JP2979534B2 - 電子内視鏡装置 - Google Patents
電子内視鏡装置Info
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- JP2979534B2 JP2979534B2 JP3049855A JP4985591A JP2979534B2 JP 2979534 B2 JP2979534 B2 JP 2979534B2 JP 3049855 A JP3049855 A JP 3049855A JP 4985591 A JP4985591 A JP 4985591A JP 2979534 B2 JP2979534 B2 JP 2979534B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被写体を面順次方式で撮
像する電子内視鏡装置に係り、特にモニタ画面上の画像
をフリーズ指令により静止させることができる電子内視
鏡装置に関する。
像する電子内視鏡装置に係り、特にモニタ画面上の画像
をフリーズ指令により静止させることができる電子内視
鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用や工業用として用いられる電子内
視鏡は、スコープ部と、プロセッサと、モニタ装置とを
備え、スコープ部における挿入部を体腔等の内部の挿入
して、プロセッサに内蔵もしくは独立した照明装置から
被写体に向けて照明光を照射し、当該被写体からの反射
像をCCD等の固体撮像素子によって光電変換すること
により画像信号を形成し、このようにして得た画像信号
を撮像素子から読み出してプロセッサに伝送し、該プロ
セッサにおいて信号処理を行った上でモニタ装置にカラ
ー表示するようにしている。
視鏡は、スコープ部と、プロセッサと、モニタ装置とを
備え、スコープ部における挿入部を体腔等の内部の挿入
して、プロセッサに内蔵もしくは独立した照明装置から
被写体に向けて照明光を照射し、当該被写体からの反射
像をCCD等の固体撮像素子によって光電変換すること
により画像信号を形成し、このようにして得た画像信号
を撮像素子から読み出してプロセッサに伝送し、該プロ
セッサにおいて信号処理を行った上でモニタ装置にカラ
ー表示するようにしている。
【0003】ここで、スコープ部の挿入部の細径化を図
るために、1枚の撮像素子を用い、しかもその解像度を
向上させるために、赤(R)、緑(G)及び青(B)の
各色の画像をそれぞれフィールド毎に形成して、これら
を重ね合わさることによって画像を表示する、所謂面順
次方式で撮像素子を駆動するようにしたものが用いられ
ている。
るために、1枚の撮像素子を用い、しかもその解像度を
向上させるために、赤(R)、緑(G)及び青(B)の
各色の画像をそれぞれフィールド毎に形成して、これら
を重ね合わさることによって画像を表示する、所謂面順
次方式で撮像素子を駆動するようにしたものが用いられ
ている。
【0004】ところで、面順次方式では各色チャンネル
の色画像は1フィールドまたは1フレームづつ遅れて発
生しており、これを同時式に変換してカラー画像として
再生しているため、フリーズ指令によってモニタ画像を
静止させると、被写体と内視鏡先端部間の動きにより静
止したモニタ画像に色ずれが発生する場合があった。一
般に、モニタに表示されたカラー画像を写真カメラでフ
ィルムに記録し保管することが行われているが、上記の
ように色ずれを起こしたカラー画像の場合には、著しく
劣化した写真が撮られることになる。
の色画像は1フィールドまたは1フレームづつ遅れて発
生しており、これを同時式に変換してカラー画像として
再生しているため、フリーズ指令によってモニタ画像を
静止させると、被写体と内視鏡先端部間の動きにより静
止したモニタ画像に色ずれが発生する場合があった。一
般に、モニタに表示されたカラー画像を写真カメラでフ
ィルムに記録し保管することが行われているが、上記の
ように色ずれを起こしたカラー画像の場合には、著しく
劣化した写真が撮られることになる。
【0005】そこで、本出願人は色ずれが発生したとき
にはフリーズ指令があってもフリーズがかからないよう
にし、静止画即ち、色ずれがないときにフリーズする方
法を提案した。図3は従来の電子内視鏡装置の全体構成
を示すブロック図である。同図において、1は光源ラン
プ、2はライトガイドを示し、この光源ランプ1からラ
イトガイド2の入射端2aに至る照明光路には、回転式
のカラーフィルタ3が介装されている。このカラーフィ
ルタ3には、R(赤)の波長領域光を透過させるRフィ
ルタ域と、G(緑)の波長領域光を透過させるGフィル
タ域と、B(青)の波長領域光を透過させるBフィルタ
域とが設けられており、このカラーフィルタ3を回転さ
せることによって、R,G,Bの各波長光による順次照
明が行われる。このR,G,Bの順次照明光はライトガ
イド2により伝送されて、その出射端2bから照明用レ
ンズ4を介して被写体に向けて照射される。
にはフリーズ指令があってもフリーズがかからないよう
にし、静止画即ち、色ずれがないときにフリーズする方
法を提案した。図3は従来の電子内視鏡装置の全体構成
を示すブロック図である。同図において、1は光源ラン
プ、2はライトガイドを示し、この光源ランプ1からラ
イトガイド2の入射端2aに至る照明光路には、回転式
のカラーフィルタ3が介装されている。このカラーフィ
ルタ3には、R(赤)の波長領域光を透過させるRフィ
ルタ域と、G(緑)の波長領域光を透過させるGフィル
タ域と、B(青)の波長領域光を透過させるBフィルタ
域とが設けられており、このカラーフィルタ3を回転さ
せることによって、R,G,Bの各波長光による順次照
明が行われる。このR,G,Bの順次照明光はライトガ
イド2により伝送されて、その出射端2bから照明用レ
ンズ4を介して被写体に向けて照射される。
【0006】次に、5はCCDを示し、前述したR,
G,Bによる順次照明が行われている被写体の像はCC
D5の結像面に結像されて光電変換され、CCD駆動回
路6からのCCD駆動パルスをCCD5に印加すること
によって、その画像信号が順次読み出される。このR,
G,Bの各色の画像信号はプロセッサ7に伝送され、こ
のプロセッサ7によって所定の信号処理を行った上でデ
ィスプレイの画面上に被写体像がカラー表示されるよう
になっている。
G,Bによる順次照明が行われている被写体の像はCC
D5の結像面に結像されて光電変換され、CCD駆動回
路6からのCCD駆動パルスをCCD5に印加すること
によって、その画像信号が順次読み出される。このR,
G,Bの各色の画像信号はプロセッサ7に伝送され、こ
のプロセッサ7によって所定の信号処理を行った上でデ
ィスプレイの画面上に被写体像がカラー表示されるよう
になっている。
【0007】次に、プロセッサ7は、CCD5からの出
力信号を処理する第1の信号処理回路10を有し、この
第1の信号処理回路10の出力信号はA/D変換器11
によってデジタル信号に変換されて、フィールドメモリ
12に記憶される。ここで、フィールドメモリ12はR
画像信号を記憶するRメモリ域12R,G画像信号を記
憶するGメモリ域12G,B画像信号を記憶するBメモ
リ域12Bから構成される。また、このフィールドメモ
リ12における各メモリ域12R,12G,12Bの出
力側には、それぞれD/A変換器13R,13G,13
Bが設けられており、これらD/A変換器13R,13
G,13Bにおいてアナログ信号に変換された後に、第
2の信号処理回路14によって更に信号処理が行われた
上で、3色の画像信号はカラーエンコーダ15によって
複合映像信号に変換される。
力信号を処理する第1の信号処理回路10を有し、この
第1の信号処理回路10の出力信号はA/D変換器11
によってデジタル信号に変換されて、フィールドメモリ
12に記憶される。ここで、フィールドメモリ12はR
画像信号を記憶するRメモリ域12R,G画像信号を記
憶するGメモリ域12G,B画像信号を記憶するBメモ
リ域12Bから構成される。また、このフィールドメモ
リ12における各メモリ域12R,12G,12Bの出
力側には、それぞれD/A変換器13R,13G,13
Bが設けられており、これらD/A変換器13R,13
G,13Bにおいてアナログ信号に変換された後に、第
2の信号処理回路14によって更に信号処理が行われた
上で、3色の画像信号はカラーエンコーダ15によって
複合映像信号に変換される。
【0008】更に、フィールドメモリ12における画像
信号の書き込み及び読み出し駆動を行うために、メモリ
ドライブ回路16が設けられており、このメモリドライ
ブ回路16にはカラーフィルタ3におけるR,G,Bの
各フィルタ域が照明光路に臨んだときに、それを検出し
てR,G,Bのイネーブル信号を発生するイネーブル信
号発生器17に接続されるとともに、同期信号発生器1
8が接続されている。従って、これらイネーブル信号発
生器17からの信号と、同期信号発生器18からの信号
とに基づいてフィールドメモリ12への画像信号の書き
込み及び読み出し制御が行われるようになっている。ま
た、同期信号発生器18から発生する同期信号はタイミ
ングパルス発生器19を介してCCD駆動回路6に伝送
されるようになっている。
信号の書き込み及び読み出し駆動を行うために、メモリ
ドライブ回路16が設けられており、このメモリドライ
ブ回路16にはカラーフィルタ3におけるR,G,Bの
各フィルタ域が照明光路に臨んだときに、それを検出し
てR,G,Bのイネーブル信号を発生するイネーブル信
号発生器17に接続されるとともに、同期信号発生器1
8が接続されている。従って、これらイネーブル信号発
生器17からの信号と、同期信号発生器18からの信号
とに基づいてフィールドメモリ12への画像信号の書き
込み及び読み出し制御が行われるようになっている。ま
た、同期信号発生器18から発生する同期信号はタイミ
ングパルス発生器19を介してCCD駆動回路6に伝送
されるようになっている。
【0009】ここで、ディスプレイは被写体の画像を動
画の状態で表示するほか、表示モードの切替により、静
止した状態のフリーズ画像としても表示することができ
るようになっている。このために、内視鏡の本体操作部
等適宜の位置にはフリーズ操作部8が設けられており、
このフリーズ操作部8にはアナログスイッチ20が接続
されている。従って、通常フリーズ操作部8を操作した
ときには、アナログスイッチ20を経由してイネーブル
信号発生器17がロックして、フィールドメモリ12に
はその画像信号の書換え命令信号が入力されなくなり、
カラーエンコーダ15からの出力信号は静止画を示すよ
うになる。また、これと同時にシャッタ制御回路21が
作動して、カメラのシャッタが作動することになる。
画の状態で表示するほか、表示モードの切替により、静
止した状態のフリーズ画像としても表示することができ
るようになっている。このために、内視鏡の本体操作部
等適宜の位置にはフリーズ操作部8が設けられており、
このフリーズ操作部8にはアナログスイッチ20が接続
されている。従って、通常フリーズ操作部8を操作した
ときには、アナログスイッチ20を経由してイネーブル
信号発生器17がロックして、フィールドメモリ12に
はその画像信号の書換え命令信号が入力されなくなり、
カラーエンコーダ15からの出力信号は静止画を示すよ
うになる。また、これと同時にシャッタ制御回路21が
作動して、カメラのシャッタが作動することになる。
【0010】ところで、フリーズ画像として表示する場
合においては、R,G,Bの各色の像がCCD5に結像
する際に時間差があることから、被写体とCCD5を装
着した内視鏡の挿入部の先端との間に相対的な動きがあ
ると、各色画像間にずれか生じる。このために、被写体
の動きを検出する動き検出回路22が設けられている。
この動き検出回路22は、比較回路23と、積分回路2
4と、スイッチ駆動回路25とから構成されている。
合においては、R,G,Bの各色の像がCCD5に結像
する際に時間差があることから、被写体とCCD5を装
着した内視鏡の挿入部の先端との間に相対的な動きがあ
ると、各色画像間にずれか生じる。このために、被写体
の動きを検出する動き検出回路22が設けられている。
この動き検出回路22は、比較回路23と、積分回路2
4と、スイッチ駆動回路25とから構成されている。
【0011】比較回路23にはカラーエンコーダ15か
ら色差信号(G−Y)が加えられている。尚、この色差
信号(G−Y)は、画像信号Gから輝度信号Yを減算し
た信号であり、 Y=0.3R+0.6G+0.1B から、 G−Y=0.4G−0.3R−0.1B となる。従って、例えば白黒の静止したチャートを撮影
したときに得られる色差信号(G−Y)は0であるが、
動きがある場合には画像信号Gと輝度信号Yとの間にず
れが生じ即ち、色割れが生じ、Gの大きいところ、Yの
大きいところが生じて色差信号(G−Y)は0でなくな
り、プラスの部分、マイナスの部分が含まれるようにな
る。
ら色差信号(G−Y)が加えられている。尚、この色差
信号(G−Y)は、画像信号Gから輝度信号Yを減算し
た信号であり、 Y=0.3R+0.6G+0.1B から、 G−Y=0.4G−0.3R−0.1B となる。従って、例えば白黒の静止したチャートを撮影
したときに得られる色差信号(G−Y)は0であるが、
動きがある場合には画像信号Gと輝度信号Yとの間にず
れが生じ即ち、色割れが生じ、Gの大きいところ、Yの
大きいところが生じて色差信号(G−Y)は0でなくな
り、プラスの部分、マイナスの部分が含まれるようにな
る。
【0012】比較回路23は色差信号(G−Y)のプラ
スの部分を取り出し、これを積分回路24に出力する。
積分回路24は入力信号を積分し、その積分値(直流電
圧)をスイッチ駆動回路25に出力する。ここで、被写
体に動きがある場合には、前記積分回路24の直流電圧
はプラスになり、この直流電圧はスイッチ駆動回路25
で増幅されたのちアナログスイッチ20に加えられ、ア
ナログスイッチ20を動作不能にする。逆に、被写体が
静止している場合には、前記積分回路24の直流電圧は
0になり、前記アナログスイッチ20は動作可能にな
る。
スの部分を取り出し、これを積分回路24に出力する。
積分回路24は入力信号を積分し、その積分値(直流電
圧)をスイッチ駆動回路25に出力する。ここで、被写
体に動きがある場合には、前記積分回路24の直流電圧
はプラスになり、この直流電圧はスイッチ駆動回路25
で増幅されたのちアナログスイッチ20に加えられ、ア
ナログスイッチ20を動作不能にする。逆に、被写体が
静止している場合には、前記積分回路24の直流電圧は
0になり、前記アナログスイッチ20は動作可能にな
る。
【0013】従って、被写体が静止している場合のみア
ナログスイッチ20は動作可能になり、ここでフリーズ
操作部8が操作されフリーズ指令信号がアナログスイッ
チ20に加えられると、このフリーズ指令信号はアナロ
グスイッチ20を介してイネーブル信号発生器17に加
えられる。これにより、イネーブル信号発生器17がロ
ックされフィールドメモリ12には書換え命令信号が加
えられなくなり、ディスプレイの画像は静止する。
ナログスイッチ20は動作可能になり、ここでフリーズ
操作部8が操作されフリーズ指令信号がアナログスイッ
チ20に加えられると、このフリーズ指令信号はアナロ
グスイッチ20を介してイネーブル信号発生器17に加
えられる。これにより、イネーブル信号発生器17がロ
ックされフィールドメモリ12には書換え命令信号が加
えられなくなり、ディスプレイの画像は静止する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体から
蛍光灯のような過大な光が入射し、且つ被写体に動きが
ある場合には、比較回路23から取り出される色差信号
(G−Y)のプラス側の信号は飽和するほど大きくな
り、その結果積分回路24に充電される正電圧も大きく
なる。ここで、被写体が静止すると、積分回路24の入
力は0になるが、積分された正電圧が放電されて0にな
るまでには長時間を要す。
蛍光灯のような過大な光が入射し、且つ被写体に動きが
ある場合には、比較回路23から取り出される色差信号
(G−Y)のプラス側の信号は飽和するほど大きくな
り、その結果積分回路24に充電される正電圧も大きく
なる。ここで、被写体が静止すると、積分回路24の入
力は0になるが、積分された正電圧が放電されて0にな
るまでには長時間を要す。
【0015】一方、肌色のような光の場合には、色差信
号(G−Y)はマイナス成分が主であり、動きがあると
きのプラス成分の振幅は小さい。このため、積分回路2
4に充電される正電圧も小さいため、動画から静止画に
移ったときに積分回路24の出力が0になるまでの放電
時間は短い。このことは、CCD5への入射光が蛍光灯
のように過大であると、動画から静止画に移ったとき
に、フリーズ操作部8を操作しても直ちにフリーズせず
時間がかかるのに対し、CCD5への入射光が肌色のよ
うに過大でなければ、動画から静止画に移ったときに、
フリーズ操作部8を操作すると短時間でフリーズするこ
とを意味する。
号(G−Y)はマイナス成分が主であり、動きがあると
きのプラス成分の振幅は小さい。このため、積分回路2
4に充電される正電圧も小さいため、動画から静止画に
移ったときに積分回路24の出力が0になるまでの放電
時間は短い。このことは、CCD5への入射光が蛍光灯
のように過大であると、動画から静止画に移ったとき
に、フリーズ操作部8を操作しても直ちにフリーズせず
時間がかかるのに対し、CCD5への入射光が肌色のよ
うに過大でなければ、動画から静止画に移ったときに、
フリーズ操作部8を操作すると短時間でフリーズするこ
とを意味する。
【0016】このように、被写体が動画から静止画に移
ったのちフリーズするまでの時間は入射光の強さに大き
く依存し、操作性が不安定になるという問題がある。本
発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被写体
が動画から静止画に移ったのちフリーズするまでの時間
を、入射光の大きさにかかわらず略一定の短時間で行う
ことができる電子内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
ったのちフリーズするまでの時間は入射光の強さに大き
く依存し、操作性が不安定になるという問題がある。本
発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被写体
が動画から静止画に移ったのちフリーズするまでの時間
を、入射光の大きさにかかわらず略一定の短時間で行う
ことができる電子内視鏡装置を提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、内視鏡先端部から時系列に色分解したR,
G,Bの照明光を被写体に照射し、該被写体からの反射
像を内視鏡先端部に配設した固体撮像素子で受光し、該
固体撮像素子から得られるR,G,Bの面順次の画像信
号を各色別に画像メモリに順次記憶させるとともに、該
画像メモリからR,G,Bの画像信号を同時に読み出す
電子内視鏡装置において、フリーズ指令を出力するフリ
ーズ操作手段と、前記R,G,Bの画像信号のうちの任
意の2つの画像信号間の差又は任意の1色の画像信号と
輝度信号との差を演算する演算手段と、前記演算手段か
ら得られる差信号と色割れ検出用の所定の基準値とを比
較し、該基準値を越える信号成分を出力する比較手段
と、前記比較手段からの信号を積分する積分手段と、前
記積分手段に入力する信号レベルが過大にならないよう
に制御するレベル制御手段と、前記積分手段の積分値が
被写体の動きの有無を判定する所定値以下になり且つ前
記フリーズ操作手段からフリーズ指令を入力すると、前
記メモリ手段の記憶内容を保持させる手段と、を備えた
ことを特徴としている。
するために、内視鏡先端部から時系列に色分解したR,
G,Bの照明光を被写体に照射し、該被写体からの反射
像を内視鏡先端部に配設した固体撮像素子で受光し、該
固体撮像素子から得られるR,G,Bの面順次の画像信
号を各色別に画像メモリに順次記憶させるとともに、該
画像メモリからR,G,Bの画像信号を同時に読み出す
電子内視鏡装置において、フリーズ指令を出力するフリ
ーズ操作手段と、前記R,G,Bの画像信号のうちの任
意の2つの画像信号間の差又は任意の1色の画像信号と
輝度信号との差を演算する演算手段と、前記演算手段か
ら得られる差信号と色割れ検出用の所定の基準値とを比
較し、該基準値を越える信号成分を出力する比較手段
と、前記比較手段からの信号を積分する積分手段と、前
記積分手段に入力する信号レベルが過大にならないよう
に制御するレベル制御手段と、前記積分手段の積分値が
被写体の動きの有無を判定する所定値以下になり且つ前
記フリーズ操作手段からフリーズ指令を入力すると、前
記メモリ手段の記憶内容を保持させる手段と、を備えた
ことを特徴としている。
【0018】
【作用】本発明によれば、R,G,Bの画像信号のうち
の任意の2つの画像信号間の差又は任意の1色の画像信
号と輝度信号との差が演算手段によって演算され、その
差信号のうち色割れ検出用の所定の基準値を越える信号
成分が積分手段に出力されて積分される。ここで、レベ
ル制御手段は前記積分手段に入力する信号レベルが過大
にならないようにレベル制御する。これにより、前記積
分手段での充電電圧が制限され、被写体が静止してから
の前記積分手段での放電時間が略一定になる。
の任意の2つの画像信号間の差又は任意の1色の画像信
号と輝度信号との差が演算手段によって演算され、その
差信号のうち色割れ検出用の所定の基準値を越える信号
成分が積分手段に出力されて積分される。ここで、レベ
ル制御手段は前記積分手段に入力する信号レベルが過大
にならないようにレベル制御する。これにより、前記積
分手段での充電電圧が制限され、被写体が静止してから
の前記積分手段での放電時間が略一定になる。
【0019】そして、前記積分手段の電圧値が被写体の
動きの有無を判定する所定値以下になり且つフリーズ操
作手段からフリーズ指令を入力すると、R,G,Bの画
像信号を記憶するメモリ手段の記憶内容を保持させるよ
うにしている。
動きの有無を判定する所定値以下になり且つフリーズ操
作手段からフリーズ指令を入力すると、R,G,Bの画
像信号を記憶するメモリ手段の記憶内容を保持させるよ
うにしている。
【0020】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る電子内視
鏡装置の好ましい実施例を詳述する。図1は本発明に係
る電子内視鏡装置の要部ブロック図であり、図3に示し
た動き検出回路22の改良例を示している。
鏡装置の好ましい実施例を詳述する。図1は本発明に係
る電子内視鏡装置の要部ブロック図であり、図3に示し
た動き検出回路22の改良例を示している。
【0021】図1に示すように、この動き検出回路30
は、第1の比較回路31、第2の比較回路32、第1の
積分回路33、第2の積分回路34、第1のスイッチ駆
動回路35、第2のスイッチ駆動回路36及びスイッチ
37から構成されている。カラーエンコーダ15(図
3)から取り出された色差信号(G−Y)はそれぞれ比
較回路31及び32の正入力に加えられている。第1の
比較回路31及び第2の比較回路32の負入力には色割
れ検出用の所定の基準値が設定器31A及び32Aから
加えられている。尚、上記所定の基準値は0よりも僅か
に大きい値が望ましい。
は、第1の比較回路31、第2の比較回路32、第1の
積分回路33、第2の積分回路34、第1のスイッチ駆
動回路35、第2のスイッチ駆動回路36及びスイッチ
37から構成されている。カラーエンコーダ15(図
3)から取り出された色差信号(G−Y)はそれぞれ比
較回路31及び32の正入力に加えられている。第1の
比較回路31及び第2の比較回路32の負入力には色割
れ検出用の所定の基準値が設定器31A及び32Aから
加えられている。尚、上記所定の基準値は0よりも僅か
に大きい値が望ましい。
【0022】第1の比較回路31及び第2の比較回路3
2はそれぞれ上記色差信号(G−Y)と基準値とを比較
し、色差信号(G−Y)の基準値を越える信号成分を第
1の積分回路33及び第2の積分回路34に出力する。
従って、被写体に動きがある場合には、色差信号(G−
Y)のプラス成分及びマイナス成分が頻繁に発生し、そ
のプラス成分が後段の積分回路に出力されることになる
が、被写体からの入射光が過大である場合には上記第1
の比較回路31及び過大入力検出用の第2の比較回路3
2で取り出される信号は飽和するほど大きくなる。
2はそれぞれ上記色差信号(G−Y)と基準値とを比較
し、色差信号(G−Y)の基準値を越える信号成分を第
1の積分回路33及び第2の積分回路34に出力する。
従って、被写体に動きがある場合には、色差信号(G−
Y)のプラス成分及びマイナス成分が頻繁に発生し、そ
のプラス成分が後段の積分回路に出力されることになる
が、被写体からの入射光が過大である場合には上記第1
の比較回路31及び過大入力検出用の第2の比較回路3
2で取り出される信号は飽和するほど大きくなる。
【0023】第2の積分回路34は過大入力検出用の第
2の比較回路32からの入力信号を所定の時定数で充放
電し、その充電電圧を第2のスイッチ駆動回路36に出
力する。第2のスイッチ駆動回路36は第2の積分回路
34の充電電圧を増幅してスイッチ37に出力するもの
で、前記積分回路34の充電電圧が所定レベル以上のと
き(前記比較回路32からのプラス成分が過大のと
き)、前記スイッチ37の可動接片37Cを接点37A
から37Bに切り替える。
2の比較回路32からの入力信号を所定の時定数で充放
電し、その充電電圧を第2のスイッチ駆動回路36に出
力する。第2のスイッチ駆動回路36は第2の積分回路
34の充電電圧を増幅してスイッチ37に出力するもの
で、前記積分回路34の充電電圧が所定レベル以上のと
き(前記比較回路32からのプラス成分が過大のと
き)、前記スイッチ37の可動接片37Cを接点37A
から37Bに切り替える。
【0024】第1の積分回路33は前記第1の比較回路
31からの入力信号を所定の時定数で充放電し、その充
電電圧を第1のスイッチ駆動回路35に出力する。ここ
で、スイッチ37の可動接片37Cが接点37Bに切り
替えられているときには、入力信号は抵抗R1,R2の
分圧抵抗に対応する電圧値に制限される。即ち、前記比
較回路31から出力されるプラス成分が過大になる場合
には、その出力レベルが制限されて第1の積分回路33
に加えられる。尚、第2の積分回路34の時定数は第1
の積分回路33の時定数よりも小さい値に設定されてい
る。
31からの入力信号を所定の時定数で充放電し、その充
電電圧を第1のスイッチ駆動回路35に出力する。ここ
で、スイッチ37の可動接片37Cが接点37Bに切り
替えられているときには、入力信号は抵抗R1,R2の
分圧抵抗に対応する電圧値に制限される。即ち、前記比
較回路31から出力されるプラス成分が過大になる場合
には、その出力レベルが制限されて第1の積分回路33
に加えられる。尚、第2の積分回路34の時定数は第1
の積分回路33の時定数よりも小さい値に設定されてい
る。
【0025】第1のスイッチ駆動回路35は第1の積分
回路33の充電電圧を増幅してアナログスイッチ20
(図3)に出力するもので、前記積分回路33の充電電
圧が所定値以下のとき(被写体の動きの有無を判定する
所定値以下のとき)、アナログスイッチ20を動作可能
にする。即ち、第1の積分回路33の充電電圧が所定値
を越えると、被写体に動きがあるものと見なしてアナロ
グスイッチ20を動作不能にし、フリーズ操作部8を操
作してもフリーズしないようにする。一方、被写体の動
きが静止し、第1の積分回路33の充電電圧が所定値以
下に放電されると、アナログスイッチ20を動作可能に
し、ここでフリーズ操作部8が操作されているとフリー
ズされる。尚、前述したように第1の積分回路33はそ
の入力信号のレベルが制御されるため、その充電電圧値
も制限され、その結果、被写体の動きが実際に静止して
から第1の積分回路33の充電電圧が所定値以下になる
までの時間が略均一になる。従って、被写体からの入射
光に大きさにかかわらず、被写体の動きが静止してから
略一定の短時間でフリーズに入ることができるようにな
る。
回路33の充電電圧を増幅してアナログスイッチ20
(図3)に出力するもので、前記積分回路33の充電電
圧が所定値以下のとき(被写体の動きの有無を判定する
所定値以下のとき)、アナログスイッチ20を動作可能
にする。即ち、第1の積分回路33の充電電圧が所定値
を越えると、被写体に動きがあるものと見なしてアナロ
グスイッチ20を動作不能にし、フリーズ操作部8を操
作してもフリーズしないようにする。一方、被写体の動
きが静止し、第1の積分回路33の充電電圧が所定値以
下に放電されると、アナログスイッチ20を動作可能に
し、ここでフリーズ操作部8が操作されているとフリー
ズされる。尚、前述したように第1の積分回路33はそ
の入力信号のレベルが制御されるため、その充電電圧値
も制限され、その結果、被写体の動きが実際に静止して
から第1の積分回路33の充電電圧が所定値以下になる
までの時間が略均一になる。従って、被写体からの入射
光に大きさにかかわらず、被写体の動きが静止してから
略一定の短時間でフリーズに入ることができるようにな
る。
【0026】図2は本発明に係る電子内視鏡装置の要部
ブロック図であり、図3に示した動き検出回路22の他
の改良例を示している。尚、図1と共通する部分に関し
ては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図
2に示すように、この動き検出回路40は、第1の比較
回路31と第1の積分回路33との間にリミッタ回路4
1が設けられている点で、図1の動き検出回路30と相
違する。このリミッタ回路41は、比較回路31から出
力されるプラス成分が過大になる場合には、その出力レ
ベルを制限して第1の積分回路33に加えるようにして
いる。これにより、図1の動き検出回路30と同様な効
果が得られる。
ブロック図であり、図3に示した動き検出回路22の他
の改良例を示している。尚、図1と共通する部分に関し
ては同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。図
2に示すように、この動き検出回路40は、第1の比較
回路31と第1の積分回路33との間にリミッタ回路4
1が設けられている点で、図1の動き検出回路30と相
違する。このリミッタ回路41は、比較回路31から出
力されるプラス成分が過大になる場合には、その出力レ
ベルを制限して第1の積分回路33に加えるようにして
いる。これにより、図1の動き検出回路30と同様な効
果が得られる。
【0027】尚、本実施例では色差信号(G−Y)を動
き検出回路に入力するようにしたが、他の色差信号(B
−Y),(R−Y)或いはR,G,Bの画像信号のうち
の任意の2つの画像信号間の差を入力するようにしても
よい。
き検出回路に入力するようにしたが、他の色差信号(B
−Y),(R−Y)或いはR,G,Bの画像信号のうち
の任意の2つの画像信号間の差を入力するようにしても
よい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電子内
視鏡装置によれば、動き判定のための積分手段に入力す
る信号レベルが過大にならないようにレベル制御するよ
うにしたため、前記積分手段での充電電圧が制限され、
被写体が静止してからの前記積分手段での放電時間が略
一定になり、被写体が動画から静止画に移ったのちフリ
ーズするまでの時間を、入射光の大きさにかかわらず略
一定の短時間で行うことができるようになる。
視鏡装置によれば、動き判定のための積分手段に入力す
る信号レベルが過大にならないようにレベル制御するよ
うにしたため、前記積分手段での充電電圧が制限され、
被写体が静止してからの前記積分手段での放電時間が略
一定になり、被写体が動画から静止画に移ったのちフリ
ーズするまでの時間を、入射光の大きさにかかわらず略
一定の短時間で行うことができるようになる。
【図1】図1は図3に示した動き検出回路の改良例を示
す本発明に係る電子内視鏡装置の要部ブロック図であ
る。
す本発明に係る電子内視鏡装置の要部ブロック図であ
る。
【図2】図2は図3に示した動き検出回路の他の改良例
を示す本発明に係る電子内視鏡装置の要部ブロック図で
ある。
を示す本発明に係る電子内視鏡装置の要部ブロック図で
ある。
【図3】図3は従来の電子内視鏡装置の全体構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
3…カラーフィルタ 5…CCD 8…フリーズ操作部 12…フィールドメモリ 15…カラーエンコーダ 17…イネーブル信号発生器 20…アナログスイッチ 21…シャッタ制御回路 30、40…動き検出回路 31…第1の比較回路 32…第2の比較回路 33…第1の積分回路 34…第2の積分回路 35…第1のスイッチ駆動回路 36…第2のスイッチ駆動回路 37…スイッチ 41…リミッタ回路
Claims (1)
- 【請求項1】 内視鏡先端部から時系列に色分解した
R,G,Bの照明光を被写体に照射し、該被写体からの
反射像を内視鏡先端部に配設した固体撮像素子で受光
し、該固体撮像素子から得られるR,G,Bの面順次の
画像信号を各色別に画像メモリに順次記憶させるととも
に、該画像メモリからR,G,Bの画像信号を同時に読
み出す電子内視鏡装置において、フリーズ指令を出力す
るフリーズ操作手段と、前記R,G,Bの画像信号のう
ちの任意の2つの画像信号間の差又は任意の1色の画像
信号と輝度信号との差を演算する演算手段と、前記演算
手段から得られる差信号と色割れ検出用の所定の基準値
とを比較し、該基準値を越える信号成分を出力する比較
手段と、前記比較手段からの信号を積分する積分手段
と、前記積分手段に入力する信号レベルが過大にならな
いように制御するレベル制御手段と、前記積分手段の積
分値が被写体の動きの有無を判定する所定値以下になり
且つ前記フリーズ操作手段からフリーズ指令を入力する
と、前記メモリ手段の記憶内容を保持させる手段と、を
備えたことを特徴とする電子内視鏡装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049855A JP2979534B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電子内視鏡装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3049855A JP2979534B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電子内視鏡装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04285524A JPH04285524A (ja) | 1992-10-09 |
JP2979534B2 true JP2979534B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=12842673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3049855A Expired - Fee Related JP2979534B2 (ja) | 1991-03-14 | 1991-03-14 | 電子内視鏡装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979534B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-14 JP JP3049855A patent/JP2979534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04285524A (ja) | 1992-10-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |