JP2982227B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- memory
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はファクシミリ装置に関し、特に1ページ分
の画像を連続して印字するレーザプリンタ等のページプ
リンタを有するファクシミリ装置に関する。
の画像を連続して印字するレーザプリンタ等のページプ
リンタを有するファクシミリ装置に関する。
[従来の技術] 従来、電子写真式のプリンタなどのページプリンタを
有するファクシミリ装置が提供されている。それらのフ
ァクシミリ装置は1ページ分のドットデータを記憶する
容量を有するビットマップメモリを有し、受信時に符号
メモリから受信データを伸長してビットマップメモリに
1ページ分の受信データを蓄える。その後プリンタにそ
のデータが転送され、印字が行なわれる。
有するファクシミリ装置が提供されている。それらのフ
ァクシミリ装置は1ページ分のドットデータを記憶する
容量を有するビットマップメモリを有し、受信時に符号
メモリから受信データを伸長してビットマップメモリに
1ページ分の受信データを蓄える。その後プリンタにそ
のデータが転送され、印字が行なわれる。
また、ファクシミリ装置において、プリンタ部による
印字動作を行ないつつ、同時にイメージリーダIR部で画
像の読取処理を行なうようにして、IR部およびプリンタ
を効率的に使用するようにしたものが提案されている。
印字動作を行ないつつ、同時にイメージリーダIR部で画
像の読取処理を行なうようにして、IR部およびプリンタ
を効率的に使用するようにしたものが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような同時に印字および読取処理を行なおうと
するファクシミリ装置では、プリンタ部へのデータ転送
用のバッファメモリと、IR部で読取った画像を書込むメ
モリとが必要であり、コストが高くなる。
するファクシミリ装置では、プリンタ部へのデータ転送
用のバッファメモリと、IR部で読取った画像を書込むメ
モリとが必要であり、コストが高くなる。
特に、ページプリンタを有するファクシミリ装置は、
ページメモリを有していたためコスト的に問題が大き
い。
ページメモリを有していたためコスト的に問題が大き
い。
この発明は上記のような課題を解決するためになされ
たもので、メモリを効率的に使用することによって、低
コストでかつ効率的な使用を可能とするファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
たもので、メモリを効率的に使用することによって、低
コストでかつ効率的な使用を可能とするファクシミリ装
置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明にかかるページプリンタを有するファクシミ
リ装置は、受信した画像データをプリントする際には、
圧縮された受信データを伸長して転送メモリに記憶させ
た後、転送メモリに記憶された画像データをプリンタ装
置へ転送し、送信すべき原稿を読取る際には、読取装置
で読取った原稿画像を読取バッファメモリに記憶させた
後に、読取バッファメモリに記憶された画像データを圧
縮するようにしたファクシミリ装置であって、複数のブ
ロックメモリを有し、受信された画像データのプリント
と送信すべき原稿の読取とを同時に行なう際には、ブロ
ックメモリのうちいずれかは転送メモリとして機能し、
ブロックメモリのうち転送メモリとして使用されるブロ
ックメモリ以外のいずれかのブロックメモリは読取バッ
ファメモリとして機能し、受信した画像データのプリン
トのみを行なう際には、ブロックメモリは転送メモリと
して機能するものである。
リ装置は、受信した画像データをプリントする際には、
圧縮された受信データを伸長して転送メモリに記憶させ
た後、転送メモリに記憶された画像データをプリンタ装
置へ転送し、送信すべき原稿を読取る際には、読取装置
で読取った原稿画像を読取バッファメモリに記憶させた
後に、読取バッファメモリに記憶された画像データを圧
縮するようにしたファクシミリ装置であって、複数のブ
ロックメモリを有し、受信された画像データのプリント
と送信すべき原稿の読取とを同時に行なう際には、ブロ
ックメモリのうちいずれかは転送メモリとして機能し、
ブロックメモリのうち転送メモリとして使用されるブロ
ックメモリ以外のいずれかのブロックメモリは読取バッ
ファメモリとして機能し、受信した画像データのプリン
トのみを行なう際には、ブロックメモリは転送メモリと
して機能するものである。
[作用] この発明においては、プリントと読取とを同時に行な
う際には、複数のブロックメモリのうちいずれかが転送
メモリおよび読取バッファメモリとして機能し、プリン
トのみを行なう際には、ブロックメモリは転送メモリと
して機能する。
う際には、複数のブロックメモリのうちいずれかが転送
メモリおよび読取バッファメモリとして機能し、プリン
トのみを行なう際には、ブロックメモリは転送メモリと
して機能する。
[実施例] 以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
る。
第1図は、レーザファクシミリ装置の送信のための原
稿読取部1と受信のための印字部11の概略を示す断面図
である。
稿読取部1と受信のための印字部11の概略を示す断面図
である。
原稿読取部1では、プラテン2上の原稿を光源3で照
射しつつスキャナ4を図示しないステッピングモータで
移動して走査する。原稿の反射光は、ミラーで反射さ
れ、レンズ5を介してリニアCCDセンサ(たとえば8画
素/mm)6に入射する。リニアCCDセンサ6の出力信号
は、後で説明するようにデジタル化され、次に2値化さ
れる。なお、読取が原稿移動型で行なわれると構成が簡
単になる。
射しつつスキャナ4を図示しないステッピングモータで
移動して走査する。原稿の反射光は、ミラーで反射さ
れ、レンズ5を介してリニアCCDセンサ(たとえば8画
素/mm)6に入射する。リニアCCDセンサ6の出力信号
は、後で説明するようにデジタル化され、次に2値化さ
れる。なお、読取が原稿移動型で行なわれると構成が簡
単になる。
印字部11では、レーザ光学系12で受信信号に対応して
レーザダイオードの発光が制御され、感光体13に光が入
射される。そして周知の電子写真プロセスにより現像、
転写、定着が行なわれ、普通紙に受信信号が印字され
る。以上の読取と印字は従来のレーザプリンタと同様で
あるため、その詳細な説明は省略する。
レーザダイオードの発光が制御され、感光体13に光が入
射される。そして周知の電子写真プロセスにより現像、
転写、定着が行なわれ、普通紙に受信信号が印字され
る。以上の読取と印字は従来のレーザプリンタと同様で
あるため、その詳細な説明は省略する。
次に、ファクシミリの動作の概略を第2図を参照して
説明する。まず発呼側の動作について説明する。原稿読
取部1のリニアCCDセンサ6を含む読取部32によって原
稿が電気信号に変換される。次に所定の2値化処理(デ
ィザ処理など)が行なわれ、2値時系列信号に変換され
る。変換されたデータはバッファメモリ40に一時蓄えら
れる。次にバッファメモリより読出されたデータは圧縮
部33によってMH、MRなどの方式で符号化される。次に符
号化された信号は符号メモリ34に蓄積される。伝送制御
部35によって被呼側との接続が行なわれ、所定の手順で
符号メモリ34の信号が回線へ送り出される。
説明する。まず発呼側の動作について説明する。原稿読
取部1のリニアCCDセンサ6を含む読取部32によって原
稿が電気信号に変換される。次に所定の2値化処理(デ
ィザ処理など)が行なわれ、2値時系列信号に変換され
る。変換されたデータはバッファメモリ40に一時蓄えら
れる。次にバッファメモリより読出されたデータは圧縮
部33によってMH、MRなどの方式で符号化される。次に符
号化された信号は符号メモリ34に蓄積される。伝送制御
部35によって被呼側との接続が行なわれ、所定の手順で
符号メモリ34の信号が回線へ送り出される。
次に被呼側の動作について説明する。伝送制御部35が
発呼側からの接続要求を受けると、回線が接続され、信
号を受け、符号メモリ34にその信号が蓄積される。伸長
部37は、符号メモリ34の信号を復号化し、記録部38で出
力可能な信号に変換する。バッファメモリ40はこの信号
を一時記憶する。
発呼側からの接続要求を受けると、回線が接続され、信
号を受け、符号メモリ34にその信号が蓄積される。伸長
部37は、符号メモリ34の信号を復号化し、記録部38で出
力可能な信号に変換する。バッファメモリ40はこの信号
を一時記憶する。
なお、制御部(以下CPUと略す)71は操作表示部51の
表示に対応して、上記の信号処理を制御する。
表示に対応して、上記の信号処理を制御する。
次に信号の圧縮方法について説明する。ファクシミリ
装置において電気信号をそのまま記憶すると時間がかか
りかつメモリ容量が大きくなるため、現われやすいパタ
ーン(白信号の連続、黒信号の連続)を用いて電気信号
を圧縮している。電気信号の圧縮方式には第3図に示す
ようなMH方式、MR方式およびMMR方式の3種類がある。
装置において電気信号をそのまま記憶すると時間がかか
りかつメモリ容量が大きくなるため、現われやすいパタ
ーン(白信号の連続、黒信号の連続)を用いて電気信号
を圧縮している。電気信号の圧縮方式には第3図に示す
ようなMH方式、MR方式およびMMR方式の3種類がある。
1次元符号化とは、1ライン上に交互に現われる白画
素と黒画素の同色画素の連続長(ランレングス)を符号
化する方式であり、2次元符号化とは、現在符号化して
いる走査ライン(符号化ライン)上の各変化画素の位置
と、符号化ライン直前の参照ライン上の対応する変化画
素との位置関係から符号化する方式をいう。ここで変化
画素とは、白→黒、黒→白に変化した最初の画素をい
う。
素と黒画素の同色画素の連続長(ランレングス)を符号
化する方式であり、2次元符号化とは、現在符号化して
いる走査ライン(符号化ライン)上の各変化画素の位置
と、符号化ライン直前の参照ライン上の対応する変化画
素との位置関係から符号化する方式をいう。ここで変化
画素とは、白→黒、黒→白に変化した最初の画素をい
う。
第4図はファクシミリ装置を制御するCPU71まわりの
ブロック図である。CPU71は、作業用のRAM72とタイマ用
の時計IC73と、ROM74と、PIO75に接続されている。また
CPU71は、操作表示部61のキーマトリックス52〜58やLCD
表示部59に接続され、また各制御部(第2図参照)に接
続される。
ブロック図である。CPU71は、作業用のRAM72とタイマ用
の時計IC73と、ROM74と、PIO75に接続されている。また
CPU71は、操作表示部61のキーマトリックス52〜58やLCD
表示部59に接続され、また各制御部(第2図参照)に接
続される。
第5図はファクシミリを制御するCPU71のメインフロ
ーを示すフローチャートである。ステップS1でCPU71の
リセット後の初期設定が行なわれる。ステップS2でCPU7
1入出力の処理がひととおり行なわれる。ステップS3で
は、PIO75からの入力信号に応じて変化するコントロー
ルモードをチェックして分岐する。コントロールモード
値が0ならプログラムはステップS4へ、1ならステップ
S5へ、2ならステップS6へ、3ならステップS7へ進む。
ステップS4の待機モードでは、CPU71はキーの操作や受
信による着信信号を待つ。装置が受信処理を行っている
ときはプログラムはステップS5の受信モード処理を行な
い、装置が送信の処理を行なっているときはステップS6
の送信モードの処理を行なう。受信モード、送信モード
以外の処理、たとえばワンタッチダイヤルの登録時には
その他の処理S7のサブルーチンが実行される。各処理の
終了後、プログラムはステップS2へ戻る。
ーを示すフローチャートである。ステップS1でCPU71の
リセット後の初期設定が行なわれる。ステップS2でCPU7
1入出力の処理がひととおり行なわれる。ステップS3で
は、PIO75からの入力信号に応じて変化するコントロー
ルモードをチェックして分岐する。コントロールモード
値が0ならプログラムはステップS4へ、1ならステップ
S5へ、2ならステップS6へ、3ならステップS7へ進む。
ステップS4の待機モードでは、CPU71はキーの操作や受
信による着信信号を待つ。装置が受信処理を行っている
ときはプログラムはステップS5の受信モード処理を行な
い、装置が送信の処理を行なっているときはステップS6
の送信モードの処理を行なう。受信モード、送信モード
以外の処理、たとえばワンタッチダイヤルの登録時には
その他の処理S7のサブルーチンが実行される。各処理の
終了後、プログラムはステップS2へ戻る。
第6図は待機モード(ステップS4)の処理の内容を示
すフローチャートである。ステップS101で着信信号の入
力をチェックする。着信信号が入力されるときは、ステ
ップS102へ進み、コントロールモードを1に設定してリ
ターンする。着信信号が入力されていないときはプログ
ラムはステップS103へ進み、送信信号の入力の有無をチ
ェックする。送信信号が入力されているときは、プログ
ラムはステップS104へ進みコントロールモードを2に設
定してリターンする。ステップS103で送信信号が入力さ
れていないと判断されたときは、プログラムはS105の他
の入力のチェックを行ない、他の入力であればプログラ
ムは106へ進んでコントロールモードを3に設定しリタ
ーンする。ステップS105で他の入力もないと判断された
ときは、プログラムはそのままリターンする。
すフローチャートである。ステップS101で着信信号の入
力をチェックする。着信信号が入力されるときは、ステ
ップS102へ進み、コントロールモードを1に設定してリ
ターンする。着信信号が入力されていないときはプログ
ラムはステップS103へ進み、送信信号の入力の有無をチ
ェックする。送信信号が入力されているときは、プログ
ラムはステップS104へ進みコントロールモードを2に設
定してリターンする。ステップS103で送信信号が入力さ
れていないと判断されたときは、プログラムはS105の他
の入力のチェックを行ない、他の入力であればプログラ
ムは106へ進んでコントロールモードを3に設定しリタ
ーンする。ステップS105で他の入力もないと判断された
ときは、プログラムはそのままリターンする。
次に第2図に示した圧縮部33、伸長部37、バッファメ
モリ40の動作について説明する。従来のファクシミリ装
置においては、第2図のバッファメモリ40に相当する部
分にプリンタ出力1ページ分のビットマップメモリ(以
下ページメモリと記す)を持っていた。符号メモリ34の
1ページ分のデータが伸長部37により伸長され(第2図
の図中にで示す)、ページメモリに1ページ分のビッ
トマップメモリとして蓄えられた(第2図にで示
す)。その後、記録部(PR)38に所定の転送速度でデー
タが転送される(第2図にで示す)。すなわち第2図
に、で示した動作が終了した後にの動作が行なわ
れる。
モリ40の動作について説明する。従来のファクシミリ装
置においては、第2図のバッファメモリ40に相当する部
分にプリンタ出力1ページ分のビットマップメモリ(以
下ページメモリと記す)を持っていた。符号メモリ34の
1ページ分のデータが伸長部37により伸長され(第2図
の図中にで示す)、ページメモリに1ページ分のビッ
トマップメモリとして蓄えられた(第2図にで示
す)。その後、記録部(PR)38に所定の転送速度でデー
タが転送される(第2図にで示す)。すなわち第2図
に、で示した動作が終了した後にの動作が行なわ
れる。
このような動作が行なわれる理由を次に説明する。記
録部38にページプリンタを用いた場合、ページプリンタ
であるのでプリンタが一度起動されると1ページ分のデ
ータがプリンタの持っているシステムスピードで記録さ
れる。すなわち、プリンタのスピードに応じてデータを
転送する必要があるためで示す動作は一定のスピード
で行なう必要がある。これに対して、で示す動作は
符号メモリ34の符号データによりスピードが変化する。
通常の符号化方式である第3図で示したMH、MR、MMRで
は、白や黒のデータが連続しているときは短い符号を割
り付けているので圧縮効率はよい。しかしながら、白と
黒のデータが交互に現れる場合(たとえば中間調デー
タ)では圧縮効率は悪い。すなわち、1ラインで見た場
合、白または黒が連続しているラインは符号化データは
短く、それだけ伸長に時間がかからない。これに対して
白と黒が交互に現れる確率が高いラインでは符号化デー
タは長く、それだけ伸長に要する時間が長くなる。よっ
て、の動作時間はライン単位で見た場合符号化デー
タの長さによって変わってくる。
録部38にページプリンタを用いた場合、ページプリンタ
であるのでプリンタが一度起動されると1ページ分のデ
ータがプリンタの持っているシステムスピードで記録さ
れる。すなわち、プリンタのスピードに応じてデータを
転送する必要があるためで示す動作は一定のスピード
で行なう必要がある。これに対して、で示す動作は
符号メモリ34の符号データによりスピードが変化する。
通常の符号化方式である第3図で示したMH、MR、MMRで
は、白や黒のデータが連続しているときは短い符号を割
り付けているので圧縮効率はよい。しかしながら、白と
黒のデータが交互に現れる場合(たとえば中間調デー
タ)では圧縮効率は悪い。すなわち、1ラインで見た場
合、白または黒が連続しているラインは符号化データは
短く、それだけ伸長に時間がかからない。これに対して
白と黒が交互に現れる確率が高いラインでは符号化デー
タは長く、それだけ伸長に要する時間が長くなる。よっ
て、の動作時間はライン単位で見た場合符号化デー
タの長さによって変わってくる。
次にこの発明にかかるバッファメモリを有する場合の
具体的な実施例を説明する。この発明の具体的な実施例
の説明においてはファクシミリ装置が受信時と送信時の
各々の場合に分けて説明する。また受信時についてはバ
ッファメモリ40のブロック数が異なる各場合について個
別に説明する。送信時については即時送信とメモリ送信
に分けて説明する。
具体的な実施例を説明する。この発明の具体的な実施例
の説明においてはファクシミリ装置が受信時と送信時の
各々の場合に分けて説明する。また受信時についてはバ
ッファメモリ40のブロック数が異なる各場合について個
別に説明する。送信時については即時送信とメモリ送信
に分けて説明する。
(A) 受信時の動作 (1) バッファメモリ40が1ブロック(1ライン分)
の場合 1ライン分のバッファメモリを持つ場合のブロック図
を第7図に、その場合のタイミングチャートを第8図に
示す。第7図は第2図に示したバッファメモリ40に相当
するラインメモリ41まわりの主要部を示す図である。ま
ず伸長部37により符号メモリ34からのデータを1ライン
分伸長してラインメモリ41に記憶する。次に記録部38を
起動し、記録部38の同期信号▲▼に合せてラ
インメモリ41から記録部38に転送する。1ライン分の転
送が終われば次のラインの同期信号▲▼が来
る前に次のラインを伸長する。
の場合 1ライン分のバッファメモリを持つ場合のブロック図
を第7図に、その場合のタイミングチャートを第8図に
示す。第7図は第2図に示したバッファメモリ40に相当
するラインメモリ41まわりの主要部を示す図である。ま
ず伸長部37により符号メモリ34からのデータを1ライン
分伸長してラインメモリ41に記憶する。次に記録部38を
起動し、記録部38の同期信号▲▼に合せてラ
インメモリ41から記録部38に転送する。1ライン分の転
送が終われば次のラインの同期信号▲▼が来
る前に次のラインを伸長する。
このように1ライン分のバッファメモリだけでもプリ
ンタ部が制御できる理由を次に説明する。
ンタ部が制御できる理由を次に説明する。
レーザビームプリンタにおける走査効率を説明するた
めのタイミングチャートを第9図に示す。第9図におい
て信号▲▼は走査の開始を示す信号であり、
図中のt1によって次のラインの走査が開始するまでの時
間が表される。これに対しデータが記録部38へ転送する
のに必要な時間はt2で表わされる。レーザビームプリン
タにおいてはポリコンミラーを使っている関係上、走査
効率(t2/t1)は60%程度である。したがって、1ライ
ンの画像データの伸長時間が変動しても、常に図中のt3
で表わされる時間内に1ライン分のデータが伸長される
よう、プリンタのシステムスピードを設定し、記録部38
へのデータ転送の合間に1ライン分のデータの伸長を行
なうことにより、1ライン分のバッファメモリだけでプ
リント動作を行なうことができる。
めのタイミングチャートを第9図に示す。第9図におい
て信号▲▼は走査の開始を示す信号であり、
図中のt1によって次のラインの走査が開始するまでの時
間が表される。これに対しデータが記録部38へ転送する
のに必要な時間はt2で表わされる。レーザビームプリン
タにおいてはポリコンミラーを使っている関係上、走査
効率(t2/t1)は60%程度である。したがって、1ライ
ンの画像データの伸長時間が変動しても、常に図中のt3
で表わされる時間内に1ライン分のデータが伸長される
よう、プリンタのシステムスピードを設定し、記録部38
へのデータ転送の合間に1ライン分のデータの伸長を行
なうことにより、1ライン分のバッファメモリだけでプ
リント動作を行なうことができる。
なお、VIDEOはプリンタに転送するデータを表わす。
記録部38として使用されるプリンタが、レーザビーム
方式の場合は上記のように1ライン分のバッファメモリ
だけでもプリンタ部が制御される。これに対し他のペー
ジプリンタ、たとえば液晶プリンタやLEDプリンタの場
合は、一般的には走査効率は100%であるため、このよ
うな方法はとれないが、プリンタヘッドの各ラインごと
の駆動タイミングの時間間隔を長くして、走査効率を60
%程度に設定することにより、上述したレーザプリンタ
の例と同様に1ライン分のバッファメモリだけでプリン
ト動作が可能である。
方式の場合は上記のように1ライン分のバッファメモリ
だけでもプリンタ部が制御される。これに対し他のペー
ジプリンタ、たとえば液晶プリンタやLEDプリンタの場
合は、一般的には走査効率は100%であるため、このよ
うな方法はとれないが、プリンタヘッドの各ラインごと
の駆動タイミングの時間間隔を長くして、走査効率を60
%程度に設定することにより、上述したレーザプリンタ
の例と同様に1ライン分のバッファメモリだけでプリン
ト動作が可能である。
(2) バッファメモリ40が2ブロックの場合 次にバッファメモリ40が2ブロックの場合について説
明する。この場合のブロック図を第10図に、メモリ容量
およびプリンタに応じて可能な符号化方式を第11図に、
特定の符号化方式におけるタイミングチャートを第12
図、第13図に示す。
明する。この場合のブロック図を第10図に、メモリ容量
およびプリンタに応じて可能な符号化方式を第11図に、
特定の符号化方式におけるタイミングチャートを第12
図、第13図に示す。
第10図を参照してバッファメモリ40が2つのバッファ
メモリVB1、VB2とを含む。各々のバッファメモリVB1、V
B2はゲートG11、G21を介して伸長部37と接続され、ゲー
トG12、G22を介して記録部38とバスを通じて接続されて
いる。このように各々の間にゲートG11、G12、G21、G22
を設けているのは各々のデータが相互にぶつからないよ
うにするためである。
メモリVB1、VB2とを含む。各々のバッファメモリVB1、V
B2はゲートG11、G21を介して伸長部37と接続され、ゲー
トG12、G22を介して記録部38とバスを通じて接続されて
いる。このように各々の間にゲートG11、G12、G21、G22
を設けているのは各々のデータが相互にぶつからないよ
うにするためである。
この場合バッファメモリVB1、VB2のそれぞれのメモリ
容量、プリンタの種類に応じて適用可能な符号化方式は
異なり、第11図に示すようになる。ここでLBPおよび他
のプリンタは先の1ブロックの実施例で説明したそれぞ
れレーザビームプリンタ、および液晶プリンタ、LEDプ
リンタである。
容量、プリンタの種類に応じて適用可能な符号化方式は
異なり、第11図に示すようになる。ここでLBPおよび他
のプリンタは先の1ブロックの実施例で説明したそれぞ
れレーザビームプリンタ、および液晶プリンタ、LEDプ
リンタである。
MH方式の場合はバッファメモリVB1、VB2を交互に伸長
とプリンタ転送に用いればよい。またメモリ容量が4の
倍数ラインの場合で符号化方式がMRの場合も参照ライン
を他のバッファメモリから取り込む必要がないので同様
の処理が行なわれる。
とプリンタ転送に用いればよい。またメモリ容量が4の
倍数ラインの場合で符号化方式がMRの場合も参照ライン
を他のバッファメモリから取り込む必要がないので同様
の処理が行なわれる。
次にメモリ容量が4の倍数ラインで符号化方式がMMR
の場合について第12図を参照して説明する。まずバッフ
ァメモリVB1に4ライン分のデータを伸長する。そして
その最後でバッファメモリVB2に次ラインの伸長を行な
うために参照ラインを伸長部37に取り込む。次にバッフ
ァメモリVB1から伸長したデータを記録部38の同期信号
▲▼に同期して記録部38に転送する。その間
にバッファメモリVB2に次のデータが伸長される。
の場合について第12図を参照して説明する。まずバッフ
ァメモリVB1に4ライン分のデータを伸長する。そして
その最後でバッファメモリVB2に次ラインの伸長を行な
うために参照ラインを伸長部37に取り込む。次にバッフ
ァメモリVB1から伸長したデータを記録部38の同期信号
▲▼に同期して記録部38に転送する。その間
にバッファメモリVB2に次のデータが伸長される。
次にメモリ容量が1ラインの場合で符号化方式がMRの
場合について第13図のタイミングチャートを参照して説
明する。この場合にも基本的には第12図の場合と同様で
ある。しかしながらMR方式の場合には4ラインに1回は
MH方式でデータが伸長されるのでバッファメモリVB2の
4で示した伸長とバッファメモリVB1の1で示した伸長
との間には参照ラインが含まれない。
場合について第13図のタイミングチャートを参照して説
明する。この場合にも基本的には第12図の場合と同様で
ある。しかしながらMR方式の場合には4ラインに1回は
MH方式でデータが伸長されるのでバッファメモリVB2の
4で示した伸長とバッファメモリVB1の1で示した伸長
との間には参照ラインが含まれない。
それ以外の部分については第12図に示した場合と同様
である。
である。
なお、バッファメモリが2ブロック以上あれば(1)
で述べたような問題が生じないため、プリンタが液晶プ
リンタ、LEDプリンタであっても1ページ分のページメ
モリが不要となる。
で述べたような問題が生じないため、プリンタが液晶プ
リンタ、LEDプリンタであっても1ページ分のページメ
モリが不要となる。
(3) バッファメモリ40が3ブロック以上の場合 第11図に示すように、バッファメモリが2ブロックで
あれば、他のプリンタにおいてMMR方式が採用できな
い。しかし、バッファメモリが3ブロックあれば、1つ
のバッファメモリの最後のデータを参照しながら次のバ
ッファメモリにデータが書込まれ、その間に残るバッフ
ァメモリから記録部38へデータが転送できる。
あれば、他のプリンタにおいてMMR方式が採用できな
い。しかし、バッファメモリが3ブロックあれば、1つ
のバッファメモリの最後のデータを参照しながら次のバ
ッファメモリにデータが書込まれ、その間に残るバッフ
ァメモリから記録部38へデータが転送できる。
したがってメモリブロックが3ブロックの場合は、各
ブロックが1ラインの場合も4の倍数ラインを含む場合
もMR方式、MMR方式のいずれの場合においても参照ライ
ンの問題は生じないため、伸長、記録部38への転送はス
ムーズに行なえる。
ブロックが1ラインの場合も4の倍数ラインを含む場合
もMR方式、MMR方式のいずれの場合においても参照ライ
ンの問題は生じないため、伸長、記録部38への転送はス
ムーズに行なえる。
次にバッファメモリが3ブロック以上の場合の一例と
して4ブロックの場合の実施例を第14図、第15図、第16
A図および第16B図を参照して説明する。第14図はこの場
合のバッファメモリまわりの主要部をしめすブロック図
であり、第15図は各バッファメモリまわりのゲートの開
閉を示すタイミングチャートであり、第16A図,第16B図
は受信モードのフローチャートである。
して4ブロックの場合の実施例を第14図、第15図、第16
A図および第16B図を参照して説明する。第14図はこの場
合のバッファメモリまわりの主要部をしめすブロック図
であり、第15図は各バッファメモリまわりのゲートの開
閉を示すタイミングチャートであり、第16A図,第16B図
は受信モードのフローチャートである。
第14図および第16A図,第16B図を参照して、受信して
符号メモリ34に蓄えられた符号データは、伸長部37によ
り伸長され、バッファメモリVB11に書込まれる(必ずし
もバッファメモリVB11である必要はなく、VB12、VB13、
VB14のいずれであってもよい)(S201,S203)。バッフ
ァメモリVB11に書き込みが終わると、伸長部37は次にバ
ッファメモリVB12に書込を始める。同様にバッファメモ
リVB12に書込が終われば、バッファメモリVB13に書込が
行なわれ(S205)、そしてバッファメモリVB13に書込が
終われば、CPU71はこれを判断し、記録部38に記録開始
信号を送る(S207,S209)。記録部38はその信号で記録
紙を給紙し、記録紙が印字開始の所定位置までくると
(S211)印字開始信号をCPU71に送る、その信号を受け
てCPUはバッファメモリVB11から記録部へデータを転送
し始める(S213〜S219)。それとともに伸長部37は続き
を伸長し、バッファメモリVB14にデータを書込む(S22
1)。このとき各バッファメモリVB11〜VB14に設けられ
ているゲート221〜224のうちゲート224だけがイネーブ
ル状態で、ゲート221〜223はディスイネーブル状態とな
る。このように本実施例ではバッファメモリVB13へのデ
ータの書き込みが完了した後にバッファメモリVB11から
の記録部38へのデータの転送を開始するので、伸長効率
の悪いデータが続き、プリント速度よりもデータの伸長
速度の方が遅くなった場合にも十分対応できる。プリン
タを起動させるタイミングは任意に設定してもよく、た
とえばバッファメモリVB14の所定の領域までデータが書
き込まれたとき、あるいはバッファメモリVB14上のデー
タの書込みが完了した後にプリンタを起動させるように
てもよい。
符号メモリ34に蓄えられた符号データは、伸長部37によ
り伸長され、バッファメモリVB11に書込まれる(必ずし
もバッファメモリVB11である必要はなく、VB12、VB13、
VB14のいずれであってもよい)(S201,S203)。バッフ
ァメモリVB11に書き込みが終わると、伸長部37は次にバ
ッファメモリVB12に書込を始める。同様にバッファメモ
リVB12に書込が終われば、バッファメモリVB13に書込が
行なわれ(S205)、そしてバッファメモリVB13に書込が
終われば、CPU71はこれを判断し、記録部38に記録開始
信号を送る(S207,S209)。記録部38はその信号で記録
紙を給紙し、記録紙が印字開始の所定位置までくると
(S211)印字開始信号をCPU71に送る、その信号を受け
てCPUはバッファメモリVB11から記録部へデータを転送
し始める(S213〜S219)。それとともに伸長部37は続き
を伸長し、バッファメモリVB14にデータを書込む(S22
1)。このとき各バッファメモリVB11〜VB14に設けられ
ているゲート221〜224のうちゲート224だけがイネーブ
ル状態で、ゲート221〜223はディスイネーブル状態とな
る。このように本実施例ではバッファメモリVB13へのデ
ータの書き込みが完了した後にバッファメモリVB11から
の記録部38へのデータの転送を開始するので、伸長効率
の悪いデータが続き、プリント速度よりもデータの伸長
速度の方が遅くなった場合にも十分対応できる。プリン
タを起動させるタイミングは任意に設定してもよく、た
とえばバッファメモリVB14の所定の領域までデータが書
き込まれたとき、あるいはバッファメモリVB14上のデー
タの書込みが完了した後にプリンタを起動させるように
てもよい。
記録部38側のゲート229〜232は次のように操作され
る。バッファメモリVB11からデータが読出されていると
きは、ゲート229だけがイネーブル状態で、ゲート230〜
232はディスイネーブル状態になる。またゲート220はCP
U71がバッファメモリにアクセスするときのみイネーブ
ルとなるので、このときはディスイネーブル状態であ
る。またセレクタ200、201は記録部38へ転送するための
アドレスを選んでいる。バッファメモリVB11から記録部
38へのデータの転送とバッファメモリVB14への伸長デー
タの書込みとが行なわれているときには、セレクタ202
はバッファメモリVB11内の転送すべきデータのアドレス
を選んでおり、セレクタ205は伸長部37からバッファメ
モリVB14に送られてくるデータを書込むべきアドレスを
選んでいる。バッファメモリの制御信号(セレクタ206
〜209)についても同様である。またこのとき、ゲート2
25〜228はディスイネーブル状態である。ラッチ210、バ
スバッファ211は伸長部、圧縮部においてデータバスと
アドレスバスを共通化して時分割をしているために必要
である。
る。バッファメモリVB11からデータが読出されていると
きは、ゲート229だけがイネーブル状態で、ゲート230〜
232はディスイネーブル状態になる。またゲート220はCP
U71がバッファメモリにアクセスするときのみイネーブ
ルとなるので、このときはディスイネーブル状態であ
る。またセレクタ200、201は記録部38へ転送するための
アドレスを選んでいる。バッファメモリVB11から記録部
38へのデータの転送とバッファメモリVB14への伸長デー
タの書込みとが行なわれているときには、セレクタ202
はバッファメモリVB11内の転送すべきデータのアドレス
を選んでおり、セレクタ205は伸長部37からバッファメ
モリVB14に送られてくるデータを書込むべきアドレスを
選んでいる。バッファメモリの制御信号(セレクタ206
〜209)についても同様である。またこのとき、ゲート2
25〜228はディスイネーブル状態である。ラッチ210、バ
スバッファ211は伸長部、圧縮部においてデータバスと
アドレスバスを共通化して時分割をしているために必要
である。
なお以上の場合における各ゲート221〜224、229〜232
の各ゲートのタイミングチャートは第15図に示す通りで
ある。ゲート221〜224はそれぞれバッファメモリVB11〜
14へのデータの書込み処理に同期して制御され、ゲート
229〜232はそれぞれバッファメモリVB11〜14から記録部
38へのデータの転送処理のために一定の周期で制御され
る。タイミングチャートにおいては、信号が“L"のとき
ゲートが「開」状態、“H"のとき「閉」状態を示してい
る。
の各ゲートのタイミングチャートは第15図に示す通りで
ある。ゲート221〜224はそれぞれバッファメモリVB11〜
14へのデータの書込み処理に同期して制御され、ゲート
229〜232はそれぞれバッファメモリVB11〜14から記録部
38へのデータの転送処理のために一定の周期で制御され
る。タイミングチャートにおいては、信号が“L"のとき
ゲートが「開」状態、“H"のとき「閉」状態を示してい
る。
プリンタの転送スピードより伸長スピードの方が速い
場合には、バッファメモリVB11を転送し終わるのよりは
バッファメモリVB14に伸長して書込むほうが速く終了す
る。バッファメモリVB14に書込が終われば、伸長が待機
状態になる。そしてバッファメモリVB11から記録部38へ
の転送が終了すれば(記録部38への転送の副走査アドレ
スカウンタが所定のアドレスに達したら)プリンタブロ
ック転送終了を表すPRBLEND信号が出力される(S22
3)。これにより次にバッファメモリVB12からプリンタ
にデータが転送され始める(S227)。またCPU71はPRBLE
ND信号を検出することにより、次のブロックの伸長デー
タをバッファメモリVB11に転送を始める。バッファメモ
リVB12からプリンタへの転送が終了すると次にバッファ
メモリVB13から記録部38にデータが転送され、バッファ
メモリVB12に伸長が行なわれる。以下順に同様の処理が
行なわれる。なお、第16A図のフローチャートのS215〜S
221では、プリンタへデータ転送するバッファメモリ
と、符号メモリから伸長されるバッファメモリとが設定
されている。
場合には、バッファメモリVB11を転送し終わるのよりは
バッファメモリVB14に伸長して書込むほうが速く終了す
る。バッファメモリVB14に書込が終われば、伸長が待機
状態になる。そしてバッファメモリVB11から記録部38へ
の転送が終了すれば(記録部38への転送の副走査アドレ
スカウンタが所定のアドレスに達したら)プリンタブロ
ック転送終了を表すPRBLEND信号が出力される(S22
3)。これにより次にバッファメモリVB12からプリンタ
にデータが転送され始める(S227)。またCPU71はPRBLE
ND信号を検出することにより、次のブロックの伸長デー
タをバッファメモリVB11に転送を始める。バッファメモ
リVB12からプリンタへの転送が終了すると次にバッファ
メモリVB13から記録部38にデータが転送され、バッファ
メモリVB12に伸長が行なわれる。以下順に同様の処理が
行なわれる。なお、第16A図のフローチャートのS215〜S
221では、プリンタへデータ転送するバッファメモリ
と、符号メモリから伸長されるバッファメモリとが設定
されている。
第14図においてバッファメモリVB11〜VB13を記録部38
への転送用に、バッファメモリVB14を読取専用とするこ
とにより読取部32による原稿の読取りと記録部38による
受信画像の印字とを同時に行なうときの動作を第17図に
示すタイミングチャートを参照して説明する。バッファ
メモリVB11〜VB13については先に説明した4ブロックを
用いる場合と同様の処理が行なわれる。そのとき読取が
行なわれると、まずバッファメモリVB14に記憶されるデ
ータ分が読取られ、次に伸長部37が伸長を行なっていな
い期間を見てバッファメモリVB14に記憶されたデータを
圧縮する。圧縮が終われば次の何ラインかの読取が行な
われる。このように本実施例のファクシミリ装置は4つ
のバッファメモリの内の1つを読取り専用とすることに
より、読取りと印字とを同時に行なうことができる上、
印字のみを行なうときには4つのバッファメモリを全て
記録部38へのデータ転送用に使用するので、データの伸
長速度の変動や圧縮方式に対する制約が最小となり、効
率良くバッファメモリを使用することができる。
への転送用に、バッファメモリVB14を読取専用とするこ
とにより読取部32による原稿の読取りと記録部38による
受信画像の印字とを同時に行なうときの動作を第17図に
示すタイミングチャートを参照して説明する。バッファ
メモリVB11〜VB13については先に説明した4ブロックを
用いる場合と同様の処理が行なわれる。そのとき読取が
行なわれると、まずバッファメモリVB14に記憶されるデ
ータ分が読取られ、次に伸長部37が伸長を行なっていな
い期間を見てバッファメモリVB14に記憶されたデータを
圧縮する。圧縮が終われば次の何ラインかの読取が行な
われる。このように本実施例のファクシミリ装置は4つ
のバッファメモリの内の1つを読取り専用とすることに
より、読取りと印字とを同時に行なうことができる上、
印字のみを行なうときには4つのバッファメモリを全て
記録部38へのデータ転送用に使用するので、データの伸
長速度の変動や圧縮方式に対する制約が最小となり、効
率良くバッファメモリを使用することができる。
なお、上記実施例では、4つのバッファメモリのうち
1つを読取専用としており、他の3つのメモリブロック
を印字用としている。印字用のブロックが多ければ多い
ほど、上記で説明したようにデータの伸長速度の変動等
に対するマージンが拡大するので好ましい。しかし、特
にそのような点を考慮しなければ、2つのバッファメモ
リを読取専用とし、残りの2つのバッファメモリを記録
部へのデータ転送用に用いてもよい。この場合の2つの
ブロック転送用メモリとしての使用については、上記
(2)で説明した場合と同様の処理を行なえばよい。
1つを読取専用としており、他の3つのメモリブロック
を印字用としている。印字用のブロックが多ければ多い
ほど、上記で説明したようにデータの伸長速度の変動等
に対するマージンが拡大するので好ましい。しかし、特
にそのような点を考慮しなければ、2つのバッファメモ
リを読取専用とし、残りの2つのバッファメモリを記録
部へのデータ転送用に用いてもよい。この場合の2つの
ブロック転送用メモリとしての使用については、上記
(2)で説明した場合と同様の処理を行なえばよい。
さらに、上記実施例では、4つのブロックを対象とし
ているが、3つのブロックまたは2つのブロックであっ
ても、読取用と印字用とにメモリを分担させれば読取と
印字とは同時に処理できる。たとえば、2つのブロック
の場合、印字用としては1つのブロックが使用される
が、このブロックの使用については、上記(1)で説明
した要領で行なえばよい。
ているが、3つのブロックまたは2つのブロックであっ
ても、読取用と印字用とにメモリを分担させれば読取と
印字とは同時に処理できる。たとえば、2つのブロック
の場合、印字用としては1つのブロックが使用される
が、このブロックの使用については、上記(1)で説明
した要領で行なえばよい。
なお、バッファメモリVB11、VB12、VB13およびVB14の
読取用および印字用の使用割当ての切換は、CPU71から
の制御信号によって行なわれる。
読取用および印字用の使用割当ての切換は、CPU71から
の制御信号によって行なわれる。
また、原稿の読取りが印字と同時に行なわれる場合に
は、上記の例では、バッファメモリを1個しか使用しな
いので、原稿の読取りは圧縮部33によるバッファメモリ
VB14からのデータの圧縮速度に応じて行なう必要があ
る。したがってこの場合はスキャナ4の移動速度および
CCDセンサ6による読取り動作は上記圧縮速度に応じて
制御される。
は、上記の例では、バッファメモリを1個しか使用しな
いので、原稿の読取りは圧縮部33によるバッファメモリ
VB14からのデータの圧縮速度に応じて行なう必要があ
る。したがってこの場合はスキャナ4の移動速度および
CCDセンサ6による読取り動作は上記圧縮速度に応じて
制御される。
一方、読取用として複数のメモリを使用した場合に
は、スキャナの移動速度等の読取動作に対して圧縮速度
の変動による影響が少なくなり、読取速度を速くするこ
とができるので、読取動作としては好ましい。
は、スキャナの移動速度等の読取動作に対して圧縮速度
の変動による影響が少なくなり、読取速度を速くするこ
とができるので、読取動作としては好ましい。
(B) 送信時の動作 次にファクシミリ装置が送信時の場合の動作について
説明する。送信には即時送信とメモリ送信とがあるがそ
の各々について説明する。
説明する。送信には即時送信とメモリ送信とがあるがそ
の各々について説明する。
(1) 即時送信時 第14図および第20図を参照してバッファメモリが4ブ
ロックある場合の即時送信時の動作について説明する。
ロックある場合の即時送信時の動作について説明する。
スキャナ4を一定速度で移動させて、イメージリーダ
(以下IR部と略す)100により原稿を読取り、そのデー
タがまずバッファメモリVB11に書込まれる(S301〜S30
5)。次いでバッファメモリVB12、VB13に書込まれる。
バッファメモリVB11へのデータの書込が終了した時点
で、このバッファメモリVB11に書込まれたデータは読出
されて圧縮部33により圧縮されデータが符号メモリ34に
書込まれる(S307)。このバッファメモリVB11のデータ
の圧縮は、IR部100からのデータがバッファメモリVB12
に書込まれるのと並行して行なわれる。第18図は原稿読
取時の各ゲートの動作の一例を示すタイミングチャート
であり、ゲート225〜228は、それぞれバッファメモリVB
11〜14へのデータの書込みと同期して一定周期で制御さ
れ、ゲート221〜224はそれぞれバッファメモリVB11〜14
から圧縮部33へのデータの転送に同期して制御される。
通常はIR部100による画像の読取り速度よりもデータの
圧縮速度の方が速いために、バッファメモリVB12へのデ
ータの書込みよりも、バッファメモリVB11内のデータの
圧縮の方が先に終了し、バッファメモリVB12へのデータ
の書込みが終了した後にバッファメモリVB13へのデータ
の書込み処理と並行してバッファメモリVB12内のデータ
の圧縮を行なうことになる。しかし、データの種類によ
っては、データの圧縮処理に時間がかかり、たとえばバ
ッファメモリVB11内のデータの圧縮よりもバッファメモ
リVB12へのデータ書込みが先に終了する場合もある(第
17図参照)。
(以下IR部と略す)100により原稿を読取り、そのデー
タがまずバッファメモリVB11に書込まれる(S301〜S30
5)。次いでバッファメモリVB12、VB13に書込まれる。
バッファメモリVB11へのデータの書込が終了した時点
で、このバッファメモリVB11に書込まれたデータは読出
されて圧縮部33により圧縮されデータが符号メモリ34に
書込まれる(S307)。このバッファメモリVB11のデータ
の圧縮は、IR部100からのデータがバッファメモリVB12
に書込まれるのと並行して行なわれる。第18図は原稿読
取時の各ゲートの動作の一例を示すタイミングチャート
であり、ゲート225〜228は、それぞれバッファメモリVB
11〜14へのデータの書込みと同期して一定周期で制御さ
れ、ゲート221〜224はそれぞれバッファメモリVB11〜14
から圧縮部33へのデータの転送に同期して制御される。
通常はIR部100による画像の読取り速度よりもデータの
圧縮速度の方が速いために、バッファメモリVB12へのデ
ータの書込みよりも、バッファメモリVB11内のデータの
圧縮の方が先に終了し、バッファメモリVB12へのデータ
の書込みが終了した後にバッファメモリVB13へのデータ
の書込み処理と並行してバッファメモリVB12内のデータ
の圧縮を行なうことになる。しかし、データの種類によ
っては、データの圧縮処理に時間がかかり、たとえばバ
ッファメモリVB11内のデータの圧縮よりもバッファメモ
リVB12へのデータ書込みが先に終了する場合もある(第
17図参照)。
このような場合でも、バッファメモリVB11のデータの
圧縮処理の終了を待たずに、IR部100からのデータは続
けてバッファメモリVB13へ書込まれる。
圧縮処理の終了を待たずに、IR部100からのデータは続
けてバッファメモリVB13へ書込まれる。
上述したように、本実施例によると画像データの読取
りを記録部38による印字処理と並行することなく行なう
場合には、4個のバッファメモリを画像の読取用に使用
するためバッファメモリを1個だけ使用する場合に比べ
て圧縮速度の変動による影響が少なく、IR部100による
読取り速度を速くすることができる上、1ページ分の容
量のメモリを持たないにもかかわらず、IR部100による
画像の読取りを定速で行なうことができる。
りを記録部38による印字処理と並行することなく行なう
場合には、4個のバッファメモリを画像の読取用に使用
するためバッファメモリを1個だけ使用する場合に比べ
て圧縮速度の変動による影響が少なく、IR部100による
読取り速度を速くすることができる上、1ページ分の容
量のメモリを持たないにもかかわらず、IR部100による
画像の読取りを定速で行なうことができる。
なお、相手側の用紙サイズによる自動縮小を行なう場
合は、IR部100で読取られた画像データは自動縮小部102
を介して、バッファメモリVB12とバッファメモリVB13と
に交互に書込まれる。
合は、IR部100で読取られた画像データは自動縮小部102
を介して、バッファメモリVB12とバッファメモリVB13と
に交互に書込まれる。
符号メモリ34に書込まれたデータは順次読出されて変
調され、回線から送り出される。なお自動縮小の内容に
ついては後に説明する。
調され、回線から送り出される。なお自動縮小の内容に
ついては後に説明する。
(2) メモリ送信時 メモリ送信時には、上述した即時送信時と同様に、IR
部100によって読取られたデータは符号メモリに記憶さ
れる。符号メモリ34に一旦格納されたデータは読出され
て伸長部37によって伸長され相手側の圧縮方式に合せて
再圧縮して送信が行なわれるが、このとき相手側(受信
側)の用紙サイズが原稿サイズより小さい場合には、同
時に相手側の用紙サイズに応じた自動縮小を行なう必要
がある。以下これについて説明する。
部100によって読取られたデータは符号メモリに記憶さ
れる。符号メモリ34に一旦格納されたデータは読出され
て伸長部37によって伸長され相手側の圧縮方式に合せて
再圧縮して送信が行なわれるが、このとき相手側(受信
側)の用紙サイズが原稿サイズより小さい場合には、同
時に相手側の用紙サイズに応じた自動縮小を行なう必要
がある。以下これについて説明する。
(i) 自動縮小 符号メモリ34よりデータが呼び出され、伸長部37によ
り伸長され、バッファメモリVB11に書込まれる。書込み
が終われば、バッファメモリVB11よりデータが読出され
自動縮小部102により公知の方法で主走査、副走査方向
ともデータを間引くことによって縮小が行なわれバッフ
ァメモリVB12にデータが書込まれる。このとき自動縮小
を行なっているため、バッファメモリVB11の全データ分
が書込まれてもバッファメモリVB12はフルにはならな
い。次に符号メモリ34から続きを読出し、同様に伸長し
てバッファメモリVB11に書込む。その後同様にバッファ
メモリVB11からデータを読出し、自動縮小が行われてバ
ッファメモリVB12の残りの部分にデータが書込まれる。
そしてバッファメモリVB12がいっぱいになれば、AR2BLE
ND信号が出力され、バッファメモリVB13に切替えられ、
データがバッファメモリVB13に書込まれる。この転送が
終了した時点ではバッファメモリVB13の途中まで書込み
が終わっている。CPU71はAR2BLEND信号を検出すること
でバッファメモリVB12のデータがいっぱいになったこと
を知り、その転送の終了(AR1BLEND信号検出)の後、バ
ッファメモリVB12からデータを読出し、圧縮部33により
圧縮し符号メモリ34に圧縮した符号データを書込む。す
なわち、バッファメモリVB12、VB13のどちらかがいっぱ
いになるまで自動縮小、転送が行なわれ、いっぱいにな
ればそこから圧縮を行なうという動作が繰返される。CP
U71は、奇数回目のAR2BLEND信号でバッファメモリVB12
がいっぱいになったことを検出し、偶数回目であればバ
ッファメモリVB13がいっぱいになったことを検出する。
り伸長され、バッファメモリVB11に書込まれる。書込み
が終われば、バッファメモリVB11よりデータが読出され
自動縮小部102により公知の方法で主走査、副走査方向
ともデータを間引くことによって縮小が行なわれバッフ
ァメモリVB12にデータが書込まれる。このとき自動縮小
を行なっているため、バッファメモリVB11の全データ分
が書込まれてもバッファメモリVB12はフルにはならな
い。次に符号メモリ34から続きを読出し、同様に伸長し
てバッファメモリVB11に書込む。その後同様にバッファ
メモリVB11からデータを読出し、自動縮小が行われてバ
ッファメモリVB12の残りの部分にデータが書込まれる。
そしてバッファメモリVB12がいっぱいになれば、AR2BLE
ND信号が出力され、バッファメモリVB13に切替えられ、
データがバッファメモリVB13に書込まれる。この転送が
終了した時点ではバッファメモリVB13の途中まで書込み
が終わっている。CPU71はAR2BLEND信号を検出すること
でバッファメモリVB12のデータがいっぱいになったこと
を知り、その転送の終了(AR1BLEND信号検出)の後、バ
ッファメモリVB12からデータを読出し、圧縮部33により
圧縮し符号メモリ34に圧縮した符号データを書込む。す
なわち、バッファメモリVB12、VB13のどちらかがいっぱ
いになるまで自動縮小、転送が行なわれ、いっぱいにな
ればそこから圧縮を行なうという動作が繰返される。CP
U71は、奇数回目のAR2BLEND信号でバッファメモリVB12
がいっぱいになったことを検出し、偶数回目であればバ
ッファメモリVB13がいっぱいになったことを検出する。
以上の処理の様子を第19図を参照して説明する。第19
図は3つのバッファメモリVB11〜VB13と各バッファメモ
リVB11〜VB13に記憶されるデータの処理の順番を示す図
である。第19図および第21A図〜第21C図を参照して、
は第1回目のデータの転送を示し、は第2回目の転送
を示す。この第2回目の転送の際、この実施例では第1
回目に続いたアドレスからデータが書込まれている。し
かし、ページの切れ目や送信印字をこのブロックに書込
む場合などのときは、アドレスはとんでいる方がよい。
したがって、転送の前に転送先のアドレスを指定できる
ようにしている。
図は3つのバッファメモリVB11〜VB13と各バッファメモ
リVB11〜VB13に記憶されるデータの処理の順番を示す図
である。第19図および第21A図〜第21C図を参照して、
は第1回目のデータの転送を示し、は第2回目の転送
を示す。この第2回目の転送の際、この実施例では第1
回目に続いたアドレスからデータが書込まれている。し
かし、ページの切れ目や送信印字をこのブロックに書込
む場合などのときは、アドレスはとんでいる方がよい。
したがって、転送の前に転送先のアドレスを指定できる
ようにしている。
以上の内容を第19図および第21A図〜第21C図のフロー
チャートを参照してより詳細に説明する。
チャートを参照してより詳細に説明する。
まず、初期設定で各フラグがリセットされる(S40
1)。次に符号メモリ34からデータがバッファメモリVB1
1へ第19図ので示すように伸長される(S403,S405)。
伸長データはバッファメモリVB11がフルになるまで書き
込まれる(S409)。次にもう1つのフラグiがリセット
される(S413)。次にバッファメモリVB11内の伸長デー
タが自動縮小されてバッファメモリVB12に書込まれる
(第19図の,S417,S419)。それがフルになるまで縮小
された伸長データが書込まれる(第19図のおよび,S
421,S427)。バッファメモリVB12がフルになると、フラ
グiおよびjがセットされる(S423,S425)。次にS415
でバッファメモリ12がフルである(i=1)と判断され
ると、バッファメモリVB11の伸長データは自動縮小され
てバッファメモリVB13に書込まれる(第19図の、S44
5,S447)。そしてバッファメモリVB12と同様の処理がバ
ッファメモリVB13で行なわれる(S445〜S449)。バッフ
ァメモリVB11からバッファメモリVB13へのデータの転送
が終了すると(S455)、バッファメモリVB12のデータが
圧縮部を経て符号メモリ34へ送られる(第19図の,S45
7〜S461)。圧縮が終了すると1ページ分が終了するま
で以上の動作が繰返される(S463〜S467)。
1)。次に符号メモリ34からデータがバッファメモリVB1
1へ第19図ので示すように伸長される(S403,S405)。
伸長データはバッファメモリVB11がフルになるまで書き
込まれる(S409)。次にもう1つのフラグiがリセット
される(S413)。次にバッファメモリVB11内の伸長デー
タが自動縮小されてバッファメモリVB12に書込まれる
(第19図の,S417,S419)。それがフルになるまで縮小
された伸長データが書込まれる(第19図のおよび,S
421,S427)。バッファメモリVB12がフルになると、フラ
グiおよびjがセットされる(S423,S425)。次にS415
でバッファメモリ12がフルである(i=1)と判断され
ると、バッファメモリVB11の伸長データは自動縮小され
てバッファメモリVB13に書込まれる(第19図の、S44
5,S447)。そしてバッファメモリVB12と同様の処理がバ
ッファメモリVB13で行なわれる(S445〜S449)。バッフ
ァメモリVB11からバッファメモリVB13へのデータの転送
が終了すると(S455)、バッファメモリVB12のデータが
圧縮部を経て符号メモリ34へ送られる(第19図の,S45
7〜S461)。圧縮が終了すると1ページ分が終了するま
で以上の動作が繰返される(S463〜S467)。
バッファメモリVB12とバッファメモリVB13のいずれか
において圧縮が終了した段階で1ページ分の伸長が終了
したときは(S435,S437,S463,S465)、フラグkがリセ
ットされフラグlがセットされて他方のバッファメモリ
のデータが圧縮されて1ページ分の自動縮小処理が完了
する(S439,S467)。
において圧縮が終了した段階で1ページ分の伸長が終了
したときは(S435,S437,S463,S465)、フラグkがリセ
ットされフラグlがセットされて他方のバッファメモリ
のデータが圧縮されて1ページ分の自動縮小処理が完了
する(S439,S467)。
(ii) 送信印字、着信印字および自動縮小の場合にス
タートアドレスの指定について 次に先に述べた送信印字、着信印字について説明す
る。第22図は送信印字、着信印字の印字エリアを示す図
である。送信印字はデータを送信するときに送信側の名
称、ファックス番号、送信時間等をフォントROMから読
出して印字するものである。着信印字は受信したときの
時間、相手側のファックス番号、ページ数などを印字す
るものである。
タートアドレスの指定について 次に先に述べた送信印字、着信印字について説明す
る。第22図は送信印字、着信印字の印字エリアを示す図
である。送信印字はデータを送信するときに送信側の名
称、ファックス番号、送信時間等をフォントROMから読
出して印字するものである。着信印字は受信したときの
時間、相手側のファックス番号、ページ数などを印字す
るものである。
例としてメモリ送信時の送信印字を行なうときの処理
について説明する。圧縮したデータを伸長して相手側の
用紙サイズに応じて自動縮小し、相手側の符号化方式に
よりデータを圧縮する。自動縮小に関する動作は先の自
動縮小の項で述べたものと同じである。今、自動縮小を
等倍で行なうとすると、第23図に示すようにまずバッフ
ァメモリVB11にデータが伸長される(今バッファメモリ
は32ライン分の容量を有しているとする)。その後、そ
のデータをバッファメモリVB12に転送する。そのとき8
ライン分のデータだけをまず転送し、後の24ラインは転
送せず送信印字に応じた文字を第4図のROM74内に記憶
しているフォントデータから読出し、バッファメモリVB
12に書込む。この文字フォントは16×24ドットで構成さ
れているので、24ラインを送信印字エリアとしている。
次に、その次の32ラインをバッファメモリVB11に伸長
し、これをバッファメモリVB13に転送する、このとき第
14図の自動縮小副走査アドレスカウンタ152−2から出
力される自動縮小副走査アドレスAR2BLENDはバッファメ
モリVB12の8ライン目のままなので、バッファメモリVB
13の先頭ラインに設定し直さなければならない。これは
CPU71で行なう。すなわち、CPU71は今どこのアドレスに
自動縮小副走査アドレスがあるかを管理しているので、
24ライン分アドレスをとばした値を自動縮小副走査アド
レスカウンタ152−2に出力する。アドレス設定信号に
よりカウンタ値をロードし、希望のアドレス値を設定す
る。この場合のタイミングチャートを第24図に示す。
について説明する。圧縮したデータを伸長して相手側の
用紙サイズに応じて自動縮小し、相手側の符号化方式に
よりデータを圧縮する。自動縮小に関する動作は先の自
動縮小の項で述べたものと同じである。今、自動縮小を
等倍で行なうとすると、第23図に示すようにまずバッフ
ァメモリVB11にデータが伸長される(今バッファメモリ
は32ライン分の容量を有しているとする)。その後、そ
のデータをバッファメモリVB12に転送する。そのとき8
ライン分のデータだけをまず転送し、後の24ラインは転
送せず送信印字に応じた文字を第4図のROM74内に記憶
しているフォントデータから読出し、バッファメモリVB
12に書込む。この文字フォントは16×24ドットで構成さ
れているので、24ラインを送信印字エリアとしている。
次に、その次の32ラインをバッファメモリVB11に伸長
し、これをバッファメモリVB13に転送する、このとき第
14図の自動縮小副走査アドレスカウンタ152−2から出
力される自動縮小副走査アドレスAR2BLENDはバッファメ
モリVB12の8ライン目のままなので、バッファメモリVB
13の先頭ラインに設定し直さなければならない。これは
CPU71で行なう。すなわち、CPU71は今どこのアドレスに
自動縮小副走査アドレスがあるかを管理しているので、
24ライン分アドレスをとばした値を自動縮小副走査アド
レスカウンタ152−2に出力する。アドレス設定信号に
よりカウンタ値をロードし、希望のアドレス値を設定す
る。この場合のタイミングチャートを第24図に示す。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、プリントと読取とを
同時に行なう際には複数のブロックメモリのいずれかが
転送メモリおよび読取バッファメモリとして機能し、プ
リントのみを行なう際にはブロックメモリは転送メモリ
として機能するので、コスト的に有利でかつ効率的な使
用が可能となるファクシミリ装置が提供できるという効
果がある。
同時に行なう際には複数のブロックメモリのいずれかが
転送メモリおよび読取バッファメモリとして機能し、プ
リントのみを行なう際にはブロックメモリは転送メモリ
として機能するので、コスト的に有利でかつ効率的な使
用が可能となるファクシミリ装置が提供できるという効
果がある。
第1図はレーザファクシミリ装置の主要部を示す概略断
面図であり、第2図はファクシミリ装置の構成の要部を
示すブロック図であり、第3図はファクシミリ装置にお
ける符号化方式を説明するための図であり、第4図はフ
ァクシミリ装置を制御するCPUのブロック図であり、第
5図はCPUのメインフローを示すフローチャートであ
り、第6図は待機モードの処理を示すフローチャートで
あり、第7図はバッファメモリが1ラインの場合のライ
ンメモリまわりの要部を示すブロック図であり、第8図
はバッファメモリが1ラインの場合の動作を説明するタ
イミングチャートであり、第9図はレーザビームプリン
タの走査効率を示すタイミングチャートであり、第10図
はバッファメモリが2ブロックある場合のバッファメモ
リまわりの要部を示すブロック図であり、第11図はバッ
ファメモリが2ブロックある場合のメモリ容量とプリン
タの種類に応じた符号化方式の関係を示す図であり、第
12図および第13図はバッファメモリが2ブロックである
場合の動作を説明するタイミングチャートであり、第14
図はバッファメモリが4ブロックある場合の要部の構成
を示すブロック図であり、第15図、第17図はバッファメ
モリが4ブロックある場合の動作を説明するためのゲー
トのタイミングチャートであり、第16A図、第16B図は受
信モードの内容を示すフローチャートであり、第18図は
原稿読取時の各ゲートの動作の一例を示すタイミングチ
ャートであり、第19図はバッファメモリが3ブロックあ
る場合の動作の順を説明するための図であり、第20図は
送信モードの内容を示すフローチャートであり、第21A
図〜第21C図は自動縮小処理の内容を示すフローチャー
トであり、第22図は送信印字、着信印字のエリアを示す
図であり、第23図、第24図は送信印字、着信印字を行な
う場合の動作の内容を説明するための図である。 図において32は読取部、33は圧縮部、34は符号メモリ、
35は伝送制御部、37は伸長部、38は記録部(プリン
タ)、40はバッファメモリ、VB1、VB2、VB11、VB12、VB
13、VB14は各々バッファメモリのブロックを示す。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
面図であり、第2図はファクシミリ装置の構成の要部を
示すブロック図であり、第3図はファクシミリ装置にお
ける符号化方式を説明するための図であり、第4図はフ
ァクシミリ装置を制御するCPUのブロック図であり、第
5図はCPUのメインフローを示すフローチャートであ
り、第6図は待機モードの処理を示すフローチャートで
あり、第7図はバッファメモリが1ラインの場合のライ
ンメモリまわりの要部を示すブロック図であり、第8図
はバッファメモリが1ラインの場合の動作を説明するタ
イミングチャートであり、第9図はレーザビームプリン
タの走査効率を示すタイミングチャートであり、第10図
はバッファメモリが2ブロックある場合のバッファメモ
リまわりの要部を示すブロック図であり、第11図はバッ
ファメモリが2ブロックある場合のメモリ容量とプリン
タの種類に応じた符号化方式の関係を示す図であり、第
12図および第13図はバッファメモリが2ブロックである
場合の動作を説明するタイミングチャートであり、第14
図はバッファメモリが4ブロックある場合の要部の構成
を示すブロック図であり、第15図、第17図はバッファメ
モリが4ブロックある場合の動作を説明するためのゲー
トのタイミングチャートであり、第16A図、第16B図は受
信モードの内容を示すフローチャートであり、第18図は
原稿読取時の各ゲートの動作の一例を示すタイミングチ
ャートであり、第19図はバッファメモリが3ブロックあ
る場合の動作の順を説明するための図であり、第20図は
送信モードの内容を示すフローチャートであり、第21A
図〜第21C図は自動縮小処理の内容を示すフローチャー
トであり、第22図は送信印字、着信印字のエリアを示す
図であり、第23図、第24図は送信印字、着信印字を行な
う場合の動作の内容を説明するための図である。 図において32は読取部、33は圧縮部、34は符号メモリ、
35は伝送制御部、37は伸長部、38は記録部(プリン
タ)、40はバッファメモリ、VB1、VB2、VB11、VB12、VB
13、VB14は各々バッファメモリのブロックを示す。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福嶋 茂信 大阪府大阪市中央区安土町2丁目3番13 号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式 会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/21
Claims (1)
- 【請求項1】受信した画像データをプリントする際に
は、圧縮された受信データを伸長して転送メモリに記憶
させた後、前記転送メモリに記憶された画像データをプ
リンタ装置へ転送し、送信すべき原稿を読取る際には、
読取装置で読取った原稿画像を読取バッファメモリに記
憶させた後に、前記読取バッファメモリに記憶された画
像データを圧縮するようにしたファクシミリ装置であっ
て、 複数のブロックメモリを有し、 受信された画像データのプリントと送信すべき原稿の読
取とを同時に行なう際には、前記ブロックメモリのうち
いずれかは前記転送メモリとして機能し、前記ブロック
メモリのうち前記転送メモリとして使用されるブロック
メモリ以外のいずれかのブロックメモリは前記読取バッ
ファメモリとして機能し、 受信した画像データのプリントのみを行なう際には、前
記ブロックメモリは前記転送メモリとして機能する、フ
ァクシミリ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168870A JP2982227B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ファクシミリ装置 |
US07/719,832 US5317416A (en) | 1990-06-27 | 1991-06-24 | Facsimile apparatus with a page printer having reduced memory capacity requirements |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2168870A JP2982227B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ファクシミリ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0457463A JPH0457463A (ja) | 1992-02-25 |
JP2982227B2 true JP2982227B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=15876093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2168870A Expired - Lifetime JP2982227B2 (ja) | 1990-06-27 | 1990-06-27 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2982227B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3639730B2 (ja) | 1997-09-30 | 2005-04-20 | キヤノン株式会社 | 画像処理方法、画像処理装置及び記憶媒体 |
-
1990
- 1990-06-27 JP JP2168870A patent/JP2982227B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0457463A (ja) | 1992-02-25 |
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