JP2977592B2 - デバイス測定回路 - Google Patents

デバイス測定回路

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JP2977592B2
JP2977592B2 JP2253799A JP25379990A JP2977592B2 JP 2977592 B2 JP2977592 B2 JP 2977592B2 JP 2253799 A JP2253799 A JP 2253799A JP 25379990 A JP25379990 A JP 25379990A JP 2977592 B2 JP2977592 B2 JP 2977592B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、DUTのI/Oピンに負荷回路を接続して、DU
TのIモードとOモードをリアルタイムで切り換え、DUT
の出力波形を判定するときに、Oモードのときだけ負荷
回路を有効にし、Iモードのときは負荷回路を無効にす
るデバイス測定回路についてのものである。
[従来の技術] 次に、従来技術によるデバイス測定回路の構成を第2
図により説明する。
第2図の1はドライバ、2はスイッチ、3は比較器、
4はDUT、5は負荷回路である。
第2図の端子11には切換信号が入力され、ドライバ1
は電圧VIHと電圧VILを交互に出力する。
スイッチ2はドライバ1の出力を入力とし、Iモード
とOモードを切り換える。Iモードはドライバ1からDU
T4に電圧を印加し、OモードはDUT4の出力波形を負荷回
路5により劣化させ、比較器3に入力し、試験をする。
スイッチ2の出力は、DUT4のI/Oピンに接続されてい
る。
端子13は、負荷回路5を介してDUT4と接続されてお
り、端子13に負荷電圧VLが加えられている。
次に、第2図でDUT4がOモードの場合について説明す
る。
DUT4がOモードのとき、スイッチ2はオフであり、DU
T4には負荷回路5が接続されている。そして、負荷回路
5が接続された状態のDUT4の出力電圧を比較器3に入力
して、DUT4の出力波形を判定する。
次に、第2図でDUT4がIモードの場合について説明す
る。
DUT4がIモードのとき、スイッチ2はオンであり、ド
ライバ1の出力電圧は図示を省略した切換回路により、
ドライバ信号が「H」レベルのときVIH、「L」レベル
のときVILをDUT4に印加する。このとき、ドライバ1の
出力には負荷回路5が接続されている。
[発明が解決しようとする課題] 第2図では、IモードのときもDUT4には負荷回路5が
接続されており、負荷回路5がコンデンサ成分をもって
いる場合、DUT4に印加されるドライバ1の出力電圧波形
品質が負荷による周波数特性の劣化やインピーダンスの
ミスマッチによるリンギングの発生により劣化し、高速
レイトでのテストができないという問題がある。
この発明は、ドライバ1の他に負荷回路5に第2のド
ライバを追加し、第2のドライバがドライバ1に同期し
てドライバ1の出力電圧振幅と同振幅の変圧振幅を負荷
回路5に印加するようにし、OモードからIモードにリ
アルタイムに切り換えても、Iモード時にデバイスに入
力するドライバ波形の品質が劣下しないデバイス測定回
路の提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するため、この発明では、電圧VIH
電圧VILを交互に出力するドライバ1と、ドライバ1の
出力を入力とし、DUT4への印加電圧をオン・オフし、I
モードとOモードを切り換えるスイッチ2と、DUT4の出
力を入力とする比較器3と、DUT4に負荷を加える負荷回
路5と、負荷回路5を駆動するドライバ6とを備え、ス
イッチ2がオンのとき、ドライバ1の出力をDUT4に印加
するとともに、ドライバ1に同期してドライバ6がドラ
イバ1の出力電圧振幅と同振幅の電圧振幅を負荷回路5
に印加し、負荷回路5のコンデンサ成分を無効にする。
[作用] 次に、この発明によるデバイス測定回路の構成を第1
図により説明する。
第1図の6はドライバであり、その他は第2図と同じ
ものである。すなわち、第1図は第2図の負荷回路5に
ドライバ6を接続したものである。
次に、DUT4がOモードの場合について説明する。
スイッチ2をオフすると、ドライバ1の出力抵抗はハ
イインピーダンスとなる。
ドライバ6の出力電圧は切換信号によりハイレベルと
ローレベルを交互に負荷回路5に入力するが、スイッチ
2がオフのときは、ドライバの出力電圧はハイレベルに
保持し、第2図の端子13に印加している電圧と同じ負荷
電圧VLを負荷回路5に入力する。比較器3では、負荷回
路5が接続された状態のDUT4の出力電圧を判定する。
次に、DUT4がIモードの場合について説明する。
スイッチ2をオンすると、ドライバ1の出力電圧が切
換信号により交互に「H」・「L」を切り換えて、DUT4
に印加される。
端子11から供給されるドライバ1の出力電圧は、第2
図と同じようにドライバ信号が「H」のときVIH
「L」のときVILとする。また、端子12から供給される
ドライバ6の出力電圧は、ドライバ信号が「H」のとき
VL、「L」のとき{VL−(VIH−VIL)}に設定し、ドラ
イバ1の出力の「H」・L」に同期してドライバ6の
「H」・「L」を切り換えて出力する。ドライバ4の
「L」レベル電圧{VL−(VIH−VIL)}は、Iモードの
ときドライバ1がDUT4に印加する出力電圧の電圧振幅
(VIH−VIL)とドライバ6が負荷回路5に印加する出力
電圧の電圧振幅とは等しいことを意味している。
以上のように各端子に印加する電圧を設定し、端子11
に供給するドライバ信号と、端子12に供給するドライバ
信号を同じパターンと同じタイミングで動作させること
により、負荷回路5のコンデンサ成分はみかけ上無効に
なり、ドライバ1のDUT4に対する入力波形を劣下させる
ことなく、DUT4に印加することができる。
[実施例] 次に、第1図の各部波形図を第3図により説明する。
第3図アはスイッチ2の切換えタイミング波形であ
り、時間T0からT3がオフ、時間T3以降がオンである。つ
まり、時間T0からT3がOモードになり、時間T3以降がI
モードになる。
第3図イは端子11からドライバ1に供給されるドライ
バ信号の波形であり、第3図ウは端子12からドライバ6
に供給されるドライバ信号の波形である。第3図イ・ウ
とも時間T0からT4まで「H」パターンに固定しておき、
時間T4で「L」パターンに切り換え、さらに時間T5
「H」パターンに切り換えている。
第3図エはドライブ1の出力電圧波形であり、スイッ
チ2が第3図アの時間T0からT3の間はオフなので、時間
T0からT3の間はハイインピーダンスとなっている。時間
T3でスイッチ2がオンになると、ドライバ1は電圧VIH
を出力する。
次に、第3図イで端子11の信号は時間T4からT5の間が
「L」レベルになり、時間T5で再び「H」レベルになる
ので、ドライバ1の出力は時間T4でVILに切り換わり、
時刻T5でVIHに切り換わる。例えばVIHを2.5V、VILを0.5
Vとする。
第3図オはドライバ6の出力電圧波形であり、第3図
ウで時間T0からT4までは「H」レベルなので、ドライバ
6は電圧VLを出力し、時間T4からT5の間は「L」レベル
なので、時間T4でVL−(VIH−VIL)に切り換わり、時間
T5で再びVLに切り換わる。例えばVLを1.5V、VL−(VIH
−VIL)を−0.5Vとする。
第3図イ・ウに示すように、ドライバ1の出力電圧と
ドライバ6の出力電圧を同じタイミングと同じパターン
で切り換えられる。
スイッチ2がオンのとき、ドライバ1の出力が「H」
・「L」を切り換えながらDUT4に印加される。このと
き、ドライバ6がドライバ1の出力に対し常に一定の電
圧振幅で出力するので、負荷回路5の両端の電位差は常
に一定であるので、コンデンサ成分がみかけ上無効とな
り、DUT4にはドライバ1から高品質の波形を印加するこ
とができる。
第3図カは、DUT4の測定ピンの出力波形であり、時刻
T0からT1の間はDUT4はハイインピーダンスである。時刻
T1でDUT4の出力波形は比較器3に印加される。このと
き、ドライバ6の出力はVLになり、DUT4の出力は、負荷
回路5により歪んだ波形となる とともに、電圧VOに達する。電圧VOは、例えば0Vとす
る。時刻T2でDUT4は再びハイインピーダンスとなる。
スイッチ2がオンとなり、Iモードとなった第3図ア
の時間T3では、負荷回路5のコンデンサ成分がドライバ
6の出力により無効となり、波形は歪むことなく、時間
T3からT5に示すようにドライバ1の動作に応じてDUT4に
印加される。
[発明の効果] この発明によれば、ドライバ1の他の負荷回路5にド
ライバ6を追加し、ドライバ6がドライバ1に同期して
ドライバ1の出力電圧振幅と同振幅の電圧振幅を負荷回
路5に印加するようにしているので、OモードからIモ
ードにリアルタイムに切り換えても、Iモード時にデバ
イスに入力するドライバ波形の品質が劣化せず、高速レ
イトで測定をすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明によるデバイス測定回路の構成図、第
2図は従来技術によるデバイス測定回路の構成図、第3
図は第1図のタイムチャートである。 1……ドライバ、2……スイッチ、3……比較器、4…
…DUT、5……負荷回路、6……ドライバ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧VIHと電圧VILを交互に出力する第1の
    ドライバ(1)と、 第1のドライバ(1)の出力を入力とし、DUT(4)へ
    の印加電圧をオン・オフし、IモードとOモードを切り
    換えるスイッチ(2)と、 DUT(4)の出力を入力とする比較器(3)と、 DUT(4)に負荷を加える負荷回路(5)と、 負荷回路(5)を駆動する第2のドライバ(6)とを備
    え、 スイッチ(2)がオンのとき、第1のドライバ(1)の
    出力をDUT(4)に印加するとともに、第1のドライバ
    (1)に同期して第2のドライバ(6)が第1のドライ
    バ1の出力電圧振幅と同振幅の電圧振幅を負荷回路
    (5)に印加し、負荷回路(5)のコンデンサ成分を無
    効にすることを特徴とするデバイス測定回路。
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