JP2982698B2 - 分散情報サービスシステム - Google Patents

分散情報サービスシステム

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JP2982698B2
JP2982698B2 JP8197030A JP19703096A JP2982698B2 JP 2982698 B2 JP2982698 B2 JP 2982698B2 JP 8197030 A JP8197030 A JP 8197030A JP 19703096 A JP19703096 A JP 19703096A JP 2982698 B2 JP2982698 B2 JP 2982698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワークを介し
てクライアントシステム部とサーバシステム部とが接続
されたクライアント/サーバ型の分散情報サービスシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワークを介して利用者に様
々なマルチメディア情報サービスを提供するVOD(V
ideo On Demand)システムやWWW(W
orld Wide Web)サーバとブラウザのシス
テムが、用いられるようになってきている。さらに、利
用者が好きな視点からの映像を選択できるような三次元
画像情報をネットワークを介して通信するWWWサーバ
とVRML(Virtual Reality Mod
eling Language)ビューアを組み合わせ
たシステムが利用されるようになってきた。例えば、
「1994年5月、サイバースペース、ダブリュ・ダブ
リュ・ダブリュ第一回会議予稿集」(”Cybersp
ace”,Mark D.Pesce,Peter K
ennard,Anthony S.Parisi,W
WW 1 Conference Preceedin
gs,May 1994)には、オブジェクト形状,位
置情報,ネットワーク上のファイルへのリンク情報を含
む三次元形状のファイルの転送技術が記載されている。
【0003】図12はこの種の従来システムの概念図で
ある。図において、502は利用者に提供するサービス
情報であるHTML(Hypertext Marku
pLanguage)形式およびVRML形式のファイ
ルを保持しているデータベース部、501は利用者から
の要求をネットワークを介して受け付け、情報サービス
提供のためのデータを抽出し、ネットワークを介して送
信を行うWWWサーバ、505はネットワークを介して
WWWサーバ501から受信したデータを利用者へ提示
し、また利用者の要求をネットワークを介して要求に応
じたWWWサーバ501へ送信するWWWブラウザ、5
06はそのキャッシュ・データ保持部、507はネット
ワークを介して送られてきたデータがVRML形式のフ
ァイルであった場合に三次元空間画像に変換し、表示を
行い、また利用者の三次元空間画像での操作を受け付け
るVRMLビューア、503はWWWブラウザ505と
WWWサーバ501の間にあってデータの転送を中継す
る代理サーバ、504はそのキャッシュ・データ保持部
である。
【0004】このように構成されたシステムにおいて、
利用者はWWWブラウザ505またはVRMLビューア
507でネットワーク上の情報サービスを要求する。通
常、VRMLビューア507での要求は、WWWブラウ
ザ505に通信され、ネットワーク通信処理はすべてW
WWブラウザ505が実行する。WWWブラウザ505
は、要求された情報サービスを提供するWWWサーバ5
01にネットワークを介して要求情報を発行するか、ま
たは代理サーバ503に対してWWWサーバ501への
要求を発行する。代理サーバ503を用いた場合には、
代理サーバ503はWWWブラウザ505に代わって情
報要求を発行する。WWWブラウザ505とWWWサー
バ501の間に複数の代理サーバ503があってもよ
い。WWWサーバ501は受け付けた要求を処理し、該
当するサービス情報に合致するファイルを送信する。要
求が転送されてきたときと同様に、代理サーバ503を
経由してこのファイルも転送され、WWWブラウザ50
5へ伝えられる。
【0005】WWWブラウザ505はネットワークを介
して受信したファイルをネットワークアドレスに対応し
たディレクトリ名でキャッシュ・データ保持部506に
保持する。利用者の要求した情報サービスとファイル名
が一致した場合など、WWWサーバ501からファイル
を転送する必要がなければ、利用者からの情報サービス
要求に対して、キャッシュ・データ保持部506のファ
イルを用いて、情報サービスを提供する。これにより、
ファイルのネットワーク転送時間を短縮することが可能
となっている。また、代理サーバ503においても同様
に、受信したファイルはキャッシュ・データ保持部50
4に保存される。他の利用者がその代理サーバを介し
て、WWWサーバ501の情報サービスを要求したと
き、キャッシュ・データ保持部504に保存されていた
データが利用できれば利用することで、ファイルのネッ
トワーク転送時間の短縮が可能となっている。
【0006】また特開平7−321752号公報には、
利用効率の向上とネットワークリソースの有効利用とを
目的とした分散情報サービスシステムの一種である番組
提供システムが提案されている。図13はこの番組提供
システムのブロック図であり、図12との関連ではWW
Wサーバ501の一実現例に相当する。同図において、
利用者からの番組リクエストがネットワークを介してリ
クエスト受付処理部510で受け付けられると、リクエ
スト受付部511はリクエスト受付時刻と番組情報を統
計処理部512に出力すると共に、番組提供装置520
に対し通信相手を指示する。統計処理部512は入力さ
れたリクエスト受付時刻と番組情報とを用いて、記憶装
置513に記憶されている過去の統計データを新たに統
計的に処理し、その結果を記憶装置513に記憶する。
番組送出制御部530の最適送信間隔決定部531は、
記憶装置513に記憶された統計データを読み出して時
間帯に応じた番組毎の最適な送信間隔を個別に決定し、
送信間隔制御部532に伝える。送信間隔制御部532
はこの伝達された時間帯に応じた番組毎の最適な送信間
隔に基づいて番組提供装置520を制御する。他方、最
適番組数決定部533は、記憶装置513に記憶された
統計データを読み出して時間帯に応じてサービスする最
適な番組,番組数を決定し、番組数制御部534に伝え
る。番組数制御部534は、最適番組数決定部533か
ら伝えられた時間帯に応じてサービスする番組,番組数
に基づいて番組提供装置520を制御する。この結果、
番組提供装置520は、指示された送信相手に対して、
最適な送信間隔で、かつ時間帯に応じて最適な数の番組
を送出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように分散情
報サービスシステムとして従来より各種のシステムが提
案されているが、以下のような問題点があった。
【0008】利用者に情報サービスを提示する側である
クライアントの処理能力は一律ではなく、クライアント
が異なれば相違することがあり、また同一クライアント
であっても変化し得る。従来の分散情報サービスシステ
ムでは、各クライアントの処理能力を全く考慮していな
いため、クライアントで処理する必要のない、または処
理し切れない冗長な情報までサーバ側からクライアント
に転送することになり、ネットワークリソースを無駄に
使用している。
【0009】通常ネットワークは複数のシステムで共有
されるため、ネットワークのトラヒック(負荷)状況に
よって、使用できる伝送帯域幅が変化し得る。使用可能
な伝送帯域幅が少ない場合に、情報サービスを拒否する
ことは、利用者に対するサービス性が低下するばかり
か、限られた伝送帯域幅の有効利用が図れず、ネットワ
ークリソースを無駄に使用することになる。
【0010】クライアントにおける利用者への情報サー
ビスは、サーバから入手したデータそのものを利用する
ことを前提としているため、各クライアント毎に独自の
データを使用して情報サービスを提供することが困難で
ある。各クライアント毎に独自のデータをサーバから毎
回転送する構成では、ネットワークのトラヒックの増
加,クライアント,サーバの負荷の増加を招く。
【0011】そこで本発明の目的は、各クライアントの
処理能力に応じた情報サービスの提供を可能にして、ネ
ットワークリソースの無駄を少なくすることにある。
【0012】また本発明の別の目的は、ネットワーク負
荷に応じた情報サービスの提供を可能にして、利用者に
対するサービス性を向上させると共に、ネットワークリ
ソースの無駄を少なくすることにある。
【0013】さらに本発明の別の目的は、各クライアン
ト独自の情報サービスの提供を、クライアント,サー
バ,ネットワークの負荷を増加させずに実現し得るよう
にすることにある。
【0014】なお、本発明の上記した以外の目的は、以
下に述べる説明を通じて明らかになるであろう。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、ネットワーク
を介してクライアントシステム部とサーバシステム部と
が接続されたクライアント/サーバ型の分散情報サービ
スシステムにおいて、サーバシステム部に、提供する情
報サービスのための個々のデータ毎に異なる品質のデー
タを保持するサーバ側データバッファを備え、クライア
ントシステム部の情報サービスにかかる処理能力や、サ
ーバシステム部の情報サービスにかかる処理能力や、ネ
ットワーク負荷に応じて、適切な品質のデータを適宜選
択することを基本とする。
【0016】ここで、異なる品質のデータとは、そのデ
ータが対象とするオブジェクトの内容をどの程度詳細に
記述しているかを示す詳細度が異なるデータや、データ
を圧縮して転送する場合のその圧縮率が異なるデータ等
がある。詳細度が高くなれば品質が向上するが、その分
データ量は増大する。従って、クライアントシステム部
の処理能力が低い場合やネットワーク負荷が高い場合等
には、詳細度の低いデータを転送することによって、ク
ライアントシステム部の処理能力に見合った情報サービ
スの提供が可能となり、またネットワーク負荷をそれ以
上いたずらに増大させずに最小限の情報サービスの提供
が可能となり、ネットワークリソースの有効活用が実現
できる。他方、圧縮されたデータはその伸張が必要であ
り、圧縮手法によっては、この圧縮,伸張に伴って誤差
が生じるため、圧縮されたデータは非圧縮データより品
質の低いデータとなる。逆にデータ量は圧縮データの方
が非圧縮データより少なくなる。このため、ネットワー
ク負荷が高い場合には圧縮データを転送することによ
り、ネットワーク負荷の増大を極力抑えつつ最小限の情
報サービスの提供が可能となり、また、転送量が少ない
分、サーバやクライアントのデータ転送にかかる処理も
軽減される。
【0017】このように本発明では、クライアントシス
テム部の処理能力,ネットワーク負荷,さらにはサーバ
システム部の処理能力に応じた制御を行うため、クライ
アントシステム部の情報サービスにかかる処理能力を計
測する手段,ネットワーク負荷を計測する手段,サーバ
システム部の情報サービスにかかる処理能力を計測する
手段を備えており、かつ、サーバシステム部のアプリケ
ーションサーバ部は、これらの計測結果に応じた品質の
データをサーバ側データバッファから抽出してサービス
情報を生成し、クライアントシステム部に提供する。
【0018】さらに本発明は、クライアントシステム部
に、提供する情報サービスのための個々のデータ毎にそ
の典型データをそのIDと共に保持するクライアント側
データバッファと、自クライアントシステム固有のデー
タを保持するクライアント独自データバッファと、前記
クライアント側データバッファのデータと前記クライア
ント独自データバッファのデータとの対応関係を保持す
る利用者カスタマイズ情報保持部とを備え、クライアン
トシステム部の通信モジュール部はサーバシステム部に
対するデータ要求情報中に前記クライアント側データバ
ッファのバージョン情報を含めて送信し、サーバシステ
ム部のアプリケーションサーバ部は、提供する情報サー
ビスに前記クライアント側データバッファの典型データ
が利用できる場合、利用する典型データのIDをサービ
ス情報中に含めて送信し、クライアントシステム部のア
プリケーションプログラム部は、サーバシステム部から
送信されてきたサービス情報中に典型データのIDが含
まれている場合、前記利用者カスタマイズ情報保持部を
参照し、そのIDを持つ典型データに対応するデータが
前記クライアント独自データバッファに存在するときは
該存在したデータを使用し、存在しない場合には前記ク
ライアント側データバッファのデータを使用して、利用
者に情報サービスを提供することにより、各クライアン
ト独自の情報サービスの提供を、クライアント,サー
バ,ネットワークの負荷を増加させずに実現している。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態の例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0020】図1を参照すると、本発明の分散情報サー
ビスシステムの一実施例は、サーバシステム部10と、
複数のクライアントシステム部30,40,50と、こ
れら複数のクライアントシステム部30,40,50と
サーバシステム部10とを接続するネットワーク網20
とから構成されたクライアント/サーバ型システムとし
て実現されている。
【0021】各クライアントシステム部30,40,5
0は、利用者からマルチメディア情報サービスの要求を
受け取り、この要求されたサービスの提供に必要なデー
タをネットワーク網20を介してサーバシステム部10
から取得して処理し、利用者に対して要求されたサービ
スを提供する情報処理装置である。
【0022】本例の場合、各クライアントシステム部3
0,40,50は、クライアントシステム部30中に例
示するように、マルチメディア情報サービスを利用者に
提供するための利用者のインタフェースとなるアプリケ
ーションプログラム部33と、自クライアントシステム
部の分散情報サービスにかかる処理能力を測定するクラ
イアント処理能力測定部32と、サーバシステム部10
との間の通信にかかるネットワーク網20の負荷状態を
測定する通信負荷測定部34と、情報サービスのための
個々のデータ毎にその典型データをそのIDと共に保持
するクライアント側データバッファ35と、アプリケー
ションプログラム部33の要求を受け、クライアント処
理能力測定部32で測定された自クライアントシステム
部の処理能力,通信負荷測定部34で測定されたネット
ワーク負荷等に応じて、サーバシステム部10へのデー
タ送信を制御し、かつサーバシステム部10からのデー
タを受信し、アプリケーションプログラム部33にサー
バシステム部10からの情報サービスのための情報を通
知する通信モジュール部31とを備えている。なお、デ
ィスプレイ,キーボード,マウス,スピーカ等の利用者
入出力機器も存在するが、図では省略してある。
【0023】他方、サーバシステム部10は、マルチメ
ディア情報サービスの提供に必要な各種のデータを保持
しており、各クライアントシステム部30,40,50
から要求されたデータを抽出してサービス情報を生成
し、要求元のクライアントシステム部30,40,50
にネットワーク網20を介して転送する情報処理装置で
ある。
【0024】本例の場合、サーバシステム部10は、自
サーバシステム部の情報サービスにかかる処理能力を測
定するサーバ処理能力測定部13と、マルチメディア情
報サービスの提供に必要な各種のデータを保持するサー
バ側データバッファ14と、各クライアントシステム部
30,40,50との通信処理および通信管理を行う通
信管理モジュール部11と、各クライアントシステム部
30,40,50から受信したデータ要求情報に基づ
き、サーバ側データバッファ14から適切なデータを抽
出し、要求元のクライアントシステム部において情報サ
ービスの生成に必要なサービス情報を生成するアプリケ
ーションサーバ部12とを備えている。
【0025】本実施例の特徴の一つは、提供する情報サ
ービスのための個々のデータ毎に異なる品質のデータを
用意しておき、利用者が品質を指定してサービスを要求
した場合には、指定された品質のデータを選択して提供
し、利用者が品質を指定しない場合には、要求元のクラ
イアントシステム部の情報サービスにかかる処理能力,
サーバシステム部の情報サービスにかかる処理能力およ
びネットワーク網20の負荷に応じて、適切な品質のデ
ータを適宜選択することである。そこで先ず、「データ
の品質」,「クライアントシステム部の情報サービスに
かかる処理能力」,「サーバシステム部の情報サービス
にかかる処理能力」,「ネットワーク網の負荷」および
「データの選択」に関連する部分について説明する。
【0026】「データの品質」本実施例では、データの
品質を定める基準に、詳細度,圧縮度,データの
抽象化の3つを考える。
【0027】詳細度とは、そのデータが対象とするオブ
ジェクトの内容をどの程度詳細に記述しているかを示す
レベルである。詳細度が高くなるほどデータの品質が向
上し、その反面データ量は増大する。例えば、同じ球を
表す三次元画像データであっても、正二十面体や正十二
面体で表現するよりも、より多くの多面体で表現する方
が品質が高い。また、ディジタルな音声データの場合、
1サンプリング当たりのビット数が多いほどデータの品
質は高くなり、その分データ量が増大する。
【0028】圧縮度とは、データを圧縮して転送する場
合のその圧縮率のことである。データ圧縮手法としては
各種の手法が提案ないし実用化されているが、一般にデ
ータを圧縮すると、その伸張が必要となり、この圧縮,
伸張に伴って誤差が生じる。従って非圧縮データは圧縮
データよりも高品質であり、さらに同じ圧縮データであ
っても、圧縮率の低いデータほど品質は高いと言える。
逆にデータ量の面から見れば、圧縮率の高いデータほど
データ量は少なくなる。
【0029】データの抽象化とは、先ず一つは、データ
の型を変更し、データ量を制御することである。この典
型例は、三次元形状データの代わりに二次元画像のデー
タを使用することである。二次元画像データを使用する
とデータの品質は落ちるが、データ量は少なくなる場合
が多く、また、三次元形状データを処理する能力のない
クライアントシステム部でも画像の表示が可能となる。
データの抽象化の他の一つは、実際のデータを送る代わ
りに、クライアント側データバッファ35に保持してあ
る典型的なデータで代用することである。例えば、典型
的な机を示す三次元形状データがクライアント側データ
バッファ35にあり、利用者が要求したオフィスの形状
の中にオフィス机が含まれているとする。オフィス机は
天板,足,引出し,袖机などの形状が含まれ、典型的な
机とは若干相違するが、代用は可能である。そこで、オ
フィス机に関するデータを転送する代わりに、抽象化さ
れたデータとして、クライアント側データバッファ35
に保持されている典型的な机のIDと、位置,回転,拡
大縮小を示す座標変換と材質情報とからなるデータを転
送する。こうすると、形状を示す点列のデータが不要と
なり、データ転送量を削減することができる。なお、こ
の後者の抽象化は、クライアント側データバッファ35
に該当する典型データが保持されていることが条件にな
る。クライアント側データバッファ35への典型データ
の格納は、事前にサーバシステム部10から通信によっ
て各クライアントシステム部30,40,50にデータ
を送信しておく方法や、CD−ROM等によってオフラ
インで配付しておく方法などが採用できる。
【0030】本実施例では、以上のように提供する情報
サービスのための個々のデータ毎に、異なる品質のデー
タを提供する。そのために図1のサーバシステム部10
のサーバ側データバッファ14には、動画データ,音声
データ,画像データ,三次元データ(3Dデータ)とい
った各マルチメディアデータ毎に、詳細度別・圧縮度別
のデータバッファ14−1,14−2,14−3,14
−4が設けられている。
【0031】ここで、詳細度別・圧縮度別動画データバ
ッファ14−1は各動画データ毎に詳細度,圧縮度の異
なるデータを蓄積し、詳細度別・圧縮度別音声データバ
ッファ14−2は各音声データ毎に詳細度,圧縮度の異
なるデータを蓄積し、詳細度別・圧縮度別画像データバ
ッファ14−3は各静止画像データ毎に詳細度,圧縮度
の異なるデータを蓄積し、詳細度別・圧縮度別3Dデー
タバッファ14−4は、各3Dデータ毎に詳細度,圧縮
度の異なるデータを蓄積している。なお、3Dデータバ
ッファ14−4に格納されている3Dデータを2次元化
した画像は画像データバッファ14−3に蓄積されてい
る。即ち、3Dデータバッファ14−4に蓄積されたデ
ータを抽象化したデータは画像データバッファ14−3
が保持するようにしている。
【0032】図2は或る1つのデータDに関する異なる
品質の複数のデータの例を示す。同図において、データ
D11〜データD33は何れも同一の対象のデータ(例
えばオフィス机の三次元形状データ)であるが、それぞ
れ詳細度と圧縮度とが相違している。即ち、詳細度はデ
ータD11〜D13が最も高く、データD21〜D23
がその次に高く、データD31〜D33が最も低くなっ
ている。また、データD11,D21,D31は非圧縮
データであり、データD12,D22,D32は或る圧
縮率で圧縮されたデータで、データD13,D23,D
33はより高圧縮率で圧縮されたデータである。各デー
タの品質は、データD11が最も高く、データD33が
最も低く、残りのデータD12〜D32は図示するよう
な順位の品質となっている。この例では、データの抽象
化は考慮していないが、データの抽象化を考慮すると、
より多くの品質のデータに細分化される。なお、本実施
例では異なる品質のデータを得るために、詳細度,圧縮
度,データの抽象化といった3つの基準を組み合わせて
いるが、詳細度だけを細分化して複数の品質のデータを
実現するといったように、異なる品質のデータを得る方
法は任意の方法が採用できる。
【0033】「クライアントシステム部の情報サービス
にかかる処理能力」この処理能力は、当該クライアント
システム部が情報サービスのためにどの程度の能力を保
有しているかを示すものである。この処理能力を決める
要因の一つは、クライアントシステム部である情報処理
装置の有する演算処理(CPU)能力である。なお、同
一の演算処理能力であっても、全能力を100%当該情
報サービスのために使う場合と、マルチタスク環境にお
いて他の処理にも使用している場合とで能力に差があ
る。従って、演算処理能力は、CPUの種類と、他のタ
スクで使われているCPU使用率とで定まる。他の要因
として、三次元グラフィックス処理能力,音声処理能
力,ディスプレイ種類,入力機器種類等がある。
【0034】クライアントシステム部の情報サービスに
かかる処理能力は、各クライアントシステム部に設けら
れたクライアント処理能力測定部32が測定する。図3
はクライアント処理能力測定部32の処理例を示すフロ
ーチャートである。クライアント処理能力測定部32
は、一定時間が経過するごとに(ステップ322)、ク
ライアントシステム部の負荷を計測し(ステップ32
0)、クライアントシステム部の処理能力を推定し(ス
テップ321)、クライアントシステム部の情報サービ
スにかかる処理能力を示すクライアント処理能力変数を
設定する。クライアントシステム部の負荷の計測では、
例えば前述したようにCPUが他の処理に使われている
使用率等が求められ、クライアントシステムの処理能力
推定では、予め設定されたCPUの種類やグラフィック
ボードの種類等と、前記計測したクライアントシステム
部の負荷とから、その時点のクライアントシステム部の
処理能力を推定し、クライアント処理能力変数に設定す
る。このクライアント処理能力変数では、CPUの種類
や他タスクの使用率,三次元グラフィック処理能力,デ
ィスプレイの性能等が示される。なお、利用者や情報サ
ービスの内容が固定されており、クライアントシステム
部の負荷が変動しない場合には、当該クライアントシス
テム部の処理能力は時間によらずに一定になる。従っ
て、そのようなシステムの場合にはクライアント処理能
力測定部32を停止させて良い。
【0035】「サーバシステム部の情報サービスにかか
る処理能力」この処理能力は、当該サーバシステム部が
情報サービスのためにどの程度の能力を保有しているか
を示すものである。この処理能力を決める要因は、サー
バシステム部である情報処理装置で現在処理されている
クライアントシステム部からの要求数である。このサー
バシステム部の情報サービスにかかる処理能力は、サー
バシステム部10に設けられたサーバ処理能力測定部1
3が測定する。図4はサーバ処理能力測定部13の処理
例を示すフローチャートである。サーバ処理能力測定部
13は、一定時間が経過するごとに(ステップ13
2)、サーバシステム部の負荷を計測し(ステップ13
0)、サーバシステム部の処理能力を推定し(ステップ
131)、サーバシステム部の情報サービスにかかる処
理能力を示すサーバ処理能力変数を設定する。サーバシ
ステム部の負荷の計測では、現在処理しているクライア
ントシステム部からの要求数が求められ、サーバシステ
ムの処理能力推定では、前記計測したサーバシステム部
の負荷からその時点のサーバシステム部の処理能力(簡
単な例では現在処理している要求数)を求め、それを示
すサーバ処理能力変数を設定する。
【0036】「ネットワーク網の負荷」ネットワーク網
の負荷とは、或るクライアントシステム部から見たサー
バシステム部10との間の通信にかかるネットワーク網
20の負荷状態である。このネットワーク網の負荷(ネ
ットワーク負荷)は、クライアントシステム部30,4
0,50中の通信負荷測定部34が測定する。この測定
方法は後述するが、通信負荷測定部34はサーバ間との
通信の際にネットワーク負荷を測定し、その負荷の大き
さを示すネットワーク負荷変数を随時更新している。な
お、サーバシステム部10と各クライアントシステム部
30,40,50とが専用回線で接続される場合、ネッ
トワーク負荷は問題にならないので、このときは通信負
荷測定部34は停止させて良い。
【0037】「データの選択」サーバシステム部10の
アプリケーションサーバ部12は、利用者が品質を指定
してサービスを要求した場合には、指定された品質のデ
ータを選択する。他方、品質の指定がない場合は、クラ
イアントシステム部の処理能力,サーバシステム部の処
理能力,ネットワーク負荷に応じて、サーバ側データバ
ッファ14中から適切な品質のデータを選択する。この
データ選択の具体的な基準は、個々の実現システム毎に
定めることができる。一般的な傾向としては、データの
品質とデータ量とが相反する関係にあることが考慮され
る。幾つかのデータ選択の基準の例については後述す
る。
【0038】次に、図1の分散情報サービスシステムの
動作を図5のシーケンスチャート図を用いて説明する。
なお、図5のシーケンスチャート図中の○で囲んだAか
らEの部分の処理例が図3,図4,図6,図7,図8の
各処理例に相当する。また、以下ではクライアントシス
テム部30を例にして説明するが、他のクライアントシ
ステム部40,50の場合も同様である。
【0039】まず、サイバースペースや仮想空間都市サ
ービスと呼ばれるような種類の情報サービス(換言すれ
ば、ビデオ等の如き連続型の情報サービスでないサービ
ス)に関する動作を説明する。
【0040】利用者はクライアントシステム部30にお
いて、アプリケーションプログラム部33を介してネッ
トワーク上のマルチメディア情報サービスを選択する。
このとき、利用者は品質を指定することができる。品質
は予め定められた複数の品質の中から一つの品質を選択
することで可能である。アプリケーションプログラム部
33を通じてマルチメディア情報サービスの要求を受け
た通信モジュール部31は、2つのステップを踏んでサ
ービス情報を入手する。1番目のステップは、サーバシ
ステム部10に対してアクセス要求を出し、アクセス要
求回答を得るステップであり、2番目のステップは、サ
ーバシステム部10に対してデータ要求情報を出し、サ
ービス情報を得るステップである。以下、順に説明す
る。
【0041】通信モジュール部31は、アプリケーショ
ンプログラム部33からマルチメディア情報サービスの
要求があると、クライアント処理能力測定部32で計測
されているクライアント処理能力変数を参照し、クライ
アント処理能力変数が予め定められた基準を満たさない
ほど能力が低い場合(例えば演算処理を司るCPUがほ
ぼ100%近く他のタスクで使用中の場合等)には、ア
プリケーションプログラム部33を介して利用者にアク
セス不可を通知し、利用者の次の指示を待つ。他方、ク
ライアント処理能力変数が予め定められた基準以上あれ
ば、該当する情報サービスを提供するサーバシステム部
10へネットワーク網20を通じて、自クライアント名
等を含むアクセス要求を送信し、送信した時刻および送
信内容(送信先を含む)を記録する。
【0042】サーバシステム部10は、このアクセス要
求を通信管理モジュール部11で受信すると、サーバ処
理能力測定部13で計測されているサーバ処理能力変数
を参照し、アクセス許可,不許可を決定する。すなわ
ち、図6に示すように、サーバ処理能力測定部13から
得られたサーバ処理能力変数と予め定義された処理可能
許容定数とを比較し(ステップ110)、サーバ処理能
力変数が予め定められた処理可能許容定数の範囲内であ
れば、今回のクライアントシステム部30からのアクセ
ス要求を受け付け、そのアクセス要求の内容を記録し、
アクセス許可の回答をクライアントシステム部30に送
信する(ステップ111)。なお、この回答中には、ア
クセス要求を受信してから回答を送信するまでの時間、
つまりサーバ側で処理に要した時間の情報も付加され
る。他方、サービス処理能力変数が処理可能許容定数の
範囲外であれば、アクセス不可の回答をクライアントシ
ステム部30へ送信する(ステップ112)。
【0043】クライアントシステム部30は、アクセス
要求に対する回答を通信モジュール部31で受信する
と、受信した時刻および受信内容を記録する。そして、
アクセス不可の回答に対しては、アプリケーションプロ
グラム部33を介して利用者にその旨を通知し、利用者
の次の指示を待つ。
【0044】アクセス許可の回答が得られた場合、通信
モジュール部31は、通信負荷測定部34に対してネッ
トワーク負荷の測定を指示する。通信負荷測定部34
は、通信モジュール部31の記録(アクセス要求を送信
した時刻と送信内容,回答を受信した時刻と回答内容)
と、回答に付加されたサーバ側で処理に要した時間の情
報とに基づき、例えばデータの単位ビット当たりの通信
に要した時間を計算するなどして、クライアントシステ
ム部30とサーバシステム部10間で使用可能な伝送帯
域幅の概算を求め、ネットワーク負荷変数に格納する。
なお、通信負荷測定部34は、その後の全てのクライア
ント/サーバ間の通信の際も同様にしてネットワーク負
荷を計算し、ネットワーク負荷変数を更新する。
【0045】次に通信モジュール部31は、サーバシス
テム部10へのマルチメディアサービス要求を行うため
のデータ要求情報を作成する。データ要求情報では、基
本的に、利用者が選択したマルチメディア情報サービス
に対応するファイル名(例えば仮想空間都市サービスで
は、それ用のファイル名)の指定が含まれるが、それ以
外に本実施例では各種の付加情報を追加する。
【0046】図7は通信モジュール部31が行うデータ
要求情報作成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、通信負荷測定部34で今回測定されたネットワー
ク負荷変数と予め定義されたネットワーク負荷許容定数
とを比較し(ステップ310)、ネットワーク負荷変数
がネットワーク負荷許容定数の範囲外であれば、アプリ
ケーションプログラム部33を介して利用者にその旨を
通知し、利用者の次の指示を待つ(ステップ311)。
ネットワーク負荷変数がネットワーク負荷許容定数の範
囲内の場合は、以下の処理を行う。
【0047】アクセス要求時に利用者がデータの品質を
指定しているか否かを調べ(ステップ312)、指定し
ていれば、指定された品質をデータ要求情報に付加する
(ステップ313)。
【0048】次に、クライアント側データバッファ35
のバージョン情報をデータ要求情報に付加する(ステッ
プ314)。ここで、クライアント側データバッファ3
5のバージョンは、全内容がサービスシステム部10か
らの初期ロードやCD−ROMからのロードによって更
新された場合は、ロード元のデータのバージョンに設定
されており、その後に変更が加えられた場合にはそれに
応じて更新される。サーバシステム部10では各バージ
ョン毎のクライアント側データバッファ35の内容を別
途管理しており、バージョン情報を知ることで、クライ
アント側データバッファ35にどのような典型データが
格納されているかが認識できるようになっている。
【0049】次に、データ要求情報に、クライアント処
理能力測定部32で測定されたクライアント処理能力変
数と、通信負荷測定部34で測定されたネットワーク負
荷変数とを付加する(ステップ315)。
【0050】次に、データ要求情報に、利用者情報を付
加する(ステップ316)。ここで利用者情報とは、興
味対象を示すキーワード情報,視野,視線情報などであ
る。興味対象を示すキーワード情報としては、例えば自
動車に興味がある場合には、「自動車」が興味対象を示
すキーワードに含められる。これらは事前に利用者が設
定したものを利用する。
【0051】そして、このようにして作成したデータ要
求情報をネットワーク網20を介してサーバシステム部
10へ送信する(ステップ317)。つまり、本実施例
の場合、データ要求情報には、当該情報サービスにかか
るファイル名以外に、ネットワーク負荷,クライアント
処理能力,利用者情報,クライアント側データバッファ
のバージョン情報,そして指定のある場合には品質の指
定が含まれる。
【0052】サーバシステム部10では、このデータ要
求情報を通信管理モジュール部11が受信すると、受信
した時刻およびデータ要求内容を記録し、制御をアプリ
ケーションサーバ部12に渡す。アプリケーションサー
バ部12は、受信されたデータ要求情報に基づき、利用
者の情報サービスの要求処理を行い、情報サービス提示
のためのサービス情報の作成を行う。
【0053】図8はアプリケーションサーバ部12およ
び通信管理モジュール部11が行う処理の一例を示すフ
ローチャートである。まず、データ要求情報中に利用者
の品質指定があるか否かを調べ(ステップ122)、品
質の指定があれば、その指定に基づき、データ要求情報
中で指定されたファイル名のファイル中の個々のデータ
をサーバ側データバッファ14から抽出し、サービス情
報に付加する(ステップ124)。例えば、指定された
ファイル名のファイル中でA,B,Cの3つの三次元形
状データが使用されており、利用者から指定された品質
が最上位品質であった場合、サーバ側データバッファ1
4の詳細度別・圧縮度別3Dデータバッファ14−4か
ら、A,B,Cの3次元形状データのうち最上位品質の
データ(図2の例の場合には各々データD11に相当す
るデータ)を抽出し、それらをサービス情報に含める。
【0054】他方、利用者の要求にデータの品質の指定
がなければ、データ要求情報中のクライアント処理能力
変数およびネットワーク負荷変数と、サーバ処理能力測
定部13で測定されているサーバ処理能力変数とに基づ
き、適切な品質のデータを抽出し、サービス情報に付加
する(ステップ123)。クライアント処理能力変数,
サーバ処理能力変数,ネットワーク負荷変数に基づき、
適切な品質のデータを抽出する幾つかの例を以下に示
す。
【0055】サーバ,クライアントの各処理能力が高
く、かつ、ネットワーク負荷が低い場合、最も高品質な
データを選択する。最も高品質なデータとは、詳細度が
最も高く、非圧縮で且つ非抽象化のデータである。これ
によって、利用者は品質の高いサービスを受けることが
できる。
【0056】クライアントシステム部の処理能力が低い
場合には、詳細なデータを送信してもクライアントシス
テム部側で処理し切れないので、データの品質を落と
し、例えば詳細度の低い概略レベルのデータを選択す
る。概略レベルのデータとは、例えば三次元形状データ
の場合、形状を示す点列の数が詳細データに比べて少な
いデータであり、例えば球を示す形状が概略データでは
正二十面体や正十二面体であったりする。また、三次元
形状の場合には、利用者のその三次元空間内での仮想の
視点情報を基に、情報サービスとして三次元画像を生成
するが、利用者の視点から遠い形状は小さく表示される
ため、詳細な形状データは不要である。そのため、デー
タ要求情報中の利用者情報に記述された利用者の視点位
置から遠い形状ほど詳細度の低い概略データを選択す
る。
【0057】さらにクライアントシステム部の処理能力
が低い場合には、さらに品質を落とし、例えばより詳細
度の低いデータや、抽象化されたデータを選択する。例
えばクライアントシステム部が処理できないデータ型が
要求データに含まれていた場合など、そのままではデー
タ量が増加する場合が有り得る。このため、例えば三次
元形状データでテクスチャマップを処理する能力のない
クライアントシステム部に対しては、テクスチャマップ
情報の代わりに、テクスチャマッピングを行う部分の色
情報や形状データを補完したデータを選択する。また、
三次元形状データを処理する能力のないクライアントシ
ステム部に対しては、二次元画像のデータを選択する。
【0058】ネットワーク負荷が高く、そのため通信処
理能力が低い場合には、ネットワークの負荷を軽減する
ために圧縮されたデータを選択する。サーバの処理能力
が低い場合も、転送処理を少なくしてサーバの負荷を減
らすために圧縮されたデータを選択する。さらに、ネッ
トワーク負荷が高いか、さらにサーバ処理能力が低い場
合には、データの抽象化も有効である。この場合のデー
タの抽象化は、特にクライアント側データバッファ35
に保持してあるデータの利用である。即ち、例えば当該
情報サービスではオフィスの形状の中にオフィス机が含
まれているとし、要求元のクライアント側データバッフ
ァ35中に典型的な机のデータが存在している場合、そ
の典型的な机で代用するといったデータの抽象化であ
る。このデータの抽象化を行った場合には、使用する典
型データのIDをサービス情報に含める。
【0059】サーバ,クライアントの各処理能力が低
く、かつ、ネットワーク負荷も高い場合、より低品質な
データを選択する。このようなデータの例としては、詳
細度が最も低く、かつ圧縮されたデータがある。また、
抽象化したデータも考えられる。なお、圧縮度が高いほ
どデータ量が少なくなって、ネットワークに与える負荷
が小さくなり、またサーバ,クライアントの送信,受信
処理も軽減される。しかし、クライアント側でデータを
伸張する処理が複雑化する。このため、圧縮されたデー
タをクライアントシステム部で解凍(伸張)する処理時
間とネットワーク通信時間とを足した利用者への情報サ
ービス提示までの予想時間を計算し、この時間が最小と
なるようにデータの圧縮度を決定するのが望ましい。こ
のように処理能力が低い状況でも、品質を落とした状態
で情報サービスを提供することにより、全く情報サービ
スが受けられないのを防止する。
【0060】さて、以上のようにしてサービス情報を生
成すると、次に、転送する各データについて、重要度を
設定する(ステップ126)。重要度は、予め情報サー
ビスデータに定義されている重みと利用者情報(興味対
象を示すキーワード情報,視野,視線情報など)から決
定される。重要度に基づき、表示データ情報を並べ替え
る(ステップ127)。
【0061】このようにして生成されたサービス情報を
通信管理モジュール部11はクライアントシステム部3
0に順次に送信する(ステップ113)。このとき、予
め定められた時間以内に送信処理を終了できなければ、
タイムアウトで終了する(ステップ114,115)。
【0062】クライアントシステム部30において通信
モジュール部31が上記のサービス情報を受信すると、
受信時刻と受信内容とを記録し、制御をアプリケーショ
ンプログラム部33に渡す。アプリケーションプログラ
ム部33は、受信されたサービス情報から利用者に提示
する情報サービスを生成する。このとき、クライアント
側データバッファ35に存在する典型データのIDが含
まれる場合には、そのIDに対応する典型データをデー
タバッファ35より抽出し、情報サービスの生成に利用
する。
【0063】次に、ビデオやアニメーションのような連
続型のメディアの情報サービスが利用者によって要求さ
れた場合の動作を説明する。
【0064】この場合のシステムの動作の概要は先の場
合とほぼ同じであるが、図8の処理の代わりに図9に示
すような処理がサーバシステム部10において実行され
る。まず、利用者の要求が連続型メディアの情報サービ
スの開始要求か否かをチェックし(ステップ401)、
開始要求であるならば、図8のステップ122〜127
と同様の処理でデータの抽出を行ってサービス情報の生
成を行う(ステップ405)。そして、クライアント処
理能力変数とサーバ処理能力変数とネットワーク負荷変
数とを基に当該連続型のメディアの情報サービスのため
のデータ送信時間間隔を決定する(ステップ406)。
つまり、クライアント,サーバが或る基準以上の能力が
あり、かつネットワーク負荷が小さい場合にはデータ送
信時間間隔をより短くしてサービスの品質を高め、クラ
イアント,サーバが或る基準以下の能力であるか、また
はネットワーク負荷が予め定められた負荷以上の場合に
はデータ送信時間間隔を長くして負荷の増大を抑える。
【0065】他方、利用者の要求が連続型メディアの情
報サービスの開始要求以外の操作要求である場合、既に
操作対象要求が存在するかどうかをチェックし(ステッ
プ402)、操作要求対象が存在しなければ、エラー通
知処理を行う(ステップ403)。また、操作対象要求
が存在していれば、そのプロセスに対して操作割り込み
を発行する(ステップ404)。
【0066】連続型の情報サービスなので、次のステッ
プからは繰り返し処理となる。操作割り込みがあるかど
うかをチェックし(ステップ407)、操作割り込みが
あれば、割り込み処理を行う。つまり、操作コマンド
(再生,巻戻し,早送り等)を解釈して、処理し(ステ
ップ408)、次の送信を直ぐに行うように送信時間の
設定を行う(ステップ409)。
【0067】次に送信するサービス情報の設定を行う
が、連続型の情報サービスの終端であり、かつリピート
が指定されていない、または停止中であるなど次に送信
するサービス情報がなければ(ステップ410)、ステ
ップ407に戻る。
【0068】次のサービス情報があれば、その送信時間
になっているかどうかをチェックし(ステップ41
1)、まだその時間に達していなければ、ステップ40
7に戻る。送信時間に達していれば、サービス情報を送
信し(ステップ412)、決められた送信時間間隔を用
いて、次の送信時間の設定を行う(ステップ413)。
【0069】以上のような処理によって、ビデオやアニ
メーションのような連続型の情報サービスもクライアン
トシステム部,ネットワーク負荷,サーバシステム部の
状況に応じた品質で提供される。
【0070】図10は本発明の別の実施例におけるクラ
イアントシステム部の構成図である。この例のクライア
ントシステム部30では、図1のクライアントシステム
部30の構成に対して、クライアント独自データバッフ
ァ36と、利用者カスタマイズ情報保持部37とが追加
されている。クライアント独自データバッファ36に
は、クライアントシステム部30独自のデータが保持さ
れている。また、利用者カスタマイズ情報保持部37に
は、クライアント側データバッファ35中の典型データ
のID毎に、クライアント独自データバッファ36のデ
ータとの対応関係(対応データの有無、対応データが存
在する場合にはそのデータを特定する情報等)を示す利
用者カスタマイズ情報が保持されている。
【0071】前述したように、通信モジュール部31は
データ要求情報中にクライアント側データバッファ35
のバージョン情報を含めて送信し、サーバシステム部の
アプリケーションサーバ部(図1の12)では、提供す
る情報サービスにクライアント側データバッファ35の
典型データが利用できる場合、利用する典型データのI
Dをサービス情報中に含めて送信してくる。本実施例の
アプリケーションプログラム部33は、この送信されて
きたサービス情報中に典型データのIDが含まれている
場合、利用者カスタマイズ情報保持部37を参照し、そ
のIDを持つ典型データに対応するデータがクライアン
ト独自データバッファ36に存在するか否かを調べ、存
在するときは、典型データに代えてクライアント独自デ
ータバッファ36のデータを使用し、存在しない場合に
はクライアント側データバッファ35のデータを使用し
て、利用者に提供する情報サービスに利用する。
【0072】図10の実施例によれば、利用者カスタマ
イズ情報保持部37およびクライアント独自データバッ
ファ36の内容をCD−ROM等を使って各クライアン
ト毎に独自に構築すれば、典型データの代わりに利用者
の好みに応じたデータ(映像や音声)を利用した情報サ
ービスが可能となる。
【0073】図11は本発明の更に別の実施例における
サーバシステム部の構成図である。図1のサーバシステ
ム部10においては詳細度別,圧縮度別のデータを保持
しているのに対し、図11のサーバシステム部10では
無圧縮の詳細度別のデータのみを保持する詳細度別各デ
ータバッファ14’を備え、アプリケーションサーバ部
12へのデータ転送の間にデータ圧縮部15を備えてい
る。利用者の要求に基づき、図8のステップ122〜1
24の処理に従い、クライアント処理能力,サーバ処理
能力,ネットワーク負荷に応じて或る圧縮度のデータを
抽出する際、詳細度別各データバッファ14’に保持さ
れている該当データをデータ圧縮部15で圧縮処理し、
この圧縮したデータをサービス情報に付加する。このデ
ータ圧縮部15を設けることで、予め複数の圧縮度のデ
ータを用意する必要がないので、データバッファに必要
なディスク領域の節約が可能である。また、データ圧縮
部15では任意の圧縮率で圧縮が行えるので、適当な圧
縮率を選択することが可能である。
【0074】
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば下記
のような効果が得られる。
【0076】請求項1記載の発明によれば、各クライア
ントの処理能力に応じた品質のデータを使用した情報サ
ービスの提供が可能になる。従って、クライアントで処
理する必要のない、または処理し切れない冗長な情報ま
でサーバ側からクライアントに転送することによるネッ
トワークリソースの無駄な使用を防止できる。
【0077】また請求項記載の発明によれば、ネット
ワーク負荷に応じた情報サービスの提供が可能になる。
従って、ネットワーク負荷が高い場合でも最低限の情報
サービスの提供が可能となって利用者に対するサービス
性が向上し、またネットワークリソースの有効活用が可
能となる。
【0078】更に請求項記載の発明によれば、更にサ
ーバシステム部の処理能力をも考慮した情報サービスの
提供が可能となる。
【0079】請求項記載の発明によれば、請求項
載の発明に比べて、圧縮度別データを保持する分のディ
スク容量を削減できる。
【0080】請求項記載の発明によれば、提供を受け
る情報サービスの品質を利用者が自ら指定することも可
能となる。
【0081】請求項記載の発明によれば、クライアン
トシステム側データバッファに予め記憶されている典型
データを活用した情報サービスが行え、品質は低下する
ものの、サーバシステム部からクライアントシステム部
へのデータ転送量が低下する分、ネットワーク負荷,サ
ーバシステム部,クライアントシステム部の負荷の増大
を抑えることができる。
【0082】請求項記載の発明によれば、各クライア
ント独自のデータを使用した高品質な情報サービスの提
供を、クライアント,サーバ,ネットワークの負荷を増
加させずに実現することができる。
【0083】請求項記載の発明によれば、ビデオやア
ニメーションのような連続型のメディアの情報サービス
においても、クライアントシステム部,ネットワーク負
荷,サーバシステム部の状況に応じた品質の情報サービ
スを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散情報サービスシステムの一実施例
の構成図である。
【図2】或る1つのデータに関する異なる品質の複数の
データの例を示す図である。
【図3】クライアント処理能力測定部の処理例を示すフ
ローチャートである。
【図4】サーバ処理能力測定部の処理例を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明の分散情報サービスシステムの動作例を
示すシーケンスチャート図である。
【図6】通信管理モジュール部のアクセス要求受信時の
処理例を示すフローチャートである。
【図7】通信モジュール部のデータ要求情報作成処理例
を示すフローチャートである。
【図8】アプリケーションサーバ部,通信管理モジュー
ル部の処理例を示すフローチャートである。
【図9】連続型の情報サービス提供時におけるアプリケ
ーションサーバ部の処理例を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の別の実施例のクライアントシステム
部の構成図である。
【図11】本発明の更に別の実施例のサーバシステム部
の構成図である。
【図12】従来の分散情報サービスシステムの概念を示
すブロック図である。
【図13】従来の番組提供システムの構成例を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10…サーバシステム部 11…通信管理モジュール部 12…アプリケーションサーバ部 13…サーバ処理能力測定部 14…サーバ側データバッファ 14−1…詳細度別・圧縮度別動画データバッファ 14−2…詳細度別・圧縮度別音声データバッファ 14−3…詳細度別・圧縮度別画像データバッファ 14−4…詳細度別・圧縮度別3Dデータバッファ 14’…詳細度別各データバッファ 15…データ圧縮部 20…ネットワーク網 30,40,50…クライアントシステム部 31…通信モジュール部 32…クライアント処理能力測定部 33…アプリケーションプログラム部 34…通信負荷測定部 35…クライアント側データバッファ 36…クライアント独自データバッファ 37…利用者カスタマイズ情報保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 15/16 620 G06F 13/00 351 H04N 7/16

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してクライアントシス
    テム部とサーバシステム部とが接続されたクライアント
    /サーバ型の分散情報サービスシステムにおいて、 サーバシステム部に、 提供する情報サービスのための個々のデータ毎に異なる
    品質のデータを保持するサーバ側データバッファと、 自サーバシステム部の処理能力を測定するサーバ処理能
    力測定部と、 クライアント処理能力,ネットワーク負荷を指定した情
    報サービスにかかるデータ要求情報の受信時に、そのク
    ライアント処理能力,ネットワーク負荷および前記サー
    バ処理能力測定部で測定された自サーバシステム部の処
    理能力に応じた品質のデータを前記サーバ側データバッ
    ファから抽出してサービス情報を生成し、クライアント
    システム部に提供するアプリケーションサーバ部とを備
    え、 クライアントシステム部に、 自クライアントシステム部の処理能力を測定するクライ
    アント処理能力測定部と、 自クライアントシステム部からサーバシステム部への通
    信にかかるネットワーク負荷を測定する通信負荷測定部
    と、 利用者からの情報サービスの要求時に、前記クライアン
    ト処理能力測定部で測定された自クライアントシステム
    部の処理能力および前記通信負荷測定部で測定されたネ
    ットワーク負荷を指定したデータ要求情報をサーバシス
    テム部に送信する通信モジュール部と、 サーバシステム部から送信されてきたサービス情報に従
    って利用者に情報サービスを提供するアプリケーション
    プログラム部とを備えることを特徴とする分散情報サー
    ビスシステム。
  2. 【請求項2】 前記サーバ側データバッファは、提供す
    る情報サービスのための個々のデータ毎に、詳細度別,
    圧縮度別のデータを保持する構成を有することを特徴と
    する請求項1記載の分散情報サービスシステム。
  3. 【請求項3】 前記サーバ側データバッファは、提供す
    る情報サービスのための個々のデータ毎に、詳細度別の
    データを保持する構成を有し、かつ、前記サーバシステ
    ム部に、前記サーバ側データバッファから読み出したデ
    ータを圧縮するデータ圧縮部を備えることを特徴とする
    請求項1記載の分散情報サービスシステム。
  4. 【請求項4】 前記通信モジュール部は利用者から情報
    サービスの品質が指定された場合にデータ要求情報中に
    その品質の指定を含める構成を有し、 前記アプリケーションサーバ部は、データ要求情報中に
    利用者の品質の指定が含まれている場合は、その指定に
    従って前記サーバ側データバッファからデータを選択す
    る構成を有することを特徴とする請求項1記載の分散情
    報サービスシステム。
  5. 【請求項5】 クライアントシステム部に、 提供する情報サービスのための個々のデータ毎にその典
    型データをそのIDと共に保持するクライアント側デー
    タバッファを備え、 前記通信モジュール部はデータ要求情報中に前記クライ
    アント側データバッファのバージョン情報を含める構成
    を有し、 サーバシステム部の前記アプリケーションサーバ部は、
    提供する情報サービスに前記クライアント側データバッ
    ファの典型データが利用できる場合、利用する典型デー
    タのIDをサービス情報中に含める構成を有し、 クライアントシステム部のアプリケーションプログラム
    部は、サーバシステム部から送信されてきたサービス情
    報中に典型データのIDが含まれている場合、そのID
    を持つ典型データを前記クライアント側データバッファ
    から参照して利用者に情報サービスを提供する構成を有
    することを特徴とする請求項1記載の分散情報サービス
    システム。
  6. 【請求項6】 クライアントシステム部に、 提供する情報サービスのための個々のデータ毎にその典
    型データをそのIDと共に保持するクライアント側デー
    タバッファと、 自クライアントシステム固有のデータを保持するクライ
    アント独自データバッファと、 前記クライアント側データバッファのデータと前記クラ
    イアント独自データバッファのデータとの対応関係を保
    持する利用者カスタマイズ情報保持部とを備え、 前記通信モジュール部はデータ要求情報中に前記クライ
    アント側データバッファのバージョン情報を含める構成
    を有し、 サーバシステム部の前記アプリケーションサーバ部は、
    提供する情報サービスに前記クライアント側データバッ
    ファの典型データが利用できる場合、利用する典型デー
    タのIDをサービス情報中に含める構成を有し、 クライアントシステム部のアプリケーションプログラム
    部は、サーバシステム部から送信されてきたサービス情
    報中に典型データのIDが含まれている場合、前記利用
    者カスタマイズ情報保持部を参照し、そのIDを持つ典
    型データに対応するデータが前記クライアント独自デー
    タバッファに存在するときは該存在したデータを使用
    し、存在しない場合には前記クライアント側データバッ
    ファのデータを使用して、利用者に情報サービスを提供
    する構成を有することを特徴とする請求項1記載の分散
    情報サービスシステム。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介してクライアントシス
    テム部とサーバシステム部とが接続されたクライアント
    /サーバ型の分散情報サービスシステムにおいて、 サーバシステム部に、 提供する情報サービスのためのデータを複数の異なる品
    質分保持する記憶手段と、 自サーバシステム部の処理能力を測定するサーバ処理能
    力測定部と、 クライアント処理能力,ネットワーク負荷を指定した連
    続型の情報サービスにかかるデータ要求情報の受信時
    に、そのクライアント処理能力,ネットワーク負荷およ
    び前記サーバ処理能力測定部で測定された自サーバシス
    テム部の処理能力に応じた品質のデータを前記サーバ側
    データバッファから抽出する共に送信時間間隔を決定
    し、該決定した送信時間間隔で連続型の情報サービスの
    サービス情報をクライアントシステム部に提供するアプ
    リケーションサーバ部とを備え、 クライアントシステム部に、 自クライアントシステム部の処理能力を測定するクライ
    アント処理能力測定部と、 自クライアントシステム部からサーバシステム部への通
    信にかかるネットワーク負荷を測定する通信負荷測定部
    と、 利用者からの情報サービスの要求時に、前記クライアン
    ト処理能力測定部で測定された自クライアントシステム
    部の処理能力および前記通信負荷測定部で測定されたネ
    ットワーク負荷を指定したデータ要求情報をサーバシス
    テム部に送信する通信モジュール部と、 サーバシステム部から送信されてきたサービス情報に従
    って利用者に連続型の情報サービスを提供するアプリケ
    ーションプログラム部とを備えることを特徴とする分散
    情報サービスシステム。
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