JP2978246B2 - 液体混合物から固体粒子を分離する装置 - Google Patents
液体混合物から固体粒子を分離する装置Info
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- B01D—SEPARATION
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は液体混合物から固体粒子を分離する装置に関
するものであり、フィルター材の壁部を有する中空のフ
ィルター本体及び取り外し自在の液体混合物用容器から
なり、フィルター本体は一部液体混合物内に浸漬され
る。駆動部材は、水平軸を中心にフィルター本体を回転
するように設けられ、これによりフィルター材の壁部は
液体混合物の面内で上下に回転される。圧力源はフィル
ター本体の内部においてよりもフィルター本体の外部に
おいての方が高圧を発生するように設けられ、これによ
りフィルター材の液体混合物の微留分が侵入し、一方固
体粒子のフィルターケークはフィルター材に堆積し、フ
ィルター胴体が回転する間、前記フィルターケークはフ
ィルター材と共に液体混合物内を移動する。フィルター
ケーク除去部材は、液体混合物の上方でフィルター材か
らフィルターケークの層を取り除くように設けられてお
り、フィルター本体が回転する間、液体混合物に浸漬さ
れるフィルター材に固体粒子の液体透過性コーティング
が形成される。該装置はさらに、前記取り除かれるフィ
ルターケークの層を装置から排出するための排出部材及
び前記コーティングを再生するため固体粒子の該コーテ
ィングを取り除く目的のために、液体混合物の上方でフ
ィルター材を液体噴射するスプレー手段からなる。
するものであり、フィルター材の壁部を有する中空のフ
ィルター本体及び取り外し自在の液体混合物用容器から
なり、フィルター本体は一部液体混合物内に浸漬され
る。駆動部材は、水平軸を中心にフィルター本体を回転
するように設けられ、これによりフィルター材の壁部は
液体混合物の面内で上下に回転される。圧力源はフィル
ター本体の内部においてよりもフィルター本体の外部に
おいての方が高圧を発生するように設けられ、これによ
りフィルター材の液体混合物の微留分が侵入し、一方固
体粒子のフィルターケークはフィルター材に堆積し、フ
ィルター胴体が回転する間、前記フィルターケークはフ
ィルター材と共に液体混合物内を移動する。フィルター
ケーク除去部材は、液体混合物の上方でフィルター材か
らフィルターケークの層を取り除くように設けられてお
り、フィルター本体が回転する間、液体混合物に浸漬さ
れるフィルター材に固体粒子の液体透過性コーティング
が形成される。該装置はさらに、前記取り除かれるフィ
ルターケークの層を装置から排出するための排出部材及
び前記コーティングを再生するため固体粒子の該コーテ
ィングを取り除く目的のために、液体混合物の上方でフ
ィルター材を液体噴射するスプレー手段からなる。
この種の装置は紙パルプ産業、特に苛性化の工程にお
いて、白液、緑液及び石灰スラッジ（炭酸カルシウム）
を精製するために用いられる。
いて、白液、緑液及び石灰スラッジ（炭酸カルシウム）
を精製するために用いられる。
一定の走行時間の後、コーティングの液体透過性が低
下するので、前記固体粒子のコーティングの再生が必要
である。この種の公知の装置は石灰スラッジを精製する
ためのドラムフィルターからなり、固体粒子のコーティ
ングはフィルタードラムからコーティング片を取り除く
スプレー手段によって再生される。この場合、スプレー
手段からの液体噴射はフィルタードラムに沿って軸方向
に前後に、該フィルタードラムの下面及びフィルターケ
ーク除去部材と液体混合物の間を移動する。この公知の
装置は、コーティングがフィルターケーク除去部材と液
体混合物の間で特に乾燥し、硬化するので、コーティン
グを除去することをある程度確実にするために、スプレ
ー手段は高圧で液体を噴出するように設計しなければな
らないという欠点を有する。スプレー手段は、実際には
２つの連続的に移動可能な液体噴射を発生するように設
けられなければならず、第１の液体噴射はコーティング
を破壊し、第２の液体噴射はこのように露出したフィル
タードラム面を最終的に清浄するためのものである。前
記２つの液体噴射を用いるにもかかわらず、コーティン
グを完全に取り除くことは困難である。
下するので、前記固体粒子のコーティングの再生が必要
である。この種の公知の装置は石灰スラッジを精製する
ためのドラムフィルターからなり、固体粒子のコーティ
ングはフィルタードラムからコーティング片を取り除く
スプレー手段によって再生される。この場合、スプレー
手段からの液体噴射はフィルタードラムに沿って軸方向
に前後に、該フィルタードラムの下面及びフィルターケ
ーク除去部材と液体混合物の間を移動する。この公知の
装置は、コーティングがフィルターケーク除去部材と液
体混合物の間で特に乾燥し、硬化するので、コーティン
グを除去することをある程度確実にするために、スプレ
ー手段は高圧で液体を噴出するように設計しなければな
らないという欠点を有する。スプレー手段は、実際には
２つの連続的に移動可能な液体噴射を発生するように設
けられなければならず、第１の液体噴射はコーティング
を破壊し、第２の液体噴射はこのように露出したフィル
タードラム面を最終的に清浄するためのものである。前
記２つの液体噴射を用いるにもかかわらず、コーティン
グを完全に取り除くことは困難である。
本発明の目的は、前記固体粒子のコーティングを再生
することを一つのスプレー手段のみで、確実に行うこと
が可能な装置を提供することである。
することを一つのスプレー手段のみで、確実に行うこと
が可能な装置を提供することである。
本発明の目的は、上述の装置に少なくとも一つのスプ
レー領域で液体を噴射するように設けられた従来のもの
とは基本的に異なるスプレー手段を設けることによって
達成され、前記スプレー領域を介して、フィルター材の
壁部の一部がフィルター本体が回転する間上方に移動
し、これにより前記コーティングを含む粗粒子のフィル
ターケーク全てが、スプレー手段をフィルター本体の回
転する間に作動する際、前記液体の噴射によってフィル
ター材の前記壁部から除去される。
レー領域で液体を噴射するように設けられた従来のもの
とは基本的に異なるスプレー手段を設けることによって
達成され、前記スプレー領域を介して、フィルター材の
壁部の一部がフィルター本体が回転する間上方に移動
し、これにより前記コーティングを含む粗粒子のフィル
ターケーク全てが、スプレー手段をフィルター本体の回
転する間に作動する際、前記液体の噴射によってフィル
ター材の前記壁部から除去される。
従ってスプレー手段は、液体混合物から上方に移動す
るフィルターケークの取り除かれる部分に液体を噴射
し、下表面にコーティングを形成しているフィルターケ
ークは比較的水分を有し、多孔性であるので、液体噴射
によりフィルター材から湿潤で、且つ多孔性のコーティ
ングを容易に取り除くことが可能であるという利点を有
する。
るフィルターケークの取り除かれる部分に液体を噴射
し、下表面にコーティングを形成しているフィルターケ
ークは比較的水分を有し、多孔性であるので、液体噴射
によりフィルター材から湿潤で、且つ多孔性のコーティ
ングを容易に取り除くことが可能であるという利点を有
する。
スプレー領域は、液体混合物面に近接して配されるの
が好ましく、スプレー手段は、液体噴射をフィルター材
に向かって実質的に下方に向くように設けられる。この
ことはフィルターケークの最も湿潤で、最も容易に取り
除ける部分に液体噴射を行い、これを液体混合物内に戻
すことを意味する。
が好ましく、スプレー手段は、液体噴射をフィルター材
に向かって実質的に下方に向くように設けられる。この
ことはフィルターケークの最も湿潤で、最も容易に取り
除ける部分に液体噴射を行い、これを液体混合物内に戻
すことを意味する。
スプレー手段はフィルター本体が回転する間、連続的
にスプレー領域を移動するかまたはフィルター材に沿っ
て実質的に水平方向に徐々に移動するように設けられる
のが好ましい。また代りに、スプレー手段が個々のスプ
レー領域に液体を噴射するように設けられた複数の固定
されたスプレー手段から構成することも可能であり、こ
れらのスプレー領域をフィルター本体が回転する間にフ
ィルター材の壁部が通過し、前記スプレー領域はフィル
ター材の壁部に沿って実質的に水平方向に分布される。
この場合、少なくとも一つのスプレー部材は他のスプレ
ー部材と独立して作動されることが可能であるのが好ま
しい。
にスプレー領域を移動するかまたはフィルター材に沿っ
て実質的に水平方向に徐々に移動するように設けられる
のが好ましい。また代りに、スプレー手段が個々のスプ
レー領域に液体を噴射するように設けられた複数の固定
されたスプレー手段から構成することも可能であり、こ
れらのスプレー領域をフィルター本体が回転する間にフ
ィルター材の壁部が通過し、前記スプレー領域はフィル
ター材の壁部に沿って実質的に水平方向に分布される。
この場合、少なくとも一つのスプレー部材は他のスプレ
ー部材と独立して作動されることが可能であるのが好ま
しい。
本発明による装置の好ましい実施例では、中空フィル
ター本体はそれぞれ一定の距離を置いて配されるフィル
ター材の二つの面の壁部を有する少なくとも一つの環状
ディスクからなる。該ディスクは前記水平軸と同軸で、
且つこの軸を中心に回転可能であり、スプレー手段は、
ディスクが回転する間上方に移動する前記各側壁部分に
向かって液体を噴射するように設けられる。この場合、
スプレー手段は該ディスクの外方に放射状に位置する他
の水平軸を中心に枢動自在なスプレー部材からなる。
ター本体はそれぞれ一定の距離を置いて配されるフィル
ター材の二つの面の壁部を有する少なくとも一つの環状
ディスクからなる。該ディスクは前記水平軸と同軸で、
且つこの軸を中心に回転可能であり、スプレー手段は、
ディスクが回転する間上方に移動する前記各側壁部分に
向かって液体を噴射するように設けられる。この場合、
スプレー手段は該ディスクの外方に放射状に位置する他
の水平軸を中心に枢動自在なスプレー部材からなる。
中空のフィルター本体は複数のディスクからなり、ス
プレー部材の少なくとも一つは他のスプレー部材から独
立して作動することが可能であるのが好ましい。例え
ば、全てのスプレー部材が他のスプレー部材に対して独
立して作動することが可能である場合、前記コーティン
グは一回で一つのディスク上で再生されることが可能で
あるという利点を有し、これは各ディスクのフィルター
材に亘って、差圧はわずかな影響しか受けないことを意
味する。
プレー部材の少なくとも一つは他のスプレー部材から独
立して作動することが可能であるのが好ましい。例え
ば、全てのスプレー部材が他のスプレー部材に対して独
立して作動することが可能である場合、前記コーティン
グは一回で一つのディスク上で再生されることが可能で
あるという利点を有し、これは各ディスクのフィルター
材に亘って、差圧はわずかな影響しか受けないことを意
味する。
また、中空フィルター本体がフィルター材の外周壁を
有する水平ドラムから構成することも可能であり、該ド
ラムは前記水平軸と同軸であり、且つこの軸を中心に回
転可能であり、スプレー手段はドラムの回転の間上方に
移動する外周壁部分に向かって液体を噴射するように設
けられる。
有する水平ドラムから構成することも可能であり、該ド
ラムは前記水平軸と同軸であり、且つこの軸を中心に回
転可能であり、スプレー手段はドラムの回転の間上方に
移動する外周壁部分に向かって液体を噴射するように設
けられる。
本発明の詳細は、添付の図面を参照することによって
以下に説明する。
以下に説明する。
図１は、本発明装置の好ましい実施例の縦断面図 図２は、図１の実施例の断面図 図３は、本発明装置の他の実施例の縦断面図 図４は、図３のIV−IV線上の断面図 図５は、図３の実施例の変形例を示す。
図１及び２に示す装置（１）は、フィルター材の側壁
（３）を有する５つの円形環状中空ディスク（２）と、
管状水平軸（４）及び軸（４）が回転自在に取り付けら
れる容器（５）からなり、ディスク（２）はそれぞれ一
定の距離を置いて該水平軸（４）の表面に、軸（４）に
同軸的に配される。容器（５）には、分離される液体混
合物を供給するための入口（６）が設けられている。減
圧ポンプの圧力源（７）はフィルター分離器（８）を介
して、管状軸（４）の内部に連結され、前記管状軸
（４）は、軸（４）の外周壁の孔部（９）を介してディ
スク（２）の内部と連通する。
（３）を有する５つの円形環状中空ディスク（２）と、
管状水平軸（４）及び軸（４）が回転自在に取り付けら
れる容器（５）からなり、ディスク（２）はそれぞれ一
定の距離を置いて該水平軸（４）の表面に、軸（４）に
同軸的に配される。容器（５）には、分離される液体混
合物を供給するための入口（６）が設けられている。減
圧ポンプの圧力源（７）はフィルター分離器（８）を介
して、管状軸（４）の内部に連結され、前記管状軸
（４）は、軸（４）の外周壁の孔部（９）を介してディ
スク（２）の内部と連通する。
駆動モーター（10）は、図２に示すように管状軸
（４）を反時計回りに回転するように設けられる。各側
壁（３）に配される固定された水平スクレーパ（11）形
状のフィルターケーク除去部材は、これら側壁（３）の
部分から形成されたフィルターケークの層を剥離するよ
うに設けられ、側壁（３）は駆動モーター（10）が軸
（４）を回転する際、液体混合物に向って下方に移動す
る。各スクレーパ（11）の下方には、除去されたフィル
ターケークの層を排出するためシャフト（12）の形状の
排出部材が配される。
（４）を反時計回りに回転するように設けられる。各側
壁（３）に配される固定された水平スクレーパ（11）形
状のフィルターケーク除去部材は、これら側壁（３）の
部分から形成されたフィルターケークの層を剥離するよ
うに設けられ、側壁（３）は駆動モーター（10）が軸
（４）を回転する際、液体混合物に向って下方に移動す
る。各スクレーパ（11）の下方には、除去されたフィル
ターケークの層を排出するためシャフト（12）の形状の
排出部材が配される。
配水パイプ（13）は各ディスク（２）を通過して軸
（４）に平行に延び、容器（５）に枢動的に取り付けら
れる。この配水パイプ（13）から６つのスプレーパイプ
（14）が、ディスク（２）の側壁（３）に沿って液体混
合物の周辺に延びている。各スプレーパイプ（14）の自
由端部にはスプレーノズル（15）が設けられ、これらの
ノズルは、駆動モーター（10）が軸（４）を回転する際
に上方に移動される前記フィルター材の部分に、水の噴
射を実質的に下方に配向するように設けられる。２つの
油圧ピストン部材（16）は腕部（17）を介して配水パイ
プ（13）を前後に回転するように配され、腕部（17）は
配水パイプ（13）に確実に取り付けられ、これによりス
プレーノズル（15）は側壁の放射状外方及び内方直径部
分の間で移動する。各スプレーノズル（15）はスプレー
領域（18）で水を噴射するように設けられ、ディスク
（２）が回転する際、対応するディスク（２）の側壁
（３）の一部のみが、このスプレー領域（18）を通過す
る。
（４）に平行に延び、容器（５）に枢動的に取り付けら
れる。この配水パイプ（13）から６つのスプレーパイプ
（14）が、ディスク（２）の側壁（３）に沿って液体混
合物の周辺に延びている。各スプレーパイプ（14）の自
由端部にはスプレーノズル（15）が設けられ、これらの
ノズルは、駆動モーター（10）が軸（４）を回転する際
に上方に移動される前記フィルター材の部分に、水の噴
射を実質的に下方に配向するように設けられる。２つの
油圧ピストン部材（16）は腕部（17）を介して配水パイ
プ（13）を前後に回転するように配され、腕部（17）は
配水パイプ（13）に確実に取り付けられ、これによりス
プレーノズル（15）は側壁の放射状外方及び内方直径部
分の間で移動する。各スプレーノズル（15）はスプレー
領域（18）で水を噴射するように設けられ、ディスク
（２）が回転する際、対応するディスク（２）の側壁
（３）の一部のみが、このスプレー領域（18）を通過す
る。
配水パイプ（13）には、内部隔壁（19）が設けられ、
これは配水パイプ（13）を２つの部分（20）（21）に分
割する。１つの部分（20）は、図１に示すように左側３
つのスプレーパイプ（14）のスプレーノズル（15）に水
を配分するように設けられ、一方第２部分（21）は、同
じく図１に示すように、右側３つのスプレーパイプ（1
4）に水を配分するように設けられる。２つのポンプ（2
2）（23）は、配水パイプ（13）の個々の部分（20）（2
1）に水を供給するように設けられる。
これは配水パイプ（13）を２つの部分（20）（21）に分
割する。１つの部分（20）は、図１に示すように左側３
つのスプレーパイプ（14）のスプレーノズル（15）に水
を配分するように設けられ、一方第２部分（21）は、同
じく図１に示すように、右側３つのスプレーパイプ（1
4）に水を配分するように設けられる。２つのポンプ（2
2）（23）は、配水パイプ（13）の個々の部分（20）（2
1）に水を供給するように設けられる。
装置が作動する間、スクレーパ（11）は、ディスク
（２）の側壁（３）から形成されたフィルターケークの
層を連続して剥離し、フィルター材が液体混合物内に浸
漬される際も、フィルター媒体として作用する粒子のコ
ーティングはフィルター材の表面に残される。コーティ
ングが再生される際、始めにポンプ（22）とピストン部
材（16）は、図１に示すように左側３つのスプレーパイ
プ（14）の各スプレーノズル（15）がフィルター材から
コーティングを含むフィルターケークの細片を噴射除去
するように作動する。図２は、このようなフィルターケ
ークの除去された細片部が、どのようにして液体混合物
の上方においてフィルター材表面のケークの存在しない
狭いゾーン（18a）を形成するかを示すものである。
（２）の側壁（３）から形成されたフィルターケークの
層を連続して剥離し、フィルター材が液体混合物内に浸
漬される際も、フィルター媒体として作用する粒子のコ
ーティングはフィルター材の表面に残される。コーティ
ングが再生される際、始めにポンプ（22）とピストン部
材（16）は、図１に示すように左側３つのスプレーパイ
プ（14）の各スプレーノズル（15）がフィルター材から
コーティングを含むフィルターケークの細片を噴射除去
するように作動する。図２は、このようなフィルターケ
ークの除去された細片部が、どのようにして液体混合物
の上方においてフィルター材表面のケークの存在しない
狭いゾーン（18a）を形成するかを示すものである。
スプレーノズル（15）が、全ての固体粒子のコーティ
ングを再生するために、徐々にまたは連続的に移動可能
な側壁（３）の放射状外方及び内方直径部の間で移動す
る際、ポンプ（22）は停止し、ポンプ（23）が作動す
る。この後、上述した（コーティングを再生する）工程
は、図１に示すように右側３つのスプレーパイプ（14）
のスプレーノズル（15）によって処理されるディスク
（２）のために繰り返される。
ングを再生するために、徐々にまたは連続的に移動可能
な側壁（３）の放射状外方及び内方直径部の間で移動す
る際、ポンプ（22）は停止し、ポンプ（23）が作動す
る。この後、上述した（コーティングを再生する）工程
は、図１に示すように右側３つのスプレーパイプ（14）
のスプレーノズル（15）によって処理されるディスク
（２）のために繰り返される。
コーティングの再生は半数のディスク（２）において
のみ同時に行われ、フィルター材の細部のみがコーティ
ングの再生の間コーティングされていないために、フィ
ルター材側部の間での必要な圧力差は、再生工程の間維
持される。従って、コーティングを再生する間、通常、
装置の作動には何の影響も及ぼさない。
のみ同時に行われ、フィルター材の細部のみがコーティ
ングの再生の間コーティングされていないために、フィ
ルター材側部の間での必要な圧力差は、再生工程の間維
持される。従って、コーティングを再生する間、通常、
装置の作動には何の影響も及ぼさない。
図３及び４に示す装置は、フィルター材の円形壁（2
5）を有する水平円形ドラム（24）及びドラム（24）が
回転自在に取り付けられる容器（26）からなる。容器
（26）には、分離される液体混合物を流入するための入
口（27）が設けられている。減圧ポンプ（28）はフィル
ター分離器（29）を介してドラム（24）の内部に接続さ
れる。駆動モーター（30）は、図４に示すようにドラム
（24）を時計回りに回転するように設けられる。固定型
スクレーパ（31）は、駆動モーター（30）がドラム（2
4）を回転する際に、液体混合物に向って下方に移動す
る外周壁（25）の部分から形成されたフィルターケーク
の層を除去するように設けられる。
5）を有する水平円形ドラム（24）及びドラム（24）が
回転自在に取り付けられる容器（26）からなる。容器
（26）には、分離される液体混合物を流入するための入
口（27）が設けられている。減圧ポンプ（28）はフィル
ター分離器（29）を介してドラム（24）の内部に接続さ
れる。駆動モーター（30）は、図４に示すようにドラム
（24）を時計回りに回転するように設けられる。固定型
スクレーパ（31）は、駆動モーター（30）がドラム（2
4）を回転する際に、液体混合物に向って下方に移動す
る外周壁（25）の部分から形成されたフィルターケーク
の層を除去するように設けられる。
駆動モーター（30）がドラム（24）を回転する際に上
方に移動する円形壁（25）の部分には、液体混合物に近
接してスプレーノズル（32）が位置し、スプレー領域
（33）に水を噴射し、該スプレー領域（33）を円形壁
（25）の一部分だけがドラム（24）の回転の際に通過す
る。スプレーノズル（32）は水平レール（34）上に摺動
自在に配され、前記水平レール（34）は円形壁（25）全
体に沿って延びている。前記レール（34）に平行に延
び、容器（26）内に回転式に取り付けられるスクリュー
（35）は、スプレーノズル（32）とねじ係合する。駆動
モーター（36）はスクリュー（35）と連結し、該スクリ
ュー（35）を回転するように設けられ、これによりスプ
レーノズル（32）は、円形壁（25）に沿ってレール（3
4）上を移動する。ポンプ（37）は管（38）を介してス
プレーノズル（32）に水を供給するように設けられる。
方に移動する円形壁（25）の部分には、液体混合物に近
接してスプレーノズル（32）が位置し、スプレー領域
（33）に水を噴射し、該スプレー領域（33）を円形壁
（25）の一部分だけがドラム（24）の回転の際に通過す
る。スプレーノズル（32）は水平レール（34）上に摺動
自在に配され、前記水平レール（34）は円形壁（25）全
体に沿って延びている。前記レール（34）に平行に延
び、容器（26）内に回転式に取り付けられるスクリュー
（35）は、スプレーノズル（32）とねじ係合する。駆動
モーター（36）はスクリュー（35）と連結し、該スクリ
ュー（35）を回転するように設けられ、これによりスプ
レーノズル（32）は、円形壁（25）に沿ってレール（3
4）上を移動する。ポンプ（37）は管（38）を介してス
プレーノズル（32）に水を供給するように設けられる。
円形壁（25）の表面でフィルター媒体として作用する
固体粒子のコーティングが再生される際、ポンプ（37）
は、スプレーノズル（32）がフィルター材の円形壁（2
5）からコーティングを含むフィルターケークの細片を
噴射除去するように作動する。図３は、スプレーによっ
て除去されたフィルターケークの細片がどのようにし
て、液体混合物の上方においてフィルター材表面のケー
クの存在しない狭いゾーン（39）を形成するかを示すも
のである。円形壁（25）の表面の固体粒子のコーティン
グ全体は、作動する駆動モーター（36）により再生さ
れ、これによりスプレーノズル（32）は円形壁（25）全
体に沿って、連続的にまたは徐々に移動する。
固体粒子のコーティングが再生される際、ポンプ（37）
は、スプレーノズル（32）がフィルター材の円形壁（2
5）からコーティングを含むフィルターケークの細片を
噴射除去するように作動する。図３は、スプレーによっ
て除去されたフィルターケークの細片がどのようにし
て、液体混合物の上方においてフィルター材表面のケー
クの存在しない狭いゾーン（39）を形成するかを示すも
のである。円形壁（25）の表面の固体粒子のコーティン
グ全体は、作動する駆動モーター（36）により再生さ
れ、これによりスプレーノズル（32）は円形壁（25）全
体に沿って、連続的にまたは徐々に移動する。
図５に示す変形装置は、フィルター媒体として作用す
る固体粒子のコーティングを再生するための構成を除い
ては、図３及び４の装置と同一である。この場合、複数
の固定されたスプレーノズル（40）は、円形壁（25）に
沿った列に配され、個々のスプレー領域（41）に水を噴
射するように設けられ、これらのスプレー領域（41）
を、ドラム（24）が回転する間、円形壁が部分的に通過
する。各スプレーノズル（40）は、バルブ（42）を介し
て配水パイプ（43）に接続され、該配水パイプ（43）は
同様にポンプ（37）に連結される。
る固体粒子のコーティングを再生するための構成を除い
ては、図３及び４の装置と同一である。この場合、複数
の固定されたスプレーノズル（40）は、円形壁（25）に
沿った列に配され、個々のスプレー領域（41）に水を噴
射するように設けられ、これらのスプレー領域（41）
を、ドラム（24）が回転する間、円形壁が部分的に通過
する。各スプレーノズル（40）は、バルブ（42）を介し
て配水パイプ（43）に接続され、該配水パイプ（43）は
同様にポンプ（37）に連結される。
バルブ（42）はそれぞれ独立して調節可能であるの
で、これはフィルターケークの１つの細片部またはこの
ような細片部が複数集まったものが、工学的に円形壁
（25）から噴射除去される。例えば、スプレーノズル
（40）は、スプレーノズル（40）の列に沿ってバルブ
（42）により順次作動することが可能である。
で、これはフィルターケークの１つの細片部またはこの
ような細片部が複数集まったものが、工学的に円形壁
（25）から噴射除去される。例えば、スプレーノズル
（40）は、スプレーノズル（40）の列に沿ってバルブ
（42）により順次作動することが可能である。
ポンプ（22）（23）及び（37）は、各ノズル（15）
（32）（40）からの水の噴射により発生する衝撃圧力を
比較的穏やかにするような寸法形状になっている。形成
されたフィルターケークをフィルター材から除去するの
に十分な水の噴射圧は、５乃至30バール（bar）、好ま
しくは15バール（bar）であるとされている。
（32）（40）からの水の噴射により発生する衝撃圧力を
比較的穏やかにするような寸法形状になっている。形成
されたフィルターケークをフィルター材から除去するの
に十分な水の噴射圧は、５乃至30バール（bar）、好ま
しくは15バール（bar）であるとされている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B01D 33/44 - 33/68
Claims (13)
- 【請求項１】フィルター材からなる壁部（3,25）を有し
且つこのフィルター材によって分離される液体混合物内
に一部浸漬する中空のフィルター本体（2,24）と、前記
液体混合物用の容器（5,26）と、前記壁部が液体混合物
の面を介して上下に回転するように水平軸を中心にフィ
ルター本体を回転させる駆動手段（10,30）と、固体粒
子からなるフィルターケークがフィルター材に堆積し、
フィルター本体が回転している間、液体混合物の液面上
においても付着しているフィルター材を介してフィルタ
ー本体内に液体混合物の微粒分が強制的に侵入するよう
にフィルター本体の内側より外側において高圧を発生さ
せる手段（7,28）と、フィルター本体が回転している
間、液体混合物に浸漬するフィルター材に固体粒子から
なる液体透過性のコーティングが形成されるように液体
混合物の液面上でフィルター材からフィルターケークの
層を取り除くために設けられたフィルターケーク除去部
材（11,31）と、この除去部材によって取り除かれるフ
ィルターケークの層を排出するための排出部材（12）
と、前記コーティングを再生するためフィルター材に液
体を噴射して前記コーティングを取り除くスプレー手段
（13乃至17;22,23;32,34乃至38;40乃至43）とからなる
液体混合物から固体粒子を分離する装置において、前記
スプレー手段（13乃至17;22,23;32,34乃至38;40乃至4
3）は、前記フィルター胴体が回転してその壁部（3,2
5）が液体混合物の液面を介して上方に移動するその液
面上で前記壁部の少なくとも１つの領域に液体を噴射し
且つ前記スプレー手段は、前記フィルター胴体の回転時
に作動している時、前記コーティングを含む粗粒子のケ
ークを細いストリップ状に除去するように構成されてい
ることを特徴とする装置。 - 【請求項２】前記スプレー領域（18;43;41）は、液体混
合物の面に近接して配されることを特徴とする請求項１
記載の装置。 - 【請求項３】前記スプレー手段（13乃至17,22,23;32,34
乃至38;40乃至43）は液体噴射を前記フィルター材に向
かって実質的に下方に向くように設けられることを特徴
とする請求項１または２に記載の装置。 - 【請求項４】前記スプレー手段（13乃至17,22,23;32,34
乃至38）は、前記フィルター本体（2,24）が回転する
間、前記スプレー領域（18;33）を前記フィルター材に
沿って実質的に水平方向に移動することを特徴とする請
求項１乃至３のいづれか一項に記載の装置。 - 【請求項５】前記スプレー手段（13乃至17,22,23;32,34
乃至38）は、前記フィルター本体が回転する間、前記ス
プレー領域（18;33）を前記フィルター材に沿って実質
的に水平方向に徐々に移動することを特徴とする請求項
１乃至３のいづれか一項に記載の装置。 - 【請求項６】前記スプレー手段は、個々のスプレー領域
（41）に液体を噴射するように設けられた複数の固定さ
れたスプレー部材（40）からなり、前記スプレー領域を
前記フィルター本体（24）が回転する間にフィルター材
の壁部（25）が通過し、前記スプレー領域はフィルター
材の前記壁部に沿って実質的に水平方向に分布されるこ
とを特徴とする請求項１乃至３のいづれか一項に記載の
装置。 - 【請求項７】少なくとも一つの前記スプレー部材（40）
は、他のスプレー部材から独立して作動することが可能
であることを特徴とする請求項６記載の装置。 - 【請求項８】前記中空のフィルター本体はフィルター材
の外周壁（25）を有する水平ドラム（24）からなり、該
ドラムは前記水平軸と同軸であり、且つこの軸を中心に
回転可能であり、前記スプレー手段（32,34乃至38;40乃
至43）はドラムの回転の間上方に移動する前記外周壁部
分に向かって液体を噴射するように設けられることを特
徴とする請求項１乃至７のいづれか一項に記載の装置。 - 【請求項９】前記中空のフィルター本体は、それぞれ一
定の距離を置いて配されるフィルター材の二つの面の壁
部（３）を有する少なくとも一つの環状ディスク（２）
からなり、該ディスクは前記水平軸と同軸で、且つこの
軸を中心に回転可能であり、前記スプレー手段（13乃至
17,22,23）は、前記ディスクが回転する間上方に移動す
る前記各側壁部分に向かって液体を噴射するように設け
られることを特徴とする請求項１乃至５のいづれか一項
に記載の装置。 - 【請求項１０】前記スプレー手段は、前記スプレー領域
（18）に液体を噴射することで各側壁（３）をスプレー
するスプレー部材（15）からなり、該スプレー部材は前
記ディスク（２）の外方に放射状に位置する他の水平軸
を中心に枢動自在であることを特徴とする請求項９記載
の装置。 - 【請求項１１】前記中空の回転本体は複数のディスク
（２）からなり、少なくとも一つのスプレー部材（15）
は他のスプレー部材から独立して作動することが可能で
あることを特徴とする請求項10記載の装置。 - 【請求項１２】前記スプレー手段は、前記別の水平軸に
同軸的に配される液体用配水パイプ（13）と、前記配水
パイプ及び個々のスプレー部材（15）の間で接続される
スプレーパイプ（14）、及び前記スプレー部材が前記デ
ィスク（２）の側壁（３）の放射状外方及び内方限界領
域の間を移動するように、前記別の水平軸を中心に前記
配水パイプを回転するように設けられた駆動手段（16）
からなることを特徴とする請求項11記載の装置。 - 【請求項１３】前記配水パイプ（13）には内部隔壁（1
9）が設けられ、これは前記配水パイプをいくつかのス
プレー部材（15）に液体を配分する第１部分（20）と、
他のスプレー部材に液体を配分する第２部分（21）とに
分割することを特徴とする請求項12記載の装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE9201541-1 | 1992-05-15 | ||
| SE9201541A SE470227C (sv) | 1992-05-15 | 1992-05-15 | Anordning för separering av fasta partiklar från en vätskeblandning |
| PCT/SE1993/000385 WO1993023140A1 (en) | 1992-05-15 | 1993-05-03 | A device for separation of solid particles from a liquid mixture |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07508920A JPH07508920A (ja) | 1995-10-05 |
| JP2978246B2 true JP2978246B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP5520112A Expired - Lifetime JP2978246B2 (ja) | 1992-05-15 | 1993-05-03 | 液体混合物から固体粒子を分離する装置 |
Country Status (11)
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| JP (1) | JP2978246B2 (ja) |
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| DE (1) | DE69305338T2 (ja) |
| ES (1) | ES2095643T3 (ja) |
| FI (1) | FI110069B (ja) |
| SE (1) | SE470227C (ja) |
| WO (1) | WO1993023140A1 (ja) |
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