JP2982408B2 - 絶縁電線の製造方法 - Google Patents

絶縁電線の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁電線製造方法、特
に、ポリオレフィン絶縁被覆の外側を紫外線硬化材料で
被覆した二層絶縁電線製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二層絶縁電線は、例えば、発泡絶縁層の
外側を充実絶縁層で被覆して補強したもの、絶縁層の外
側を着色絶縁層で被覆して識別を容易にしたもの等が、
知られている。
【0003】内層がポリオレフィンから成るものとして
は、例えば、発泡ポリエチレン絶縁層の外側を紫外線硬
化材料で補強したもの、充実ポリエチレン層の外側を紫
外線硬化材料で被覆して、外観や耐磨耗性の改良を図っ
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ポリオレフィ
ン絶縁層の外側を紫外線硬化材料で被覆し、紫外線を照
射して紫外線硬化材料を硬化させた従来の二層絶縁電線
においては、ポリオレフィン絶縁層と紫外線硬化材料の
密着性が劣るために、両者の間に空隙が生じ、長さ方向
で電気的特性や耐磨耗性にばらつきが生ずることがあ
る。
【0005】
【0006】本発明目的は、ポリオレフィン絶縁層と
紫外線硬化材料の間の密着性がすぐれ、長さ方向で電気
的特性や耐磨耗性が均一な、二層絶縁電線の製造方法を
実現することである。
【0007】
【0008】本発明では、ポリオレフィン絶縁層と紫外
線硬化材料の間の密着性がすぐれ、長さ方向で電気的特
性や耐磨耗性が均一な、二層絶縁電線の製造方法を実現
するため、導体の外周にポリオレフィン、光反応開始
剤、及び光重合性モノマーから成る絶縁組成物を押出被
覆し、紫外線硬化塗料で塗布被覆した後、ポリオレフィ
ン絶縁組成物の溶融温度より高い温度で紫外線を照射し
て、紫外線硬化塗料を硬化させるとともに、ポリオレフ
ィンと紫外線硬化塗料を架橋させるようにした。
【0009】導体を構成する金属は、銅、アルミニウ
ム、鉄、銀、白金等のいずれでもよく、それらの合金、
それらと錫、亜鉛等との合金でもよい。また、それら
に、錫、銀、ニッケル等でめっきされたものでもよい。
金属導体は単線であってもよく、撚り線であってもよ
い。
【0010】ポリオレフィンには、低密度ポリエチレ
ン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、超低密度ポリエチレン等のほか、
エチレン共重合体、例えば酢酸ビニル、アルキルアクリ
レートまたはアルキルメタアクリレート(例えばエチル
アクリレート、メチルメタクリレート、グリシジルメタ
クリレート)、プロピレン等とエチレンとの共重合体、
ポリエチレンに無水マレイン酸、フマル酸、アクリル
酸、メタクリル酸等をグラフトさせたグラフト化変性ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ(4-メ
チルペンテン-1)、その他のα−オレフィンポリマー、
塩素化ポリエチレン、ポリスチレン等の置換ポリオレフ
ィンも包含する。これらを単独または二種以上組合せて
用いることもできる。
【0011】ポリオレフィン樹脂組成物に含有させる光
重合性モノマーとしては、分子中にアクリロイル基また
はメタクリロイル基を1個または2個以上有する化合
物、ビニル基等を有する公知の反応性希釈剤等を用いる
ことができる。例えば、ベンジルアクリレート、ベンジ
ルメタクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルメ
タクリレート、2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2-エトキシエチルアク
リレート、2-エトキシエチルメタクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、2-フェノキシエチルメタクリレ
ート、ポリエチレングリコールメタクリレート、ノニル
フェノキシポリエチレングリコールアクリレート、N,N-
ジエチルアミノエチルアクリレート、N,N-ジエチルアミ
ノエチルメタクリレート、ビニルアセテート、N−ビニ
ルピロリドン、N−ビニルカプロラクタム、スチレン、
エチレングルコールジアクリレート、エチレングルコー
ルジメタクリレート、ジエチレングルコールジアクリレ
ート、ジエチレングルコールジメタクリレート、ポリエ
チレングルコールジアクリレート、ポリエチレングルコ
ールジメタクリレート、トリエチレングリコールジジビ
ニルエーテル、トリス(アクリロキシエチル)イソシア
ヌレートである。ポリオレフィン樹脂組成物への光重合
性モノマーの添加量は、1重量%から20重量%までの
範囲が適当である。20重量%を超える添加は、導体上
への未反応モノマーのブリードを生ずることがある。
【0012】光反応開始剤(以下、開始剤と言う)は、
波長250〜450mμの紫外線を吸収して電子的励起
状態となり、ラジカルを発生して、架橋反応を開始させ
るものである。分子内結合開裂型と分子間水素引抜き型
の2種類があるが、そのいずれでもよい。開始剤として
は、例えば、ジエトキシアセトフェノン、1-ヒドロキシ
シクロヘキシルフェニルケトン、2-ヒドロキシシクロヘ
キシルフェニルケトン等のアセトフェノン系化合物、ベ
ンゾイン、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジ
メチルケタール等のベンゾイン系化合物、ベンゾフェノ
ン、ベンゾイル安息香酸メチル、アクリル化ベンゾフェ
ノン等のベンゾフェノン系化合物、チオキサンソン、2
−イソプロピルチオキサンソン等のチオキサンソン系化
合物、2,4,6-トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィ
ンオキシド、ベンジル-9,10-フェナンスレンキノン、ジ
ベンゾスベロン、2-エチルアンスラキノン等を用いるこ
とができる。二種以上の開始剤を組み合わせて用いても
よい。樹脂組成物への開始剤の添加量は、0.5重量%か
ら10重量%までの範囲が適当である。10重量%を超
える量を用いても、効果は増大せず、かえって機械的特
性の悪化等を招くことがある。
【0013】成形されたポリオレフィン絶縁組成物は、
必要に応じ、発泡層を形成してもよい。発泡層を形成す
るには、押出被覆する前にポリオレフィン絶縁組成物に
化学発泡剤、例えば、アゾジカルボンアミド、アゾビス
イソブチロニトリル等のアゾ系発泡剤、ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、トルエンスルホニルヒドラジド等のス
ルホニルヒドラジド系発泡剤を均一に混練する、あるい
は窒素、二酸化炭素等の不活性気体、メタン等の炭化水
素、フルオロトリクロロメタン等の低分子フルオロカー
ボン類のような気体状の発泡剤をパイプ等で樹脂中に吹
き込む方法がある。
【0014】ポリオレフィン樹脂組成物には、ポリオレ
フィン自体に対する架橋助剤として多官能性化合物、例
えば、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ト
リエチレングリコールジメタクリレート、トリアリルシ
アヌレート(triallyl cyanurate) 、トリアリルイソシ
アヌレート(triallyl isocyanurate)、ジアリルフタレ
ート(diallyl phthalate)、トリアリルトリメリテート
(triallyl trimellitate)、ジビニルベンゼン等を、添
加してもよい。多官能性化合物の添加量は、熱可塑性樹
脂中に0.1乃至10重量%が適当である。
【0015】ポリオレフィン樹脂組成物は、酸化防止
剤、着色剤、滑剤、加工助剤、難燃化剤、充填剤、光開
始助剤、接着付与剤、チクソトロピー付与剤、可塑剤、
非反応性ポリマー、難燃化助剤、軟化防止剤、乾燥剤、
分散剤、湿潤剤、沈澱防止剤、増粘剤、色分かれ防止
剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、防黴剤、防鼠剤、防蟻
剤、防火剤、艶消し剤、ブロッキング防止剤、光沢剤、
皮張り防止剤等、種々の添加物を含むことができる。
【0016】導体をポリオレフィン樹脂組成物で被覆
し、その外側を紫外線硬化型材料で被覆した後、紫外線
を照射して、紫外線硬化型材料を硬化するとともに、ポ
リオレフィンと紫外線硬化材料の間で架橋させることに
より、絶縁被膜が構成される。
【0017】紫外線硬化型材料として、種々のものを用
いることができるが、代表的なものは紫外線硬化型樹脂
で、通常、基本的に、光重合性オリゴマー、光重合性モ
ノマー、光重合開始剤から成る。紫外線硬化型樹脂は紫
外線硬化型塗料として種々のものが市販されている。
【0018】紫外線硬化型樹脂組成物の基本成分である
光重合性オリゴマーは、例えば、エポキシアクリレート
系、エポキシ化油アクリレート系、ウレタンアクリレー
ト系、ポリエステルウレタンアクリレート系、ポリエー
テルウレタンアクリレート系、ポリエステルアクリレー
ト系、ポリエーテルアクリレート系、ビニルアクリレー
ト系、シリコーンアクリレート系、ポリブタジエンアク
リレート系、ポリスチレンエチルメタクリレート系、ポ
リカーボネートジアクリレート系、シリコンアクリレー
ト系、不飽和ポリエステル系、ポリエン/チオール系の
各種モノマーであって、不飽和二重結合を有する官能
基、例えばアクリロイル基(CH2 =CHCO)、メタ
クリロイル基(CH2 =C(CH3)CO)、アリル基
(CH2 =CHCH)、ビニル基(CH2 =CH)を、
2個以上有するものである。モノマーは弗素置換された
ものでもよい。二種以上のオリゴマーを組み合わせて用
いてもよい。
【0019】光重合性モノマーとしては、分子中にアク
リロイル基またはメタクリロイル基を1個または2個以
上有する化合物、ビニル基等を有する公知の反応性希釈
剤等を用いることができる。これらの例は、すでにポリ
オレフィン樹脂組成物に添加する光重合性モノマーとし
て挙げたものと同じである。紫外線硬化型樹脂組成物中
で、光重合性オリゴマーと光重合性モノマーの重量比は
8:2ないし4:6が適当である。
【0020】光重合開始剤は、前述のごとく、波長25
0〜450mμの紫外線を吸収して電子的励起状態とな
り、ラジカルを発生して、架橋反応を開始させるもの
で、分子内結合開裂型と分子間水素引抜き型のいずれで
もよい。開始剤の例は、すでにポリオレフィン樹脂組成
物に添加する光重合開始剤として挙げたものと同じであ
る。二種以上の開始剤を組み合わせて用いてもよい。開
始剤は紫外線硬化型樹脂組成物中0.1重量%から10重
量%までの範囲の量を添加する。
【0021】架橋のため照射する紫外線の波長は、25
0ないし450nmが適当である。照射量は、通常、10
0mJ/cm2以上とすれば充分である。
【0022】紫外線照射を行う際の温度は、特に限定さ
れないが、絶縁組成物層をポリオレフィンの融点より少
なくとも10℃高い温度とすることが好ましい。そのた
めには加熱炉等を用いることができる。ポリオレフィン
は常温では一般に不透明で、紫外線の透過が妨げられる
が、融点以上の温度では透明になり、紫外線をよく透過
する。融点より10℃以上高い温度では、分子鎖が動き
易くなり、紫外線の透過と併せて、外層の紫外線硬化材
料との架橋が効果的に行われる。紫外線照射の際の温度
は、架橋速度の点からは高い方がよいが、成形体の形状
の保持等も考慮して、温度を定める。
【0023】以下に実施例を示し、本発明のさらに具体
的な説明とする。 〔実施例1〕高密度ポリエチレンとウレタンアクリレー
ト紫外線硬化型塗料の二層の絶縁体を有する絶縁電線
の、本発明による製造例を示す。
【0024】図1に、実施例で二層絶縁電線の製造に用
いた装置を示す。図1の装置は、心線(導体)送出し装
置11、心線加熱装置12、内層絶縁組成物の押出し装
置13、紫外線硬化型塗料槽14、紫外線照射装置1
5、冷却槽16、引取り巻取り機17から成る。引取り
巻取り機17により引き取られて、導体1が心線送出し
装置11から送り出され、心線加熱装置12で加熱され
る。導体1は、押出し装置13から押し出される内層絶
縁組成物2で被覆され、その上(外)に紫外線硬化型塗
料3がダイスを具えた塗料槽14で塗布され、紫外線照
射装置15で塗料3の被膜に紫外線が照射され、冷却槽
16で冷却され、完成した二層絶縁電線4は引取り巻取
り機17で巻き取られる。
【0025】実施例で製造された二層絶縁電線の断面
を、図2に示す。二層絶縁電線4は、導体1、内層絶縁
組成物2、紫外線硬化型塗料3で構成される。
【0026】図2に示した二層絶縁電線4は、図1に示
す装置を用いて、下記のようにして製造される。融点1
22℃の高密度ポリエチレン100重量部に、光反応性
モノマーとしてトリアリルシアヌレート1重量部、光反
応開始剤としてベンジルジメチルケタール2重量部を加
えた絶縁組成物2を、温度132℃に保った押出機10
から、直径0.127mmの錫めっき軟銅線を7本撚り合わ
せた外径0.38mmの導体(日立電線株式会社製28AW
G)1の外周に、0.2mmの肉厚になるよう押出成形(線
速度100m/分)し、引き続いてウレタンアクリレー
ト紫外線硬化型塗料(日本合成ゴム(株)R3038)
3を、厚さ約20μmになるように、ダイスを用いて塗
布した後、温度132℃で250〜400nmの波長分布
(極大波長360nm)をもつ紫外線2000mJ/cm2
を紫外線照射装置15で照射して、ポリエチレンと紫外
線硬化型塗料を架橋させ、二層絶縁電線4を製造した。
紫外線硬化塗料被膜の厚さは20±3μmであった。
【0027】〔実施例2〕高密度ポリエチレン発泡体と
ウレタンアクリレート紫外線硬化型塗料の二層の絶縁体
を有する絶縁電線の、本発明による製造例を示す。装置
および工程は、実施例1と同様である。
【0028】融点110℃の高密度ポリエチレン100
重量部に、光反応性モノマーとしてトリアリルシアヌレ
ート1重量部、光反応開始剤としてベンジルジメチルケ
タール2重量部、発泡剤としてアゾジカルボンアミドを
4重量部、発泡助剤としてステアリン酸亜鉛を0.2重量
部とステアリン酸カルシウムを0.4重量部加えた組成物
2を、温度120℃に保った押出機から、実施例1で用
いたと同じ導体(日立電線株式会社製28AWG)1の
外周に、0.5mm(発泡後)の肉厚になるよう押出成形
(線速度100m/分)し、引き続いて、実施例1で用
いたのと同じウレタンアクリレート紫外線硬化型塗料
(日本合成ゴム(株)R3038)3を、厚さ約20μ
mになるように、ダイスを用いて塗布した後、温度12
0℃で250〜400nmの波長分布(極大波長360n
m)をもつ紫外線を2000mJ/cm2 照射して、ポリ
エチレンと紫外線硬化型塗料を架橋させ、二層絶縁電線
4を製造した。発泡ポリエチレン層の発泡度は70〜7
5%、紫外線硬化塗料被膜の厚さは20±5μmであっ
た。
【0029】〔比較例1〕実施例1において、光反応性
モノマー(トリアリルシアヌレート)および光反応開始
剤(ベンジルジメチルケタール)の添加を省略し、それ
以外は実施例1と同様にして二層絶縁電線を製造した。
【0030】〔試験例1〕実施例1と比較例1でそれぞ
れ製造した二層絶縁電線から、各5個の試料を取り、ス
クレープ磨耗試験と破壊電圧試験を行った。スクレープ
磨耗試験では、半径0.125mmのピンを用い、500g
fの荷重の下で、角度90°でスクレープし、導通する
までの往復回数を測定した。破壊電圧試験は、試料12
mを取り、10mを水中に浸漬し、電圧を徐々に上昇さ
せて、破壊する電圧を求めた。それらの結果を表1に示
す。
【0031】
【0032】表1から明らかなように、磨耗限度、破壊
電圧とも、実施例1は比較例1より変動が小さい。
【0033】〔比較例2〕実施例2において、光反応性
モノマー(トリアリルシアヌレート)および光反応開始
剤(ベンジルジメチルケタール)の添加を省略し、それ
以外は実施例2と同様にして二層絶縁電線を製造した。
【0034】〔試験例2〕実施例2と比較例2でそれぞ
れ製造した二層絶縁電線から、各5個の試料を取り、静
電容量を測定した。その結果を表2に示す。
【0035】
【0036】表2から明らかなように、実施例1は比較
例1より静電容量の変動が小さい。
【0037】
【発明の効果】本発明により製造される二層絶縁電線
は、絶縁体を構成するポリオレフィン絶縁層と紫外線硬
化材料の間の密着性がすぐれているため、長さ方向で電
気的特性や耐磨耗性が均一である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例で二層絶縁電線の製
造に用いた装置を示す説明図である。
【図2】図2は、本発明の一実施例で製造された二層絶
縁電線を示す断面図である。
【符号の説明】
1 導体 2 内層絶縁組成物 3 紫外線硬化型塗料 4 二層絶縁電線 11 心線(導体)送出し装置 12 心線加熱装置 13 内層絶縁組成物の押出し装置 14 紫外線硬化型塗料槽 15 紫外線照射装置 16 冷却槽 17 引取り巻取り機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01B 7/02 H01B 7/02 F // B29K 23:00 105:22 105:24 B29L 31:34 (56)参考文献 特開 昭48−67775(JP,A) 特開 昭58−163107(JP,A) 特開 昭57−34610(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 13/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導体の外周にポリオレフィン絶縁組成物を
    押出被覆し、さらに前記ポリオレフィン絶縁被覆の外側
    を紫外線硬化塗料で塗布被覆して、二層から成る絶縁体
    を有する絶縁電線を製造する方法において、 前記絶縁組成物が、光反応開始剤および光重合性モノマ
    ーを含み、 前記紫外線硬化塗料で塗布被覆した後、紫外線を照射し
    て、ポリオレフィンの溶融温度より高い温度で紫外線を
    照射して、前記ポリオレフィン絶縁組成物中のポリオレ
    フィンと前記紫外線硬化塗料とを架橋させることを特徴
    とする、 絶縁電線の製造方法。
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