JP2980462B2 - 光記録媒体 - Google Patents
光記録媒体Info
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- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
のみ可能な、いわゆるライトワンス型の光ディスク等の
光記録媒体に関する。
光ディスク等の光記録媒体としては、例えば図1に示す
ような構造のものが知られている。図1において、1は
透光性を有するドーナツ板状の基板である。この基板1
の上には有機系色素等からなる光吸収層2が形成されて
いる。光吸収層2は、基板1を透過して照射されたレー
ザ光を吸収して発熱し、溶融,蒸発,昇華,変形または
変性し、該光吸収層2や基板1の表面にピットを形成す
る作用を有する層である。この光吸収層2の上には、
金,銀,銅等の反射層3が形成されている。反射層3の
厚さは、通常500〜2000Å程度である。さらに、
この反射層3の上には、反射層3等を保護するための保
護層4が形成されている。
射層3の反射率が65%以上であることが実用上要求さ
れている。
に適した反射率を示す反射層を有する光記録媒体を提供
することにある。
に、本発明の光記録媒体は、透光性を有する基板上に少
なくとも光吸収層および金属からなる反射層がAu、A
g、およびCuからなる群から選択される金属で構成さ
れ、かつ前記反射層の密度Rと前記反射層を構成する前
記金属の最密充填構造の密度R0との比R/R0の値は、
0.785≦R/R0≦0.955の範囲にあることを
特徴とする。
層を構成する金属の最密充填構造の密度R0 との比(R
/R0 )が特定範囲内にあるので、透光性の基板を通過
したレーザ光を確実にかつ効率よく反射することができ
る。
に説明する。
光記録媒体と基本的に同一構造を有している。
の基板1の材料としてポリカーボネート樹脂,アクリル
樹脂,エポキシ樹脂,非晶性ポリオレフィンなどが使用
可能である。基板1上に形成された光吸収層2を形成す
る材料としては、シアニン,メロシアニン,フタロシア
ニン等のシアニン系色素、およびアゾ金属キレートなど
が使用可能である。具体的には、インドジカーボシアニ
ン、1,1′−ジブチル−3,3,3′,3′−テトラ
メチル−4,5,4′,5′−ジベンゾインドジカーボ
シアニンパークロレート、1,1′−ジブチル−3,
3,3′,3′−テトラメチル−5,5′−ジエトキシ
インドジカーボシアニンアイオダイド、1,1′−ジブ
チル−3,3,3′,3′−テトラメチル−5,6,
5′,6′−テトラメトキシインドジカーボシアニンパ
ークロレート、1,1′−ジブチル−3,3,3′,
3′−テトラメチル−5,7,5′,7′−テトラメト
キシインドジカーボシアニンパークロレート、1,1′
−ジエチル−3,3,3′,3′−テトラメチルインド
トリカーボシアニンパークロレート等のシアニン系色お
よび特開平4−46186号公報に開示されているアゾ
金属キレートなどを挙げることができる。
する材料としては、例えば金,銀,銅などが使用可能で
ある。この反射層3は、その密度Rと反射層3を構成す
る金属の最密充填構造の密度R0 との比、すなわちR/
R0 が式0.785≦R/R0 ≦0.955を満たすよ
うに形成されている。密度比R/R0 が0.785より
小さいと、反射に寄与する金属粒子の数が少なくなり、
保護層4の形成に用いられる保護コート液が浸透してし
まうため、光記録媒体として製品化できない不都合があ
る。また、密度比R/R0 が0.955より大きいと、
反射層3と光吸収層2との界面の荒れが大きくなり、反
射率の低下を招き、実用に適した65%以上の反射率を
達成できず、やはり光記録媒体として製品化できない不
都合がある。
4を形成する材料としては、例えばエポキシ樹脂,アク
リル樹脂,シリコーン系ハードコード樹脂などが使用可
能である。
μm、ピッチ1.6μmのスパイラル状のブリグループ
が形成された厚さ1.2mm、外径120mmφ、内径
15mmφのポリカーボネート基板1を射出成形法によ
り成形した。
て、下記一般式(1)に示すビスアゾ化合物のニッケル
キレート化合物0.15gをオクタフルオロペンタノー
ル5gに溶解し、フィルターでろ過した溶液5mlを、
塗布し、色素膜からなる光吸収層2を形成した。
より、膜厚2000オングストロームのAu膜(最密充
填構造での密度R0 :19.32g/cm3 )を成膜
し、反射層3を形成した。スパッタリングでは、不活性
ガスとしてArガスを用い、表1に示すように50mT
orrのスパッタ圧力に設定した。反射層3の密度比R
/R0 は0.798であった。
樹脂をスピンコートし、これに紫外線を照射して硬化さ
せ、厚み10μmの保護層4を形成した。
0nmの半導体レーザを線速1.2m/sec、記録パ
ワー6.0mWで照射し、EFM信号を記録した。そし
て、この光ディスクを、市販のCDプレーヤ(Aure
x XR−V73、再生光の波長λ=780nm)で再
生した。この光ディスクの反射率は表1に示すように6
7.4%であった。表1に、形成した反射膜の密度Rと
密度比R/R0 を示す。密度Rは、次のようにして測定
した。まず、反射膜の単位スポット当りの金重量を蛍光
X線装置により測定した。次いで、反射膜の膜厚を触針
式膜厚測定機により測定して、単位スポットの体積を得
た。単位スポット当りの金重量を単位スポットの体積で
割って密度Rを求めた。
mTorrとした以外は実施例1と同様にして光ディス
クを作製した。反射層の密度R,密度比R/R0 および
反射率の結果をそれぞれ表1に示す。
orr,3mTorrとした以外は実施例1と同様にし
て光ディスクを作製した。反射層の密度R,密度比R/
R0 および反射率の結果をそれぞれ表1に示す。
充填構造の密度R0 :10.5g/cm3 )に代え、ス
パッタ圧力を25〜3mTorrとした以外は実施例1
と同様にして光ディスクを作製した。反射層の密度R,
密度比R/R0 および反射率の結果をそれぞれ表2に示
す。
填構造の密度R0 :10.5g/cm3 )に代え、スパ
ッタ圧力を30mTorr,1mTorrとした以外は
実施例1と同様にして光ディスクを作製した。反射層の
密度R,密度比R/R0 および反射率の結果をそれぞれ
表2に示す。
密充填構造の密度R0 :8.96g/cm3 )に代え、
スパッタ圧力を13〜2mTorrとした以外は実施例
と同様にして光ディスクを作製した。反射層の密度R,
密度比R/R0 および反射率の結果をそれぞれ表3に示
す。
填構造の密度R0 :8.96g/cm3 )に代え、スパ
ッタ圧力を15mTorr,1mTorrとした以外は
実施例と同様にして光ディスクを作製した。反射層の密
度R,密度比R/R0 および反射率の結果をそれぞれ表
3に示す。
られる不活性ガスとしてArガスを単独で用いたが、N
e,Kr,Xe等の他の不活性ガスを単独で、あるいは
Arガスを含めて不活性ガスを2種以上混合して用いる
ことも可能である。
の大きな不活性ガスでスパッタした場合には、Arのス
パッタ圧力と比較して、好適条件が低圧力側へシフト
し、Ne等の原子量の小さな不活性ガスでスパッタした
場合には、Arのスパッタ圧力と比較して、好適条件が
高圧力側へシフトする。これは、原子量のより大きい不
活性ガスでスパッタされた金属粒子の運動エネルギーは
より大きくなるためであり、平均自由行程を小さくする
必要(すなわち、色素表面へのダメージを少なくするた
め)から動作圧力を高めにとる必要があると考えられ
る。
特定密度の金属材料からなる反射層を有しているので、
実用に適した反射率を達成することができる。従って、
本発明に係る光記録媒体は、光記録情報を確実に書き込
みできるライトワンス型の光ディスク等として使用可能
である。
概略斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 透光性を有する基板上に少なくとも光吸
収層および金属からなる反射層がAu、Ag、およびC
uからなる群から選択される金属で構成され、かつ前記
反射層の密度Rと前記反射層を構成する前記金属の最密
充填構造の密度R0との比R/R0の値は、 0.785≦R/R0≦0.955の範囲にあることを
特徴とする光記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4254282A JP2980462B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 光記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4254282A JP2980462B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 光記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103607A JPH06103607A (ja) | 1994-04-15 |
JP2980462B2 true JP2980462B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17262806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4254282A Expired - Lifetime JP2980462B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | 光記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2980462B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4254282A patent/JP2980462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06103607A (ja) | 1994-04-15 |
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