JP2982470B2 - 液体膜分離装置の運転方法 - Google Patents
液体膜分離装置の運転方法Info
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D33/00—Filters with filtering elements which move during the filtering operation
- B01D33/15—Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces
- B01D33/21—Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces with hollow filtering discs transversely mounted on a hollow rotary shaft
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
法に係わり、特に液体分離用膜モジュールとして、多数
個の円板膜を積層した液体膜分離装置の運転方法に関す
る。
ールとしては、中空糸型,管状型,スパイラル型及び耐
圧板型がある。これらの液体分離用膜モジュールはいず
れも被処理液を流動させ、膜面の濃度分極を抑制するこ
とによって、透過水を効率的に得るものである。
た液体分離用膜モジュールを用いる液体処理法では、被
処理液が50CP以上の高粘度液になると、液体分離の
処理性能が困難となるばかりでなく、被処理液を流動さ
せ、加圧するためのエネルギが大きくなるという問題が
ある。
円板膜を用いる液体膜分離装置は、回転円板膜自体を駆
動させることによって、膜近傍の液の濃度分極を抑制
し、透過水を得るものであり、低エネルギで液体分離が
行える利点がある。この回転円板膜を備えた液体膜分離
装置は、膜透過水集水パイプの軸方向に百数十枚の回転
円板膜が配置され、被処理液は多数枚の回転円板膜の外
周囲に滞留し、回転している状態の回転円板膜を透過し
た透過水は膜透過水集水パイプを介して集水されるよう
に構成されている。
うと、回転円板膜の膜面にゲル層が形成し、また、膜の
目詰まりも進行し、膜透過流束は著しく減少する。これ
まで、膜透過流束を回復させる方法として、薬品洗浄が
提案され、かつゲル層の形成を抑制する方法として、邪
魔板の使用、空気洗浄、スポンジ擦洗が提案されてき
た。しかし、薬品洗浄を行うためには、膜透過を中断し
なければならず、邪魔板の使用、空気洗浄はさほどの効
果は見られなかった。また、スポンジ擦洗も膜面の圧密
化により逆に膜透過流束の減少を促す結果となり、膜透
過流束の減少を抑制するのは、極めて困難であった。
もので、膜透過流束の減少を防止し、長時間運転の可能
な液体膜分離装置の運転方法を提供するにある。
置された膜透過水集水パイプの軸方向にこの膜透過水集
水パイプと一体に回転する回転円板膜を所定の間隔をお
いて複数枚配置した液体膜分離装置の運転方法であっ
て、透過運転時には処理槽内の被処理液を前記回転円板
膜によって膜分離し前記回転円板膜を透過した透過水を
前記膜透過水集水パイプに集水し、前記回転円板膜の逆
圧洗浄時には前記回転円板膜の回転数を透過運転時の回
転数よりも大きくすることを特徴とする。
水集水パイプを介して回転円板膜に送入して逆圧洗浄す
る際に、回転円板膜の回転数を透過運転時の回転数より
も大きくすることにより、膜面のゲル層のはく離効果を
促進する。これによって、常に高い膜透過流速で長時間
運転を行うことが可能となる。
を説明する。図1は本発明に係わる液体膜分離装置の一
実施例を示す全体構成図、図2は逆圧洗浄時の回転円板
膜の拡大断面図である。処理槽1の中心軸には膜透過水
集水パイプ2が設置されている。回転円板膜3は該膜透
過水集水パイプ2を回転軸として、軸に対して、膜面が
垂直方向となるように所定の間隔をおいて複数枚配置さ
れている。膜透過水集水パイプ2の左端には可変式のモ
ータ4が接続されており、該膜透過水集水パイプ2は可
変式のモータ4により駆動され、回転させられるよう構
成されている。また、膜透過水集水パイプ2の右端(末
端)には三方弁5が接続されており、透過水流出ライン
6と逆圧洗浄ライン7に分かれている。該逆圧洗浄ライ
ンには更に三方弁8が接続されており、加圧ガスライン
9と洗浄ポンプ10を用いて透過水を圧送するライン1
1に分かれている。前記三方弁5,8はコントロールボ
ックス12に連結されている。
3,透過水流路材14,膜15で構成されており、支持
板13と膜15は外周部で接着されている。また、回転
円板膜3はカラー16に挟まれて膜透過水集水パイプ2
に装着されており、0リング17によってシールされて
いる。なお、膜透過水集水パイプ2には透過水流路材1
4の位置に合わせて穴2Aが穿設されている。
態にあるため、膜15は透過水流路材14と密着した状
態にある。しかしながら、三方弁5が逆圧洗浄ライン7
に切り換り、処理槽1内の圧力より高い圧力で加圧ガス
又は透過水を膜透過水集水パイプ2を介して回転円板膜
3に送入すると、膜15は図2に示すようにふくれ、同
時に膜面のゲル層18もふくらみ、ゲル槽構造にズレが
生じる。
透過運転時の操作圧力,膜面の相対流速,被処理液の性
状により決まり、ある一定条件で透過運転を行うと、数
時間後には、ゲル層18の厚さは平衡に達する。そし
て、膜面の相対流速が大きいほど、ゲル層18のはく離
効果が生じ、ゲル層18の厚さは薄くなる。これより、
回転円板膜3の回転数を通常運転時より高くすると、膜
面の相対流速は大きくなり、ゲル層18のはく離効果も
大きくなることが予想される。
と回転数増加を同時に実施すると、ゲル層18のはく離
効果がより促進され、膜透過流束の減少を抑制すること
が期待でき、高い膜透過流束の長時間維持が可能とな
る。
経時変化を示す図であり、実線Aが従来の逆圧洗浄無し
の場合を示し、実線Bが本発明を実施した場合を示して
いる。図3からも明らかなように、本発明によれば、従
来に比べて常に高い膜透過流束で長時間運転が可能とな
る。
代わりに二方弁2個を用いてもよい。また、逆圧洗浄時
の膜間差圧は1.0kgf/cm2 程度に設定するのが
望ましい。
の実施例を示すもので、前記実施例と異なるのは、回転
円板膜3の下部に空気洗浄ライン19を設けたことであ
る。この実施例によれば、逆圧洗浄により、回転円板膜
3の膜面よりうき上がったゲル層のはく離を更に促進す
る効果がある。また、前記実施例において空気洗浄ライ
ン19は電磁弁20を介してコンプレッサ21と接続さ
れており、該電磁弁20はコントロールボックス12と
連結されている。なお、図4において、その他の部分は
図1に示すものと同様であるので、その説明は省略す
る。
膜分離装置の運転方法によれば、回転円板膜の逆圧洗浄
の際に前記回転円板膜の回転数を透過運転時の回転数よ
りも大きくするので、回転円板膜の膜面に付着したゲル
層のはく離効果を促進することが可能となり、これによ
って常に高い膜透過流速で長時間運転を行うことができ
るという優れた効果を奏する。
す全体構成図である。
図である。
示す全体構成図である。
Claims (1)
- 【請求項1】処理槽内に設置された膜透過水集水パイプ
の軸方向にこの膜透過水集水パイプと一体に回転する回
転円板膜を所定の間隔をおいて複数枚配置した液体膜分
離装置の運転方法であって、透過運転時には処理槽内の
被処理液を前記回転円板膜によって膜分離し前記回転円
板膜を透過した透過水を前記膜透過水集水パイプに集水
し、前記回転円板膜の逆圧洗浄時には前記回転円板膜の
回転数を透過運転時の回転数よりも大きくすることを特
徴とする液体膜分離装置の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047566A JP2982470B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 液体膜分離装置の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047566A JP2982470B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 液体膜分離装置の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0699040A JPH0699040A (ja) | 1994-04-12 |
JP2982470B2 true JP2982470B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=12778777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4047566A Expired - Lifetime JP2982470B2 (ja) | 1992-02-03 | 1992-02-03 | 液体膜分離装置の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982470B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2799391B1 (fr) * | 1999-10-07 | 2001-11-30 | Degremont | Perfectionnements apportes aux equipements de separation solide/liquide notamment pour l'epuration biologique |
KR20030075415A (ko) * | 2002-03-19 | 2003-09-26 | (주)성지테크 | 중공사를 위한 수처리 분리막의 고효율 케이크층 제거법 |
IT201900011058A1 (it) * | 2019-07-05 | 2021-01-05 | Carmine Elia | Macchina filtrante addensante |
-
1992
- 1992-02-03 JP JP4047566A patent/JP2982470B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0699040A (ja) | 1994-04-12 |
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