JP2978262B2 - 多色画像形成装置 - Google Patents
多色画像形成装置Info
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- JP2978262B2 JP2978262B2 JP3063458A JP6345891A JP2978262B2 JP 2978262 B2 JP2978262 B2 JP 2978262B2 JP 3063458 A JP3063458 A JP 3063458A JP 6345891 A JP6345891 A JP 6345891A JP 2978262 B2 JP2978262 B2 JP 2978262B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、本発明は、多色画像形
成装置に関し、さらに詳しくは、多色現像装置における
現像スリ−ブ上からの現像剤除去構造に関する。
成装置に関し、さらに詳しくは、多色現像装置における
現像スリ−ブ上からの現像剤除去構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、複写機等の画像形成装置
にあっては、感光体上に形成された静電潜像を現像剤に
より可視像処理することが行われている。そして、上述
した可視像処理には、磁性キャリアの表面に帯電したト
ナ−を付着させて構成した2成分系現像剤あるいは、顔
料中に磁性キャリアおよびトナ−を内蔵した1成分系現
像剤が用いられ、前者の現像剤を用いる場合には、現像
主極となる磁石を内蔵した現像スリ−ブの表面に現像剤
を担持して感光体表面を摺擦させ、バイアス印加を介し
て静電潜像に対してトナ−を静電吸着させるようになっ
ており、また、後者の現像剤を用いる場合には、現像ス
リ−ブに対してバイアス印加することでトナ−を感光体
上の静電潜像に向け飛翔させるようになっている。
にあっては、感光体上に形成された静電潜像を現像剤に
より可視像処理することが行われている。そして、上述
した可視像処理には、磁性キャリアの表面に帯電したト
ナ−を付着させて構成した2成分系現像剤あるいは、顔
料中に磁性キャリアおよびトナ−を内蔵した1成分系現
像剤が用いられ、前者の現像剤を用いる場合には、現像
主極となる磁石を内蔵した現像スリ−ブの表面に現像剤
を担持して感光体表面を摺擦させ、バイアス印加を介し
て静電潜像に対してトナ−を静電吸着させるようになっ
ており、また、後者の現像剤を用いる場合には、現像ス
リ−ブに対してバイアス印加することでトナ−を感光体
上の静電潜像に向け飛翔させるようになっている。
【0003】ところで、上述した現像構造においては、
例えば、紙詰まりや電気系統の故障あるいは停電等の事
故により複写機の電源が切られて停止した場合、2成分
系現像剤におけるキャリアがトナ−の帯電電荷による誘
起によって帯電していることと現像バイアスが印加され
ていないこととにより、感光体と対向している周面のキ
ャリアが感光体の表面電位によって感光体表面に付着す
ることがある。従って、再始動が行われた場合には、上
述したキャリアが付着している感光体が転写位置に達す
ると転写紙上に落下して画像汚れを来したり、あるいは
その後行われるクリ−ニング処理でのクリ−ニングブレ
−ドに対する負荷を増大させたりする虞れがある。そこ
で、このような事態を避けるために、異常発生検出に応
じて像担持体を停止させると共に、除電あるいは均一帯
電手段を始動させて事故時での像担持体の急停止および
再始動時での像担持体表面の電位上昇を抑えるようにす
る構造(例えば、特開昭56−62259号公報)や、あ
るいは、消灯時に光記録手段を通過した感光体領域が現
像手段を通過するときの現像手段に印加されるバイアス
電圧の絶対値を点灯時よりも高くするように制御するこ
とで感光体の非画像領域へのキャリア付着を抑えるよう
にした構造(例えば、特開昭62−58284号公報)、
さらには、2成分系現像剤を使用する現像機の後方にお
ける感光体表面近傍にキャリア除去用の磁石を配置した
構造(実開昭54−184146号公報)が提案されてい
る。
例えば、紙詰まりや電気系統の故障あるいは停電等の事
故により複写機の電源が切られて停止した場合、2成分
系現像剤におけるキャリアがトナ−の帯電電荷による誘
起によって帯電していることと現像バイアスが印加され
ていないこととにより、感光体と対向している周面のキ
ャリアが感光体の表面電位によって感光体表面に付着す
ることがある。従って、再始動が行われた場合には、上
述したキャリアが付着している感光体が転写位置に達す
ると転写紙上に落下して画像汚れを来したり、あるいは
その後行われるクリ−ニング処理でのクリ−ニングブレ
−ドに対する負荷を増大させたりする虞れがある。そこ
で、このような事態を避けるために、異常発生検出に応
じて像担持体を停止させると共に、除電あるいは均一帯
電手段を始動させて事故時での像担持体の急停止および
再始動時での像担持体表面の電位上昇を抑えるようにす
る構造(例えば、特開昭56−62259号公報)や、あ
るいは、消灯時に光記録手段を通過した感光体領域が現
像手段を通過するときの現像手段に印加されるバイアス
電圧の絶対値を点灯時よりも高くするように制御するこ
とで感光体の非画像領域へのキャリア付着を抑えるよう
にした構造(例えば、特開昭62−58284号公報)、
さらには、2成分系現像剤を使用する現像機の後方にお
ける感光体表面近傍にキャリア除去用の磁石を配置した
構造(実開昭54−184146号公報)が提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構造にあっては、次のような問題があった。すなわ
ち、第1番目の構造においては、異常発生時点に感光体
を停止させてし再始動時に感光体を駆動させるととも
に、除電または均一帯電手段を作動させるものであるの
で、感光体を停止させた時点では、現像位置にある感光
体上には帯電電位が存在することになる。この帯電電位
としては約1000Vである。そして、感光体の停止時には
現像スリ−ブに対するバイアス印加が行われないので、
感光体表面に対してキャリアが吸着されてしまう虞れが
ある。上述した構造での現像方式が、トナ−の帯電極性
と感光体の帯電極性との関係を逆極性とした状態で行わ
れるポジ−ポジ現像方式であれば、キャリアの付着が顕
著になる。特に、現像スリ−ブ表面に絶縁処理を施され
ているとキャリアの付着が発生しやすい。そして、再始
動させる場合、新たに現像位置に来る感光体表面には除
電によって電位が存在していないが、停止時に現像位置
にあった感光体表面にはキャリアが存在しているために
転写部において落下したりあるいはクリ−ニング装置に
過大な負荷を与えることになるために耐久部品の寿命を
短くしてしまうことになる。
た構造にあっては、次のような問題があった。すなわ
ち、第1番目の構造においては、異常発生時点に感光体
を停止させてし再始動時に感光体を駆動させるととも
に、除電または均一帯電手段を作動させるものであるの
で、感光体を停止させた時点では、現像位置にある感光
体上には帯電電位が存在することになる。この帯電電位
としては約1000Vである。そして、感光体の停止時には
現像スリ−ブに対するバイアス印加が行われないので、
感光体表面に対してキャリアが吸着されてしまう虞れが
ある。上述した構造での現像方式が、トナ−の帯電極性
と感光体の帯電極性との関係を逆極性とした状態で行わ
れるポジ−ポジ現像方式であれば、キャリアの付着が顕
著になる。特に、現像スリ−ブ表面に絶縁処理を施され
ているとキャリアの付着が発生しやすい。そして、再始
動させる場合、新たに現像位置に来る感光体表面には除
電によって電位が存在していないが、停止時に現像位置
にあった感光体表面にはキャリアが存在しているために
転写部において落下したりあるいはクリ−ニング装置に
過大な負荷を与えることになるために耐久部品の寿命を
短くしてしまうことになる。
【0005】また、第2番目の構造においても、上述し
た場合と同様に、紙詰まり等の事故発生によって複写機
が停止した場合には、感光体表面に帯電電位が存在する
ことでキャリアの付着が起こる。
た場合と同様に、紙詰まり等の事故発生によって複写機
が停止した場合には、感光体表面に帯電電位が存在する
ことでキャリアの付着が起こる。
【0006】さらに第3番目の構造においては、異常時
以外においても感光体上に付着したキャリアの除去が可
能になる反面、画像形成時に異常が発生した場合での感
光体上でのキャリアの付着量は画像領域全域において約
0.5乃至1.0g程度あるために、磁石による除去が困難な
場合がある。しかも、1度の除去で取れたとしても、2
度、3度と繰り返していくうちに磁石に堆積する量も増
加することになり、除去効果がなくなることにもなりか
ねない。従って、上述したような異常が発生した場合に
は、その都度磁石の清掃を行って堆積したキャリアを除
去することが必要になり、操作が煩わしくなる。特に、
上述した磁石を用いて多色現像を行おうとする場合、除
去し切れなかったキャリアおよびこれに付着しているト
ナ−が他色の現像層内に入り込んでしまい、混色を生じ
たり、混入した現像装置の現像特性が変わってしまう事
態を招く虞れもある。また、1色目が2成分系現像剤に
よって、そして、2色目が1成分系の現像剤を用いた非
接触現像方式とした場合には、2色目の現像によるする
感光体との間の隙間が狭いため、仮にキャリアが1成分
系の現像剤を収容している現像装置内に入り込むとロ−
ラ表面に損傷を来したり、このロ−ラ上での現像剤の薄
層を設定する薄層ブレ−ドを破損したりして画像にスジ
を生じることや耐久部品の寿命を短くしてしまうという
ことになる。
以外においても感光体上に付着したキャリアの除去が可
能になる反面、画像形成時に異常が発生した場合での感
光体上でのキャリアの付着量は画像領域全域において約
0.5乃至1.0g程度あるために、磁石による除去が困難な
場合がある。しかも、1度の除去で取れたとしても、2
度、3度と繰り返していくうちに磁石に堆積する量も増
加することになり、除去効果がなくなることにもなりか
ねない。従って、上述したような異常が発生した場合に
は、その都度磁石の清掃を行って堆積したキャリアを除
去することが必要になり、操作が煩わしくなる。特に、
上述した磁石を用いて多色現像を行おうとする場合、除
去し切れなかったキャリアおよびこれに付着しているト
ナ−が他色の現像層内に入り込んでしまい、混色を生じ
たり、混入した現像装置の現像特性が変わってしまう事
態を招く虞れもある。また、1色目が2成分系現像剤に
よって、そして、2色目が1成分系の現像剤を用いた非
接触現像方式とした場合には、2色目の現像によるする
感光体との間の隙間が狭いため、仮にキャリアが1成分
系の現像剤を収容している現像装置内に入り込むとロ−
ラ表面に損傷を来したり、このロ−ラ上での現像剤の薄
層を設定する薄層ブレ−ドを破損したりして画像にスジ
を生じることや耐久部品の寿命を短くしてしまうという
ことになる。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
現像装置、特に、異常事態が発生した場合に感光体に付
着したキャリアを回収するようにして安定した画像を求
められる構造を備えた現像装置を得ることにある。
現像装置、特に、異常事態が発生した場合に感光体に付
着したキャリアを回収するようにして安定した画像を求
められる構造を備えた現像装置を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、像担持体を一様に帯電する手段と、画像
情報に基づいて上記像担持体にネガ露光する露光手段
と、上記像担持体上に形成された静電潜像を顕像化する
現像手段とを有し、これら各手段による行程を複数回繰
り返すことで多色の画像を得るようにした多色画像形成
装置において、上記現像手段内に配設された現像剤担持
体を有し、画像形成過程での異常発生により、画像形成
過程が中断され、その後、異常が解消されて再始動され
る場合に上記像担持体を回転する前の一定時間の間、画
像形成時のバイアス値よりも絶対値で高い値のバイアス
を印加した上記現像剤担持体を駆動するようにしたこと
を特徴としている。
め、本発明は、像担持体を一様に帯電する手段と、画像
情報に基づいて上記像担持体にネガ露光する露光手段
と、上記像担持体上に形成された静電潜像を顕像化する
現像手段とを有し、これら各手段による行程を複数回繰
り返すことで多色の画像を得るようにした多色画像形成
装置において、上記現像手段内に配設された現像剤担持
体を有し、画像形成過程での異常発生により、画像形成
過程が中断され、その後、異常が解消されて再始動され
る場合に上記像担持体を回転する前の一定時間の間、画
像形成時のバイアス値よりも絶対値で高い値のバイアス
を印加した上記現像剤担持体を駆動するようにしたこと
を特徴としている。
【0009】
【0010】
【作用】本発明によれば、異常発生時に複写機が停止す
るのに連動して現像部に対向する感光体表面に付着した
キャリアは、再始動時での感光体の回転前に現像スリ−
ブが回転されることで、現像スリ−ブ側に磁気吸着され
る。
るのに連動して現像部に対向する感光体表面に付着した
キャリアは、再始動時での感光体の回転前に現像スリ−
ブが回転されることで、現像スリ−ブ側に磁気吸着され
る。
【0011】また、本発明によれば、上述した再始動時
での感光体の回転前に現像スリ−ブが回転する際に、現
像スリ−ブに画像形成時よりも絶対値で高いバイアスを
印加することで、キャリアの極性と逆極性でかつ帯電電
位の高いバイアスにより現像スリ−ブ側へのキャリアの
吸着時間を早くされる。
での感光体の回転前に現像スリ−ブが回転する際に、現
像スリ−ブに画像形成時よりも絶対値で高いバイアスを
印加することで、キャリアの極性と逆極性でかつ帯電電
位の高いバイアスにより現像スリ−ブ側へのキャリアの
吸着時間を早くされる。
【0012】
【実施例】以下、図1乃至図4において、本発明実施例
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
【0013】図1は本発明実施例による多色画像形成装
置の要部構成を示しており、本実施例での多色画像形成
装置は、例えば、感光体の1回転に行われる1複写プロ
セスにおいて黒色画像と赤色画像との2種の画像を感光
体上に形成できる構造を備えている。すなわち、装置内
部には、ドラム状の感光体1が備えてあり、この感光体
1の周囲には、矢印で示す感光体1の回転方向に沿って
複写行程を実行するための第1帯電装置2、第1露光装
置3、第1現像装置4、第2帯電装置5、第2露光装置
6、第2現像装置7、転写装置8、クリ−ニング前除電
装置9、クリ−ニング装置10および除電ランプ11が
それぞれ配置してあり、上述した転写装置8の近傍に
は、給紙装置(図示されず)から給送される転写紙を感光
体状の画像先端と一致させる給送タイミングを設定して
繰り出すレジストロ−ラ12が配置してある。上述した
第1露光装置3および第2露光装置6は、例えば、黒と
赤というように互いに異なる色の画像情報に基づいてネ
ガ露光を行うようになっているものである。
置の要部構成を示しており、本実施例での多色画像形成
装置は、例えば、感光体の1回転に行われる1複写プロ
セスにおいて黒色画像と赤色画像との2種の画像を感光
体上に形成できる構造を備えている。すなわち、装置内
部には、ドラム状の感光体1が備えてあり、この感光体
1の周囲には、矢印で示す感光体1の回転方向に沿って
複写行程を実行するための第1帯電装置2、第1露光装
置3、第1現像装置4、第2帯電装置5、第2露光装置
6、第2現像装置7、転写装置8、クリ−ニング前除電
装置9、クリ−ニング装置10および除電ランプ11が
それぞれ配置してあり、上述した転写装置8の近傍に
は、給紙装置(図示されず)から給送される転写紙を感光
体状の画像先端と一致させる給送タイミングを設定して
繰り出すレジストロ−ラ12が配置してある。上述した
第1露光装置3および第2露光装置6は、例えば、黒と
赤というように互いに異なる色の画像情報に基づいてネ
ガ露光を行うようになっているものである。
【0014】また、上述した第1現像装置4は、本実施
例の場合、磁性キャリアとトナ−とを組み合わせた2成
分系現像剤を用いて静電潜像の顕像処理を行うものであ
り、具体的な構造としては、図2に示すように、内部に
現像主極をなす磁石を備え、磁気ブラシを構成させるた
めの現像剤担持体である現像スリ−ブ4Aが感光体2と
対向させてあり、この現像スリ−ブ4Aには、撹拌ロ−
ラ4Bにより摩擦帯電したトナ−とキャリアとが混合さ
れた状態でパドルホィ−ル4Cにより搬送され、ドクタ
−ブレ−ド4Dによる層厚を規制された上で供給される
ようになっている。なお、符号4Eは、層厚規制を受け
て余剰となった現像剤を撹拌ロ−ラ4Bに向け移送する
セパレ−タを、そして、符号4Fは現像バイアス制御手
段をそれぞれ示している。一方、第2現像装置7は、顔
料中に磁性キャリアおよびトナ−を内蔵した1成分系の
現像剤を用いて静電潜像の顕像処理を行うものであっ
て、具体的な構造としては、図2に示すように、感光体
1と非接触状態に保持されている現像ロ−ラ7Aを備え
ており、この現像ロ−ラ7Aは、薄層ブレ−ド7Bによ
り表面に層厚を規制されて担持されている現像剤をバイ
アス印加により感光体1に向け飛翔させるようになって
いる。
例の場合、磁性キャリアとトナ−とを組み合わせた2成
分系現像剤を用いて静電潜像の顕像処理を行うものであ
り、具体的な構造としては、図2に示すように、内部に
現像主極をなす磁石を備え、磁気ブラシを構成させるた
めの現像剤担持体である現像スリ−ブ4Aが感光体2と
対向させてあり、この現像スリ−ブ4Aには、撹拌ロ−
ラ4Bにより摩擦帯電したトナ−とキャリアとが混合さ
れた状態でパドルホィ−ル4Cにより搬送され、ドクタ
−ブレ−ド4Dによる層厚を規制された上で供給される
ようになっている。なお、符号4Eは、層厚規制を受け
て余剰となった現像剤を撹拌ロ−ラ4Bに向け移送する
セパレ−タを、そして、符号4Fは現像バイアス制御手
段をそれぞれ示している。一方、第2現像装置7は、顔
料中に磁性キャリアおよびトナ−を内蔵した1成分系の
現像剤を用いて静電潜像の顕像処理を行うものであっ
て、具体的な構造としては、図2に示すように、感光体
1と非接触状態に保持されている現像ロ−ラ7Aを備え
ており、この現像ロ−ラ7Aは、薄層ブレ−ド7Bによ
り表面に層厚を規制されて担持されている現像剤をバイ
アス印加により感光体1に向け飛翔させるようになって
いる。
【0015】また、上述した第1現像装置4に対する現
像バイアスとしては、本実施例の場合、−600Vの電位
が設定され、感光体1の表面電位、つまり、第1帯電装
置2により一様帯電された電位は本実施利の場合、−80
0Vに設定されている。
像バイアスとしては、本実施例の場合、−600Vの電位
が設定され、感光体1の表面電位、つまり、第1帯電装
置2により一様帯電された電位は本実施利の場合、−80
0Vに設定されている。
【0016】上述した構造においては、感光体1を第1
帯電装置2によって一様帯電した後に第1の画像情報に
基づき第1露光装置3によってネガ露光されることで感
光体2上に静電潜像を形成する。上述した第1露光装置
3での露光は、図示しない原稿走査部で得られる色画像
情報を基にそのデ−タが第1露光装置3の駆動部に出力
されることで電気−光変換されて行われる。
帯電装置2によって一様帯電した後に第1の画像情報に
基づき第1露光装置3によってネガ露光されることで感
光体2上に静電潜像を形成する。上述した第1露光装置
3での露光は、図示しない原稿走査部で得られる色画像
情報を基にそのデ−タが第1露光装置3の駆動部に出力
されることで電気−光変換されて行われる。
【0017】一方、感光体1上の静電潜像は第1現像装
置4で形成される磁気ブラシにより顕像処理されて可視
像とされる。
置4で形成される磁気ブラシにより顕像処理されて可視
像とされる。
【0018】そして、この処理が終了すると、感光体1
の回転過程において第2の画像情報に基づき第2露光装
置6によるネガ露光が行われて感光体1上に第2の画像
に対応する静電潜像が形成される。そして、この静電潜
像は第2現像装置7からの現像剤の供給により顕像化さ
れて可視像とされる。このようにして感光体1上に形成
された可視像は、転写装置8によって給紙装置からレジ
ストロ−ラ12を介して繰り出される転写紙上に静電転
写され、図示しない定着装置により定着される。
の回転過程において第2の画像情報に基づき第2露光装
置6によるネガ露光が行われて感光体1上に第2の画像
に対応する静電潜像が形成される。そして、この静電潜
像は第2現像装置7からの現像剤の供給により顕像化さ
れて可視像とされる。このようにして感光体1上に形成
された可視像は、転写装置8によって給紙装置からレジ
ストロ−ラ12を介して繰り出される転写紙上に静電転
写され、図示しない定着装置により定着される。
【0019】ところで、本実施例にあっては、複写機に
異常が発生して電源が切られてしまった場合に、感光体
上に現像剤、特に、2成分系現像剤中のキャリアが付着
してしまうのを防止するようになっている。すなわち、
このための構造として本実施例の場合、2成分系現像剤
を収容している第1現像装置4の現像スリ−ブ4Aおよ
びこのスリ−ブ4Aの駆動制御部が用いられるようにな
っており、現像スリ−ブ4Aは、複写機の電源が切られ
るような異常事態が解消して、感光体1が回転する前
に、一定時間の間だけ回転するようになっている。つま
り、図3(A)において、複写機の正常作動時には、摩擦
帯電したトナ−によりキャリアがトナ−と反対極性に帯
電し、現像バイアスによってトナ−が感光体に向け反発
する一方、キャリアは磁石によりスリ−ブ表面に保持さ
れている。しかし、異常が発生した場合には、図3(B)
に示すように、現像スリ−ブ4Aへの現像バイアスの中
断されてしまうので、帯電しているキャリアは感光体1
における表面電位の極性との関係で感光体表面に引き付
けられて付着することになる。従って、異常解消後にお
ける感光体1の回転前に現像スリ−ブ4Aを回転させ、
つまり、画像形成時と同じように現像バイアスを印加し
た状態で一定時間の間だけ回転させると、図3(C)に示
すように、図3(A)に示した場合と同様な現象を起こさ
せることができ、これにより、キャリアを磁石によりス
リ−ブ表面に吸着させることができる。
異常が発生して電源が切られてしまった場合に、感光体
上に現像剤、特に、2成分系現像剤中のキャリアが付着
してしまうのを防止するようになっている。すなわち、
このための構造として本実施例の場合、2成分系現像剤
を収容している第1現像装置4の現像スリ−ブ4Aおよ
びこのスリ−ブ4Aの駆動制御部が用いられるようにな
っており、現像スリ−ブ4Aは、複写機の電源が切られ
るような異常事態が解消して、感光体1が回転する前
に、一定時間の間だけ回転するようになっている。つま
り、図3(A)において、複写機の正常作動時には、摩擦
帯電したトナ−によりキャリアがトナ−と反対極性に帯
電し、現像バイアスによってトナ−が感光体に向け反発
する一方、キャリアは磁石によりスリ−ブ表面に保持さ
れている。しかし、異常が発生した場合には、図3(B)
に示すように、現像スリ−ブ4Aへの現像バイアスの中
断されてしまうので、帯電しているキャリアは感光体1
における表面電位の極性との関係で感光体表面に引き付
けられて付着することになる。従って、異常解消後にお
ける感光体1の回転前に現像スリ−ブ4Aを回転させ、
つまり、画像形成時と同じように現像バイアスを印加し
た状態で一定時間の間だけ回転させると、図3(C)に示
すように、図3(A)に示した場合と同様な現象を起こさ
せることができ、これにより、キャリアを磁石によりス
リ−ブ表面に吸着させることができる。
【0020】一方、上述した現像スリ−ブ4Aのみを回
転する場合に印加される現像バイスは、本実施例の場
合、図3(A)に示した画像形成時におけるよりも絶対値
で高いバイアス値とされている。従って、このようなバ
イアス値の設定により、現像スリ−ブ4Aの表面へのキ
ャリアの引き付けを、磁力のみでなく電気的な吸引力を
増加させる関係によっても行えるようにして感光体1表
面からの離脱に要する時間を短縮するとともに、感光体
からの除去効率を向上させることができる。このため、
上述した現像スリ−ブ4Aの駆動部に対する複写機側で
の制御は、図4に示すように、異常発生処理によって実
行され、装置が停止した場合には、その異常を解消され
たかを判別し、解消された場合の複写機再始動時におい
て感光体を始動させる前に現像スリ−ブ4Aのみを回転
させ、この回転が一定時間経過した後に改めて複写機の
全装置を駆動させるようになっている。
転する場合に印加される現像バイスは、本実施例の場
合、図3(A)に示した画像形成時におけるよりも絶対値
で高いバイアス値とされている。従って、このようなバ
イアス値の設定により、現像スリ−ブ4Aの表面へのキ
ャリアの引き付けを、磁力のみでなく電気的な吸引力を
増加させる関係によっても行えるようにして感光体1表
面からの離脱に要する時間を短縮するとともに、感光体
からの除去効率を向上させることができる。このため、
上述した現像スリ−ブ4Aの駆動部に対する複写機側で
の制御は、図4に示すように、異常発生処理によって実
行され、装置が停止した場合には、その異常を解消され
たかを判別し、解消された場合の複写機再始動時におい
て感光体を始動させる前に現像スリ−ブ4Aのみを回転
させ、この回転が一定時間経過した後に改めて複写機の
全装置を駆動させるようになっている。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、異常発生時に感光体上
に付着したキャリアを再始動時に回収することができる
ので、再始動時、感光体に付着したキャリアが転写部に
落下したり、あるいはクリ−ニング装置での負荷が増大
するのを防止して耐久部品の寿命を損ねることがない。
従って、経時にわたり安定した画像を得ることができ
る。また、本発明によれば、複写機の再始動時での感光
体の回転前に現像スリ−ブのみを一定時間の間回転させ
て感光体上のキャリアを回収するようにしたので、除去
用磁石等の特別な構造を設ける必要がなく、しかも、そ
のような回収部材に対する保守も必要がなくなる。さら
に本発明によれば、上述したキャリアの回収時に、現像
スリ−ブに対して画像形成時よりも絶対値において高い
バイアス印加を行うようにしたので、キャリアの現像ス
リ−ブ側への移動を磁力的な関係だけでなく電気的な関
係によっても行えるようにできるので、回収効率を上げ
て複写機の再始動までの待ち時間を短縮することができ
る。
に付着したキャリアを再始動時に回収することができる
ので、再始動時、感光体に付着したキャリアが転写部に
落下したり、あるいはクリ−ニング装置での負荷が増大
するのを防止して耐久部品の寿命を損ねることがない。
従って、経時にわたり安定した画像を得ることができ
る。また、本発明によれば、複写機の再始動時での感光
体の回転前に現像スリ−ブのみを一定時間の間回転させ
て感光体上のキャリアを回収するようにしたので、除去
用磁石等の特別な構造を設ける必要がなく、しかも、そ
のような回収部材に対する保守も必要がなくなる。さら
に本発明によれば、上述したキャリアの回収時に、現像
スリ−ブに対して画像形成時よりも絶対値において高い
バイアス印加を行うようにしたので、キャリアの現像ス
リ−ブ側への移動を磁力的な関係だけでなく電気的な関
係によっても行えるようにできるので、回収効率を上げ
て複写機の再始動までの待ち時間を短縮することができ
る。
【図1】本発明実施例による多色画像形成装置における
要部を示す配置図である。
要部を示す配置図である。
【図2】図1に示した要部における現像装置の構造を示
す配置図である
す配置図である
【図3】(A)は感光体が正常動作しているときの現像剤
の挙動を説明するための模型図であり、(B)は、感光体
が停止しているときの現像剤の挙動を説明するための模
型図であり、(C)は感光体が再始動される前の現像剤の
挙動を説明するための模型図である。
の挙動を説明するための模型図であり、(B)は、感光体
が停止しているときの現像剤の挙動を説明するための模
型図であり、(C)は感光体が再始動される前の現像剤の
挙動を説明するための模型図である。
【図4】図1に示した多色画像形成装置における作用を
説明するためのフロ−チャ−トである。
説明するためのフロ−チャ−トである。
1 像担持体である感光体 2 第1帯電装置 3 第1露光装置 4 第1現像装置 4A 現像スリ−ブ 5 第2帯電装置 6 第2露光装置 7 第2現像装置 7A 現像スリ−ブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 502 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 G03G 15/06 - 15/095
Claims (1)
- 【請求項1】像担持体を一様に帯電する手段と、画像情
報に基づいて上記像担持体にネガ露光する露光手段と、
上記像担持体上に形成された静電潜像を顕像化する現像
手段とを有し、これら各手段による行程を複数回繰り返
すことで多色の画像を得るようにした多色画像形成装置
において、上記現像手段内に配設された現像剤担持体を有し、 画像
形成過程での異常発生により、画像形成過程が中断さ
れ、その後、異常が解消されて再始動される場合に上記
像担持体を回転する前の一定時間の間、画像形成時のバ
イアス値よりも絶対値で高い値のバイアスを印加した上
記現像剤担持体を駆動するようにしたことを特徴とする
多色画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063458A JP2978262B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 多色画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3063458A JP2978262B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 多色画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04296876A JPH04296876A (ja) | 1992-10-21 |
JP2978262B2 true JP2978262B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=13229816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3063458A Expired - Fee Related JP2978262B2 (ja) | 1991-03-27 | 1991-03-27 | 多色画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2978262B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10186782A (ja) * | 1996-12-24 | 1998-07-14 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP6318635B2 (ja) * | 2014-01-16 | 2018-05-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
-
1991
- 1991-03-27 JP JP3063458A patent/JP2978262B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04296876A (ja) | 1992-10-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |