JP2977625B2 - 即時給湯装置 - Google Patents
即時給湯装置Info
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Description
装置において、使用開始直後から設定温度の出湯が得ら
れるようにした即時給湯装置に関する。
に示すように、ガスバーナ5により加熱される熱交換器
1aの入口側とポンプ4の吐出側を連結する往管1及び
前記熱交換器1aの出口側と前記ポンプ4の吸入側を連
結する復管2によりループ状の循環管路を構成して水を
循環させ、復管2に給湯栓2aを設け、往管1に給水管
3を接続したものがある。この即時給湯装置は、給湯栓
2aから出湯していない状態では循環管路内の水をポン
プ4により循環させ、温度センサ7aの検出温度により
ガスバーナ5を作動させて循環管路内の水温が常に設定
温度に対応する所定温度範囲内に維持されるようにして
いる。そして給湯栓2aを開けば流量センサ8aが流量
の増大を検出して出湯とみなしポンプ4を停止し、ガス
バーナ5を点火させ、この給水は熱交換器1aで加熱さ
れて給湯栓2aから出湯される。この状態では温度セン
サ7bの検出温度によりガス供給管に設けた比例電磁弁
6の開度を制御して給湯栓2aからの出湯温度が設定温
度となるようにしている。このような技術によれば、給
湯栓2aを設けた復管2に設定温度付近の水を循環させ
ているので、使用開始直後から設定温度近くの出湯が得
られる利点がある。
熱能力の最小値はバーナの火移り性能その他いわゆる絞
り性能よりある値に決められてしまう。このため循環管
路内の前記所定温度範囲の幅を狭くすると非出湯時のガ
スバーナ5の点滅回数が多くなりすぎるので、この所定
温度幅をある程度広くせざるを得ない。またガスバーナ
5の燃焼中及び停止直後には循環管路内の温度分布にむ
らを生じる。このため出湯開始直後の出湯温度は設定温
度に対し誤差を生じる。
ず前述のように循環されていた所定温度範囲内の水のう
ち熱交換器1aから給湯栓2aへの分岐点までのものが
出るが、この時の出湯温度は所定温度範囲内でばらつく
とともに前記温度分布のむらにより時間的にも変動す
る。これに続き給水管3の接続点から熱交換器1aまで
の間の水が出るが、これは最小加熱能力状態付近ながら
ガスバーナ5により加熱されて出るので出湯温度が設定
値より上昇する。次いで給水管3からの冷水がガスバー
ナ5により加熱されて出るが、温度センサ8による温度
検出にはある程度の遅れを伴うので一時的に出湯温度が
設定値より低下し、その後に始めて出湯温度は安定した
ものとなる。このように上記従来技術では出湯開始時の
出湯温度が設定値に対し誤差を生じ、また変動するとい
う問題がある。
サ7bの下流側に熱交換器1aからの設定温度に対応す
る所定温度範囲内の水を一時貯溜するタンク9を設ける
と共にその内部の水を加熱する電気ヒータ9aを設けた
ものがある。この技術においては、出湯していない状態
では、作動開始直後などで温度センサ7aによる検出温
度が低いときはガスバーナ5及び電気ヒータ9aの両者
により循環する水を加熱し、検出温度が設定温度に近付
けば電気ヒータ9aのみにより加熱するようにしてい
る。電気ヒータ9aはガスバーナ5に比して加熱能力が
小さいので、非出湯時の循環管路内の所定温度範囲幅及
び温度分布のむらを減少させて、出湯開始直後における
設定温度に対する出湯温度の誤差を図3の技術に比して
減少させることができる。またガスバーナ5の点滅回数
を減少させて電磁弁6及び熱交換器1aの耐久性を向上
させることができる。なおこの技術では、給水管3に流
量センサ8bを設けて出湯状態となったことを検出する
ようにしている。
では、出湯及び間欠使用時に一時的に出湯温度が低下す
るという問題を解決することはできない。本考案はこの
ような各問題を解決して、出湯開始直後から設定温度に
対する誤差及び温度変動がほとんどない出湯が得られ、
また間欠使用を繰り返しても出湯温度が低下することの
ない即時給湯装置を得ることを目的とする。
る請求項1の即時給湯装置は、添付の図1に例示するよ
うに、ガスバーナ30により加熱される熱交換器13の
入口側とポンプ14の吐出側を連結する往管11及び前
記熱交換器13の出口側と前記ポンプ14の吸入側を連
結する復管12により構成されるループ状の循環管路1
0と、前記復管12から分岐される給湯栓16と、前記
往管11の途中に連結される給水管25を備えてなる即
時給湯装置において、前記熱交換器13の出口側と前記
給湯栓16への分岐位置との間の前記復管12に一端が
連結され前記給水管25の連結位置と前記熱交換器13
の入口側との間の前記往管11に他端が連結されたバイ
パス管路20と、前記ガスバーナ30へのガス供給管3
1に設けられ前記熱交換器13の出口側の水温が所定の
高温供給温度となるように同ガスバーナへのガス供給量
を制御する比例弁33と、前記熱交換器13の出口側と
前記バイパス管路20の一端側の間の前記復管12に設
けられたタンク17と、前記ガスバーナ30より加熱能
力が小で前記タンク17内の水を所定の高温保持温度ま
で加熱する電気ヒータ35と、前記バイパス管路20の
前記一端側に設けられ前記タンク17からの高温水と同
バイパス管路からの低温水を混合し出湯温度に対応する
所定の目標設定温度として前記給湯栓16側に供給する
自動混合弁21を備えたことを特徴とするものである。
給水管25を連結した位置と前記熱交換器13の入口側
または前記バイパス管路20の前記自動混合弁21側と
の間に温度センサ41を設けることが好ましい。
14は吐出能力を2段に切替可能とし、前記ガスバーナ
30の作動時にのみ同ポンプの吐出能力を大とすること
が好ましい。
る非出湯状態では循環管路10内の温度が低いときはそ
の内部の水をポンプ14により循環させてガスバーナ3
0及び電気ヒータ35の両者により加熱し、循環管路1
0内の温度がある程度上昇した後はガスバーナ30を停
止し、電気ヒータ35のみによりタンク17内の水を所
定の高温保存温度まで加熱して電気ヒータ35を停止す
る。何れかの部分の水温が放熱などにより低下すれば電
気ヒータ35が作動し、これを繰り返してタンク17内
の水温は所定の高温保存温度に維持される。自動混合弁
21は熱交換器13からの高温水とバイパス管路20か
らの低温水を混合し出湯温度に対応する目標設定温度と
して給湯栓16側に供給し、これにより復管12の給湯
栓16が連結される部分には目標設定温度の湯が循環さ
れる。これにより非出湯状態では復管12の給湯栓16
が連結される部分には、熱交換器13出口側の高温水の
温度変動に拘らず、目標設定温度の湯が循環される。
自動混合弁21と給湯栓16の間の復管12内にある出
湯温度に対応する目標設定温度の湯が出湯される。次い
でタンク17から自動混合弁21に流入する高温水はバ
イパス管路20を通って流入する給水管25からの冷水
と混合され、目標設定温度となって給湯栓16側に供給
されて出湯される。一方、給水管25が接続された付近
の循環管路10内の温度は給水管25からの給水により
低下するのでガスバーナ30が作動し、熱交換器13に
供給される給水は所定の高温供給温度となるように加熱
されてタンク17に供給される。出湯の初期においては
タンク17内の水温はある程度変動するが目標設定温度
以下となることはなく、従って自動混合弁21の作用に
より給湯栓16側には常に所定の目標設定温度の湯が供
給される。
連結した位置と熱交換器13の入口側またはバイパス管
路20の自動混合弁21側との間に温度センサ41を設
けたものでは、この温度センサ41の検出温度によりガ
スバーナ30の作動及び停止を行い、またこの検出温度
の低下により出湯状態となったことを検出する。
2段に切替可能とし、ガスバーナ30の作動時にのみポ
ンプ14の吐出能力を大とするようにしたものでは、加
熱能力が小さい電気ヒータ35の作動時にはポンプ14
の回転数が減少する。
内の高温水の温度は変動するが、この高温水は自動混合
弁の作用によりバイパス管路からの低温水と混合され、
出湯温度に対応する所定の目標設定温度となって給湯栓
側に送られるので、高温水の温度変動に拘らず出湯温度
は常に設定された値となり、出湯温度の誤差及び温度変
動はなくなる。往管の給水管を連結した位置と熱交換器
の入口側またはバイパス管路の自動混合弁側との間に温
度センサを設けたものによれば、温度センサに比して高
価な流量センサを給水管に設けなくとも、直ちにかつ確
実に出湯状態を検出することができる。またポンプを2
段に切替可能とし、ガスバーナの作動時にのみポンプの
吐出能力を大とするようにしたものによれば、ガスバー
ナ不作動時にポンプの騒音を減少させると共に消費電力
を減少させることができる。
する。ガスバーナ30により加熱される貫流型の熱交換
器13の入口側は往管11を介してポンプ14の吐出側
に連結され、熱交換器13の出口側は復管12を介して
ポンプ14の吸入側に連結され、この両管11,12に
よりループ状の循環管路10が形成される。本実施例の
ポンプ14は、吐出能力が2段に切替え可能となってい
る。往管11の途中には給水管25が連結され、復管1
2の途中からは分岐管15を介して給湯栓16が分岐さ
れている。この給湯栓16は複数個でもよい。給水管2
5には、この即時給湯装置から給水源側への逆流を阻止
する逆止弁26が設けられている。またガスバーナ30
には、主電磁弁32及び比例電磁弁33を備えたガス供
給管31を介して燃料ガスが供給されている。
ス管路20は、復管12側となる一端部が熱交換器13
の出口側と給湯栓16への分岐位置との間に連結され、
往管11側となる他端部が給水管25の接続位置と熱交
換器13の入口側との間に連結されている。バイパス管
路20と復管12の連結部に設けられた自動混合弁21
は、第1入口21aが熱交換器13側の復管12に、第
2入口21bがバイパス管路20に、出口21cが給湯
栓16側の復管12に連結されている。この自動混合弁
21は、後述のようにサーボモータ22の作動により第
1入口21a側と第2入口21b側の開度が逆向きに開
閉制御されて熱交換器13の出口側からの高温水とバイ
パス管路20からの低温水の混合比を調整し、設定され
た出湯温度に対応する目標設定温度T0の湯として出口2
1cから給湯栓16側に向かう復管12に供給するもの
である。第1入口21aの最低開度は全閉とはならない
が、第2入口21bの最低開度は全閉となる。
連結位置との間にポンプ14停止時の逆流を阻止する逆
止弁18が、給水管25とバイパス管路20の各連結位
置の間に第1温度センサ41が、またバイパス管路20
の連結位置と熱交換器13の間に熱交換器13への流量
を検出する流量センサ45が設けられている。熱交換器
13と自動混合弁21の間の復管12には、熱交換器1
3側から順に第2温度センサ42と、熱交換器13から
の高温水を一時貯溜するタンク17が設けられている。
タンク17内には貯溜された水を加熱する電気ヒータ3
5が設けられ、その加熱能力はガスバーナ30よりも小
である。また復管12には、自動混合弁21付近の給湯
栓16側に第3温度センサ43が、ポンプ14付近の給
湯栓16側にポンプ14作動時の流量が過大にならない
(例えば毎分2リットル程度まで)ようにする絞り19が設
けられている。本実施例では、分岐管15、給湯栓16
及び復管12の一部を除く各部分は、二点鎖線Aで示す
本体ケーシング内に設けられている。分岐管15は比較
的短くし、復管12の一部を流し台などの所望の箇所に
設けた給湯栓16の近くまで延長することが望ましい。
合弁21のサーボモータ22、ガスバーナ30の各電磁
弁32,33及び電気ヒータ35は、即時給湯装置の作
動を制御する電子制御装置40に接続されている。この
電子制御装置40は次に述べる各制御を行うものであ
る。先ずガス電磁弁32,33に関しては、流量センサ
45が作動しており、かつ第1温度センサ41の検出温
度t1が[出湯温度設定値T−9℃]以下であれば主電磁弁
32を開くと同時に、第2温度センサ42の検出温度t2
が所定の高温供給温度HSとなるように比例電磁弁33の
開度を制御して熱交換器13に対するガスバーナ30の
加熱量を調節する。流量センサ45は検出流量が例えば
毎分1.5リットル以上になればオンとなり、毎分1.3リットル以下
になればオフとなるものである。電気ヒータ35に関し
ては、第1温度センサ41の検出温度t1が下限設定温度
TL以下になれば通電を開始し、第2温度センサ42の検
出温度t2が所定の高温設定値高温保存温度HRを越えれば
通電を停止するよう制御する。ポンプ14に関しては、
第1温度センサ41の検出温度t1が下限設定温度TL以下
になれば作動を開始し、上限設定温度TH以上になれば停
止するように制御する。ポンプ14の吐出能力は、ガス
バーナ30が作動している状態では大とし、ガスバーナ
30が作動を停止した状態では小とする。また自動混合
弁21に関しては、第3温度センサ43の検出温度t3と
出湯温度設定値T に対応する目標設定温度T0を比較して
サーボモータ22を作動させ、第1入口21aへの高温
水の温度及び第2入口21bへの低温水の温度に拘ら
ず、出口21cからの出湯温度が目標設定温度T0となる
ように自動混合弁21の開度を制御する。なお、出湯温
度設定値T 、目標設定温度T0、下限設定温度TL及び上限
設定温度TH等の例を次の表1に示す。
またはプログラムタイマの作動などにより即時給湯装置
の電源が投入されれば、図2に示すフローチャートによ
る作動が開始される。このときは給湯栓16からの出湯
はされていないものとする。
おいて第1温度センサ41の検出温度t1を下限設定温度
TLと比較し、t1<TLであればステップ101に進めてポ
ンプ14と電気ヒータ35を作動させ、制御動作をステ
ップ102に進める。電源投入直後には復管12内の水
温は冷たく、第3温度センサ43の検出温度t3は目標設
定温度T0以下であるので自動混合弁21の第2入口21
bは全閉であり、またポンプ14は作動しているので流
量センサ45はオンとなっている。従って電子制御装置
40は制御動作をステップ102からステップ103に
進めて第1温度センサ41の検出温度t1を[出湯温度設
定値T−9℃]と比較し、この状態では検出温度t1は低く
T−9以下であるので、ステップ104に進んでガスバー
ナ30の燃焼制御を開始してから、ステップ105に制
御動作を進める。この燃焼制御は電子制御装置40によ
り主電磁弁32を開き、熱交換器13出口側のタンク1
7近くに設けた第2温度センサ42の検出温度t2が高温
供給温度HSとなるように比例電磁弁33の開度を制御す
ることにより行う。この状態ではポンプ14は回転速度
が大で、吐出能力も大である。
HSの水が供給され、また電気ヒータ35によっても加熱
されるので、自動混合弁21の第1入口21aに供給さ
れる水温も次第に上昇する。この水温が出湯温度設定値
T に応じた目標設定温度T0となれば、電子制御装置40
はサーボモータ22を介して自動混合弁21を作動さ
せ、第3温度センサ43の検出温度t3が目標設定温度T0
となるようにバイパス管路20から第2入口21bに流
入する冷水の混合比率を増大させる。第1入口21aに
供給される水温の上昇にともない、バイパス管路20か
ら第2入口21bに供給される流量は次第に増大し、流
量センサ45を通る流量は次第に減少する。なお第3温
度センサ43の位置の水が第1温度センサ41の位置に
達するには例えば2分間程度の時間差があるので、この
即時給湯装置の作動の初期には相当な温度差がある。
である限りは、電子制御装置40はステップ105及び
106を繰り返して燃焼制御を続行し、この両条件の何
れか一方がくずれれば制御動作をステップ107に進
め、主電磁弁32を閉じて燃焼を停止させ、またポンプ
14の回転速度を低下させて吐出能力を小とする。これ
まで述べた即時給湯装置の作動の初期においては、t1>
T−9となる前に流量センサ45がオフになるので、通常
はステップ105からステップ107に進む。続いて電
子制御装置40はステップ108で第1温度センサ41
の検出温度t1を上限設定温度THと比較し、t1がTHに達す
れば制御動作をステップ109に進めてポンプ14を停
止し、次いでステップ110において第2温度センサ4
2の検出温度t2を高温保存温度HRと比較し、t2がHRに達
すればステップ111で電気ヒータ35を停止してステ
ップ100に制御動作を戻し、出湯待機状態となる。第
2温度センサ42はタンク17内の温度を検出できる程
度にタンク17に接近して設けるものとする。
を設けた復管12が冷えて第1温度センサ41の検出温
度t1が下限設定温度TL以下となれば、電子制御装置40
は制御動作をステップ100から再びステップ101に
進めてポンプ14及び電気ヒータ35を作動させ、自動
混合弁21の出口21cから目標設定温度T0の水を送り
出して給湯栓16を設けた復管12内の水温を上昇させ
る。この場合は検出温度t1は出湯温度設定値T−9℃より
も低いことはないのでステップ103からステップ10
8に進み(場合によってはステップ102からステップ
108に進み)、給湯栓16を設けた復管12内の温度
が上昇して、検出温度t1が上限設定温度THに達すればポ
ンプ14を停止させる。また検出温度t2が高温保存温度
HRに達すれば電気ヒータ35を停止させる。放熱により
検出温度t1が下限設定温度TL以下となる都度この動作を
繰り返して、給湯栓16を設けた復管12内の水温を下
限設定温度TLと上限設定温度THの範囲に維持し、タンク
17内の水温を高温保存温度HRに維持する。この出湯待
機状態では、ガスバーナ30が作動することはないので
ポンプ14は吐出能力が小さい低回転速度で作動し、従
ってポンプ14による騒音は小さくなり消費電力も減少
する。またこれによりポンプ14の耐久性も増大する。
すれば、給水管25からの冷水により第1温度センサ4
1の検出温度t1が急激に低下して[出湯温度設定値T−
9]以下になると共に流量センサ45がオンになるので
電子制御装置40は制御動作をステップ103からステ
ップ104に進め、ガスバーナ30を作動させて燃焼制
御を行い、タンク17に高温供給温度HSの高温水を供給
する。また電子制御装置40は自動混合弁21を前述と
同様に作動させて、給湯栓16から出湯温度設定値T に
対応する目標設定温度T0(途中の配管の放熱により多少
低下する)の出湯を行う。この状態ではポンプ14及び
電気ヒータ35は作動している。ガスバーナ30の作動
開始の際には熱交換器13からタンク17に供給される
高温水の温度が一時的に多少低下するなどするので、タ
ンク17内の高温水温度は多少変動するが、この温度は
目標設定温度T0に比してかなり高いので目標設定温度T0
以下となることはなく、従ってタンク17内の温度変動
は自動混合弁21の作用により完全に補償され、給湯栓
16からは常に目標設定温度T0の出湯がなされる。
により熱交換器13からの高温供給温度HSとタンク17
内の高温保存温度HRを検出するようにしたが、高温保存
温度HRを検出するために別個の温度センサをタンク17
内に設けてもよい。また第1温度センサ41の設置位置
は、図1に示すように給水管25の連結位置とバイパス
管路20の連結位置の間に設けることが好ましいが、バ
イパス管路20の一部あるいはバイパス管路20の連結
位置と熱交換器13の入口側の間に設けてもよい。また
自動混合弁21は、両実施例のようにコンピュータ制御
によるものに限らず、サーモスタットを用いた機械式の
ミキシングバルブとしてもよい。
成図である。
ーチャートである。
ある。
図である。
換器、14…ポンプ、16…給湯栓、17…タンク、2
0…バイパス管路、21…自動混合弁、25…給水管、
30…ガスバーナ、31…ガス供給管、33…比例弁
(比例電磁弁)、35…電気ヒータ、41…温度センサ
(第1温度センサ)。
Claims (3)
- 【請求項1】 ガスバーナにより加熱される熱交換器の
入口側とポンプの吐出側を連結する往管及び前記熱交換
器の出口側と前記ポンプの吸入側を連結する復管により
構成されるループ状の循環管路と、前記復管から分岐さ
れる給湯栓と、前記往管の途中に連結される給水管を備
えてなる即時給湯装置において、前記熱交換器の出口側
と前記給湯栓への分岐位置との間の前記復管に一端が連
結され前記給水管の連結位置と前記熱交換器の入口側と
の間の前記往管に他端が連結されたバイパス管路と、前
記ガスバーナへのガス供給管に設けられ前記熱交換器の
出口側の水温が所定の高温供給温度となるように同ガス
バーナへのガス供給量を制御する比例弁と、前記熱交換
器の出口側と前記バイパス管路の一端側の間の前記復管
に設けられたタンクと、前記ガスバーナより加熱能力が
小で前記タンク内の水を所定の高温保持温度まで加熱す
る電気ヒータと、前記バイパス管路の前記一端側に設け
られ前記タンクからの高温水と同バイパス管路からの低
温水を混合し出湯温度に対応する所定の目標設定温度と
して前記給湯栓側に供給する自動混合弁を備えたことを
特徴とする即時給湯装置。 - 【請求項2】 前記往管の前記給水管を連結した位置と
前記熱交換器の入口側または前記バイパス管路の前記自
動混合弁側との間に温度センサを設けてなる請求項1に
記載の即時給湯装置。 - 【請求項3】 前記ポンプは吐出能力を2段に切替可能
とし、前記ガスバーナの作動時にのみ同ポンプの吐出能
力を大としてなる請求項1または2に記載の即時給湯装
置。
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