JP2984013B2 - 陰極構体 - Google Patents

陰極構体

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弘一 勝山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、カラーブラウン管等の陰極線管に係り、特
に、静電入力容量が小さく、高速度走査に適した陰極線
構体を備えた陰極線管に関する。
[従来の技術] 従来の陰極構体は、例えば特開昭54−29964号、特開
昭52−05449号および第3図に示すように、陰極スリー
ブ1の頂部に固定された帽状の陰極基体2、陰極基体2
の頂面に設けた電子放射物質3、陰極スリーブ1の他端
に固定した3個の金属板(タブ)4、タブ4の他端を固
定するフランジ付き円筒形シリンダー(カソードシリン
ダー)5から成っており、その陰極構体と第1グリッド
電極とを所定の間隔に設定した後、絶縁ガラス支柱(ガ
ードガラス、図示せず)に固定した保持部品(ビードサ
ポート)6に溶接固定した陰極支持部品(アイレット)
7に溶接、固定して用いられていた。
また、他の方式として、ビードサポートの代りに、セ
ラミック等の絶縁基板にアイレットを溶着またはかしめ
により固定し、該アイレットに陰極構体を、第1グリッ
ドとの間隔を設定した後、溶接、固定する方式もある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来技術においては、静電入力容
量の点について配慮がなされておらず、特にカソードシ
リンダー〜第1グリッド間の容量が大きく、高密度表示
を目的として高速度走査で駆動される陰極線管には適さ
ないという問題点があった。
本発明の目的は、静電入力容量が小さく、高速度走査
に適した陰極線構体を備えたカラー陰極線管を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、本発明においては、概略円
筒状の陰極スリーブと、前記陰極スリーブの頂部に固定
した陰極基体と、前記陰極基体の頂面に設けた電子放射
物質とを有する陰極構体を備えたカラー陰極線管におい
て、上記陰極スリーブの他端に固定した複数個の第1の
支持部材は、外枠金属内に溶着固定された結晶化ガラス
に植設された第2の支持部材に固定され、前記外枠金属
は前記第2の支持部材とは電気的に絶縁されていて、該
外枠金属の陰極基体側端部は前記結晶化ガラスの陰極基
体側面より下側方向に位置していて、前記複数個の第2
の支持部材の少なくとも1個は、前記外枠金属の下端よ
りも前記陰極基体と逆側の方向に突出している陰極構体
を設ける。
また、前記第1の支持部材は板材とし、また、前記第
2の支持部材はコバール材とする。また、前記陰極スリ
ーブの下端は前記結晶化ガラスの下端よりも前記陰極基
体とは逆側の方向に突出した構造とする。
[作用] 陰極および陰極支持部を上記の構成とすること、すな
わちビードサポート支持方式から絶縁体支持方式に変え
ること、によってビードサポート部の浮遊容量の低減を
図ることができる。また、上記構成とすることによっ
て、陰極電位を構成する成分が陰極スリーブ、帽状陰極
基体、第1の支持部材、第2の支持部材のみとなり、第
1グリッド、外枠金属、ヒータの間で構成される静電入
力容量を、従来技術の場合よりも、格段に小さくするこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明の陰極構体の構成について、実施例によ
って具体的に説明する。
第1図は、絶縁基板として結晶化ガラスを用いたハー
メチックシールを使用した場合の例を示したものであ
る。すなわち、ニッケル製の帽状陰極基体2、該基体上
に設けた電子放射物質3、内外面を酸化処理したニクロ
ム製陰極スリーブ1、ニクロム製の3個の第1の支持部
材である板材のタブ4からなる陰極のタブ4を、外枠金
属8に溶着した結晶化ガラス9に埋設した3本の第2の
支持部材であるワイヤ10に溶接固定してなることを示
す。なお、ここで、上記外枠金属8は例えばFeNi材(Ni
42%)、結晶化ガラス9は例えばZnO64%、B2O323%、M
gO6%、SiO27%からなるものである。また、ワイヤ10は
コバール製であり、3本のうち1本は、カソード信号を
入れるために、対向面側にも長く延長してある。
陰極構体を上記のような構成とすることによって、陰
極特性的には従来構成陰極と全く遜色なく、しかも、静
電入力容量を、従来構成陰極使用の場合の5pFに対し
て、3.5〜4pFまで低減することができた。
なお、以上の説明は単電子銃の場合について述べた
が、例えばカラー陰極線管の場合のように3個の電子銃
をインラインで配置する場合には、第2図に示したよう
に、外枠金属を変形形状とすることによって、要求を満
足することができる。
また、1個の基板に複数個の陰極構体を取り付けるこ
とも可能である。
[発明の効果] 以上述べてきたように、カラーブラウン管等の電子銃
に使用する陰極構体を本発明構成の陰極構体とすること
によって、従来技術の有していた課題を解決して、陰極
基体の径を小さくしたり陰極スリーブ長を短くすること
などの手段を講ずることなく、静電入力容量の格段に小
さい陰極構体を提供することができた。また、これによ
り、高密度表示のため高速度走査で駆動される陰極線
管、特にディスプレイ管、ハイビジョン用カラーブラウ
ン管等、に適用することによって、優れた映像効果を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の陰極構体の概略構成を示す図、第2図
は本発明の陰極構体をインライン3電子銃に適用する場
合の概略構成を示す図、第3図は従来構成の陰極構体の
概略構成を示す図であり、第1図乃至第3図で(A)お
よび(B)は、それぞれ、上面図および一部切欠き断面
図を示す。 1……陰極スリーブ、2……陰極基体、 3……電子放射物質、4……金属板(タブ)、 5……カソードシリンダー、6……ビードサポート、 7……アイレット、8……外枠金属、 9……結晶化ガラス、10……ワイヤ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 恭久 千葉県茂原市早野3681番地 日立デバイ スエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 大森 宗一 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所茂原工場内 (72)発明者 勝山 弘一 千葉県茂原市早野3673番地 日立日進エ レクトロニクス株式会社内 (72)発明者 館林 芳孝 千葉県茂原市早野3673番地 日立日進エ レクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 昭54−29964(JP,A) 実開 昭56−110557(JP,U) 実開 昭63−77247(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 29/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】概略円筒状の陰極スリーブと、前記陰極ス
    リーブの頂部に固定した陰極基体と、前記陰極基体の頂
    面に設けた電子放射物質とを有する陰極構体を備えたカ
    ラー陰極線管において、上記陰極スリーブの他端に固定
    した複数個の第1の支持部材は、外枠金属内に溶着固定
    された結晶化ガラスに植設された第2の支持部材に固定
    され、前記外枠金属は前記第2の支持部材とは電気的に
    絶縁されていて、該外枠金属の陰極基体側端部は前記結
    晶化ガラスの陰極基体側面より下側方向に位置してい
    て、前記複数個の第2の支持部材の少なくとも1個は、
    前記外枠金属の下端よりも前記陰極基体と逆側の方向に
    突出している陰極構体を備えていることを特徴とするカ
    ラー陰極線管。
  2. 【請求項2】前記第1の支持部材は板材であることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】前記第2の支持部材はコバール材であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラー陰極
    線管。
  4. 【請求項4】前記陰極スリーブの下端は前記結晶化ガラ
    スの下端よりも前記陰極基体とは逆側の方向に突出して
    いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のカラ
    ー陰極線管。
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