JP2977426B2 - 送受信装置の信号生成方法 - Google Patents
送受信装置の信号生成方法Info
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Description
ロック/アンロックの遠隔操作などに使用される送受信
装置に係り、特に識別情報のデータ列と指令情報のデー
タ列とからなる送信情報を容易に解読できないように生
成する信号生成方法に関する。
ク、ヘッドライトの点灯/消灯、トランクのアンロック
などの遠隔操作を行うための送受信装置が提案されてい
る。この種の装置は、キーホルダ程度の大きさの小型の
送信装置が使用され、また自動車側には送信信号の受信
および復調を行う受信装置、および復調された信号に基
づいて各種動作を行う駆動装置とが搭載されている。前
記送信装置から送信される送信信号の内容の一例を図1
4と図15に示す。図15に示す送信信号20は、送信
装置内のマイクロコンピュータなどにより生成されるも
のである。この送信信号20は、受信装置を立ち上げさ
せる起動パルス信号15と、これに後続する送信信号群
17,18,19を有している。送信信号群17,1
8,19はそれぞれ同じ内容のデータであり、または送
信信号群17,18,19とは互いに信号内容の「1」
「0」を反転させた信号である。図15に示す例では、
各送信信号群17,18,19の前にデータ送信パルス
23,23,23が設けられ、送信信号群17,18,
19が後続していることを識別できるようにしている。
を送信信号群17を例にして示している。送信信号群1
7は例えば21ビットのデータ列であり、最初の11ビ
ットが識別情報(IDコード)21のデータ列で、残り
の10ビットが操作指令情報となるファンクションコー
ド22のデータ列である。前記識別情報21は、組とな
る送信装置と受信信号に固有に与えられたものであり、
またファンクションコード22は、ドアのロック/アン
ロック、トランクのアンロックなどの指令を行う信号で
ある。
信号群17,18,19が図16に示すデータ構成の場
合、最初の11ビットが、識別情報(IDコード)21
で、後続する10ビットがファンクションコード22で
あるため、これらのデータ配列が容易に解析されやす
い。例えば、第3者(盗聴者)が、最低2台の送信装置
の送信データを解析すれば、識別情報21とファンクシ
ョンコード22の区別をすることができ、また識別情報
21とファンクションコード22のデータ内容を知るこ
ともできる。そのため、盗聴者が多数の同種の車両のド
アロック解除を行う装置を作成することが可能である。
あり、送信信号群内での識別情報と指令情報とを区別す
ることを困難にして、解読されにくい送受信装置の信号
生成方法を提供することを目的としている。
識別情報のデータ列と指令情報のデータ列とが送信さ
れ、受信側にて前記識別情報の認識動作と前記指令情報
に基づいた処理が行われる送受信装置であって、送信側
からの送信信号では、前記識別情報と指令情報の少なく
とも一方のデータ列が分割され、この分割されたデータ
列の間に他方のデータ列が挿入されていることを特徴と
するものである。
指令情報のデータ列とから成る送信信号群が生成され、
この送信信号群が空白時間を開けて繰返し送信され、受
信側では、受信された送信信号群内の前記識別情報の認
識動作と前記指令情報に基づいた処理が行われる送受信
装置の場合に、繰返し送信されるそれぞれの送信信号群
内では前記識別情報と指令情報の少なくとも一方のデー
タ列が分割され、この分割されたデータ列の間に他方の
データ列が挿入されており、且つ送信信号群の内部に無
データ時間が設けられ、この無データ時間の長さと、繰
返し送信される前記送信信号群の間に設けられる前記空
白時間の長さとが異なっていることを特徴とするもので
ある。
と指令情報のデータ列とが送信され、受信側にて前記識
別情報の認識動作と前記指令情報に基づいた処理が行わ
れる送受信装置であって、前記識別情報は、固定コード
と送信動作毎に変化する変数コードとから成ることを特
徴とするものであり、
情報を送信するときに、前記変数コードを補正するため
の補正情報が同時に送信され、受信側ではこの補正情報
が受信されたときに受信側の変数コード情報と送信側の
変数コードとが一致するように補正されるものである。
シフトするものとし、送信側では、送信動作毎に前記変
数コードを1段階シフトして送信し、受信側では、それ
以前に受信された変数コードを1段階シフトさせたもの
から複数段シフトさせたものまでの各コードのいずれか
と、受信された変数コードとが一致したときに処理動作
を行ない、且つ受信完了後に前記複数のコードを全て1
段階ずつシフトすることも可能である。
一方のデータ列を分割して、その間に他方のデータ列を
挿入した送信信号を生成することにより、データ列の中
の識別情報と指令情報の区別がつきにくくなる。よって
送信内容を盗聴されても、データ分析が非常に困難にな
り、同種の送信信号の模造などができなくなる。
成る送信信号群が空白時間をおいて繰り返えされる場
合、この送信信号群の内部に無データ時間を設定してお
く。このデータが第3者により分析された場合に、送信
信号群の中の無データ時間と送信信号群の繰返し部に形
成された前記空白時間との識別が困難となり、より一
層、データ解析ができにくくなる。ただし無データ時間
と前記空白時間の時間長を変えておくことにより、受信
側では、送信信号群の繰返しのための空白時間である
か、送信信号群の中でのデータ列の分割のための無デー
タ時間であるかを、容易に識別できることになる。
ードと共に時間情報、乱数情報または所定規則により変
化する数値情報などによる変数コードを与えることによ
り、識別情報の解読が困難になる。
させるために、例えばドアロックなどの所定の指令情報
が送信側から発せられたときに同時に補正情報が発せら
れ、送信側と受信側とで変数コードが一致するように補
正される。例えばドアロック動作などのときにのみ補正
情報が発せられ、ドアロックの度に変数コードを補正す
ることにより、送信側と受信側とで変数コードに不一致
が生じるのが防止できる。
し、送信毎に1段階シフトしたコードを送信し、受信側
では複数段のコードを記録しておく。送信の際に受信側
が動作しない空打ちが生じた場合、次に送信される変数
コードが1段階シフトされるが、受信側では複数段階の
コードが記憶されているため、空打ち後の送信であって
も受信側は正常な処理動作が行われる。また受信側の複
数のコードは一定の規則にて成形されており、受信ごと
に全コードが1段階ずつシフトするため、コード内容の
解読が困難になり、模造コードにより不法動作するのを
防止できる。
実施例を説明する。図1は送信装置の外観斜視図、図2
は図1に示す送信装置の回路構成を示すブロック図、図
3は受信側の回路構成を示すブロック図、図4ないし図
8は送信信号の生成例をそれぞれ示す説明図である。図
1に示す送信装置1は、携帯に適するキーホルダ程度の
小型のもので、その図示表面に操作部2が設けられてい
る。この操作部2には、複数の操作釦2aないし2cが
設けられている。図2に示すように、送信装置1には、
制御中枢となるCPU(Central Processing Unit)を
主体とした制御部3と、上記操作部2の操作釦2aない
し2cの操作に対応する操作指令情報、さらに起動信号
と識別情報などが記憶されたROM(Read Only Memor
y)などからなるメモリ4と、このメモリ4に書き込ま
れている起動信号、操作指令情報および識別情報に対応
するパルスを生成するパルス生成部5と、パルス生成部
5により生成されたパルスをFM又はAM変調して送信
する送信部6と、アンテナ7ならびに電源8などが備え
られている。
信側には、受信用アンテナ9と、送信装置1から送信さ
れた信号を復調する受信部10と、制御中枢となるCP
U(Central Processing Unit)を中心として構成され
た制御部11と、この制御部11より出力された駆動信
号に基づいてドアロック機構などの操作対象13を駆動
する駆動部12とが設けられている。前記送信装置1の
パルス生成部5により生成される送信パルスは、図15
に示したのと同じである。まず制御部3の制御によりメ
モリ4から情報が引き出され、この情報を基にしてパル
ス生成部5にて送信パルスが生成される。図15に示す
ように、送信信号20は、まず最初に受信側を起動する
ための起動パルス信号15が発せられ、その後にデータ
送信パルス23が与えられ、これに後続して送信信号群
17が生成される。その後にデータ送信パルス23、送
信信号群18、データ送信パルス23、送信信号群19
と続く。各送信信号群17,18,19は同じデータで
あり、または送信信号群17,18,19は互いにデー
タの「1」「0」を反転させたものであってもよい。こ
のように生成された送信パルスが送信部6にて変調され
て送信される。
基本的な例を図4により説明する。送信信号群17のデ
ータ内容は、図16と同様に11ビットの識別情報(I
Dコード)21と、操作指令情報となる10ビットのフ
ァンクションコード22を有している。図4の例では、
識別情報(IDコード)21が、9ビットのデータ列2
1aと、2ビットのデータ列21bとに2分割され、両
データ列21aと21bの間に時間を開けることなく、
ファンクションコード22が挟まれている。
別情報(IDコード)21がデータ列21a,21b,
21cとに3分割され、さらにファンクションコード2
2も2つのデータ列22a,22bに2分割され、識別
情報21の各データ列とファンクションコードの各デー
タ列とが時間を開けることなく交互に配列されている。
さらに図6に示す送信信号群17では、識別情報21と
ファンクションコード22とがともに多数のデータ列に
分割され、互いに交互に組み合わされた内容になってい
る。図4ないし図6に示す送信信号群17とさらにこれ
と同じ内容のまたは「1」「0」を反転させた送信信号
群18と19を生成する方法は、図2に示す制御部にて
メモリ4から識別情報やファンクションコードを引きだ
すときに、分割点に応じたアドレスを指定し、図4ない
し図6に示すように、識別情報とファンクションコード
をメモリ4から分割状態として引き出し、パルス生成部
5に送り、このパルス生成部5において連続パルスに整
列させればよい。
信信号群を含む送信パルスデータが受信側にて受信され
たときの処理を図9のフローチャートに基づいて説明す
る。 ステップ1(S1と図示する、以下同様):図15に示
す起動パルス信号15が受信される前においては、この
起動パルス信号15の受信を一定時間ごとに間欠して受
信する待機状態となっている。すなわち受信部10はT
w時間の間欠的な受信可能状態となっている。 ステップ2:上記の間欠的な時間Twの受信可能状態の
ときに、起動パルス信号15が受信されると、ステップ
3に進む。また時間Tw内に起動パルス信号15が受信
されなければ、ステップ9に進んで次の時間Twの受信
状態となるまで受信動作を休止し、ステップ1に戻る。
号15が受信されたら受信可能な時間Twを延長して、
受信を継続し、ステップ4に進む。 ステップ4:時間Twが延長された受信可能状態のとき
に、起動パルス信号15が継続して受信されると、ステ
ップ5に進む。延長された受信可能状態のときに起動パ
ルス信号15の受信が中断したら、ステップ9に進む。 ステップ5:受信継続状態とし、後続する信号を待つ。 ステップ6:データ送信パルス23の受信を待ち、デー
タ送信パルス23が受信されたらステップ7に進み、所
定時間内にデータ送信パルス23が受信されなければス
テップ9に進む。
されると、これに後続するデータが送信信号群17また
は18または19であると判断し、送信信号群17,1
8,19を解読する。すなわち受信データは受信部10
にて復調され、制御部11にて処理され、この制御部1
1にて前記判断および解読が行われる。制御部11の処
理動作では、図4から図6に示すいずれかの送信信号群
が受信されたとき、予めデータ列の分割点を認識できる
ようにしておく。そして送信信号群17,18,19の
内部にて識別情報(IDコード)21とファンクション
コード22をそれぞれ集めて配列を基に戻す。そしてこ
の識別情報21と受信側に記憶された識別情報とが一致
しているか判断し、一致している場合には、ファンクシ
ョンコードの指令内容を解読する。 ステップ8:ステップ7にて解読されたファンクション
コードの指令内容に応じて各操作対象を駆動するよう、
駆動部12に指令する。 図4ないし図6に示した送信信号群では、識別情報(I
Dコード)とファンクションコードが分割されてばらば
らに配列されているため、第3者がこのデータを受信し
て解読しようとしても、どれが識別情報でどれがファン
クションコードであるか解らず、解読が非常に困難とな
る。
号群17,18,19内のデータ内容を示している。図
7に示す実施例では、送信信号群17の内部にて、識別
情報(IDコード)がデータ列21aと21bに分割さ
れ、またファンクションコードがデータ列22aと22
bとに分割され、データ列21a,21bとデータ列2
2a,22bとが交互に配列されている。さらに各デー
タ列21a,22a,21b,22bの分割部に時間t
1,t2,t3の無データ時間が設けられている。また各
送信信号群17と18との間および18と19との間に
はデータ送信パルス23が介在し、この部分には空白時
間Ta,Tbが形成されている。よってこの送信データ
を起動パルス信号15から最終の送信信号群19までの
全体で見ると、前記無データ時間t1,t2,t3および
空白時間Ta,Tbが多くの箇所に分散している。よっ
て第3者が解読しようとしたときに、どれがデータ列の
分割部の無データ時間で、どれが送信信号群の間の空白
時間であるか解らなくなる。よってさらに解読しにくい
データとなる。
t3か空白時間Ta,Tbかの識別が必要であるため、
例えば無データ時間t1,t2,t3の時間長を所定値以
下とし、空白時間Ta,Tbの時間長を所定値以上にし
ておくことにより、受信側での識別は容易に可能であ
る。またデータ送信パルス23を設けない場合には、無
データ時間t1,t2,t3を所定時間以下とし、送信信
号群17と18および18と19での空白時間Tを所定
時間以上とすればよい。さらに図8に示すように、送信
信号群17の中で、識別情報(IDコード)とファンク
ションコードをそれぞれ分割してばらばらに組み合せ、
さらにこの分割と無関係に複数箇所に前記無データ時間
t1,t2,t3を設けてもよい。
の実施例を説明する。図10は送信装置の回路構成を示
すブロック図、図11は受信側の回路構成を示すブロッ
ク図、図12はその送信信号の構成例を示す説明図であ
る。なお、上述した実施例と同一部材には同符号を付し
詳細な説明は省略する。図10に示した送信装置は、制
御部3に接続される変数コード生成部30を有し、図1
1に示した受信装置では、制御部11に接続された変数
コード保持部31を有している。前記変数コード生成部
30には、例えばタイマ回路や、任意の数値をランダム
に算出できる乱数発生回路や、所定の規則により数値を
変化させる演算回路が組み込まれている。
説明する。ただし、タイマ回路を使用する場合には、受
信装置の変数コード保持部31にもタイマ回路を設け
る。例えば、送信装置と受信装置との両方に同一のタイ
マ回路を組み込んだ場合、送信装置では、変数コード生
成部30において、または制御部3での演算動作によ
り、タイマ回路による計時情報に応じた変数コードが生
成される。この送信装置では、図12に示すように、メ
モリ4から固定コード(IDコード)41aが、変数コ
ード生成部30から変数コード41bが引き出されて識
別情報41が生成され、さらに操作動作に応じたファン
クションコード(指令情報)42がこれに後続し、送信
部6から送信される。受信装置では、図12に示す信号
が受信されたときに、制御部11において固定コード4
1aの一致と、さらに変数コード保持部31に設けられ
たタイマ回路に基づく変数コードの一致が確認される。
固定コード41aと変数コード41bとの一致が確認さ
れると、ファンクションコード42が受け付けられ、固
定コード41aと変数コード41bのいずれかが一致し
ないときには、ファンクションコードの認識が拒否され
る。
持部31にタイマ回路が内蔵されて変数コード41bが
生成される場合、両回路30と31とでタイマ回路の計
時動作に誤差が生じる場合がある。そこで所定の指令情
報(ファンクションコード)を発するときに、変数コー
ド41bに補正情報が付加される。この補正情報が付加
されるのは、例えばドアロックの指令が出されるときだ
けに限られる。このドアロックの指令情報(ファンクシ
ョンコード42)が送信されるときに、補正情報が一緒
に送信され、この補正信号が受信装置により受信された
ときには、受信装置においてまずIDコード41aの一
致が確認され、これが確認されたときに補正情報が受け
付けられ、受信装置の変数コード保持部31のタイマ回
路の計時動作が補正される。このように、自動車から離
れるときに必ず操作されるドアロック指令の度に、タイ
マ補正が行われるので、送信側と受信側とでタイマによ
る変数コードの不一致が生じにくくなる。しかもドアロ
ック以外の指令操作のときにはその時刻に応じて相違し
た識別情報41が送信されるために、信号内容を盗んで
解読することは不可能である。またドアロック操作のと
きの補正情報を含んだ識別情報を盗んで解読しても、こ
の信号はドアロックしかできないものであるため、自動
車の盗難は防止できる。
る場合について説明する。この場合の実施例としては、
乱数をランダムに発生する回路は、送信装置の変数コー
ド生成部30側にのみ設けられる。所定の操作例えばド
アロックの操作を行うときにのみ、変数コード生成部3
0から新たな乱数が出力され、これが受信装置の変数コ
ード保持部31に記憶される。ドアロック以外の操作を
行うときには、送信装置において、変数コード生成部3
0から得られた乱数が制御部3にて所定に演算されて変
数コード41bが生成され、送信される。受信装置では
固定コード(IDコード)41aの一致が確認されたと
きに制御部11にて変数コード41bが逆演算され、変
数コード保持部31に保持された乱数と比較され、これ
が一致したときにのみファンクションコード42が受け
付けられる。
は、ドアロックの操作を行う度に更新される。すなわち
ドアロック操作のときにのみ新たな乱数または新たな乱
数に基づいた信号が補正情報として出力され、受信装置
側において変数コード保持部31に保持される変数が更
新される。したがってドアロックの度に使用する乱数が
更新されるため、信号を盗んで信号を解読するのが困難
になる。またある時点での操作信号がコピーされ、この
解読された信号を用いて自動車を盗もうとした場合、正
規の送信装置の所有者が一度ドアロックをしてしまえ
ば、使用する変数コードが代わってしまうため、コピー
した信号では操作できなくなる。
所定の規則にしたがってシフトするものとすることがで
きる。この例を以下に説明する。この場合、図10に示
した送信装置において、変数コード生成部30または制
御部3に、所定の演算式を実行するプログラムが格納さ
れ、この演算式に基づいて、変数コード41bが1段階
ずつシフトできるようにする。また図11に示す受信装
置においても、変数コード保持部31または制御部11
に、前記と同じ演算式を実行するプログラムが設けら
れ、変数コードを1段階ずつシフトし、シフトされた変
数コードを変数コード保持部31に保持できるようにし
ておく。この演算式は、例えばxの関数としてf(x)
で表わすことができる。xは1,2,3,…の順に1つ
ずつシフトしていく整数である。f(x)はxの二次関
数、三次関数あるいは等比級数などである。あるいはx
の関数ではなく、xの1つずつのシフトに基づいて変化
する乱数演算であってもよい。
ートに示すように、データの送信のためのキー操作がな
されると(ステップa;Sa(以下同じ))、変数コー
ド生成部30または制御部3にて、前回の送信したとき
の変数コード41bが読出される(Sb)。このときの
変数コードをx=aとしてf(a)であったとする。次
にこの変数コードの内容を1段階シフトさせ、x=a+
1としてf(a+1)のコードを生成する(Sc)。こ
のf(a+1)の変数コード41bをメモリ4から読み
出した固定コード41aに後続させ、さらにファンクシ
ョンコード42を接続して送信信号群17,18,19
を生成して送信する(Sd)。受信装置の制御部11で
は、受信信号のうちの固定コード41aの一致を確認す
るとともに、変数コード保持部31に保持されている変
数コードと、受信された変数コードとを比較する。受信
装置側においても受信が完了するごとに変数コードのf
(x)のxを1つずつシフトさせておき、前回の受信コ
ードがf(a)であった場合には、これをf(a+1)
にシフトさせておく。制御部11では受信された変数コ
ードf(a+1)と、受信側にて演算されたf(a+
1)とを比較してその一致を確認すればよいことにな
る。
置に電波が届かない範囲にて操作釦が1回空打ちされた
とする。そしてその後に受信装置の近くで操作釦を押す
と、送信装置から送信される変数コード41bの内容は
前回の正規の送信のときから2段階シフトされてf(a
+2)となる。一方受信装置では前回受信されたコード
f(a)から1段階シフトさせたf(a+1)のコード
が保持されているため、受信された変数コードと受信側
に保持されている受信コードとが一致しないことにな
る。そこで、この実施例では、受信側の変数コード保持
部31に、連続する複数の変数コードが保持されてい
る。このコードの数を(n+1)個とする(ただnは整
数)。例えばある時点で、受信装置にはf(a)からf
(a+n)までの複数の変数コードが保持されている。
そして、送信側から変数コードf(a)が送信される
と、受信された変数コードと変数コード保持部31に保
持された前記複数の変数コードとの一致が確認され、受
信された変数コードが複数の変数コードのうちのいずれ
かに一致したときに、正常受信と判断する。f(a)の
送受信が完了すると、送信装置では変数コードが1段階
シフトしてf(a+1)になるが、受信装置においても
複数の変数コードを全てを1段階シフトさせ、変数コー
ド保持部31にはf(a+1)からf(a+n+1)ま
でのn+1個の変数コードが保持される。このように受
信装置にて複数の連続する変数コードを保持しておくこ
とにより、送信側にて前述の空打ちがあったとしても、
空打ち後の操作により受信装置を正常に動作させること
が可能である。
より、受信装置側の動作を説明する。送信装置からの信
号が受信されると(ステップe;Se)、データ送信パ
ルス23が受信されたか否かなどにより受信受け入れか
否か判断する(Sf)。次に固定コード41aの一致を
確認すると共に、受信された変数コードが、保持されて
いる(n+1)個の変数コード群のいずれかと一致して
いるか否か確認する(Sg)。一致しているときには
(n+1)個の前記変数コードを全て1段階シフトさせ
る(Sh)。そして、ドアロックなどの処理動作に移行
する(Si)。
のシフト動作と、受信側の複数の変数コードのシフト動
作について説明する。図14(A)において送信装置か
らf(a)の変数コードが送信され、このとき受信装置
側の変数コードがf(a)〜f(a+n)であれば、変
数コードが一致し、よって処理動作が行われる。同図
(B)に示すように、次に送信が行われると、送信され
る変数コードは1段階シフトしてf(a+1)となり、
このとき受信装置側の変数コードはf(a+1)〜f
(a+n+1)にシフトされているため、コードが一致
となり、処理動作が行われる。同様に同図(C)のよう
にf(a+2)が送信されたとき、受信側がf(a+
2)〜f(a+n+2)であり、このときもコードが一
致し、処理動作が実効される。
置からf(a+3)の変数コードが発せられたときに、
受信不可となり、これが空打ちであったとする。この場
合受信装置での変数コードは、f(a+3)〜f(a+
n+3)となっているが、受信不可であるためそれ以上
シフトされない。そして同図(E)に示すように、次の
送信動作では送信される変数コードが1段階シフトしf
(a+4)になる。このとき受信側の変数コードf(a
+3)〜f(a+n+3)のうちのひとつと送信された
変数コードとが一致するため、正常受信と判断され、処
理動作が行われる。そしてこの受信動作が行われたとき
には、受信側の変数コードは前記f(a+4)を基準と
してそれぞれ1段階シフトさせ、受信装置に保持される
変数コードをf(a+5)〜f(a+n+5)とする。
よって図14(F)に示すように、次の送信が受け付け
できるようになる。
ドはf(x)などのように、一定の規則に基づいたもの
であり、しかもこれが受信の度に1段階ずつシフトする
ため、送信される信号から変数コードを識別し模造する
ことは不可能である。また受信側では1段階ずつシフト
される変数コードが連続して複数個保持されているた
め、送信装置において空打ちが生じても、空打ちの後の
送信により必ず正常な受信ができるようになる。上記各
実施例では操作対象として自動車のドアロック等の動作
を行う遠隔操作装置に適用した場合について説明した
が、操作対象としては自動車に限られるものではなく、
他の車両の操作、ガレージの開閉、倉庫のドアや内部環
境設定の操作等についても実施可能である。または自動
車の遠隔操作装置以外の送受信装置に使用することも可
能である。
指令情報とを分割したため、第3者が解読しようとした
ときに、情報の区別がつかなくなり、解読が非常に困難
なものとなる。
号群の内部に無データ時間を設けることにより、無デー
タ時間と送信信号群の繰返しのための空白時間との区別
が付かなくなり、さらに解読の困難なものとなる。
号に上記実施例のように送信動作毎に変化する変数信号
を付加することにより、情報の区別がつかなくなり、解
読が非常に困難なものとさせることができる。
したように補正信号をドアロックなどの指令信号を出力
させるときに同時に生成出力させるようにすれば、送信
側と受信側とでの変数コードの不一致が生じるのが防止
できる。
定の規則に基づいたものであり、しかもこれが受信の度
に1段階ずつシフトするため、送信される信号から変数
コードを識別し模造することは不可能である。また受信
側では1段階ずつシフトされる変数コードが連続して複
数個保持されているため、送信装置において空打ちが生
じても、空打ちの後の送信により必ず正常な受信ができ
るようになる。
図。
る。
ある。
す説明図である。
を示す説明図である。
である。
る。
を示す説明図である。
トする場合を示し(A)は送信動作のフローチャート、
(B)は受信動作のフローチャートである。
ドがシフトし、受信側にて複数の変数コードがシフトす
る場合のコード内容を説明する説明図である。
るための説明図である。
る。
Claims (5)
- 【請求項1】 送信側から、識別情報のデータ列と指令
情報のデータ列とが送信され、受信側にて前記識別情報
の認識動作と前記指令情報に基づいた処理が行われる送
受信装置であって、送信側からの送信信号では、前記識
別情報と指令情報の少なくとも一方のデータ列が分割さ
れ、この分割されたデータ列の間に他方のデータ列が挿
入されていることを特徴とする送受信装置の信号生成方
法。 - 【請求項2】 送信側から、識別情報のデータ列と指令
情報のデータ列とから成る送信信号群が生成され、この
送信信号群が空白時間を開けて繰返し送信され、受信側
では、受信された送信信号群内の前記識別情報の認識動
作と前記指令情報に基づいた処理が行われる送受信装置
であって、繰返し送信されるそれぞれの送信信号群内で
は前記識別情報と指令情報の少なくとも一方のデータ列
が分割され、この分割されたデータ列の間に他方のデー
タ列が挿入されており、且つ送信信号群の内部に無デー
タ時間が設けられ、この無データ時間の長さと、繰返し
送信される前記送信信号群の間に設けられる前記空白時
間の長さとが異なっていることを特徴とする送受信装置
の信号生成方法。 - 【請求項3】 送信側から、識別情報のデータ列と指令
情報のデータ列とが送信され、受信側にて前記識別情報
の認識動作と前記指令情報に基づいた処理が行われる送
受信装置であって、前記識別情報は、固定コードと送信
動作毎に変化する変数コードとから成り、且つ送信側か
ら前記変数コードを補正するための補正情報が送信さ
れ、受信側ではこの補正情報が受信されたときに受信側
の変数コード情報と送信側の変数コードとが一致するよ
うに補正されることを特徴とする送受信装置の信号生成
方法。 - 【請求項4】 送信側から、識別情報のデータ列と指令
情報のデータ列とが送信され、受信側にて前記識別情報
の認識動作と前記指令情報に基づいた処理が行われる送
受信装置であって、前記指令情報は、固定コードと送信
信号毎に変化する変数コードとから成り、変数コードは
所定の規則に基づいてシフトするものであり、送信側で
は、送信動作毎に前記変数コードが1段階シフトして送
信され、受信側では、受信した変数コードと、それ以前
に受信された変数コードを1段階シフトさせたものから
複数段シフトさせたものまでとを比較し、いずれかと一
致したときに処理動作が行われることを特徴とする送受
信装置の信号生成方法。 - 【請求項5】 受信側では、以前に受信された変数コー
ドを1段階シフトさせたものから複数段シフトさせたも
のまでの複数のコードを記憶し、受信したコードと記憶
されていたコードとが比較される請求項4記載の送受信
装置の信号生成方法。
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DE4438276A DE4438276B4 (de) | 1993-10-27 | 1994-10-26 | Verfahren zum Betreiben einer Türver- und -entriegelung |
US08/718,671 US5844496A (en) | 1993-10-27 | 1996-09-23 | Signal generation method and structure for a transmission and reception system |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP4-319449 | 1992-11-04 | ||
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Publication Number | Publication Date |
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JP2977426B2 true JP2977426B2 (ja) | 1999-11-15 |
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Family Applications (1)
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US10997810B2 (en) | 2019-05-16 | 2021-05-04 | The Chamberlain Group, Inc. | In-vehicle transmitter training |
-
1993
- 1993-10-27 JP JP5292839A patent/JP2977426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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