JP2973533B2 - 光学素子成形方法および成形用金型 - Google Patents

光学素子成形方法および成形用金型

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    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • C03B11/084Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor
    • C03B11/086Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses material composition or material properties of press dies therefor of coated dies
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C03B2215/02Press-mould materials
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガラス等の光学材料を金
型でプレス成形することによって光学素子を得るための
方法および金型そのものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガラスレンズを得るための金型と
して、超硬合金の母材上に炭化クロム、窒化クロム等の
クロム化合物によって表面層を形成し、この金型によっ
て不活性ガス雰囲気中でプレスを行うことが知られてい
る。
【0003】たとえば、特開昭62−87423号公報
や特開昭63−123822号公報では窒化クロムや炭
化クロムを表面層に用いることが開示されている。ま
た、特開平2−26841号公報では酸化クロムや酸炭
化クロムや酸窒化クロム等を表面層に用いた金型でアル
ゴンガス雰囲気中でプレスを行うことが開示されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、クロム化合物
は母材に対する密着性やガラスに対する離型性や硬度の
高さなどのバランスが良いのでよく用いられているが、
局所的な組成のばらつきのために金型上の温度分布が一
様でなく、特に高温では成形されたレンズの表面形状が
金型の表面形状と一致しなくなる可能性がある。
【0005】また、酸化、窒化によりあるいは繰り返し
プレスを行うことや高温高圧下でプレスを行うことによ
り組成のばらつきは一層大きくなるので、表面層に傷や
剥離が生じやすくなり、得られるレンズの品質が低下し
やすかった。
【0006】このため、従来は高温下や高圧下では、限
られた種類のガラスしかプレスができなかった。
【0007】また、炭化クロムについては高温下では空
気中の酸素や窒素にたとえ小量であっても過敏に反応す
るため金型の劣化が早く、同様の欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような従来のプレス
での制限をなくすために、本発明では表面層としてクロ
ム化合物ではなくクロム単体を用いることを第1の特徴
としている。また、クロムと他の金属特にコバルト、モ
リブデン、チタンとの合金を用いることを第2の特徴と
している。
【0009】
【作用】そして、このように化合物ではなくクロムの単
体を表面層として用いるために、組成のばらつきはな
く、金型上での温度分布は一様となるので、表面層に欠
陥が生じにくく高温高圧でも多数回のプレスが行える。
【0010】また、実験によればクロムと上にあげた金
属との合金も表面層に欠陥が生じにくく高温高圧下で多
数回のプレスが行える。
【0011】
【第1実施例】図1、2に本発明を適用したガラス成形
用プレス装置を示す。図1に示すように、金型1、2が
収まる成形室Cを密閉できるように箱体A、Bが設けら
れている。そして、この成形室Cには吸入管Dと排出管
Eとが接続されている。金型1、2について図2を用い
てさらに詳しく説明すると、上側の金型1は、直径20
mmで曲率半径55mmの凸面を有する超硬合金からな
る母材3と、母材3上にスパッタリングによって形成さ
れた膜厚0.5μmの単体クロムからなる表面層4とで
構成されている。下側の金型2も、同様に直径20mm
の平面を有し超硬合金からなる母材5と母材5上に設け
られた膜厚0.5μmのクロム表面層6とで構成されて
いる。そして金型1、2の表面粗さは最大0.030μ
mに抑えられている。
【0012】プレス時には、金型2上に直径15mmの
加熱されたBK7からなるガラスブランクGを置き、成
形室Cを密閉してから吸入管Dからアルゴンガスを注入
しながら排出管Eによって空気を抜き金型に悪影響を与
える酸素、窒素、水蒸気などを取り除く。そして、金型
1、2を650℃に加熱し圧力100Kg/cm2 でプ
レスし、有効径13mmの平凹レンズを得る。
【0013】実験によると、このプレスを5000サイ
クル繰り返しても、得られるレンズの形状はほとんど変
化せず、金型1、2の最大表面粗さも0.033μmに
とどまる。
【0014】また、BK7でなくSF6からなるガラス
ブランクから同形状のレンズを得る場合には、金型1、
2の温度を500°Cとすることにより3000回程度
まではレンズの形状はほとんど変化せず、表面粗さにも
大きな影響はない。LaK9からなるガラスブランクに
ついても金型温度を720°Cとすることにより問題な
く一定形状のレンズが得られる。
【0015】金型1、2は平凹レンズを得るために平凸
の組み合わせになっているが両方とも凸面にしたり両面
とも凹面にしたりあるいは非球面と球面の組み合わせに
したりしてもよい。
【0016】また、金型の母材には超硬合金でなくクロ
ムとなじみのよいステンレスなどの他の金属やセラミク
スなどを用いてもよい。さらに図3に示すように母材と
表面層との間にクロムや母材とのなじみのよい中間層を
設けてもよい。
【0017】図3の金型では上金型11は直径20mm
で曲率半径55mmの凸面を有する母材13上に中間層
17を設け、さらに中間層17の上に膜厚0.5μmの
クロム単体からなる表面層14がスパッタリングによっ
てコートされており下金型12についても母材15の表
面が平面であるという違いはあるのものの同様な中間層
18が設けられている。
【0018】
【第2実施例】第1実施例では表面層としてクロムの単
体を用いたが、実験によればクロムと特定の金属との合
金であっても同様の効果が得られることが判明した。
【0019】図1に示したものと同様の金型を用いて表
面層のみクロムに対して重量比で15%コバルトを含有
する合金を用いると、金型温度を670℃まで上げても
3000回程度までは金型の劣化なしに良好なレンズを
成形することができた。
【0020】同様に同重量比のモリブデンとの合金やチ
タンとの合金あるいはコバルト、モリブデン、チタンを
それぞれ5%づつ含有する合金であっても良好な結果が
得られた。
【0021】さらに、これら3種の金属の含有量の合計
が0.5〜20%の範囲では金型の劣化の程度は低かっ
た。
【0022】
【発明の効果】このように、表面層をクロム単体によっ
て形成された金型は、金型表面の劣化が起こりにくいた
め金型寿命が延び、熱伝導も常に一様であるために一定
形状の光学素子を得ることができる。
【0023】また、上に示したようなクロム合金を用い
れば表面硬度はクロム単体よりも高いのにかかわらず、
単体に近い耐久性が得られる。
【0024】さらに、金型交換の頻度が低くなるので交
換の手間もかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の金型を用いたプレス装置を説
明する説明図である。
【図2】 本発明の金型の構成を示す構成図である。
【図3】 金型の他の構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
母材: 3、5、13、15 表面層: 4、6、14、16
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 徳永 英男 (56)参考文献 特開 昭60−180926(JP,A) 特開 平1−115834(JP,A) 特開 平2−26841(JP,A) 特開 平3−16923(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C03B 11/00 C03B 40/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材上に表面層を有する光学素子成形用
    金型であって、母材を超硬合金、ステンレス、セラミク
    スのいずれかで構成するとともに、表面層をクロム単体
    で形成したことを特徴とする光学素子成形用金型。
  2. 【請求項2】 不活性ガス中で使用することを特徴とす
    る請求項1記載の光学素子成形用金型。
  3. 【請求項3】 母材上に直接表面層を形成したことを特
    徴とする請求項1記載の光学素子成形用金型。
  4. 【請求項4】 母材上に中間層を形成し、さらに中間層
    上に表面層を形成したことを特徴とする請求項1記載の
    光学素子成形用金型。
  5. 【請求項5】 母材上に表面層を有する光学素子成形要
    金型であって、母材を超硬合金、ステンレス、セラミク
    スのいずれかで構成するとともに、表面層をコバルト、
    モリブデン、チタンのうち少なくとも1つの金属とクロ
    ムの合金で形成したことを特徴とする光学素子成形用金
    型。
  6. 【請求項6】 クロムに対する上記3種の金属の含有量
    合計が0.5〜20%であることを特徴とする請求項5記載
    の光学素子成形用金型。
  7. 【請求項7】 不活性ガス中で使用することを特徴とす
    る請求項5記載の光学素子成形用金型。
  8. 【請求項8】 母材上に直接表面層を形成したことを特
    徴とする請求項5記載の光学素子成形用金型。
  9. 【請求項9】 母材上に中間層を形成し、さらに中間層
    上に表面層を形成したことを特徴とする請求項5記載の
    光学素子成形用金型。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれかの光学素子
    成形用金型を使用することを特徴とする光学素子成形方
    法。
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