JP2981080B2 - スクロール表示の制御方法 - Google Patents

スクロール表示の制御方法

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JP2981080B2 JP10229593A JP10229593A JP2981080B2 JP 2981080 B2 JP2981080 B2 JP 2981080B2 JP 10229593 A JP10229593 A JP 10229593A JP 10229593 A JP10229593 A JP 10229593A JP 2981080 B2 JP2981080 B2 JP 2981080B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の表示桁を構成す
る蛍光表示管やLED等の表示素子をダイナミック表示
方式で駆動する表示機器における表示データを或る表示
桁から隣接する表示桁に移動表示させるスクロール表示
の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かるスクロール表示において、
或る表示データによる表示が表示素子上を恰も移動した
ように見せ掛ける場合、例えば、図8に示した7セグメ
ント表示素子について説明すると、同図(a)に示す移
動元の表示素子に表示されている「数字の5」の表示デ
ータを、この表示素子の左方の移動先の表示素子に表示
させ、その後に同図(b)に示すように移動元の表示素
子の表示を消す手段が一般に用いられている。このスク
ロール表示の制御方法は、人間の目の残像による錯覚を
利用したものである。
【0003】ところで、複数個の表示素子を並設して複
数の表示桁を構成した表示機器の表示駆動手段として、
ダイナミック表示方式(時分割方式またはマルチプレク
ス方式或いはパルス点灯方式とも別称される)があり、
この表示方式を以下に説明する。図9には7個の7セグ
メント表示素子(2a)〜(2g)を列設して7桁の表
示桁を構成した表示部をコントローラ(1)によりダイ
ナミック表示方式で駆動する場合の構成を示してある。
コントローラ(1)から各表示素子(2a)〜(2g)
への主な入力信号は、表示桁を指示するストローブ信号
(ST)と表示データ信号(DS)とであり、ストロー
ブ信号(ST)は表示桁数(図では7)と同数あり、表
示データ信号(DS)は各表示素子(2a)〜(2g)
のそれぞれのデジット分(同図では7セグメントである
ので7)だけある。
【0004】そして、ストローブ信号(ST)と表示デ
ータ信号(DS)とは図10に例示するようなタイミン
グでコントローラ(1)から出力される。即ち、コント
ローラ(1)は、1桁目から最終桁まで(或いはその逆
の順序で)ストローブ信号(ST)を順次出力し、且つ
それを繰り返す。同図(a)〜(c)には、n桁目から
n+2桁目までの3桁のストローブ信号の出力タイミン
グを例示してあり、或る桁のストローブ信号(ST)が
アクティブ(同図ではハイレベル)になってその表示桁
が指示された時に、その時の同図(d)に示す表示デー
タ信号(DS)の内容が指示された表示桁に表示され
る。従って、ダイナミック表示方式では、各表示桁毎に
表示データ信号(DS)をストローブ信号(ST)と同
期を取って出力する必要があるが、表示データ信号用端
子を全ての表示素子(2a)〜(2g)に対し共用でき
るため、コントローラ(1)と表示素子(2a)〜(2
g)間の配線数が極めて少なくて済む大きな利点があ
る。
【0005】尚、図11にダイナミック表示方式のコン
トローラ(1)側から見た基本的な処理のフローチャー
トを示し、先ず、コントローラ(1)が或る表示桁のス
トローブ信号をノンアクティブとして表示桁を更新し
(ステップS1)、次にコントローラ(1)が次桁の表
示データ信号を出力し(ステップS2)、その表示デー
タ信号に対応する表示桁のストローブ信号をアクティブ
にする(ステップS3)。続いて、所定時間が経過する
のを待って(ステップS3)ストローブ信号をノンアク
ティブにする(ステップS1)。即ち、図10に示すよ
うに各表示桁に対するストローブ信号を所定の表示時間
(Ton)だけアクティブ状態に保持する。また、図10
に示すストローブ信号がノンアクティブとなる無表示時
間(Toff)は、ステップS1乃至ステップS3の処理
時間の合計に相当する。ダイナミック表示方式では上述
の一連の処理を各表示桁について順次繰り返すことより
全ての表示素子(2a)〜(2g)による表示部全桁に
わたる表示を行なえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8で説明
した従来のスクロール表示の制御方法は、表示素子(2
a)〜(2g)自体の表示ドット(またはデジット或い
はピクセル)が小さい程、またその素子間隔の距離が近
接している程、移動表示が滑らかに行なわれているよう
な効果を生み出す。然し乍ら、図9に示したダイナミッ
ク表示方式で駆動される複数個の7セグメント表示素子
(2a)〜(2g)のような場合には、素子自体のサイ
ズが比較的大きく、且つ素子間隔がどうしても離れがち
となるため、前述のスクロール表示の制御方法により移
動表示を視覚上滑らかに行なわせることは困難である。
【0007】そこで本発明は、複数の表示桁を構成する
よう並設された比較的サイズの大きな複数個の表示素子
をダイナミック表示方式で駆動する表示機器において視
覚上滑らかな移動表示を行なわせることのできるスクロ
ール表示の制御方法を提供することを技術的課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、スクロール表示を
次のような方法で制御するようにした。即ち、複数の表
示桁を構成するよう並設された蛍光表示管やLED等の
表示素子をダイナミック表示方式で駆動する表示機器に
おける表示データを或る表示桁から隣接する表示桁に移
動表示させるスクロール表示の制御方法において、スク
ロール表示すべき各表示桁に対する各々のストローブ信
号がアクティブ状態を保持する表示時間内における第1
の時間の間、各表示桁の移動表示前の表示データ信号を
出力表示し、且つ前記表示時間から前記第1の時間を減
算した第2の時間の間、隣接する表示桁から移動表示す
べき表示データ信号または新たに表示すべき表示データ
信号を出力表示し、前記表示時間内での前記第1の時間
および第2の時間の割合を、1桁目から最終桁目までの
1表示フレームが終了する毎に所定時間づつ前記第1の
時間が減少し且つ前記第2の時間が増大するよう可変
し、この第1および第2の両時間の割合が規定値になっ
た時点で各表示桁に隣接する表示桁から移動表示すべき
表示データ信号または新たに表示すべき表示データ信号
を出力表示する処理をへることを特徴としている。
【0009】
【作用】1表示フレームが終了する毎に、スクロール表
示すべき各表示桁における表示時間において、各々の表
示桁における移動表示前の表示データ信号を出力表示す
る第1の時間が除々に減少していくとともに、隣接する
表示桁から移動表示すべき表示データ信号または新たに
表示すべき表示データ信号を出力表示する第2の時間が
除々に増大していく。従って、各表示桁つまり各表示素
子において元の表示内容が除々に薄くなるとともに、移
動表示されるべき表示内容が除々に濃くなっていき、最
後に元の表示内容を消し、且つ移動表示すべき表示内容
に切り換え表示するので、既存の方法に比較して視覚上
格段に滑らかな移動表示となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について図面
を参照しながら詳述する。本発明では、ハードウェア構
成は既存のものと殆ど変わらず(僅かに異なる点につい
ては後述する)、換言するとハードウェア構成を殆ど変
更することなくソフトウェア構成の変更のみで目的とす
るスクロール表示の制御方法を達成しようとするもので
ある。例えば、ハードウェア構成として図9で示した7
個の7セグメント表示素子(2a)〜(2g)をコント
ローラ(1)によりダイナミック表示方式で駆動する構
成を適用できる。先ず、本発明の要旨であるストローブ
信号と表示データ信号との出力タイミングについて説明
する。
【0011】この実施例では、左側から右側の表示桁に
向かって順に桁を表す数を付すと共に便宜上ストローブ
信号が向かって左側から右側の桁に向かって出力される
場合について説明する。そして、図1は、n−1、n、
n+1の3桁において図の右方に移動表示する右方向ス
クロール表示の場合のタイミングチャートを、図2はn
−1、n、n+1の3桁において図の左方に移動表示す
る左方向スクロール表示の場合のタイミングチャートを
それぞれ示してあり、各図における(a)〜(e)は何
れもn−2桁目の表示桁からn+2桁目の表示桁の各々
のストローブ信号の出力タイミングを示す。また、同
(f)の表示データ1はスクロール表示前、同(g)の
表示データ2はスクロール表示中、同(h)の表示デー
タ3はスクロール表示後における各表示データ信号の各
ストローブ信号に対する出力タイミングをそれぞれ示
し、この各表示データにおける枠内の(n)、(n+
1)等の文字は、表示桁を表すものであって各々の表示
桁に表示すべき表示データ信号が出力されることを示し
てあり、(INS)は新たに表示される表示データ信号
を表す。
【0012】先ず、図1の右方向スクロール表示の場
合、スクロール表示前は、同図(a)〜(e)の各スト
ローブ信号に対し同図(f)の表示データ1の表示デー
タ信号が出力される。次に、スクロール表示に移行を開
始すると、同図(a)〜(e)の各ストローブ信号に対
し同図(g)の表示データ2の表示データ信号が出力さ
れる。即ち、スクロール期間の左端のn−1桁目のスト
ローブ信号がアクティブ状態を保持する表示時間
(Ton)において、新たに表示すべき表示データ信号
(INS)が変数であるウェイト可変時間(TW )の間
出力され、その後に、表示データ1が矢印で示すように
恰も右方にシフトされていくような状態でn−1桁目の
表示データ信号が出力される。このn−1桁目の表示デ
ータ信号は、ストローブ信号がノンアクティブ状態とな
る無表示時間(TOFF )の間そのままであって次のn桁
目のストローブ信号がアクティブ状態となる表示時間
(Ton)においてウェイト可変時間(TW )の間出力さ
れ続け、その後に、スクロール表示前のn桁目の表示デ
ータ信号が出力される。更に、このn桁目の表示データ
信号は、ストローブ信号がノンアクティブ状態となる無
表示時間(TOFF )の間そのままであって次のn+1桁
目のストローブ信号がアクティブ状態を保持する表示時
間(Ton)においてウェイト可変時間(TW )の間出力
され続け、その後に、スクロール表示前のn+1桁目の
表示データ信号が出力される。スクロール期間はこの例
ではここまでで、次にn+1桁目のストローブ信号がノ
ンアクティブになった時にスクロール表示への移行前と
同様にn+2桁目の表示データ信号が出力される。
【0013】図1には、スクロール表示中の表示データ
として同図(g)の表示データ2の一つのパターンのみ
を示してあるが、この表示データ2は、ストローブ信号
が1桁目から最終桁まで一巡する期間である1表示フレ
ームが終了する毎に、0<T W <Tonの範囲内において
ウェイト可変時間(TW )が0に近い初期値(Td)か
ら一定値(Tα)づつ増大していき、最終的にウェイト
可変時間(TW )が表示時間(Ton)に近似する最大規
定値(Tmax )以上になった時点で右方向スクロール表
示の動作が終了し、同図(h)に表示データ3として示
す表示データ信号が出力される。
【0014】従って、スクロール表示すべき各表示桁の
表示時間(Ton)内において、スクロール表示移行前の
表示データ信号を表示する時間が除々に減少し、且つ隣
接する移動元の表示桁から移動表示すべき表示データ信
号を表示する時間が除々に長くなるよう各ストローブ信
号に対し表示データ信号の出力タイミングが変化する。
この移動表示の一例を図7(a)〜(e)に示してあ
り、同図には、後述の左方向スクロール表示の場合であ
って理解を容易にするために移動元の表示桁のスクロー
ル表示後の表示が無表示で、且つ移動先のスクロール表
示前の表示が無表示の場合を示してあり、移動元の表示
桁の〔5〕の表示が除々に薄くなるとともに移動先の表
示桁の〔5〕の表示が除々に濃くなり、最後に移動元の
表示が消えてスクロール表示が終了する。この例示した
5段階の移動表示の変化は連続的に且つ極めて短い時間
間隔で行なわれるため、従来方式のスクロール表示に比
較して視覚上極めて滑らかに移動表示が行なわれること
になる。尚、ウェイト可変時間(TW )を増大させるた
めの一定値(Tα)を可変調節することによりスクロー
ル表示の移動表示スピードを調整することができる。
【0015】次に、図2の左方向スクロール表示につい
て説明する。基本的には前述の右方向スクロール表示の
場合と略同様であり、スクロール表示移行前は、同図
(a)〜(e)の各ストローブ信号に対し同図(f)の
表示データ1の表示データ信号が出力される。次に、ス
クロール表示に移行を開始すると、同図(a)〜(e)
の各ストローブ信号に対し同図(g)の表示データ2の
表示データ信号が出力される。即ち、スクロール期間の
左端のn−1桁目のストローブ信号がアクティブ状態を
保持する表示時間(Ton)内において、n−1桁目の表
示データ信号がウェイト可変時間(TW )の間出力さ
れ、その後に、表示データ1が矢印で示すように恰も左
方にシフトされていくような状態でn桁目の表示データ
信号が出力される。このn桁目の表示データ信号は、ス
トローブ信号がノンアクティブ状態を保持する無表示時
間(TOFF )の間そのままであって次のn桁目のストロ
ーブ信号がアクティブ状態となる表示時間(Ton)内に
おいてウェイト可変時間(TW)の間出力され続け、そ
の後に、スクロール表示前のn+1桁目の表示データ信
号が出力される。更に、このn+1桁目の表示データ信
号は、ストローブ信号がノンアクティブ状態となる無表
示時間(TOFF )の間そのままであって次のn+1桁目
のストローブ信号がアクティブ状態となる表示時間(T
on)内においてウェイト可変時間(TW )の間出力され
続け、その後に、新たに表示すべき表示データ信号(I
NS)が出力される。スクロール期間はこの例ではここ
までで、次にn+1桁目のストローブ信号がノンアクテ
ィブ状態になった時にスクロール表示移行前と同様にn
+2桁目の表示データ信号が出力される。
【0016】表示データ2は、ストローブ信号が1桁目
から最終桁まで一巡する期間である表示フレームが終了
する毎に、前述の右方向スクロール表示の場合とは逆
に、0<TW <Tonの範囲内においてウェイト可変時間
(TW )が表示時間(Ton)に近い初期値(TD)から
一定値(Tα)づつ減少していき、最終的にウェイト可
変時間(TW )がに0近似する最小規定値(Tmin )よ
り小さくなった時点で左方向スクロール表示の動作が終
了し、同図(h)に表示データ3として示す表示データ
信号が出力される。尚、図1および図2では3桁のスク
ロール表示における表示データ信号の出力タイミングに
ついて説明したが、より多段の桁のスクロール表示につ
いても、表示データ信号の出力タイミングのシフトや新
たな表示データ信号の挿入といった点に変わりはない。
【0017】このような表示データ信号の各ストローブ
信号に対する出力タイミングを達成するために付加すべ
きハードウェア構成について説明する。例えば図9に示
したコントローラ(1)内部に、図3および図4の各々
の(a),(b)に示すように表示桁数分の表示データ
をそれぞれ格納できる第1のバッファおよび第2のバッ
ファと、各々の(c)に示すように表示桁数分のスクロ
ール表示フラグを備え、更に図示していないが、ウェイ
ト可変時間(TW )とスクロール表示方向フラグを有す
る。図3は図1に示した3桁の右方向スクロール表示時
のデータ設定状態の内容を示し、図4は図2に示した3
桁の左方向スクロール表示時のデータ設定状態の内容を
示し、各々の枠内の(n)や(n+1)等の文字は表示
桁を示す。そして、第1のバッファは各ストローブ信号
がノンアクティブ状態時にそれぞれ出力される各表示桁
の表示データ信号が格納され、第2のバッファは各スト
ローブ信号がそれぞれアクティブになってからウェイト
可変時間(TW )が経過した後に出力される各表示桁の
表示データ信号が格納される。また、スクロール表示フ
ラグには、スクロール表示すべき表示桁に「1」が、且
つスクロール表示しない表示桁に「0」がそれぞれ書き
込まれる。これらの設定の他に、右方向スクロール表示
の場合にウェイト可変時間(TW )の初期値としてTd
を、且つ左方向スクロール表示の場合ににウェイト可変
時間(TW )の初期値としてTDをそれぞれ設定する。
これらの初期設定はウェイト可変時間(TW )の間に行
なわれる。
【0018】次に、ソフトウェア構成について図5およ
び図6のフローチャートを参照しなから詳述する。先
ず、図5において、コントローラ(1)が或る表示桁の
ストローブ信号をノンアクティブとして表示桁を更新し
(ステップS5)、次にコントローラ(1)が第1のバ
ッファから次桁の表示データ信号を出力し(ステップS
6)、その表示データ信号に対応する表示桁のストロー
ブ信号をアクティブ状態にする(ステップS7)。続い
て、スクロール表示フラグが「1」であるか否かを判別
し(ステップS8)、いま「0」である場合、つまりス
クロール表示しない場合には、表示時間(Ton)が経過
するまでストローブ信号のアクティブ状態を保持する。
そして、1桁目から最終桁目までの1表示フレームが終
了するまで、上述のステップS5乃至ステップS9の一
連の処理を各表示桁について順次繰り返すことより全て
の表示素子による表示部全桁にわたる表示を行ない、1
表示フレームが終了した時点で、ウェイト可変時間(T
W )、スクロール表示フラグおよび各バッファの内容を
更新し(ステップS10)た後に、再び同様の処理を繰
り返す。この処理ルーチンは図10で示した処理と略同
様である。
【0019】一方、第1のバッファの表示データ信号を
出力(ステップS6)した後にストローブ信号がアクテ
ィブ状態となり、続いてステップS8においてスクロー
ル表示フラグが「1」であると判別された場合、第1の
バッファの表示データ信号の出力をウェイト可変時間
(TW )が経過するまで継続し(ステップS11)、ウ
ェイト可変時間(TW )が経過した時点で第2のバッフ
ァの表示データ信号に切り換えられ(ステップS1
2)、この第2のバッファの表示データ信号の出力を
(Ton−TW )の時間の間継続し、ステップS10の処
理を行なう。
【0020】このステップS10の処理を、その詳細を
示した図6を参照しながら説明すると、(Ton−TW
の時間の経過後に1表示フレームが終了したか否かを判
別し(ステップS101)、終了していない場合には、
前述の図5のステップS5〜ステップS8およびステッ
プS11〜ステップS13の処理を1表示フレームが終
了するまで繰り返す。
【0021】一方、1表示フレームが終了した場合に
は、スクロール表示方向フラグをチエックして右方向ス
クロール表示であるか否かを判別して右方向/左方向の
スクロール表示の振り分けを行なう(ステップS10
2)。いま、右方向スクロール表示である場合には、ウ
ェイト可変時間(TW )を一定値(Tα)だけ増大させ
るよう更新し(ステップS103)た後に、この更新し
たウェイト可変時間(TW)が最大規定値(Tmax )よ
り大きくなったか否かの判別によりスクロール表示の処
理の終了をチエックし(ステップS104)、最大規定
値(Tmax )以下である場合には、前述の図5のステッ
プS5〜ステップS8、ステップS11〜ステップS1
3およびステップS101〜ステップS104の処理
を、ウェイト可変時間(TW )を更新しながら繰り返し
てウェイト可変時間(TW )が最大規定値(Tmax )よ
り大きくなるのを待つ。ウェイト可変時間(TW )が最
大規定値(Tmax )より大きくなってスクロール表示の
処理が終了した時点でスクロール表示フラグを「0」に
クリアし(ステップS105)、前述の図5のステップ
S5からの処理を繰り返す。
【0022】一方、左方向スクロール表示である場合に
は、ウェイト可変時間(TW )を一定値(Tα)だけ減
少させるよう更新し(ステップS106)た後に、この
更新したウェイト可変時間(TW )が最小規定値(T
min )より小さくなったか否かの判別によりスクロール
表示の処理の終了をチエックし(ステップS107)、
最小規定値(Tmin )以上である場合には、前述の図5
のステップS5〜ステップS8、ステップS11〜ステ
ップS13およびステップS101、ステップS10
2、ステップS106,ステップS107の処理を、ウ
ェイト可変時間(T W )を更新しながら繰り返してウェ
イト可変時間(TW )が最小規定値(Tmin)より小さ
くなるのを待つ。ウェイト可変時間(TW )が最小規定
値(Tmin )より小さくなってスクロール表示の処理が
終了した時点でスクロール表示フラグを「0」にクリア
する(ステップS108)。尚、上述の右方向スクロー
ル表示の場合には、図1および図3から明らかなよう
に、スクロール表示の処理終了後の表示が第1のバッフ
ァの内容がそのまま出力されることにより行なわれるの
に対し、当該左方向スクロール表示の場合には、図2お
よび図4から明らかなように、スクロール表示の処理終
了の判別時に第2のバッファの内容が第1のバッファに
転送され(ステップS109)ると共にこの第1のバッ
ファの内容が以後出力されることにより行なわれる。そ
の後、前述の図5のステップS5からの処理を繰り返
す。
【0023】この図5および図6における処理を図1乃
至図4と関連付けて説明すると、図3に示す右方向スク
ロール表示時のスクロール表示フラグが「1」であるn
−1桁目の表示を行なう場合、図5のステップS6にお
いて図3に示す第1のバッファの表示データ信号である
新たに表示すべき表示データ(INS)が図1に示すよ
うに出力され、ウェイト可変時間(TW )の経過後(ス
テップS11)に、図3に示す第2のバッファの表示デ
ータ信号てあるn−1桁目の表示データが図1に示すよ
うに出力される(ステップS12)。次のループでは、
ステップS6で図3に示す第1のバッファの表示データ
信号であるn−1桁目の表示データが図1に示すように
出力され、ステップS12で図3に示す第2のバッファ
の表示データ信号であるn桁めの表示データが図1に示
すように出力され、更に次のループでは、ステップS6
で図3に示す第1のバッファの表示データ信号であるn
桁目の表示データが図1に示すように出力され、ステッ
プS12で図3に示す第2のバッファの表示データ信号
であるn+1桁目の表示データが図1に示すように出力
される。スクロール期間はこの3桁で終了し、次のルー
プでは、図3に示す第1のバッファの表示データ信号で
あるn+2桁目の表示データが図1に示すように出力さ
れる。こうして1表示フレームが終了したと判別され
(ステップS101)た後に、ウェイト用可変時間(T
W )が一定値(Td)だけ増大するよう更新され(ステ
ップS103)、この更新されたウェイト用可変時間
(TW )が最大規定値(Tmax )になるまで継続され
る。尚、左方向スクロール表示の場合も略同様であるの
で説明を省略する。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明のスクロール表示の
制御方法によると、1表示フレームが終了する毎に、ス
クロール表示すべき各表示桁におけるストローブ信号が
アクティブ状態を保持する表示時間内において、各々の
表示桁における移動表示前の表示データ信号を出力表示
する第1の時間を除々に減少させていくとともに、隣接
する表示桁から移動表示すべき表示データ信号または新
たに表示すべき表示データ信号を出力表示する第2の時
間を除々に増大するよう制御するようにしたので、複数
の表示桁を構成するよう並設された比較的サイズの大き
な複数個の表示素子をダイナミック表示方式で駆動する
表示機器においても、各表示桁つまり各表示素子におい
て元の表示内容が除々に薄くなるとともに、移動表示さ
れるべき表示内容が除々に濃くなっていき、最後に元の
表示内容を消し、且つ移動表示すべき表示内容に切り換
え表示するので、既存の方法に比較して視覚上格段に滑
らかな移動表示となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における右方向スクロール表
示時の各ストローブ信号に対する表示データ信号の出力
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図2】同上、左方向スクロール表示時の各ストローブ
信号に対する表示データ信号の出力タイミングを示すタ
イミングチャートである。
【図3】図1における表示用バッファとスクロール表示
フラグの内容を示す説明図である。
【図4】図2における表示用バッファとスクロール表示
フラグの内容を示す説明図である。
【図5】同上、信号処理のフローチャトである。
【図6】図5の一部の処理を詳細に示すフローチャート
である。
【図7】(a)〜(e)は同上のスクロール表示の過程
を順に示す説明図である。
【図8】(a),(b)は従来のスクロール表示の過程
を順に示す説明図である。
【図9】本発明を適用できる表示機器の概略構成図であ
る。
【図10】同上の表示機器をダイナミック表示方式で駆
動する場合のタイミングチャートである。
【図11】同上のフローチャートである。
【符号の説明】
n−1〜n+2 表示桁 Ton 表示時間 TW 第1の時間または第2の時間

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の表示桁を構成するよう並設された
    蛍光表示管やLED等の表示素子をダイナミック表示方
    式で駆動する表示機器における表示データを或る表示桁
    から隣接する表示桁に移動表示させるスクロール表示の
    制御方法において、スクロール表示すべき各表示桁に対
    する各々のストローブ信号がアクティブ状態を保持する
    表示時間内における第1の時間の間、各表示桁の移動表
    示前の表示データ信号を出力表示し、且つ前記表示時間
    から前記第1の時間を減算した第2の時間の間、隣接す
    る表示桁から移動表示すべき表示データ信号または新た
    に表示すべき表示データ信号を出力表示し、前記表示時
    間内での前記第1の時間および第2の時間の割合を、1
    桁目から最終桁目までの1表示フレームが終了する毎に
    所定時間づつ前記第1の時間が減少し且つ前記第2の時
    間が増大するよう可変し、この第1および第2の両時間
    の割合が規定値になった時点で各表示桁に隣接する表示
    桁から移動表示すべき表示データ信号または新たに表示
    すべき表示データ信号を出力表示することを特徴とする
    スクロール表示の制御方法。
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