JP2979719B2 - 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 - Google Patents

反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

Info

Publication number
JP2979719B2
JP2979719B2 JP3140302A JP14030291A JP2979719B2 JP 2979719 B2 JP2979719 B2 JP 2979719B2 JP 3140302 A JP3140302 A JP 3140302A JP 14030291 A JP14030291 A JP 14030291A JP 2979719 B2 JP2979719 B2 JP 2979719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
ethyl
carboxy
represented
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3140302A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06313122A (ja
Inventor
武美 時枝
法明 山内
修平 橋爪
幸一 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP3140302A priority Critical patent/JP2979719B2/ja
Publication of JPH06313122A publication Critical patent/JPH06313122A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2979719B2 publication Critical patent/JP2979719B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水及び水性アルカ
リ液に対して優れた溶解性を有する反応染料組成物及び
それを用いてセルロース繊維、ポリアミド繊維等の繊維
材料を染色又は捺染する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セルロース繊維、ポリアミド繊維等の繊
維材料の染色及び捺染には反応染料が多用されている。
又、それらの繊維材料を染色及び捺染する方法として
は、吸尽染色法、パジング巻上げ法、パジング乾燥法、
パジングスチーミング法などのパジング法、一相捺染法
等の捺染法等種々の方法が知られている。このような方
法によって斑の無い均一な染色及び捺染を達成するため
には、染料溶液、パジング液及び捺染糊の調製にあたっ
て、反応染料が水及び水性アルカリ液に対して十分な溶
解性を有する必要が有る。
【0003】例えば、パジング巻上げ法におけるパジン
グ液の調製にあたっては、苛性ソーダ、炭酸ソーダ、第
3リン酸ナトリウム等のアルカリを含む水性液1000
重量部に対して、反応染料が一般的には100重量部程
度溶解することが好ましい。又、吸尽染色用の染料溶液
の調製にあたっては、反応染料が芒硝等の無機塩及び上
述のアルカリを多量に含む水性液に対して十分な溶解性
を有していることが望ましい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】繊維材料を反応染料を
用いて染色又は捺染する方法において、斑の無い均一且
つ高濃度の染色又は捺染物を得るためには、水及び水性
アルカリ液に対して更に優れた溶解性を有する反応染料
の開発が望まれている。本発明者らは、このような課題
を解決する目的で鋭意検討の結果、公知の反応染料と、
特定のナフトール化合物とを含有してなる反応染料組成
物が、上述の課題及び反応染料に対して要求される諸性
能を広く満足できることを見出し、本発明を完成するに
至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記式(IV) F−(Q)p (IV) 〔式中、Fはモノアゾ系、ポリアゾ系、金属錯体アゾ
系、アントラキノン系、フタロシアニン系、ホルマザン
系、アゾメチン系、ジオキサジン系、フェナジン系、ニ
トロアリール系又はスチルベン系の有機染料残基を表す
が、モノアゾ系、ポリアゾ系及び金属錯体アゾ系の有機
染料残基の場合は、下記(a)〜(c)で示される構造
を含む染料残基を除く。pは1〜3の数を表し、Qはス
ルファートエチルスルホニル、ビニルスルホニル、モノ
クロロトリアジニル、モノフルオロト リアジニル、ジク
ロロトリアジニル、モノカルボキシピリジニオニルトリ
アジニル、ジカルボキシピリジニオニルトリアジニル又
はジフルオロモノクロロピリミジニル基、或いはこれら
の基を含む繊維反応性基を表し、pが2〜3の数を表す
場合は、Qは互いに、同一でもよく、相異なっていても
よい。
【0006】
【化11】
【0007】
【化12】
【0008】
【化13】
【0009】(式中、#印は−N=N−基に接続するこ
とを意味し、*印はトリアジン環又はピリミジン環の炭
素原子に接続することを意味する。Rは、水素原子、ヒ
ドロキシ、スルホ又はカルボキシで置換されていてもよ
い炭素数4以下のアルキル基、ハロゲノ又はカルボキシ
で置換されていてもよい炭素数4以下のアルキルカルボ
ニル基、ハロゲノ又はカルボキシで置換されていてもよ
い炭素数2〜4のアルケニルカルボニル基、メチル、エ
チル、メトキシ、エトキシ、ハロゲノ、ニトロ、ヒドロ
キシ、カルボキシ又はスルホで置換されていてもよいフ
ェニル基或いはメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、
ハロゲノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシ又はスルホ
で置換されていてもよいベンゾイル基を表し、nは0又
は1を表す。)〕で示される反応染料及び遊離酸の形で
下式(I)
【0010】
【化14】
【0011】〔式中、R及びnは、上記の意味を表
す。〕で示されるナフトール化合物を含有してなる反応
染料組成物、並びに、それを用いることを特徴とする繊
維材料の染色は捺染方法を提供するものである。
下、本発明を詳細に説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】前記式(a)、(b)、(c)及
(I)中、Rで示されるヒドロキシ、スルホ又はカル
ボキシで置換されていてもよい炭素数4以下のアルキル
基は、直鎖又は分岐状のものであり、好ましくは例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、iso −プロピル、
n−ブチル、iso −ブチルびヒドロキシエチル等が挙
げられる。Rで示されるハロゲノ又はカルボキシで置換
されていてもよい炭素数4以下のアルキルカルボニル
炭素数4以下のアルケニルカルボニル基は、直鎖又は
分岐状のものであり、好ましくは、例えば、−COCH
3 ,−COC2 5 ,−COCH2 CH2 CH3 ,−C
OCH2 CH2 Cl,−COCH2 CH2 COOH
−COCH=CHCOOH等が挙げられる。Rで示され
る置換されていてもよいフェニル基は、下式(II)
【0013】
【化15】
【0014】〔式中、A及びBは互いに独立に水素
原子、或いは、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、
ハロゲノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシはスルホ
を表す。〕で示されるものであり、好ましくは無置換
のフェニル基、或いは、ハロゲノ、カルボキシ、メトキ
シ、スルホ、ヒドロキシびニトロの群れから選ばれる
は2個の置換基により置換されたフェニル基であ
る。中でも、下記のものが特に好ましい。
【0015】
【化16】
【0016】Rで示される置換されていてもよいベンゾ
イル基は、下式(III)
【0017】
【化17】
【0018】〔式中、DびEは互いに独立に水素
原子、或いは、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、
ハロゲノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボキシはスルホ
基を表す。〕で示されるものであり、好ましくは無置
換のベンゾイル基、或いは、ハロゲノ、カルボキシ、メ
トキシ、スルホ、ヒドロキシびニトロの群れから選ば
れる1は2個の置換基により置換されたベンゾイル基
である。中でも、下記のものが特に好ましい。
【0019】
【化18】
【0020】前記式(I)で示されるナフトール化合物
中、遊離酸の形で次に挙げるものが特に好ましいもので
ある。
【0021】
【化19】
【0022】
【化20】
【0023】式(I)で示されるナフトール化合物は、
H酸、K酸、J酸はγ酸を出発原料とし、対応するそ
れぞれのアルキル化剤又はアシル化剤と、公知の方法で
反応させて製造することができる。式(I)で示される
ナフトール化合物は、遊離酸の形で存在してもよいが、
好ましくはアルカリ金属又はアルカリ土類金属塩であ
り、特に好ましくは、ナトリウム、カリウムはリチウ
ム塩である。
【0024】式(I)で示されるナフトール化合物の含
有量は、特に限定されるものではないが、反応染料組成
物に対して、好ましくは0.5 乃至50重量%、に好まし
くは1乃至20重量%である。
【0025】本発明の組成物に用いる反応染料は前記式
(IV)で示されるものであるが、好ましくは、遊離酸の
形で下記式(V)乃至(VI)及び(X)乃至(XIII)
【0026】
【化21】
【0027】
【化22】
【0028】〔式中、Q1 、Q 2 、Q 7 及び8
いに独立に、β−スルファートエチルスルホニル基又
ビニルスルホニル基を表し、X1 、X 2 、X 5 、X 6
7 及び8 互いに独立にクロロ,フルオロ,カ
ルボキシピリジニオ、またはN−メチルもしくはエチル
−クロロアニリノ基を表し、R1 、R 4 、R 9 、R 10
11互いに独立に水素原子,メチル,エチルま
たはプロピル基を表し、R2 およびR3 互いに独立
メチル,エチル,プロピル,メトキシ,エトキシま
たはプロポキシ基を表し、Jはメチル,エチル,アセチ
ルアミノまたはウレイドアミノ基を表し、MeはCo,
NiまたはCuの金属イオンを表し、CuPcは銅フタ
ロシアニン核を表し、WはC2 −C4 アルキレン、また
は1もしくは2個のスルホで置換されていてもよい1,
3−または1,4−フェニレン基を表し、L,はそれ
ぞれ1乃至3の数を表わし、L+≦4であり、aは1
乃至3の数、bは0乃至2の数、dは1乃至3の数を表
わすが、a+b+d≦4である。〕
【0029】中でも特に好ましい反応染料は次に挙げる
ものである。 C.I. Reactive Yellow 145 C.I. Reactive Yellow 167 C.I. Reactive Blue 15 C.I. Reactive Blue 19 C.I. Reactive Blue 21 C.I. Reactive Blue 49 C.I. Reactive Blue 221 C.I. Reactive Blue 224 C.I. Reactive Blue 231
【0030】本発明の反応染料組成物に用いられる反応
染料は、遊離酸の形で存在してもよいが、好ましくはア
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩であり、例えばナ
トリウム塩及びカリウム塩が挙げられる。本発明におい
ては、上記式(VI)及び(X)で示される反応染料が特に
好適に用いられる。
【0031】本発明の反応染料組成物は、このような反
応染料の少なくとも一種と式(I)で示されるナフトー
ル化合物の少なくとも一種とを混合することによって製
造することができる。混合方法は特に限定されるもので
はなく、反応染料の製造時に混合してもよく、染色
捺染に用いられる前に予め混合してもよく、さらには染
は捺染時に添加して混合してもよい。尚、本発明の
反応染料組成物は、必要に応じ、無水芒硝や食塩等の無
機塩、分散剤、粉塵飛散防止剤、pH安定剤、ポリ燐酸
塩等の硬水軟化剤及びその他公知の染色助剤等を含有で
きる。
【0032】本発明の反応染料組成物は、その形態は特
に限定されるものではなく、公知の粉末状、顆粒状であ
っても、、液体状であってもよい。本発明の反応染料
組成物は、例えば、吸尽染色法、パジング法、捺染法
公知の各種方法により、木綿、麻等の天然セルロース繊
維材料、レーヨン、ビスコースレーヨン等の再生セルロ
ース繊維材料、び絹、羊毛等の蛋白質繊維材料、更に
は、これらとポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリ
ル繊維との混交品を効果的に染色又は捺染することが
できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の反応染料組成物は、水及び各種
の水性アルカリ液に対し優れた溶解性を示し、例えば、
吸尽染色法における高濃度の染色でも斑のない均一で濃
い染色物を得ることができるという利点を有し、、反
応染料に要求される諸性能を広く満足するものである。
【0034】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例中、部び%は各々、重量部び重量%を表す。
【0035】実施例1遊離酸の形で下記式
【0036】
【化23】
【0037】で示される染料75部に遊離酸の形で下式
【0038】
【化24】
【0039】で示されるナフトール化合物7部、メチル
ナフタレンスルホン酸とホルムアルデヒドとの縮合物
(ナトリウム塩)5部及び硫酸ナトリウム12部に鉱油
エマルジョン1部を加え充分混合する。 (イ)得られた混合物80gを熱水で溶解し25℃に冷
却した後、これに32.5%苛性ソーダ水溶液15ml及び
50度ボーメの水ガラス150gを添加し、更に 水を加
えて全量を25℃で1000mlに調製して、反応染料組
成物を得た。その直後に、これをパジング液として用い
木綿織物をパジングし、直ちに巻き上げ、その後織物を
ポリエチレンフィルムで密封して20℃の室内に20時
間放置後、染色物を冷水、次に熱湯で洗浄し、沸騰して
いる洗剤水中でソーピングし、更に冷水で洗浄後乾燥し
て仕上げる。これにより濃い黄色の染色物が得られた。 (ロ) 上記(イ)項のパジング液を25℃にて120
分間放置後も染料の析出は全く認められず、又、(イ)
項と同様に木綿織物のパジング染色を行なうと、均一で
斑のない濃い黄色の染色物が得られた。
【0040】実施例2遊離酸の形で下式
【0041】
【化25】
【0042】(式中、L、mは前記の意味を有する。)
で示される染料80部、メチルナフタレンスルホン酸と
ホルムアルデヒドとの縮合物(ナトリウム塩)9部、鉱
油エマルジョン1部、及び遊離酸の形で下式
【0043】
【化26】
【0044】で示されるナフトール化合物10部を加え十
分混合して反応染料組成物を得た。 次に、綿織物100
kgをウインス式染色装置にセットし、浴比1:15、
水温50℃にした。先に得た反応染料組成物を浴中に投
入した後、更に、この温度で、無水芒硝75kgを公知の
方法で浴中に投入した。次いで、この温度で20分間処
理し、公知の方法で炭酸ソーダ30kgを2回に分けて浴
中に投入し、次いで、この温度で60分間処理して染色
を終了した。この時、染浴には染料の凝集物等の不溶解
物はなく、染料溶液の溶解性は良好であり、得られた染
色物は常法で洗浄して仕上げ、この洗浄時の染色物の洗
浄性はきわめて良好であった。得られた染色物は斑のな
い均一で濃い鮮明な青色であった。 又、上記の染色を繰
返し行ったが、いずれも染色の再現性が良好であった。
【0045】実施例3遊離酸の形で下式
【0046】
【化27】
【0047】で示される染料70部に4−ヒドロキシ−
6−アセチルアミノナフタレン−2−スルホン酸11
部、硫酸ナトリウム18部、及び、鉱油エマルジョン1
部を加えて混合する。 (イ) 得られた混合物100gを熱水で溶解して25
℃に冷却した後、これに32.5%苛性ソーダ水溶液15
ml及び50度ボーメの水ガラス150gを添加し、更に
水を加えて全量を25℃で1000mlに調製して、反応
染料組成物を得た。その後直ちに、これをパジング液と
して用い、ビスコース、レーヨンまたはフィラメント系
から成るそれぞれの織物をパジングし、巻き上げ、その
後織物をポリエチレンフィルムで密封して20℃の室温
で20時間放置後、染色物を冷水、次に熱湯で洗浄、更
にソーピング、水洗、乾燥してそれぞれ仕上げた。これ
により、濃い青色の斑のない染色物が得られた。 (ロ) 上記(イ)のパジング液を20℃にて120分
間放置後も染料の析出は全く認められず、それを用い
て、(イ)と同一のビスコース、レーヨンまたはフィラ
メント系から成るそれぞれの織物をパジング染色したと
ころ、均一で斑のない、濃い青色の染色物が得られた。
【0048】実施例4遊離酸の形で下式
【0049】
【化28】
【0050】で示される染料70部に、遊離酸の形で下
【0051】
【化29】
【0052】で示されるナフトール化合物20部、硫酸
ナトリウム9部及び鉱油エマルジョン1部を加えて充分
攪拌する。 (イ) 得られた染料組成物100 gを熱湯で溶解し25
℃に冷却する。これに32.5%苛性ソーダ水溶液15ml
及び50度ボーメの水ガラス150gを添加し、更に水
を加えて全量を25℃で1000mlにした直後に、この
液をパジング液として用いて木綿織物をパジングし、直
ちに巻き上げ、ポリエチレンフィルムで密封して20℃
の室内に20時間放置後、染色物を冷水、次に熱湯で洗
浄し、沸騰 している洗剤水中でソーピングし、更に冷水
で洗浄後、乾燥して仕上げる。 これにより濃い黄色の斑
のない染色物が得られた。 (ロ) 上記(イ)項のパジング液を25℃にて120
分間放置後も染料の析出は全く認められず、また(イ)
項と同様に木綿織物のパジング染色を行なうと、均一で
斑のない濃い黄色の染色物が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09B 67/24 C09B 67/24 B D06P 1/38 D06P 1/38 A 1/382 1/382 1/384 1/384 3/24 3/24 Z 3/66 3/66 Z (72)発明者 石井 幸一 大阪府大阪市此花区春日出中3丁目1番 98号 住友化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−773(JP,A) 特開 昭62−199657(JP,A) 特開 昭62−174270(JP,A) 特開 昭62−18473(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 67/44 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(IV) F−(Q)p (IV) 〔式中、Fはモノアゾ系、ポリアゾ系、金属錯体アゾ
    系、アントラキノン系、フタロシアニン系、ホルマザン
    系、アゾメチン系、ジオキサジン系、フェナジン系、ニ
    トロアリール系又はスチルベン系の有機染料残基を表す
    が、モノアゾ系、ポリアゾ系及び金属錯体アゾ系の有機
    染料残基の場合は、下記(a)〜(c)で示される構造
    を含む染料残基を除く。pは1〜3の数を表し、Qはス
    ルファートエチルスルホニル、ビニルスルホニル、モノ
    クロロトリアジニル、モノフルオロトリアジニル、ジク
    ロロトリアジニル、モノカルボキシピリジニオニルトリ
    アジニル、ジカルボキシピリジニオニルトリアジニル又
    はジフルオロモノクロロピリミジニル基、或いはこれら
    の基を含む繊維反応性基を表し、pが2〜3の数を表す
    場合は、Qは互いに、同一でもよく、相異なっていても
    よい。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中、#印は−N=N−基に接続することを意味し、
    *印はトリアジン環又はピリミジン環の炭素原子に接続
    することを意味する。Rは、水素原子、ヒドロキシ、ス
    ルホ又はカルボキシで置換されていてもよい炭素数4以
    下のアルキル基、ハロゲノ又はカルボキシで置換されて
    いてもよい炭素数4以下のアルキルカルボニル基、ハロ
    ゲノ又はカルボキシで置換されていてもよい炭素数2〜
    4のアルケニルカルボニル基、メチル、エチル、メトキ
    シ、エトキシ、ハロゲノ、ニトロ、ヒドロキシ、カルボ
    キシ又はスルホで置換されていてもよいフェニル基或い
    はメチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ハロゲノ、ニ
    トロ、ヒドロキシ、カルボキシ又はスルホで置換されて
    いてもよいベンゾイル基を表し、nは0又は1を表
    す。)〕で示される反応染料及び遊離酸の形で下式
    (I) 【化4】 〔式中、R及びnは、上記の意味を表す。〕で示される
    ナフトール化合物を含有してなる反応染料組成物。
  2. 【請求項2】Rで示される基が、ハロゲノ又はカルボキ
    シで置換されていてもよい炭素数4以下のアルキルカル
    ボニル基、ハロゲノ又はカルボキシで置換されていても
    よい炭素数2〜4のアルケニルカルボニル基、下式(I
    I) 【化5】 〔式中、AびBは互いに独立に水素原子、或いは、
    メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ハロゲノ、ニト
    ロ、ヒドロキシ、カルボキシはスルホ基を表す。〕で
    示されるフェニル基、或いは、下式(III) 【化6】 〔式中、DびEは互いに独立に水素原子、或いは、
    メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、ハロゲノ、ニト
    ロ、ヒドロキシ、カルボキシはスルホ基を表す。〕で
    示されるベンゾイル基である請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】ナフトール化合物が遊離酸の形で下式 【化7】 【化8】 で示されるいずれかの少なくとも1種である請求項1
    は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】ナフトール化合物の含有量が、反応染料組
    成物に対して0.5 乃至50重量%である請求項1乃至3の
    いずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】式(IV)で示される反応染料のQが、互いに
    相異なって、スルファートエチルスルホニル、ビニルス
    ルホニル、モノクロロトリアジニル、モノフルオロトリ
    アジニル、ジクロロトリアジニル、モノカルボキシピリ
    ジニオニルトリアジニル又はジフルオロモノクロロピリ
    ミジニル基であり、pが2である請求項1乃至4のいず
    れかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】式(IV)で示される反応染料が遊離酸の形
    で下式(V)乃至(VI) 、及び(X)乃至(XIII) 【化9】 【化10】 〔式中、Q1 、Q 2 、Q 7 及び8 は互いに独立に
    SO2 CH2 CH2 OSO 3 またはビニルスルホニル
    基、X1 、X 2 、X 5 、X 6 、X 7 及び8 は互いに独
    立にクロロ,フルオロ,カルボキシピリジニオ、また
    はN−メチルもしくはエチル−クロロアニリノ基、
    1 4 、R 9 、R 10 及び11は互いに独立に水素
    原子,メチル,エチル,またはプロピル基、R2 および
    3 は互いに独立にメチル,エチル,プロピル,メトキ
    シ,エトキシまたはプロポキシ基、Gは水素原子,メチ
    ル,エチル,メトキシ,エトキシまたはスルホ基、Jは
    メチル,エチル,アセチルアミノまたはウレイドアミノ
    基、MeはCo,NiまたはCuの金属イオン、CuP
    cは銅フタロシアニン核、WはC2 −C4 アルキレン、
    または1もしくは2個のスルホで置換されていてもよい
    1,3−または1,4−フェニレン基、L,はそれぞ
    れ1乃至3の数を表わし、L+≦4であり、aは1乃
    至3の数、bは0乃至2の数、dは1乃至3の数を表わ
    すが、a+b+d≦4である。〕で示されるいずれかで
    ある請求項1乃至4のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかに記載の組成物
    を用いることを特徴とする繊維材料の染色は捺染方
    法。
JP3140302A 1991-06-12 1991-06-12 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 Expired - Fee Related JP2979719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140302A JP2979719B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140302A JP2979719B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06313122A JPH06313122A (ja) 1994-11-08
JP2979719B2 true JP2979719B2 (ja) 1999-11-15

Family

ID=15265628

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3140302A Expired - Fee Related JP2979719B2 (ja) 1991-06-12 1991-06-12 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2979719B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06313122A (ja) 1994-11-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0539433A (ja) 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色または捺染方法
EP1645599B9 (en) Disazo reactive dyestuffs containing a quaternary ammonium group and their use
JPH0651954B2 (ja) セルロース繊維用反応染料組成物
EP2000511B1 (en) Trisazo reactive dyestuff compound
JPH0562626B2 (ja)
JP2979719B2 (ja) 反応染料組成物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法
JPS62132968A (ja) ジスアゾ化合物およびそれを含有する染料組成物
JP2730200B2 (ja) 反応染料組成物およびセルロース系繊維材料の染色または捺染方法
US5928387A (en) Dye mixtures, process for their preparation and their use
JPS6086169A (ja) アゾ化合物の製法
JP2534909B2 (ja) 反応性染料の新しい製法
US5242467A (en) Reactive dye mixtures and dyeing methods using them: c.i. reactive orange numbers 16 and 7
JP3115187B2 (ja) 水溶性染料混合物及びセルロース繊維材料の染色又は捺染法
JPS6090265A (ja) ジスアゾ化合物の製造法
JP3012859B2 (ja) 反応染料組成物およびそれを用いる繊維材料の染色方法
JPH0354141B2 (ja)
JPS6031566A (ja) ジスアゾ化合物及びそれを用いる染色法
JPH0556389B2 (ja)
JPH0464347B2 (ja)
JPH04108867A (ja) 反応染料含有組成物及びそれを用いた染色または捺染方法
JPH03162459A (ja) 繊維反応性フォルマザン染料とその製造方法および使用方法
JPS62119274A (ja) クロム錯化合物及びそれを用いる染色法
JPS58167652A (ja) モノアゾ化合物およびセルロ−ス繊維の染色方法
JPH0619045B2 (ja) ジスアゾ化合物およびそれを含有する染料組成物
JPH0764999B2 (ja) モノアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees