JP2978478B1 - 回転式ウインドクリーナーの制御装置 - Google Patents

回転式ウインドクリーナーの制御装置

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JP2978478B1
JP2978478B1 JP10166656A JP16665698A JP2978478B1 JP 2978478 B1 JP2978478 B1 JP 2978478B1 JP 10166656 A JP10166656 A JP 10166656A JP 16665698 A JP16665698 A JP 16665698A JP 2978478 B1 JP2978478 B1 JP 2978478B1
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斉藤昌策
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Abstract

【要約】 【課題】 フロントウインド上に互いに接近して配設さ
せた2つの回転ワイパーが互いに干渉することなく間欠
運転と、中速運転と、高速運転とを行う回転式ウインド
クリーナーの制御装置を提供する。 【解決手段】 2つのワイパーを格納位置と始動位置と
に回動させる昇降モーターと、第1ワイパーを始動位置
で回転させる第1モーターと、第2ワイパーを始動位置
で回転させる第2モーターとを備え、操作スイッチ36
により2つのワイパーの昇降移動と、間欠運転と、中速
運転とを行うことができるように昇降モーターと、第1
モーターと、第2モーターの各ブラシ基盤50,55を
操作スイッチ36を介して電子制御回路38に接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車及びその他の車
輌、軌道車、船舶、航空機等のフロントウインド用の回
転式ウインドクリーナーの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の回転式ウインドクリーナ
ーの制御装置は互いに接近させてフロントウインド上に
配設させた2つのワイパーを同時に格納位置と始動位置
に昇降させる昇降モーターと、2つのワイパーをそれぞ
れ別個に駆動させる各々の駆動モーターとを備え、一方
の駆動モーターを作動させた後に他方の駆動モーターを
作動させるリミチットを設け、2つのワイパーに遅れ角
を形成して2つのワイパーを対向方向に回転させ、その
後2つの駆動モーターが一定の回転速度に達した時に2
つのワイパーの遅れ角が解消され、そして2つのワイパ
ーが互いに干渉してしまうのを避けるために2つの駆動
モーターの回転軸を継手機構によって連結させ、2つの
駆動モーターを同じ駆動源で駆動させ、遅れ角を保持し
た状態で2つのワイパーを回転させるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の回転式
ウインドクリーナーの制御装置は低速運転と高速運転を
行うだけで、間欠運転を行うことはできず、又機械的に
作動させる継手機構により2つの駆動モーターの回転軸
を互いに連結及び非連結させるため、継手機構はその作
動が不確実でありかつ回転中に回転軸を連結させるた
め、衝撃を受けて簡単に損傷してしまうおそれがあり、
更に2つの駆動モーターを正確に制御させることができ
ない欠点があった。
【0004】本発明の目的は2つのワイパーを同時に昇
降させる昇降モーターと、2つのワイパーを別個に駆動
させる2つの駆動モーターとを電子制御回路により正確
かつ確実に制御させ、2つのワイパーに遅れ角を保持さ
せた状態で間欠運転と、中速運転と、高速運転とを行う
ことができるようにした回転式ウインドクリーナーの制
御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による回転式ウイ
ンドクリーナーの制御装置は互いに接近させてフロント
ウインド上に配設した2つのワイパーを格納位置と始動
位置とに回動させる昇降モーターと、第1ワイパーを始
動位置で回転させる第1モーターと、第2ワイパーを始
動位置で回転させる第2モーターとを備え、操作スイッ
チにより2つのワイパーの昇降移動と、間欠運転と、中
速運転とを行うことができるように昇降モーターと、第
1モーターと、第2モーターの各ブラシ基盤を操作スイ
ッチを介して電源に接続させた電子制御回路に接続さ
せ、2つのワイパーの間欠運転と、中速運転と、高速運
転において第1ワイパーと第2ワイパーとが互いに干渉
することなく遅れ角を有して対向方向に回転できるよう
に2つのモーターを電子制御回路により制御可能とした
ものである。
【0006】
【実施例】図1及び図2には自動車のフロントウインド
1上に互いに接近させて配設させた第1ワイパー2と第
2ワイパー3をボンネット4内の格納位置とフロントウ
インド1上の始動位置とに回動させる昇降モーター5
(図2参照)と、第1ワイパー2を始動位置で回転させ
る第1モーター6と、第2ワイパー3を始動位置で回転
させる第2モーター7とを備えた本発明の回転式ウイン
ドクリーナーの制御装置を示してある。
【0007】第1ワイパー2は回転軸8により回転可能
に支持筒9に又第2ワイパー3は回転軸10により回転
可能に支持筒11にそれぞれ支持され、支持筒9,11
には下端にギヤー12,13を形成したレバー状操作部
材14,15を取付け、各ギヤー12,13にピニオン
16,17を噛合させ、ピニオン16,17は昇降モー
ター5の回転軸18に噛合するウォーム歯車19,20
の回転軸21,22に取付けられており、昇降モーター
5の駆動によりピニオン16,17を回転させ、支持筒
9,11を図1に実線で示したフロントウインド1上の
始動位置と二点鎖線で示したボンネット4内の格納位置
とに昇降可能にさせてある。
【0008】支持筒9,11はモーターケース23上に
回動可能に装着され、モーターケース23内には第1ワ
イパー2を回転させる第1モーター6と第2ワイパー3
を回転させる第2モーター7とを設け、第1モーター6
と第2モーター7とは互いに隣接して並列に配設され、
第1モーター6の回転軸24の一端にねじ部25を形成
すると共に第2モーター7の回転軸26の一端にねじ部
27を形成し、第1モーター6の回転軸24のねじ部2
5を歯車ケース内に支持軸28で回転可能に支持させた
モーター歯車29に噛合させると共に第2モーター7の
回転軸26のねじ部27を歯車ケース内に支持軸30で
回転可能に支持させたモーター歯車31に噛合させてあ
る。支持筒9,11内に配設したモーター歯車29,3
1の支持軸28,30にはチェーンギヤー32を固定す
ると共に第1ワイパー2と第2ワイパー3の回転軸8,
10にはチェーンギヤー33を固定し、チェーンギヤー
32とチェーンギヤー33とには支持筒9,10内に内
装したチェーン34を張設させてある。従って、第1モ
ーター6と第2モーター7の回転は回転軸24,26に
よりモーター歯車29,31に伝達され、更にチェーン
34を通して第1ワイパー2と第2ワイパー3とに伝達
され、ワイパー2,3を矢印で示した反対方向に回転さ
せることができる。第1モーター6の回転軸24の他端
と第2モーター7の回転軸26の他端との間には継手機
構35を設け、該継手機構35に連結させた作動レバー
70により第1モーター6の回転軸24と第2モーター
7の回転軸26とを連結又は非連結させることができる
ようにしてある。
【0009】本発明の制御装置は昇降モーター5と、第
1モーター6と、第2モーター7のブラシ基盤を接続さ
せると共に操作スイッチ36を介して電源37に接続さ
せた図4に示す電子制御回路38を有し、操作スイッチ
36はワイパーを格納位置で停止させる停止位置(0)
と、ワイパーの上昇移動及び間欠運転を行う切換え位置
(1)と、ワイパーの中速運転を行う切換え位置(2)
と、ワイパーの高速運転を行う切換え位置(3)とを有
し、操作スイッチ36の切換え位置(1)を導線a、切
換え位置(2)を導線b、切換え位置(3)を導線cを
通してそれぞれ電子制御回路38に接続させてある。
【0010】操作スイッチ36のワイパーの上昇移動及
び間欠運転を行う切換え位置(1)はその導線aを電子
制御回路38の昇降リレー39と発信回路41とに接続
させ、昇降リレー39は図6に示した通りワイパー2,
3を始動位置に停止させるためにワイパー2,3の始動
位置に対応する位置で昇降モーター5の回転を停止させ
る上限リミットスイッチ42とワイパー2,3の格納位
置に対応する位置で昇降モーター5の回転を停止させる
下限リミットスイッチ43とを通して昇降モーター5の
ブラシ基盤に接続され、昇降リレー39のオンにより昇
降モーター5を正転させてワイパー2,3を始動位置ま
で上昇させ、昇降リレー39のオフにより上昇停止さ
せ、又下降の時は昇降モーター5を逆転させてワイパー
2,3を格納位置に停止させるようにしてある。
【0011】電子制御回路38の発信回路41は互いに
並列に接続された第1リレー44と、大型コンデンサ4
5と、第2リレー46とを備え、発信回路41の第2リ
レー46を第1モーター配線基盤47と接続させると共
にブレーキ設定回路48に接続させ、第1リレー44と
第2リレー46との間に大型コンデンサ45を配設し、
操作スイッチ36の切換え位置(1)によりワイパー
2,3を始動位置に上昇させた後に第1モーター6を回
転させるための発信信号が送電され、発信回路41の第
1リレー44をオンとすることにより大型コンデンサ4
5を充電し、第1リレー44と第2リレー46とが同時
にオンになると、コンデンサ45がオンになり、発信回
路41がオンになる。発信回路41のオンにより第1モ
ーター配線基盤47に発信信号を送電すると共にブレー
キ設定回路48にブレーキ信号を送電する。発信回路4
1のコンデンサ45は約5秒間隔で充電と放電とを繰返
すようにしてあるので、発信回路41は発信信号とブレ
ーキ信号とを約5秒間隔で送電することにより第1モー
ター8の間欠運転を行うものであり、コンデンサ34は
ボリューム49によりその約5秒間の時間間隔を調整さ
せることができる。
【0012】第1モーター配線基盤47は正転リレー
と、逆転リレーと、タイムリレーとを有し、第1モータ
ー6のブラシ基盤50と、第1モーター6の回転を減速
するモーター歯車29の歯車箱に配設したブレーキセン
サ51と、第2モーター起動センサ52とに接続され、
モーター歯車29に取付けた操作カム53がモーター歯
車29の回転によりブレーキセンサ51と第2モーター
起動センサ52とに係合するようになっている。第2モ
ーター起動センサ52を通して第1モーター配線基盤4
7を第2モーター配線基盤54に接続させ、第2モータ
ー配線基盤54は正転リレーと、逆転リレーと、タイム
リレーとを有し、第2モーター7のブラシ基盤55と、
第2モーター7の回転を減速するモーター歯車31の歯
車箱に配設させたブレーキセンサ56に接続され、モー
ター歯車31に取付けた操作カム57がモーター歯車2
9の回転によりブレーキセンサ56に係合するようにな
っている。約5秒間隔の発信信号が第1モーター配線基
盤47に送電されると、第1モーター配線基盤47は正
転リレーを通してブラシ基盤50に送電し、第1モータ
ー6と共にモーター歯車29を回転させ、第1ワイパー
2を始動位置から回転させる。モーター歯車29が回転
して操作カム53が第2モーター起動センサ52に係合
すると、第2モーター起動信号が第2モーター配線基盤
54に送電され、第2モーター配線基盤54は正転リレ
ーを通してブラシ基盤55に送電し、第2モーター7と
共にモーター歯車31を回転させる。従って第2ワイパ
ーモーター7は第1ワイパーモーター6の始動後に一定
の遅れ角度を有して第1ワイパーモーター6の回転と反
対方向に回転する。
【0013】ブレーキ設定回路48は発信回路41に接
続された第1小型リレー58と、2つの平行ポイントに
よって第1モーター配線基盤47に接続したブレーキセ
ンサ51と第2モーター配線基盤54に接続したブレー
キセンサ56とに接続させた第2小型リレー59と、第
1小型リレー58と第2小型リレー59との間に並列に
接続させた小型コンデンサ60とを有し、発信信号と同
時にブレーキ信号の送電により第1小型コンデンサ58
をオンにしてコンデンサ60を充電させ、第1リレー5
8と第2リレー59とが同時にオンになると、コンデン
サ60がオンになり、ブレーキ電源がオンとなる。第2
リレー59のオンによりブレーキセンサ51,56とブ
レーキ電源とが通電状態で待機する。モーター歯車2
9,31が1回転すると、操作カム53,57が各ブレ
ーキセンサ51,56と係合し、その係合によりブレー
キ電源と第1モーター配線基盤47と第2モーター配線
基盤54のタイムリレーとが通電し、正転リレーをオフ
にし、逆転リレーをオンにしてモーターブラシ基盤5
0,55にブレーキ信号を送電し、モーター6,7と共
にモーター歯車29,31を瞬間的に停止させ、ワイパ
ー2,3を始動位置で停止させる。その後一定時間後、
即ち約5秒後に次の発信信号が送電され、約5秒間隔の
間欠運転が行なわれる。
【0014】操作スイッチ36のワイパーの中速運転を
行う切換え位置(2)はその導線bを通して電子制御回
路38の間欠及び中速切換え回路40に接続され、中速
切換え回路40は図7に示すように発信回路41と、第
2モーター起動センサ52と接続している中速線連結器
61に接続された第1リレー62と、該第1リレー62
に接続させると共に第2モーター起動センサ52と接続
している中速線連結器61に接続された第2リレー63
とを有し、間欠及び中速切換え回路40を発信回路41
を通して第1モーターブラシ基盤50の間欠及び中速線
64に接続させた第1モーター配線基盤47の正転リレ
ーに接続させると共に第1モーター歯車29の歯車箱に
配設した第2モーター起動センサ52と接続している中
速線連結器61を通して第2モーターブラシ基盤55の
間欠及び中速線64に接続させた第2モーター配線基盤
54の正転リレーに接続させてある。操作スイッチ36
を切換え位置(1)から切換え位置(2)に切換えるこ
とにより間欠運転から中速運転に切換えられ、第1モー
ター配線基盤47から第1モーターブラシ基盤50に、
又同時に第2モーター配線基盤54から第2モーターブ
ラシ基盤55に中速運転信号が電送され、第1モーター
6と第1モーター歯車29と共に第2モーター7と第2
モーター歯車31とが停止することなく連続的に中速で
回転し、第1ワイパー2と第2ワイパー3とが互いに反
対方向に回転してワイパーの中速運転を行う。中速運転
は約60回転/秒の速度でワイパーを回転できるように
間欠及び中速線64を送出線65に対して180度の角
度でブラシ基盤50,55に配線させてある。
【0015】操作スイッチ36のワイパーの高速運転を
行う切換え位置(3)はその導線cを通して電子制御回
路38の高速分離回路66に接続され、高速分離回路6
6は互いに並列に接続させた第1大型リレー67と第2
大型リレー68とを有し、第1大型リレー67を電源3
7に接続させると共に第1モーターブラシ基盤50と第
2モーターブラシ基盤55の高速線69にそれぞれ接続
させ、第2大型リレー68を電源37に接続させると共
に第1モーターブラシ基盤50と第2モーターブラシ基
盤55の送出線65に接続させてある。操作スイッチ3
6を切換え位置(2)から切換え位置(3)に切換える
ことにより中速運転から高速運転に切換え、第1大型リ
レー67と第2大型リレー68とをオンとすることによ
り高速分離回路66をオンとし、高速分離回路66から
第1モーターブラシ基盤50と第2モーターブラシ基盤
55の高速線69に高速信号が送電され、第1モーター
6及び第1モーター歯車29と共に第2モーター7及び
第2モーター歯車31とが高速で連続的に回転し、第1
ワイパー2と第2ワイパー3とが反対方向に回転して高
速運転を行う。高速運転は約120回転/秒の速度でワ
イパーを回転できるように高速線69を送出線65に対
して高速230°の角度でブラシ基盤50,55に配線
させてある。
【0016】更に電子制御回路38には間欠運転におい
て第1ワイパー2を始動させた一定時間後に第2ワイパ
ー3を始動させることにより2つのワイパー2,3間に
形成した遅れ角を中速運転と高速運転においても維持さ
せて2つのワイパーを互いに干渉させることなく中速運
転と高速運転とを行うドッキング回路71を付設させて
あり、ドッキング回路71は図3に示すようにソレノイ
ドコイル作動リレー72から成り、該リレー72は継手
機構35に連結させた作動レバー70を作動させるソレ
ノイドコイル73に接続させると共に操作レバー36の
切換え位置(1)に導線a、切換え位置(2)に導線
b、切換え位置(3)に導線cで接続させてある。ドッ
キング回路71は間欠運転を行う操作ハンドル36の切
換え位置(1)においては導線aに電流がながれ、ソレ
ノイドコイル作動リレー72はオフ状態であり、ソレノ
イドコイル73に通電することがないので、第1ワイパ
ー2と第3ワイパー3とは第1モーター6と第2モータ
ー7により遅れ角を有して間欠運転を行うことができ
る。
【0017】操作ハンドル36を間欠運転の切換え位置
(1)から中速運転の切換え位置(2)に切換えると、
ドッキング回路71の導線bに電流が流れ、ソレノイド
コイル作動リレー72をオンにしてソレノイドコイル7
3を通電させ、ソレノイドコイル73が操作レバー70
を吸収して継手機構35を作動させ、第1モーター6の
回転軸24と第2モーター7の回転軸26を連結し、間
欠運転において形成した第1ワイパー2と第2ワイパー
3との間の遅れ角を保持した状態で中速運転を行うこと
ができる。更に高速運転に切換えられた際にも導線cに
電流が流れ、ソレノイドコイル作動リレー72はオン状
態のままであり、ソレノイドコイル73も通電状態であ
って、継手機構35は第1モーター6の回転軸24と第
2モーター7の回転軸26の連結を維持し、2つのワイ
パー間に遅れ角を保持した状態で高速運転を行うことが
できる。
【0018】次に本発明に係る回転式ウインドクリーナ
ーの制御装置の作動を説明する。
【0019】操作ハンドル36を停止位置(0)から切
換え位置(1)に切換えると、導線aを通して昇降リレ
ー39がオンとなり、昇降モーター5を駆動させて2つ
のワイパー2,3を格納位置から始動位置まで上昇させ
ると、発信回路41に通電して、発信信号を第1モータ
ー配線基盤47に送電すると共にブレーキ設定回路48
にブレーキ信号を送電し、第1モーターブラシ基盤50
の間欠及び中速線64に電流を送り第1モーター6を回
転させると共にブレーキ設定回路48から第1モーター
歯車29と第2モーター歯車31のブレーキセンサ5
2,56に電流を送り、通電状態で待機させる。第1モ
ーター6と共にそのモーター歯車29を回転させること
により第1ワイパー2を始動位置で回転させ、モーター
歯車29の回転によりカム53が第2モーター起動セン
サ52に係合すると、第2モーター配線基盤54に第2
モーター起動信号が送電され、第2モータブラシ基盤5
4の間欠及び中速線64に電流を通り第2モーター7を
回転させると共にそのモーター歯車31を回転させる
と、第2ワイパー3が回転する。
【0020】従って第2ワイパー3は第1ワイパーの回
転後一定の間隔を有して回転するので2つのワイパー間
に送れ角を形成することができる。その後第1ワイパー
2が1回転して始動位置に来ると第1モーター歯車29
のカム51がブレーキセンサ51に係合し、ブレーキ電
源と通電状態のブレーキセンサ51が第1モーター配線
基盤47を通して第1モーターブラシ基盤54の間欠及
び中速線にブレーキ信号を送り、第1モーター6とその
モーター歯車29と共に第1ワイパー2を停止させ、次
に第2ワイパー3が1回転して始動位置に来ると第2モ
ーター歯車31のカム57がブレーキセンサ56に係合
し、ブレーキセンサ56がブレーキ信号を第2モーター
配線基盤54を通して第2モーターブラシ基盤55に送
り、第2モーター7とそのモーター歯車31と共に第2
ワイパー3を始動位置で停止させる。その後一定時間
後、即ち約5秒後に次に発信信号が送電され、上述の作
動が繰り返され、約5秒間隔の間欠運転が行なわれる。
【0021】操作ハンドル36を切換え位置(1)から
切換え位置(2)に切り替えると、導線bを通してドッ
キング回路71に電流を送ると共に間欠及び中速切換え
回路40に電流を送り、ソレノイドコイル73を通電さ
せることにより第1モーター6の回転軸24と第2モー
ター7の回転軸26とを連結させて2つのワイパーに送
れ角を形成して同一駆動源で駆動できるようにし、又間
欠及び中速切換え回路40から発信回路41を通して第
1モーター配線基盤47と第1モーター歯車29の歯車
箱に設けた第2モーター起動センサ52を通して第2モ
ーター配線基盤54とに中速運転信号を送電し、更に2
つのモーターブラシ基盤50,55に中速運転信号が送
電されて第1モーター6と第2モーター7と共に第1モ
ーター歯車29と第2モーター歯車31とが回転し、第
1ワイパー2と第2ワイパー3とが遅れ角を有して互い
に干渉することなく反対方向に中速で回転する。
【0022】操作ハンドル36を切換え位置(2)から
切換え位置(3)に切換えると、導線cを通してドッキ
ング回路1に電流を送ると共に高速分離回路66に電流
を送り、ソレノイドコイル73の通電状態を維持させる
と共に第1モーター6の回転軸24と第2モーター7の
回転軸26との連結状態を保持し、2つのワイパーに遅
れ角を形成して同一駆動源で駆動できるようにし又高速
分離回路66をオンにすることにより第1大型リレー6
7と第2大型リレー68を通して第1モーターブラシ基
盤50と第2モーターブラシ基盤55の高速線69に高
速運転信号を電送し、第1モーター6とそのモーター歯
車29と共に第2モーター7とそのモーター歯車31と
を高速で回転させ、第1ワイパー2と第2ワイパー3と
が遅れ角を有して互いに干渉することなく反対方向に高
速で回転する。
【0023】その後、操作ハンドル36を切換え位置
(3)から切換え位置(2)に切換えると、高速分離回
路66がオフとなり、間欠及び中速切換え回路40がオ
ンになって上述の中速運転が行なわれ、更に切換え位置
(2)から切換え位置(1)に切換えると、間欠及び中
速切換え回路40がオフになると共にドッキング回路7
1がオフとなって、ソレノイドコイル73が継手機構3
5を作動させて、第1モーター6の回転軸24と第2モ
ーター7の回転軸26との連結を外し、又発信回路41
をオンにして第1モーター配線基盤47に発信信号を電
送すると共にブレーキ設定回路48にブレーキ信号を電
送し、約5秒間隔の上述した間欠運転を行う。更に切換
え位置(1)から停止位置(0)に切換えると、発信回
路41のオフにより第1ワイパー2と第2ワイパー3の
回転が始動位置で止まり、昇降リレー39のオフにより
ワイパー2,3を始動位置から格納位置に下降させて停
止させる。
【0024】
【発明の効果】本発明は上述した構成であるから、電子
制御回路により一方のワイパーを回転させた後に他方の
ワイパーを回転させて2つのワイパーを始動位置で1回
転させかつ1回転ごとに始動位置で一定時間停止させる
間欠運転を回転式ウインドクリーナーにおいても往復式
ウインドクリーナーと同様に容易に行うことができると
共に2つの回転ワイパーが遅れ角を保持した状態で中速
運転と高速運転とを確実に行うことができる。更に昇降
モーターと、第1モーターと、第2モーターとを電子制
御回路により正確かつ確実に制御させることにより、2
つのワイパーの昇降移動と、間欠運転と、中速運転と、
高速運転とを操作スイッチを介して正確かつ確実に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転式ウインドクリーナーの制御
装置の正面図である。
【図2】本発明による第1ワイパーの縦断側面図であ
る。
【図3】本発明の制御装置に係る電子制御回路のドッキ
ング回路と継手機構の説細図である。
【図4】本発明の制御装置の電子制御回路図である。
【図5】本発明の操作スイッチの各切換え位置の説明図
である。
【図6】本発明の昇降モーターの昇降リレーと発信回路
の回路図である。
【図7】本発明の間欠及び中速切換え回路の回路図であ
る。
【図8】本発明の高速分離回路の回路図である。
【符号の説明】
2 第1ワイパー 3 第2ワイパー 5 昇降モーター 6 第1モーター 7 第2モーター 8,10 回転軸 9,11 支持筒 12,13 ギヤー 14,15 操作部材 16,17 ピニオン 19,20 ウォーム歯車 21,22 回転軸 24,26 回転軸 28,31 支持軸 29,31 モーター歯車 32,33 チェーンギヤー 34 チェーン 36 操作スイッチ 37 電源 38 電子制御回路 39 昇降リレー 40 間欠及び中速切換え回路 41 発信回路 47 第1モーター配線基盤 48 ブレーキ設定回路 50 第1モーターブラシ基盤 51 ブレーキセンサ 52 第2モーター起動センサ 53 操作カム 54 第2モーター配線基盤 55 第2モーターブラシ基盤 56 ブレーキセンサ 57 操作カム 66 高速分離回路 70 操作レバー 71 ドッキング回路 73 ソレノイドコイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近させてフロントウインド上に
    配設した2つのワイパーを格納位置と始動位置とに回動
    させる昇降モーターと、第1ワイパーを始動位置で回転
    させる第1モーターと、第2ワイパーを始動位置で回転
    させる第2モーターとを備え、操作スイッチにより2つ
    のワイパーの昇降移動と、間欠運転と、中速運転と、高
    速運転とを行うことができるように昇降モーターと、第
    1モーターと、第2モーターの各ブラシ基盤を操作スイ
    ッチを介して電源を有する電子制御回路に接続させ、該
    電子制御回路には間欠運転において一方のワイパーを回
    転させた後に他方のワイパーを回転させる発信信号を一
    定間隔で発生させる発信回路と始動位置で1回転ごとに
    一方のワイパーと他方のワイパーを一定期間停止させる
    ブレーキ設定回路とを備え、中速運転と高速運転におい
    て第1ワイパーと第2ワイパーとが互いに干渉すること
    なく遅れ角を有して対向方向に回転できるように2つの
    モーターの回転軸を互いに連結させるソレノイドコイル
    を備えたことを特徴とする回転式ウインドクリーナーの
    制御装置。
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