JP2982932B2 - 金型倣い加工用モデルの位置決め構造、および金型倣い加工用モデルの位置決め構造の製造方法、および金型倣い加工用モデルの位置決め方法 - Google Patents

金型倣い加工用モデルの位置決め構造、および金型倣い加工用モデルの位置決め構造の製造方法、および金型倣い加工用モデルの位置決め方法

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JP2982932B2
JP2982932B2 JP5120721A JP12072193A JP2982932B2 JP 2982932 B2 JP2982932 B2 JP 2982932B2 JP 5120721 A JP5120721 A JP 5120721A JP 12072193 A JP12072193 A JP 12072193A JP 2982932 B2 JP2982932 B2 JP 2982932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型倣い加工用モデル
を構成する各ピースに加工基準に相当する複数の部位に
形成した穴部にピンを介挿する金型倣い加工用モデルの
位置決め構造、および金型倣い加工用モデルの位置決め
構造の製造方法、および金型倣い加工用モデルの位置決
め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の金型倣い加工用モデルの位置決め
方法は、図3に示すように金型倣い加工用モデルを構成
する各ピースA〜Dの表面の必要箇所にケガキ線AL1
〜AL5、BL1〜BL4、CL1〜CL4、DL1〜
DL3を入れ、各ピースのケガキ線を合わせて位置決め
するものであった。
【0003】特に図3に示すように中間のBおよびCの
ピースは、モデルの表裏の同じ位置に加工基準が必要
で、ケガキ線を入れる方向が2方向となる。また上下に
組み合わされるAおよびDのピースの加工基準と同じ位
置にすべきであるが、モデルの製作方法およびケガキ線
加工方法の制約から、各ピースに別々にケガキ線を入れ
ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の金型倣い加
工用モデルの位置決め方法は、加工基準に目視でケガキ
線加工を施し、位置決めするものであるため、ケガキ線
加工誤差が±0.2mm生ずるとともにケガキ基準合わせ
誤差が±0.1mm生ずるので、結局±0.3mmの誤差が
生じ、上述のようにモデルが3ピース以上になるとケガ
キ線の位置ズレ誤差が累積され、金型モデルの各ピース
の位置ずれが大きくなるという問題があった。
【0005】そこで本発明者らは、金型倣い加工用モデ
ルを構成する各ピースを固定して共加工して穴部を形成
し、この穴部にピンを介挿するという本発明の技術的思
想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、金型倣い加工
用モデルの各ピースの位置ずれを防止して、位置決め構
造の製造を容易にするとともに、位置決め作業を簡単且
つ迅速に行えるようにするという目的を達成する本発明
に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)の金型倣い加工用モデルの位置決め構造
は、組み合わされて金型倣い加工用モデルを構成する各
ピースに加工基準に相当する複数の位置に形成された穴
部と、前記各ピースの穴部に挿置され加工基準において
各ピースを位置決めするピンとから成るものである。
【0007】本発明(請求項2に記載の第2発明)の金
型倣い加工用モデルの位置決め構造の製造方法は、金型
倣い加工用モデルを構成する各ピースを組み合わせ、組
み合わされた各ピースを固定し、各ピースの加工基準に
相当する複数の位置に各ピースを貫通する貫通穴を共加
工するものである。
【0008】本発明(請求項3に記載の第3発明)の金
型倣い加工用モデルの位置決め方法は、金型倣い加工用
モデルを構成する各ピースを、加工基準に形成した貫通
穴が一直線状になるように組み合わせ、各ピースの一直
線状に形成された貫通穴にピンを介挿するものである。
【0009】
【作用】上記構成より成る第1発明の金型倣い加工用モ
デルの位置決め構造は、金型倣い加工用モデルを構成す
る各ピースを加工基準に形成した穴部を一直線状になる
ように組み合わせ、この各ピースの一直線状に形成され
た穴部にピンを介挿して、各ピースの位置決めをするも
のである。
【0010】上記構成より成る第2発明の金型倣い加工
用モデルの位置決め構造の製造方法は、金型倣い加工用
モデルを構成する各ピースを組み合わせ、組み合わされ
た各ピースを固定し、各ピースの加工基準に相当する複
数の位置に各ピースを貫通する貫通穴を共加工するもの
である。
【0011】上記構成より成る第3発明の金型倣い加工
用モデルの位置決め方法は、金型倣い加工用モデルを構
成する各ピースを、加工基準に形成した貫通穴が一直線
状になるように組み合わせ、各ピースの一直線状に形成
された貫通穴にピンを介挿して、各ピースの位置決めを
するものである。
【0012】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明の金型倣い加
工用モデルの位置決め構造は、各ピースに形成された穴
部にピンを介挿して、各ピースの位置決めをするので、
各ピースの位置ずれを防止するという効果を奏する。
【0013】上記作用を奏する第2発明の金型倣い加工
用モデルの位置決め構造の製造方法は、各ピースを固定
して共加工により貫通穴を形成するので、位置決め構造
を容易に製造することができるという効果を奏する。
【0014】上記作用を奏する第3発明の金型倣い加工
用モデルの位置決め方法は、各ピースに形成された貫通
穴にピンを介挿するだけで、各ピースの位置決めを行う
ことができるので、位置決め作業を簡単且つ迅速に行う
ことができるという効果を奏する。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0016】(第1実施例)第1実施例の金型倣い加工
用モデルの位置決め構造の製造方法は、一例としてウェ
ザストリップ用の金型を対象とするもので、図1に示す
ように従来の位置決め方法と同様に4ピースより成る金
型倣い加工用モデルの各ピース1〜4を正規位置で重ね
合わせて、組み合わせた後押さえて締め付けて、中間に
サンドイッチ状に介挿される第2および第3ピース2お
よび3に相当する部位にそれぞれ2箇所、および上下に
組み合わされる第1および第4ピースのみの部位に1箇
所の加工基準に相当する位置にNC研削により貫通穴1
H〜5Hを共加工により形成するものである。
【0017】次に、図2に示すように、上記貫通穴1H
〜5Hに介挿される貫通穴の内径と長さに対応する外径
と長さを有するピン1P〜5Pを形成するものである。
【0018】上記構成および作用の第1実施例の金型倣
い加工用モデルの位置決め構造の製造方法は、NC研削
により貫通穴1H〜5Hが共加工されるので、精度の高
い貫通穴および位置決め構造を容易に製造することがで
きるという効果を奏する。
【0019】(第2実施例)第2実施例の金型倣い加工
用モデルの位置決め構造は、図1に示すように上部にT
字状の突出部1Tを形成するとともに2個の矩形の凹部
1L、1Rを形成した第1のピース1と、第1のピース
の矩形の凹部1L、1Rに挿置され、対向壁にウェザス
トリップ用の曲面2C、3Cを形成した第2および第3
のピース2および3と、第1、第2および第3のピース
1、2、および3の上部に載置され下面中央にウェザス
トリップ用の凹部4Cを形成した第4のピース4とから
構成される。
【0020】第2および第3のピース2および3が位置
する加工基準となる部位にはそれぞれ第1および第2の
ピン1Pおよび2P、および第3および第4のピン3P
および4Pが介挿される貫通穴1H〜4Hが上記第1実
施例の製造方法によりNC研削による共加工によって形
成されている。
【0021】第1および第4のピース1および4が直接
当接する部位に上記と同様に第5のピン5Pが介挿され
る貫通穴5Hが同様にNC研削による共加工によって形
成されている。
【0022】上記構成の第2実施例の位置決め構造は、
各ピン1〜4を組み合わせて、貫通する貫通穴1H〜5
Hに、第1実施例の製造方法で製造されたピン1P〜5
Pを介挿することにより、各ピース1〜5の位置決めが
成される。
【0023】上記作用を奏する第2実施例の位置決め構
造は、各ピース1〜4を貫通する貫通穴1H〜5Hを、
NC研削により共加工により形成されるので、従来装置
に比べ1桁精度の高い約±0.01mmの誤差で形成する
ことが出来るとともに、貫通穴とピンとによる基準合わ
せ誤差も約±0.01mmの誤差で行うことが出来るので
トータルで約±0.02mmの誤差であり、従来の構造の
誤差±0.3mmの約15分の1に減らすことが出来るた
め、位置ずれを防止するという効果を奏する。
【0024】したがって第2実施例の位置決め構造は、
倣いモデルの寸法精度を高めてモデル位置ズレ誤差を防
止して品質を向上させるので、倣いモデルを使用して製
作する金型の品質が向上するため、形成品の品質が向上
するという効果を奏する。したがって従来位置ズレ誤差
分を金型で修正していたが、この金型修正工数を無くす
ことが出来るという効果を奏する。
【0025】(第3実施例)第3実施例の金型倣い加工
用モデルの位置決め方法は、図1に示すように第2実施
例の加工用モデルの位置決め構造を備えた各ピース1〜
4を加工基準にNC研削により共加工によって形成した
貫通穴1H〜5Hが一直線状になるように組み合わせ
て、この貫通穴1H〜5Hに図2に示す5本のピン1P
〜5Pを介挿することによって、各ピース1〜4の位置
決めを行うことができるので、高い精度を維持した上で
位置決め作業を簡単且つ迅速に行うことができるという
効果を奏する。
【0026】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0027】本実施例は、精度および製作の容易性より
貫通穴を採用したが、本発明としては、第2および第3
ピースにピン部を一体的に形成して、第1および第4ピ
ースに形成した穴部に介挿する態様も採用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の加工用モデルの各ピースを分
解して示した分解斜視図である。
【図2】各ピースに形成した貫通穴に介挿するピンを示
す斜視図である。
【図3】従来の加工用モデルの位置決め方法を示す分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 第1のピース 2 第2のピース 3 第3のピース 4 第4のピース 1H〜5H 貫通穴 1P〜5P ピン 1L、1R 矩形凹部 2C、3C 曲面 4C 凹部 A〜D 各ピース AL1〜AL5 ケガキ線 BL1〜BL4 ケガキ線 CL1〜CL4 ケガキ線 DL1〜DL3 ケガキ線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み合わされて金型倣い加工用モデルを
    構成する各ピースに加工基準に相当する複数の位置に形
    成された穴部と、 前記各ピースの穴部に挿置され加工基準において各ピー
    スを位置決めするピンとから成ることを特徴とする金型
    倣い加工用モデルの位置決め構造。
  2. 【請求項2】 金型倣い加工用モデルを構成する各ピー
    スを組み合わせ、 組み合わされた各ピースを固定し、 各ピースの加工基準に相当する複数の位置に各ピースを
    貫通する貫通穴を共加工することを特徴とする金型倣い
    加工用モデルの位置決め構造の製造方法。
  3. 【請求項3】 金型倣い加工用モデルを構成する各ピー
    スを、加工基準に形成した貫通穴が一直線状になるよう
    に組み合わせ、各ピースの一直線状に形成された貫通穴
    にピンを介挿することを特徴とする金型倣い加工用モデ
    ルの位置決め方法。
JP5120721A 1993-04-22 1993-04-22 金型倣い加工用モデルの位置決め構造、および金型倣い加工用モデルの位置決め構造の製造方法、および金型倣い加工用モデルの位置決め方法 Expired - Fee Related JP2982932B2 (ja)

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