JP2980777B2 - 端末網制御装置 - Google Patents

端末網制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特にノーリンギングシ
ステム用の端末網制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加入電話回線を利用したノーリンギング
システム用の端末網制御装置において、加入電話回線を
通じて中央情報局から加入者宅の端末網制御装置を起動
させるに当たっては、中央情報局からの命令によりNR
T(ノーリンギングトランク)からノーリンギング呼び
出しを加入電話回線に伝送させるという方法が採られて
おり、このノーリンギング呼び出しが端末網制御装置に
入力されると、これがスタンバイ状態から動作状態とな
り、これで一連のテレメータ通信が行われるようになっ
ている。ここにノーリンギング呼び出しとは、復旧状態
(L1 =0(v)、L2 =−48(v))から極性反転
状態(L1 =−48(v)、L2 =0(v))への遷移
過程である緩極性反転という加入電話回線に現れる一連
の信号変化を指している。なお、緩極性反転は加入電話
回線に同じく接続されている電話機の所謂チン鳴り防止
の観点からなされているものである。
【0003】また、端末網制御装置を加入者宅に設置す
るにあっては、逆接続でも正常動作する電話機の場合と
同様な感覚で行われるので、作業者の不慣れということ
も併せて逆接続され得る可能性が依然としてある。この
逆接続は何も端末網制御装置の装備時だけではなく加入
電話回線の工事等の際にも生じる虞れがあり、この場合
には広域逆接続が発生することになり、何れもノーリン
ギングシステムを推進する上で大きな障害となってい
る。
【0004】このようなことから、加入電話回線に対し
て如何なる方向に接続されても正常に動作する無極性の
端末網制御装置の開発が推進されている。
【0005】図5は、従来の無極性の端末網制御装置の
構成図である。
【0006】この端末網制御装置101は、加入電話回
線に接続され、加入電話回線の電圧極性を一方向にする
整流回路103と、整流回路103の出力と端末装置1
05との間に接続され、ノーリンギング通信の制御を行
う網制御回路107と、整流回路103の出力に接続さ
れ、整流回路103の出力に現れる電圧波形(ノーリン
ギング呼び出し波形)に従い、前記網制御装置107に
ノーリンギング通信動作の起動信号を出力する起動回路
109と、加入電話回線と電話機または他の端末網制御
装置との間に接続され、加入電話回線と電話機または他
の端末網制御装置とを断続する切換器111とを有する
構成である。
【0007】なお、起動回路109は、ノーリンギング
呼出し信号の入力を検出する入力信号検出部113と、
検出に基づき起動信号を発生する起動信号発生部115
で構成されるものである。
【0008】次に、この端末網制御装置101の起動に
ついて図6に詳細に示す整流回路103および起動回路
109の回路図を用いて説明する。
【0009】NRTから加入電話回線を介して端末網制
御装置101にノーリンギング呼出しが入力されると、
整流回路103の出力の電圧波形は図7のように整流さ
れる。この整流信号の電圧を入力信号検出部113で
は、抵抗R1,R2で分圧するとともに、この分圧電圧
を抵抗R3とコンデンサC1により決定される時定数だ
け遅延し、これをノーリンギング呼出し信号として、起
動信号発生部115に出力する。このノーリンギング呼
出し信号は、抵抗R4を介して起動信号発生部115を
構成するDフリップフロップ117のクロック端子(C
K)に入力される。これにより、起動信号発生部115
は、例えばノーリンギング呼出し信号の立上りをトリガ
として、起動信号を網制御回路107へ出力することに
なる。なお、入力信号検出部113における時定数は、
加入電話回線に現れる緩極性反転に要する時間に対応し
て設定されている。
【0010】このように、無極性の端末網制御装置10
1の起動については、加入電話回線に現れる電圧変化を
整流回路により、電圧極性を一方向に整流した後の電圧
変化を利用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のノーリ
ンギングシステム用の端末網制御装置101において、
ノーリンギング呼出し時の回線復旧状態から極性反転状
態への緩極性反転の場合には何も問題は無い。しかし、
ノーリンギング通信終了後、極性反転状態から回線復旧
状態への緩極性反転時にも加入電話回線に現れる電圧変
化が整流回路103を介して入力されることとなる。ま
た、上述した構成のノーリンギングシステム用の端末網
制御装置101においては、加入電話回線に対して電話
機や他の端末網制御装置が切換器111を介して並列接
続されている。このため、電話機または他の端末網制御
装置からの発呼動作時のダイヤルパルスによるダイヤリ
ング時にも加入電話回線に現れる電圧変化が整流回路1
03を介して入力されることとなる。
【0012】上述した従来の回路構成の起動回路109
では、このような信号の入力により、ノーリンギング通
信終了後の極性反転状態から回線復旧状態への緩極性反
転時や電話機または他の端末用網制御装置からの発呼動
作時のダイヤルパルスによるダイヤリングなどノーリン
ギング呼び出しとは無関係な場合にも、整流後の入力電
圧の変動にて極反を検出しているため、網制御回路10
7に起動信号を出力してしまい、誤動作のおそれがあ
る。
【0013】また、網制御回路107は、電池のような
内部電源を利用しているため、起動信号を受けるたび
に、内部電源の電力を無駄に消費することになってしま
い、動作を確保するため内部電源容量を増加させなけれ
ばならず、装置の小型化や低価格化への障害となってい
る。
【0014】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、回線復旧時の緩極性反転およ
び電話機または他の端末網制御装置からのダイヤルパル
ス等による誤動作の防止および消費電力の増大の防止を
図った端末網制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の端末網制御装置は、電話回線間の電圧信号
を検出すべく第1の入力端子が電話回線の一方に接続さ
れ、第2の入力端子が電話回線の他方に接続され、一方
の電話回線の電圧が所定の電圧値以上になった時セット
され、他方の電話回線の電圧が所定の電圧値以上になっ
た時リセットされる第1のフリップフロップと、電話回
線間の極性が緩極性反転することで該第1のフリップフ
ロップがセットされた時に出力される該第1のフリップ
フロップの出力信号によってセットされる第2のフリッ
プフロップと、電話回線間の極性が緩極性反転すること
前記第1のフリップフロップがリセットされた時に出
力される前記第1のフリップフロップの反転出力信号に
よってセットされる第3のフリップフロップと、前記第
2および第3のフリップフロップの出力信号を起動信号
として制御部に供給する起動信号供給手段と、前記第2
のフリップフロップの出力信号が起動信号として制御部
に供給された後に、前記第1のフリップフロップの反転
出力信号によって前記第3のフリップフロップがセット
されることを防止する第1のセット防止手段と、前記第
3のフリップフロップの出力信号が起動信号として制御
部に供給された後に、前記第1のフリップフロップの出
力信号によって前記第2のフリップフロップがセットさ
れることを防止する第2のセット防止手段とを有するこ
とを要旨とする。
【0016】
【作用】本発明の端末網制御装置では、第1のフリップ
フロップは一方の電話回線の電圧が所定の電圧値以上に
なった時セットされ、他方の電話回線の電圧が所定の電
圧値以上になった時リセットされ、第1のフリップフロ
ップの出力信号によって第2のフリップフロップをセッ
トし、第1のフリップフロップの反転出力信号によって
第3のフリップフロップをセットし、第2および第3の
フリップフロップの出力信号を起動信号として制御部に
供給し、第2のフリップフロップの出力信号が起動信号
として制御部に供給された後に、第1のフリップフロッ
プの反転出力信号によって第3のフリップフロップがセ
ットされることを防止するとともに、第3のフリップフ
ロップの出力信号が起動信号として制御部に供給された
後に、第1のフリップフロップの出力信号によって第2
のフリップフロップがセットされることを防止してい
る。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係わる端末網
制御装置に使用される整流回路103および起動回路1
の詳細な回路構成を示す回路図である。同図に示す回路
は、上述した図5に示す端末網制御装置のように加入電
話回線L1,L2と端末装置105との間に接続される
ものであり、図1に示す整流回路103は図5に示す整
流回路103と同じ構成であり、図1に示す起動回路1
は図5に示す起動回路109に対応するものである。
【0019】図1において、起動回路1は、入力信号検
出部3と起動信号発生部5から構成されている。入力信
号検出部3は、電話回線L1,L2に抵抗51,52を
それぞれ介してリセット端子Rおよびセット端子Sが接
続されたフリップフロップF1を有し、該フリップフロ
ップのセット端子Sおよびリセット端子Rは、それぞれ
アースと電圧源Vとの間に直列接続されたダイオードD
1,D2およびD3,D4の接続点に接続されている。
【0020】起動信号発生部5は、前記フリップフロッ
プF1の出力端子Qにクロック端子CKが接続されたフ
リップフロップA1,A2、フリップフロップF1の反
転出力端子Q’にクロック端子CKが接続されたフリッ
プフロップB1,B2、およびフリップフロップA2,
B2の出力端子Qが入力に接続された2入力オア回路G
から構成されている。また、フリップフロップA1のセ
ット端子Sは制御部7に接続され、リセット端子Rには
制御部7からのワンショットパルスACLRを供給され
るようになっている。更に、フリップフロップA1のデ
ータ端子Dは電圧Vを供給され、出力端子Qはフリップ
フロップA2のデータ端子Dに接続されている。また、
フリップフロップA2のリセット端子Rには制御部7か
らのワンショットパルスINTCLが供給されている。
【0021】また、フリップフロップB1のセット端子
Sも制御部7に接続され、リセット端子Rには制御部7
からのワンショットパルスBCLRを供給されるように
なっている。更に、フリップフロップB1のデータ端子
Dは電圧Vを供給され、出力端子Qはフリップフロップ
B2のデータ端子Dに接続されている。また、フリップ
フロップB2のリセット端子Rには制御部7からのワン
ショットパルスINTCLが供給されている。
【0022】以上のように構成される端末網制御装置の
作用を図2以降に示すタイミングチャートを参照して説
明する。
【0023】NRTから加入電話回線L1,L2を介し
て端末網制御装置に図2の(イ)に示すようにノーリン
ギング呼び出し信号が入力され、入力信号検出部3のa
点が図2の(ロ)に示すようにある電圧以上、すなわち
フリップフロップF1のしきい値レベル以上になると、
フリップフロップF1は図2の(ニ),(ホ)に示すよ
うに時刻T1でセットされる。
【0024】フリップフロップF1の出力Qが立上るこ
とにより、フリップフロップA1,A2は、立上りトリ
ガを検出し、フリップフロップA2の出力Qが図2の
(ト)に示すように高レベルになる。この信号がオアゲ
ートGを通過し、図2の(ヌ)に示すように、制御部7
の起動信号となり、制御部を起動する。
【0025】その後、ノーリンギング通信が行われる。
それから通信が終了し、端末網制御装置がパワーダウン
する前に制御部7からフリップフロップA2,B2をリ
セットするワンショットパルスINTCL信号が図2の
(ル)に示すように入力される。また、制御部7は、起
動信号がフリップフロップA1,A2により発生したこ
とを検知し、フリップフロップB1をリセットするワン
ショットパルスBCLR信号を図2の(ワ)に示すよう
に出力する。これによりフリップフロップB1の出力Q
は図2の(チ)に示すように低レベルになる。
【0026】次に、ノーリンギング通信終了後、極性反
転から回線復旧状態に緩極性反転すると、入力信号検出
部3のb点がある電圧以上、すなわちフリップフロップ
F1のしきい値レベル以上になると、フリップフロップ
F1は図2の(ニ),(ホ)に示すように時刻T3でリ
セットされる。これによりフリップフロップF1の出力
Q’が高レベルになり、フリップフロップB1,B2の
立上りトリガとなる。しかし、この時、フリップフロッ
プB2はフリップフロップB1の低レベル出力をデータ
として読み込むため制御部7に起動信号を出力すること
はない。以後、前記の動作をくり返すことにより伝送終
了時の極反にて制御部7が動作することはない。
【0027】次に逆接続の場合のノーリンギング通信時
について図3のタイムチャートを用いて説明する。
【0028】まず、ノーリンギング呼び出しにより入力
信号検出部3のb点の電圧が図3の(ハ)に示すように
上昇し、ある電圧以上になると、フリップフロップF1
は図3の(ニ),(ホ)に示すようにリセットされる。
これにより、フリップフロップF1のQ’出力が立上
り、フリップフロップB1,B2は立上りトリガを検出
し、フリップフロップB2の出力は高レベルに変化す
る。この高レベル信号はオア回路Gを通過して制御部7
の起動信号となる。以下、図2で説明した順接続と同様
の動作が行われ、端末網制御装置がパワーダウンする前
に、制御部7は、起動信号がフリップフロップB1,B
2により発生したことを検知し、フリップフロップA1
をリセットするワンショットパルスACLR信号を出力
する。これによりA1のQ出力は低レベルとなる。
【0029】次に、ノーリンギング通信終了後の極性も
どり時、入力信号検出部3のa点が上昇し、ある電圧以
上になると、フリップフロップF1はセットされる。こ
の時、フリップフロップF1のQ出力がフリップフロッ
プA1,A2の立上りトリガとなるが、フリップフロッ
プA2はフリップフロップA1の低レベル出力をデータ
として読み込むため、制御部7に起動信号を出力するこ
とはない。
【0030】上述したように、制御部7は、起動信号が
フリップフロップA1,A2とフリップフロップB1,
B2のどちらから発生したかを検知し、例えば起動信号
発生がフリップフロップA1,A2によるものである場
合は、フリップフロップB1をリセットするワンショッ
トパルスを入力することにより、B1のQ出力を低レベ
ルにし、ノーリンギング通信終了後の極性反転状態から
回線復旧状態への緩極性反転時に起動信号発生部5のフ
リップフロップB1,B2が立上りパルスを検出して
も、B1のQ出力のLレベルをB2がデータとして読み
込むため、B2のQ出力は依然として低レベルのままで
起動信号を発生させないようにしているものである。
【0031】次に、電話機または他の端末網制御装置か
らの発呼動作時について図4のタイムチャートを用いて
説明する。
【0032】電話機または他の端末網制御装置からの発
呼動作時のダイヤルパルスによるダイヤリング時に、加
入電話回線に現れる電圧波形は、回線復旧状態(L1
0(v),L2 =−48(v))から、電話機または他
の端末網制御装置による加入電話回線のオフフックが行
なわれ(L1 =0(v),L2 =E2 (E2 :電話機ま
たは端末網制御装置によるオフフック電圧))、数秒間
のプレポーズ期間の後、ダイヤルパルスによるダイヤリ
ング信号が出力(図4においては信号“0”を送出)さ
れ(L1 =0(v)、L2 =−48(v)と、E2 との
繰り返し)、ダイヤリング信号送出休止区間であるミニ
マムポーズの後、次のダイヤリング信号(図4において
は信号“3”)を出力する。
【0033】まず、回線復旧状態ではL1 =0(v)、
2 =−48(v)であるので、入力信号検出部3のa
点電圧は0(v)、b点電圧は、E1 (E1 ;V(電源
電圧)+Vz (保護ダイオードの順電圧))となり、b
点の電圧E1 は、フリップフロップF1がHレベルを検
出するスレッショルドレベルより高いため、フリップフ
ロップF1はリセットされつづけている。
【0034】そこで、電話機または他の端末網制御装置
からの発呼動作時のダイヤルパルスによるダイヤリング
波形が端末網制御装置に入力されると、電話機または他
の端末網制御装置の加入電話回線オフフック動作(図4
の時刻T21)により、入力信号検出部3のb点電圧はE
2 ’(E2 ’;E2 から整流回路による電圧降下分を差
し引いた電圧)となり、フリップフロップF1のリセッ
ト信号は解除される。
【0035】ダイヤルパルスによるダイヤリング信号が
入力される(図4の時刻T22〜T23)と、加入電話回線
の電圧は、L1 =0(v)、L2 =−48(v)と、L
1 =0(v)、L2 =E2 の波形が入力されるため、入
力信号検出部3のb点に現れる電圧波形も、図4(ハ)
に示すようにE1 とE2 ’の繰り返し波形となる。その
ため、フリップフロップF1は、b点の電圧がE1 のと
きには、リセットされ、b点の電圧がE2 ’のときには
リセット解除される。
【0036】一方、このダイヤリングパルスによるダイ
ヤリング信号が入力される(T22〜T23)の間も、加入
電話回線の極性反転は行われないため、入力信号検出部
3のa点の電圧は依然として0Vである。すなわち回線
復旧状態からダイヤリングパルスによるダイヤリング信
号が入力される過程においてフリップフロップF1はリ
セット状態からリセット解除→リセット状態→リセット
解除をくりかえすのみでセット状態に一度もならないた
め、フリップフロップF1の出力QはLレベルのまま、
フリップフロップF1のQ’出力はHレベルのままであ
る。従って、フリップフロップA1,A2,B1,B2
には立上りトリガとして検出するような信号が入力され
ず、制御部7に起動信号を出力することはない。
【0037】上述したように加入電話回線の極性が反転
しないかぎり、フリップフロップF1の出力は変化しな
いようにし、電話機または他の端末網制御装置からの発
呼動作時には、起動信号発生部5を駆動させないように
なっている。
【0038】また、L1,L2が逆に接続されていた場
合でも電話機または他の端末網制御装置からの発呼動作
時には、加入電話回線の極性が反転しないため、起動信
号発生部5は起動をかけられることはない。
【0039】したがって、本実施例によれば、ノーリン
ギング通信の誤起動を防止できる一方、これに伴い、網
制御回路における内部電源容量を増大する必要がないの
で、装置の大型化や高価格化を招来することがない。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1のフリップフロップは一方の電話回線の電圧が所定
の電圧値以上になった時セットされ、他方の電話回線の
電圧が所定の電圧値以上になった時リセットされ、第1
のフリップフロップの出力信号によって第2のフリップ
フロップをセットし、第1のフリップフロップの反転出
力信号によって第3のフリップフロップをセットし、第
2および第3のフリップフロップの出力信号を起動信号
として制御部に供給し、第2のフリップフロップの出力
信号が起動信号として制御部に供給された後に、第1の
フリップフロップの反転出力信号によって第3のフリッ
プフロップがセットされることを防止するとともに、第
3のフリップフロップの出力信号が起動信号として制御
部に供給された後に、第1のフリップフロップの出力信
号によって第2のフリップフロップがセットされること
を防止しているので、ノーリンギング通信終了後の回線
復旧状態への緩極性反転時、並列接続されている電話機
または他の端末網制御装置からの発呼動作時のダイヤル
パルス等によって誤動作することがなく、また電話回線
に逆に接続されても問題なく、常に適確に動作する。ま
た、誤動作がなくなったことにより、制御部等が無駄に
動作して電力を消費することもなくなり、経済化が図ら
れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる端末網制御装置に使
用される整流回路および起動回路の詳細な回路構成を示
す回路図である。
【図2】図1に示す実施例の順接続された場合のノーリ
ンギング通信時の動作を示すタイミング図である。
【図3】図1に示す実施例の逆接続された場合のノーリ
ンギング通信時の動作を示すタイミング図である。
【図4】図1に示す実施例において並列接続された他の
電話機等からの発呼動作時の動作を示すタイミング図で
ある。
【図5】従来の端末網制御装置の回路構成図である。
【図6】図5に示す従来の端末網制御装置に使用されて
いる入力信号検出部および起動信号発生部の詳細な回路
図である。
【図7】図5に示す従来の端末網制御装置の動作を示す
タイミング図である。
【符号の説明】
1 起動回路 3 入力信号検出部 5 起動信号発生部 7 制御部 103 整流回路 A1,A2,B1,B2,F1 フリップフロップ G オア回路 L1,L2 電話回線

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線間の電圧信号を検出すべく第1
    の入力端子が電話回線の一方に接続され、第2の入力端
    子が電話回線の他方に接続され、一方の電話回線の電圧
    が所定の電圧値以上になった時セットされ、他方の電話
    回線の電圧が所定の電圧値以上になった時リセットされ
    る第1のフリップフロップと、電話回線間の極性が緩極
    性反転することで該第1のフリップフロップがセットさ
    れた時に出力される該第1のフリップフロップの出力信
    号によってセットされる第2のフリップフロップと、
    話回線間の極性が緩極性反転することで前記第1のフリ
    ップフロップがリセットされた時に出力される前記第1
    のフリップフロップの反転出力信号によってセットされ
    る第3のフリップフロップと、前記第2および第3のフ
    リップフロップの出力信号を起動信号として制御部に供
    給する起動信号供給手段と、前記第2のフリップフロッ
    プの出力信号が起動信号として制御部に供給された後
    に、前記第1のフリップフロップの反転出力信号によっ
    て前記第3のフリップフロップがセットされることを防
    止する第1のセット防止手段と、前記第3のフリップフ
    ロップの出力信号が起動信号として制御部に供給された
    後に、前記第1のフリップフロップの出力信号によって
    前記第2のフリップフロップがセットされることを防止
    する第2のセット防止手段とを有することを特徴とする
    端末網制御装置。
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