JP2973540B2 - アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法 - Google Patents
アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法Info
- Publication number
- JP2973540B2 JP2973540B2 JP3026578A JP2657891A JP2973540B2 JP 2973540 B2 JP2973540 B2 JP 2973540B2 JP 3026578 A JP3026578 A JP 3026578A JP 2657891 A JP2657891 A JP 2657891A JP 2973540 B2 JP2973540 B2 JP 2973540B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separator
- plate
- electrode group
- storage battery
- alkaline storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Cell Separators (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はアルカリ蓄電池用渦巻式
極板群の製造方法に関するものである。
極板群の製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来アルカリ蓄電池用渦巻式極板群を製
造するにあたっては、極板がセパレータに比べて硬質で
曲り難い為極板の捲き始め端部でセパレータを損傷する
ことがしばしばある。また極板の捲き始め付近では極板
が小さな曲率半径で捲かれる為、極板に亀裂が発生した
り活物質の脱落が生じたりして電池性能に悪影響を及ぼ
すとともに、その鋭い角によりセパレータが損傷するこ
とがある。これらの原因によりセパレータが損傷される
と内部短絡が惹起す問題があった。
造するにあたっては、極板がセパレータに比べて硬質で
曲り難い為極板の捲き始め端部でセパレータを損傷する
ことがしばしばある。また極板の捲き始め付近では極板
が小さな曲率半径で捲かれる為、極板に亀裂が発生した
り活物質の脱落が生じたりして電池性能に悪影響を及ぼ
すとともに、その鋭い角によりセパレータが損傷するこ
とがある。これらの原因によりセパレータが損傷される
と内部短絡が惹起す問題があった。
【０００３】そこで上記問題を解決する為に特公昭５７
−１７３５２号公報に示されたように２枚のセパレータ
を相対向する方向から引き出し、これらを重ねて２重層
部分を捲き始め付近に設けるという方法が採用されてい
た。
−１７３５２号公報に示されたように２枚のセパレータ
を相対向する方向から引き出し、これらを重ねて２重層
部分を捲き始め付近に設けるという方法が採用されてい
た。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記従来
の方法では、２枚のセパレータを相対向する方向から引
き出して正確に重ね合わせることが非常に難しく、重ね
合わせ部にずれが生じると捲回中に捲きずれを生じてセ
パレータにしわが寄ったり、仕上りの極板群の径が大き
くなって電池缶に収納できなくなったりする欠点があっ
た。さらにこの方法では極板群の捲心に極板を保護しな
い無駄な２重層部分が存在し、２重層部分を設けない場
合に比べて捲心の径が大きくなる。このことは電池の高
容量化を阻害する原因となっている。
の方法では、２枚のセパレータを相対向する方向から引
き出して正確に重ね合わせることが非常に難しく、重ね
合わせ部にずれが生じると捲回中に捲きずれを生じてセ
パレータにしわが寄ったり、仕上りの極板群の径が大き
くなって電池缶に収納できなくなったりする欠点があっ
た。さらにこの方法では極板群の捲心に極板を保護しな
い無駄な２重層部分が存在し、２重層部分を設けない場
合に比べて捲心の径が大きくなる。このことは電池の高
容量化を阻害する原因となっている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は陽極板，陰極板
をセパレータを介して渦巻状に捲回してなる極板群にお
いて、陽極板，陰極板のいずれか一方の極板の捲き始め
部分を、熱溶着した補助セパレータで覆い捲回したもの
である。
をセパレータを介して渦巻状に捲回してなる極板群にお
いて、陽極板，陰極板のいずれか一方の極板の捲き始め
部分を、熱溶着した補助セパレータで覆い捲回したもの
である。
【０００６】
【作用】極板の捲き始め部分に補助セパレータを熱溶着
して覆うことにより極板の端部によるセパレータの損傷
や極板の亀裂によるセパレータの損傷を防止し、さらに
活物質の脱落を防止することができる。
して覆うことにより極板の端部によるセパレータの損傷
や極板の亀裂によるセパレータの損傷を防止し、さらに
活物質の脱落を防止することができる。
【０００７】
【実施例】図１は陽極板１に補助セパレータ２を熱溶着
した状態を示すものである。本実施例で用いた補助セパ
レータ２はポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポ
リプロピレンとポリエチレンの複合繊維からなる不織布
である。陽極板１に補助セパレータ２を熱溶着する際に
ポリエチレン繊維が溶けて陽極板１に溶着するものであ
り、ポリプロピレン繊維は熱による影響は受けない。本
実施例での溶着態様は、陽極板１に補助セパレータ２を
あててその上からテフロンシートで被覆した熱板を押し
あてて溶着するものであり、溶着温度は１３０〜１５０
℃で、その処理時間は１０〜３０秒である。
した状態を示すものである。本実施例で用いた補助セパ
レータ２はポリプロピレン繊維、ポリエチレン繊維、ポ
リプロピレンとポリエチレンの複合繊維からなる不織布
である。陽極板１に補助セパレータ２を熱溶着する際に
ポリエチレン繊維が溶けて陽極板１に溶着するものであ
り、ポリプロピレン繊維は熱による影響は受けない。本
実施例での溶着態様は、陽極板１に補助セパレータ２を
あててその上からテフロンシートで被覆した熱板を押し
あてて溶着するものであり、溶着温度は１３０〜１５０
℃で、その処理時間は１０〜３０秒である。
【０００８】このようにして補助セパレータ２を熱溶着
した陽極板１を用いて陰極板３、セパレータ４と共に捲
回して得られる本発明品をＡとする。比較として従来の
方法により捲回して得られる極板群をＢ、２重層を設け
ずに捲回して得られる極板群をＣとする。
した陽極板１を用いて陰極板３、セパレータ４と共に捲
回して得られる本発明品をＡとする。比較として従来の
方法により捲回して得られる極板群をＢ、２重層を設け
ずに捲回して得られる極板群をＣとする。
【０００９】図２に本発明品の捲き始め部分の断面図を
示す。表１に本発明Ａ、従来の極板群Ｂ、２重層なし極
板群Ｃをそれぞれ１０万個捲回した時の内部短絡不良率
および捲きずれ不良率を示した。
示す。表１に本発明Ａ、従来の極板群Ｂ、２重層なし極
板群Ｃをそれぞれ１０万個捲回した時の内部短絡不良率
および捲きずれ不良率を示した。
【００１０】
【表１】
【００１１】上記表１に示した様に本発明品Ａは、内部
短絡不良については従来の極板群Ｂに比べ、補助セパレ
ータ２を陽極板１に熱溶着したことにより活物質の脱落
が防止できたことにより不良率は半減した。また捲きず
れ不良については補助セパレータ２を陽極板１に熱溶着
して固定化させる方法により２重層部分を設けたので捲
きずれは発生しなかった。このように捲芯部分に無駄な
２重層部分がないために、電池の高容量化を阻害するこ
ともなくなる。
短絡不良については従来の極板群Ｂに比べ、補助セパレ
ータ２を陽極板１に熱溶着したことにより活物質の脱落
が防止できたことにより不良率は半減した。また捲きず
れ不良については補助セパレータ２を陽極板１に熱溶着
して固定化させる方法により２重層部分を設けたので捲
きずれは発生しなかった。このように捲芯部分に無駄な
２重層部分がないために、電池の高容量化を阻害するこ
ともなくなる。
【００１２】なお上記実施例では、陽極板１に補助セパ
レータ２を熱溶着したが陰極板３に補助セパレータ２を
熱溶着してもよいことは勿論である。
レータ２を熱溶着したが陰極板３に補助セパレータ２を
熱溶着してもよいことは勿論である。
【００１３】
【発明の効果】上述せる如く本発明によれば、極板端部
によるセパレータの損傷、極板の亀裂によるセパレータ
の損傷を防ぐとともに、極板にセパレータを熱溶着する
為に活物質の脱落を防ぐことができ内部短絡による不良
を減少させることができる。また捲回中におけるセパレ
ータのずれによる捲きずれを無くすことができる。さら
に捲心部分の無駄な２重層部分を無くすことができる等
工業的価値甚だ大なるものである。
によるセパレータの損傷、極板の亀裂によるセパレータ
の損傷を防ぐとともに、極板にセパレータを熱溶着する
為に活物質の脱落を防ぐことができ内部短絡による不良
を減少させることができる。また捲回中におけるセパレ
ータのずれによる捲きずれを無くすことができる。さら
に捲心部分の無駄な２重層部分を無くすことができる等
工業的価値甚だ大なるものである。
【図１】本発明で補助セパレータを溶着した極板であ
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は断面図である。
り、（ａ）は平面図、（ｂ）は断面図である。
【図２】本発明により得られた渦巻式極板群の捲き始め
部分の断面図である。
部分の断面図である。
１は陽極板、２は補助セパレータ、３は陰極板、４はセ
パレータ。
パレータ。
Claims (1)
- 【請求項１】 陽極板，陰極板をセパレータを介して渦
巻状に捲回してなる極板群であって、陽極板，陰極板の
いずれか一方の極板の捲き始め部分に溶融温度の異なる
２種以上の繊維にて構成される補助セパレータを熱溶着
することを特徴とするアルカリ蓄電池用渦巻式極板群の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3026578A JP2973540B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3026578A JP2973540B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04267072A JPH04267072A (ja) | 1992-09-22 |
| JP2973540B2 true JP2973540B2 (ja) | 1999-11-08 |
Family
ID=12197436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3026578A Expired - Lifetime JP2973540B2 (ja) | 1991-02-21 | 1991-02-21 | アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2973540B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9608247B2 (en) | 2013-04-26 | 2017-03-28 | Gs Yuasa International Ltd. | Energy storage device including spiral electrode group with reinforced separator |
| WO2022103227A1 (ko) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극 조립체 및 이를 포함하는 이차전지 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6082616B2 (ja) * | 2013-02-14 | 2017-02-15 | 湘南Ｃｏｒｕｎ Ｅｎｅｒｇｙ株式会社 | アルカリ蓄電池 |
-
1991
- 1991-02-21 JP JP3026578A patent/JP2973540B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9608247B2 (en) | 2013-04-26 | 2017-03-28 | Gs Yuasa International Ltd. | Energy storage device including spiral electrode group with reinforced separator |
| WO2022103227A1 (ko) * | 2020-11-16 | 2022-05-19 | 주식회사 엘지에너지솔루션 | 전극 조립체 및 이를 포함하는 이차전지 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04267072A (ja) | 1992-09-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5034135B2 (ja) | 電池およびその製造方法 | |
| JP6260608B2 (ja) | 渦状電極、渦状電極の製造方法 | |
| JP2003092100A (ja) | 積層型電池 | |
| JP7448357B2 (ja) | 二次電池 | |
| JP2007250319A (ja) | 積層型電池 | |
| JP6163847B2 (ja) | 二次電池 | |
| JP2973540B2 (ja) | アルカリ蓄電池用渦巻式極板群の製造方法 | |
| JP3379282B2 (ja) | 電池用電極体の製造装置および製造方法 | |
| JP4860181B2 (ja) | フィルム外装型電池 | |
| JP3733403B2 (ja) | 電極捲回型電池 | |
| JPH10125335A (ja) | 渦巻状電極を備えた電池およびその製造方法 | |
| JPH10106588A (ja) | 角形電池の製造方法 | |
| JP7109233B2 (ja) | 電気化学デバイスの製造方法 | |
| US20190074551A1 (en) | Electrode assembly for secondary battery and method for producing electrode assembly for secondary battery | |
| JPS6246953B2 (ja) | ||
| JP2008218196A (ja) | 非水電解質二次電池および非水電解質二次電池の製造方法 | |
| JPS6174267A (ja) | 電池用渦巻状極板群及びその製造方法 | |
| KR20230047439A (ko) | 배터리 및 배터리 팩 | |
| JP2508708B2 (ja) | 渦巻電極体の製造法 | |
| JPS5910537B2 (ja) | 円筒形蓄電池の製造法 | |
| JPS6139375A (ja) | 電池用渦巻電極体 | |
| JP2007305383A (ja) | 電池の製造方法 | |
| JP2002042859A (ja) | アルカリ二次電池及びその製造方法 | |
| JP2017208255A (ja) | 二次電池および二次電池の製造方法 | |
| JP2983732B2 (ja) | 電池用多層式セパレータ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 12 |