
ART)218と,これらの相互間を接続するバス227とを有
している。なお,KB222は,メッセージを表示するための
CRT(図示せず)に付随するKBである。この他,メッセ
ージ出力などのためにプリンタ等が接続されている。
ン制御部210とダイカストマシン通信部220との間の制御
データなどの情報交換手段として,ダイカストマシン制
御部210とダイカストマシン通信部220の共用メモリとし
て設けられている。
のダイカストマシン制御・通信装置20と同様に,ダイカ
ストマシン制御部210に対応するダイカストマシン制御
部と,ダイカストマシン通信部220に対応するダイカス
トマシン通信部とで構成されているので図解を省略す
る。
御・通信装置20〜28の制御データの設定および通信制御
部について,第3図〜第6図を参照して述べる。
マシン制御・通信装置20の制御データ設定および通信処
理を示すフローチャートおよび設定確認動作処理を示す
フローチャートである。
マシン制御・通信装置22の制御データ受信処理を示すフ
ローチャートおよび通信確認後の動作処理を示すフロー
チャートである。
御・通信装置20の制御データ設定およびその制御データ
の他のダイカストマシン制御・通信装置22への通信処理
について述べる。
のダイカストマシン通信部220のCPU221はROM223に記憶
されたプログラムに基づいて,以下の処理を行う。
御データの設定が有るか否かを判断する(ステップS01
1)」。もし,作業者による制御データの設定操作がな
ければ,設定操作があるまで待機する。
有効か否かを判断する(ステップS012)。
ルミダイカストマシンの場合,「通常運転〕における,
鋳巣を防止するため溶湯をキャビティ内に充填するため
の低速区間におけるプランジャーの速度,プランジャー
を低速から高速に切り換えるプランジャー位置,そして
プランジャーの高速速度,溶湯がキャビティに充填され
たのちの増圧,保圧圧力,保圧維持時間などの設定デー
タが許容範囲内であるか否か,位置データの前後関係が
矛盾がないか等について行う このような設定制御データの判断には,ダイカストマ
シン制御部210からシェアード・メモリ212に記憶されて
いる制御監視用データなどを用いて行うことができる。
がRAM224およびシェアード・メモリ212に記憶される
(ステップS013)。
ジがされ(ステップS018),作業者に対して制御データ
の設定操作を再度行わせる。
る。
ーンバス10を介して,第2のダイカストマシン制御・通
信装置22のダイカストマシン通信部に通信する。
タを読出し、USART218およびデージィチェーンバス10を
介して通信するための通信フォーマットを揃えて、USAR
T218からデージィチェーンバス10に制御データを出力す
る(ステップS014)。
されるまで継続される(ステップS015)。
マシン制御・通信装置22のダイカストマシン通信部の受
信応答に相当する時間だけ待機する(ステップS016)。
ストマシン制御・通信装置22ダイカストマシン通信部が
第5図に示す受信応答を行う。
トマシン通信部は制御データの設定が行われる第1のダ
イカストマシン制御・通信装置20のダイカストマシン通
信部220から制御データの送信要求が有るか否かを監視
し,送信要求があるまで待機している。
32に移行する。
デージィチェーンバス10を介して送信された制御データ
の受信を,第2のダイカストマシン制御・通信装置内の
ダイカストマシン通信部におけるUSARTから入力する。
この入力データは第2のダイカストマシン制御・通信装
置22のダイカストマシン通信部のRAMおよびシェアード
・メモリに記憶される。
トマシン通信部のRAMに記憶されている受信された通信
フォーマット化された制御データは,第2のダイカスト
マシン制御部で使用する通常のデータフォーマットに戻
される。そして,この第2のダイカストマシン制御・通
信装置22においても,第1のダイカストマシン制御・通
信装置20で行ったと同様の制御データの妥当性について
のチェック(エラーチェック)を行う(ステップS03
4)。
のダイカストマシン制御・通信装置22のダイカストマシ
ン通信部において,エラーメッセージを出力し,第1の
ダイカストマシン制御・通信装置20のダイカストマシン
通信部220に対して,制御データの再送信要求を出力す
る。
ストマシン制御・通信装置20のダイカストマシン通信部
220は,第2のダイカストマシン制御・通信装置22のダ
イカストマシン通信部に対して,第3図に示す制御デー
タの再送信処理を行う(第3図,ステップS017,S014〜S
016)。
トマシン通信部における判断の結果,受信制御データが
正常範囲にあると判断した場合,第2のダイカストマシ
ン通信部は,その制御データを,第2のダイカストマシ
ン通信部内のRAMおよびシェアード・メモリに一旦記憶
する。
をとっているので,第2のダイカストマシン制御・通信
装置22のダイカストマシン通信部は,今度は上述した第
1のダイカストマシン制御・通信装置20のダイカストマ
シン通信部220と同様に,次の第3のダイカストマシン
制御・通信装置24のダイカストマシン通信部に対して,
受信した制御データを送信する(ステップS036〜S03
7)。そして,第3のダイカストマシン制御・通信装置2
4のダイカストマシン通信部が制御データの受信に応答
する時間だけ待機する(ステップS039)。
ダイカストマシン通信部において,第5図のステップS0
34に示したように受信制御データの妥当性をチェックし
て,もし,受信制御データが所定の許容範囲内にない場
合は,再送信要求をその前段の第2のダイカストマシン
制御・通信装置22のダイカストマシン通信部に出力す
る。
に対する第2のダイカストマシン制御・通信装置22のダ
イカストマシン通信部における処理を示している。
信装置22のダイカストマシン通信部におけるステップS0
36〜S037,S039〜S040の処理は,第3図の第1のダイカ
ストマシン制御・通信装置20のダイカストマシン通信部
におけるステップS014〜S017の処理に対応している。
後のダイカストマシン制御・通信装置28まで,第1のダ
イカストマシン制御・通信装置20で設定された制御デー
タが順次,通信されていく。
トマシン通信部も,第1のダイカストマシン制御・通信
装置20のダイカストマシン通信部に対して,第1のダイ
カストマシン制御・通信装置20と第2のダイカストマシ
ン制御・通信装置22と同様の関係で,受信した制御デー
タを送出する。
トマシン通信部は最後のダイカストマシン制御・通信装
置28のダイカストマシン通信部からのデータ送信要求の
有無を判断し(ステップS021),制御データの送信要求
があるまで待機する。
設定され送信したと同じだけの制御データを受信する
(ステップS022,S023)。
・通信装置20のダイカストマシン通信部のKB222から直
接設定されたRAM224およびシェアード・メモリ212に記
憶してある制御データと同じか否かを確認する。
トマシン通信部220のKB222から直接設定された制御デー
タと,最後のダイカストマシン制御・通信装置28から送
信された制御データとが一致している場合,他の全ての
ダイカストマシン制御・通信装置においても同じ制御デ
ータが通信されていると考えることができる。したがっ
て,この場合,第2のダイカストマシン制御・通信装置
22に対して,第2のダイカストマシン制御・通信装置22
のダイカストマシン制御部がその制御データに基づいて
実際に動作してもよいということを示す起動信号を送信
する(ステップS025)。
実際に動作させるべく,シェアード・メモリ212に起動
フラッグをセットする(ステップS026)。
12の起動フラグのセットを確認して,上記シェアード・
メモリ212に記憶された制御データを用いてダイカスト
マシン30の制御を行う。
所定回数の範囲で再送信を行う(ステップS027,S02
8)。
不具合があるとして,エラーメッセージを出力して(ス
テップS029),処理を終了または中断する。
トマシン通信部は,上記起動信号を受信する(ステップ
S041〜S042)。
ストマシン制御・通信装置24のダイカストマシン通信部
に対して,第1のダイカストマシン制御・通信装置20の
ダイカストマシン通信部220と行ったと同様に起動信号
を送出する(ステップS043)。
制御起動をかけ(前述したと同様に,シェアード・メモ
リに起動フラッグをセットする)(ステップS044),ダ
イカストマシン制御部がダイカストマシンを制御可能に
する。
カストマシン通信部から最後のダイカストマシン制御・
通信装置28のダイカストマシン通信部まで,起動信号が
送出され,それぞれ,対応するダイカストマシン制御部
に通してダイカストマシン制御の起動をかけ,これによ
り,対応するダイカストマシンの制御が行われる。
ストマシンを実際に制御させる場合について述べたが,
送信制御データと受信制御データとの一致をとって起動
信号を送信することなく,各ダイカストマシン制御・通
信装置が制御データを受信し,妥当性を確認した段階
で,対応するダイカストマシンを動作させるようにして
もよい。
マシン制御,通信装置のダイカストマシン通信部におけ
る受信制御データの妥当性の確認を省略することもでき
る。
ーサル同期式通信装置(USART)218を用いた場合につい
て述べたが,第2図に破線で示した非同期式通信装置
(UART)219を用いることもできる。また,同様に,HDLC
などの送受信装置を用いてることができる。
部220との機能分担は基本的には,制御と通信機能を分
担するものであるが,種々の変形形態をとることができ
る。たとえば,上述した実施例においては,制御データ
をダイカストマシン通信部220側に接続されたKB222から
設定する場合について述べたが,ダイカストマシン制御
部210側にKB222を接続し,制御データの設定をダイカス
トマシン制御部210側で行い、その妥当性の判断もダイ
カストマシン制御部210側で行い,シェアード・メモリ2
12に記憶して,このシェアード・メモリ212に記憶され
た制御データについて,ダイカストマシン通信部220が
送信,受信などの処理を行うようにしてもよい。他のダ
イカストマシン制御・通信装置22〜28においても同様
に,受信制御データの妥当性の判断をダイカストマシン
制御部側で行うようにしてもよい。
用する例について述べる。
上述したものと同様であるので,詳細については説明を
省略する。
するため,その運転制御に必要な制御データが作業者に
よって第1の制御・通信装置20に設定される。そして,
その金型Aで所定量のダイカスト製品を製造した後,そ
の金型Aをダイカストマシン30から取り出し,休止させ
る。
用する場合,作業者は,第1のダイカストマシン制御・
通信装置20で,上記金型Aについて設定した制御データ
を,第1のダイカストマシン制御・通信装置20から最後
のダイカストマシン制御・通信装置28に通信させるるよ
うに指令する。具体的には,制御データの行き先ダイカ
ストマシン制御・通信装置28を指定する。第1のダイカ
ストマシン制御・通信装置20は制御データに行き先コー
ドを付加してディジー・チェーンバス10を介して第2の
ダイカストマシン制御・通信装置22に出力する。
る通信か否かを判断して,自己に対する通信でない場
合,受信した行き先コードと制御データを次のダイカス
トマシン制御・通信装置に出力する。そして,最後のダ
イカストマシン制御・通信装置20までその行き先コード
と制御データが到達する。
自己に対する通信であることを確認し,上述したと同様
の受信処理,内容判断処理などを行う。
定された制御データがダイカストマシン制御・通信装置
28に送信され,制御データをその都度,各ダイカストマ
シン制御・通信装置に設定するという手続きを省略する
ことができる。
の用いるダイカストマシンの1または複数の対応するダ
イカストマシン制御・通信装置に,上記制御データを送
信することができる。
ての金型に対応する制御データを設定し,この制御デー
タを対応する金型を使用するダイカストマシンに対応す
るダイカストマシン制御・通信装置に通信するようにす
ることもできる。
記憶されている範囲で制御データを必要とする1または
複数のダイカストマシン制御・通信装置に送信するよう
にすることもできる。
ンの制御データ設定装置の構成を示す。
マシン制御・通信装置内のダイカストマシン通信部を接
続し,制御データが直接設定される第1のダイカストマ
シン制御・通信装置20のダイカストマシン通信部を,網
終端装置(NT)として機能させ,他のダイカストマシン
制御・通信装置22〜28を端末装置(TE)として機能させ
るように構成したものである。
ち,ダイカストマシン制御部とダイカストマシン通信部
とを機能分担する構成は,この実施例および,後述する
実施例においても第2図に示したものと同様である。
マシン制御・通信装置20のダイカストマシン通信部から
の制御データ送信に用い,上り線13をその他のダイカス
トマシン制御・通信装置22〜28のダイカストマシン通信
部で受信した制御データを,第1のダイカストマシン制
御・通信装置20のダイカストマシン通信部へ返送して使
用するようにしたものである。
次,次段のダイカストマシン制御・通信装置のダイカス
トマシン通信部に制御データを送信していくのではな
く,第1のダイカストマシン制御・通信装置20のダイカ
ストマシン通信部から一各ダイカストマシン制御・通信
装置22〜28のダイカストマシン通信部に制御データを一
括して送信し,各ダイカストマシン制御・通信装置のダ
イカストマシン通信部は下り線12の各ノード421〜481に
おいてその送信制御データを受信し,受信した制御デー
タを上り線13の各ノード422〜482を介して第1のダイカ
ストマシン制御・通信装置20のダイカスオマシン通信部
に返送し,第1のダイカストマシン通信部は返送された
制御データを一致を判断する。
ストマシン制御・通信装置に対しては,起動信号を出力
し,不一致のダイカストマシン制御・通信装置に対して
は制御データを再送信する。
ータの妥当性の判断などについては,第1図を参照して
述べた第1の実施例と同様である。
処理機能を用いて,第1のダイカストマシン制御・通信
装置20から対応するダイカストマシン制御・通信装置へ
の制御データ送信,または,或るダイカストマシン制御
・通信装置から他のダイカストマシン制御・通信装置へ
の制御データの送信を行うことができる。
シンの制御データ設定装置を示す。
通信処理装置として第1のダイカストマシン制御・通信
装置20のダイカストマシン通信部をマスタ装置として,
他のダイカストマシン制御・通信装置22〜28のダイカス
トマシン通信部をスレーブ装置として構成しており,ル
ープ回線15を介して,第1のダイカストマシン制御・通
信装置20に設定された制御データを送信するものであ
る。
カストマシン通信部はループ回線15を各ノード(○で示
したもの)において第1のダイカストマシン制御・通信
装置20のダイカストマシン通信部からの制御データを受
信し,またそのノードを介して,第1のダイカストマシ
ン制御・通信装置20のダイカストマシン通信部に受信制
御データを返送する。第1のダイカストマシン通信部は
返送された制御データを設定された制御データた比較し
て,一致しているダイカストマシン制御・通信装置に対
して起動信号を出力し,不一致のダイカストマシン制御
・通信装置にしては再送信を行う。
合、各ダイカストマシン制御・通信装置20〜28には上下
関係(マスタ装置とスレーブ装置との関係)をつけず,
第1図を参照して述べたように,常に,行き先コードを
制御データの前につけて送信し,該当するダイカストマ
シン制御・通信装置が自己に対する通信の場合,実際の
制御データの取り込み処理などを行う。
第1図および第7図を参照して述べたように,第1のダ
イカストマシン制御・通信装置20をマスク装置とし,こ
の装置に全ての金型対応の制御データを設定しておき,
その制御データを必要とするダイカストマシン制御・通
信装置にその制御データを送信するようにすることもで
きる。
シンの制御データ設定装置を示す。
べる。
イカストマシン制御・通信装置20のダイカストマシン通
信部を通信上のスーパーバイザリィ装置として,他のダ
イカストマシン制御・通信装置22〜28のダイカストマシ
ン通信部を通信上のスレーブ装置として構成したもので
ある。通信上のスーパーバイザリィ装置とは,通信のみ
スレーブ装置に対して上位に位置し,制御は各個独立に
行われることを意味する。
シン通信部が設定された制御データの妥当性を判断し
て,その制御データを,スレーブ装置としての各ダイカ
ストマシン制御,通信装置22〜28のダイカストマシン通
信部に送信する。各スレーブ装置としてのダイカストマ
シン通信部は受信した制御データを一度スーパーバイザ
リィ装置としての第1のダイカストマシン通信部に返送
する。起動信号の送出などについては,上述したものと
同様である。
述べる。
た制御データを必要とするスレーブ装置としてのダイカ
ストマシン制御・通信装置に送出する。
レーブ装置としてのダイカストマシン制御・通信装置に
一括して送出することもできる。
種々の通信方式および通信形態で制御データの送受信を
行うことができる。
ることができる。
御データ設定装置によれば,各ダイカストマシン制御・
通信装置がダイカストマシン制御部とダイカストマシン
通信部とで構成され,1のダイカストマシン制御・通信装
置に制御データを設定するのみで,他のダイカストマシ
ン制御・通信装置にも同じ自動的に設定することがで
き,制御データ設定の省力化および迅速化を図ることが
できるという効果を奏する。
置においては,各ダイカストマシン制御・通信装置内で
設定制御データの妥当性を判断するとともに,ダイカス
トマシン制御全体として同じ制御データが通信されてい
るか否かを判断するようにしているので,全ダイカスト
マシンについて完全に同じ制御データで制御することが
できるという効果を奏する。
ン方式で接続したダイカストマシンの制御データ設定装
置の構成図, 第2図は第1図のダイカストマシン制御データ設定装置
における第1のダイカストマシン制御・通信装置の構成
図, 第3図は第2図の第1のダイカストマシン通信部の制御
データ設定およびその制御データを他のダイカストマシ
ン通信部に送信する処理を示すフローチャート, 第4図は第2図の第1のダイカストマシン通信部におけ
る送信制御データを確認し,他の各ダイカストマシン制
御・通信装置に対してダイカストマシンの制御の起動を
かける処理を示すフローチャート, 第5図は第1図における第2のダイカストマシン制御・
通信装置20のダイカストマシン通信部の受信処理および
次のダイカストマシン制御・通信装置に対して受信制御
データを送信する処理を示すフローチャート, 第6図は第2のダイカストマシン制御・通信装置のダイ
カストマシン通信部が第1のダイカストマシン制御・通
信装置のダイカストマシン通信部から起動信号を受信し
対応するダイカストマシン制御部に起動をかける処理を
示すフローチャート, 第7図は本発明の第2の実施例として,各ダイカストマ
シン制御・通信装置のダイカストマシン通信部をバス形
式で接続する構成図, 第8図は本発明のダイカストマシンの制御データ設定装
置の第3の実施例として,各ダイカストマシン制御・通
信装置のダイカストマシン通信部をループ回線で接続す
る構成図, 第9図は本発明のダイカストマシンの制御データ設定装
置の第4の実施例として,各ダイカストマシン制御・通
信装置のダイカストマシン通信部を第1のダイカストマ
シン通信部をスーパーバイザリィ装置としたのダイカス
トマシン通信部をスレーブ装置として構成した階層化構
成を示す図である。 (符号の説明) 10……デージィチェーンバス, 20〜28……ダイカストマシン制御・通信装置, 30〜38……ダイカストマシン, 210……ダイカストマシン制御部, 212……シェアード・メモリ, 220……ダイカストマシン通信部, 222……キィボード, 228……USART, 229……UART。
Claims (7)
- 【請求項1】複数のダイカストマシンを制御する複数の
ダイカストマシン制御装置に対応して設けられ、前記ダ
イカストマシン制御装置において使用する制御データを
送受信する複数のダイカストマシン通信装置と、 複数のダイカストマシン送信装置相互間でオンライン・
データ通信を行うオンライン・データ通信手段と を有するダイカストマシンの制御データ設定装置であっ
て、 前記複数のダイカストマシン通信装置の1のダイカスト
マシン通信装置は、 設定された制御データを受け入れ、当該設定された制御
データが所定の範囲内にあるか否かを判断し、正当な制
御データのみ当該1のダイカストマシン通信装置に対応
する1のダイカストマシン制御装置において使用可能と
する第1の制御データを判断手段と、 前記設定された制御データを送信すべき相手を指定する
送信先データを入力する送信先受け入れ手段と、 前記送信先受け入れ手段で受け入れた送信先に、当該送
信先アドレスおよび前記正常に設定された制御データを
所定量一括して、前記オンライン・データを通信手段と
協働して、他のダイカストマシン通信装置にオンライン
送信する第1の通信手段と を有し、 前記複数のダイカストマシン通信装置の他のダイカスト
マシン通信装置は、 前記オンライン・データ通信手段を伝送されてデータを
受信する第2の通信手段と、 前記第2の通信手段で受信したデータのうち、前記送信
された送受信アドレスが自分であるか否かを判断するア
ドレス一致検出手段と、 前記一致検出手段でアドレスが一致したとき、前記1の
ダイカストマシン通信装置からオンライン送信され前記
第2の通信手段で一括受信した制御データが所定の範囲
内にあるか否かを判断し、正当な制御データのみ当該他
のダイカストマシン通信装置に対応する他のダイカスト
マシン制御装置において使用可能とする第2の制御デー
タ判断手段と、 を有する ダイカストマシンの制御データ設定装置。 - 【請求項2】前記オンライン・データ通信手段は、ディ
ジーチエンバスを用いて前記複数の制御装置を順次接続
するオンライン・データ通信手段である 請求項1記載のダイカストマシンの制御データ設定装
置。 - 【請求項3】前記オンライン・データ通信手段は、デー
タの下りバスとデータの上りバスとを有するISDNのバス
形式のオンライン・データ通信手段であり、前記送信ア
ドレスオンライン前記制御データは前記下りバスを用い
て伝送される 請求項1記載のダイカストマシンの制御データ設定装
置。 - 【請求項4】前記オンラインデータ通信手段は、複数の
ダイカストマシン通信装置をループ状に接続するループ
回線である 請求項1記載のダイカストマシンの制御データ設定装
置。 - 【請求項5】前記1のダイカストマシン通信装置内の前
記第1の通信手段は前記オンライン・データ通信手段を
介してデータを受信可能であり、 前記他のダイカストマシン通信装置内の前記第2の通信
手段は前記オンライン・データ通信手段を介して送信可
能であり、 前記1のダイカストマシン通信装置の前記第1の通信手
段は、前記オンライン・データ通信手段を介して前記他
のダイカストマシン通信装置から前記送出した制御デー
タを受信し、 前記1のダイカストマシン通信装置の前記第1の制御デ
ータ判断手段は、当該他のダイカストマシン通信装置か
ら受信した制御データが前記送信した制御データと一致
しているか否かを判断する 請求項1記載のダイカストマシンの制御データ設定装
置。 - 【請求項6】前記1のダイカストマシン通信装置の前記
第1の制御データ判断手段は、前記他のダイカストマシ
ン通信装置から受信した制御データが前記送信した制御
データと一致していたとき、前記第1の通信手段から前
記他のダイカストマシン通信装置に起動信号を送出する 請求項5記載のダイカストマシンの制御データ設定装
置。 - 【請求項7】前記制御データは、シェアードメモリを介
して、対応するダイカストマシン制御装置とダイカスト
マシン通信装置とでアクセス可能である 請求項1〜7いずれか記載のダイカストマシンの制御デ
ータ設定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338116A JP2985136B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ダイカストマシンの制御データ設定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1338116A JP2985136B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ダイカストマシンの制御データ設定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03198967A JPH03198967A (ja) | 1991-08-30 |
JP2985136B2 true JP2985136B2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=18315059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1338116A Expired - Lifetime JP2985136B2 (ja) | 1989-12-28 | 1989-12-28 | ダイカストマシンの制御データ設定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2985136B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06320594A (ja) * | 1993-05-17 | 1994-11-22 | Japan Steel Works Ltd:The | 射出成形機の制御方法及び装置 |
JP5147561B2 (ja) * | 2008-06-20 | 2013-02-20 | 東洋機械金属株式会社 | 成形機管理装置及び成形機管理方法 |
JP2017132229A (ja) * | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形システム |
-
1989
- 1989-12-28 JP JP1338116A patent/JP2985136B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03198967A (ja) | 1991-08-30 |
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