JP2978418B2 - 自動刃具交換装置 - Google Patents

自動刃具交換装置

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JP2978418B2
JP2978418B2 JP7128639A JP12863995A JP2978418B2 JP 2978418 B2 JP2978418 B2 JP 2978418B2 JP 7128639 A JP7128639 A JP 7128639A JP 12863995 A JP12863995 A JP 12863995A JP 2978418 B2 JP2978418 B2 JP 2978418B2
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仁 深川
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばロボットなど
に備えられ、そのロボットに取付けられる刃具を機械操
作によって、いわば自動的に交換するための自動刃具交
換装置に関する。
【0002】また本発明は、たとえばロボットに備えら
れる刃具を挟持するための刃具着脱装置に関する。
【0003】
【従来の技術】刃具を挟持する刃具着脱装置は、その所
定の位置にたとえば、スパナなどを掛合し、軸線まわり
に角変位させることによって、その内部に設けられた挟
持部材が半径方向に変位するように構成され、刃具はこ
の挟持部材の半径方向への変位によって挟持されて取付
けられる。このような従来技術では、刃具の交換は手作
業で行われるので手間を要する。
【0004】この手間を排除するために、たとえばNC
(数値制御)工作機械などは、刃具がホルダに保持され
た状態で、多数収納するマガジンと、刃具着脱装置との
間を搬送され、機械操作によって、いわば自動的に交換
されるように構成される。
【0005】また、他の従来の技術としては特開平1−
289690号公報に開示されている工具取付用治具の
逃がし溝に嵌合して該逃がし溝に沿って移動可能であ
り、逃がし溝方向に対して直角方向に回転して上記治具
の周方向に部分的に形成された周方向溝に嵌合する爪を
一体的に有し、前記治具に嵌合して該治具を押圧する位
置決めピンを移動自在に設けるとともに、該位置決めピ
ンの駆動手段を備えて成るオートツールチェンジャがあ
る。
【0006】さらに、他の従来の技術としては、特開平
5−31691号公報に開示されている作動アームの先
端に設けた装置本体に、工具を備えた被着部材を着脱自
在に装着する工具保持装置において、前記装置本体に、
放射方向に進退可能とした複数のロックピンを配置した
ロック装置を設けるとともに、前記被着部材を前記ロッ
ク装置の外側を囲むリング状に形成して、この被着部材
に前記各ロックピンの外端部を係合させて被着部材を装
置本体に装着可能にし、前記各ロックピンに対して垂直
の方向に進退駆動されるピストンを、前記各ロックピン
の放射状の中央部に配設するとともに、前記ピストンの
端部に先端に行くに従ってピストン中心線に近づくよう
に傾斜したカム面を有するカムを前記ロックピンが進退
する方向に遊動可能に連結し、前記カム面を前記各ロッ
クピンの内端部に接触させて前記各ロックピンを進出駆
動することを特徴とする工具保持装置がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、刃具を自
動的に交換するためには、ホルダを別途用意する必要が
あり、たとえば一般に市販されている円柱状の軸部を有
する刃具をそのまま単体で用いることができない。
【0008】したがって、本発明の目的は、たとえばロ
ボットなどに備えることによって、軸部を有する刃具を
単体で用いて、その刃具をいわば自動的に交換すること
ができる自動刃具交換装置を提供することである。
【0009】また本発明の他の目的は、機械操作によっ
て容易に開閉される刃具着脱装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数の載置位
置に有底筒状のブッシュが底部を下方に向けて設けら
れ、円柱状の軸部を有する刃具が、単体で刃部を上方に
しかつ軸部をブッシュに挿入して正確な位置に、複数載
置される刃具載置台と、刃具載置台と所定位置との間
で、刃具を挟持して刃具を単体で搬送するための搬送手
段と、所定位置において、ロボットアームの先端部に設
けられて刃具の軸部を直接挟持する刃具着脱装置と、搬
送手段との間で、刃部を下方に配置した刃具を着脱する
ための刃具着脱操作手段とを含み、搬送手段は、刃具載
置台と所定位置との間を往復駆動される搬送手段本体
と、搬送手段本体に、水平な軸線まわりに揺動される移
動体と、搬送手段本体に対して上下に移動されるように
移動体に取付けられ、刃具の軸部を直接挟持する挟持手
段とを含むことを特徴とする自動刃具交換装置である。
また本発明は、各載置位置のうち挟持手段が刃具を挟持
する挟持位置に配置された載置位置における刃具の有無
を検出するフォトセンサを備えることを特徴とする。ま
た本発明は、各載置位置に設けらるブッシュの底部に
は、貫通孔が形成されることを特徴とする。また本発明
の搬送手段は、挟持手段と搬送手段本体との間を弾性的
に連結する連結部材とを含むことを特徴とする。本発明
の挟持手段は、相互に近接/離反する2つのグリップ片
から成り、刃具を挟持するためのグリップを有し、各グ
リップ片のうちいずれか一方の先端部には、刃具を位置
決めするためのV字溝が形成されることを特徴とする。
また本発明の刃具着脱装置は、フランジ部を有する回転
基台と、フランジ部を有し回転基台に変位可能に装着さ
れる可動部材とを有し、可動部材が軸方向に変位して開
閉し、刃具着脱操作手段は、各フランジ部を相互に近接
する方向に押圧することによって可動部材を変位させ
て、刃具着脱装置を開くことを特徴とする。また本発明
の前記刃具着脱装置は、フランジ部を有し、出力軸に固
定される回転基台と、基端部が回転基台に固定され、遊
端部に軸線方向に沿った切割り溝が形成され、遊端部の
外径が軸方向に関して変化する傾斜面が設けられる略円
筒状の挟持部材と、フランジ部を有し、回転基台に対し
て挟持部材の軸線方向に変位可能に装着され、傾斜面に
当接する当接部を有し、当接部が軸線方向に変位するこ
とによって、挟持部材の遊端部を半径方向内方に押圧す
る可動部材と、当接部が挟持部材の遊端部を半径方向内
方に押圧する方向に、可動部材を回転基台に対して挟持
部材の軸線方向に付勢する付勢手段とを含み、各フラン
ジ部を相互に近接する方向に押圧することによって、付
勢手段に抗して可動部材を回転基台に対して変位可能で
あることを特徴とする。また本発明の刃具着脱操作手段
は、弾性支持によって設置されることを特徴とする。ま
た本発明は、挟持手段によって挟持された刃具を、刃具
着脱装置に押込むための複動シリンダを前記所定位置に
備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、刃具載置台には、円柱状の軸
部を有する刃具が単体で刃部を上方にして複数載置され
る。これによって、交換される刃具を容易に確認するこ
とができる。
【0012】また搬送手段は、刃具の軸部を直接挟持し
て刃具載置台と所定位置との間で刃具を単体で搬送し、
刃具着脱操作手段は、所定位置においてロボットアーム
先端部の刃具を単体で挟持する刃具着脱装置と搬送手段
との間で刃具を着脱する。これによって、刃具は単体
で、搬送され、かつ刃具着脱装置への着脱が機械操作に
よって行われ、いわば自動的に刃具が交換される。搬送
手段は、搬送手段本体に、角変位自在に移動体が設けら
れ、この移動体に、上下に移動されるように、空気圧複
動シリンダを介して挟持手段が設けられ、この挟持手段
によって刃具を挟持して搬送する。この搬送手段では、
移動体が水平な軸線まわりに揺動されることによって、
挟持手段も同一軸線まわりに揺動され、これによって上
記のように刃部を上方にして刃具載置台に載置された刃
具2を、180°反転させて、刃部を下方にして所定位
置に搬送することができる。また挟持手段は、空気圧複
動シリンダによって搬送手段本体に対して上下に移動す
ることができ、刃具を上下移動させることができる。し
たがってブッシュの内周面と刃具の軸部の外周面との隙
間の寸法が選ばれて、ブッシュ内で正確な位置に載置さ
れるべき刃具を、ブッシュ内に容易に挿入して収納する
ことができ、かつブッシュ内から容易に取出すことがで
きる。このように本発明の自動刃具交換装置では、搬送
手段が上記のように構成されて動作するので、交換され
る刃具を容易に認識できるように刃部を上方にして、か
つブッシュに収納されて正確な位置に載置される刃具
を、ブッシュから容易に取り出し、さらに刃具を180
°反転させて刃部を下方にして所定位置に搬送し、この
所定位置で刃具着脱装置に装着することができる。また
逆に刃具着脱装置に装着された刃具を抜取り、刃部を上
方に配置してブッシュ内に収納して正確な位置に載置す
ることができる。
【0013】また本発明に従えば、複数の載置位置を有
する各載置台には、各載置位置のうち挟持位置における
刃具の有無を検出するフォトセンサが備えられる。これ
によって、刃具の有無を非接触で検出することができ、
刃具を確実に刃具着脱装置に搬送し、また複数の載置位
置のうちの空所を検出して、使用済みの刃具を元に戻す
ことができる。
【0014】さらに本発明に従えば、各載置位置には、
刃具を受けるブッシュが設けられる。これによって、刃
具のすべりをよくして、滑らかに載置位置に載置するこ
とができる。
【0015】また、ブッシュには、下方に向けた底部に
貫通孔が形成される。これによって、ブッシュ内に水や
油および切粉やほこりなどが溜まることを防止すること
ができる。
【0016】
【0017】
【0018】さらに本発明に従えば、搬送手段に設けら
れる刃具を挟持する挟持手段は、搬送手段本体に連結部
材によって弾性的に連結される。これによって、挟持手
段は、搬送手段本体に対して変位可能であり、刃具が配
置されるべき位置へと実際に配置されている位置との誤
差を補償することができる。
【0019】さらに本発明に従えば、挟持手段に備えら
れる刃具を載置するためのグリップには、各グリップ片
のいずれか一方の先端部に、刃具を位置決めするV字溝
が形成される。これによって、円柱状の軸部を有する刃
具をV字溝で位置決めして確実に挟持し、搬送手段に対
する刃具の位置を一定にすることができる。
【0020】さらに本発明に従えば、刃具着脱操作手段
は、回転基台のフランジ部と可動部材のフランジ部とを
近接するように押圧する簡単な操作によって、可動部材
を軸方向に変位させて、刃具着脱装置を開く。これによ
って、簡単な構成で、かつ簡単な操作で刃具着脱装置を
刃具が着脱可能な状態にすることができる。さらに本発
明に従えば、出力軸に固定される回転基台に、挟持部材
がその基端部で固定され、この挟持部材の遊端部には軸
線方向に沿った切割り溝が形成され、軸線方向に関して
外径が変化する傾斜面が設けられる。回転基台に対して
挟持部材の軸線方向に変位可能に装着される可動部材に
は、傾斜面に当接する当接部が設けられ、当接部は、可
動部材が軸線方向に変位されることによって、挟持部材
の遊端部を半径方向内方に押圧する。これによって、各
着脱装置は可動部材が軸方向に変位することによって開
閉して、刃具が着脱される。すなわち回転基台のフラン
ジ部と可動部材のフランジ部とを近接するように押圧す
る簡単な操作によって開き、このような各フランジ部の
押圧を解除することによって、付勢手段によって閉じる
ことができ、機械操作による簡単な操作で開閉すること
ができる。このような刃具着脱装置を備えることによっ
て、円柱状の軸部を有する刃具を単体で、簡単な操作で
いわば自動的に交換することができる。
【0021】さらに本発明に従えば、刃具着脱操作手段
は、弾性支持されて設置される。これによって、刃具着
脱装置の移動に伴う衝撃を吸収し、また刃具着脱装置の
各フランジ部に対する位置のずれを許容することができ
る。
【0022】さらに本発明に従えば、挟持手段によって
挟持された刃具は、所定位置で複動シリンダによってそ
のピストンを伸長させることによって刃具着脱装置に押
込まれる。これによって、挟持手段によって所定位置に
配置された刃具を、位置がずれないように確実に着脱装
置に押込むことができる。
【0023】
【0024】
【実施例】図1は本発明の一実施例の自動刃具交換装置
1を簡略化して示す斜視図であり、図2はその正面図で
あり、図3はその平面図である。自動刃具交換装置1
は、刃具2が複数載置される刃具載置台3と、刃具載置
台3と所定位置との間で、刃具を搬送する搬送手段4
と、所定位置において、ロボットアームの先端部5に設
けられる後述する刃具着脱装置6と搬送手段4との間で
刃具の着脱をするための刃具着脱操作手段7と、所定位
置において、刃具着脱装置6内に刃具2を押込むための
複動シリンダ8とを含んで構成される。
【0025】図4は刃具載置台3を一部を切欠いて示す
平面図であり、図5は図4の下方から見て示す断面図で
あり、図6は図4の右方向から見て示す断面図である。
刃具載置台3は円板状であり、鉛直な軸線まわりに回転
自在に設けられる回転テーブル9と、回転テーブル9を
回転駆動する駆動手段10とを含む。
【0026】回転テーブル9には、外周部付近に複数
(本実施例において32ケ所)の刃具載置位置11が、
周方向に等しい間隔(11.25°)毎に設けられ、各
載置位置11には、図7に示されるような有底筒状のブ
ッシュ12が取付けられて、ブッシュ12内に刃具2が
収納されるようにして載置される。
【0027】刃具2は、軸付のフラップホイールや、軸
付の砥石などであり、円柱状の軸部18と、その一端部
に切削刃あるいは研削刃を備える刃部19とを有し、そ
の刃部19を上方に配置した状態で、軸部18をブッシ
ュ12内に挿入するようにして、回転テーブル9に載置
される。このように、刃具2を、刃部19を上方に配置
して載置することで、交換されるべき刃具2を容易に視
認することができるので、誤操作を防止できる。
【0028】ブッシュ12の底部13には、貫通孔14
が形成され、底部13と反対側の開放側の端部には、半
径方向外方に突出するフランジ部15が形成される。こ
のようなブッシュ12は、底部13を下方に向け、載置
位置11に形成される取付孔16に挿通され、フランジ
部15を回転テーブル9の上面17に係止するようにし
て、回転テーブル9に取付けられる。
【0029】また、ブッシュ12は、軸部18が緩やか
にブッシュ12内に挿入されるように、すなわちブッシ
ュ12の内周面100と、軸部18の外周面との間に隙
間Δdが介在されるように、刃具2に対応して、ブッシ
ュ12の内径d1が選ばれる(たとえば、刃具2の軸部
18の外径が6.0mmに対して、ブッシュ12の内径
が6.21mm)。これによって、刃具2を正確な位置
に載置し、容易にブッシュ12内に挿入して載置するこ
とができ、また、容易にブッシュ12内から取出すこと
ができる。また、ブッシュ12の開放側の端部における
内周部の角部33には、面取りが施され、斜面34が形
成される。これによって、刃具2は、斜面34に案内さ
れて容易にブッシュ内に導かれる。
【0030】また、ブッシュ12の底部13に、貫通孔
14が形成されることによって、刃具2に付着している
切粉や切削油などが落下し、また水やほこりなどがブッ
シュ内に侵入しても、切粉やほこり、また切削油や水な
どがブッシュ12内に溜まることなく排出されるので、
刃具2をきれいな状態で回転テーブル9に載置しておく
ことができる。すなわち、水によって軸部が腐食したり
切粉やほこりなどによって傷ついたりすることを防止す
ることができる。また切削油や水によって、刃具2がブ
ッシュに吸着してしまい、刃具2の載置あるいは取出し
が困難になることを防止することができる。さらに、刃
具2に切粉やほこりあるいは水などが付着した状態で、
搬送手段4によって刃具着脱装置6に搬送され、刃具着
脱装置6に傷をつけてしまうことを防止することができ
る。
【0031】また、このように載置位置11にブッシュ
12を設けることによって、ブッシュ12を交換するだ
けで、形状および寸法の異なる軸部18を有する刃具2
を載置することができる。さらに、回転テーブル9に刃
具を載置するように構成することで、簡単な構成で、多
くの刃具2を載置し、その刃具2を容易に後述する搬送
手段4の挟持手段36によって挟持される挟持位置に移
動することができる。
【0032】駆動手段10は、水平な軸線まわりに回転
される出力軸20を有するステップモータ21と、出力
軸20に固定されるプーリ22と、出力軸20の軸線
と、平行な軸線まわりに回転自在に設けられる伝達軸2
3と、伝達軸23に固定され、プーリ22との間にベル
ト24が張架されるプーリ25と、鉛直な軸線まわりに
回転自在に設けられ、伝達軸23の回転力が図示しない
傘歯車によって伝達される回転軸26とを含む。
【0033】ステップモータ21は、たとえば制御手段
からのパルス信号が与えられ、その信号に応答して、出
力軸20に固定されるプーリ22を回転させる。プーリ
22に与えられた回転力は、ベルト24を介してプーリ
25に伝達され、伝達軸23に与えられる。伝達軸23
に与えられた回転軸は、前述の傘歯車によって、水平な
軸線まわりの回転力から鉛直な軸線まわりの回転力に変
換されて、回転軸26に与えられる。
【0034】刃具2が載置される回転テーブル9は、水
平な仮想平面上に配置された状態で、回転軸26に固定
され、ステップモータ21の出力すなわち回転軸26に
伝えられた回転力によって鉛直な軸線まわりに回転駆動
される。回転力の動力源としてステップモータ21を用
いることによって、回転テーブル9を所望の角度だけ角
変位させることができ、所定の刃具2を後述する所望の
位置に移動させることが容易である。このような構成を
有する刃具載置台3は、基台27に載置されて固定され
る。
【0035】また、刃具載置台3には、各載置位置11
における刃具の有無、すなわちブッシュ12に刃具が収
納されているか否かを検出するフォトセンサ28が備え
られる。フォトセンサ28は、たとえばフォトダイオー
ドやフォトインタラプタなどであり、取付部材29によ
って基台27に固定され、搬送手段4が刃具2を挟持す
るための挟持位置に所望の刃具2が収納されるべきブッ
シュ12が配置されたときの、そのブッシュ12内の刃
具2の有無を検出する。これによって、たとえばすでに
刃具2が収納されているにも拘わらず、他の刃具2を収
納しようとして、刃具2や刃具載置台3あるいは搬送手
段4などを破損したり、また搬送手段4が、刃具2を挟
持することなく移動し、ロボットアームの先端部5に設
けられる刃具着脱装置6に刃具2を取付けることができ
ず、ワークに加工を施すことができないなどの誤動作を
防止することができる。
【0036】さらに、刃具載置台3には、回転テーブル
9に固定されるピン30と、基台27に固定される近接
センサ31とを有し、回転テーブル9の角度原点位置を
検出する角度原点位置検出手段32が備えられる。この
ピン30を近接センサ31が検出することによって、回
転テーブル9の角度原点位置を検出する。これによっ
て、駆動手段10によって駆動された回転テーブル9の
角度原点位置の補正などのオリエンテーションを行うこ
とができる。
【0037】本実施例において、刃具載置台3には、回
転テーブル9を備えるように構成されたけれども、本発
明の他の実施例として、たとえば水平方向あるいは上下
方向にスライドするテーブルなどを備える構成であって
もよい。
【0038】図8は搬送手段4を示す正面図であり、図
9は図8の右方向側から見て示す断面図である。搬送手
段4は、刃具載置台3と、所定位置との間を往復駆動さ
れる搬送手段本体35と、搬送手段本体35に対し上下
に移動可能、かつ、水平な軸線まわりに揺動可能に設け
られ、刃具2を挟持する挟持手段36とを含んで構成さ
れる。
【0039】搬送手段4が設置される基台27には、刃
具載置台3から所定位置に向かう方向に沿って搬送手段
本体35を案内するための直線上のレール37が設けら
れ、さらに同方向に沿って、搬送手段本体35を往復駆
動するための空気圧複動シリンダ38が設けられる。
【0040】搬送手段本体35は、下方に向けて開放す
る案内溝39が形成されるガイド部材40を備え、案内
溝39にレール37が嵌まり込んだ状態で乗載され、さ
らに空気圧複動シリンダ38に備えられる図示しないピ
ストンに、搬送手段本体35のピストンに対する変位の
許容するたとえばヒンジ手段41を介して連結される。
これによって、搬送手段本体35はレール37に案内さ
れて、空気圧複動シリンダ38の空気圧によって、刃具
載置台3と所定位置との間を往復駆動される。搬送手段
本体35と、空気圧複動シリンダ38のピストンと前述
のようにヒンジ手段41を介して連結することによっ
て、搬送手段本体35がレール37によって、案内され
る方向と、ピストンの移動する方向との間にずれが生じ
ていても、それを許容することができる。すなわち、レ
ール27の延びる方向と、空気圧複動シリンダ38の軸
線方向とがほぼ平行になるように設けられればよい。
【0041】また空気圧複動シリンダ38を用いること
によって、搬送手段本体35を往復駆動することがで
き、しかも安価に製造することができる。また搬送手段
4を、刃具載置台3あるいは刃具着脱操作手段7やロボ
ットアームの動作と干渉しないように、搬送手段4を、
刃具載置台3と所定位置との中間位置に容易に配置する
ことができる。
【0042】また基台27には、レール37の長手方向
両端部付近に、その搬送手段4のその移動に伴う衝撃を
吸収するための衝撃吸収手段42,43が設けられる。
これによって、搬送手段本体35が、刃具載置台3側あ
るいは所定位置側へ移動されて停止される際に、その衝
撃を吸収し、たとえば搬送手段4の一部が破損すること
を防止することができる。さらに、衝撃吸収手段42に
よって、刃具載置台3側のあるいは所定位置側における
所望する搬送手段本体35の停止位置に停止させること
ができる。
【0043】さらに、搬送手段本体35には、挟持手段
36が取付けられる移動体48および水平な軸線まわり
に回転自在であり、上下に配置される一対のプーリ4
4,45が設けられる。これらのプーリ44,45間に
は、ベルト46が張架され、ベルト46は搬送手段本体
35に備えられるモータ47によって、プーリ44が逆
転可能に回転駆動されて、矢符A方向に走行駆動され
る。そしてベルト46の走行駆動によって、プーリ44
の回転がプーリ45に伝達され、さらにプーリ45の回
転は図示しない傘歯車によってヒンジ手段49に伝達さ
れ、これによってヒンジ手段49の水平な軸線L1回り
に角変位自在に設けられた移動体48およびこれに取付
けられた挟持手段36は軸線L1回りに揺動される。
【0044】この揺動により、刃具19を上方にして刃
具載置台3に載置された刃具2を180°反転させ、刃
部19を下方にして所定位置に搬送される。また挟持手
段36は、図示しない空気圧複動シリンダを介して移動
体48に取付けられており、空気圧により搬送手段本体
に対して上下に移動され、刃具2を刃具載置台3のブッ
シュ12内に収納したり、またブッシュ12内から取出
したりすることができる。
【0045】このように、搬送手段本体35がレール3
7に沿って移動され、挟持手段36は、搬送手段本体3
5に対して、上下に移動可能、かつ水平な軸線L1まわ
りに揺動可能に設けられるので、挟持手段36に挟持さ
れた刃具2は、たとえば仮想線で示されるような位置5
0a,50b,50c,50dなどに移動させることが
できる。
【0046】図10は、移動部材48および挟持手段3
6を示す平面図である。図8、図9および図10を参照
して、挟持手段36には、刃具を挟持するグリップ51
が備えられる。グリップ51は、水平に配置される一対
の棒状のグリップ片52a,52bによって構成され、
各グリップ片52a,52bは、相互に近接/離反する
ように操作され、これによって刃具2が挟持される。
【0047】図11は、グリップ51の先端部を拡大し
て示す平面図である。グリップ51の先端部すなわち、
各グリップ片52a,52bの先端部には、刃具2を位
置決めするためのV字溝53がそれぞれ形成される。こ
の各V字溝53は、上下に沿った三角形状の切込みがな
される溝であり、相互に対向するように形成される。刃
具2は、その軸部18がV字溝53に嵌まり込んだ状態
で、位置決めされて挟持されるので、常に一定の位置に
おいて挟持される。したがって、搬送手段本体35に対
する刃具2の位置を容易に把握することができ、載置位
置11や所定位置に正確に搬送することができる。この
ような搬送手段4は、回転テーブル9が回転されて、挟
持位置に配置された刃具2を、挟持手段36によって挟
持し、所定位置に搬送する。
【0048】本実施例において、グリップ51には、位
置決めのための手段として一対のV字溝に形成された凹
所53が形成されたけれども、本発明の他の実施例とし
て、弧状に形成されるいわゆるU字溝を形成してもよ
く、またこのようなV字溝53を含む位置決めのための
手段は、一方のグリップ片52aまたはグリップ片52
bにのみ形成されるようにしてもよい。さらに、一方の
グリップ片52aまたは52bから、他方のグリップ片
52bまたは52aに向けて、あるいは相互に突出する
たとえばピンなどの突出片によって刃具の変位を阻止す
るようにして位置決めするように構成されてもよく、ま
たたとえば磁石を用いて、磁力によって刃具の位置決め
をするようにしてもよい。
【0049】再び図8、図9および図10を参照して、
このような挟持手段36は、ゴムから成る連結部材54
によって、移動体48に弾性的に取付けられ、これによ
って、挟持手段36は搬送手段本体35に対して弾性的
に変位することが許容されるので、たとえば挟持手段3
6によって挟持された刃具2の実際の位置と、刃具2が
配置されるべき位置との誤差が生じるなどしても、それ
を許容し、刃具2の交換を確実に行うことができる。
【0050】本実施例において、連結部材54は、ゴム
から成ったけれども、本発明の他の実施例として、たと
えば、ばね部材によって挟持手段36と移動体48とを
連結するようにしてもよく、他の弾性変位を許容する部
材を用いるようにしてもよい。
【0051】図12は本実施例の自動刃具交換装置1が
備えられるロボットアームの先端部5を示す断面図であ
り、図13はその平面図である。先端部5には、偏平な
取付板55が設けられ、その取付板55には、刃具着脱
装置6を回転駆動するためのモータ56がホルダ57に
収納されて設けられ、また刃具2の回転速度を検出する
回転速度検出器58と、切粉を吸引するためのダクトホ
ース59が接続される接続管60とが設けられる。
【0052】モータ56には、大きな出力、すなわち大
きな回転力を得ることができる空気圧モータが用いら
れ、これによって取付けられた刃具によるワークの加工
を容易化することができる。また、空気圧モータは、維
持管理、補修管理、整備および保全などが簡単であり、
容易に行うことができる。
【0053】回転速度検出器58は、仮想線で示される
ようにファイバーユニット61を介して、刃具着脱装置
6の回転速度を検出し、刃具着脱装置6に取付けられた
刃具2の回転速度を検出する。これによって、刃具2の
回転速度を制御し、加工精度を制御することができる。
また、接続管60のダクトホース59と反対側には、た
とえば真空ポンプなどによって実現される吸引源に接続
されており、切粉などがダクトホース59を介して吸引
される。これによって、切粉によってワークに傷がつく
ことを防止することができる。
【0054】図14は、刃具着脱装置6を示す断面図で
ある。刃具着脱装置6は、モータ56の出力軸61に固
定される回転基台62と、モータ56の出力軸61と同
軸上で、回転基台62に固定される挟持部材63と、回
転基台62に対して挟持部材63の軸線方向に変位可能
に装着される可動部材64と、可動部材64を回転基台
62に対して、モータ56と反対側に向けて押圧付勢す
る付勢手段65とを含む。
【0055】回転基台62は、大略的に円筒状であり、
軸方向一端部に半径方向外方に突出するフランジ部66
が形成され、内周面にねじの形成される2箇所のめねじ
部67,68を有し、フランジ部66をモータ56側に
配置して、出力軸61の先端部に形成されるおねじ部6
9がフランジ部66に近い側のめねじ部67に螺着さ
れ、出力軸に固定される。
【0056】挟持部材63は略円筒状であり、モータ5
6側に配置され、おねじの形成される基端部70がモー
タ56に遠い側のめねじ部68に螺着されて回転基台6
2に固定される。その挟持部材63の遊端部71には、
軸線方向に沿った切割り溝72が先端部から中央部付近
に延びて形成され、さらにその外径が先端に向かうにつ
れて大きくなる傾斜面73が形成される。回転基台62
が出力軸61に固定され、挟持手段63が回転基台62
に固定されることによって、モータ56の回転力が挟持
部材63に挟持された刃具2に伝達され、刃具2が回転
駆動される。
【0057】可動部材64は大略的に円筒状であり、軸
方向一端部に残余の部分よりも内径の大きく、かつ、半
径方向外方に突出するフランジ部74が形成される大径
部75を有し、他端部に、半径方向内方に突出し、傾斜
面73と平行であり、その傾斜面73に当接される当接
面76が形成される当接部77を有し、フランジ部74
をモータ56側に配置して、回転基台62にその外方か
ら覆うようにして装着される。
【0058】付勢手段65は、複数(本実施例において
6枚)の環状の板ばねによって構成され、回転基台62
が挿通され、可動部材64の大径部75に嵌まり込んで
装着され、回転基台62に対して挟持部材63の基端部
70から遊端部71に向かう方向に、すなわちモータ5
6から離反する方向に可動部材64を押圧付勢する。こ
の付勢によって、可動部材64が、先端側に近付く方
向、すなわちモータ56から離反する方向に移動され、
当接部77が遊端部71を半径方向内方に押圧し、この
押圧によって、刃具2が挟持される。
【0059】このような付勢手段65の付勢に抗して、
たとえばフランジ部66,74を相互に近接するように
相互に押圧し、可動部材64を回転基台62に対して、
モータ56側に変位させることによって、刃具着脱装置
6が開かれ、すなわち挟持部材63が開かれて、刃具2
の着脱が可能になる。これによって、たとえば機械操作
による簡単な操作によって刃具着脱装置6を開閉するこ
とができ、作業性が向上される。
【0060】本実施例において、付勢手段65には、環
状の板ばねが6枚用いられたけれども、本発明の他の実
施例として、板ばねの形状は、環状に限る必要なく、た
とえば長方形状のものを用いてもよく、またその枚数は
5枚以下、あるいは7枚以上であってもよく、また板ば
ねに代えて圧縮コイルばねを用いてもよく、またたとえ
ばゴムなどの弾発性を有する材料から成る部材を用いて
もよい。
【0061】さらに本実施例において、挟持手段63の
傾斜面は、その外径が先端側に向かうにつれて大きくな
るように形成されたけれども、先端側に向かうにつれて
小さくなるように形成し、可動部材64がモータに近付
くように移動することで、遊端部71が半径方向内方に
押圧されるように構成してもよい。
【0062】さらに本実施例において、可動部材64
は、回転基台62に対して押圧付勢されたけれども、た
とえば引張りコイルばねなどを用いて、引張り付勢され
るように構成され、回転基台62に対して挟持部材63
の軸線方向に可動部材64を変位させて刃具着脱装置6
が開かれるようにしてもよい。
【0063】図15は図1〜図13に示す実施例の自動
刃具交換装置1に備えられる刃具着脱操作手段7を示す
正面図であり、図16はその平面図であり、図17はそ
の側面図である。刃具着脱操作手段7は、偏平な板状で
あり、水平に配置されて設けられる上挟持板78と、偏
平な板状であり、水平に配置して設けられ、上挟持板7
8に対して上下方向に移動可能に設けられる下挟持板7
9と、下挟持板79を上下に駆動する駆動手段80とを
含む。
【0064】上挟持板78は、厚み方向に貫通し、一側
部から中央部付近に延びて形成される切込み溝81が形
成される。切込み溝81は、上部側の幅の狭い部分82
と、下部側の幅の広い部分83とを有し、その間に段差
面84を有する。
【0065】下挟持板79は、厚み方向に貫通し、一側
部から中央部付近に延びて形成される切込み溝85が形
成される。切込み溝85は、下部側の幅の狭い部分86
と、上部側の幅の広い部分87とを有し、その間に段差
面88を有する。このように下挟持板79は、上挟持板
78に平行にかつ下挟持板79と上挟持板78とは接触
された状態で、切込み溝81,85が、当接面に関して
対称的に位置されるように配置される。
【0066】駆動手段80は、切込み溝81,85の幅
方向両側にそれぞれ配置される一対の空気圧複動シリン
ダによって構成され、その図示しないシリンダ部が上挟
持板78に固定され、図示しないピストンが下挟持板7
9に連結される。ピストンがシリンダ部に対して上下に
伸長/縮退されることによって、下挟持板79が上下に
駆動される。このような刃具着脱操作手段7は、切込み
溝81,85を、搬送手段4によって刃具2が搬送され
る所定位置に配置して設けられる。この切込み溝81,
85には、ロボットのアームの先端部5に設けられる刃
具着脱装置6が、各フランジ部66,74が切込み溝8
1,85の広い部分83,87に配置されて嵌まり込
み、各挟持板78,79の段差面84,88をフランジ
部66,74に当接させて、刃具着脱操作手段7は、駆
動手段80によって下挟持板79を上挟持板78に近接
させるように駆動し、可動部材64を回転基台62に近
接させるように移動させて、刃具着脱装置6を開いた状
態にする。
【0067】このような刃具着脱操作手段7は、図3に
示すように切込み溝81,85は、その開放側の端部を
搬送手段4の搬送方向から角度θだけずれた方向に臨ん
で設けられる。これによって、仮想線で示されるような
位置91に、搬送方向と交差する方向から接近するロボ
ットのアームの先端部5の刃具着脱操作手段7に対する
接近を容易にすることができる。
【0068】また、図1に示す複動シリンダ8は、所定
位置の鉛直下方に備えられる空気圧複動シリンダであ
り、ピストン90が伸長されることによって、刃具2が
上方に押上げられ、挟持手段36によって挟持された刃
具2が刃具着脱装置6の挟持部材63内に押込まれる。
すなわち、刃具着脱装置6が、刃具着脱操作手段7によ
って開いた状態にされ、この状態で、押込み手段8によ
って、刃具2が刃具着脱装置6に押込まれる。これによ
って刃具2は、刃具着脱装置6に正確に、確実に取付け
ることができる。
【0069】図15〜図17に示すような刃具着脱操作
手段7は、上挟持板78がゴムから成る取付部材89を
介して、基台27に取付けられて、弾性支持によって設
置される。これによって、切込み溝81,85に刃具着
脱装置6が挿入され、嵌まり込む際などの刃具着脱操作
手段7に与えられる衝撃などを吸収し、刃具着脱装置6
あるいは刃具着脱操作手段7の損傷などを防止すること
ができる。また、刃具着脱操作手段7に対する刃具着脱
装置6の位置がずれても、そのずれを許容し、容易に刃
具着脱装置6の位置決めをすることができ、容易に刃具
着脱装置6を開いた状態にすることができ、刃具2の着
脱を容易に行うことができる。
【0070】図18は、自動刃具交換装置1およびロボ
ットの電気的構成を示すブロック図である。自動刃具交
換装置1は、ロボット92に備えられるロボットコント
ローラ93からインターロック制御盤94にプログラム
指令が与えられ、インターロック制御盤94によって、
自動刃具交換装置1およびその他の周辺機器95に動作
指令が与えられて制御される。自動刃具交換装置1に備
えられる刃具交換シーケンサ96は、搬送手段4、刃具
着脱操作手段7、押込み手段8および刃具載置台3を後
述する順序で動作制御する。刃具交換シーケンサ96に
よって、搬送手段4、刃具着脱操作手段7、押込み手段
8および刃具載置台3をそれぞれ動作制御し、全ての動
作が終了すると、刃具交換シーケンサ96から動作確認
がインターロック制御盤94に与えられ、インターロッ
ク制御盤94は、周辺機器95からの動作確認が与えら
れ、全ての動作確認が終了したことを確認して、ロボッ
トコントローラ93に終了信号を与えて、刃具を交換す
る動作が終了したことをロボットに伝える。
【0071】また、自動刃具交換装置1には、ローカル
制御盤97が備えられており、ロボットコントローラ9
3からのプログラム指令に代えて、あるいは付け加えて
ローカル制御盤97のたとえばキー入力などによって、
自動刃具交換装置1を制御することができる。たとえ
ば、交換すべき刃具2をキー入力によって選択したり、
刃具の交換を途中で停止させたりすることができる。
【0072】自動刃具交換装置1は、以下に示すような
順序で刃具交換シーケンサ96によって制御され、刃具
2の交換が行われる。先ず、ロボットコントローラ93
によってロボット92が操作されて、ロボット92のア
ームの先端部5に設けられる刃具着脱装置6が、所定位
置に、すなわち刃具着脱操作手段7の切込み溝81,8
5に挿入される。次に、搬送手段4が移動されて挟持手
段36によって刃具着脱装置6に取付けられている刃具
2が挟持され、この状態で刃具着脱操作手段7が操作さ
れて刃具着脱装置6が開の状態にされ、挟持手段36に
よって刃具2が刃具着脱装置6から抜取られ、搬送手段
4によって刃具載置台3に搬送され、空所となっている
載置位置11のブッシュ12内に収納される。
【0073】次に、各載置台3の回転テーブル9が回転
されて、取付けられるべき刃具2が挟持位置に配置さ
れ、挟持手段36によってブッシュ12からの抜取られ
る。挟持手段36によって挟持される刃具2は、搬送手
段4によって所定位置に搬送される。
【0074】次に、刃具着脱操作手段7によって刃具着
脱装置6が開の状態にされて、押込み手段8のピストン
が伸長され、挟持手段36によって挟持されている刃具
2が、ピストンに押圧されて刃具着脱装置6内に押込ま
れる。刃具着脱操作手段7による刃具着脱装置6の操作
が解除され、刃具着脱装置6に備えられる付勢部材65
の付勢によって、刃具2が挟持される。挟持手段36が
刃具2を離し、押込み手段8のピストン90が縮退され
て刃具2の刃具着脱装置6への取付けが終了する。
【0075】搬送手段4が原点とされる位置、たとえば
刃具載置台3と、所定位置との中間位置などに配置さ
れ、または挟持手段は、搬送手段35に対して刃具載置
台側に反転されて配置されて、すなわち原点復帰され
る。次に、ロボットコントローラ93によってロボット
が操作され、アームの先端部5が所定位置から回避され
る。このようにして、刃具2に機械操作によっていわば
自動的に、交換される。
【0076】このような自動刃具交換装置1は、前述の
ように刃具2を交換するために用いてもよく、また刃具
載置台3に載置されている複数の刃具2から所望の刃具
2を取出して、ロボットアームの先端部5に設けられる
刃具着脱装置6に装着するために用いられてもよく、さ
らに刃具着脱装置6に取付けられている刃具2を取外
し、刃具載置台3に収納するために用いられてもよい。
【0077】このような自動刃具交換装置1を用いるこ
とで、刃具の着脱(交換)作業が、機械操作によってい
わば自動化され、人手を必要とすることなく、作業性が
向上される。また、刃具2に特別な工夫、たとえば軸の
加工や刃具2を保持するための保持具などを取付けてお
く必要がなく、たとえば市販の刃具をそのまま用いるこ
とができて手間を省き、さらに費用を削減することがで
きる。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、刃具載置
台に載置される円柱状の軸部を有する刃具は、搬送手段
によって、軸部が直接挟持されて刃具載置台と所定位置
との間を刃具が単体で搬送され、所定位置においてロボ
ットアームの先端部の刃具着脱装置に単体で着脱され
る。このような刃具は単体で、搬送され、かつ刃具着脱
装置へ着脱されるので、刃具を搬送するために刃具を保
持する特別な保持具などを必要とすることなく、機械操
作によっていわば自動的に刃具の交換を行うことができ
る。したがって、たとえば市販の刃具などをそのまま用
いることができ、費用を削減することができるとともに
作業性が向上される。さらに交換される刃具を容易に認
識できるように刃部を上方にして、かつ正確な位置に載
置される刃具を、容易に取り出し、さらに180°反転
させて刃部を下方にして所定位置に搬送し、この所定位
置で刃具着脱装置に装着することができる。また逆に刃
具着脱装置に装着された刃具を抜取り、刃部を上方に配
置してブッシュ内に収納して正確な位置に載置すること
ができる。
【0079】また本発明によれば、刃具載置台には、各
載置位置における刃具の有無を検出するフォトセンサが
設けられ、刃具の有無を非接触で検出することができ、
刃具を確実に刃具着脱装置に搬送し、また空所となって
いる載置位置を検出して、使用済みの刃具を元に戻すこ
とができるので、誤動作を防止し、刃具や装置の破損を
防止することができる。
【0080】さらに本発明によれば、載置位置には、刃
具を受けるブッシュが設けられ、刃具を滑らかに配置す
ることができるので、刃具の取出し、または収納が容易
であり、円滑に刃具の交換を行うことができる。
【0081】またブッシュの下方に向いた底部には、貫
通孔が形成され、ブッシュ内に水や油、また切粉やほこ
りなどが溜まることを防止することができるので、刃具
が傷ついたり、また刃具に付着した水や油あるいは切粉
やほこりなどによって、刃具着脱装置に傷がついてしま
うことを防止することができる。
【0082】
【0083】
【0084】さらに本発明によれば、搬送手段に備えら
れる刃具を挟持する挟持手段は、搬送手段本体に連結部
材によって弾性的に連結され、挟持手段は、搬送手段本
体に対して変位可能であり、刃具が載置されるべき位置
と、実際に配置されている位置との誤差を許容し、補償
することができるので、刃具の交換の際に、挟持手段が
確実に刃具を挟持し、また確実に刃具を刃具着脱装置に
着脱し、刃具載置台に確実に載置することができる。
【0085】さらに本発明によれば、挟持手段のグリッ
プには、各グリップ片のいずれか一方の先端部に刃具を
位置決めするV字溝が形成され、刃具を所定の位置にお
いて挟持し、搬送手段における刃具の位置を一定にする
ことがきるので、刃具の位置を確実に把握することがで
き、刃具着脱装置への着脱や刃具載置台への載置などを
確実に行い、刃具の交換を確実に行うことができる。
【0086】さらに本発明によれば、刃具着脱操作手段
は、各フランジ部を近接する方向へ押圧して刃具着脱装
置の可動部材をその軸線方向に変位させることによっ
て、刃具着脱装置を開く。これによって、簡単な構成
で、かつ簡単な機械操作によって刃具着脱装置を刃具が
着脱可能な状態にすることができるので、部品点数を削
減し、コストを低減することができるとともに、容易に
着脱交換することが可能になる。さらに本発明によれ
ば、出力軸に固定される回転基台に挟持部材が固定さ
れ、この挟持部材の遊端部には軸線方向に沿った切割り
溝が形成され、外径が変化する傾斜面が設けられる。回
転基台に対して変位可能に装着される可動部材には、挟
持部材の傾斜面に当接する当接部が設けられ、当接部は
可動部材が変位されことによって遊端部を半径方向内方
に押圧する。刃具着脱装置は、各フランジ部を押圧する
操作およびその解除に伴う付勢手段の作用によって可動
部材が軸方向に変位され、これによって開閉されて刃具
が着脱されるので、たとえば機械操作による簡単な操作
によって、刃具着脱装置を開閉し、円柱状の軸部を有す
る刃具を単体で交換することができ、刃具単体の機械操
作による交換作業が容易化されて作業性が向上される。
【0087】さらに本発明によれば、刃具着脱操作手段
は、弾性支持されて設置され、刃具着脱装置の移動に伴
う衝撃を吸収し、また刃具着脱装置の各フランジ部に対
する位置のずれを許容することができるので、刃具着脱
装置および刃具着脱操作手段の破損を防止し、かつ確実
に刃具着脱装置を刃具が着脱可能な状態にすることがで
きる。
【0088】さらに本発明によれば、刃具は、複動シリ
ンダによって、所定位置において刃具着脱装置に押込ま
れ、挟持手段によって所定の位置に配置された刃具を位
置がずれないようにして刃具着脱装置に押込むことがで
きるので、刃具を確実に、かつ正確に刃具着脱装置に取
付けることができる。
【0089】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の自動刃具交換装置1を簡略
化して示す斜視図である。
【図2】自動刃具交換装置1の全体の構成を示す正面図
である。
【図3】その自動刃具交換装置1の平面図である。
【図4】自動刃具交換装置1に備えられる刃具載置台3
の一部を切欠いて示す平面図である。
【図5】刃具載置台3を図2の下方から見て示す断面図
である。
【図6】刃具載置台3を図2の右方向から見て示す断面
図である。
【図7】刃具載置台3に取付けられるブッシュ12を拡
大して示す断面図である。
【図8】自動刃具交換装置1に備えられる搬送手段4を
示す正面図である。
【図9】搬送手段4を図6の右方向から見て示す断面図
である。
【図10】搬送手段4に備えられる挟持手段36および
移動体48を示す平面図である。
【図11】挟持手段36に備えられるグリップ51の先
端部分を拡大して示す平面図である。
【図12】自動刃具交換装置1が備えられるロボットの
アームの先端部5を示す正面図である。
【図13】ロボットのアームの先端部5を示す平面図で
ある。
【図14】ロボットアームの先端部に設けられる刃具着
脱装置6を示す断面図である。
【図15】自動刃具交換装置1に備えられる刃具着脱操
作手段7を示す正面図である。
【図16】その刃具着脱操作手段7を示す平面図であ
る。
【図17】その刃具着脱操作手段7を図13の左側から
見て示す側面図である。
【図18】自動刃具交換装置1およびその自動刃具交換
装置1が備えられるロボットの電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 自動刃具交換装置 2 刃具 3 刃具載置台 4 搬送手段 5 ロボットアームの先端部 6 刃具着脱装置 7 刃具着脱操作手段 8 押込み手段 9 回転テーブル 12 ブッシュ 14 貫通孔 18 軸部 21 ステップモータ 28 刃具検出手段 32 角度原点位置検出手段 35 搬送手段本体 36 挟持手段 37 レール 47,57 モータ 51 グリップ 54 連結部材 62 回転基台 63 挟持部材 64 可動部材 65 付勢部材 70 基端部 71 遊端部 72 切割り溝 73 傾斜面 77 当接部 89 取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新田 理 兵庫県神戸市中央区海岸通2丁目2番3 号 株式会社富士インダストリーズ内 (56)参考文献 特開 平5−16046(JP,A) 特開 昭61−159347(JP,A) 特公 昭55−36453(JP,B2) 特公 昭61−21781(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23B 31/00 - 33/00 B23Q 3/155 - 3/157 B25J 1/00 - 21/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の載置位置に有底筒状のブッシュが
    底部を下方に向けて設けられ、円柱状の軸部を有する刃
    具が、単体で刃部を上方にしかつ軸部をブッシュに挿入
    して正確な位置に、複数載置される刃具載置台と、 刃具載置台と所定位置との間で、刃具を挟持して刃具を
    単体で搬送するための搬送手段と、 所定位置において、ロボットアームの先端部に設けられ
    て刃具の軸部を直接挟持する刃具着脱装置と、搬送手段
    との間で、刃部を下方に配置した刃具を着脱するための
    刃具着脱操作手段とを含み、 搬送手段は、 刃具載置台と所定位置との間を往復駆動される搬送手段
    本体と、 搬送手段本体に、水平な軸線まわりに揺動される移動体
    と、 搬送手段本体に対して上下に移動されるように移動体に
    取付けられ、刃具の軸部を直接挟持する挟持手段とを含
    むことを特徴とする自動刃具交換装置。
  2. 【請求項2】 各載置位置のうち挟持手段が刃具を挟持
    する挟持位置に配置された載置位置における刃具の有無
    を検出するフォトセンサを備えることを特徴とする請求
    項1に記載の自動刃具交換装置。
  3. 【請求項3】 各載置位置に設けられるブッシュの底部
    には、貫通孔が形成されることを特徴とする請求項1に
    記載の自動刃具交換装置。
  4. 【請求項4】 搬送手段は、挟持手段と搬送手段本体と
    の間を弾性的に連結する連結部材とを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の自動刃具交換装置。
  5. 【請求項5】 挟持手段は、相互に近接/離反する2つ
    のグリップ片から成り、刃具を挟持するためのグリップ
    を有し、各グリップ片のうちいずれか一方の先端部に
    は、刃具を位置決めするためのV字溝が形成されること
    を特徴とする請求項1に記載の自動刃具交換装置。
  6. 【請求項6】 刃具着脱装置は、フランジ部を有する回
    転基台と、フランジ部を有し回転基台に変位可能に装着
    される可動部材とを有し、可動部材が軸方向に変位して
    開閉し、 刃具着脱操作手段は、各フランジ部を相互に近接する方
    向に押圧することによって可動部材を変位させて、刃具
    着脱装置を開くことを特徴とする請求項1に記載の自動
    刃具交換装置。
  7. 【請求項7】 前記刃具着脱装置は、フランジ部を有
    し、出力軸に固定される回転基台と、 基端部が回転基台に固定され、遊端部に軸線方向に沿っ
    た切割り溝が形成され、遊端部の外径が軸方向に関して
    変化する傾斜面が設けられる略円筒状の挟持部材と、 フランジ部を有し、回転基台に対して挟持部材の軸線方
    向に変位可能に装着され、傾斜面に当接する当接部を有
    し、当接部が軸線方向に変位することによって、挟持部
    材の遊端部を半径方向内方に押圧する可動部材と、 当接部が挟持部材の遊端部を半径方向内方に押圧する方
    向に、可動部材を回転基台に対して挟持部材の軸線方向
    に付勢する付勢手段とを含み、 各フランジ部を相互に近接する方向に押圧することによ
    って、付勢手段に抗して可動部材を回転基台に対して変
    位可能であることを特徴とする請求項6記載の自動刃具
    交換装置。
  8. 【請求項8】 刃具着脱操作手段は、弾性支持によって
    設置されることを特徴とする請求項6または7に記載の
    自動刃具交換装置。
  9. 【請求項9】 挟持手段によって挟持された刃具を、刃
    具着脱装置に押込むための複動シリンダを前記所定位置
    に備えることを特徴とする請求項1に記載の自動刃具交
    換装置。
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