JP2977692B2 - 回転反応器の測定方式 - Google Patents
回転反応器の測定方式Info
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Description
の円周上に複数の反応セルを配置し、反応セルを挟んで
光源と分光検出器を配置して反応セルの光量を測定する
回転反応器の測定方式に関する。
血清や尿等の液体試料の分析を行う生化学自動分析装置
では、反応セル内に試料及び試薬を導入する試料、試
薬導入工程、導入された試料及び試薬を撹拌、反応す
る反応工程、反応した反応液を測定する測定工程、そ
して、測定した反応液を排出して洗浄する排出、洗浄
工程を実行することにより検体試料の分析が完了する。
そこで、このような分析が連続して行えるように回転体
の同一円周上に多数の反応セルを等間隔に並べて配置す
ると共に、この回転体を間欠的に移動させる反応系を設
けるのが一般的である。
の反応セルを設置し、1ステップ12秒で回転させなが
ら反応セルの洗浄、セルブランクの測定を行う。そし
て、その後、カップ搬送部からサンプルピペットを通し
て一定量(1μl〜10μl程度)の血清や尿等のサン
プル(検体)を秤量してサンプリングバルブに導き、こ
こから第1試薬とサンプルを反応セルに分注する。さら
に、第2試薬の分注も行い、一定時間にわたり撹拌反応
をさせて検出部により例えば比色測定を行って洗浄に戻
り1サイクルを終了する。比色測定された検出部の測定
データは、この間分析部でアナログ信号からデジタル信
号に変換された後、データ処理部で処理されそのデータ
がメモリへ記憶されると共に、CRTに表示され、或い
はプリンタから出力される。
明するための図である。回転反応器は、例えば図5に示
すようにターンテーブル1に回転駆動用のモータ2が連
結され、ターンテーブル1の外周の円周上に等間隔に複
数個の反応セル4が配置されている。さらにこの反応セ
ル4の固定位置に対応して測光窓8及び測光開始スリッ
ト9が設けられている。また、ターンテーブル1の円周
上のある位置には、測光用の分光検出器6及び光源5、
測定開始タイミング用センサ7が配置されている。従来
の回転反応器の測光方式では、このターンテーブル1が
回転し測光開始スリット7が測光開始タイミング用セン
サ7を通過すると、一定のディレイ時間tの経過後に測
光を行う。したがって、ターンテーブルを回転し続ける
ことによって、次々と反応セルに対する測定値が得られ
る。
と測定値とを示す図、図7はターンテーブルの回転とモ
ニタ信号との関係を説明するための図、図8は測定方法
と測定値との違いを説明するための図である。
ーブル1が回転し測光開始スリット7が測光開始タイミ
ング用センサ7を通過してから一定の時間における分光
検出器6の光量をモニタすると、例えば図6に示すよう
な信号が得られる。この間、反応セルは、図7に示すよ
うに光源5と分光検出器6との間を通過し、測光窓8が
検出領域に入る立ち上がり部分と検出領域から出る立ち
下がり部分がある。したがって、測光開始タイミング用
センサ7の信号がオンしてからt時間後にA/D変換を
行うと、図6に示すように測光窓8がほぼ測定領域の中
央付近A点での光量が得られる。従来の測光方式では、
このA点の測定光量をもってその反応セルの測定値とす
るため、再現性がなく測定精度に問題があった。それは
以下のような理由による。
ずつ回転させて停止させ、その停止したときの光量を測
定してプロットすると、図8(イ)に示すように立ち上
がり部と立ち下がり部との間が鍋底を逆さにしたような
滑らかなカーブを描く。しかし、ターンテーブル1を回
転させながら一定の時間間隔で光量を測定してその波形
をモニタすると、図8(ロ)に示すようになる。これ
は、ターンテーブル1の回転にムラがあるためである。
したがって、上記のように単に測光開始タイミング用セ
ンサの信号を用いて測光開始タイミングから一定のディ
レイ時間tで測定される光量Aには再現性がない。
って、再現性の高い測光が可能な回転反応器の測光方式
を提供することを目的とするものである。
ーンテーブルの外周の円周上に複数の反応セルを配置
し、反応セルを挟んで光源と分光検出器を配置して反応
セルの光量を測定する回転反応器の測定方式であって、
ターンテーブルにエンコーダを連結し、エンコーダによ
りターンテーブルの一定の変位を検出する毎に分光検出
器の信号を取り込んで積算して測定値を出力することを
特徴とするものである。
ーブルにエンコーダを連結し、エンコーダによりターン
テーブルの一定の変位を検出する毎に分光検出器の信号
を取り込んで積算して測定値を出力するので、ターンテ
ーブルに速度ムラがあっても、再現性の高い測光が可能
になる。
する。図1は本発明に係る回転反応器の測定方式の1実
施例を説明するための図、図2は信号処理系の1実施例
構成を示す図である。図中、1はターンテーブル、2は
モータ、3はエンコーダ、4は反応セル、5は光源、6
は分光検出器、7は測光開始タイミング用センサ、8は
測光窓、9は測光開始スリット、11はA/D変換器、
12は積算演算部を示す。
外周上に反応セル4を配置し、その外周面に測光窓8を
設けると共に、それぞれの測光窓8に対応する位置に測
光開始スリット9を設けたものである。そして、測定を
行う位置では、反応セル4と測光窓8を挟んだ内側と外
側に対向して光源5と分光検出器6を設け、さらに測光
開始スリット9を挟むように測光開始タイミング用セン
サ7を設けている。エンコーダ3は、ターンテーブル1
の回転軸に取り付け、ターンテーブル1の回転時の変位
を検出するものであり、分光検出器6のA/D変換タイ
ミングを制御するものである。測光開始タイミング用セ
ンサ7は、測光開始スリット9を検出することによっ
て、測光開始タイミング信号を生成するものである。
転し、測光開始タイミング用センサ7が測光開始スリッ
ト9を検出すると、その測光開始タイミング信号にした
がってエンコーダ3により一定の変位を検出する毎に分
光検出器6の信号をA/D変換して測定値を積算する。
その信号処理系の構成例を示したのが図2であり、A/
D変換器11がエンコーダ3の信号と測光開始タイミン
グ用センサ7の信号を取り込み、測光開始タイミング信
号がオンになるとエンコーダ3のパルス信号に同期して
分光検出器6の信号をA/D変換し、これを積算演算部
12で積算処理し、測定値として出力するように構成し
たものである。
図、図4は分光検出器から得られる信号の例を示す図で
ある。
ンコーダの出力信号は、図3に示すようなパルス列で一
定の時間間隔のパルス列にはならず、ランダムな間隔の
パルス列となる。これは、ターンテーブル1の回転に速
度ムラがあって一定にはならないことを示している。そ
こで、エンコーダの出力信号を使って横軸を時間軸とし
て測光開始タイミングからの時間にしたがって光量を測
定すると、図4(イ)に示すようなA/D変換データの
曲線が得られる。しかし、これをエンコーダの出力信号
に対応したターンテーブル1の一定の変位に修正し横軸
を変位(A/D変換データNo.)として光量を表すと、図
4(ロ)に示すようなA/D変換データの曲線が得られ
る。
時間間隔を用いずに、図3に示すようなエンコーダパル
スに合わせてA/D変換を行うと、エンコーダパルス
は、ターンテーブルの変位を表しているので、常に一定
のターンテーブルの変位点でA/D変換が行われ、ター
ンテーブルの速度ムラを補正したデータを得ることがで
きる。
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、測光開始タイミング用センサを使用した
が、これを使用せず、複数パルスおきのエンコーダパル
スを開始タイミングとしてもよい。また、エンコーダか
ら速度信号として速度に比例したレベルの信号が供給さ
れる場合には、電圧・周波数変換器を使ってA/D変換
タイミングパルスを生成するように構成してもよい。
によれば、複数個のA/D変換した値を積算して測定値
とするので、測定時間を長くした場合と同様の効果を上
げることができ、再現性を向上させることができる。し
かも、エンコーダパルスに同期してA/D変換を行うの
で、ターンテーブルの回転速度にムラがあっても、これ
を補正した内容のデータを得ることができ、さらに再現
性を向上させることができる。
例を説明するための図である。
ある。
めの図である。
を説明するための図である。
図である。
…反応セル、5…光源、6…分光検出器、7…測光開始
タイミング用センサ、8…測光窓、9…測光開始スリッ
ト、11…A/D変換器、12…積算演算部
Claims (1)
- 【請求項1】 ターンテーブルの外周の円周上に複数の
反応セルを配置し、反応セルを挟んで光源と分光検出器
を配置して反応セルの光量を測定する回転反応器の測定
方式であって、ターンテーブルにエンコーダを連結し、
エンコーダによりターンテーブルの一定の変位を検出す
る毎に分光検出器の信号を取り込んで積算して測定値を
出力することを特徴とする回転反応器の測定方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046517A JP2977692B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 回転反応器の測定方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5046517A JP2977692B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 回転反応器の測定方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258327A JPH06258327A (ja) | 1994-09-16 |
JP2977692B2 true JP2977692B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=12749470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5046517A Expired - Lifetime JP2977692B2 (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 回転反応器の測定方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2977692B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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BR9809154B1 (pt) * | 1997-05-23 | 2012-09-04 | aparelho e sistema de teste microbiológico diagnóstico. | |
JP3794012B2 (ja) | 1999-03-10 | 2006-07-05 | 日本電子株式会社 | 回転反応器の測定方式 |
JP4901766B2 (ja) * | 2008-01-10 | 2012-03-21 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
JP2011149885A (ja) * | 2010-01-25 | 2011-08-04 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
JP6462301B2 (ja) * | 2014-10-03 | 2019-01-30 | キヤノンメディカルシステムズ株式会社 | 自動分析装置 |
JP7181828B2 (ja) * | 2019-03-29 | 2022-12-01 | 古野電気株式会社 | 分析装置 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP5046517A patent/JP2977692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06258327A (ja) | 1994-09-16 |
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