JP2976736B2 - トラツクの車台フレーム - Google Patents

トラツクの車台フレーム

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JP2976736B2
JP2976736B2 JP4339401A JP33940192A JP2976736B2 JP 2976736 B2 JP2976736 B2 JP 2976736B2 JP 4339401 A JP4339401 A JP 4339401A JP 33940192 A JP33940192 A JP 33940192A JP 2976736 B2 JP2976736 B2 JP 2976736B2
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和夫 粟生
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラック特に後輪の後
方に長く延びた車台フレームを有するカーゴトラックに
採用されて好適なトラックの車台フレームに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】後輪の後方に長く延びた車台フレーム、
換言すれば、ホイールベース後方のオーバハング部分の
長さが大きい車台フレームを有するカーゴトラック等に
おいては、従来上記車台フレームが実質的に直線状に形
成されているため、荷台上に貨物を積載した場合、上記
オーバハング部分が弾性変形して垂下し、荷台が所謂尻
下りの状態となる。
【0003】勿論、上記車台フレームは、予め設定され
た積荷重量に対して十分な強度を有するように設計され
ており、上記車台フレーム後端部分の垂下それ自体は強
度上何等問題がないのであるが、車両の使用者、その他
の関係者に、徒らに不安感を醸成して商品性が損なわれ
るという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑み創案されたもので、カーゴトラック等の車台フレー
ムにおける後端部分が、載貨時に荷台が尻下り状態とな
ることを防止し又は少くとも垂下量を低減して、車両使
用者等の不安感を払しょくし商品性を向上することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、車台フレームのホイールベース後方のオ
ーバハング部分を、上方に凹に所定の曲率半径で弯曲
せ車両後方に行くに従がい漸次高くなるように形成した
ことを特徴とするトラックの車台フレームを提案するも
のである。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面について具体
的に説明する。先づ、カーゴトラックの概略側面図を示
した図1において、符号10は車台フレーム、12は同
車台フレーム10の前端部分に装架されたキャブ、14
は前輪、16及び18は後2軸の後輪である。
【0007】上記車台フレーム10は、ホイールベース
aの後方に長さαaにわたって延在したオーバハング部
分20を具え、同オーバハング部分20は上方に凹の弯
曲形状をなし、その曲率半径はR=βaである。上記オ
ーバハング部分20が上方に凹の弯曲形状をなしている
ので、後方に行くに従がい漸次高くなるように形成さ
れ、無負荷時、車台フレーム10の後は、図示のよう
にホイールベース部分の延長線よりdだけ上方に位置し
ている。
【0008】上記車台フレーム10におけるオーバハン
グ部分20の具体的構造の一例が図3及び図4に示され
ている。図中符号22は、車体前後方向に延在し夫々断
面形状が溝型をなす左右一対のサイドレール、24は車
巾方向に延在して配設された複数個のクロスメンバであ
る。
【0009】上記クロスメンバ24は、断面形状がハッ
ト型をなす上方部材26と、同上方部材26の車巾方向
両端部分にリベット又はボルト28によって固着された
下方部材30とから構成されている。上記上方部材26
の車巾方向端部と下方部材30とによってV字状拡開部
が形成され、同拡開部の上下方向に折曲げて形成された
取付フランジ26f及び30fが、サイドレール22の
ウェブ22wに多数のリベット又はボルト32によって
固着されている。
【0010】上記のように、クロスメンバ24の車巾方
向の両端部をサイドレール22のウェブ22wに固着す
る構造とすることによって、上記オーバハング部分20
のサイドレール22が、曲率半径R=βaの円弧状をな
して上方に凹に弯曲していても、クロスメンバ24をサ
イドレール22に対し健全に締結することができる。
【0011】次に、上記オーバハング部分20の上方変
位量dは、下記の数式1によって示される。
【0012】
【数1】
【0013】図2は、縦軸に上記数式1の上方変位量d
をとり、横軸に上記曲率半径R=βaの乗数βをとって
示した線図である。一例として、ホイールベースa=6
300(mm)、オーバハング部分20の長さαa=
0.67×6300≒4200(mm)の後2軸の大型
カーゴトラックにおいて、車台フレーム10上に装架さ
れた荷台に、定格重量の貨物を積載したときの車台フレ
ーム後端の尻下り量δ=50(mm)とした場合、上
記上方変位量dを尻下り量δの2倍より大、即ちd>
2δとするためにはβ<14となり、また上方変位量
dと尻下り量δとを等しく設定して車台フレーム10
が直線状態になるようにした場合は、β=28となる。
さらに、上記尻下り量δに対して、実用上許容し得る
車台フレーム10の後端の直線状態からの垂下量を35
(mm)と仮定すると、βは約100となる。従って、
大型カーゴトラックの場合、上記オーバハング部分20
の曲率半径Rは、実用上概ねβ=10〜100の範囲即
ちR=(10〜100)aの範囲内で適宜に選択され
る。
【0014】なお、車台フレーム10の後方オーバハン
グ部分20では、そのサイドレール22が上方に凹に弯
曲しているので、通常のようにクロスメンバ24の車巾
方向両端部分をサイドレール22の上下フランジに締結
する構造を採用すると、サイドレール22の上下フラン
ジと、対応するクロスメンバ22の端部との間に隙間が
でき易く、また隙間が生じないように無理に緊締する
と、ボルト又はリベット等の締結部材或いはその周辺の
板材に残留する応力が大きくなり、亀裂等が発生し易い
という問題があるが、前述したように、クロスメンバ2
4をサイドレール22のウェブ22wに締結することに
よって、サイドレール22の弯曲に基因する上記困難を
容易に克服することができる。
【0015】また、上記実施例では、クロスメンバ24
として所謂アリゲータ型のクロスメンバが例示されてい
るが、断面形状が溝型又はI字型のクロスメンバを採用
し得ることは明らかであり、クロスメンバとサイドレー
ルとの結合部にガセットを介装し得ることも明らかであ
る。なおまた、車台フレーム10の上記後方オーバハン
グ部分20以外の部分におけるクロスメンバとサイドレ
ールとの締結方法は任意であるが、上記オーバハング部
分20と同様に、サイドレールのウェブにクロスメンバ
の車巾方向端部を締結することが、車台フレーム全体の
耐久性及び信頼性向上の観点から好ましい。
【0016】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係るトラックの
車台フレームは、車台フレームのホイールベース後方の
オーバハング部分を、上方に凹に所定の曲率半径で弯曲
させ車両後方に行くに従がい漸次高くなるように形成し
たことを特徴とし、貨物積載時における荷台後端の尻下
りを解消し又は減少することによって、車両使用者等の
不安感を払しょくし、商品性を向上し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すトラック全体の概略側
面図である。
【図2】図1に示したトラックの車台フレームにおける
後方オーバハング部分の曲率半径と後端の上方変位量と
の関係を示した線図である。
【図3】図1に示したトラックの車台フレームにおける
後方オーバハング部分の一部を拡大して示した平面図で
ある。
【図4】図3に示した車台フレームの正面図である。
【符号の説明】
10 車台フレーム 12 キャブ 14 前輪 16及び18 後輪 20 オーバハング部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車台フレームのホイールベース後方のオ
    ーバハング部分を、上方に凹に所定の曲率半径で弯曲
    せ車両後方に行くに従がい漸次高くなるように形成した
    ことを特徴とするトラックの車台フレーム。
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