JP2975165B2 - 温度測定装置 - Google Patents

温度測定装置

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JP2975165B2
JP2975165B2 JP3131578A JP13157891A JP2975165B2 JP 2975165 B2 JP2975165 B2 JP 2975165B2 JP 3131578 A JP3131578 A JP 3131578A JP 13157891 A JP13157891 A JP 13157891A JP 2975165 B2 JP2975165 B2 JP 2975165B2
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誠 池田
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被測定物や被測定者の
温度を測定する温度測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、被測定物や被測定者の
測定温度値の正確を期すため、測定開始後に初めて温度
上昇が所定温度変化以下になつたときに、ほぼ正確な温
度値が判明したと判断して1回の音による温度値の告知
もしくは音による温度読取時期の報知を行つている。ま
た、電源投入から一定時間経過したとき、1回または数
回の音による温度値の告知もしくは音による温度読取時
期の報知を行うものもある。更には、予測検温開始後の
所定の予測条件が整つた時点で、1回の音による温度値
の告知もしくは音による温度読取時期の報知を行うもの
もある。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、こ
の様な従来の温度測定装置で温度測定を行う場合には、
まず電源投入からの定時の測定をするか、単位時間での
温度上昇が設定した値より小さくなる時刻での測定をす
るかにより、それぞれ別の温度測定装置を用意しなけれ
ばならない。すなわち、より迅速に温度の目安を知りた
いときと、正確に温度を知りたい場合との、それぞれを
満たす双方の条件で読取時期を知らせる温度測定装置は
ない。
【0004】又特に、体温測定を行う体温計で腋下に挟
み込むタイプの場合は、表示部に検温読み取りについて
の情報を表示しても体温計が腋下にはさまれていて見る
ことが困難なため、音による温度読取時期の報知手段を
備えるが、この音を聞き逃すことがある。また、単位時
間での体温上昇値が設定した値より小さくなる時刻で読
み取つた場合または単に電源投入から一定時刻で測定し
た場合は、検温中の挟みぐあいの変化等の測定環境によ
り、体温が十分に上りきらないうちに条件が成立してし
まい、間違つた温度を読み取つてしまう場合がある。
【0005】本発明は、前記従来の欠点を除去し、条件
の異なる所望の温度読取時期をそれぞれに識別可能に報
知できる温度測定装置を提供する。
【0006】又、温度読取時期の報知に気付かずに看過
することのない温度測定装置を提供する。
【0007】更に、体温が十分に上りきらないうちに間
違つた温度を読み取つてしまうことを無くした温度測定
装置を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の温度測定装置は、音による温度値の告知手
段および/または音による温度読取時期の報知手段を有
する温度測定装置であつて、所定の条件を満足した時点
から、前記告知手段および/または報知手段を起動させ
る条件の判断を開始する起動条件判断手段と、該起動条
件判断手段の判断に基づき、前記告知手段および/また
は報知手段を起動させる起動手段と、該起動手段の動作
を前記所定の条件を満足した時点から所定時間停止させ
る動作停止手段とを備える。
【0009】このように、起動手段の動作を所定の条件
を満足した時点から所定時間停止させるように構成した
ので、温度が平衡温度に十分近づかない時点での音によ
る温度値の告知および/または音による温度読取時期の
報知を防止できる。
【0010】又、音による温度値の告知手段および/ま
たは音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定
装置であつて、所定の条件を満足した時点から前記告知
手段および/または報知手段を起動させる条件の判断を
開始する起動条件判断手段と、該起動条件判断手段の判
断に基づき、前記告知手段および/または報知手段を起
動させる起動手段と、該起動手段の動作を前記起動条件
判断手段による起動命令が行なわれてから所定時間遅延
させる動作遅延手段とを備える。
【0011】このように、起動手段の動作を前記起動条
件判断手段による起動命令が行なわれてから所定時間停
止させるように構成したので、温度が平衡温度に十分近
づかない時点での音による温度値の告知および/または
音による温度読取時期の報知を防止できる。
【0012】又、音による温度値の告知手段および/ま
たは音による温度測定時期の報知手段を有する温度測定
装置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した
値より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い
時点でスタートするカウント手段と該カウント手段のス
タートから所定の時間が経過した後であつて、単位時間
における温度上昇値が設定した値より小さくなつたとき
に、1回目の音による温度値の告知および/または音に
よる温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当該
1回目の音による温度値の告知および/または音による
温度読取時期の報知を行つた後であつて、かつ前記カウ
ント手段のスタートから所定の時間が経過した後に、2
回目以降の音による温度値の告知および/または音によ
る温度読取時期の報知を行う第2の発音手段とを備え
る。
【0013】又、音による温度値の告知手段および/ま
たは音による温度測定時期の報知手段を有する温度測定
装置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した
値より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い
時点でスタートするカウント手段と、該カウント手段の
スタートから所定の時間が経過した後であつて、単位時
間における温度上昇値が設定した値より小さくなつたと
きに、1回目の音による温度値の告知および/または音
による温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当
該1回目の音による温度値の告知および/または音によ
る温度読取時期の報知を終つてから所定の時間が経過し
た後に、2回目以降の音による温度値の告知および/ま
たは音による温度読取時期の報知を行う第2の発音手段
とを備える。
【0014】又、音による温度値の告知手段および/ま
たは音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定
装置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した
値より小さくなつたときから所定の時間が経過した後
に、1回目の音による温度値の告知および/または音に
よる温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当該
1回目の音による温度値の告知および/または音による
温度読取時期の報知から所定の時間が経過した後に、2
回目以降の音による温度値の告知および/または音によ
る温度読取時期の報知を行う第2の発音手段とを備え
る。
【0015】又、音による温度値の告知手段および/ま
たは音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定
装置であつて単位時間における温度上昇値が設定した値
より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い時
点でスタートするカウント手段と、単位時間における温
度上昇値が設定した値より小さくなつたときから所定の
時間が経過した後に、1回目の音による温度値の告知お
よび/または音による温度読取時期の報知を行う第1の
発音手段と、当該1回目の音による温度値の告知および
/または音による温度読取時期の報知を行つた後であつ
て、かつ前記カウント手段のスタートから所定の時間が
経過 した後に、2回目以降の音による温度値の告知お
よび/または音による温度読取時期の報知を行う第2の
発音手段とを備える。
【0016】かかる各構成によれば、迅速に体温の値の
目安を知りたい時は、1回目の音による温度値の告知お
よび/または音による温度読取時期の報知を採用し、微
熱などのように正確な体温を知りたいときは、2回目以
降の音による温度値の告知および/または音による温度
読取時期の報知を採用するようにして、両方の用途に対
応できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の温度測定装置の一実施例であ
る電子体温計の構成を示すブロツク図である。
【0018】10は演算・制御用のCPUで、タイマ1
0aを有している。11はCPU10の制御プログラム
や定数,テーブル等を格納するROM、12は補助記憶
用のRAMであり、温度測定開始や読取報知,終了等の
条件を記憶する温度条件記憶部12aと、温度読取報知
等の為のタイマ10aでの計時時間を記憶する計時時間
記憶部12bとを有している。
【0019】13は温度検知部であり、被測定物の温度
をサーミスタ13aにより電気量に変換し、更にアナロ
グ値をデジタル値に変換したデータをCPU10やRA
M12に送る。ここで、デジタル値への変換は、サーミ
スタ13aをブリツジ回路の一辺に接続したり、サーミ
スタ13aと所定のキヤパシタとによるCR発振による
変換等が既に知られている。
【0020】14は外部との入出力インターフエースで
あり、入力としては電源スイツチやモードスイツチ等の
操作部17が接続し、出力としてはLCD等の温度値や
エラー等を表示する表示部15と、温度読取時や警告を
報知するブザーあるいは音声を発するスピーカ等の音声
発生部16とが接続されている。
【0021】図2は図1の温度条件記憶部12aの内部
構成の例を示す図である。本例では、条件として、測定
温度表示の開始を判定するための表示開始条件121
と、読取を報知するブザーを鳴らす時を判別する読取報
知条件122と、例えばサーミスタ13aが測定部位か
ら離れた等の場合の測定の終了を判断する測定中止条件
123とを有している。
【0022】図3は図1の計時時間記憶部12bの内部
構成の例を示す図である。本例では、最初の読取時刻を
報知するために使用される読取許容時間125と、報知
に気付かずに看過することを防ぐために使用される再報
知時間126と、第2及び第3の読取報知の為に使用さ
れる第2読取時間127,第3読取時間128とを有し
ている。
【0023】尚、本例では温度が関連する条件と時間の
条件とを別にまとめたが、温度と時間との複合条件とし
て記憶してもよいし、複数の読取報知条件を設定して
も、更に第4,第5の読取時間を設定する等の拡張も可
能である。
【0024】<実施例1>図4に第1の実施例における
温度条件記憶部12aと経緯時時間記憶部12bとの具
体的内容を示す。ここで、参照番号は図2,図3と同じ
内容を示す。図4の具体的数値に基づいて、図5,図6
に示すフローチヤートに従つた手順で処理を行う。この
処理の結果の概略が図7に示されいる。
【0025】まず、電源オンの後、ステツプS51で表
示開始条件を満足したか否かがチエツクされる。ここ
で、表示開始条件121は、30℃以上で0.25℃/
4秒以上の温度上昇である。尚、この表示開始条件は3
0℃以上のみにしてもよいし、条件なしにステツプS5
1をスルーし電源オンと共に表示を開始してもよい。ス
テツプS52でタイマ10aをスタートして時間のカウ
ントを開始し、同時にステツプS53で表示部15への
温度表示を開始する。
【0026】尚、以下のステツプS54,S56,S6
0,S63,S66.S69,S72における、所定値
123(測定中止条件;本例では0.2℃/秒)以上の
温度降下の判断は、体温計の測定部位からの離脱等の不
測事態による測定中止の判断であり、以下の説明では簡
略化のため省略する。
【0027】ステツプS55でカウントから時間が所定
値125(読取許容時間;本例では90秒)経過したか
がチエツクされ、90秒経過後からステツプS57で温
度勾配が所定値122(読取報知条件;本例では0.1
2℃/16秒)以下になるかのチエツクを開始し、条件
を満たすとステツプS58で音声発生部16から発音す
る。この時点は図7では時点72に当り、本例のステツ
プS55による90秒の時間経過は、時点71等の温度
が平衡温に十分近付かない時点での読取報知条件122
の出現による測定ミスを防ぐためである。
【0028】ステツプS59では、時点72からのタイ
マ10aの再スタートが開始される。ステツプS61で
は所定値126(再報知時間;本例では10秒)経過を
チエツクし、ステツプS62で再度の発音をする。この
時点76での発音は、時点72での発音の聞きのがしを
防ぐためのものであり、更に発音を繰り返してもよい。
ここで、時点72と76との発音は、例えば図8に示す
ように区別可能にすることによりその時点の特定が使用
者に明瞭となる。
【0029】ステツプS64で時点72からの時間経過
が所定値127(第2読取時間;本例では2分)になる
のをチエツクし、2分経過すると時点73においてステ
ツプS65の発音をする。その後、ステツプS67で1
0秒間のチエツクを行い、時点77においてステツプS
68の再度の発音をする。この時点73,77における
発音例は、図8のように上記時点72,76と区別可能
とする。
【0030】更に、ステツプS70で時点72からの時
間経過が所定値128(第3読取時間;本例では5分)
になるのをチエツクし、5分経過すると時点74におい
てステツプS71の発音をする。その後、ステツプS7
3で10秒間のチエツクを行い、時点78においてステ
ツプS74の再度の発音をする。この時点74,78に
おいての発音例は、図8のように上記時点72,73,
75,76と区別可能とする。
【0031】このように、本実施例では、 電源投入
時から、または温度が30℃より高い時点から、または
単位時間での温度上昇値が0.25℃/4秒より大きく
なり、かつそのときの温度が30℃より高い時点から温
度表示を開始し、90秒経過後の単位時間での温度上昇
値が0.12℃/16秒より小さくなつた時、音による
温度値の告知もしくは音による温度読取時期の報知を行
い、 1回目に対する音による温度値の告知、もしく
は音による温度読取時期の報知を行つたあと、その時間
に対して10秒経過後、再度音による温度値の告知もし
くは音による温度読取時期の報知を行い、 さらに1
回目の発音時より、2分あるいは5分経過すると、音に
よる温度値の告知もしくは音による温度読取時期の報知
を行い、 の音による温度値の告知もしくは音によ
る温度読取時期の報知を行つた後、のそれぞれの時間
に対応して10秒経過後に、再度音による温度値の告知
もしくは音による温度読取時期の報知を行うことが可能
になる。
【0032】また、0.2℃/秒以上の温度の下降があ
る場合には、測定終了あるいはフローチヤートの最初の
部分に戻る。
【0033】<第2実施例>図4の各値を使用して、図
9,図10に示すフローチヤートに従つた第2の実施例
を説明する。このときの処理の結果の概略が図11に示
されている。このフローチヤートにおいても第1実施例
同様、ステツプS93,S95,S99,S102,S
105,S108,S111における所定値123(測
定中止条件;本例では0.2℃/秒)以上の温度降下の
チエツクは説明の簡略化のため省略する。
【0034】まず、ステツプS91で表示開始条件にな
つたか否かをチエツクする。このステツプS91の条件
は、第1実施例同様、30℃以上あるいは30℃以上で
0.25℃/4秒以上の温度上昇でもよいし、条件の判
断なしにスルーしてもよい。ステツプS92で表示部1
5への温度表示を開始すると共にタイマ10aをスター
トして時間のカウントを始める。
【0035】ステツプS94で温度の上昇勾配が所定値
122(読取報知条件;本例では0.12℃/16秒)
以下になつたかをチエツクし、以下になつた場合、すぐ
に温度読取りを報知する発音はせずに、ステツプS96
で所定値125(読取許容時間;本例では90秒)の経
過を待つて、ステツプS97で発音する。これは、第1
実施例と異なる実施例で同様の効果を上げるもので、図
11の時点111に示すように、最初に温度上昇が0.
12℃/16秒以下になつた時点が十分平衡温に近づい
てない場合があるので、この測定ミスを防ぐためであ
る。
【0036】以下、ステツプS98からS113は、第
1実施例のステツプS59からS74と同じ処理手順を
行い、最初の温度読取報知時点112から2分後の時点
113と5分後の時点114とに第2,第3の報知を行
うと共に、各報知の聞きのがしを防ぐために、各時点1
12,113,114の10秒後の時点116,11
7,118で再度報知を行うよう制御する。各時点での
発音は、第1実施例において図8で示したような発音パ
ターンの違いにより区別可能にすることが好ましい。
【0037】このように、本実施例では、 電源投入
時から、または温度が30℃より高い時点から、または
単位時間での温度上昇値が0.25℃/4秒より大きく
なり、かつそのときの温度が30℃より高い時点から温
度表示を開始し、単位時間での温度上昇値が0.12℃
/16秒より小さくなつてから90秒経過後、音による
温度値の告知もしくは音による温度読取時期の報知を行
い、 1回目に対する音による音による温度値の告知
もしくは音による温度読取時期の報知を行つたあと、そ
の時間に対して10秒経過後に、再度音による温度値の
告知もしくは音による温度読取時期の報知を行い、
さらに1回目の発音時より、2分あるいは5分経過する
と、音による温度値の告知もしくは音による温度読取時
期の報知を行い、 の音による温度値の告知もしく
は音による温度読取時期の報知を行つた後、のそれぞ
れの時間に対応して10秒経過後に、再度温度値の告知
もしくは音による温度読取時期の報知を行う事が可能に
なる。
【0038】また、0.2℃/秒以上の温度の下降があ
る場合には、測定を終了あるいはフローチヤートの最初
の部分に戻る。
【0039】<第3実施例>図12に本実施例における
温度条件記憶部12aと計時時間記憶部12bとの具体
的内容を示す。図12の具体的数値に基づいて、図1
3,図14に示すフローチヤートに従つて処理を行う。
この処理の様子が図15に示されている。このフローの
説明においても、簡略化のためステツプS134,S1
36,S139,S143,S146,S150,S1
53の説明を省略する。
【0040】まず、ステツプS131で第1,第2実施
例同様の表示開始条件をチエツクする。ステツプS13
2でタイマ10aをスタートし、ステツプS133で表
示部15への温度表示を開始する。ステツプS134か
らS138までは、第1実施例のステツプS54からS
58までと同様で、90秒後から読取報知条件122
(0.12℃/16秒)をチエツクして、条件を満足す
ると時点152で最初の読取報知を行う。
【0041】この後、本実施例では、題1実施例のよう
にこの最初の報知時点152を第2,第3の報知の基点
とはせずに、表示開始を基点とする。ステツプS14
0,S141では最初の報知時点152の10秒後の時
点156で、再度の報知を行う。
【0042】ステツプS142では、最初の報知時点1
52が表示開始から所定値127(第2読取時間;本例
では5分)以上であるか否かがチエツクされ、以上であ
ればステツプS149に飛ぶ。5分を越えてなければ、
ステツプS144で5分になるのを待つて、5分経過し
た時点153でステツプS145の発音を行い、10秒
後にステツプS148の再度の発音を行う。
【0043】ステツプS149では、最初の報知時点1
52が表示開始から所定値128(第3読取時間;本例
では8分30秒)以上であるか否かがチエツクされ、以
上であれば何もせず測定を終了する。8分30秒を越え
てなければ、ステツプS151で8分30秒になるのを
待つて、8分30秒経過した時点154でステツプS1
52の発音を行い、10秒後にステツプS155の再度
の発音を行う。
【0044】このように、本実施例では、 電源投入
時から、または温度が30℃より高い時点から、または
単位時間での温度上昇値が0.25℃/4秒より大きく
なり、かつそのときの温度が30℃より高い時点から温
度表示を開始し、90秒経過後の単位時間での温度上昇
値が、0.12℃/16秒より小さくなつた時点で、音
による温度値の告知もしくは音による温度読取時期の報
知を行い、 1回目に対する音による温度値の告知も
しくは音による温度読取時期の報知を行つたあと、その
時間に対して10秒経過後に、再度音による温度値の告
知もしくは音による温度読取時期の報知を行い、 さ
らに1回目の発音後、表示開始時から5分あるいは8分
50秒経過すると、音による温度値の告知もしくは音に
よる温度読取時期の報知を行い、 の音による温度
値の告知もしくは音による温度読取時期の報知を行つた
後、のそれぞれの時間に対応して10秒経過すると、
再度音による温度値の告知もしくは音による温度読取時
期の報知を行うことが可能になる。
【0045】また、0.2℃/秒以上の温度の下降があ
る場合には、フローチヤートの最初の部分に戻る。
【0046】本実施例では、温度上昇の条件による報知
と表示開始後の時間経過による報知との双方の報知機能
を備えることになり、用途による使い分けが可能とな
る。
【0047】<他の実施例>第2実施例と第3実施例と
を組み合わせた実施例の結果の概略が図16に示されて
いる。この実施例では、 電源投入時から、または温
度が30℃より高い時点から、または単位時間での温度
上昇値が0.25℃/4秒より大きくなり、かつそのと
きの温度が30℃より高い時点から温度表示を開始し、
単位時間での温度上昇値が0.12℃/16秒より小さ
くなつたのち90秒経過後に、音による温度値の告知も
しくは音による温度読取時期の報知を行い、 1回目
に対する音による温度値の告知もしくは音による温度読
取時期の報知を行つたあと、その時間に対して10秒経
過後に、再度音による温度値の告知もしくは音による温
度読取時期の報知を行い、 さらに1回目の発音後
で、表示開始から5分あるいは8分30秒経過すると、
音による温度値の告知もしくは音による温度読取時期の
報知を行い、 の音による温度値の告知もしくは音
による温度読取時期の報知を行つた後、のそれぞれの
時間に対応して10秒経過後に、再度音による温度値の
告知もしくは音による温度読取時期の報知を行うことが
可能になる。
【0048】更に、第1実施例と第3実施例とを組み合
わせることも可能であり、各実施例による制御を複数の
モードとして内蔵して、操作部17で切り換えるように
しても良い。
【0049】尚、上記各実施例のフローチヤートは発音
機能についての処理の流れであり、オートパワーOF
F,表示その他の処理については省略している。例え
ば、所定値以上の温度下降がある場合、表示を固定して
所定値以上の下降があつた時点から所定時間経過後に自
動的に電源が切れる等の機能を搭載してもよい。
【0050】また、上記各実施例では、第2と第3の報
知時間を2分と5分、あるいは5分と8分30秒の2つ
を設定したが、この機能を省略してもよいし、また2つ
ではなく1つ以上いくつ設定してもよい。又、本例で設
定された値は一例であつて種々の値が選べ、実施例はこ
の限りではない。
【0051】以上各実施例のように最初の発音を行なう
ようにすると、検温部位への体温計の装着が不十分な
時、単位時間での温度上昇値が所定値より小さくなつた
最初の時点で発音を行なうと、平衡値に対して低い温度
値で発音してしまうことになり、平衡温に対する誤差が
大きくなつてしまい目安としての意味をなさなくなつて
しまうことを無くすことができ、平衡温に対する誤差が
小さくなる。
【0052】また、表示開始後あるいは最初の報知から
一定時間後に発音するようにして、発音時間をいくつか
設定することにより、有熱の有無の判定等のより迅速に
体温の値の目安を知りたいときと、微熱などのように正
確に体温を検温したい場合と、それぞれを満たす条件で
検温時期を知らせる発音機能を搭載することができ、両
方の用途に対応することができる。
【0053】また、各報知時点での報知の外に、所定時
間経過後に再度発音を行なう機能を設けることにより、
発音情報を聞き逃す確率が低下する。
【0054】本実施例では電子体温計について説明した
が、被測定物や被測定者の温度を測定する温度測定装置
一般に拡張できることは自明である。
【0055】
【発明の効果】本発明により、条件の異なる所望の温度
読取時期をそれぞれに識別可能に報知できる温度測定装
置を提供できる。
【0056】又、温度読取時期の報知に気付かずに看過
することのない温度測定装置を提供できる。
【0057】更に、体温が十分に上りきらないうちに間
違つた温度を読み取つてしまうことを無くした温度測定
装置を提供できる。
【0058】すなわち、起動手段の動作を所定の条件を
満足した時点から所定時間停止させるように、あるいは
起動手段の動作を前記起動条件判断手段による起動命令
が行なわれてから所定時間停止させるように構成したの
で、温度が平衡温度に十分近づかない時点での音による
温度値の告知および/または音による温度読取時期の報
知を防止できる。
【0059】又、迅速に体温の値の目安を知りたい時
は、1回目の音による温度値の告知および/または音に
よる温度読取時期の報知を採用し、微熱などのように正
確な体温を知りたいときは、2回目以降の音による温度
値の告知および/または音による温度読取時期の報知を
採用するようにして、両方の用途に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の電子体温計の構成を示すブロツク図
である。
【図2】温度条件記憶部の内部構成例を示す図である。
【図3】計時時間記憶部の内部構成例を示す図である。
【図4】第1実施例,第2実施例で使用される温度条件
記憶部及び計時時間記憶部の具体的数値の一例を示す図
である。
【図5】
【図6】第1実施例の処理手順を示すフローチヤートで
ある。
【図7】第1実施例の処理結果の概略を示す図である。
【図8】本実施例における発音パターンを示す図であ
る。
【図9】
【図10】第2実施例の処理手順を示すフローチヤート
である。
【図11】第2実施例の処理結果の概略を示す図であ
る。
【図12】第3実施例,他の実施例で使用される温度条
件記憶部及び計時時間記憶部の具体的数値の一例を示す
図である。
【図13】
【図14】第3実施例の処理手順を示すフローチヤート
である。
【図15】第3実施例の処理結果の概略を示す図であ
る。
【図16】他の実施例の処理結果の概略を示す図であ
る。
【符号の説明】
10…CPU、10a…タイマ、11…ROM、12…
RAM、12a…温度条件記憶部、12b…計時時間記
憶部、13…温度検知部、13a…サーミスタ、14…
インターフエース、17…操作部、15…表示部、16
…音声発生部、121…表示開始条件、122…読取報
知条件、123…測定中止条件、125…読取許容時
間、126…再報知時間、127…第2読取時間、12
8…第3読取時間
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01K 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、所定の条件を満足した時点から、前記告知
    手段および/または報知手段を起動させる条件の判断を
    開始する起動条件判断手段と、該起動条件判断手段の判
    断に基づき、前記告知手段および/または報知手段を起
    動させる起動手段と、該起動手段の動作を前記所定の条
    件を満足した時点から所定時間停止させる動作停止手段
    とを備えることを特徴とする温度測定装置。
  2. 【請求項2】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、所定の条件を満足した時点から前記告知手
    段および/または報知手段を起動させる条件の判断を開
    始する起動条件判断手段と、該起動条件判断手段の判断
    に基づき、前記告知手段および/または報知手段を起動
    させる起動手段と、該起動手段の動作を前記起動条件判
    断手段による起動命令が行なわれてから所定時間遅延さ
    せる動作遅延手段とを備えることを特徴とする温度測定
    装置。
  3. 【請求項3】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度測定時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した値
    より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い時
    点でスタートするカウント手段と、該カウント手段のス
    タートから所定の時間が経過した後であつて、単位時間
    における温度上昇値が設定した値より小さくなつたとき
    に、1回目の音による温度値の告知および/または音に
    よる温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当該
    1回目の音による温度値の告知および/または音による
    温度読取時期の報知を行つた後であつて、かつ前記カウ
    ント手段のスタートから所定の時間が経過した後に、2
    回目以降の音による温度値の告知および/または音によ
    る温度読取時期の報知を行う第2の発音手段とを備える
    ことを特徴とする温度測定装置。
  4. 【請求項4】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度測定時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した値
    より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い時
    点でスタートするカウント手段と、該カウント手段のス
    タートから所定の時間が経過した後であつて、単位時間
    における温度上昇値が設定した値より小さくなつたとき
    に、1回目の音による温度値の告知および/または音に
    よる温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当該
    1回目の音による温度値の告知および/または音による
    温度読取時期の報知を終つてから所定の時間が経過した
    後に、2回目以降の音による温度値の告知および/また
    は音による温度読取時期の報知を行う第2の発音手段と
    を備えることを特徴とする温度測定装置。
  5. 【請求項5】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した値
    より小さくなつたときから所定の時間が経過した後に、
    1回目の音による温度値の告知および/または音による
    温度読取時期の報知を行う第1の発音手段と、当該1回
    目の音による温度値の告知および/または音による温度
    読取時期の報知から所定の時間が経過した後に、2回目
    以降の音による温度値の告知および/または音による温
    度読取時期の報知を行う第2の発音手段とを備えること
    を特徴とする温度測定装置。
  6. 【請求項6】 音による温度値の告知手段および/また
    は音による温度読取時期の報知手段を有する温度測定装
    置であつて、単位時間における温度上昇値が設定した値
    より大きくなり、かつその時の温度が設定値より高い時
    点でスタートするカウント手段と、単位時間における温
    度上昇値が設定した値より小さくなつたときから所定の
    時間が経過した後に、1回目の音による温度値の告知お
    よび/または音による温度読取時期の報知を行う第1の
    発音手段と、当該1回目の音による温度値の告知および
    /または音による温度読取時期の報知を行つた後であつ
    て、かつ前記カウント手段のスタートから所定の時間が
    経過した後に、2回目以降の音による温度値の告知およ
    び/または音による温度読取時期の報知を行う第2の発
    音手段とを備えることを特徴とする温度測定装置。
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